JP3094654U - アンカーボルト支持装置 - Google Patents

アンカーボルト支持装置

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JP3094654U
JP3094654U JP2002007920U JP2002007920U JP3094654U JP 3094654 U JP3094654 U JP 3094654U JP 2002007920 U JP2002007920 U JP 2002007920U JP 2002007920 U JP2002007920 U JP 2002007920U JP 3094654 U JP3094654 U JP 3094654U
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宣昭 福田
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株式会社東海建商
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 相対向して立設された一対の型枠列を真直ぐ
な状態に保持すると共に、型枠列端部での両型枠列の直
角度を簡易かつ正確に実現することが可能なアンカーボ
ルト支持装置を提供する。 【解決手段】 アンカーボルト支持装置は、支持板部材
11と、連結板部材25とを備える。支持板部材は、一
対の長板部と一対の端板部14と中間板部15とを一体
で設けた枠板と、長板部の各外側縁に設けた複数の係止
片とを一体で有する。端板部14及び中間板部15に
は、アンカーボルトが挿通可能な挿通孔17が設けら
れ、端板部には、複数の連結孔が設けられる。連結板部
材25は、平坦な枠部26と、枠部の中間位置間を連結
する十字板部とを有し、各枠部に連結孔に合せた第2連
結孔28を設け、十字板部に第2挿通孔29を設け、枠
部の一辺を端板部に重ね合せて第2連結孔及び連結孔を
介して固定具により支持板部材11に固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、相対向して立設された一対の型枠列を一定間隔に保持すると共に、 その上面から鉛直方向に挿入配置されるアンカーボルトを支持するアンカーボル ト支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のアンカーボルト支持装置としては、例えば特許文献1に示すよ うに、基礎型枠の面板の上端に沿って嵌着される長手方向に沿って延びた一対の 固定枠と、固定枠間に架設されたプレートとを設け、対向して配置された型枠列 間の両端を固定枠で挟んで支持するものが知られている。また、この支持金具は 、長手方向両端で固定枠間に架設されたプレートから延びる連結片を用いて、型 枠列端部の直角形状の型枠部分で、両側の支持金具を連結片を一点で連結してい た。これにより、型枠列端部から互いに直角に延びる型枠列の直角を実現するこ とにより、ベース上に長方形に配列された型枠列の対角位置の位置精度を高めよ うとしている。
【0003】 しかし、この支持金具は、一対の固定枠に複数のプレートを固定する必要があ るため、組立ての手間が煩雑である。また、型枠列端部の直角形状の型枠部分で 、両側の支持金具を各連結片の一点で連結するものであるため、両支持金具の直 角が確保されず、したがって両型枠列を正確な直角度を維持して固定することが 困難であった。そのため、両側に延びる型枠列の直角を精度よく維持するために は、別途計測しながら型枠配列を是正する必要があり、型枠配列に非常に時間を 要すると共に、作業コストが高価になっていた。
【0004】 また、他のアンカーボルト支持装置としては、長尺状の枠板であって、互いに 所定距離を隔てて平行に長手方向に延びる一対の長板部と、長板部の長手方向両 端及び長手方向中間の少なくとも1箇所にて両者を連結する端板部とを一体で有 し、長板部に基礎型枠に固定するピン孔を設け、端板部にアンカーボルトを保持 する保持部材を設けたものが知られている(特許文献2参照)。しかし、この支 持金具は、型枠への固定を、ピン孔を通してボルト止め等により行わなければな らず、取り付けの手間が非常に煩雑である。また、この支持金具は、型枠列端部 の直角形状の型枠部分で互いに連結し合う構造を備えていないため、型枠端部に おいて両型枠列の正確な直角を維持して固定することはできなかった。そのため 、上記支持金具と同様、型枠配列に非常に時間を要すると共に、作業コストが高 価になるという問題がある。
【0005】
