JP3093334U - モップ - Google Patents

モップ

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JP3093334U
JP3093334U JP2002006425U JP2002006425U JP3093334U JP 3093334 U JP3093334 U JP 3093334U JP 2002006425 U JP2002006425 U JP 2002006425U JP 2002006425 U JP2002006425 U JP 2002006425U JP 3093334 U JP3093334 U JP 3093334U
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友康 甲斐
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友康 甲斐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、床面ばかりでなく天井面や壁面など
の平坦面を、効率良く楽に拭くことができ、また、拭取
布の着脱が容易にできるモップを提供する。 【解決手段】基板2の略中央部の左右端に一対の軸受け
部3を立設し、軸受け部3に軸支された軸棒4を機軸と
して、基板2は回動自在とする。軸棒4を、前後方向に
回動自在に設けられた支柱取付具5と、支柱取付具5の
両端側にそれぞれ逆方向に向けて配置された一対の略L
字状の布挟持板6とに挿通し、スプリング7を、軸棒4
に巻回し、一端を基板2に他端を布挟持板6に当接す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、モップに関し、特に天井面、壁面、床面などの清掃に用いて好適な モップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のモップは、雑巾等の拭取布を保持する保持具により、拭取布の一端側の みを挟持する構造となっている。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】 特許第2676326号公報
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従って、前記従来のモップで、天井面や壁面などを掃除する場合、保持具に挟 持されていない側の拭取布の大部分が、重力により垂れ下がって、天井面や壁面 に殆ど接触しないので、非常に拭きにくく作業効率が悪いという問題があった。
【0005】 本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、床面ばかりで なく天井面や壁面などの平坦面を、効率良く楽に拭くことができ、また、拭取布 が簡単に着脱できるモップを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案は、基板と、該基板の略中央部の左右端に立設された一対の 軸受け部と、該軸受け部に軸支された軸棒に挿通されると共に、回動自在に設け られた支柱取付具と、該支柱取付具の両端側にそれぞれ逆方向に向かって対向配 置された一対の略L字状の布挟持板と、前記軸棒に巻回され、一端が基板に他端 が前記布挟持板に当接した付勢手段とからなることを第1の特徴とする。
【0007】 また、請求項1記載のモップにおいて、基板の左右端に、人指が挿入可能な凹み を設けたことを第2の特徴とする。
【0008】 さらに、請求項1又は請求項2記載のモップにおいて、基板を可撓性部材で形成 したことを第3の特徴とする。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。 図1は、本考案に係るモップの一実施例を示す斜視図である。図2はその平面図 、図3はその正面図である。図4は図2のA−A線断面図である。
【0010】
【実施例】
まず、本考案に係るモップの全体の主な構成は、図1に示すように、基板2と支 柱取付具5と一対の略L字状の布挟持板6とからなっている。 図1、図2に示すように、基板2は略正方形をなしており、基板2の略中央部の 左右端には一対の軸受け部3が立設されている。この一対の軸受け部3は、図1 、図4に示すように、軸棒挿着孔3aを有し、軸棒挿着孔3aには軸棒4の両端 部が挿着されている。基板2は、この軸棒4を機軸として、前後方向に回動自在 である。
