JP3074074U - 基礎型枠支持金具 - Google Patents

基礎型枠支持金具

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JP3074074U JP2000004116U JP2000004116U JP3074074U JP 3074074 U JP3074074 U JP 3074074U JP 2000004116 U JP2000004116 U JP 2000004116U JP 2000004116 U JP2000004116 U JP 2000004116U JP 3074074 U JP3074074 U JP 3074074U
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宣昭 福田
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株式会社東海建商
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 載置される基礎型枠の位置の安定性が確実か
つ安価に確保されると共に、基礎型枠間の異なった寸法
にも容易に対応できる基礎型枠支持金具を提供する。 【解決手段】 基礎型枠支持金具10は、同一平面内に
所定距離を隔てて互いに対向して配列された長方形の金
属板である一対の支持板11を備えている。両支持板に
は、金属棒を折り曲げて略山形に形成された支持棒部材
16が山形を形成する面が互いに対向するように配設さ
れて両端側にて該支持板に固定されている。支持棒部材
を跨って金属棒製の真直な連結支持部材20が水平に配
設され、各支持棒部材の山形部の頂部近傍位置にて各支
持棒部材に固定される。連結支持部材20の両支持棒部
材から外方への突出部分が、支持部21になっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一対の基礎型枠を一定間隔を保って立設させる基礎型枠支持金具に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の基礎型枠支持金具としては、例えば図15に示すように、金属 製の長方形の支持板1と、その長手方向両側に支持板1に垂直に固定されてそれ ぞれ長手方向に沿って逆U字状に配設された一対の載置部2と、各載置部2の相 対向する各内側垂直部2a間を水平に延びて連結する連結棒部3とを備えたもの が知られている。この基礎型枠支持金具は、連結棒部3上にそれに直交して水平 に延びる横鉄筋を配置させ、載置部2の一対の水平部2bにそれぞれ基礎型枠( 図示しない)を載置して立設し、これら一対の基礎型枠の上下端に両基礎型枠の 間を一定間隔に保持する型枠間隔保持具(図示しない)を取付けることにより固 定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の基礎型枠支持金具は、載置部2の基礎型枠を載置する水平 部2bに、基礎型枠を固定する機構が設けられていない。そのため、載置部2に 載置された基礎型枠の位置が不安定であり正確な位置決めのための手間が煩雑で あり、また載置部2から基礎型枠が外れ易いという問題もあった。また、この基 礎型枠支持金具は、載置部2の間隔が固定されているため、基礎型枠間の間隔が 異なる用途に応じて多種類の支持金具を用意する必要があり、非常に煩雑であっ た。さらに、この基礎型枠支持金具は、鉄筋設置前にベース上に載置しなければ ならず、鉄筋設置後には使用できないため、鉄筋設置作業に制限が加えられ、使 い勝手がよくなかった。
【0004】 本考案は、上記した問題を解決しようとするもので、載置される基礎型枠の位 置の安定性が確実かつ安価に確保されると共に、基礎型枠間の異なった寸法にも 容易に対応できる基礎型枠支持金具を提供することを目的とする。また、本考案 は、鉄筋の設置作業の前後のいずれに使用する場合にも容易に対応できる基礎型 枠支持金具を提供することを他の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の第1の構成上の特徴(請求項1に対応)は 、同一平面内に互いに対向すると共に離間して配設された一対の支持板と、金属 棒を折り曲げて略山形に形成された山形部を有し、山形部が前記一対の支持板に それぞれ垂直にかつ該山形を形成する面が互いに対向するように立設され、山形 部の両端側にて該支持板に固定された一対の支持棒部材と、真直な金属棒であっ て、一対の支持棒部材を跨って水平に配設されると共に各支持棒部材の山形部の 頂部近傍位置にて支持棒部材に固定されて、その外方に延びる一対の支持部を有 する連結支持部材とを備えた基礎型枠支持金具であって、一対の支持板がベース 上に載置された状態で、一対の基礎型枠が、それぞれ一対の支持部上に載置され ると共に支持棒部材に当接した状態で立設されることにある。
