JP3136989U - 装身具用装飾体 - Google Patents
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Abstract
【課題】見た目のお洒落と香りのお洒落の双方を楽しむことができ、しかも適度な香りを長時間楽しめる画期的な装身具用装飾体を提供する。
【解決手段】装着部1を挿通連結する挿通孔2aを有する本体部2は、香料液をしみ込ませる保水性部材3を収納する収納部4を有する中空形状に形成すると共に、複数の分割体2Aから成る構成とし、この複数の分割体2A同志を分離せしめることで前記収納部4が開放する,若しくは分割体2A同志をヒンジ部11を介して回動自在に連結しこの分割体2A同志を開放回動することで収納部4が開放するように構成し、この本体部2の一部に、前記収納部4内の保水性部材3にしみ込ませた香料液の香りを外部へ導出する香り導出部5を設けると共に、前記保水性部材3にしみ込ませた香料液が液相のまま前記香り導出部5を介して外部へ漏流することは阻止されるように前記保水性部材3の保水性を設定する。
【選択図】図1
【解決手段】装着部1を挿通連結する挿通孔2aを有する本体部2は、香料液をしみ込ませる保水性部材3を収納する収納部4を有する中空形状に形成すると共に、複数の分割体2Aから成る構成とし、この複数の分割体2A同志を分離せしめることで前記収納部4が開放する,若しくは分割体2A同志をヒンジ部11を介して回動自在に連結しこの分割体2A同志を開放回動することで収納部4が開放するように構成し、この本体部2の一部に、前記収納部4内の保水性部材3にしみ込ませた香料液の香りを外部へ導出する香り導出部5を設けると共に、前記保水性部材3にしみ込ませた香料液が液相のまま前記香り導出部5を介して外部へ漏流することは阻止されるように前記保水性部材3の保水性を設定する。
【選択図】図1
Description
本考案は、チェーンやリングなどの装着体に連結されて着用される装身具用の装飾体に関するものである。
従来から、首に下げるペンダント,手首や足首に付けるブレスレットやアンクレット,指に嵌めるファッションリングなど様々な形態の装飾具が提案されている(例えば特許文献1,2など)。これらは、装飾体を取り付けた例えばチェーンやリングなどの装着部を身に着けて、その見た目のお洒落を楽しむことができるものである。
また、見た目を楽しむお洒落だけでなく、香りを楽しむ香水も重要なお洒落のアイテムの一つと言える。
しかし、香水は肌に付ける量が多すぎると必要以上に香りが強くなってしまい、反対に肌に付ける量が少なすぎると香りの持続時間が少なく直ぐに香りが消失してしまうなど、適度な(ほのかな)香りを長時間楽しむことはなかなか難しい。
本考案は、上述した現状に鑑み、見た目のお洒落だけでなく香りも楽しむことができ、しかも適度な(ほのかな)香りを長時間楽しむことも容易に可能な画期的で商品価値の高い装身具用装飾体を提供することを課題とするものである。
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
チェーンやリングなどの装着部1に連結して着用する装身具用装飾体であって、前記装着部1を挿通連結する挿通孔2aを有する本体部2を備え、この本体部2は、香料液をしみ込ませる保水性部材3を収納する収納部4を有する中空形状に形成すると共に、複数の分割体2Aから成る構成とし、この本体部2を構成する複数の分割体2A同志を分離せしめることでこの中空形状の本体部2の前記収納部4が開放され,若しくはこの複数の分割体2A同志をヒンジ部11を介して回動自在に連結すると共にこの分割体2A同志を開放回動することで収納部4が閉塞状態から開放され、この開放した収納部4に前記保水性部材3を出し入れし得るように前記本体部2を構成し、この本体部2に、前記収納部4内の保水性部材3にしみ込ませた香料液の香りを外部へ導出する香り導出部5を設け、前記収納部4内に収納した保水性部材3にしみ込ませた香料液からの香りは前記香り導出部5から本体部2の外部へ導出でき、且つこの香料液が液体のまま前記香り導出部5から本体部2の外部へ漏流することは前記保水性部材3が香料液を保水することによって阻止し得るように前記本体部2を構成したことを特徴とする装身具用装飾体に係るものである。
