JP3070029U - 型枠巾止構造及び型枠巾止金具 - Google Patents

型枠巾止構造及び型枠巾止金具

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JP3070029U
JP3070029U JP1999009895U JP989599U JP3070029U JP 3070029 U JP3070029 U JP 3070029U JP 1999009895 U JP1999009895 U JP 1999009895U JP 989599 U JP989599 U JP 989599U JP 3070029 U JP3070029 U JP 3070029U
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宣昭 福田
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株式会社東海建商
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高低差を設けて相対向した一対のコンクリー
ト基礎型枠を型枠巾止金具により転倒しないように確実
に支持でき、かつ簡易な構造で安価な型枠巾止構造及び
これに用いる型枠巾止金具を提供する。 【解決手段】 型枠巾止構造は、捨てコンクリート上に
立設された第1の型枠41に対して、所定間隔を隔てて
対向すると共にその下端が第1の型枠の下端に対して所
定高さ上方に離れて配設された第2の型枠42が型枠巾
止金具10によって連結支持されている。第1の型枠の
平板部の、第2の型枠の下端に対応する高さ位置に取付
孔41aを設ける。型枠巾止金具は、略真直形状であっ
て少なくとも一端側が棒状部になっている基部11と、
基部の一端側に設けられて型枠41の平板部に取付孔を
介して基部を垂直に固定可能な固定手段と、基部の他端
側に設けられて型枠42を基部に対して垂直に係合させ
て支持することが可能な支持部とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、捨てコンクリート上に立設された第1の型枠に対して、所定間隔を 隔てて対向すると共に下端が第1の型枠の下端に対して所定高さ上方に離れて配 設された第2の型枠を型枠巾止金具によって連結支持してなり、順次積層される 防湿基礎コンクリートと布基礎コンクリートとが1回の打設作業で形成される型 枠巾止構造及びこれに用いる型枠巾止金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の型枠巾止金具としては、例えば実開平6−56341号公報に 示すように(図8参照)、長尺状金属板である基部1aと、基部1aの一端に垂 直に立設された外支持片1bと、基部1aの長手方向中間部にて外支持片1bと 同一方向に立設された内支持片1cとを有してなり、外支持片1bと内支持片1 c間に型枠が挿嵌固定される一対の型枠支持部材1を、各基部1aの他端が長手 方向に所定間隔を隔てて対向すると共に、各基部1aが互いに平行にかつ垂直方 向に所定距離離間した状態で配設し、各型枠支持部材1間を傾斜した棒状の連結 部材2で固定したものが知られていた。
【0003】 しかし、この型枠巾止金具によれば、連結部材2が傾斜しているため、コンク リート打設時に、上側の型枠支持部材1に型枠が挿嵌されることにより、大きな 力が加わるため、型枠支持部材1が傾いてしまい、型枠を設置できないという問 題があった。
【0004】 また、実開昭64−57255号公報には、図9に示すように、金属板よりな る基板3及び支持部材としての支持板4と、その両板3,4間に溶接固定された 金属棒よりなるほぼV字状の支持部材としての支持杆5とからなる支持金具が知 られている。しかし、この支持金具は、構造が複雑であり、高価になるという問 題がある。