JP3168816U - 吊下型の芳香具 - Google Patents

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Abstract

【課題】長時間、芳香機能を維持することができ、使用場所、使用目的等に合わせて外装部材の変更が可能で、しかも、芳香性液体の残量を容易に視認可能な芳香具を提供する。【解決手段】この吊下型の芳香具は、大別して、キャップ部材17、容器本体11、外装部材19、係止部材18からなっている。キャップ部材17の口金部材13は、容器本体11の開口11aに接着剤Aにより接合されており、この口金部材13には、着脱可能なように、蓋部材14が螺合されている。係止部材18が一体化させた外装部材19に芳香具本体を装着するには、キャップ部材17側を、外装部材19の下方から挿入し、係止部材18の係止孔18aをさらに挿通し、容器本体11の上端部が係止部材18に当接するまで挿入すると、容器本体11が外装部材19によってカバーされた状態となる。外装部材19を摘まんで、引き上げることにより、香水12の残量が視認可能となる。【選択図】図1

Description

本考案は、芳香具に関し、より詳しくは吊下型の芳香具の改良に関するものである。
香水は、通常、肌、下着、衣服等に直接着けて使用されている。しかし、香りは、時間の経過によって変化し、いつまでも香りが持続しないので、アトマイザー(香水を小分けして収納した容器)を携帯して必要に応じて着けている。
一方、香水をストラップやペンダントのような装身具に収納し、多数の小さな通気孔から香りを放散させるようにしたものが特開2011−30999号公報(特許文献1)に開示されている。
この特許文献1に記載された携帯用香水収容容器体は、スティック状の香水含有体と、それを収納する収納容器体とで構成されるもので、収納容器の一端部にネジ部を有し、他方端部にストラップやキーホルダーを取り付けて携帯できる様にし、該ネジ部に、カートリッジタイプの香水含有体が収納できる収納部を有した収納キャップをねじ込んで組み合わせ、その収納キャップの通気孔から香水を気散させて携帯用香水収納容器体としたものである。この携帯用香水収納容器体は、極めて単純な構成内容と香水の補充作業が場所と時間を選ばず簡単にできるもので、ネックレス仕様やイアリング仕様にも応用できる構造を有するものとしている。
しかしながら、このように、構成された特許文献1に記載の香水収納容器体の香水含有体には、液状の香水が含まれているので、収納部に多数穿設された通気孔を用いており、また、収納体のねじ部と、収納キャップのねじ部とは、単に粗いピッチのねじ同士で螺合されているため、香水含有体に浸み込まれた香水が初期の段階で通気孔や螺合部を介して浸み出る虞れがある。
このように、ペンダントから香水が漏洩し、その香水が肌に直接触れる場合は、人(体質)によっては皮膚がカブレたり、脱毛が生じたりする、という問題が生じる。
また、ペンダントから漏洩した香水が衣類に付着すると衣類にシミが生じるという問題を惹起する。
また、特許文献1の携帯用香水収納容器体は、こけしや将棋の駒などの土産物や置物とした収納容器についても応用し得ることが提案されている。
この場合も香水は、スティック状の香水含有体に含有させることが条件であるが、次のような難点がある。
第1に、スティック状の香水含有体は、使い捨てが前提となっており、コスト的に不利があること、第2に、香水の残量を確認する手段がないこと、第3に、スティック状の香水含有体は、容量が小さく香水液を充填したものに比べ、有効時間が短いこと、第4に、予め香水を含有させたカートリッジタイプの香水含有体は、放置しておくと香水が気化してしまうため、保存には、特別の保存容器に入れて密封しておく必要があり、使い勝手が悪く、しかも保存容器中に保存しておいても、一定の時間が経過すると、微量ずつ気化してしまう、という難点がある。
特開2011−30999号公報
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたもので、第1の目的とするところは、容器本体をカバーする装飾の異なる外装部材を適宜変えることにより、使用場所や使用目的、その日の気分等に合わせて、デザインを組み合わせて楽しむことができる吊下型の芳香具を提供することにあり、第2の目的とするところは、外装部材でカバーされているものの、所望に応じ容器本体内の芳香性液体の残量が容易に視認し得る吊下型の芳香具を提供することにあり、第3の目的とするところは、制約の少ない様々な素材、様々な形状の外装部材により、幅広いデザインを施すことが可能で、しかも量産化が可能であり、製造コストを低減し得る吊下型の芳香具を提供することにあり、第4の目的とするところは、長時間芳香機能を維持できると共に内部から芳香性液体が漏洩することを抑止可能で、直接衣服や肌に付着するのを的確に防止し得る吊下型の芳香具を提供することにある。
請求項1に記載した本考案に係る吊下型の芳香具は、上述した第1〜第4の目的を達成するために、
芳香を発する機能を備えた吊下型の芳香具において、