【特許文献1】 実開昭62−60639号公報(第1頁,第3図,第4図)
【特許文献2】 特開2000−54397号公報(第2頁,図11)
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記した問題を解決しようとするもので、相対向して立設された一 対の型枠列を真直ぐな状態に保持すると共に、型枠列端部での両型枠列の直角度 を簡易かつ正確に実現することが可能なアンカーボルト支持装置を提供すること を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案の構成上の特徴は、長尺板状であっ て、互いに所定距離を隔てて平行に長手方向に延びる一対の長板部と、一対の長 板部の長手方向両端にて両者を連結する一対の端板部と、一対の長板部の長手方 向中間の少なくとも1箇所にて両者を連結する中間板部とを一体で設けた枠板と 、一対の長板部の各外側縁に設けた係止部とを一体で有し、端板部及び中間板部 にそれぞれアンカーボルトが挿通可能な挿通孔を設けると共に、端板部に配列さ れた複数の連結孔を設け、相対向して立設された一対の型枠列の上端にて長手方 向に沿ってかつ一対の型枠列を跨いで配置されると共に係止部にて型枠列を挟む 支持板部材と、開口を有する平板であって、その外周縁側でかつ周方向に等間隔 な4箇所にそれぞれ連結孔に合せた複数の第2連結孔を設けると共に、アンカー ボルトが挿通可能な第2挿通孔を設けてなり、支持板部材の端板部に重ね合せて 第2連結孔及び連結孔を介して固定具により支持板部材に固定される連結板部材 とを備えたことにある。
【0008】 上記請求項1の考案においては、支持板部材は、相対向して立設された一対の 型枠列の長手方向に沿ってその上端に配置されると共に係止部にて対向する型枠 間を挟持することにより、型枠列に簡易に取り付けられると共に型枠列間の広が りを抑えて間隔を一定に保持することができる。さらに、連結板部材を支持板部 材の端板部に重ね合せて第2連結孔及び連結孔を介して固定具によって固定する ことにより、連結板部材が支持板部材に動かないように強固に固定される。そし て、連結板部材の対向する外周縁側の二箇所に、支持板部材がそれぞれ強固に固 定されることにより、支持板部材が一直線上に任意の長さで連結される。また、 連結板部材の外周縁側の直角をなす二箇所に、それぞれ支持板部材が固定される ことにより、支持板部材が正確に直角をなして連結される。このように、一対の 型枠列の上端に複数の支持板部材を連結板部材で連結して取り付けることにより 、長い型枠列の直線性が確保されると共に、直角に配置された一対の型枠列の直 角度が正確に得られる。
【0009】 また、請求項2の考案の構成上の特徴は、前記請求項1のアンカーボルト支持 装置において、係止部が、長板部の長手方向の複数箇所から突出して、長板部に 対して直角にかつ同一方向に折り曲げられた複数の小片からなることにある。こ のように、係止部が、長板部の長手方向の複数箇所から突出した小片であること により、型枠への嵌め合わせ、型枠からの取り外しの際に、型枠との引っ掛かり が少なくスムーズに行われるため、取り付け取り外し作業が簡易にされる。
【0010】 また、上記請求項3の考案の構成上の特徴は、長尺板状であって、互いに所定 距離を隔てて平行に長手方向に延びる一対の長板部と、一対の長板部の長手方向 両端にて両者を連結する一対の端板部と、一対の長板部の長手方向中間の少なく とも1箇所にて両者を連結する中間板部とを一体で設けた枠板と、一対の長板部 の各外側縁に設けた係止部とを一体で有し、端板部及び中間板部にそれぞれアン カーボルトが挿通可能な挿通孔を設けると共に、端板部に配列された複数の連結 孔を設け、相対向して立設された一対の型枠列の上端にて長手方向に沿ってかつ 一対の型枠列を跨いで配置されると共に係止部にて型枠列を挟む支持板部材と、 開口を有する正方形の平板の各辺側にそれぞれ連結孔に合せた複数の第2連結孔 を設けると共に、アンカーボルトが挿通可能な第2挿通孔を設け、平板の一辺側 を支持板部材の端板部に重ね合せて第2連結孔及び連結孔を介して固定具により 支持板部材に固定される連結板部材とを備えたことにある。