さらに、近年のコンクリート基礎の形成においては、工事期間の短縮 と工事の容易さを図るため、予め横鉄筋と縦鉄筋を組み合わせたユニット鉄筋が 多用されるようになっているが、この型枠巾止金具では、ユニット鉄筋に対して 適正に配設することは困難である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記した問題を解決しようとするもので、捨てコンクリート上に立 設された第1の型枠に対して、所定間隔を隔てて対向すると共に下端が該第1の 型枠の下端に対して所定高さ上方に離れて配設された第2の型枠を型枠巾止金具 によって確実に連結支持し、順次積層される防湿基礎コンクリートと布基礎コン クリートとを1回の打設作業で安価に形成できる型枠巾止構造及びこれに用いる 型枠巾止金具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために上記請求項1の考案の構成上の特徴は、捨てコンク リート上に立設された第1の型枠に対して、所定間隔を隔てて対向すると共にそ の下端が第1の型枠の下端に対して所定高さ上方に離れて配設された第2の型枠 が型枠巾止金具によって連結支持されてなる型枠巾止構造であって、第1の型枠 の平板部の、第2の型枠の下端に対応する高さ位置に取付孔を設けることとし、 型枠巾止金具が、略真直形状であって少なくとも一端側が棒状部になっている基 部と、基部の一端側に設けられて第1の型枠の取付孔に棒状部を平板部に対して 垂直に固定可能な固定手段と、基部の他端側に設けられて第2の型枠を支持する ことが可能な支持部とにより構成されていることにある。
【0007】 上記のように構成した請求項1の考案においては、捨てコンクリート上に立設 された第1の型枠に対して、その平板部に設けた取付孔を介して型枠巾止金具の 一端側棒状部が固定手段により容易に垂直に固定され、さらに水平状態で延びた 型枠巾止金具の他端側支持部に第2の型枠を保持させることにより、第2の型枠 が第1の型枠に対向した状態でかつ所定の高低差をつけた状態で第1の型枠と連 結支持された型枠巾止構造を得ることができる。ここで、型枠巾止金具は、略真 直形状の基部等からなる構成のため、ユニット鉄筋を交差した状態で第1及び第 2の型枠を連結支持することができる。このように第1及び第2の型枠を配置し た状態で、まず第2の型枠の下端までコンクリートを打設して防湿基礎コンクリ ートを形成し、さらに第1及び第2の型枠間にコンクリートを打設することによ り布基礎コンクリートを1回の打設作業で連続して形成することができる。さら に、型枠巾止金具は、基部と、基部に設けた固定手段及び支持部とにより簡易に 構成されており、また第1の型枠には取付孔を設ければよい。
【0008】 また上記請求項2の考案の構成上の特徴は、上記請求項1に記載の型枠巾止構 造において、型枠巾止金具の基部に固定手段を除去可能な切断溝を設けると共に 支持部を除去可能な切断溝を設けたことにある。 これにより、コンクリートの打設を行い、さらに両型枠を取り外した後に、切 断溝によって、容易に固定手段及び支持部を切断除去することができる。
【0009】 また、上記請求項3に係る考案の構成上の特徴は、捨てコンクリート上に立設 された第1の型枠に対して、所定間隔を隔てて対向すると共に下端が第1の型枠 の下端に対して所定高さ上方に離れて配設された第2の型枠を連結支持する型枠 巾止金具であって、略真直形状で少なくとも一端側が棒状部になっている基部と 、基部の一端側に設けられて第1の型枠の平板部の第2の型枠の下端に対応する 高さ位置に設けた取付孔を介して棒状部を平板部に対して垂直に固定可能な固定 手段と、基部の他端側に設けられて第2の型枠を支持することが可能な支持部と を備えたことにある。
【0010】 上記のように構成した第3の考案においては、型枠巾止金具を用いることによ り、捨てコンクリート上に立設された第1の型枠の平板部の所定高さに設けた取 付孔に、一端側の棒状部が固定手段により容易かつ確実に垂直に固定され、さら に水平状態に延びた他端側の支持部によって第2の型枠を保持することにより、 第1の型枠に対向した状態でかつ所定の高低差をつけた状態で第2の型枠を連結 配置することができる。このように、型枠巾止金具を用いて第1及び第2の型枠 を連結配置した状態でコンクリートの打設を行うことにより、防湿基礎コンクリ ート及び布基礎コンクリートを1回の打設作業で連続して行うことができる。ま た、型枠巾止金具は、略真直形状の基部等からなる構成のため、容易にユニット 鉄筋を交差した状態で型枠巾止構造を形成することができる。さらに、型枠巾止 金具は、略真直形状の基部と基部に設けた固定手段及び支持部とにより簡易に構 成されている。