また、前記香り導出部5は、前記本体部2の収納部4内からこの本体部2の外部へと通ずる導出孔5aをこの本体部2の所定箇所に形成して成る構成としたことを特徴とする請求項1記載の装身具用装飾体に係るものである。
また、前記本体部2に貫通形成した前記挿通孔2aの途中部とこの本体部2の前記収納部4とを連通する連通路6を本体部2に形成し、この連通路6と前記挿通孔2aとによって前記本体部2の収納部4内からこの本体部2の外部へと通ずる前記導出孔5aを構成したことを特徴とする請求項2記載の装身具用装飾体に係るものである。
また、前記本体部2は、少なくとも二体の前記分割体2A同士を互いに螺着及び螺脱自在に構成してこの二体の分割体2A同志を着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装身具用装飾体に係るものである。
また、前記本体部2は、少なくとも二体の前記分割体2A同志を互いに付き合わせると共にその付き合わせ面の端部を前記ヒンジ部11を介して枢着連結し、この二体の分割体2A同志を回動することで前記収納部4を開放回動及び閉塞回動し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装身具用装飾体に係るものである。
本考案は上述のように構成したから、着用者の好みの香料液をしみ込ませた保水性部材を本体部の収納部内に収納することで、前記香料液からの香りを収納部内から香り導出部を介して本体部の外部へ導出できる。
つまり、着用者は、装着部に連結した本体部の外観上の装飾性だけでなく、この本体部から導出される前記香料液からの香りを楽しむこともできる。
しかも、香料液を肌に直接付けるのではなく、本体部の収納部内の保水性部材に香料液をたっぷりとしみ込ませておくことができるので、その香りを長時間維持し、長時間楽しむことができる。更にこの香料液が液体のまま本体部の外部へと漏流することも前記保水性部材により保水・阻止できる。
その上、香料液からの香りは収納部内から香り導出部を介して本体部の外部へと導出させるので、例えばこの香り導出部を単に小さな孔に設計するなど、この香り導出部の設計次第で強すぎず適度な(ほのかな)香りが導出されるように構成することも容易に設計・実現可能である。
よって本考案は、香り適度な強さで長時間維持できるように構成でき、見た目のお洒落だけでなく香りのお洒落も極めて良好に楽しむことができる画期的で極めて商品価値の高い装身具用装飾体となる。
また、請求項2,3記載の考案においては、香り導出部を、シンプル構造ながら香料液からの香りを確実に本体部の外部へと導出できる構成としたから、より一層容易に且つ良好に本考案を実現できる実用性に秀れた装身具用装飾体となる。特に請求項3記載の考案においては、単に本体部の挿通孔の途中部とこの本体部の収納部とを連通する連通路を形成するだけで、装着部を挿通連結するための挿通孔が前記香り導出部の一部を兼ねることとなり、一層簡単且つ良好に本体部に香り導出部を形成できる。
また、請求項4記載の考案においては、本体部を構成する分割体同志をシンプルな螺着構造による着脱構造としたから、容易に製造可能にして簡単に分割体同志を着脱できる一層秀れた構成の装身具用装飾体となる。
また、請求項5記載の考案においては、少なくとも二体の分割体同志を枢着連結して成るシンプルな連結構造ながら、本体部の収納部の開閉(開放回動及び閉塞回動)構造を簡単に実現でき、容易に製造可能にして一層実用性に秀れた装身具用装飾体となる。
好適と考える本考案の実施形態(考案をどのように実施するか)を、図面に基づいて本考案の作用を示して簡単に説明する。
本考案は、チェーンやリングなどの装着部1に連結して着用する装身具用装飾体であり、例えばペンダント(装身具)のチェーン(装着部1)に連結するペンダントトップとして使用される装身具用装飾体である。
