JP3092951B2 - 内視鏡用絞り装置 - Google Patents

内視鏡用絞り装置

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JP3092951B2
JP3092951B2 JP03004019A JP401991A JP3092951B2 JP 3092951 B2 JP3092951 B2 JP 3092951B2 JP 03004019 A JP03004019 A JP 03004019A JP 401991 A JP401991 A JP 401991A JP 3092951 B2 JP3092951 B2 JP 3092951B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挿入部先端部内に組み
込むのに適した内視鏡用絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長の挿入部を挿入する
ことにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処
置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処
置のできる内視鏡が広く利用されている。
【0003】前記内視鏡による観察時には、常に適正な
明るさの被写体像が得られるように、照明光の光量また
は観察手段の受光量を、自動的に調節することが行われ
ている。この光量調節の手段としては、内視鏡に照明光
を供給する光源装置内に照明光の光量を調節する機械的
な絞り装置を設けることが多いが、内視鏡の挿入部先端
部に、照明光の光量または観察手段の受光量を調節する
ための機械的な絞り装置を設けることも考えられる。
【0004】この機械的な絞り装置を動作させるには、
従来はアクチュエータとしての電気モータを駆動させ
て、このモータからの力を歯車等の伝達機構を介して絞
り羽根を動かしていた。また、特公昭56−9692号
公報には電磁石をアクチュエータとして絞り羽根を動か
す機構が示されている。また、実開平1−88930号
明細書には、バイモルフをアクチュエータとして用いた
例が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気モ
ータを絞り装置のアクチュエータとして用いる場合や、
特公昭56−9692号公報のように電磁石をアクチュ
エータとして用いる場合には、絞り装置の構造が複雑に
なり、絞り装置を内視鏡の挿入部先端部等に組み込める
程小型化することができない。また、実開平1−889
30号明細書に示されるように、バイモルフを絞り装置
のアクチュエータとして用いた場合には、バイモルフの
駆動変位量がわずかであるため、バイモルフと絞り羽根
の間に変位量を大きくするための伝達機構を設けなけれ
ばならず、この場合も絞り装置の小型化が難しい。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、絞り羽根を駆動する機構が簡単で小型化できる
ようにした絞り装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡用絞り装
置は、内視鏡の細長な挿入部先端部に設けられ、この内
視鏡の挿入部内に取り込まれる観察光の受光量又は挿入
部内を経て出射される照明光の光量を調整するための内
視鏡用絞り装置において、回動変位することで前記観察
光の受光量又は照明光の光量を調整する絞り羽根と、前
記挿入部の中心軸方向に対して略平行に設けて、前記絞
り羽根の一端部を回動可能に軸支した回転軸と、前記絞
り羽根側に可動端を接続し、前記挿入部先端部内側に固
定端を固定した通電することにより加熱変形して前記絞
り羽根を、前記回転軸を支点に回動変位させる形状記憶
合金と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、通電することにより前記形状記憶
合金を加熱して変形させ、前記絞り羽根を回動変位させ
て、前記観察光の受光量又は照明光の光量を調整する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図20は本発明の第1実施例に係わ
り、図1は内視鏡の挿入部先端部の構成を示す説明図、
図2は絞り孔を観察光学系から退避させた状態の図1の
A−A´線断面図、図3は絞り孔を観察光学系に介装し
た状態の図1のA−A´線断面図、図4は内視鏡装置の
全体を示す説明図、図5は内視鏡装置の構成を示すブロ
ック図、図6は内視鏡の操作部の正面図、図7及び図8
はそれぞれカメラコントロールユニットの他の構成例を
示すブロック図、図9は図8の例の動作を示すフローチ
ャート、図10はカメラコントロールユニットの更に他
の構成例を示すブロック図、図11は内視鏡の湾曲部の
先端側の断面図、図12は内視鏡の湾曲部の後端側の断
面図、図13は湾曲外ブレードの一部を拡大して示す説
明図、図14は湾曲外ブレードの網目を通じて針金やエ
ッジがゴムチューブに達した状態を示す説明図、図15
は湾曲外ブレードの網目を通じてエッジがゴムチューブ
に接触した状態を示す説明図、図16は湾曲外ブレード
の網目を通じてゴムチューブに接触したエッジによって
ゴムチューブが移動した状態を示す説明図、図17は内
視鏡の湾曲部の他の例を示す一部切欠側面図、図18は
湾曲外ブレードの網目を通じてエッジがコイルチューブ
に接触した状態を示す説明図、図19は湾曲外ブレード
の網目を通じてコイルチューブに接触したエッジによっ
てコイルチューブが移動した状態を示す説明図、図20
はファイバスコープの側面図である。
【0010】図4に示すように、内視鏡装置は、内視鏡
1と、この内視鏡1に接続される光源装置40及びカメ
ラコントロールユニット(以下、CCUと記す。)41
と、前記CCU41に接続されるモニタ42とを備えて
いる。
【0011】前記内視鏡1は、細長で可撓性を有する挿
入部2と、この挿入部2の後端に折れ止め部14を介し
て連設された操作部3と、この操作部3から延設された
ユニバーサルコード4とを備えている。前記ユニバーサ
ルコード4の端部には、前記光源装置40に着脱自在に
接続されるLGコネクタ5が設けられている。このLG
コネクタ5からは、CCUケーブル6が延設され、この
CCUケーブル6の端部には、前記CCU41に着脱自
在に接続されるCCUコネクタ7が設けられている。
【0012】前記挿入部2は、先端側から順に、硬性の
先端部8,湾曲可能な湾曲部9,及び軟性の軟性部10
とで構成されている。また、前記操作部3は、前記挿入
部2側の把持部11と、反挿入部側のスイッチ部12と
を備えている。前記把持部11の側面には、対向する2
つの平面が形成され、一方の平面には、前記湾曲部9を
湾曲操作するための湾曲操作ノブ13が設けられてい
る。また、前記把持部11の他方の平面から、前記ユニ
バーサルコード4が延出されている。
【0013】図1に示すように、前記先端部8には照明
窓と観察窓とが設けられている。前記照明窓の内側に
は、照明レンズ15が設けられ、この照明レンズ15の
後端にライトガイド16が連設されている。このライト