【0011】 また上記請求項4の考案の構成上の特徴は、上記請求項3に記載の型枠巾止金 具において、基部に固定手段を除去可能な切断溝を設けると共に支持部を除去可 能な切断溝を設けたことにある。 これにより、コンクリートの打設を行い、さらに両型枠を取り外した後に、切 断溝によって、容易に固定手段及び支持部を切断除去することができる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態について図面を用いて説明すると、図1は同実施 形態である型枠巾止構造を正面図により示したものであり、図2は型枠巾止金具 10を正面図及び平面図により示したものである。
【0013】 型枠巾止金具10は、金属製の真直の丸棒である基部11を設けており、基部 11の一端側(図示左端)から軸方向の所定の範囲はねじ溝が形成されたねじ部1 2になっており、ねじ部12の内側端に鍔状の金属円板である位置決め片13を 設けている。位置決め片13は、中心孔に図示しないねじ溝が形成されており、 ねじ部12に螺着することによりねじ部12に固定されている。ただし、位置決 め片13については、ねじ溝を設けず、ねじ部12に溶接により固定することも できる。このねじ部12と位置決め片13と後述するナット18とにより、固定 手段を構成している。
【0014】 基部11の他端側は、丸棒を直角に折り曲げて形成された外側止部14になっ ており、外側止部14の軸方向内側には所定距離はなれて板状の係止部15が溶 接により固定されている。ただし、係止部15の基部11への固定については、 プレス等により機械的に圧着させるようにしてもよい。外側止部14と係止部1 5間にはコンクリート基礎型枠を挟持できるようになっている。これら外側止部 14と係止部15とその間の基部11とにより支持部を構成している。また、基 部11には、位置決め片13のねじ部12と反対側の近傍位置に、ねじ部切断用 の切断溝16が設けられており、また係止部15の外側止部14側近傍位置には 、基部切断用の切断溝17が設けられている。
【0015】 上記型枠巾止金具10には、通常は図3に示すような型枠支持金具20がセッ トで使用される。型枠支持金具20は、長尺状かつ長方形の金属板を加工形成し たものであり、長方形の基板部21と、その一端で基板部21に対して直角に折 り曲げられてなる外支持片22と、基板部21の長手方向中間部分にて外支持片 22に対向した基板部21に垂直な内支持片23を設けている。内支持片23は 、基板部21中間部分にて外支持片22に対して略逆U字形に線状の切り込みを 設け、この切り込みの内側部分を外支持片22の立設側に折り返したものであり 、折り返した残りの部分には内支持片23と略同一形状の貫通孔23aが残され る。また、外支持片22には、垂直方向に盤面を略逆U字状に貫通した細長い孔 である折り返し用孔(図示しない)が形成されており、外支持片22の折り返し用 孔の外側部分が、型枠を固定するための折返し片になっている。外支持片22と 貫通孔23a間には、くぎ止め孔24が盤面を貫通して設けられている。
【0016】 つぎに、上記型枠巾止金具10を用いた型枠巾止構造についてコンクリート布 基礎の形成を例として、図1に基づいて説明する。まず、地盤Gを整備するため に打設された捨てコンクリートK上に、コンクリート基礎形成方向に向けて水平 に延設された複数の横鉄筋31が上下に配列され、かつこの横鉄筋31に対して 所定間隔で縦鉄筋32が上下に延びて交差して配設されている。通常は、工事の 簡易化のために横鉄筋31と縦鉄筋32が一体化されたユニット鉄筋30が用い られる。
【0017】 つぎに、型枠支持金具20が、その長手方向をコンクリート基礎形成方向に対 して直交するように捨てコンクリートK上の所定位置に配置され、さらにくぎ止 め孔24に釘24aを打ち込んで捨てコンクリートK上に固定することにより位 置決めされる。この型枠支持金具20の外支持片22と内支持片23の間に、第 1の型枠である外コンクリート基礎型枠41(以下、外基礎型枠と記す)が挿嵌 され垂直に立設される。外基礎型枠41は、図4に示すように、例えば高さが7 00mmであり、平板部41bの下端から250mmの位置において2ヶ所に取 付孔41aを設けている。つぎに、立設された外基礎型枠41の取付孔41aに 、型枠巾止金具10の基部11の一端側に設けたねじ部12が挿嵌され、他端側 の外側止部14がユニット鉄筋30の内側に配置される。さらに、ねじ部12の 外基礎型枠41からの突出端にナット18を螺着させることにより、型枠巾止金 具10は外基礎型枠41の平板部41bに垂直にかつ強固に固定される。なお、 取付孔41aの周囲には、補強用のワッシャを取り付けておくことが望ましい。