【0011】 上記請求項3の考案においては、支持板部材は、相対向して立設された一対の 型枠列の長手方向に沿ってその上端に配置されると共に係止部にて対向する型枠 間を挟持することにより、型枠列に簡易に取り付けられると共に型枠列間の広が りを抑えて間隔を一定に保持することができる。さらに、連結板部材の正方形の 一辺側を支持板部材の端板部に重ね合せて第2連結孔及び連結孔を介して固定具 によって固定することにより、連結板部材が支持板部材に動かないように強固に 固定される。そして、連結板部材の対向する二辺側に支持板部材がそれぞれ強固 に固定されることにより、支持板部材が一直線上に任意の長さで連結される。ま た、連結板部材の直角をなす二辺側にそれぞれ支持板部材が固定されることによ り、支持板部材が正確に直角をなして連結される。このように、一対の型枠列の 上端に複数の支持板部材を連結板部材で連結して取り付けることにより、長い型 枠列の直線性が確保されると共に、直角に配置された一対の型枠列の直角度が正 確に得られる。さらに、このアンカーボルト支持装置においては、連結板部材が 正方形であることにより、その任意の辺側を支持板部材の端板部に取り付けるこ とが可能になり、連結板部材の取り付け作業が簡易にされる。
【0012】 また、請求項4の考案の構成上の特徴は、前記請求項3に記載のアンカーボル ト支持装置において、係止部が、長板部の長手方向の複数箇所から突出して、長 板部に対して直角にかつ同一方向に折り曲げられた複数の小片からなることにあ る。このように、係止部が、長板部の長手方向の複数箇所から突出した小片であ ることにより、型枠への嵌め合わせ、型枠からの取り外しの際に、型枠との引っ 掛かりが少なくスムーズに行われるため、取り付け取り外し作業が簡易にされる 。
【0013】 また、請求項5の考案の構成上の特徴は、前記請求項1から4のいずれか1項 に記載のアンカーボルト支持装置において、支持板部材の対向する長板部間を跨 いで配設され、一部が長板部間に挿嵌されて対向する一対の型枠間を規定間隔に 保持する型枠間隔保持具を備えたことにある。このように、型枠間隔保持具を、 支持板部材の対向する長板部間を跨いで配設し、一部を長板部間に挿嵌させるこ とにより、対向する一対の型枠間を簡易に規定間隔に保持することができる。ま た、位置決め部材は、型枠間にコンクリートを打設した後に、簡単に取り外すこ とができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態について図面を用いて説明する。図1は実施形態 であるアンカーボルト支持装置を構成する支持板部材11を平面図、正面図及び 側面図により示したものであり、図2はアンカーボルト支持装置を構成する連結 板部材25を平面図により示したものである。
【0015】 支持板部材11は、プレス加工により形成された長尺で長方形の金属板からな り、長手方向及び幅方向に対称形状である長尺状の枠板12と、その幅方向の両 外側縁に設けた係止部である複数の係止片19とにより構成されている。枠板1 2は、互いに所定距離を隔てて平行に長手方向に延びる一対の長板部13と、長 手方向両端にて一対の長板部13間を連結する端板部14と、一対の長板部13 の長手方向中間位置にて両者を連結する中間板部15とを有しており、長板部1 3,端板部14及び中間板部15に囲まれた大きな長方形の一対の開口部12a を設けている。開口部12aは、コンクリートの打設及び打設状態を上から監視 するために用いられるものである。なお、中間板部15については、支持板部材 の長さに応じて一定間隔で複数本設けられる。枠板12の四隅は、長板部13と 端板部14を含めて三角形に切り欠かれている。
【0016】 端板部14は、長手方向の中間位置にて、幅方向の中央を中心とした3箇所に 連結用の連結孔16を設けている。また、端板部14は、連結孔16を挟んだ長 手方向両側の幅方向中央位置にアンカーボルトが挿通可能な一対の挿通孔17を 設けている。中間板部15は、幅方向中央位置にアンカーボルトが挿通可能な挿 通孔18を設けている。係止片19は、長板部13の両外側縁の長手方向複数位 置にて突出した長方形の小片であり、長板部13に対して直角にかつ同一方向に 折り曲げられて一体で設けられている。
【0017】 支持板部材11には、型枠間隔保持具21が併用される。型枠間隔保持具21 は、図3に示すように、長尺で長方形の金属板である基部22と、基部22の幅 方向一端にて長手方向両端側を除く中間部分を基部22に対して直角に折り曲げ た挿嵌部23とを一体で有している。基部22は、枠板12の幅をほぼ同一長さ である。挿嵌部23は、長手方向長さが上記両長板部13の内側縁間の長さ、す なわち型枠列の対向面間の寸法に等しくされている。