上端に開口を有し内容量を視認し得る有底円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口に取着され、前記容器本体内へ芳香性液体を注入し得ると共に、前記芳香性液体を微量ずつ放散させ得るキャップ部材とからなる芳香具本体と、
前記容器本体の外周よりも僅かに大きい内径を有する外装部材と、
前記キャップ部材の外径より大きく且つ前記容器本体の外径より小さい係止孔が形成され、前記外装部材の上端に一体に形成されまたは一体的に取着された係止部材とを備え、
前記芳香具本体を、前記外装部材の下方から内部に挿入し、前記キャップ部材を前記係止孔に挿通し、前記容器本体の上端部を前記係止部材と当接させることにより、前記容器本体を前記外装部材でカバーするように構成したことを特徴としている。
請求項2に記載した本考案に係る吊下型の芳香具は、上述した第1〜第4の目的を達成するために、
芳香を発する機能を備えた吊下型の芳香具において、
上端に開口を有し内容量を視認し得る有底円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口に取着され、前記容器本体内へ芳香性液体を注入し得ると共に前記芳香性液体を微量ずつ放散させ得るキャップ部材とからなる芳香具本体と、
前記容器本体の外周よりも僅かに大きい内径を有し、前記容器本体の長さより充分短い長さを有する有底状の下側外装部材と、
前記下側外装部材と同じ内径を有し、前記下側外装部材の長さを加えた長さが前記容器本体の長さと同程度となる長さを有する上側外装部材と、を具備し、
前記下側外装部材の内底部と前記容器本体の下底部とを互いに接合した状態において、前記上側外装部材を前記容器本体の外周上方から嵌入し、前記下側外装部材と当接させることにより、前記容器本体を前記上側外装部材と前記下側外装部材でカバーするように構成したことを特徴としている。
請求項3に記載した本考案に係る吊下型の芳香具は、上述した第1〜第4の目的を達成するために、
芳香を発する機能を備えた吊下型の芳香具において、
上端に開口を有し内容量を視認し得る有底円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口に取着され、前記容器本体内へ芳香性液体を注入し得ると共に前記芳香性液体を微量ずつ放散させ得るキャップ部材とからなる芳香具本体と、
前記容器本体の外周よりも僅かに大きい内径を有し、前記容器本体の長さより充分短い長さを有する有底状の下側外装部材と、
前記下側外装部材と同じ内径を有し、前記下側外装部材の長さを加えた長さが前記容器本体の長さと同程度となる長さを有する上側外装部材と、
前記下側外装部材と前記上側外装部材にそれぞれ一体に形成されまたは一体的に結合され、両外装カバー部材同士を着脱自在に連結するための一対の連結部材と、を具備し、
前記下側外装部材の内底部と前記容器本体の下底部とを互いに接合した状態において、前記上側外装部材を前記容器本体の外周上方から嵌入し、前記下側外装部材と結合された一方の連結部材と前記上側外装部材に結合された他方の連結部材とを離脱可能に連結することにより、前記容器本体を前記上側外装部材と前記下側外装部材でカバーするように構成したことを特徴としている。
請求項4に記載した本考案に係る吊下型の芳香具は、
前記キャップ部材は、小径筒状部と大径筒状部からなり前記小径筒状部の外周部は前記容器本体の前記開口に嵌合され且つ接着剤にて気密に固着され、前記小径筒状部の内周部には雌ねじ部が形成され、前記大径筒状部には外周から内周に達する第1の小孔が穿設されてなる口金部材と、
下端から中間に至る部分に空洞を有し下端側外周には雄ねじ部が形成され中間部には外周から前記空洞に達する第2の小孔が穿設され、上端側には前記下端側より大径の頭部が形成され、前記頭部には吊環、鎖等の吊り下げ具を連結する取付孔が穿設されてなる蓋部材とから構成されていることを特徴としている。
請求項5に記載した本考案に係る吊下型の芳香具は、
前記口金部材および前記蓋部材に穿設される前記第1の小孔および前記第2の小孔は、軸方向に互いにずらせて配置されていることを特徴としている。
請求項6に記載した本考案に係る吊下型の芳香具は、
種々の装飾を施してなる前記外装部材を複数個用意しておき、前記容器本体に適宜選択的に装着し得るように構成したことを特徴としている。
請求項7に記載した本考案に係る吊下型の芳香具は、
種々の装飾を施してなる前記下側外装部材および前記上側外装部材を複数個用意しておき、前記容器本体に適宜選択的に装着し得るように構成したことを特徴としている。
請求項8に記載した本考案に係る吊下型の芳香具は、
前記吊下型の芳香具は、チェーンその他の吊下げ紐に接続されたペンダントの機能を有することを特徴としている。
請求項9に記載した本考案に係る吊下型の芳香具は、
前記下側外装部材の内底部と前記容器本体の下底部とは、接着剤をもって接合してなることを特徴としている。
請求項10に記載した本考案に係る吊下型の芳香具は、