【0018】 このように外基礎型枠41に固定された型枠巾止金具10の他端側において、 外側止部14と係止部15間に、第2の型枠である内コンクリート基礎型枠42 (以下、内基礎型枠と記す)を装着することにより、図1に示すように、内基礎型 枠42は、外側止部14と係止部15とに挟持されて、基部11に垂直にかつ外 基礎型枠41に対向して立設される。内基礎型枠42は、高さが450mmであ り、型枠巾止金具10に支持されて上端が外基礎型枠41の上端と略同一になる ように配置される。両型枠41,42間の間隔は、略300mmにされている。 さらに、両基礎型枠41,42の上端には、その間隔を一定に保持するための間 隔保持具(図示しない)が取付けられる。また、外基礎型枠41に対しては、必 要に応じて、補強用の振止サポート(図示しない)を用いて支持することもできる 。
【0019】 この状態で、図5に示すように、まず型枠巾止金具10の基部11高さ程度ま でコンクリートが打設されることにより防湿基礎コンクリートが形成され、さら に両基礎型枠41,42間にコンクリートが打設されることにより、布基礎コン クリートが形成される。そして、コンクリートの養生期間が経過した後、両基礎 型枠41,42を取り外し、ねじ部12と基部11の他端側を切断溝16,17 位置で折り曲げることにより、コンクリートから突出したねじ部12と、外側止 部14及び係止部15を含む基部11の一部を切断除去する。その後、コンクリ ート周囲を埋め立てることによりコンクリート基礎44の打設作業が終了する。
【0020】 以上に説明したように、上記実施形態においては、捨てコンクリートK上に立 設された外基礎型枠41に対して、その平板部41bに内基礎型枠42の下端と 同一高さに設けた取付孔41aに、型枠巾止金具10の一端側のねじ部12が挿 入され突出端にナット18を螺着させることにより容易に水平状態に固定され、 さらに水平状態にされた型枠巾止金具の外側止部14と係止部15間に内基礎型 枠42を保持させることにより、外基礎型枠41に対向した状態でかつ所定の高 低差をつけた状態で内基礎型枠42を配置した型枠巾止構造を簡易に形成するこ とができる。
【0021】 また、型枠巾止金具10は、略真直形状の金属製丸棒をした簡易な形状である ため、予め配設されたユニット鉄筋を交差した状態で両型枠41,42を配設す ることができる。このように両コンクリート基礎型枠41,42を配置した状態 で、防湿基礎コンクリート及び布基礎コンクリートを、1回のコンクリートの打 設により、連続して容易に形成することができる。そのため、コンクリート打設 作業を短時間にかつ安価に行うことができる。
【0022】 また、上記型枠巾止金具10に切断溝16,17を設けたことにより、コンク リートを打設し、さらに両型枠41,42を取り外した後に、ねじ部12と基部 11の他端側を折り曲げることにより、コンクリートから突出したねじ部12と 、外側止部14及び係止部15を含む基部11の一部を容易に切断除去できる。 そのため、コンクリート打設後のコンクリートからの型枠巾止金具10の無用な 突出部分を簡単に除去でき、コンクリート打設後の安全性を確保することができ る。
【0023】 さらに、型枠巾止金具10は、棒状の基部11と、その一端側に設けた位置決 め片13と、他端側に折り曲げて設けた外側止部14と、係止部15とにより簡 易に構成されているため、簡易に製造され安価に提供される。 なお、上記実施形態においては、基部及び外側止部について金属丸棒を折り曲 げて形成しているが、これに代えて、角棒等を用いてもよい。