【0006】 これにより、一対の支持板がベース上に載置され、連結支持部材の両端側の支 持部上に支持棒部材の山形部の頂部側に当接した状態で一対の基礎型枠が立設さ れるので、基礎型枠が基礎型枠支持金具に位置決めされ、各々基礎型枠の間隔が 所定間隔に保たれる。また、この基礎型枠支持金具は、支持板と金属棒の曲げ加 工により形成された支持棒部材及び真直な金属棒である連結支持部材とを溶接等 により組み合わせればよいので、軽量でありかつ安価に形成できる。また、連結 支持部材が、真直な金属棒であるので、基礎型枠間の間隔の異なる用途にたいし ても、連結支持部材の支持棒部材への連結位置を変更するのみで容易に対応する ことができる。
【0007】 また、連結支持部材の一対の支持部には、少なくとも上側表面部分に滑り止部 を設けてもよい。これにより、載置された基礎型枠の移動を抑えることができ、 基礎型枠の位置決めを安定させることができる。
【0008】 さらに、一対の支持板と対で設けられて、支持板に対向してベース上に載置さ れるベース板と、支持板及びベース板のうちの少なくとも一方に該支持板とベー ス板との間の距離を調節する距離調節手段とを備え、一対の支持板がベース板を 介してベース上に載置された状態で、一対の基礎型枠が、それぞれ一対の支持部 上に載置されると共に支持棒部材に当接した状態で立設されることもできる。 これにより、距離調節手段によって支持板とベース板との間の距離を調節する ことができるので、ベースに凹凸があるような場合に、距離調節手段により容易 に各支持板を水平にすることができる。
【0009】 本考案の第2の構成上の特徴(請求項4に対応)は、同一平面内に互いに対向 すると共に離間して配設された一対の支持板と、金属棒を折り曲げて略山形に形 成された山形部を有し、山形部が一対の支持板にそれぞれ垂直にかつ山形を形成 する面が互いに対向するように立設され、山形部の両端側にて支持板に固定され た一対の支持棒部材と、金属棒製で同軸上に間隔を隔てて配置された一対の真直 部と、略U字状の金属棒であって一対の真直部の内端に一体で連結された中間部 とからなり、一対の支持棒部材を跨って中間部が支持棒部材間に配設されると共 に各支持棒部材の山形部の頂部近傍位置にて支持棒部材に固定されて中間部が支 持板に対して略垂直にかつ支持板に向けて伸びる連結支持部材とを備えた基礎型 枠支持金具であって、一対の支持板がベース上に載置された状態で、一対の基礎 型枠が、それぞれ一対の支持棒部材の外側にて一対の真直部上に載置されると共 に支持棒部材に当接した状態で立設されることにある。
【0010】 これにより、一対の支持板がベース上に載置され、連結支持部材の真直部の両 端側位置にて支持棒部材の山形部の頂部側に当接した状態で一対の基礎型枠が立 設されるので、基礎型枠が基礎型枠支持金具に位置決めされ、両基礎型枠の間隔 が所定間隔に保たれる。また、この基礎型枠支持金具は、支持板と金属棒の曲げ 加工により形成された支持棒部材及び連結支持部材とを溶接等により組み合わせ ればよいので、軽量でありかつ安価に形成できる。また、連結支持部材が、両端 に金属製の真直部を有しているので、基礎型枠間の間隔を変更する場合にも、支 持棒部材への連結位置を変更するのみで容易に対応することができる。さらに、 連結支持部材が略U字状の中間部を有していることにより、中間部に横鉄筋を挿 入できるので、ベース上に基礎型枠支持金具を載置した状態で、鉄筋の配置作業 を行う場合に便利である。
【0011】 また、連結支持部材の一対の支持棒部材より外側に突出した真直部には、少な くとも上側表面部分に滑り止部を設けてもよい。これにより、載置された基礎型 枠の移動を抑えることができ、基礎型枠の位置決めを安定させることができる。