前記一対の連結部材の一方は、前記下側外装部材に一体に形成されまたは接着剤をもって接合してなり、端部にねじ部が形成され、前記連結部材の他方は、前記上側外装部材に一体に形成されまたは接着剤をもって接合してなり端部に前記ねじ部に螺合する螺合ねじ部が形成されていることを特徴としている。
請求項11に記載した本考案に係る吊下型の芳香具は、
前記上側外装部材は、二分割以上に分割可能なるように構成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の考案(以下、「本考案1」という)によれば、
芳香を発する機能を備えた吊下型の芳香具において、
上端に開口を有し内容量を視認し得る有底円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口に取着され、前記容器本体内へ芳香性液体を注入し得ると共に、前記芳香性液体を微量ずつ放散させ得るキャップ部材とからなる芳香具本体と、
前記容器本体の外周よりも僅かに大きい内径を有する外装部材と
前記キャップ部材の外径より大きく且つ前記容器本体の外径より小さい係止孔が形成され、前記外装部材の上端に一体に形成されまたは一体的に取着された係止部材とを備え、
前記芳香具本体を、前記外装部材の下方から内部に挿入し、前記キャップ部材を前記係止孔に挿通し、前記容器本体の上端部を前記係止部材と当接させることにより、前記容器本体を前記外装部材でカバーするように構成したことにより、
第1に、容器本体をカバーする装飾の異なる外装部材を適宜変えることにより、使用場所や使用目的、その日の気分等に合わせて、バリエーションを楽しむことができ、第2には、外装部材の交換が簡単に行い得ると共に容器本体内の芳香性液体の補充を容易に行うことができ、第3に、外装部材でカバーされているものの、所望時に容器本体内の芳香性液体の残量を容易に視認することができ、
第4に、外装部材は、その選択に制約が少なく、様々な素材、様々な形状、幅広いデザインを施すことができ、量産により製造コストの低減化を図ることができ、
第5に、長期間に亘り、芳香機能を維持することができると共に、内部から芳香性液体が漏洩することを抑止可能であり、直接衣服や肌に付着するのを確実に防止することができる。
また、請求項2に記載の考案(以下、「本考案2」という)によれば、
芳香を発する機能を備えた吊下型の芳香具において、
上端に開口を有し内容量を視認し得る有底円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口に取着され、前記容器本体内へ芳香性液体を注入し得ると共に前記芳香性液体を微量ずつ放散させ得るキャップ部材とからなる芳香具本体と、
前記容器本体の外周よりも僅かに大きい内径を有し、前記容器本体の長さより充分短い長さを有する有底状の下側外装部材と、
前記下側外装部材と同じ内径を有し、前記下側外装部材の長さを加えた長さが前記容器本体の長さと同程度となる長さを有する上側外装部材と、を具備し、
前記下側外装部材の内底部と前記容器本体の下底部とを互いに接合した状態において、前記上側外装部材を前記容器本体の外周上方から嵌入し、前記下側外装部材と当接させることにより、前記容器本体を前記上側外装部材と前記下側外装部材でカバーするように構成したことにより、
上記請求項1に記載の本考案1と同様の効果を奏するほか、本考案1に比べ使い勝手が良く、且つ外装部材が複数となる分、デザインの多様性を一層拡大させることができる。
また、請求項3に記載の考案(以下、「本考案3」という)によれば、
芳香を発する機能を備えた吊下型の芳香具において、
上端に開口を有し内容量を視認し得る有底円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口に取着され、前記容器本体内へ芳香性液体を注入し得ると共に前記芳香性液体を微量ずつ放散させ得るキャップ部材とからなる芳香具本体と、
前記容器本体の外周よりも僅かに大きい内径を有し、前記容器本体の長さより充分短い長さを有する有底状の下側外装部材と、
前記下側外装部材と同じ内径を有し、前記下側外装部材の長さを加えた長さが前記容器本体の長さと同程度となる長さを有する上側外装部材と、
前記下側外装部材と前記上側外装部材にそれぞれ一体に形成されまたは一体的に結合され、両外装カバー部材同士を着脱自在に連結するための一対の連結部材と、を具備し、
前記下側外装部材の内底部と前記容器本体の下底部とを互いに接合した状態において、前記上側外装部材を前記容器本体の外周上方から嵌入し、前記下側外装部材と結合された一方の連結部材と前記上側外装部材に結合された他方の連結部材とを離脱可能に連結することにより、前記容器本体を前記上側外装部材と前記下側外装部材でカバーするように構成したことにより、
上記本考案1および本考案2と同様の効果を奏するほか、本考案2に比べ、上側外装部材と下側外装部材の取付角度を一定にすることができ、延いては、上下外装のデザインの統一を図ることができる。