【0018】 連結板部材25は、正方形の平坦な金属板製の枠である枠部26と、枠部26 の対向する各辺部の内側縁の長手方向中間位置間をそれぞれ連結する十字状の十 字板部27とを有し、枠部26の内側に十字板部27によって仕切られた同一の 4つの正方形の開口26aを設けている。枠部26は、一辺の長さが、支持板部 材11の幅と同一寸法である。開口26aは、コンクリートの打設状態を上から 監視するために用いられるものである。枠部26の4つの各辺部には、長手方向 中央とその長手方向の両側の3箇所にそれぞれ3つの第2連結孔28を設けてい る。第2連結孔28は、支持板部材11の端板部14に設けた連結孔16に合せ て設けられている。十字板部27は、枠部26への付根近傍位置に、アンカーボ ルトが挿通可能な第2挿通孔29を設けている。また、十字板部27の中心位置 には、小孔である中心孔27aが設けられている。中心孔27aは、型枠列の直 線性や、直角度を計測するために用いられる。
【0019】 つぎに、上記アンカーボルト支持装置10の使用について説明する。 互いに対向して立設された型枠列31の上端に、支持板部材11は、枠板12 が相対向して立設された一対の型枠列31の長手方向に沿ってその上端に配置さ れ、係止片19にて対向する型枠列31間を挟持することにより、型枠列31に 簡易に取り付けられる。これにより、型枠列31間の広がりが抑えられ、その間 隔を一定に保持することができる。さらに、支持板部材11の上側から、型枠間 隔保持具21が、枠板12の長板部13間を跨いで配設され、その挿嵌部23が 長板部13間に挿嵌される。これにより、挿嵌部23が、対向する一対の型枠の 内側への倒れ込みを防いで、型枠間を規定間隔に保持することができる。
【0020】 つぎに、連結板部材25の平坦な枠部26の一辺が、支持板部材11の端板部 14に重ね合せされ、3個の第2連結孔28が連結孔16に位置合わせされ、ボ ルト等の固定具によって固定される。これにより、連結板部材25が支持板部材 11に動かないように固定される。そして、図4に示すように、連結板部材25 の枠部26の対向する二辺に支持板部材11がそれぞれ固定されることにより、 複数の支持板部材11が一直線上に任意の長さで連結される。このように、複数 の支持板部材11を連結板部材25で繋ぎ合せることにより、簡易に支持板部材 11の列が形成され、それにより直線上に配列された長い型枠列31が、曲るこ となく一直線に配列される。
【0021】 また、図5に示すように、連結板部材25の枠部26の互いに直角をなす二辺 に2つの支持板部材11が固定されることにより、両支持板部材11が正確に直 角をなして連結される。そのため、直角に配置された一対の型枠列31の直角度 が正確に確保される。これら支持板部材11の挿通孔17,18及び、連結板部 材25の第2挿通孔29にはアンカーボルト(図示しない)が挿通され、端板部 及び中間板部15,及び連結板部材25に支持されて、型枠間に垂下される。そ の後、型枠間にコンクリートが打設されて、アンカーボルトが埋め込まれたコン クリート基礎が形成される。
【0022】 以上に説明したように、本実施形態によれば、アンカーボルト支持装置10は 、支持板部材11により、型枠列31に簡易に取り付けられると共に型枠列31 間の広がりを抑えて間隔を一定に保持することができる。さらに、直線上に配置 された支持板部材11に連結板部材25を重ね合せて複数の第2連結孔28及び 連結孔16を介して固定具によって固定することにより、連結板部材25が支持 板部材11に動かないように強固に固定される。そのため、連結板部材25によ って複数の支持板部材11の配列の直線性あるいは直角に配置された支持板部材 11の直角度が正確に確保される。その結果、上記実施形態によれば、長い型枠 列31及び互いに直角部分を含む型枠列31に対して、その直線性及び直角度が 正確に確保され、精度のよい基礎コンクリートの打設が可能になる。
【0023】 また、連結板部材25は、枠部26が正方形であることにより、支持板部材1 1取り付け作業がいずれの辺でも良いように規格化されて、作業が簡易にされる 。さらに、係止片19が、長板部13の長手方向の複数箇所から突出した小片で あることにより、型枠への嵌め合わせや取り外しの際の抵抗が少ないため、作業 が簡易にされ、作業時間が短縮されると共に、作業コストが削減される。また、 型枠間隔保持具21を用いることにより、対向する一対の型枠間を簡易に規定間 隔に保持することができると共に、支持板部材11への取り付け取り外しが簡易 に行われる。
【0024】 また、型枠間隔保持具21Aの他の例として、図6に示すように、長尺で長方 形の基部22の長手方向両端に、基部22に対して直角にかつ挿嵌部23と同一 方向に折り曲げた係止部24を設けることもできる。これにより、一対の型枠列 31は、挿嵌部23と係止部24に挟まれるため、外側への倒れもより確実に防 止される。さらに、型枠間隔保持具については、上記実施形態に示した形状に限 らず、型枠の間隔を保持できるのであればよい。また、必要に応じて、型枠間隔 保持具を用いないようにすることも可能である。