【0012】 さらに、一対の支持板と対で設けられて、支持板に対向してベース上に載置さ れるベース板と、支持板及びベース板のうちの少なくとも一方に支持板とベース 板との間の距離を調節する距離調節手段を設けることもできる。 これにより、距離調節手段によって支持板とベース板との間の距離を調節する ことができるので、ベースに凹凸があるような場合に、距離調節手段により容易 に各支持板を水平にすることができる。
【0013】 本考案の第3の構成上の特徴(請求項7に対応)は、同一平面内に互いに対向 すると共に離間して配設された一対の支持板と、金属棒を折り曲げて略山形に形 成された山形部を有し、山形部が一対の支持板にそれぞれ垂直にかつ山形を形成 する面が互いに対向するように立設され、山形部の両端側にて支持板に固定され た一対の支持棒部材と、金属棒製で同軸上に間隔を隔てて配置された一対の真直 部と、一対の真直部の外端にて略直角にかつ同一方向に向いて設けられた係止部 と、略U字状の金属棒であって一対の真直部の内端に一体で連結されて係止部と 逆方向に延びた中間部とからなり、一対の支持棒部材を跨って中間部が支持棒部 材間に配設されると共に各支持棒部材の山形部の頂部近傍位置にて支持棒部材に 固定されて係止部が支持板に対して略垂直にかつ反対方向に伸びる連結支持部材 とを備えた基礎型枠支持金具であって、一対の支持板がベース上に載置された状 態で、係止部と支持棒部材先端部との間に各々基礎型枠が挿嵌されて立設される ことにある。
【0014】 これにより、一対の支持板がベース上に載置され、連結支持部材の両端位置に て係止部と支持棒部材の先端部に挟まれた状態で一対の基礎型枠が立設されかつ 保持されるので、基礎型枠が基礎型枠支持金具に位置決めされ、両基礎型枠の間 隔が所定間隔に保たれている。また、この基礎型枠支持金具は、支持板と金属棒 の曲げ加工により形成された支持棒部材及び連結支持部材とを溶接等により組み 合わせればよいので、軽量でありかつ安価に形成できる。さらに、連結支持部材 が略U字状の中間部を有していることにより、中間部に横鉄筋を挿入できるので 、ベース上に基礎型枠支持金具を載置した状態で、鉄筋の配置作業を行う場合に 便利である。
【0015】 さらに、一対の支持板と対で設けられて、支持板に対向してベース上に載置さ れるベース板と、支持板及びベース板のうちの少なくとも一方に支持板とベース 板との間の距離を調節する距離調節手段を設けることもできる。 これにより、距離調節手段によって支持板とベース板との間の距離を調節する ことができるので、ベースに凹凸があるような場合に、距離調節手段により容易 に各支持板を水平にすることができる。
【0016】 また、本考案において、連結支持部材における一対の支持棒部材への各固定部 分の外側近傍位置にて、連結支持部材に切断用切込みを設けてもよい。これによ り、コンクリート打設が完了し基礎型枠を取り外した後に残る連結支持部材の両 側部分を容易に除去することができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態について図面を用いて説明すると、図1〜図3は 第1の実施形態である基礎型枠支持金具を一部破断正面図、平面図及び一部破断 側面図により示したものである。基礎型枠支持金具10は、同一平面内に所定距 離を隔てて互いに対向して配列され一対の支持板11と、両支持板11に立設さ れた一対の支持棒部材16と、両支持棒部材16間を連結する連結支持部材20 とにより構成されている。
【0018】 支持板11は、長方形の金属板であり、その周縁部近傍位置に、板面から膨出 し周縁に沿って延びる長方形枠形状の補強用のリブ12を設けている。また、各 支持板11におけるその対向方向に平行な各一対のリブ12内側近傍位置には、 板面から膨出しかつリブ12に平行に延びる中空の線状凸部13が形成されてお り、各線状凸部13の互いに対向する端部側は開口している。さらに、各支持板 11の線状凸部13の内側でリブ12の四隅には各1個ずつ合計4個の固定孔1 4が形成されている。また、支持板11の幅方向両側でかつ各支持板11の対向 端側近傍位置には、捨てコンクリートに書かれた地墨に位置合わせするための切 欠き部15が形成されている。この切欠き部15位置は、後述する支持棒部材1 6の山形部16a配設位置に合わされている。
