JP3093426B2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JP3093426B2
JP3093426B2 JP04100857A JP10085792A JP3093426B2 JP 3093426 B2 JP3093426 B2 JP 3093426B2 JP 04100857 A JP04100857 A JP 04100857A JP 10085792 A JP10085792 A JP 10085792A JP 3093426 B2 JP3093426 B2 JP 3093426B2
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修 福田
裕 瀧
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松下冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の制御装置
に係り、詳しくは、リモコンと集中制御装置を用いて空
気調和機を制御する空気調和機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば、特開平2−26744
9号公報に示された従来の空気調和機の系統図である。
1は操作装置であり、2は複数の室内機であり、操作装
置1と複数の室内機2は、伝送路3で互いに接続されて
いる。4は集中制御装置であり、室内機2と、伝送路5
で互いに接続されている。複数の室内機2は、グループ
制御されており、2aが親機で他は子機である。
【0003】以上のように構成された空気調和機の制御
装置について、以下その動作を説明する。
【0004】グループ制御されている複数の室内機2
は、操作装置1と伝送路3を用いて、共通な動作を行う
共通制御を行うと供に、集中制御装置4と伝送路5を用
いて個別な動作する個別制御を行う。また図より、室内
機2の親機2aが個別制御されると、室内機2の子機
も、同じく制御されることが推測できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空気調和機の制御装置は、以上のように構成されている
ので、伝送路が2つあるため、配線が複雑であるという
欠点があり、また、切り換え手段が無いため、親機子機
の選択が任意に選択できないという欠点があった。
【0006】本発明の目的は、前記従来の課題を解決す
るもので、リモコンと、集中制御装置と、空気調和機の
制御装置を1つの伝送路で互いに接続することで、配線
を簡単にすることを目的とする空気調和機の制御装置で
ある。
【0007】本発明の他の目的は、切り換え手段によ
り、親機子機の設定を任意に設定することで、使いがっ
ての向上を図った、空気調和機の制御装置を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の空気調和機の制御装置は、空気調和機の動作に
関するデータを送受信する第1の送受信手段と、自己の
アドレスを設定する第1の自己アドレス設定手段とを有
するリモコンと、空気調和機の動作に関する前記データ
を複数の室内機に個別に送受信する第2の送受信手段を
有し複数の前記室内機を個別に集中制御する集中制御装
置と、空気調和機の動作に関する前記データを送受信す
る第3の送受信手段と、自己のアドレスを設定する第2
の自己アドレス設定手段と、リモコンアドレスを設定す
るリモコンアドレス設定手段と、前記第3の送受信手段
が受信した前記データを、前記リモコンが送信した前記
データか、前記集中制御装置が送信した前記データかを
識別する識別手段とを有する前記室内機と、前記リモコ
ンと前記集中制御装置と複数の前記室内機を互いに結合
する伝送路から構成されている。
【0009】また、複数の前記室内機のリモコンアドレ
ス設定手段により設定される前記リモコンアドレスを同
じ値にし、前記集中制御装置から送信された前記データ
を前記リモコンへ送信し、受信した前記リモコンが、再
度複数の前記室内機に送信することで、前記リモコンで
前記複数の室内機をグループ制御すると共に、前記室内
機に前記リモコンへの送信をするか否かを切り換える切
り換え手段を設け、前記集中制御装置により個別に制御
するのである。
【0010】
【作用】この構成によって、リモコンと、集中制御装置
と、複数の室内機を1つの伝送路で互いに接続すること
で、配線を簡単にする。
【0011】また、切り換え手段により、親機子機の設
定を任意に設定することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の空気調和機の制御装置の第1