ガイド16は、挿入部2,操作部3及びユニバーサルコ
ード4内を挿通されて、入射端部は前記LGコネクタ5
に接続されている。そして、前記光源装置40から出射
された照明光が、前記ライトガイド16の入射端に入射
され、このライトガイド16及び照明レンズ15を経
て、被写体に照射されるようになっている。
【0014】また、前記観察窓の内側には、対物レンズ
群17が設けられ、この対物レンズ群17の結像位置に
固体撮像素子、例えばCCD18が配設されている。前
記CCD18には、電子部品19が実装された基板20
が接続され、この基板20には電気信号線21が接続さ
れている。この信号線21は、挿入部2,操作部3,ユ
ニバーサルコード4,LGコネクタ5及びCCUケーブ
ル6内を挿通されて、前記CCUコネクタ7に接続され
ている。また、前記対物レンズ群17内には、絞り装置
23が設けられている。
【0015】前記絞り装置23について、図2及び図3
を用いて説明する。絞り装置23は長形の絞り羽根24
を有し、この絞り羽根24の一端部は、挿入部2の中心
軸近傍に設けられた回転軸Oに回転可能に取り付けられ
ている。また、前記絞り羽根24の中央部には、絞り孔
25が形成されている。そして、前記回転軸Oを中心に
絞り羽根24が回動することにより、対物レンズ群17
による観察光学系26の光路上に、前記絞り孔25が挿
脱されるようになっている。前記絞り羽根24の他端部
には、互いに対向する側部側に、それぞれ、形状記憶合
金27の一端部とばね等の弾性部材29の一端部とが、
例えばロウ付けによって固定されている。前記形状記憶
合金27の他端部と前記弾性部材29の他端部は、それ
ぞれ、前記回転軸Oを中心とする略対称な位置において
固定部材28,30によって、先端部8の本体に固定さ
れている。前記形状記憶合金27は、高温相(オーステ
ナイト相)で、図3に示すような縮んだ形状を記憶して
いる。前記形状記憶合金27には電気ケーブル31が接
続され、このケーブル31は挿入部2,操作部3,ユニ
バーサルコード4,LGコネクタ5及びCCUケーブル
6内を挿通されて、前記CCUコネクタ7に接続されて
いる。
【0016】図6に示すように、内視鏡1の操作部3の
把持部11に設けられている湾曲操作ノブ13は、上下
湾曲操作ノブ32と左右湾曲操作ノブ33と、各操作ノ
ブ32,33による湾曲状態の維持と解除を行う湾曲解
除ノブ34,35とで構成されている。一方、スイッチ
部12には、挿入部2の長手方向を中心として対称な位
置に、2つの操作スイッチ、すなわち、画像静止用スイ
ッチ(以下、FSWと記す。)36と画像記録用スイッ
チ(以下、RSWと記す。)37とが設けられている。
前記FSW36は、例えば押しボタン式のトグルスイッ
チからなり、操作者が一度押すとオンの状態が維持さ
れ、もう一度押すとオフの状態になるようになってい
る。また、RSW37は、スイッチを押した瞬間のみオ
ンとなり、操作者が指を離すとオフになる構成になって
いる。また、図5に示すように、前記FSW36,RS
W37の各一方の端子は電源電圧に接続され、各他方の
端子はそれぞれ信号線38,39に接続されていると共
に、抵抗を介して接地されている。前記信号線38,3
9は、ユニバーサルコード4,LGコネクタ5及びCC
Uケーブル6内を挿通されて、前記CCUコネクタ7に
接続されている。
【0017】また図5に示すように、前記CCU41内
には、信号線21を介して前記CCD18に接続され、
CCD18からのアナログ映像信号をデジタル信号に変
換するためのA/D変換器45が設けられている。この
A/D変換器45の出力信号は、画像メモリ46に入力
されるようになっている。この画像メモリ46は、メモ
リ制御回路47によって書き込みと読み出しが制御され
るようになっている。また、メモリ制御回路47には、
信号線38を介してFSW36が接続されるようになっ
ている。前記画像メモリ46の出力信号は、D/A変換
器48によってアナログ信号に変換された後、CCU4
1の外部に設けられたモニタ42と画像記録装置44と
に送られるようになっている。尚、照明光を赤(R),
緑(G),青(B)等の波長領域の光に順次切り換える
面順次式の場合には、前記画像メモリ46は各波長領域
の像毎に設けられ、この画像メモリ46に各波長領域の
映像信号が順次記憶された後、この画像メモリ46か
ら、各波長領域の映像信号が同時に読み出される。白色
照明光を用い、CCD18の前面に設けたモザイクフィ
ルタによって色分離を行う同時式の場合には、A/D変
換器45の前段に、CCD18の出力信号を色分離する
回路等を設ける。
【0018】また、CCU41内には、前記FSW36
とRSW37の状態に応じて画像記録装置44による画
像記録を制御するためのスイッチ検知部49が設けられ
ている。このスイッチ検知部49は、例えばアンドゲー
ト50を有し、このアンドゲート50の各入力端には、
それぞれ、信号線38,39を介してFSW36,RS
W37が接続されるようになっている。そして、前記ア
ンドゲート50の出力によって、画像記録装置44の画
像記録を制御するようになっている。
【0019】また、前記CCU41内には、ケーブル3
1を介して前記形状記憶合金27に接続される通電回路
51及び抵抗値検出回路52と、前記通電回路51を制
御する通電制御回路53と、内視鏡1の先端部3に設け
られた絞り装置23を制御するための目標値を出力する
絞り制御回路55と、この絞り制御回路55からの目標
値から前記抵抗値検出回路52の出力を減算して通電制
御回路53に出力する減算器54とが設けられている。
前記絞り制御回路55には、CCD18からの映像信号
が入力されるようになっている。
【0020】ここで、絞り装置23の動作について説明
する。光源装置40から出射された照明光は、ライトガ
イド16及び照明レンズ15を経て被写体に照射され
る。この照明光によって照明された被写体の像は、対物
レンズ群17によってCCD18上に結像され光電変換
される。このCCD18の出力信号は、A/D変換器4
5,画像メモリ46,D/A変換器48で処理され、モ
ニタ42や画像記録装置44へ送られる。
【0021】前記CCD18の出力信号は、絞り制御回
路55にも入力される。この絞り制御回路55は、前記
CCD18の出力信号から被写体像の明るさ情報を生成
し、この明るさ情報に応じて、絞り装置23を制御する
ための目標値を出力する。尚、この目標値は、絞り装置
23のアクチュエータである形状記憶合金27の温度に
対応する抵抗値として出力される。また、前記形状記憶
合金27の抵抗値が抵抗値検出回路52によって検出さ
れる。減算器54にて、前記絞り制御回路55からの目
標値から前記抵抗値検出回路52の出力が減算され、通
電制御回路53に入力される。この通電制御回路53
は、前記減算器54の出力に応じて通電回路51を制御
し、この通電回路51の形状記憶合金27に対する通電
量を制御する。尚、通電量の制御は、電圧制御でも良い
し電流制御でも良い。また、パルス幅変調方式でデュー
ティ比を変えるようにしても良い。前記通電回路51に
よって通電された形状記憶合金27は、加熱され、通電
量に応じて収縮する。このようにして、形状記憶合金2