【0019】 両支持板11には、金属丸棒の曲げ加工により形成された支持棒部材16が固 定されている。支持棒部材16は、図3に示すように、金属棒を中心位置で折り 曲げることにより形成された略2等辺三角形をなす山形部16aと、山形部16 aの両端で同一方向に略直角に折り曲げられた一対の挿入部16bとを備えてい る。すなわち、挿入部16bは、山形部16aの形成する面に対して垂直になっ ている。また、山形部16aの中心角は、10°以上でかつ45°以下であるこ とが望ましい。中心角が10°より小さいと、支持板11の安定性が損なわれ易 く、また45°より大きいと、山形部16aに連結支持部材20を固定するのが 困難になる。なお、山形部16aを構成する金属棒は必ずしも直線である必要は ない。支持棒部材16は、挿入部16bを支持板11の線状凸部13に挿入した 状態で溶接等により固定されて支持板11に垂直に立設される。すなわち、一対 の支持棒部材16は、山形部16aにより形成される平面が互いに対向した状態 で配置される。
【0020】 両支持板11に立設された一対の支持棒部材16は、連結支持部材20により 連結されている。連結支持部材20は、真直の金属丸棒であり、両支持棒部材1 6を跨いで長手方向に対称に配置され、支持棒部材16から外方に突出した部分 が一対の支持部21になっている。支持部21の長さは、これに載置される基礎 型枠の厚さより長ければよいが、基礎型枠間の種々の間隔に対応するために、最 大間隔に合わせておくことが望ましい。支持部21にはねじ溝22が形成されて おり、表面が凹凸状になっている。ただし、ねじ溝に代えて、表面が凹凸等の滑 り難い状態になっていればよい。
【0021】 連結支持部材20は、図3に示すように、支持棒部材16の山形部16aに挟 まれた状態で、山形部16aに溶接24により固着されている。これにより、支 持棒部材16の山形部16aの頂部側が、連結支持部材20から突出した係止凸 部17を構成している。また、支持部21の山形部16aに溶接により固着され た固着部分の両外側近傍位置にて横側(図1に示す前側)に、連結支持部材20を 容易に切断可能にする切込み23が各々設けられている。切込み23の形成位置 については、横側の他に下側でも良い。また上側に設けても良いが、基礎型枠を 保持するための連結支持部材20の強度を考慮する必要がある。ただし、この切 込み23については必要に応じて省略することができる。
【0022】 つぎに、上記基礎型枠支持金具10の使用方法についてコンクリート布基礎の 形成を例として、図4に基づいて説明する。まず、捨てコンクリートの打設等に より整備されたベースG上に、基礎型枠支持金具10が、その長手方向をコンク リート基礎形成方向に対して直交するように配置され、支持板11がベースG上 に載置される。この基礎型枠支持金具10は、基礎形成方向に所定間隔で多数配 設される。基礎型枠支持金具10の一対の支持棒部材16の中間位置には、コン クリート基礎形成方向に上下に複数の横鉄筋31が延設されており、横鉄筋31 に対して所定間隔で縦鉄筋32が交叉して配設されている。なお、鉄筋の配設に ついては、基礎型枠支持金具10の配置より先に行ってもよいが、鉄筋がセット になったユニット鉄筋を用いる場合には、鉄筋を先に配設する必要がある。
【0023】 そして、この基礎型枠支持金具10の連結支持部材20の両端側の支持部21 上に、一対の基礎型枠33が載置され、係止凸部17に当接した状態で垂直に立 設される。基礎型枠33は、その垂直枠部34に長手方向に複数の挿入孔34a が設けられている。両基礎型枠33の上端及び下端には、長手方向の所定個所に その間隔を一定に保持するための図5に示すような型枠間隔保持具35が取付け られる。型枠間隔保持具35は、両端の係止部35aとその内側の位置決め凸部 35b間に一対の基礎型枠33を嵌合し、係止部35aの爪35cを内側に折り 曲げることにより基礎型枠を所定間隔で固定できる。