の実施例について、図面を参照しながら説明する。な
お、従来と同一の構成については、同一符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施例の空気調和
機の制御装置のブロック図である。51はリモコン1′
の第1の送受信手段であり、第1の送受信手段51から
送信されたデータは、伝送路3′を通り、6に示す第3
の送受信手段が受信する。第3の送受信手段6が受信し
たデータは、7に示す識別手段によりリモコン1′から
送信されたデータか、集中制御装置4′から送信された
データかを識別し、かつ、リモコン1′からの送信で有
れば、8に示すリモコンアドレス設定手段により設定さ
れた値と、9に示す第1の自己アドレス設定手段により
設定された値と同じであるか異なるかを識別し、同じで
有れば、10に示す動作手段が、データに対応した空気
調和動作を行い、集中制御装置4′からの送信で有れ
ば、集中制御装置4′が送信したデータの示すアドレス
が、12に示す第2の自己アドレス設定手段により設定
された値と同じで有れば、動作手段10が、データに対
応した空気調和動作を行う構成となっている。
【0014】以上のように構成された空気調和機の制御
装置について、以下その動作を図2のデータの構成例
と、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
【0015】図2において、20はデータで、21は、
機器データで、送信側のリモコン1′、集中制御装置
4′、室内機2′などを示すデータで、22は、アドレ
スデータで、送信先のアドレスを示し、23は、動作デ
ータで、動作内容を示す。
【0016】第3の送受信手段6が、データ20を受信
する(ステップ101)と、識別手段7は、機器データ
21が、リモコン1′であるかどうかを識別(ステップ
102)し、機器データ21がリモコン1′で有れば、
識別手段7は、アドレスデータ22の値が、リモコンア
ドレス設定手段8により設定された値と同じであるかど
うかを識別(ステップ103)し、同じで有れば、動作
手段10は、動作データ23に対応した動作を行(ステ
ップ104)い、異なれば、データ20を無視する(ス
テップ106)。
【0017】機器データ21が、リモコン1′で無けれ
ば(ステップ102)、識別手段7は、アドレスデータ
22と第2の自己アドレス設定手段12により設定され
た値と同じであるかどうかを識別(ステップ105)
し、同じで有れば、動作手段10は、動作データ23に
対応した動作を行(ステップ104)い、異なれば、デ
ータ20を無視する(ステップ106)。
【0018】この構成により、リモコン1′と、集中制
御装置4′と、複数の室内機2′を一つの伝送路3′に
で互いに接続する事により、配線を簡単にす事ができ
る。
【0019】図4は、本発明の第2の実施例の空気調和
機の制御装置のブロック図である。複数の室内機2″の
リモコンアドレス設定手段8と、第1の自己アドレス設
定手段9は、同じ値に設定されており、1つのリモコン
1′で複数の室内機2″を制御するグループ制御であ
る。同時に、複数の室内機2″の第2の自己アドレス設
定手段12は、異なる値で設定されており、集中制御装
置4′により個別集中制御されている。
【0020】複数の室内機2″の1つは、13に示す切
り換え手段で切り換えられており、切り換え手段13で
切り換えられている室内機2″が、集中制御装置4′か
らのデータ20を受信すると、そのデータ20をリモコ
ン1′へ送信し、そのデータを受信したリモコン1′
は、グループ制御されている複数の室内機2″へ送信す
ることで、グループ制御される。
【0021】切り換え手段13で切り換えられていない
室内機2″は、集中制御装置4′からのデータ20を受
信しても、リモコン1′へ送信しないので、受信した室
内機2″のみ個別に制御されることで個別集中制御され
る構成になっている。
【0022】以上のように構成された、空気調和機の制
御装置について、以下その動作を図5のフローチャート
を参照しながら説明する。
【0023】第3の受信手段6が受信したデータ20の
機器データ21が、集中制御装置4からの送信であり、
アドレスデータ22が、自己アドレス12と同じ値であ
るとき、切り換え手段13により切り換えられていれば
(ステップ107)、動作データ23に対応した動作を
行い(ステップ108)、受信したデータ20を第3の
送受信手段6が、リモコンへ1へ送信(ステップ10
9)し、切り換えられていなければ(ステップ10
7)、動作手段10は、動作データ23に対応した動作
を行う(ステップ104)。