7は、設定された状態まで収縮する。
【0022】前記絞り制御回路55は、CCD18の受
光量が所定値以下の場合には、形状記憶合金27に対す
る通電を指示しない。この場合は、図2に示すように、
弾性部材29の力により、絞り孔25が観察光学系26
から退避する位置に絞り羽根24が配置され、また、形
状記憶合金27は伸びた状態になっている。一方、CC
D18の受光量が所定値を越える場合には、絞り制御回
路55は、形状記憶合金27に対する通電を指示する。
形状記憶合金27は、通電されることにより加熱され長
手方向に縮み、弾性部材29の力に抗して絞り羽根24
が移動し、図3に示すように、絞り孔25が観察光学系
26の中心に移動する。これにより、CCD18に対す
る入射光量が制限される。また、形状記憶合金27への
通電を止めると、絞り羽根24は、弾性部材29の力に
より、図2に示すような絞り孔25が観察光学系26か
ら退避する位置に戻る。このように、CCD18に対す
る入射光量が多すぎる場合には、絞り径を小さくして入
射光量を制限すると共に被写界深度を深くすることがで
きる。尚、CCD18に対する入射光量に応じて自動的
に絞り羽根24を駆動する他に、マニュアルで絞り羽根
24の移動を指示できるようにしても良い。
【0023】このように、本実施例における絞り装置2
3では、絞り羽根24を駆動するアクチュエータとして
温度に応じて変形する形状記憶合金27を用い、この形
状記憶合金27に対する通電量を制御することによって
絞り羽根24の駆動を制御するようにしている。したが
って、絞り羽根24を駆動する機構が簡単で、また、絞
り羽根とアクチュエータの間に伝達機構を介する必要が
なく、絞り装置23を小型化することができ、従来、内
視鏡1の挿入部2の先端部8のように組み込むことが困
難であった狭隘な部位にも、絞り装置23を実装するこ
とが可能となった。
【0024】次に、図5を参照して、画像の静止と記録
の動作について説明する。内視鏡1の操作部3に設けら
れたFSW36及びRSW37が共に操作されない状態
では、CCD18から出力される画像情報は、A/D変
換器45でデジタル信号に変換された後、画像メモリ4
6へ書き込まれて、即時読み出され、D/A変換器48
でアナログ信号に変換されて、モニタ42及び画像記録
装置44に送られる。前記画像メモリ46の記憶情報が
満杯になると、古い情報に代えて新規の情報が書き込ま
れ、この新規の情報も即時読み出される。従って、モニ
タ42には、被写体の動画が表示される。一方、アンド
ゲート50の出力はLレベルであるため、画像記録装置
44には画像記録指示が出されていないので、画像記録
は行われない。
【0025】次に、操作者がFSW36を押し込むと、
接点がオンの状態に維持され、アンドゲート50及びメ
モリ制御回路47にHレベルの信号が入力される。前記
メモリ制御回路47は、FSW36からHレベルの信号
が入力されると、画像メモリ46へ書き込み禁止の指示
を出す。これにより、画像メモリ46には、新しい情報
が蓄積されず、同じ情報が繰り返し読み出されることに
なり、モニタ42には静止画が表示されることになる。
一方、FSW36からのアンドゲード50への入力はH
レベルになっているが、RSW37が押されていない場
合にはRSW36からのアンドゲード50への入力はL
レベルになっているので、画像記録装置44には画像記
録指示が出されていないので、画像記録は行われない。
これに対し、FSW36がオンの状態のままで、操作者
がRSW37を押すと、アンドゲート50に対する2つ
の入力がいずれもHレベルとなり、アンドゲート50の
出力がHレベルとなる。その結果、画像記録装置44へ
画像記録指示が出力され、この画像記録装置44にて静
止画が記録される。また、操作者がもう一度FSW36
を押すことにより、FSW36からの信号がLレベルと
なり、静止画の状態が解除される。
【0026】また、操作者がFSW36を押す前にRS
W37を押した場合には、アンドゲート50に対するR
SW37からの入力はHレベルになるが、FSW36は
操作されていないためこのFSW36からの入力はLレ
ベルのままであり、アンドゲート50の出力はLレベル
であり、画像記録装置44への画像記録指示は行われ
ず、画像記録は行われない。
【0027】このように、本実施例によれば、操作者が
予めFSW36を押していなければ、RSW37を押し
ても画像記録装置44における画像記録が行われないよ
うになっている。従って、操作者が誤って先にRSW3
7を押してしまっても、画像記録は行われないので、例
えばフィルムやフロッピーディスク等を無駄にすること
がない。
【0028】次に、図7ないし図10を用いて、画像の
静止と記録の制御に関する3つ変形例について説明す
る。図7は第1の変形例におけるCCUの一部の構成を
示すブロック図である。
【0029】本例では、FSW36,RSW37は、い
ずれも、押した時だけ導通し、ボタンから手を離すとオ
フとなる押しボタンスイッチで構成されている。FSW
36,RSW37のそれぞれの一方の接点には抵抗を介
して電源電圧VDDが印加され、それぞれの他方の接点は
抵抗を介して接地されている。CCU41内には、FS
W36の前記他方の接点に接続された計数回路57と、
アンドゲート58が設けられ、このアンドゲート58の
各入力端には、計数回路57の出力端とRSW37の前
記他方の接点とが接続されている。また、前記計数回路
57の出力は、メモリ制御回路47を制御し、アンドゲ
ート58の出力は画像記録装置44を制御するようにな
っている。その他の構成は、第1実施例と同様である。
【0030】次に、この第1の変形例の作用について説
明する。FSW36に接続された計数回路57は、FS
W36が押されることにより発生するパルスの回数をカ
ウントし、次のような出力を出すようになっている。す
なわち、パルスのLレベルからHレベルへ変化する回数
が奇数回のときは、メモリ制御回路47へHレベルを出
力し、これにより、メモリ制御回路47から画像メモリ
46へ書き込み禁止の指令が出され、モニタ42及び画
像記録装置44には静止画の映像信号が送られる。一
方、パルスの回数が偶数回のときは計数回路57はLレ
ベルを出力する。これにより、画像メモリ46への書き
込み禁止の指令は行われずに、モニタ42及び画像記録
装置44には動画の映像信号が送られる。尚、前記計数
回路57は、CCU41の電源がオフされると、リセッ
トされるようになっている。
【0031】従って、FSW36を連続して押すと、モ
ニタ42の表示画面は、動画(初期状態)→静止画→動
画…と交互に切り換わる。また、アンドゲート58は、
計数回路57の出力がHレベルで、且つRSW37が押
されたときのみHレベルの出力を出し、これが画像記録
装置44に対する画像記録指示となる。すなわち、静止
画像状態にあるときのみ、RSW37を押せば、画像記
録が行われる。
【0032】本例におけるその他の作用及び効果は第1
実施例と同様である。
【0033】図8及び図9は第2の変形例に係わり、図
8は本例の要部を示すブロック図、図9は本例の動作を
示すフローチャートである。
【0034】本例は、画像の静止と記録の制御をソフト
的に行う例である。図8に示すように、CCU41内に