【0024】 基礎型枠支持金具10の両外側には、横鉄筋36が最下端位置の横鉄筋31に 対して平行に配設されている。横鉄筋36には、ベース枠止め具37が装着され ている。ベース枠止め具37は、金属丸棒を折り曲げて形成されたものであり、 互いに直角をなす第1棒状部38と第2棒状部39を設けている。第1棒状部3 8の先端側には、第1棒状部38と第2棒状部39を含む平面内において両棒状 部が直角を形成する側に折り返されて第1折返し部38aが設けられている。第 1棒状部38と第1折り返し部38a間の隙間の寸法は、横鉄筋36の外径とほ ぼ同等にされている。第1棒状部38の長さは、横鉄筋36と後述するベース枠 40間の距離に基づいて決められるもので、例えば60mmである。第2棒状部 39は、そのほぼ中間部にて第1棒状部38と第2棒状部39を含む平面内にお いて両棒状部が直角を形成する側と反対側に折り返されており、第2棒状部39 に対してほぼ平行かつほぼ同一長さの第2折返し部39aにされている。第2折 返し部39aは、第2棒状部39との間に第2の隙間を設けている。第2棒状部 39の長さは、横鉄筋36の地盤からの高さに基づいて決められるもので、例え ば60mmになっている。
【0025】 このベース枠止め具37の第1の隙間には、上記横鉄筋36が挿嵌され、第2 の隙間には、ベース枠40が挿入されるようになっている。ベース枠40の先端 は、直角に曲げられた折曲げ部41になっており、折曲げ部41には挿入孔(図 示しない)が設けられている。ベース枠40の先端折曲げ部41の挿入孔と、基 礎型枠33の挿入孔34aには、ベース枠支持棒43の両端に設けた係合部が挿 嵌されて、ベース枠支持棒43によってベース枠40が基礎型枠33側に支持さ れるようになっている。
【0026】 この状態で、まず両ベース枠40の間に、基礎型枠支持金具10の連結支持部 材20の高さ程度までコンクリートが打設され、さらに基礎型枠33間にコンク リートが打設され、コンクリート基礎が形成される。その際、両基礎型枠33は 、基礎型枠支持金具10内に支持されているため正確に位置決めされており、コ ンクリートの打設による位置ずれを確実に防止できる。そして、コンクリートの 養生期間が経過した後、ベース枠40及び基礎型枠33からベース枠支持棒43 を取り外し、さらにベース枠40と基礎型枠33を取り外し、コンクリート周囲 を埋め立てることにより布基礎の打設作業が終了する。そして、作業終了後に、 地上に突出する連結支持部材20の支持棒部材16への固着部分の外側の部分に ついては、両切込み23をハンマー等でたたいて曲げることにより、容易に切断 することができる。
【0027】 以上に説明したように、上記実施形態においては、基礎型枠支持金具10の支 持板11がベースG上に立設され、連結支持部材20の両端側位置にて一対の基 礎型枠33が、支持部21上に支持棒部材16の係止凸部17に当接した状態で 載置されて立設される。そのため、一対の基礎型枠33が、基礎型枠支持金具1 0上に位置決めされることにより、各基礎型枠33の間隔が所定間隔に保たれる 。また、この基礎型枠支持金具10は、支持板11と金属棒の曲げ加工により形 成された支持棒部材16及び連結支持部材20とを溶接等により組み合わせれば よいので、形成が容易であり、軽量かつ安価に提供される。
【0028】 また、連結支持部材20が、真直な金属棒であるので、基礎型枠23間の間隔 が異なる種々の場合にも、上記最大寸法に設定した連結支持部材20の支持棒部 材16への連結位置を変更するのみで容易に対応することができ、多数の部品を 用意する必要もない。そのため、基礎型枠支持金具10の製造コストを安価にす ることができる。
【0029】 また、連結支持部材20の両側支持部21には、滑り止部であるねじ溝22を 設けているため、載置された基礎型枠23の移動を抑えることができ、基礎型枠 23の位置決めを安定させることができる。さらに、コンクリート打設が完了し 基礎型枠33を取り外した後に残る連結支持部材20の両側部分を切り込み23 により容易に除去することができるので、残された連結支持部材20の両側部分 の煩雑さを回避できると共に、この残余部分による事故等を防止できる。
【0030】 なお、上記実施形態において、支持板11に設けたリブ12については、必要 に応じてこれを省略できる。また、支持板11に設けた線状凸部13についても 必要に応じて省略でき、支持棒部材16の端部16bを支持板11に直接溶接し て固定するようにしても良い。
【0031】 次に、上記実施の形態の変形例について図面を用いて説明する。図6,図7は 変形例に係る基礎型枠支持金具を一部破断正面図及び平面図により示したもので ある。変形例においては、基礎型枠支持金具50は、上記基礎型枠支持金具10 に対してさらに、各支持板11と対で設けられて支持板に対向してベースG上に 載置される一対のベース板54を備えたものとなっている。従って、同一部分に ついては同一符号を使用する。