【0025】 なお、上記実施形態に示した連結板部材については、開口部の形状は四角形に 限らず任意の形状でもよい。また、連結板部材については、場合によっては開口 部を無くした平板であってもよい。さらに、連結板部材については、正方形でな く辺の長さが異なる長方形とすることも可能であり、その他任意の多角形あるい は円形等の曲線形状であってもよい。その他、上記実施形態に示したアンカーボ ルト支持装置については一例であり、本考案の主旨を逸脱しない範囲で種々変更 して実施することが可能である。
【0026】
【考案の効果】
本考案によれば、支持板部材は、型枠列に簡易に取り付けられると共に型枠列 間の広がりを抑えて間隔を一定に保持することができる。さらに、直線上に配置 されあるいは互いに直角に配置された一対の支持板部材に連結板部材を重ね合せ て複数の第2連結孔及び連結孔を介して固定具によって固定することにより、連 結板部材が支持板部材に動かないように強固に固定される。その結果、本考案に おいては、連結板部材によって連結された複数の支持板部材の直線性あるいは直 角に連結された支持板部材の直角度が正確に確保され、それに伴い型枠列が直線 性及び直角度について精度よく配列される。
【0027】 また、連結板部材を正方形とすることにより、支持板部材への取り付け作業が 規格化されて簡易にされる。さらに、係止部が、長板部の長手方向の複数箇所か ら突出した小片であることにより、型枠への嵌め合わせや取り外し作業が簡易に され、作業時間が短縮される。また、型枠間隔保持具を用いることにより、対向 する一対の型枠間を簡易に規定間隔に保持することができると共に、支持板部材 への取り付け取り外しが簡易に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態であるアンカーボルト支持
装置を構成する支持板部材を示す平面図,正面図及び側
面図である。
【図2】同アンカーボルト支持装置を構成する連結板部
材を示す平面図である。
【図3】型枠間隔保持具の一例を示す斜視図である。
【図4】一対の支持板部材を連結板部材で直列に連結し
た状態を示す平面図である。
【図5】一対の支持板部材を連結板部材で互いに直角に
なるように連結した状態を示す平面図である。
【図6】型枠間隔保持具の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…アンカーボルト支持装置、11…支持板部材、1
2…枠板、13…長板部、14…端板部、15…中間板
部、16…連結孔、17,18…挿通孔、19…係止
片、21…型枠間隔保持具、23…挿嵌部、25…連結
板部材、26…枠部、27…十字板部、28…第2連結
孔、29…第2挿通孔、31…型枠列。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺板状であって、互いに所定距離を隔
    てて平行に長手方向に延びる一対の長板部と、該一対の
    長板部の長手方向両端にて両者を連結する一対の端板部
    と、該一対の長板部の長手方向中間の少なくとも1箇所
    にて両者を連結する中間板部とを一体で設けた枠板と、
    前記一対の長板部の各外側縁に設けた係止部とを一体で
    有し、前記端板部及び中間板部にそれぞれアンカーボル
    トが挿通可能な挿通孔を設けると共に、前記端板部に配
    列された複数の連結孔を設け、相対向して立設された一
    対の型枠列の上端にて長手方向に沿ってかつ該一対の型
    枠列を跨いで配置されると共に前記係止部にて該型枠列
    を挟む支持板部材と、 開口を有する平板であって、その外周縁側でかつ周方向
    に等間隔な4箇所にそれぞれ前記連結孔に合せた複数の
    第2連結孔を設けると共に、アンカーボルトが挿通可能
    な第2挿通孔を設けてなり、前記支持板部材の端板部に
    重ね合せて前記第2連結孔及び連結孔を介して固定具に
    より該支持板部材に固定される連結板部材とを備えたこ
    とを特徴とするアンカーボルト支持装置。
  2. 【請求項2】 長尺板状であって、互いに所定距離を隔
    てて平行に長手方向に延びる一対の長板部と、該一対の
    長板部の長手方向両端にて両者を連結する一対の端板部
    と、該一対の長板部の長手方向中間の少なくとも1箇所
    にて両者を連結する中間板部とを一体で設けた枠板と、