本考案の第1の実施の形態に係る吊下型の芳香具の全体構成を示す左側面縦断面図である。 本考案の第1の実施の形態〜第3の実施の形態に係る吊下型の芳香具に共通するキャップ部材を構成する蓋部材と口金部材の構成を示すもので、(a)は、蓋部材の外観構成を示す斜視図、(b)は、口金部材の外観構成を示す斜視図、(c)は、蓋部材を口金部材にねじ込んで、組み付けた状態のキャップ部材を示す斜視図である。 本考案の第1の実施の形態に係る吊下型の芳香具の製作手順を説明するためのもので、(a)は、外装部材と係止部材の組み付け前の外観構成を示す分解斜視図、(b)は、外装部材に係止部材を接合した状態を示す斜視図、(c)は、芳香具本体に外装部材を装着する前の状態を示す本考案の第1の実施の形態に係る吊下型の芳香具の外観の全体構成を示す分解斜視図、(d)は、芳香具本体に外装部材を装着した使用状態を示す斜視図である。 本考案の第2の実施の形態に係る吊下型の芳香具の全体構成を示す左側面縦断面である。 本考案の第2の実施の形態に係る吊下型の芳香具の製作手順を説明するためのもので、(a)は、下側外装部材と底板とを接合する前の状態を示す斜視図、(b)は、底板を下側外装部材に接合した状態を示す斜視図、(c)は、下側外装部材に容器本体を嵌入する前の状態を示す分解斜視図、(d)は、下側外装部材の内底部と容器本体の底面とを接合した状態を示す斜視図である。 図4に示す第2の実施の形態に係る吊下型の芳香具の使用方法を説明するためのもので、(a)は、上側外装部材を芳香具本体の容器本体に嵌合する前の状態を示す斜視図、(b)は、下側外装部材の上段に上側外装部材を積層した使用状態を示す斜視図である。 本考案の第3の実施の形態に係る吊下型の芳香具の全体構成を示す左側面縦断面図である。 図7に示す吊下型の芳香具の製作手順を示すもので、(a)は、下側外装部材の上下に接合される底板と雄ねじが形成された下側連結部材をそれぞれ分解した状態で示す斜視図、(b)は、下側外装部材の底面側に底板を、上面側に雄ねじが形成された上側連結部材を互いに接合した状態を示す斜視図、(c)は、下側外装部材の中に容器本体を嵌入する前の状態を示す斜視図、(d)は、下側外装部材の中に容器本体を嵌入し、両者を接合した状態を示す斜視図である。 図7に示す第3の実施の形態に係る吊下型の芳香具の使用方法を説明するためのもので、(a)は、上側外装部材と上側連結部材をそれぞれ分解して示す分解斜視図、(b)は、上側外装部材の底部に上側連結部材を接合した状態を示す斜視図、(c)は、図8の(d)に示す下側外装部材と一体化された芳香具本体に対し、上側外装部材を装着する前の状態を示す斜視図、(d)は、下側外装部材上に上側外装部材を連結部材を介して螺着した使用状態を示す斜視図である。
以下、本考案の第1〜第3の実施の形態について図面を参照して、本考案の吊下型の芳香具を詳細に説明する。
図1〜図3は、本考案の第1の実施の形態に係る吊下型の芳香具の構成を示している。
このうち、図1は、本考案の第1の実施の形態に係る吊下型の芳香具の全体構成を示す左側面縦断面図、図2は、本考案の第1の実施の形態〜第3の実施の形態に係る吊下型の芳香具に共通するキャップ部材を構成する蓋部材と口金部材の構成を示すもので、(a)は、蓋部材の外観構成を示す斜視図、(b)は、口金部材の外観構成を示す斜視図、(c)は、蓋部材を口金部材にねじ込んで、組み付けた状態のキャップ部材を示す斜視図、図3は、本考案の第1の実施の形態に係る吊下型の芳香具の製作手順を説明するためのもので、(a)は、外装部材と係止部材の組み付け前の外観構成を示す分解斜視図、(b)は、外装部材に係止部材を接合した状態を示す斜視図、(c)は、芳香具本体に外装部材を装着する前の状態を示す本考案の第1の実施の形態に係る吊下型の芳香具の外観の全体構成を示す分解斜視図、(d)は、外装部材を芳香具本体に装着した使用状態を示す斜視図である。
図1〜図3において、11は、上端に開口11aを有する有底状の容器本体であり、内部には、香水、アロマオイル等の芳香性溶液の一種である香水12を収容する。容器本体11は、この場合、ガラス(例えば、硼珪酸ガラス)で型を用いて成型されるが、プラスチック樹脂製であってもよく、内部の香水12の残容量が外部から視認できるように、透明または半透明のものを用いる。また容器本体11の形状は、有底円筒に形成されている。
以下、図1〜図3において、13は、容器本体11に組み付けられる口金部材であり、下半部は小径筒状部13aとされ、上半部は、小径筒状部13aより、その外径および内径とともに大きく形成された大径筒状部13bとされている。
小径筒状部13aの内周部には、雌ねじ部13cが形成されている。大径筒状部13bには、円筒中心軸に対し、直交する方向に、外周から内周に達する気化通気用の第1の小孔13dが穿設され、この第1の小孔13dの大きさは、0.5〜1.5mm程度とするが、この第1の小孔13dの数が2〜3口の場合はさらに小径の孔としてもよい。
大径筒状部13bの上端は、上面から底面に向かうにつれて小径となるような第1のテーパー面13eが、平滑面に形成されている。