【0032】 各支持板11には、上記固定孔14の周囲には、それぞれナット51が同軸的 に固着されている。各ナット51には、それぞれ表面側からボルト52が螺着さ れるようになっており、ボルト52のねじ込み量を調節することにより、ボルト 52先端側の支持板11裏面側からの突出量を調節できるようになっている。ま た、ベース板54は、支持板11と略同一形状の平板である。
【0033】 この基礎型枠支持金具50は、図6及び図8に示すように、両支持板11が載 置されるベースG上にまずベース板54が載置され、ベース板54上に支持板1 1がボルト52をその裏面からの突出量を調節しつつ載置される。その結果、ベ ースGに不規則な凹凸があり、ベース板54が傾斜することにより支持板11自 体が傾斜しても、支持板11の4箇所に設けたナット51に螺着したボルト52 の突出量を調節することにより、容易に一対の支持板11を水平に保つことがで きる。その結果、連結支持部材20の支持部21上に一対の基礎型枠33が確実 に垂直状態で立設される。
【0034】 なお、上記変形例においては、ナット51を支持板11の裏面側に固定しても よく、またボルト52を支持板11の裏面側からナット51に螺着させるように しても良い。さらに、ボルト52については、ベース板54に垂直に固定しても よく、この場合は、ボルト52にナット51を螺着させた状態で、先端側ねじ部 を支持板11の固定孔14に挿入し、ナット51の位置を変更することによりベ ース板54と支持板11間の距離を調節することもできる。また、間隔調節手段 としてはボルトとナットに限らず他の類似の機構を用いることもできる。
【0035】 次に、第2の実施形態について図面を用いて説明する。図9〜図11は同実施 形態である基礎型枠支持金具を一部破断正面図及び平面図により示したものであ る。本実施形態においては、基礎型枠支持金具60は、上記基礎型枠支持金具1 0とほぼ同一構成であり、連結支持部材70のみが異なっている。連結支持部材 70は、金属棒製で同軸上に間隔を隔てて配置された一対の真直部71と、略U 字状の金属棒であって一対の真直部71の内端に一体で連結された中間部72と を備えている。連結支持部材70は、支持棒部材16の山形部16aの頂部近傍 で溶接により固定されて、真直部71の両端が外方に突出し、中間部72が支持 棒部材16の間に配設され、支持板11に対して直角にかつ支持板方向に延びて いる。連結支持部材20は、通常は一本の金属丸棒の曲げ加工によって安価に形 成される。真直部71の支持棒部材16の外側部分にはねじ溝73が形成されて いる。また、真直部71の支持棒部材16の外側近傍位置には、真直部71を容 易に切断可能にする切込み74を設けている。その他は、同一であり、従って、 同一部分については同一符号を使用する。
【0036】 上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態の作用効果に加えて、さらに、 連結支持部材70が略U字状の中間部72を有していることにより、図12に示 すように、中間部72に横鉄筋を挿入できるので、ベースG上に基礎型枠支持金 具60を載置した状態で、鉄筋の配置作業を行う場合に便利である。なお、第2 の実施形態の基礎型枠支持金具においても、上記第1の実施形態の変形例に示し たように、支持板11に対してベース板54を設けることができ、同様の効果が 得ることができる。
【0037】 次に、上記第2の実施形態の変形例について図面を用いて説明する。図13, 図14は同変形例に係る基礎型枠支持金具を一部破断正面図及び平面図により示 したものである。本変形例においては、基礎型枠支持金具80は、上記基礎型枠 支持金具60とほぼ同一構成であり、連結支持部材90が連結支持部材70の両 端に突出した係止部91を設けた点が異なるのみである。連結支持部材90の支 持棒部材16の外側近傍位置には、連結支持部材90を容易に切断可能にする切 込み93を設けている。この連結支持部材90は、通常は一本の金属丸棒の曲げ 加工によって安価に形成される。その他は、同一であり、従って、同一部分につ いては同一符号を使用する。