本体部2は、好みの装着部1を挿通連結できる挿通孔2aを有しており、この挿通孔2aに装着部1を挿通連結して装着部1に本体部2を連結し、着用できる。
本体部2は、収納部4を有する中空形状に形成すると共に複数の分割体2Aから成る構成であり、この本体部2を構成する複数の分割体2A同志を分離せしめることで本体部2の収納部4を開放できる。若しくは、本体部2を構成する複数の分割体2A同志をヒンジ部11を介して回動自在に連結すると共に、この分割体2A同志を開放回動することで収納部4を閉塞状態から開放できる。
いずれにしても、分割体2A同志を分離するか或いは回動することで簡単に本体部2の収納部4を開放でき、この開放された収納部4内に、香料液をしみ込ませる保水性部材3を出し入れできる。
即ち、前述のようにして開放した収納部4内に、好みの香料液をしみ込ませた保水性部材3を入れ、互いに分離した分割体2A同士を分離前の一体化した状態に復帰させる,若しくは開放回動した分割体2A同志を閉塞回動して収納部4を閉塞状態とすることで、本体部2の収納部4内に前記保水性部材3を収納できる。
このように収納部4内に収納した保水性部材3にしみ込ませた香料液からの香りを、香り導出部5から本体部2の外部へと導出できることとなる。
従って、本体部2を連結した装着部1を着用した着用者は、本体部2の外観上の装飾性だけでなく、香り導出部5から導出される香りをも楽しむことができることとなる。
また、単に本体部2の収納部4内に香料液を貯液するのではなく、香料液をしみ込ませた保水性部材3を収納部4内に収納する構成の為、香料液が液体のまま収納部4内から前記香り導出部5を通じて本体部2の外部へ漏流するといった心配もない(保水性部材3によって漏流は阻止される)。
香料液を肌に直接付ける場合、最初は香りが強く徐々にその香りが消失するから、香料液を付ける量が多ければ長時間香りを楽しめるものの香りが強すぎる場合があり、一方、付ける量が少なければ適度な(ほのかな)香りを楽しめるものの香りが長時間維持できない欠点がある。
この点、本考案は香料液からの香りを本体部2の収納部4内から香り導出部5を介して外部に導出させるので、この香り導出部5の設計次第で(例えば後述する実施例のようにこの香り導出部5を小さな孔などに設計すれば)、強すぎず適度な(ほのかな)香りが生ずるように構成することも容易に設計・実現可能である。また、単に肌の表面に香料液を付着させるのではなく、収納部4内に収納した保水性部材3に香料液をたっぷりとしみ込ませておくこともできる為、香りを長時間維持することも容易に可能となる。
従って本考案は、着用者の好みの香料液をしみ込ませた保水性部材3を本体部2の収納部4内に収納するだけで好みの香りを適度な強さで長時間楽しむことができ、見た目のお洒落と香りのお洒落の双方を良好に楽しむことができる画期的な装身具用装飾体となる。
本考案の具体的な実施例1について図面に基づいて説明する。
本実施例は、チェーンやリングなどの装着部1に連結して着用する装身具用装飾体であって、前記装着部1を挿通連結する挿通孔2aを有する本体部2を備え、この本体部2は、香料液をしみ込ませる保水性部材3を収納する収納部4を有する中空形状に形成すると共に、複数の分割体2Aから成る構成とし、この本体部2を構成する複数の分割体2A同志を分離せしめることでこの中空形状の本体部2の前記収納部4が開放されこの収納部4に前記保水性部材3を出し入れし得るように前記本体部2を構成し、この本体部2に、前記収納部4内の保水性部材3にしみ込ませた香料液の香りを外部へ導出する香り導出部5を設け、前記収納部4内に収納した保水性部材3にしみ込ませた香料液からの香りは前記香り導出部5から本体部2の外部へ導出でき、且つこの香料液が液体のまま前記香り導出部5から本体部2の外部へ漏流することは前記保水性部材3が香料液を保水することによって阻止し得るように前記本体部2を構成したものである。
以下、本実施例を具体的に説明する。
図示した通り、本実施例の本体部2は、外形状を全体視略楕円球状とし、内部に前記収納部4を有する中空形状に形成している。また図1に図示したように、本体部2は略楕円半球状の二体の分割体2Aから成る構成とし、この分割体2A同志を分離することで本体部2を高さ方向中央部を境に上下に二分割し得るように構成している。