【0011】 また、図1、図2、図4に示すように、軸棒4には、前後方向に回動自在に設け られた略T字状の支柱取付具5と、支柱取付具5の両端側にそれぞれ逆方向に向 かって対向配置された略L字状の一対の布挟持板6が挿通されて取り付けられて いる。 この支柱取付具5は、略T字状に形成されており、図3、図4に示すように、上 方に開口した支柱挿着孔5aには支柱8が挿着され、図4に示すように、軸棒挿 通孔5bには軸棒4が挿通されている。支柱8を挿着された支柱取付具5は、軸 棒4を機軸として前後に回動自在である。
【0012】 布挟持板6は、図1、図2、図3に示すように、略L字状の平板形状をなし、基 板2に対して直交する押下片6aと、基板2に対して平行な布挟圧部6bとから なり、押下片6aには、付勢手段としてのスプリング7の一端7aが当接され、 布挟圧部6bは、スプリング7の付勢力で、基板2に圧接されている。布挟持板 6の裏面中央部には、図4に示すように、貫通孔6dを有する一対の舌片6cが 、下方に向かって突設されている。この貫通孔6dに軸棒4が挿通され、布挟持 板6は、軸棒4を機軸として前後に回動自在とされている。
【0013】 また、スプリング7は、図1、図3、図4に示すように、布挟持板6に取り付け られた対向する一対の舌片6cの間に挟装されると共に、舌片6cに挿通された 軸棒4に巻回されている。このスプリング7の両端7a、7bは、一端7aが布 挟持板6の押下片6aに、他端7bが基板2にそれぞれ当接して、布挟持板6の 布挟圧部6bを基板2側に付勢している。。
【0014】 次に、本実施例の使用方法と作用について説明する。 図5は、拭取布として、一般に家庭で使用されている雑巾9を、モップ1に装着 する際の実施例である。まず、図5(a)に示すように、基板2が支柱8の上方 に位置するように、基板2と支柱8を片手で把持し、片方の布挟持板6の押下片 6aを、基板2に向かって人指10で押し下げると、布挟持板6は、軸棒4を機 軸として回動し、基板2に圧接されていた布挟持板6の布挟圧部6bは、基板2 から離反し隙間が生じる。図5(b)に示すように、この隙間に雑巾9の一端を 挟み込み、押下片6aを押し下げていた人指10を離すと、布挟持板6が、前記 スプリング7の付勢力で元に戻り、雑巾9の一端は、布挟持板6と基板2との間 に圧接挟持される。
【0015】 次に、以上の操作と同様に、雑巾9が装着されていない側の、布挟持板6の押下 片6aを、基板2に向かって人指10で押し下げると、布挟持板6は、軸棒4を 機軸として回動し、基板2に圧接されていた布挟持板6の布挟圧部6bは、基板 2から離反し隙間が生じる。図5(c)に示すように、この隙間に雑巾9の他端 を基板2に沿ってピンと張った状態で挟み込み、押下片6aを押し下げていた人 指10離すと、布挟持板6が、前記スプリング7の付勢力で元に戻り、雑巾9は 、布挟持板6と基板2との間に圧接挟持され、雑巾9のモップ1への装着が完了 する。 このように、本考案に係るモップ1は、極めて簡単な操作で、モップ1に雑巾9 を平坦に装着できる。
【0016】 尚、雑巾9をモップ1から取り外すときは、上記と逆の操作を行えば良い。
【0017】 また、雑巾9のモップ1への着脱は、例えば、足を使って布挟持板6の押下片6 aを押し下げるなど、人手以外の手段で行うことも可能である。また、タオルや 拭取り専用紙でも雑巾9の代用ができる。
【0018】 次に、本考案に係るモップ1の使用方法について説明する。拭取布として、前記 雑巾9を使用している。モップ1で天井面を拭く場合は、図6(a)に示すよう に、まず、雑巾9を装着したモップ1の支柱8を片手又は両手で把持し、モップ 1の拭面を天井面に当接する。次に、モップ1の支柱8を前後に動かす。支柱8 は、基板2に対して前後に回動自在であるため、天井面との角度に応じて自由に 回動し、モップ1の拭面と天井面とは、常に当接した状態となる。また、天井面 に凹凸があっても、同様の作用により、凹凸の角度に自在に適応してムラなく拭 くことができる。以上の一連の操作を繰り返しながら、体を前後左右に移動させ ると、より広範囲に拭くことができる。
【0019】 壁面を拭く場合も同様である。図6(b)に示すように、まず、雑巾9を装着し たモップ1の支柱8を片手又は両手で把持し、モップ1の拭面を壁面に当接する 。次に、モップ1の支柱8を上下に動かす。支柱8は、基板2に対して上下に回 動自在であるため、壁面との角度に応じて自在に回動し、モップ1の拭面と壁面 とは、常に当接した状態となる。また、壁面に凹凸があっても、上記と同様の作 用により、凹凸の角度に自在に適応してムラなく拭くことができる。