【0038】 変形例においては、係止部91と支持棒部材16との間に基礎型枠が挟持され るほか、上記第2の実施形態と同様に、連結支持部材90が略U字状の中間部9 2を有していることにより、中間部92に横鉄筋を挿入できるので、ベース上に 基礎型枠支持金具80を載置した状態で、鉄筋の配置作業を行う場合に便利であ る。なお、本変形例の基礎型枠支持金具においても、上記第1の実施形態の変形 例に示したように、支持板11に対してベース板54を設けることができ、同様 の効果が得ることができる。
【0039】 その他、上記各実施形態に示した基礎型枠支持金具については、一例であり、 本考案の主旨を逸脱しない範囲において種々変更実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態である基礎型枠支持金
具を示す図2のI−I線方向の一部破断正面図である。
【図2】同基礎型枠支持金具を示す平面図である。
【図3】図2に示すIII−III線方向の一部破断側
面図である。
【図4】同基礎型枠支持金具の使用状態を示す説明図で
ある。
【図5】型枠間隔保持具を示す斜視図である。
【図6】第1の実施形態の変形例である基礎型枠支持金
具を示す図7のVI−VI線方向の一部破断正面図であ
る。
【図7】同基礎型枠支持金具を示す平面図である。
【図8】同基礎型枠支持金具の要部を示す一部断面図で
ある。
【図9】第2の実施形態である基礎型枠支持金具を示す
図10のIX−IX線方向の一部破断正面図である。
【図10】同基礎型枠支持金具を示す平面図である。
【図11】図10に示すXI−XI線方向の一部破断側
面図である。
【図12】同基礎型枠支持金具の使用状態を示す説明図
である。
【図13】第2の実施形態の変形例である基礎型枠支持
金具を示す図14のXIII−XIII線方向の一部破
断正面図である。
【図14】同基礎型枠支持金具を示す平面図である。
【図15】従来例である基礎型枠支持金具を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10…基礎型枠支持金具、11…支持台、12…支持
板、16…支持棒部材、16a…支持片、16b…挿入
片、17…突出部、20…連結支持部材、21…基部、
22…係止部、23…切込み、31…横鉄筋、32…縦
鉄筋、33…基礎型枠、52…ナット、53…ボルト、
54…ベース板、60…基礎型枠支持金具、70…連結
支持部材、80…基礎型枠支持金具、90…連結支持部
材。

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一平面内に互いに対向すると共に離間
    して配設された一対の支持板と、 金属棒を折り曲げて略山形に形成された山形部を有し、
    該山形部が前記一対の支持板にそれぞれ垂直にかつ該山
    形を形成する面が互いに対向するように立設され、該山
    形部の両端側にて該支持板に固定された一対の支持棒部
    材と、 真直な金属棒であって、前記一対の支持棒部材を跨って
    水平に配設されると共に各支持棒部材の山形部の頂部近
    傍位置にて該支持棒部材に固定されて、その外方に延び
    る一対の支持部を有する連結支持部材とを備えた基礎型
    枠支持金具であって、 前記一対の支持板がベース上に載置された状態で、一対
    の基礎型枠が、それぞれ前記一対の支持部上に載置され
    ると共に該支持棒部材に当接した状態で立設されること
    を特徴とする基礎型枠支持金具。
  2. 【請求項2】 前記連結支持部材の前記一対の支持部に
    は、少なくとも上側表面部分に滑り止部を設けたことを
    特徴とする前記請求項1に記載の基礎型枠支持金具。
  3. 【請求項3】 前記一対の支持板と対で設けられて、該
    支持板に対向して前記ベース上に載置されるベース板
    と、前記支持板及びベース板のうちの少なくとも一方に
    該支持板とベース板との間の距離を調節する距離調節手
    段とを備え、 前記一対の支持板が前記ベース板を介してベース上に載
    置された状態で、一対の基礎型枠が、それぞれ前記一対
    の支持部上に載置されると共に該支持棒部材に当接した
    状態で立設されることを特徴とする前記請求項1または
    請求項2に記載の基礎型枠支持金具。