この楕円半球状の分割体2Aは夫々凹溝部4Aを有する容器状に形成しており、この二体の分割体2Aを後述のように螺着して組み付けた際に互いの凹溝部4Aによって前記本体部2の収納部4を形成する構成である。
尚、本体部2の外形状は、図示した略楕円球状に限らず、例えば図5に図示した別例のように方形体形状などに形成しても良く、また例えば円柱状,雫形,楕円径,星型など外形状は様々設計すれば良く、いずれにしても内部に前記保水性部材3を収納する収納部
4を有する中空形状であればどのような外形状に設計しても良い。また三体以上の複数の分割体2Aから成る構成としても良い。
4を有する中空形状であればどのような外形状に設計しても良い。また三体以上の複数の分割体2Aから成る構成としても良い。
また、本体部2を構成する部材は、例えばプラスチック製や金属製,硝子製,セラミック製,その他様々採用でき、本実施例ではチタン製部材から成る構成とした。
また、前記本体部2は、前記二体の前記分割体2A同士を互いに螺着及び螺脱自在に構成してこの二体の分割体2A同志を着脱自在に構成している。
具体的には、図1,2に図示したように、略楕円半球状の二体の分割体2Aのうち一方(図1及び図2中,下位置)の分割体2Aの凹溝部4Aの開口縁部から延設状態に螺子部7を形成し、この螺子部7の周面には螺合部7aを形成している。これは、もう一方(図1及び図2中,上位置)の分割体2Aの凹溝部4A内に形成された螺着部8に着脱自在に螺合されるものである。
従って、図2に図示したように、前記螺着部8と螺合部7aとが螺合するように一方の分割体2Aの螺子部7をもう一方の分割体2A内に螺入操作することでこの二体の分割体2A同志を螺着し、反対にこの分割体2A同志を離反方向に螺動操作することでこの二体の分割体2A同志を螺脱して分離する構成である。即ち、一方の分割体2Aの螺合部7aともう一方の分割体2Aの螺着部8との螺着脱操作によって、本体部2を二体に分離・組み付けできる構成である。
本体部2の収納部4に収納する保水性部材3は、スポンジなど香料液を保水し得るものであればどのようなものでも良く、その形状もどのように設計しても良いが、図示した本実施例では、前記本体部2を構成する一方(螺入部7を延設した方)の分割体2Aの凹溝部4A内に合致嵌合し得る円筒状のスポンジを採用している。
また、この本体部2に形成する香り導出部5は、収納部4内からこの本体部2の外部へと通ずる導出孔5aをこの本体部2の所定箇所に形成して成る構成としている。
具体的には、本体部2に貫通形成した前記挿通孔2aの途中部とこの本体部2の前記収納部4とを連通する連通路6を本体部2に形成し、この連通路6と前記挿通孔2aとによって前記本体部2の収納部4内からこの本体部2の外部へと通ずる前記導出孔5aを構成している。即ち、本体部2には二体の楕円半球状の分割体2Aのうち、一方の分割体2Aの径小な先端寄り位置に左右貫通状態に孔を穿設し、この孔を、チェーンやリングなどを挿通連結する為の前記挿通孔2aとして構成している。そしてこの分割体2Aの凹溝部4Aの溝底部を挿通孔2aの途中部に連通して前記連通路6を形成し、この連通路6と前記挿通孔2aとにより前記香り導出部5の導出孔5aを構成したものである。
従って、本体部2の収納部4内から香料液の香りが前記連通路6及び挿通孔2aを通じて本体部2の外部に導出される。
また、収納部4内から香り導出部5を通じて強すぎず適度に(ほのかに)香りが導出されるように考慮し、図2に図示したように、香り導出部5を設けた前記分割体2Aの凹溝部4Aは溝底部近傍を先細り形状に形成し、その先細った径小な溝底部を前記挿通孔2aの途中部に連通することで、前記連通路6を径小に設定し、これにより香り導出量を適量に抑えた構成としている。
尚、本実施例では香り導出部5の導出孔5aを、連通路6と挿通孔2aとから成る構成としたが、これに限らず、例えば図4に図示した別例のように、前記挿通孔2aとは別に前記本体部2の外部からこの本体部2の収納部4に向けて直線的に導出孔5aを貫通形成した構成としても良い。