【0020】 床面を拭く場合の実施例を図6(c)に示すが、使用方法、作用などは、モップ 1の拭面を床面に当接する以外は、天井面を拭く場合と同様であるので、説明は 省略する。 以上のように、床面ばかりでなく天井面や壁面などの平坦面を、効率良く楽に拭 くことができる。
【0021】 次に、図7は、基板2の左右辺に、人指が挿入可能な凹み11を設けた場合の実 施例である。図7(a)は、基板2の構造を示す。また、図7(b)は、モップ 1の使用例を示す。図7(b)に示すように、モップ1の基板2を手で持つ際に 、前記凹み11に指を入れて持つと、雑巾9に直接手が触れないので、手を汚さ ずに済む。雑巾9の代わりにタオルや拭取り専用紙を用いても、同様の効果が得 られる。
【0022】 図8は、基板2の、その他の実施例である。図8に示すように、基板2上に、格 子状の補強リブ2aを設けることにより、基板2が補強される。また、基板2に 透孔2bを設けることにより、基板2が軽量化される。さらに、基板2の前後端 に、歯状部2cを設けることにより、拭取布装着時に、拭取布(雑巾9)が咬止 され保持力が増加する。尚、基板の補強リブ2a、基板の透孔2b、基板の歯状 部2cは、それぞれ単独で設けられるものでも良い。
【0023】 尚、図9は、基板2を可撓性部材で形成し、モップ1の製造の際に、軸棒4を基 板2へ取付ける方法を示すものである。軸棒4の両端は面取りされて、端部4a は丸みを帯びている。また、軸受け部3の両側面の上端部も面取りされて、側面 3bは、軸棒挿着孔3a側から軸受け部3上端中心に向かって傾斜している。こ のように面取りすることで、軸棒端部4aを、軸棒挿着孔3aに、円滑に挿着す ることができる。図9(a)に示すように、軸棒4の一端を、片側の軸受け部3 の軸棒挿通孔3aに挿着したままで、基板2を撓め、軸受け部3を外側に傾動さ せ、未挿着側の軸棒4の端部4aを、軸受け部3の傾斜側面3bに沿って下方に 滑らせ、軸棒挿着孔3aの開口部に挿着し、基板2の撓みを元に戻すと、図9( b)に示すように、軸棒4と軸受け部3の軸棒挿着孔3aとを、簡単に挿着する ことができる。
【0024】
【考案の効果】
本考案のモップは、以上のように構成したので、床面ばかりでなく天井面や壁 面などの平坦面を、効率良く楽に拭くことができ、また、拭取布が簡単に着脱で きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るモップの一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2におけるA−A線断面図である。
【図5】雑巾をモップに装着する状態を示す説明図であ
る。
【図6】本考案に係るモップの使用方法を示す説明図で
ある。
【図7】基板の他の実施例を示す斜視図である。
【図8】基板の他の実施例を示す斜視図である。
【図9】基板への軸棒の取付け方法を示す説明図であ
る。
【符号の説明】 1 モップ 2 基板 2a 基板の補強リブ 2b 基板の透孔 2c 基板の歯状部 3 軸受け部 3a 軸棒挿着孔 3b 傾斜側面 4 軸棒 4a 軸棒端部 5 支柱取付具 5a 支柱挿着孔 5b 軸棒挿通孔 6 布挟持板 6a 押下片 6b 布挟圧部 6c 舌片 6d 貫通孔 7 スプリング(付勢手段) 8 支柱 9 雑巾(拭取布) 10 人指 11 凹み 12 天井面 13 壁面 14 床面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板の略中央部の左右端に立
    設された一対の軸受け部と、該軸受け部に軸支された軸
    棒に挿通されると共に、回動自在に設けられた支柱取付
    具と、該支柱取付具の両端側にそれぞれ逆方向に向かっ
    て対向配置された一対の略L字状の布挟持板と、前記軸
    棒に巻回され、一端が基板に他端が前記布挟持板に当接
    した付勢手段とからなることを特徴とするモップ。
  2. 【請求項2】 前記基板の左右端に、人指が挿入可能な
    凹みを設けたことを特徴とする請求項1記載のモップ。
  3. 【請求項3】 前記基板を可撓性部材で形成したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のモップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013031652A (ja) * 2011-07-05 2013-02-14 Yamazaki Corp 処理器具

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