  4. 【請求項4】 同一平面内に互いに対向すると共に離間
    して配設された一対の支持板と、 金属棒を折り曲げて略山形に形成された山形部を有し、
    該山形部が前記一対の支持板にそれぞれ垂直にかつ該山
    形を形成する面が互いに対向するように立設され、該山
    形部の両端側にて該支持板に固定された一対の支持棒部
    材と、 金属棒製で同軸上に間隔を隔てて配置された一対の真直
    部と、略U字状の金属棒であって該一対の真直部の内端
    に一体で連結された中間部とからなり、前記一対の支持
    棒部材を跨って該中間部が該支持棒部材間に配設される
    と共に各支持棒部材の山形部の頂部近傍位置にて該支持
    棒部材に固定されて該中間部が前記支持板に対して略垂
    直にかつ該支持板に向けて伸びる連結支持部材とを備え
    た基礎型枠支持金具であって、 前記一対の支持板がベース上に載置された状態で、一対
    の基礎型枠が、それぞれ前記一対の支持棒部材の外側に
    て前記一対の真直部上に載置されると共に該支持棒部材
    に当接した状態で立設されることを特徴とする基礎型枠
    支持金具。
  5. 【請求項5】 前記連結支持部材の前記一対の支持棒部
    材より外側に突出した部分には、少なくとも上側表面部
    分に凹凸を設けたことを特徴とする前記請求項4に記載
    の基礎型枠支持金具。
  6. 【請求項6】 前記一対の支持板と対で設けられて、該
    支持板に対向して前記ベース上に載置されるベース板
    と、前記支持板及びベース板のうちの少なくとも一方に
    該支持板とベース板との間の距離を調節する距離調節手
    段とを備え、 前記一対の支持板が前記ベース板を介してベース上に載
    置された状態で、一対の基礎型枠が、前記一対の支持棒
    部材の外側にて前記一対の真直部上に載置されると共に
    該支持棒部材に当接した状態で立設されることを特徴と
    する前記請求項4または請求項5に記載の基礎型枠支持
    金具。
  7. 【請求項7】 同一平面内に互いに対向すると共に離間
    して配設された一対の支持板と、 金属棒を折り曲げて略山形に形成された山形部を有し、
    該山形部が前記一対の支持板にそれぞれ垂直にかつ該山
    形を形成する面が互いに対向するように立設され、該山
    形部の両端側にて該支持板に固定された一対の支持棒部
    材と、 金属棒製で同軸上に間隔を隔てて配置された一対の真直
    部と、該一対の真直部の外端にて略直角にかつ同一方向
    に向いて設けられた係止部と、略U字状の金属棒であっ
    て該一対の真直部の内端に一体で連結されて該係止部と
    逆方向に延びた中間部とからなり、前記一対の支持棒部
    材を跨って該中間部が該支持棒部材間に配設されると共
    に各支持棒部材の山形部の頂部近傍位置にて該支持棒部
    材に固定されて前記係止部が前記支持板に対して略垂直
    にかつ反対方向に伸びる連結支持部材とを備えた基礎型
    枠支持金具であって、 前記一対の支持板がベース上に載置された状態で、一対
    の基礎型枠が、それぞれ前記係止部と前記支持棒部材先
    端部分との間に挿嵌されて立設されることを特徴とする
    基礎型枠支持金具。
  8. 【請求項8】 前記一対の支持板と対で設けられて、該
    支持板に対向して前記ベース上に載置されるベース板
    と、前記支持板及びベース板のうちの少なくとも一方に
    該支持板とベース板との間の距離を調節する距離調節手
    段とを備え、 前記一対の支持板が前記ベース板を介してベース上に載
    置された状態で、一対の基礎型枠が、それぞれ前記係止
    部と前記支持棒部材先端部分との間に挿嵌されて立設さ
    れることを特徴とする前記請求項7に記載の基礎型枠支
    持金具。
  9. 【請求項9】 前記連結支持部材の前記一対の支持棒部
    材への各固定部分の外側近傍位置にて、該連結支持部材
    に切断用切込みを設けたことを特徴とする前記請求項1
    から請求項8のいずれか1項に記載の基礎型枠支持金
    具。
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