14は、蓋部材であり、下端から中間に至る部分に円孔(下端が開口された有底の空洞)よりなる第1の空洞14aが形成されている。蓋部材14の下端側外周には、前記口金部材13の雌ねじ部13cと螺合(ねじ結合)するに適する雄ねじ部14bが形成されている。蓋部材14の中間部には、円筒体の外周から第1の空洞14aに達する気化通気用の第2の小孔14cが穿設されている。この第2の小孔14cは、第1の小孔13dと同程度の寸法とするが、複数設ける場合は、より小径としてもよい。
蓋部材14の上端側の頭部14dは、下半部より大径とされ、上面は、ほぼ球面(半球面)に近似した非球面形状を呈しており、その中心軸上に、中心軸に直交する方向の取付孔14eが穿設され、この取付孔14eには、図3(c)、(d)に示すような吊環(リング)15、チェーン16、吊紐等の吊り下げ具が挿通される。この蓋部材14の頭部14dの下面は、下方に行くにつれてその直径を減じるような平滑面である第2のテーパー面14fが形成されており、この第2のテーパー面14fと上述した口金部材13の第1のテーパー面13eとは、ほぼ同一の傾斜のテーパー面とされている。
このような構成よりなる容器本体11とキャップ部材17を構成する口金部材13と蓋部材14の組立要領について説明する。
先ず、容器本体11の開口11aの内周および口金部材13の小径筒状部13aの外周のいずれか一方、または双方に、そして、容器本体11の上面と口金部材13の大径筒状部13bの下面との間に接着剤を塗布し、小径筒状部13aを、開口11に嵌合し、その接着剤Aを固化させて、両面間を気密状に固着(接合)する。
次いで、または適時、所望の香水12(またはアロマオイル等)を、スポイト、注射針のような注入具を用いて、容器本体11の内部(空洞)に注入する。
然る後、蓋部材14の雄ねじ部14bを、口金部材13の雌ねじ部13cに螺合し、蓋部材14の第2のテーパー面14fが、口金部材13の第1のテーパー面13eに当接密着するまで、蓋部材14の頭部14dを回してねじ込んで、両者間を気密に圧着させる。
また、蓋部材14の取付孔14eに、図3(c)、(d)に示すように、吊環(リング)15を取り付け、さらにこの吊環15に長丈のチェーン16を挿通すれば、芳香機能を有する吊下型の芳香具本体が出来上がる。
このように構成された吊下型の芳香具本体は、気化された香水12が、蓋部材14の第1の空洞14a→第2の小孔14c→第2の空洞14g→第1の小孔13dを介して外部に放散される。
尚、図1および図2(a)、(b)、(c)において説明した口金部材13および蓋部材14については、本件考案者が先に登録実用新案第3144644号として提案した吊下型の芳香具に用いられているものと共通する。
上述のように構成されたキャップ部材17と容器本体11とからなる組立体を芳香具本体と称することとする。この芳香具本体の外側をカバーする(囲繞する)外装部材19について説明する。
外装部材19は、図1においては、係止部材18と一体化された状態で示してあるが、この実施の形態では、図3(a)に示すように、円筒状の外装部材19と係止部材18とは、別体に形成される。外装部材19は、容器本体11の外周に挿脱自在に嵌合し得るように、その内径を容器本体11の外径(外周)よりも僅かに大きい(例えば、0.5mm〜2mm)外形寸法とされるが、外形寸法および外形形状について、施すべきデザイン(形状、模様、色彩またはこれらの結合)によって、自由である。
一方、係止部材18は、円環(リング)状を呈し、内側の孔は、キャップ部材17(即ち、蓋部材14と口金部材13との集合体)の外径より大きく且つ容器本体11の外径より小さい係止孔18aが形成されている。この係止部材18の外径は、上述した外装部材19と同じである。
次に、このような構成よりなる外装部材19と係止部材18とは、外装部材19の上端面および係止部材18の下面のいずれか一方、または双方に接着剤Bを塗布し、係止部材18を外装部材19を当接し、接着剤Bを固化させて、図3(b)に示すように、両者間を接合する。使用に際しては、図3(c)に示すように、基端が吊環15に連結されたチェーン16を先に外装部材19および係止部材18の内空部を挿通し、チェーン16を引き出すことにより、吊環15およびキャップ部材17が係止部材18上に突出した状態となるが容器本体11の上端部(肩部)が係止部材18の下面に当接し、図1および図3(d)に示すように容器本体11の外周を外装部材19でカバーした状態となる。
このように構成された第1の実施の形態に係る吊下型の芳香具によれば、容器本体11に対し装飾の異なる種々の外装部材19を交換することができ、使用場所、使用目的、その日の気分等に合わせて、複数の外装部材19のうちから選択してバリエーションを楽しむことができる利点がある。
また、容器本体11内に香水12を充填する際には、外装部材19を装着した状態でも可能であり、また、外装部材19で容器本体11の香水の残量を確認するには、外装部材19を上方に引き上げるか、芳香具本体(容器本体11とキャップ部材17)を、外装部材19からその一部または香水12の液面が視認できる位置まで引き抜くことが可能である。
また、外装部材19は、その内空側は、容器本体11の外径に制約を受けるが外面側は、特段の制約がないため、様々な素材、例えば、陶器(陶磁器を含む)、金属、プラスチック、木、などを使用することができ、様々な形状、幅広いデザインを施すことができる。