は、FSW36,RSW37のオン/オフの状態を検出
するスイッチ信号検出部61,62と、FSW36が押
されていない状態でRSW37が押されたときに警告音
を発したり警告表示を行うための警告手段64と、前記
スイッチ信号検出部61,62の出力に基づいてメモリ
制御回路47,画像記録装置44及び警告手段64を制
御する制御部63とが設けられている。前記制御部63
は、CPU等からなり、図9に示すように動作する。
【0035】まず、ステップS1(以下、ステップは省
略し単にS1のように記す。)で、初期状態、すなわち
動画状態に設定される。次に、S2で、FSW36が押
されたか否かを判断し、NOの場合はS3で、RSW3
7が押されたか否かを判断する。前記S3でNOの場合
はS1へ戻り、YESの場合はS4で、警告手段64に
て警告音を発したり警告表示を行い、S1へ戻る。
【0036】前記S2でYESの場合は、S5で、メモ
リ制御回路47に画像静止の指示を出し、これにより、
モニタ42及び画像記録装置44に静止画の映像信号が
出力される。
【0037】次にS6で、RSW37が押されたか否か
を判断し、NOの場合は次のS8へ進む。YESの場合
はS7で、画像記録装置44へ画像記録指示を出し、こ
れにより画像記録装置44にて静止画が記録される。そ
して、S8へ進む。前記S8では、FSW36が押され
たか否かを判断し、NOの場合はS5へ戻り、YESの
場合はS1へ戻る。
【0038】このように、本例では、FSW36が押さ
れた状態でRSW37が押されたときのみ、画像記録装
置44による画像記録が行われる。また、静止画状態
で、RSW37が押された後FSW36が押された場
合、または連続してFSW36が押された場合には、静
止画が動画に変化する。また、FSW36が押されてい
ない状態でRSW37が押されたときには警告手段64
によって警告される。
【0039】本例によれば、RSW37の誤操作による
ファイリングの無駄をなくすことができると共に、画像
の静止と記録の制御をソフト的に行うので、回路等が複
雑になることがない。
【0040】本例におけるその他の構成,作用及び効果
は第1実施例と同様である。
【0041】図10は第3の変形例におけるCCUの一
部の構成を示すブロック図である。
【0042】本例では、第1の変形例と同様に、FSW
36,RSW37は、いずれも押した時だけ導通し、ボ
タンから手を離すとオフとなる押しボタンスイッチで構
成されている。FSW36,RSW37のそれぞれの一
方の接点には抵抗を介して電源電圧VDDが印加され、そ
れぞれの他方の接点は抵抗を介して接地されている。前
記FSW36の前記他方の接点には、計数回路57が接
続されている。この計数回路57は、第1の変形例と同
様に、FSW36が押されることにより発生するパルス
の回数をカウントし、パルスのLレベルからHレベルへ
変化する回数が奇数回のときはHレベルを出力し、偶数
回のときはLレベル出力する。前記計数回路57の出力
と、RSW37の前記他方の接点からの出力は、フリー
ズ,レリーズ手段65に入力されるようになっている。
このフリーズ,レリーズ手段65は、第1実施例,第1
の変形例または第2の変形例におけるメモリ制御回路4
7,画像メモリ46,画像記録装置44,アンドゲート
50,58等からなる画像の静止と記録を行うための構
成と同様である。
【0043】本例では、動画状態においてRSW37が
押されたときに警告を発する警告機能が設けられてい
る。すなわち、前記計数回路57の出力はインバータ6
6で反転されてアンドゲート67の一方の入力端に入力
Aとして印加される。また、RSW37の出力は前記ア
ンドゲート67の他方の入力端に入力Bとして印加され
る。このアンドゲート67の出力Xは、トランジスタ
(以下、TRと記す。)68のベースに印加される。こ
のTR68のコレクタにはスピーカ69の一方の端子が
接続され、このスピーカ69の他方の端子には抵抗を介
して電源電圧VDDが印加されている。また、前記TR6
8のエミッタは接地されている。
【0044】次に、本例の作用について説明する。FS
W36,RSW37が押される場合のアンドゲート67
の入出力の真理表を以下に示す。
【0045】
【0046】このように、FSW36がオフの状態でR
SW37が押されたときのみ、アンドゲート67の出力
XがHとなり、TR68のベース電流が流れ、コレクタ
側に接続されているスピーカ69にも電流が流れ、警告
音が発せられる。
【0047】このように本例によれば、FSW36を押
さずにRSW37を先行して押すと警告音が出るので、
操作者が、誤操作を認識することができる。すなわち、
RSW37を押したことで写真等が撮れたと勘違いする
こと等がなくなる。
【0048】尚、本例では、警告音により操作者に警告
するようにしたが、例えば、前述のような誤操作が行わ
れた場合に、モニタ42上に告知するような警告手段を
採っても良い。
【0049】本例のその他の構成,作用及び効果は、第
1実施例,第1の変形例または第2の変形例と同様であ
る。
【0050】次に、図11及び図12を用いて、内視鏡
1の湾曲部9の構成について説明する。
【0051】湾曲部9は、複数の円筒状の湾曲駒74を
互いに回動自在に連結して構成された湾曲管75を備え
ている。図11に示すように、前記湾曲管75の先端側
には、先端口金83が嵌合され、接着剤にて固定され、
この先端口金83は、継管93を介して、先端部8を構
成する先端部本体94に接続されている。また、図12
に示すように、湾曲管75の後端側は、接続管78を介
してIG蛇管口金79に接続され、接着剤にて固定され
ている。前記IG蛇管口金79の後端には、軟性部10
を構成するIG蛇管80が接続されている。
【0052】前記湾曲管75の外周には、湾曲ゴム77
の噛み込みを防止するためのステンレス製湾曲ブレード
(網管)76が被覆され、この湾曲ブレード76の両端
は、半田にて湾曲管75に固定されている。更に、前記
湾曲ブレード76の外周には、湾曲ゴム77が被覆され
ている。この湾曲ゴム77の内径は、湾曲ブレード76
を被せた湾曲管75の外径よりも小さく、そのため、湾
曲ゴム77は湾曲ブレード76上に被着されている。図
11に示すように、前記湾曲ゴム77の先端側は、先端
口金83に糸巻き接着固定され、後端側はIG蛇管口金
80の第1の段差部84に糸巻き接着固定されている。
【0053】また、前記湾曲ゴム77の外周には、保護
チューブとしてのゴムチューブ86が、湾曲ゴム77と
同様に被着されている。前記ゴムチューブ86の先端側
は、湾曲ゴム77の先端側の糸巻き接着固定部の外周に
て、端面を揃えて糸巻き接着固定されており、後端側は
IG蛇管口金80の第2の段差部85及び湾曲ゴム77
の後端側糸巻き接着固定部に糸巻き接着固定されてい
る。図12に示すように、ゴムチューブ86の後端側固
定位置は、湾曲ゴム77の後端側固定位置に対して、長
さLだけ後端側にずらしている。尚、前記ゴムチューブ
86の内径は、湾曲ゴム77の外径よりも多少(2〜3
%)小さくなっている。また、前記湾曲ゴム77とゴム
チューブ86の間には、減摩剤が封入されている。尚、
前記湾曲ゴム77及びゴムチューブ86は、フッ素ゴム