【0024】この切り換え手段13により、親機子機を
任意に設定する事で、リモコン1′でグループ制御する
と共に、集中制御装置4′により個別に制御する事がで
きる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、空気調和
機の動作に関するデータを送受信する第1の送受信手段
と、自己のアドレスを設定する第1の自己アドレス設定
手段とを有するリモコンと、空気調和機の動作に関する
前記データを複数の室内機に個別に送受信する第2の送
受信手段を有し複数の前記室内機を個別に集中制御する
集中制御装置と、空気調和機の動作に関する前記データ
を送受信する第3の送受信手段と、自己のアドレスを設
定する第2の自己アドレス設定手段と、リモコンアドレ
スを設定するリモコンアドレス設定手段と、前記第3の
送受信手段が受信した前記データを、前記リモコンが送
信した前記データか、前記集中制御装置が送信した前記
データかを識別する識別手段とを有する前記室内機と前
記リモコンと前記集中制御装置と複数の前記室内機を互
いに結合する伝送路から構成されている。
【0026】この構成により、配線が簡単にできるとい
う効果がある。また、本発明は、複数の前記室内機のリ
モコンアドレス設定手段により設定される前記リモコン
アドレスを同じ値にし、前記集中制御装置から送信され
た前記データを前記リモコンへ送信し、受信した前記リ
モコンが、再度複数の前記室内機に送信することで、前
記リモコンで前記複数の室内機をグループ制御すると共
に、前記室内機に前記リモコンへの送信をするか否かを
切り換える切り換え手段を設ける事で、前記集中制御装
置により個別に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における空気調和機の制
御装置のブロック図
【図2】本発明の第1の実施例の空気調和機の制御装置
のデータの構成図
【図3】本発明の第1の実施例の空気調和機の制御装置
の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施例における空気調和機の制
御装置のブロック図
【図5】本発明の第2の実施例における空気調和機の制
御装置のフーロチャート
【図6】従来の空気調和機の制御装置のブロック図
【符号の説明】
1 リモコン 2 室内機 3 第1の伝送路 4 集中制御装置 6 第2の送信手段 7 識別手段 8 リモコンアドレス設定手段 9 第1の自己アドレス設定手段 10 動作手段 11 第2の送信手段 12 第2の自己アドレス設定手段 13 切り換え手段 51 第1の送信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 103 F24F 11/02 104

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機の動作に関するデータを送受
    信する第1の送受信手段と、自己のアドレスを設定する
    第1の自己アドレス設定手段とを有するリモコンと、空
    気調和機の動作に関する前記データを複数の室内機に個
    別に送受信する第2の送受信手段を有し複数の前記室内
    機を個別に集中制御する集中制御装置と、空気調和機の
    動作に関する前記データを送受信する第3の送受信手段
    と、自己のアドレスを設定する第2の自己アドレス設定
    手段と、リモコンアドレスを設定するリモコンアドレス
    設定手段と、前記第3の送受信手段が受信した前記デー
    タを、前記リモコンが送信した前記データか、前記集中
    制御装置が送信した前記データかを識別する識別手段と
    を有する前記室内機と、前記リモコンと前記集中制御装
    置と複数の前記室内機を互いに結合する伝送路から成る
    ことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の室内機のリモコンアドレス設定手
    段により設定されるリモコンアドレスを同じ値にし、集
    中制御装置から送信されたデータをリモコンへ送信し、
    受信した前記リモコンが、再度複数の前記室内機に送信
    することで、前記リモコンで前記複数の室内機をグルー
    プ制御すると共に、前記室内機に前記リモコンへの送信
    をするか否かを切り換える切り換え手段を設け、前記集
    中制御装置により個別に制御することを特徴とした請求
    項1に記載の空気調和機の制御装置。
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