また、上記のような蓋部材14、口金部材13からなるキャップ部材17によれば、長期間に亘り、芳香機能を維持することができると共に、内部から芳香性液体と漏洩することを抑止することが可能であり、直接衣服や肌に付着するのを確実に防止することができる。
次に、第2の実施の形態に係る吊下型芳香具について、主として、図4、図5および図6を用いて説明する。
このうち、図4は、本考案の第2の実施の形態に係る吊下型の芳香具の全体構成を示す左側面縦断面で、図5は、本考案の第2の実施の形態に係る吊下型の芳香具の製作手順を説明するためのもので、(a)は、下側外装部材と底板とを接合する前の状態を示す斜視図、(b)は、底板を下側外装部材に接合した状態を示す斜視図、(c)は、下側外装部材に容器本体を嵌入する前の状態を示す斜視図、(d)は、下側外装部材の内底部と容器本体の底面とを接合した状態を示す斜視図で、図6は、図4に示す第2の実施の形態に係る吊下型の芳香具の使用方法を説明するためのもので、(a)は、上側外装部材を芳香具本体の容器本体に嵌合する前の状態を示す斜視図、(b)は、下側外装部材の上段に上側外装部材を積層した使用状態を示す斜視図である。
この第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態に対し、キャップ部材17、容器本体11等については共通し、外装部材として、下側外装部材20と上側外装部材21の二つに分割した点、係止部材18の機能を無くし、下側外装部材20の底面に底板22を接合してなる点が異なっている。
下側外装部材20と上側外装部材21は、両端開口型の円筒体からなり、それぞれの内径寸法は、容器本体11の外径寸法より僅かに大きく、特に、上側外装部材21が、緩く嵌合し得る程度の寸法関係とする。底板22は、円板状を呈し、その外径は、下側外装部材20の外径寸法と略同じとする。
さて、この第2の実施の形態に係る芳香具の製作手順につき、図5(a)〜(d)を用いて説明する。
下側外装部材20の底面および底板22の上面のいずれか一方または双方に接着剤Cを塗布し、下側外装部材20に底板22を圧接して接着剤を固化させて、図5(b)に示すように、両者間を接合(固着)する。
このようにして一体化された下側外装部材20の内底面と、芳香具本体の容器本体11の底面のいずれか一方または双方に接着剤Dを塗布し、例えば、図5(c)に示すように、下側外装部材20を下に置き、芳香具の容器本体11を図5(d)に示すように、下側外装部材20の内空部内に挿入し且つ圧接し、その接着剤Dを固化させて、両者間を固着(接合)する。
このようにして製作された容器本体11と下側外装部材20のユニットの使用方法は、図6(a)に示すように、上側外装部材21の円孔にチェーン16を挿通し、吊環15、キャップ部材17、容器本体11を順に挿通し、上側外装部材21の底面が、下側外装部材20の上面と当接させることで、図6(b)に示すような使用状態となる。
この第2の実施の形態に係る吊下型の芳香具は、上述した第1の実施の形態に係る吊下型と同様の効果を奏するほか、特に、外装部材を、下側外装部材20と上側外装部材21に二分割したことにより、図板や形態を異にした上側外装部材21を複数種類、取揃えておき、上側外装部材21のみを交換して装着使用することで、より一層バリエーションの拡張を図ることができる。
次に、本考案の第3の実施の形態に係る吊下型の芳香具について、図7〜図9を用いて説明する。
図7は、本考案の第3の実施の形態に係る吊下型の芳香具の全体構成を示す左側面縦断面図、図8は、図7に示す吊下型の芳香具の製作手順を示すもので、(a)は、下側外装部材の上下に接合される底板と雄ねじが形成された一方の連結部材をそれぞれ分解した状態で示す斜視図、(b)は、下側外装部材の底面側に底板を、上面側に雄ねじ側の下側連結部材をそれぞれ、接合した状態を示す斜視図、(c)は、下側外装部材の中に容器本体を嵌入する前の状態を示す斜視図、(d)は、下側外装部材の中に容器本体を嵌入し、両者を接合した状態を示す斜視図、図9は、図7に示す第3の実施の形態に係る吊下型の芳香具の使用方法を説明するためのもので、(a)は、上側外装部材と上側連結部材をそれぞれ分解して示す分解斜視図、(b)は、上側外装部材の底部に上側連結部材を接合した状態を示す斜視図、(c)は、図8の(d)に示す下側外装部材と一体化された芳香具本体に対し、上側外装部材を装着する前の状態を示す斜視図、(d)は、下側外装部材上に上側外装部材を、連結部材を介して連結した使用状態を示す斜視図である。
この第3の実施の形態に係る吊下型の芳香具は、第2の実施の形態に係る吊下型の芳香具に対し、下側外装部材と上側外装部材との間に、連結部材を介挿した点が異なっている。
即ち、キャップ部材17を構成する口金部材13と蓋部材14、容器本体11、下側外装部材30、上側外装部材31、底板32等の構成は、基本的には第2の実施の形態と共通している。
そこで、第2の実施の形態と相違する構成部分について説明する。