【0024】 つぎに、型枠巾止金具の他の実施形態について説明する。 本実施形態の型枠巾止金具50は、図6に示すように、真直な金属製の丸棒で ある棒状部51と、その一端側に溶接等により固定された型枠支持部55とによ り全体として真直形状に構成されている。棒状部51は、一端側(図示左端)から 軸方向の所定の範囲はねじ溝が形成されたねじ部52になっており、ねじ部52 の内側端に溶接により固定された鍔状の金属薄板である位置決め片53を設けて いる。型枠支持部55は、上記型枠支持部とほぼ同一構成であり、基板部56と 、その一端(図示右端)で基部に対して垂直に折り曲げられてなる外支持片57と 、基板部56の長手方向中間部分にて外支持片57に対向した基板部56に垂直 な内支持片58を設けている。また、棒状部51の位置決め片53のねじ部12 と反対側の近傍位置には、ねじ部切断用の切断溝52aが設けられており、型枠 支持部55の内支持片58の近傍位置に幅方向両端間に延びる切断溝56aが形 成されている。
【0025】 上記のように構成した他の実施形態においては、図7に示すように、型枠巾止 金具50は棒状部51のねじ部52をナット59によって外基礎型枠41に固定 し、型枠支持部55に内基礎型枠42を装着することにより、型枠巾止構造を形 成することができる。これにより、型枠巾止金具50についても、上記型枠巾止 金具10と同様の効果が得られる。
【0026】 なお、上記各実施形態においては、型枠巾止金具を外基礎型枠に固定する固定 手段として、ねじ部12と位置決め片13とナット18とを用いているが、これ に限らず、他の固定手段を用いることもできる。また、各実施形態において、切 断溝16,17,52a,56aについては、場合によって省くことも可能であ る。さらに、基礎型枠の寸法、形状等については上記実施形態に示したものに限 らない。 その他、上記各実施形態に示した型枠巾止金具については、一例であり、本考 案の主旨を逸脱しない範囲において種々変更実施することが可能である。
【0027】
【考案の効果】
上記請求項1の考案によれば、第1の型枠に取付孔を設け、基部と基部に設け た固定手段及び支持部とにより簡易に構成され型枠巾止金具を用いることにより 、型枠巾止構造を安価に提供できる。また、この型枠巾止構造により、基礎コン クリート及び布基礎コンクリートの打設を1回の打設作業で安価に行うことがで きる。さらに、型枠巾止金具は、略真直形状の構成のため、ユニット鉄筋に交差 した状態で容易に型枠巾止構造を形成することができる。
【0028】 また、型枠巾止金具の基部に固定手段と支持部を除去可能な切断溝を設けたこ とにより、コンクリート打設後に残る不要な突出部分を容易に切断除去すること ができ、コンクリート打設後の安全を確保できる(請求項2、4の考案の効果)。
【0029】 さらに、型枠巾止金具は、基部と、基部に設けた固定手段及び支持部とにより 簡易に構成されているので、安価に提供される。また、この型枠巾止金具により 、捨てコンクリート上に立設された第1の型枠に対向した状態でかつ所定の高低 差をつけた状態で第2の型枠を配置することにより、基礎コンクリート及び布基 礎コンクリートの1回での打設を安価に行うことができる。さらに、型枠巾止金 具は、略真直形状の構成のため、容易にユニット鉄筋に交差した状態で配設する ことができる。(請求項3の考案の効果)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態である型枠巾止金具を用い
た型枠巾止構造を示す一部破断正面図である。
【図2】型枠巾止金具を示す正面図及び平面図である。
【図3】型枠巾止構造に用いる型枠支持金具を示す正面
図及び平面図である。
【図4】外コンクリート基礎型枠を示す正面図である。
【図5】同型枠巾止構造によりコンクリートの打設を行
った状態を示す一部破断面図である。
【図6】他の実施形態である型枠巾止金具を示す正面図
及び平面図である。
【図7】他の実施形態である型枠巾止金具を用いた型枠
巾止構造を示す一部破断面図である。
【図8】従来例である型枠巾止金具を示す斜視図であ
る。
【図9】他の従来例である同型枠巾止金具を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10…型枠巾止金具、11…基部、12…ねじ部、13
…位置決め片、14…外側止部、15…係止部、16,
17…切断溝、18…ナット、20…型枠支持金具、2