製である。
【0054】更に、前記ゴムチューブ86の外周に、ス
テンレス製湾曲外ブレード87が被覆されている。この
湾曲外ブレード87の先端側は、外ブレード固定リング
88によって外ブレード口金90に固定されている。こ
の外ブレード口金90の先端側には、内周側に突出する
爪91が設けられ、この爪91が、先端部本体94及び
継管93の段差部に係止され、固定されている。前記湾
曲外ブレード87は、軟性部10のIG蛇管80の外周
に被覆された外ブレード95に連続しており、両者の境
目は、外ブレード固定リング89にて、IG蛇管口金7
9とIG蛇管80の接続部上に固定されている。前記湾
曲外ブレード87及び外ブレード95は、図13に示す
ように、素線97を編んで構成されており、その網目に
は隙間96がある。尚、湾曲時の突っ張りによる湾曲角
度の低下及び湾曲作動力量の増加を防止するために、湾
曲外ブレード87の素線97の網目の密度は、湾曲部以
外の外ブレード95の素線97の網目の密度に比べて低
くしている。また、、前記IG蛇管口金79の後端側の
外周部には、外側に突出する爪92が設けられ、この爪
92にて、外ブレード固定リング89の後方における外
ブレード95を外側に膨出することで、外ブレード固定
リング89の後端部による段差が生じないようにしてい
る。
【0055】また、湾曲管75の最前端の湾曲駒74の
内周部には、挿入部2内に挿通された湾曲操作ワイヤ8
1の先端部がロウ付けにて固定されている。前記湾曲操
作ワイヤ81の後端部は、操作部3内に設けられた湾曲
操作機構に接続されている。また、前記湾曲操作ワイヤ
81の軟性部10内における部分はコイルパイプ82内
に収納されており、このコイルパイプ82の先端部はI
G蛇管口金79の内周部にロウ付け等により固定されて
いる。また、湾曲駒74の内周部には、湾曲操作ワイヤ
81を案内するワイヤガイド73が適宜の間隔で設けら
れている。
【0056】ところで、従来の工業用内視鏡の湾曲部の
構造は次のようになっていた。すなわち、湾曲管の上
に、湾曲ゴムの噛み込みを防止するためのステンレスブ
レード(以下、湾曲ブレードと記す。)を被せ、その上
に湾曲部の水密を保つための湾曲ゴムを被せ、更に、そ
の上に湾曲ゴムを保護するためのステンレスブレード
(以下湾曲外ブレードと記す。)を被せていた。また、
前記湾曲ゴムの内径は湾曲ブレードの外径よりも小さ
く、湾曲ゴムは湾曲ブレード上に締め付けるように装着
されていた。しかしながら、従来の湾曲外ブレードは、
湾曲時の突っ張りによる湾曲角度の低下及び湾曲作動力
量の増加を防止するために、素線の網目の密度を、湾曲
部以外の外ブレードの密度に比べて低くしている。この
ため、湾曲部が観察対称物の鋭いエッジ部分に押し付け
られると、網目の隙間より、エッジ部分と湾曲ゴムとが
接触してしまい、湾曲ゴムが傷付いてしまうという問題
点があった。また、先の鋭い針金等が網目の隙間より侵
入して、湾曲ゴムを傷付ける場合もあった。そして、こ
の傷が、湾曲操作の繰り返しにより大きくなり、最終的
に湾曲ゴムに穴が開いてしまうと、湾曲部の水密が保て
なくなるという問題点があった。
【0057】そこで、本実施例では、湾曲ゴム77の外
周に、保護チューブとしてのゴムチューブ86を、減摩
剤にて両者の摩擦を下げるようにして被せている。した
がって、図14及び図15に示すように、湾曲外ブレー
ド87の素線97の網目の隙間96を通じて、先の鋭い
針金99または鋭いエッジ98がゴムチューブ86に達
すると、ゴムチューブ86は減摩剤により湾曲ゴム77
との摩擦が小さくなっているので、図16に示すよう
に、湾曲ゴム77の上を多少の自由度を持って動く(ず
れる)ことができる。また、図16に示すように、先の
鋭い針金99または鋭いエッジ98の移動方向の前方の
ゴムチューブ86は縮み、後方のゴムチューブ86は伸
びる。したがって、先の鋭い針金99または鋭いエッジ
98をゴムチューブ86が受け止め、且つゴムチューブ
86が湾曲ゴム77上をずれて、そのときの弾性により
クッションの役目を果たすので、湾曲ゴム77が傷付き
難くなる。
【0058】また、たとえ先の鋭い針金99または鋭い
エッジ98等によりゴムチューブ86が傷付き、その傷
が湾曲操作の繰り返しにより広がり穴が開いたとして
も、湾曲ゴム77は無傷であるために、湾曲部9の水密
が損なわれることはない。
【0059】また、湾曲ゴム77とゴムチューブ86と
の間に減摩剤を封入したので、湾曲部9の湾曲操作時の
湾曲角度の低下及び湾曲作動力量の増加が防止される。
【0060】尚、前記湾曲ゴム77及びゴムチューブ8
6は、フッ素ゴム製であるから、ガソリン中に浸漬して
も、膨潤することがない。
【0061】また、図12に示すように、ゴムチューブ
86の後端側固定位置を、湾曲ゴム77の後端側固定位
置に対して長さLだけ後端側にずらしているので、組立
て時や修理時に、ゴムチューブ86の長さを調節して切
断するときに、下の湾曲ゴム77を傷付けることがな
い。
【0062】ところで、ゴムチューブ86がクッション
の役目を果たし、湾曲ゴム77を保護するとは言え、ゴ
ムチューブ86に複数の大きな穴が開いてしまえば、湾
曲ゴム77の十分な保護は行えなくなるので、ゴムチュ
ーブ86の損傷をいちはやく検知し、修理(交換)する
ことが必要である。そこで、ゴムチューブ86と湾曲ゴ
ム77の色を異なる色にすれば、ゴムチューブ86に穴
が開いた場合、目視にて確認することができる。例えば
ゴムチューブ86を黒、湾曲ゴム77を白とする等、両
者の色のコントラストが大きい程良い。その場合、前述
のように、ゴムチューブ86の色を暗く、湾曲ゴム77
の色を明るくすると視認性は更に良くなる。また、ゴム
チューブ86は、一層ではなく複数層設けても良い。
【0063】次に、図17ないし図19を用いて、湾曲
部9の他の例について説明する。
【0064】本例は、保護チューブとして、ゴムチュー
ブ86の代りにコイルチューブ100を用いている他は
第1実施例と同様である。
【0065】すなわち、図17に示すように、湾曲ゴム
77の外周に、保護チューブとしてのコイルチューブ1
00が外嵌されている。このコイルチューブ100の先
端側は、湾曲ゴム77の先端側糸巻き接着固定部に端面
を揃えて接着固定されており、後端側は、IG蛇管口金
80の第2段差部85に接着固定されている。尚、コイ
ルチューブ100の内径は、湾曲ゴム77の外径よりも
多少大きく、湾曲ゴム77の外表面には減摩剤が塗布さ
れている。
【0066】本例では、図18に示すように、湾曲外フ
レード87の網目の隙間96を通じて、先の鋭い針金9
9または鋭いエッジ98がコイルチューブ100に達す
ると、コイルチューブ100は、その内径が湾曲ゴム7
7の外径より多少大きいので、図19に示すように、湾
曲ゴム77の上を多少の自由度を持って動く(ずれる)
ことができる。
【0067】従って、先の鋭い針金99または鋭いエッ
ジ98をコイルチューブ100が受け止め、且つ湾曲ゴ
ム77の上を滑って、その弾性によりクッションの役目
を果たすので、湾曲ゴム77が傷付き難くなる。
【0068】ところで、図11ないし図19に示すよう
な湾曲部9の構成は、図4に示すような電子内視鏡に限