下側外装部材30と上側外装部材31は、両端開口型の円筒体からなり、それぞれの内径寸法は、連結部材を設けたことにより、第2の実施の形態の場合より大きく設定され、容器本体11の外形寸法より余裕を持たせた寸法となっている。
底板32は、円板状を呈し、その外径は、下側外装部材30の外形寸法と略同じとする。
この第3の実施の形態に係る芳香具の製作手順につき、図8および図9を用いて説明する。
下側外装部材30の底面および底板32の上面のいずれか一方または双方に接着剤Cを塗布し、下側外装部材30に底板32を圧接して接着剤Cを固化させ、さらに下側外装部材30の上面および雄ねじ部33aが形成された下側連結部材33の下面のいずれか一方または双方に接着材Eを塗布し、下側外装部材30に下側連結部材33を圧接して接着剤Eを固化させて図8(b)に示すように一体化する。
このようにして、一体化された下側外装部材30の内底面と、容器本体11の底面のいずれか一方または双方に接着剤Dを塗布し、例えば、図8(c)に示すように、下側芳香具30を下に置き、芳香具の容器本体11を、下側外装部材30の内部に挿入し且つ圧接しその接着剤Dを固化させ、両者間を接合(固着)する。
一方、上側外装部材31の製作手順については、図9(a)に示すように、上側外装部材31の下面および雌ねじ部34a付きの上側連結部材34の上面のいずれか一方または双方に接着剤Fを塗布し、上側連結部材34に上側外装部材31を圧接し、接着剤Fを固化させて、図9(b)に示すように一体化する。
使用に際しては、図9(c)に示すように、上側外装部材31の内空部にチェーン16に始まり、吊環15、キャップ部材17、容器本体11の順に挿通し、上側外装部材31と一体の上側連結部材34の雌ねじ部34aを、下側外装部材30と一体の下側連結部材33の雄ねじ部33aにねじ込み連結する。この連結状態、即ち使用状態を、図9(d)に示す。
この第3の実施の形態に係る吊下型の芳香具は、第2の実施の形態に係る吊下型の芳香具と同様の効果を奏し得るが、特に、上側外装部材31を、下側外装部材30に対し、固定することができ、そのため、例えば、上側外装部材31の絵柄と、下側外装部材30の絵柄とが統一されたものであるとき、両者の絵柄を揃えることができる、という効果がある。
尚、本考案は、上述し且つ図面に示したものに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施をすることができる。
例えば、第1の実施例において、外装部材19と係止部材18とを接着剤Bにより接合した例を示したが、両者を同一材料で一体化させてもよい。
同様に、第2の実施の形態において、底板22を下側外装部材20に接着剤Cで接合した例を示したが、両者を同一の材料で一体化させてもよい。
また、同様に、第3の実施の形態において、底板32を下側外装部材30に接着剤Cにより接合した例を示したが、両者を同一材料で一体化させてもよい。
さらに、同様に、第3の実施の形態において、下側連結部材33を下側外装部材30に接着剤Eにより接合し、また、上側連結部材34を上側外装部材31に接着剤Fにより接着した例を示したが、下側連結部材33と下側外装部材30、上側連結部材34と上側外装部材31は、それぞれ同一材料により一体化(一体成型)してもよい。
また、下側連結部材33と、上側連結部材34との連結手段として、第3の実施の形態においては、雄ねじ部33aと雌ねじ部34aとのねじ結合による例を示したが、例えば、単に、下側外装部材30と上側外装部材31との連結角度位置を規制するだけであるならば、両外装部材30、31の当接部の一方に凹部を形成し、他方にこの凹部と係合する凸部を設ければよいし、両者を確実に連結するのであれば、例えば、いわゆるバヨネット結合のように、相対的に一定角度回転させて両者を結合するようにしてもよい。
11 容器本体
11a 開口
12 香水
13 口金部材
13a 小径筒状部
13b 大径筒状部
13c 雌ねじ部
13d 第1の小孔
13e 第1のテーパー面
14 蓋部材
14a 第1の空洞
14b 雄ねじ部
14c 第2の小孔
14d 頭部
14e 取付孔
14f 第2のテーパー面
14g 第2の空洞
15 吊環(リング)
16 チェーン(鎖)
17 キャップ部材
18 係止部材
19 外装部材
20 下側外装部材
21 上側外装部材
22 底板
30 下側外装部材
31 上側外装部材
32 底板
33 下側連結部材
34 上側連結部材

Claims (11)

  1. 芳香を発する機能を備えた吊下型の芳香具において、
    上端に開口を有し内容量を視認し得る有底円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口に取着され、前記容器本体内へ芳香性液体を注入し得ると共に、前記芳香性液体を微量ずつ放散させ得るキャップ部材とからなる芳香具本体と、
    前記容器本体の外周よりも僅かに大きい内径を有する外装部材と
    前記キャップ部材の外径より大きく且つ前記容器本体の外径より小さい係止孔が形成され、前記外装部材の上端に一体に形成されまたは一体的に取着された係止部材とを備え、