1…基板部、22…外支持片、23…内支持片、30…
ユニット鉄筋、41…外コンクリート基礎型枠、42…
内コンクリート基礎型枠、50…型枠巾止金具、51…
棒状部、52…ねじ部、52a,56a…切断溝、53
…位置決め片、55…型枠支持部、56…基板部、57
…外支持片、58…内支持片。とができる。(請求項3
の考案の効果)。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 捨てコンクリート上に立設された第1の
    型枠に対して、所定間隔を隔てて対向すると共にその下
    端が該第1の型枠の下端に対して所定高さ上方に離れて
    配設された第2の型枠が型枠巾止金具によって連結支持
    されてなる型枠巾止構造であって、 前記第1の型枠の平板部の、前記第2の型枠の下端に対
    応する高さ位置に取付孔を設けることとし、 前記型枠巾止金具が、略真直形状であって少なくとも一
    端側が棒状部になっている基部と、該基部の一端側に設
    けられて前記第1の型枠の取付孔に前記棒状部を前記平
    板部に対して垂直に固定可能な固定手段と、前記基部の
    他端側に設けられて前記第2の型枠を支持することが可
    能な支持部とにより構成されていることを特徴とする型
    枠巾止構造。
  2. 【請求項2】 捨てコンクリート上に立設された第1の
    型枠に対して、所定間隔を隔てて対向すると共にその下
    端が該第1の型枠の下端に対して所定高さ上方に離れて
    配設された第2の型枠が型枠巾止金具によって連結支持
    されてなる型枠巾止構造であって、 前記第1の型枠の平板部の、前記第2の型枠の下端に対
    応する高さ位置に取付孔を設けることとし、 前記型枠巾止金具が、略真直形状であって少なくとも一
    端側が棒状部になっている基部と、該基部の一端側に設
    けられて前記第1の型枠の取付孔に前記棒状部を前記平
    板部に対して垂直に固定可能な固定手段と、前記基部の
    他端側に設けられて前記第2の型枠を支持することが可
    能な支持部とにより構成されており、さらに、前記基部
    に前記固定手段を除去可能な切断溝を設けると共に前記
    支持部を除去可能な切断溝を設けたことを特徴とする型
    枠巾止構造。
  3. 【請求項3】 捨てコンクリート上に立設された第1の
    型枠に対して、所定間隔を隔てて対向すると共に下端が
    該第1の型枠の下端に対して所定高さ上方に離れて配設
    された第2の型枠を連結支持する型枠巾止金具であっ
    て、 略真直形状で少なくとも一端側が棒状部になっている基
    部と、 該基部の一端側に設けられて前記第1の型枠の平板部の
    前記第2の型枠の下端に対応する高さ位置に設けた取付
    孔を介して前記棒状部を該平板部に対して垂直に固定可
    能な固定手段と、 前記基部の他端側に設けられて前記第2の型枠を支持す
    ることが可能な支持部とを備えたことを特徴とする型枠
    巾止金具。
  4. 【請求項4】 捨てコンクリート上に立設された第1の
    型枠に対して、所定間隔を隔てて対向すると共に下端が
    該第1の型枠の下端に対して所定高さ上方に離れて配設
    された第2の型枠を連結支持する型枠巾止金具であっ
    て、 略真直形状であって少なくとも一端側が棒状部になって
    いる基部と、 該基部の一端側に設けられて前記第1の型枠の平板部の
    前記第2の型枠の下端に対応する高さ位置に設けた取付
    孔を介して前記棒状部を該平板部に対して垂直に固定可
    能な固定手段と、 前記基部の他端側に設けられて前記第2の型枠を支持す
    ることが可能な支持部とを備え、 さらに、前記基部に前記固定手段を除去可能な切断溝を
    設けると共に前記支持部を除去可能な切断溝を設けたこ
    とを特徴とする型枠巾止金具。
JP1999009895U 1999-12-28 1999-12-28 型枠巾止構造及び型枠巾止金具 Expired - Lifetime JP3070029U (ja)

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