らず、図20に示すようなファイバスコープ101にも
適用することができる。このファイバスコープ101
は、細長で可撓性を有する挿入部2と、この挿入部2の
後端に折れ止め部14を介して連設された操作部3と、
この操作部3から延設されたライトガイドケーブル11
1とを備えている。前記ライトガイドケーブル111の
端部には、光源装置40に着脱自在に接続される光源コ
ネクタ112が設けられている。
【0069】前記挿入部2は、先端側から順に、硬性の
先端部8,湾曲可能な湾曲部9,及び軟性の軟性部10
とで構成されている。また、前記操作部3の後端部に
は、接眼部109が設けられている。この接眼部109
と操作部3の間には、フォーカス調整リング110が設
けられている。
【0070】また、先端部8に設けられた観察窓の内側
には、対物レンズ群17が設けられ、この対物レンズ群
17の結像位置には、CCD18の代りに図示しないイ
メージガイドの先端面が配置されている。このイメージ
ガイドは、挿入部2及び操作部3内を挿通され、後端面
は接眼部109内の図示しない接眼レンズに対向してい
る。そして、前記対物レンズ群17によって結像された
被写体像は、イメージガイドによって接眼部109に導
かれ、この接眼部109で拡大観察されるようになって
いる。その他の構成は、電子内視鏡1と略同様である。
【0071】図21は本発明の第2実施例における絞り
装置を示す説明図である。
【0072】本実施例における絞り装置23では、第1
実施例における長形の絞り羽根24の代りに、扇形の絞
り羽根124が設けられている。この絞り羽根124の
扇形の中心部は、挿入部2の中心軸近傍に設けられた回
転軸Oに、回転可能に取り付けられている。また、前記
絞り羽根124には、互いに大きさの異なる3つの絞り
孔125a,125b,125cが形成されている。そ
して、前記回転軸Oを中心に絞り羽根124が回動する
ことにより、対物レンズ群17による観察光学系26の
光路上に、前記絞り孔125a,125b,125cが
選択的に介装されるようになっている。前記絞り羽根1
24の外周側の両端には、それぞれ、形状記憶合金27
の一端部とばね等の弾性部材29の一端部とが、例えば
ロウ付けによって固定されている。前記形状記憶合金2
7の他端部と前記弾性部材29の他端部は、それぞれ、
固定部材28,30によって、先端部8の本体に固定さ
れている。前記形状記憶合金27は、第1実施例と同様
に、高温相(オーステナイト相)で縮んだ形状を記憶し
ている。
【0073】本実施例では、前記形状記憶合金27へ与
える電気エネルギを電圧制御または電流制御等により制
御することにより、低温相(マルテンサイト相)から高
温相(オーステナイト相)に変化する過程で形状記憶合
金27の全体の長さを変化させて、大きさの異なる複数
の絞り孔125a,125b,125cを選択的に観察
光学系26上に移動させることができる。これにより、
より細かな光量調節が可能となる。
【0074】その他の構成,作用及び効果は第1実施例
と同様である。
【0075】図22は本発明の第3実施例における絞り
装置を示す説明図である。
【0076】本実施例における絞り装置23では、第2
実施例における形状記憶合金27の代りに、接続部12
8,128を介して軸方向に連結された3つの形状記憶
合金127a,127b,127cが設けられている。
この形状記憶合金127a,127b,127cは、そ
れぞれ、高温相(オーステナイト相)で縮んだ形状を記
憶している。従って、形状記憶合金127a,127
b,127cのうちの通電する数を変えることにより、
全体の長さが変化するようになっている。
【0077】本実施例では、3つの形状記憶合金127
a,127b,127cのうちの1つに通電することに
より絞り孔125aが観察光学系26上に配置され、2
つに通電することにより絞り孔125bが観察光学系2
6上に配置され、全てに通電することにより絞り孔12
5cが観察光学系26上に配置される。
【0078】その他の構成,作用及び効果は第1または
第2実施例と同様である。
【0079】図23及び図24は本発明の第4実施例に
係わり、図23は絞り装置の正面図、図24は図23の
G−G´線断面図である。
【0080】本実施例における絞り装置23は、円板状
の基板141を有し、この基板141の中央部には、観
察光学系の光軸Cを中心とする円形の窓145が設けら
れている。また、基板141の一方の面側には、前記窓
145よりも大きい円形の凹部が設けられ、この凹部内
に円板状の回転部材140が回転自在に収納されてい
る。尚、この回転部材140の中央部にも、前記基板1
41の窓145と同形同大の窓145が設けられてい
る。前記回転部材140には、光軸Cを中心として対称
な位置にピン150,151が立設されている。また、
回転部材140の一側部にはノブ152が設けられてい
る。このノブ152の回転方向の両端には、それぞれ、
形状記憶合金27の一端部とばね等の弾性部材29の一
端部とが、例えばロウ付けによって固定されている。前
記形状記憶合金27の他端部と前記弾性部材29の他端
部は、それぞれ、固定部材28,30によって、基板1
41に固定されている。前記形状記憶合金27は、第1
実施例と同様に、高温相(オーステナイト相)で縮んだ
形状を記憶している。
【0081】また、2つの絞り羽根142,143が設
けられ、この絞り羽根142,143のそれぞれの一端
部は、ピン146,147によって基板141に固定さ
れている。また、絞り羽根142,143には、それぞ
れカム溝148,149が設けられ、このカム溝14
8,149に、前記ピン150,151が係入されてい
る。そして、前記回転部材140が回転することによ
り、ピン150,151がカム溝148,149内を移
動し、絞り羽根142,143が、ピン146,147
を中心に回動するようになっている。また、前記絞り羽
根142,143によって、光軸Cを中心とする絞り開
口部144が形成されるようになっている。この絞り開
口部144は、絞り羽根142,143の回動に伴って
大きさが変化するようになっている。
【0082】次に、本実施例の作用について説明する。
形状記憶合金27に通電することにより、回転部材14
0は時計回り方向に回転する。このとき、回転部材14
0に固定されたピン150,151が絞り羽根142,
143のカム溝148,149内を移動し、絞り羽根1
42,143が、ピン146,147を中心に回動す
る。これにより、絞り開口部144は小さくなる。前記
形状記憶合金27に対する通電量を制御することによ
り、絞り開口部144の大きさを連続的に制御すること
ができる。
【0083】その他の構成,作用及び効果は第1実施例
と同様である。
【0084】図27ないし図32は本発明の第5実施例
に係わり、図27は絞り装置の絞り孔が開いた状態の正
面図、図28は絞り装置の絞り孔が閉じた状態の正面
図、図29は図27のB−B´線断面図、図30は図2
7のC−C´線断面図、図31は形状記憶合金の説明
図、図32は絞り羽根の配置を示す説明図である。
【0085】本実施例における絞り装置23は、図29
及び図30に示すように、中心部に観察光学系の光路と
なる孔を形成するようなリング状突起部を有する基板2