    前記芳香具本体を、前記外装部材の下方から内部に挿入し、前記キャップ部材を前記係止孔に挿通し、前記容器本体の上端部を前記係止部材と当接させることにより、前記容器本体を前記外装部材でカバーするように構成したことを特徴とする吊下型の芳香具。
  2. 芳香を発する機能を備えた吊下型の芳香具において、
    上端に開口を有し内容量を視認し得る有底円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口に取着され、前記容器本体内へ芳香性液体を注入し得ると共に前記芳香性液体を微量ずつ放散させ得るキャップ部材とからなる芳香具本体と、
    前記容器本体の外周よりも僅かに大きい内径を有し、前記容器本体の長さより充分短い長さを有する有底状の下側外装部材と、
    前記下側外装部材と同じ内径を有し、前記下側外装部材の長さを加えた長さが前記容器本体の長さと同程度となる長さを有する上側外装部材と、を具備し、
    前記下側外装部材の内底部と前記容器本体の下底部とを互いに接合した状態において、前記上側外装部材を前記容器本体の外周上方から嵌入し、前記下側外装部材と当接させることにより、前記容器本体を前記上側外装部材と前記下側外装部材でカバーするように構成したことを特徴とする吊下型の芳香具。
  3. 芳香を発する機能を備えた吊下型の芳香具において、
    上端に開口を有し内容量を視認し得る有底円筒状の容器本体と、前記容器本体の前記開口に取着され、前記容器本体内へ芳香性液体を注入し得ると共に前記芳香性液体を微量ずつ放散させ得るキャップ部材とからなる芳香具本体と、
    前記容器本体の外周よりも僅かに大きい内径を有し、前記容器本体の長さより充分短い長さを有する有底状の下側外装部材と、
    前記下側外装部材と同じ内径を有し、前記下側外装部材の長さを加えた長さが前記容器本体の長さと同程度となる長さを有する上側外装部材と、
    前記下側外装部材と前記上側外装部材にそれぞれ一体に形成されまたは一体的に結合され、両外装カバー部材同士を着脱自在に連結するための一対の連結部材と、を具備し、
    前記下側外装部材の内底部と前記容器本体の下底部とを互いに接合した状態において、前記上側外装部材を前記容器本体の外周上方から嵌入し、前記下側外装部材と結合された一方の連結部材と前記上側外装部材に結合された他方の連結部材とを離脱可能に連結することにより、前記容器本体を前記上側外装部材と前記下側外装部材でカバーするように構成したことを特徴とする吊下型の芳香具。
  4. 前記キャップ部材は、小径筒状部と大径筒状部からなり前記小径筒状部の外周部は前記容器本体の前記開口に嵌合され且つ接着剤にて気密に固着され、前記小径筒状部の内周部には雌ねじ部が形成され、前記大径筒状部には外周から内周に達する第1の小孔が穿設されてなる口金部材と、
    下端から中間に至る部分に空洞を有し下端側外周には雄ねじ部が形成され中間部には外周から前記空洞に達する第2の小孔が穿設され、上端側には前記下端側より大径の頭部が形成され、前記頭部には吊環、鎖等の吊り下げ具を連結する取付孔が穿設されてなる蓋部材とから構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の吊下型の芳香具。
  5. 前記口金部材および前記蓋部材に穿設される前記第1の小孔および前記第2の小孔は、軸方向に互いにずらせて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の吊下型の芳香具。
  6. 種々の装飾を施してなる前記外装部材を複数個用意しておき、前記容器本体に適宜選択的に装着し得るように構成したことを特徴とする請求項1項に記載の吊下型の芳香具。
  7. 種々の装飾を施してなる前記下側外装部材および前記上側外装部材を複数個用意しておき、前記容器本体に適宜選択的に装着し得るように構成したことを特徴とする請求項2または3に記載の吊下型の芳香具。
  8. 前記吊下型の芳香具は、チェーンその他の吊下げ紐に接続されたペンダントの機能を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の吊下型の芳香具。
  9. 前記下側外装部材の内底部と前記容器本体の下底部とは、接着剤をもって接合してなることを特徴とする請求項2または3に記載の吊下型の芳香具。
  10. 前記一対の連結部材の一方は、前記下側外装部材に一体に形成されまたは接着剤をもって接合してなり、端部にねじ部が形成され、前記連結部材の他方は、前記上側外装部材に一体に形成されまたは接着剤をもって接合してなり端部に前記ねじ部に螺合する螺合ねじ部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の吊下型芳香具。
  11. 前記上側外装部材は、二分割以上に分割可能なるように構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の吊下型の芳香具。
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