    前記一対の長板部の各外側縁に設けた該長板部の長手方
    向の複数箇所から突出すると共に該長板部に対して直角
    にかつ同一方向に折り曲げられた複数の小片からなる係
    止部とを一体で有し、前記端板部及び中間板部にそれぞ
    れアンカーボルトが挿通可能な挿通孔を設けると共に、
    前記端板部に配列された複数の連結孔を設け、相対向し
    て立設された一対の型枠列の上端にて長手方向に沿って
    かつ該一対の型枠列を跨いで配置されると共に前記係止
    部にて該型枠列を挟む支持板部材と、 開口を有する平板であって、その外周縁側でかつ周方向
    に等間隔な4箇所にそれぞれ前記連結孔に合せた複数の
    第2連結孔を設けると共に、アンカーボルトが挿通可能
    な第2挿通孔を設けてなり、前記支持板部材の端板部に
    重ね合せて前記第2連結孔及び連結孔を介して固定具に
    より該支持板部材に固定される連結板部材とを備えたこ
    とを特徴とするアンカーボルト支持装置。
  3. 【請求項3】 長尺板状であって、互いに所定距離を隔
    てて平行に長手方向に延びる一対の長板部と、該一対の
    長板部の長手方向両端にて両者を連結する一対の端板部
    と、該一対の長板部の長手方向中間の少なくとも1箇所
    にて両者を連結する中間板部とを一体で設けた枠板と、
    前記一対の長板部の各外側縁に設けた係止部とを一体で
    有し、前記端板部及び中間板部にそれぞれアンカーボル
    トが挿通可能な挿通孔を設けると共に、前記端板部に配
    列された複数の連結孔を設け、相対向して立設された一
    対の型枠列の上端にて長手方向に沿ってかつ該一対の型
    枠列を跨いで配置されると共に前記係止部にて該型枠列
    を挟む支持板部材と、 開口を有する正方形の平板の各辺側にそれぞれ前記連結
    孔に合せた複数の第2連結孔を設けると共に、アンカー
    ボルトが挿通可能な第2挿通孔を設け、該平板の一辺側
    を前記支持板部材の端板部に重ね合せて前記第2連結孔
    及び連結孔を介して固定具により該支持板部材に固定さ
    れる連結板部材とを備えたことを特徴とするアンカーボ
    ルト支持装置。
  4. 【請求項4】 長尺板状であって、互いに所定距離を隔
    てて平行に長手方向に延びる一対の長板部と、該一対の
    長板部の長手方向両端にて両者を連結する一対の端板部
    と、該一対の長板部の長手方向中間の少なくとも1箇所
    にて両者を連結する中間板部とを一体で設けた枠板と、
    前記一対の長板部の各外側縁に設けた該長板部の長手方
    向の複数箇所から突出すると共に該長板部に対して直角
    にかつ同一方向に折り曲げられた複数の小片からなる係
    止部とを一体で有し、前記端板部及び中間板部にそれぞ
    れアンカーボルトが挿通可能な挿通孔を設けると共に、
    前記端板部に配列された複数の連結孔を設け、相対向し
    て立設された一対の型枠列の上端にて長手方向に沿って
    かつ該一対の型枠列を跨いで配置されると共に前記係止
    部にて該型枠列を挟む支持板部材と、 開口を有する正方形の平板の各辺側にそれぞれ前記連結
    孔に合せた複数の第2連結孔を設けると共に、アンカー
    ボルトが挿通可能な第2挿通孔を設け、該平板の一辺側
    を前記支持板部材の端板部に重ね合せて前記第2連結孔
    及び連結孔を介して固定具により支持板部材に固定され
    る連結板部材とを備えたことを特徴とするアンカーボル
    ト支持装置。
  5. 【請求項5】 前記支持板部材の対向する長板部間を跨
    いで配設され、一部が長板部間に挿嵌されて対向する一
    対の型枠間を規定間隔に保持する型枠間隔保持具を備え
    たことを特徴とする前記請求項1から4のいずれか1項
    に記載のアンカーボルト支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106642022A (zh) * 2016-11-04 2017-05-10 苏州艾克威尔科技有限公司 一种用于光明灯的层间支撑件

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CN106642022A (zh) * 2016-11-04 2017-05-10 苏州艾克威尔科技有限公司 一种用于光明灯的层间支撑件

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