09が設けられている。この基板209のリング状突起
部にニクロム線210が巻回され、このニクロム線21
0の外周側に、形状記憶合金200が近接して配設され
ている。この形状記憶合金200は、図31に示すよう
に、両端が直角に曲げられた突起部201を有したCリ
ング状になっている。また、前記形状記憶合金200が
図29において左右方向に移動しないように、動きを規
制するためのストッパー203が前記基板209上に設
けられている。そして、これらの構成部材を覆うように
前カバー202が設けられている。また、前記前カバー
202とストッパー203との間に設けられた、絞り羽
根回動スペース204には、絞り羽根205及び絞り板
206が配置されている。この絞り羽根205は、図3
2に示すように、2枚の絞り羽根205a,205bで
構成され、大きな絞り孔213を有する絞り板206と
重ねられた状態で絞り羽根回動スペース204に配置さ
れている。
【0086】また、前記絞り羽根205a,205b
は、図27に示すように、ピン207によって回動可能
に基板209に固定されている。また、絞り羽根205
a,205bには、それぞれ切り欠き211a,211
b、及びカム溝208a,208bが設けられ、このカ
ム溝208a,208bに、前記形状記憶合金200の
突起部201が係入されている。そして、前記形状記憶
合金200の形状が変化し、突起部201がカム溝20
8a,208b内を移動することにより、絞り羽根20
5a,205bがピン207を中心に回動するようにな
っている。また、前記ニクロム線210は、絶縁体で被
覆されており、図1における電気ケーブル31に接続さ
れ、通電したときに形状記憶合金200を加熱するよう
になっている。
【0087】次に、本実施例の作用について説明する。
前記形状記憶合金200は、2方向性の形状記憶合金で
あり、常温では図27に示すような形状が記憶されてお
り、Cリング状の形状記憶合金200の径が例えばda
となるようになっている。そして、ニクロム線210の
通電加熱によって温度が設定値以上に上昇したときに
は、図28に示すように、形状記憶合金200の径がd
aからdbへと小さくなるような、すなわち突起部20
1の距離がLaからLbへと近くなるような形状が記憶
されている。ここで、形状記憶合金200の突起部20
1は、絞り羽根205a,205bの、それぞれカム溝
208a,208bに係入されているので、ニクロム線
210の通電加熱によって形状記憶合金200が図28
に示すように変形した場合、絞り羽根205a,205
bは、ピン207を中心に閉じるように回動し、それぞ
れに設けられた切り欠き211a,211bによって、
小さな絞り孔212が形成される。
【0088】また、ニクロム線210の通電加熱を停止
すると、放熱により温度が下がり、Cリング状の形状記
憶合金200が図28から図27のように変形するの
で、絞り羽根205a,205bが開き、絞り板206
によって大きな絞り孔213が形成される。
【0089】このように、本実施例ではニクロム線21
0に対する通電をオン、オフすることによって、2種類
の大きさの絞り孔を得ることができ、固体撮像素子等に
対する入射光量を調節することができる。また、2方向
性の形状記憶合金を用いたため、復元用バネを必要とし
ない。
【0090】その他の構成,作用及び効果は第1実施例
と同様である。
【0091】図33は本発明の第6実施例に係わる、絞
り装置の断面図である。本実施例は第5実施例の変形例
であり、図33は図27におけるB−B´線断面を示し
ている。
【0092】本実施例では、図33に示すように、形状
記憶合金200に電気ケーブル31が、例えば圧着など
によって直接電気的に接続されている。また、前カバー
202、ストッパー203、基板209などは、絶縁の
ため例えばポリカーボネートなどで形成されている。そ
の他の構成は第5実施例と同様である。
【0093】本実施例では、ニクロム線210を用いる
ことなく、形状記憶合金200を直接加熱することによ
り、絞り孔における径の変化の応答性を向上させること
ができる。
【0094】その他の作用及び効果は第5実施例と同様
である。
【0095】図34及び図35は本発明の第7実施例に
係わり、図34は絞り装置の断面図、図35は復元用バ
ネと形状記憶合金ワイヤ(以下、SMAワイヤと記
す。)との作用関係を示す説明図である。
【0096】本実施例では、図34に示すように、第5
及び第6実施例における形状記憶合金200の代わり
に、Cリング状の絶縁被覆された復元用バネ214を設
け、この復元用バネ214の2つの突起部215に、温
度変化によって軸方向に伸縮するSMAワイヤ216が
掛けられている。このSMAワイヤ216は、図35に
示すように、復元用バネ214の突起部215に、リン
グ状に形成されたSMAワイヤ216の係止部が掛けら
れて、復元用バネ214の拡径方向の復元力を抑えるよ
うになっている。そして、SMAワイヤ216の両端
は、それぞれ絶縁被覆されるかまたは絶縁材料で形成さ
れたパイプ217内を挿通し、このパイプ217の後端
で、電気ケーブル31と共にパイプ217の内径より大
きな圧着端子218によって固定されている。また、本
実施例においても、前カバー202、ストッパー20
3、基板209などは、絶縁のため例えばポリカーボネ
ートなどで形成されている。
【0097】前記SMAワイヤ216は、温度が設定値
以上に上昇すると軸方向に収縮し、温度が下がると元の
長さに戻る。ここで、SMAワイヤ216を通電加熱す
ると、SMAワイヤ216の両端はパイプ217の後端
で固定されているため、図35(B)に示すように、S
MAワイヤ216が収縮することによって、復元用バネ
214の突起部215の距離がLaからLbへと近くな
るように、復元用バネ214が変形する。また、通電加
熱を停止すると、放熱によってSMAワイヤ216の温
度が下がり、図35(A)に示すように、元の長さに戻
ることによって、復元用バネ214も元の形状に戻る。
【0098】このように、SMAワイヤ216を伸縮さ
せることによって復元用バネ214の形状を変化させ、
絞り羽根を回動させて複数の絞り孔の大きさを得ること
ができ、固体撮像素子等に対する入射光量を調節するこ
とができる。
【0099】その他の構成,作用及び効果は第5実施例
と同様である。
【0100】図36ないし図39は本発明の第8実施例
に係わり、図36は絞り装置の絞り孔が開いた状態の正
面図、図37は絞り装置の絞り孔が閉じた状態の正面
図、図38は図36のC−C´線断面図、図39は図3
6における形状記憶合金と復元用バネとの関係を示す説
明図である。
【0101】本実施例では、図36ないし図38に示す
ように、第6実施例における2方向性の形状記憶合金2
00の代わりに、1方向性の形状記憶合金219及び復
元用バネ220が設けられている。前記形状記憶合金2
19及び復元用バネ220は、図39に示すように、C
リング状の復元用バネ220が、形状記憶合金219の
2つの突起部221間の距離Lが大きくなる方向に付勢
するように設けられている。
【0102】前記形状記憶合金219は、通電加熱によ
って温度が設定値以上となったときに、図36及び図3