また、例えば図6及び図7に図示した別例のように、本体部2の高さ方向中間位置に導出孔5aを形成して成る構成としても良い。具体的には、図6に図示したように、略楕円半球状にして前記螺子部7を延設した一方の分割体2Aの前記螺子部7の基端部に左右に貫通孔9を形成し、もう一方の分割体2Aの凹溝部4Aの溝開口縁には複数の切り欠き部10を形成した構成とし、この貫通孔9と前記切り欠き部10とにより前記導出孔5aを形成した構成とする。この別例によれば、本体部2の収納部4内からの香料液の香りは、香り導出部5の導出孔5aとしての前記導出部貫通孔9及び切り欠き部10を通じて本体部2の外部へと確実に導出されることとなる。
他にも上述した本実施例と同様の香り導出作用を発揮し得るものであればどのように導出孔5aを形成しても良い。
しかし、図1及び図2に図示した本実施例のように、香り導出部5の導出孔5aを、連通路6と挿通孔2aとから成る構成とした場合、即ち装着部1を挿通連結する為の挿通孔2aが、香りを導出する導出孔5aの一部としての機能も兼ねる構成とした場合、この挿通孔2aを貫通形成した以外に、他の部位にわざわざ香りを導出するための孔を形成する必要が無い。
つまり、本体部2に無駄に多くの孔を形成する必要が無く、それだけ本体部2には装着部1を挿通連結するための挿通孔2aのみが孔穿設されたシンプルなデザインに設計することができる。そのように設計した場合、香りを導出する孔など形成されていないかのようなシンプルな外観を呈しながら、しかし確実に連通路6と挿通孔2aとを通じて収納部4内から香りを外部へと導出することができる秀れた構成となるという利点がある。
以上、本実施例は上述のように構成したから、本体部2を構成する一対の分割体2A同志を螺脱分離して収納部4を開放し、好みの香料液をしみ込ませた保水性部材3を分割体2Aの凹溝部4A内に配して分割体2A同志を螺着組み付けすることで、香料液をしみ込ませた保水性部材3を本体部2の収納部4内に収納できる。
この本体部2の一方の分割体2Aに貫通状態に形成した挿通孔2aに、例えばチェーンやリングなどの装着部1を挿通連結する、即ち例えば図3に図示したように、この本体部2の挿通孔2aにリングを挿通連結し、そのリングをブレスレットチェーンに連結するなどして、装着部1と共に本体部2を着用する。
これにより着用者は、本体部2の見た目の装飾性を楽しめることは勿論、前記本体部2の収納部4内から香り導出部5を通じて外部に導出される香りを楽しむことができる。
また、本体部2の挿通孔2aに挿通連結することでブレスレットやアンクレット,ペンダントなど様々な装身具用の装飾体として本実施例品を使用できる。
本実施例は、上述した実施例1の別例であって、本体部2を構成する複数の分割体2A同志を、ヒンジ部11を介して回動自在に連結すると共に、この分割体2A同志を開放回動することで収納部4が閉塞状態から開放されるように構成した別例である。
具体的には、図8に図示したように、前記本体部2は、二体の前記分割体2A同志を互いに付き合わせると共に、その付き合わせ面の端部を前記ヒンジ部11を介して枢着連結した構成としている。
更に具体的には、二体の分割体2Aはいずれも凹溝部4Aを有する方形箱状に構成すると共に、その開口側を互いに付き合わせた際に付き合わせ面が重合する形状に構成している。そしてこの互いの付き合わせ面の端部をヒンジ部11を介して枢着連結している。
従って、この二体の分割体2A同志を回動することで、本体部2の収納部4を開放回動及び閉塞回動できる。
また、一方(図8中,下位置)の分割体2Aは、凹溝部4Aを底深に形成し、前記保水性部材3全体をこの一方の分割体2Aの凹溝部4A内に収まるように溝深さを設定している。もう一方(図8中,上位置)の分割体2Aは、凹溝部4Aを底浅に形成しており、その上面部(凹溝部4Aの開放側と反対側の面)には、前記装着体1を挿通連結するための挿通孔2aを有する挿通部を突設しており、更にこの上面部には上下に貫通状態にして本体部2の収納部4内と外部とを連通する導出孔5aを形成して香り導出部5を設けた構成としている。
尚、この本体部2を構成する分割体2Aの形状は、図8に図示した方形箱状に限られるものでは無く、例えば上述した実施例1のように略楕円半球状に構成しても良いし、例えば図9に図示した別例のように、本体部2を構成する分割体2Aを夫々薄皿状に構成しても良く、その他どのような形状にも設計可能である。
その余は、実施例1と同様である。
尚、本実施例のように分割体2A同志をヒンジ部11を介して枢着連結する構成とした場合には、この分割体2A同志を閉塞回動させて収納部4を閉塞した状態を保持する何らかのロック機構を設けることが望ましい。具体的には、例えば分割体2A同志を閉塞回動方向に付勢する付勢手段をヒンジ部に設けたり、例えば分割体2A同志を閉塞回動し収納体4を閉塞した状態で、一方の分割体2Aに設けたバックルを他方の分割体2Aの外面部のバックル係止部に係止して分割体2A同志を閉塞保持する構成など、何らかのロック機構を設けることで分割体2A同志を閉塞状態に保持できる。但し、やはり上述した実施例1のように、分割体2A同志を着脱自在に螺合する構造とした場合には、このようなロック機構が不要でありシンプルな構成で分割体2A同志を簡単に螺着脱できるメリットが有る。
また、本考案は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 装着部
2 本体部
2a 挿通孔
2A 分割体
3 保水性部材
4 収納部
5 香り導出部
5a 導出孔
6 連通路
11 ヒンジ部
2 本体部
2a 挿通孔
2A 分割体
3 保水性部材
4 収納部
5 香り導出部
5a 導出孔
6 連通路
11 ヒンジ部
Claims (5)
- チェーンやリングなどの装着部に連結して着用する装身具用装飾体であって、前記装着部を挿通連結する挿通孔を有する本体部を備え、この本体部は、香料液をしみ込ませる保水性部材を収納する収納部を有する中空形状に形成すると共に、複数の分割体から成る構成とし、この本体部を構成する複数の分割体同志を分離せしめることでこの中空形状の本体部の前記収納部が開放され,若しくはこの複数の分割体同志をヒンジ部を介して回動自在に連結すると共にこの分割体同志を開放回動することで収納部が閉塞状態から開放され、この開放した収納部に前記保水性部材を出し入れし得るように前記本体部を構成し、この本体部に、前記収納部内の保水性部材にしみ込ませた香料液の香りを外部へ導出する香り導出部を設け、前記収納部内に収納した保水性部材にしみ込ませた香料液からの香りは前記香り導出部から本体部の外部へ導出でき、且つこの香料液が液体のまま前記香り導出部から本体部の外部へ漏流することは前記保水性部材が香料液を保水することによって阻止し得るように前記本体部を構成したことを特徴とする装身具用装飾体。
- 前記香り導出部は、前記本体部の収納部内からこの本体部の外部へと通ずる導出孔をこの本体部の所定箇所に形成して成る構成としたことを特徴とする請求項1記載の装身具用装飾体。
- 前記本体部に貫通形成した前記挿通孔の途中部とこの本体部の前記収納部とを連通する連通路を本体部に形成し、この連通路と前記挿通孔とによって前記本体部の収納部内からこの本体部の外部へと通ずる前記導出孔を構成したことを特徴とする請求項2記載の装身具用装飾体。
- 前記本体部は、少なくとも二体の前記分割体同士を互いに螺着及び螺脱自在に構成してこの二体の分割体同志を着脱自在に構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装身具用装飾体。
- 前記本体部は、少なくとも二体の前記分割体同志を互いに付き合わせると共にその付き合わせ面の端部を前記ヒンジ部を介して枢着連結し、この二体の分割体同志を回動することで前記収納部を開放回動及び閉塞回動し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の装身具用装飾体。
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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