7に示すように、復元用バネ220の径がdaからdb
へと小さくなるような、すなわち突起部221の距離が
LaからLbへと近くなるような形状が記憶されてい
る。また、この形状記憶合金219は、1方向性のもの
であるため、高温の状態ではある一定の記憶された形状
を保っているが、設定値より下がると、外力によって元
の形状に変形される。
【0103】本実施例では、形状記憶合金219への通
電を停止すると、放熱によって温度が下がり、形状記憶
合金219が、復元用バネ220によって図37から図
36のように変形する。これによって、絞り羽根205
a,205bが回動し、複数の絞り孔の大きさを得るこ
とができ、固体撮像素子等に対する入射光量を調節する
ことができる。
【0104】その他の構成,作用及び効果は第5実施例
と同様である。
【0105】ところで、内視鏡1の挿入部2の先端部8
には、図25及び図26に示すような重力方向指示アダ
プタ181を着脱自在に取り付けられるようになってい
る。図25は内視鏡の挿入部先端部に取り付けた状態の
重力方向指示アダプタの断面図、図26はアダプタ装着
時のモニタ画面を示す説明図である。
【0106】重力方向指示装置181は、先端部8の外
周部に固定される円筒状の接続部182と、この接続部
182の先端側にねじ183によって連結され前方に延
出する複数のアーム184とを備えている。尚、前記ア
ーム184は、例えば上下2箇所に配置されている。前
記接続部182は、この接続部182を貫通し先端部8
の外周部に設けられたV溝185に係入される固定用ね
じ186によって、先端部8に固定されるようになって
いる。前記アーム184の先端部には、複数のアーム1
84を連結するリング部187が設けられ、このリング
部187には、アクリル等で形成されたリング状の透明
カバー188が取り付けられている。前記リング部18
7と透明カバー188との間には、リング状の空間が形
成され、この空間内に小球189が移動自在に収納され
ている。
【0107】この重力方向指示アダプタ181を装着し
た状態では、図26に示すように、モニタ画面上に小球
189の像190が現れる。前記小球189は、リング
状の空間内を重力方向に移動するので、モニタ上での小
球の像190の位置から、先端部8における重力方向を
知ることができる。
【0108】小球を用いて重力方向を示す従来の重力方
向指示装置は、内視鏡の挿入部の先端部に組み込まれて
おり、小球が常に観察光学系内にあるため、特に重力方
向を知る必要がない場合にも視野内に小球があり目障り
となることがあった。これに対し、図25に示す重力方
向指示アダプタ181は、固定用ねじ186によって先
端部8に対して着脱自在であるため、重力方向を知る必
要のないときにはアダプタ181を取り外すことによ
り、小球の像が視野を妨げることがなくなる。
【0109】尚、本発明は、上記各実施例に限定され
ず、例えば、絞り羽根を変位させる駆動手段としての形
状記憶合金は、伸縮するものに限らず、絞り羽根の絞り
孔の大きさが変化するように屈曲するものでも良い。ま
た、形状記憶合金だけでなく、形状記憶樹脂を用いるこ
ともできる。
【0110】また、絞り羽根とこの絞り羽根を変位させ
る駆動手段とは別体である必要はなく、例えば絞り羽根
自体を形状記憶合金で作成し、形状記憶合金に対する通
電により絞り羽根が変形し、絞り孔の大きさが変化する
ようにしても良い。
【0111】また、本発明は、内視鏡の挿入部の先端部
の観察光学系内に組み込む絞り装置に限らず、先端部に
おける照明光学系内に組み込んだり、光源装置内に設け
たりすることもできる。
【0112】また、本発明は、医療用内視鏡と工業用内
視鏡のいずれにも適用することができる。
【0113】また、本発明は、内視鏡用以外の光源装置
や撮像装置の絞り装置にも適用することができる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、絞
り羽根を駆動する機構を小さく且つ簡単に構成できるの
で、細径の内視鏡挿入部先端部を太径にすることなく、
光量を調整する絞り装置を格納配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる、内視鏡の挿入部
先端部の構成を示す説明図
【図2】絞り孔を観察光学系から退避させた状態の図1
のA−A´線断面図
【図3】絞り孔を観察光学系に介装した状態の図1のA
−A´線断面図
【図4】内視鏡装置の全体を示す説明図
【図5】内視鏡装置の構成を示すブロック図
【図6】内視鏡の操作部の正面図
【図7】カメラコントロールユニットの他の構成例を示
すブロック図
【図8】カメラコントロールユニットの他の構成例を示
すブロック図
【図9】図8の例における動作を示すフローチャート
【図10】カメラコントロールユニットの更に他の構成
例を示すブロック図
【図11】内視鏡の湾曲部の先端側の断面図
【図12】内視鏡の湾曲部の後端側の断面図
【図13】図11及び図12における湾曲外ブレードの
一部を拡大して示す説明図
【図14】図11及び図12における湾曲部の湾曲外ブ
レードの網目を通じて針金やエッジがゴムチューブに達
した状態を示す説明図
【図15】図11及び図12における湾曲部の湾曲外ブ
レードの網目を通じてエッジがゴムチューブに接触した
状態を示す説明図
【図16】図11及び図12における湾曲部の湾曲外ブ
レードの網目を通じてゴムチューブに接触したエッジに
よってゴムチューブが移動した状態を示す説明図
【図17】内視鏡の湾曲部の他の例を示す一部切欠側面
【図18】図17の湾曲部における湾曲外ブレードの網
目を通じてエッジがコイルチューブに接触した状態を示
す説明図
【図19】図17の湾曲部における湾曲外ブレードの網
目を通じてコイルチューブに接触したエッジによってコ
イルチューブが移動した状態を示す説明図
【図20】ファイバスコープの側面図
【図21】本発明の第2実施例における絞り装置を示す
説明図
【図22】本発明の第3実施例における絞り装置を示す
説明図
【図23】本発明の第4実施例に係わる、絞り装置の正
面図
【図24】図23のG−G´線断面図
【図25】内視鏡の挿入部先端部に取り付けた状態の重
力方向指示アダプタの断面図
【図26】図25のアダプタ装着時のモニタ画面を示す
説明図
【図27】本発明の第5実施例に係わる、絞り装置の絞
り孔が開いた状態の正面図
【図28】図27の絞り装置の絞り孔が閉じた状態の正
面図
【図29】図27のB−B´線断面図
【図30】図27のC−C´線断面図
【図31】本発明の第5実施例における形状記憶合金の
説明図
【図32】図27の絞り羽根の配置を示す説明図
【図33】本発明の第6実施例に係わる、絞り装置の断
面図
【図34】本発明の第7実施例に係わる、絞り装置の断
面図
【図35】図34における復元用バネと形状記憶合金ワ
イヤとの作用関係を示す説明図
【図36】本発明の第8実施例に係わる、絞り装置の絞
り孔が開いた状態の正面図
【図37】図36の絞り装置の絞り孔が閉じた状態の正
面図
【図38】図36のC−C´線断面図
【図39】図36における形状記憶合金と復元用バネと
の関係を示す説明図
【符号の説明】
1…内視鏡 2…挿入部 8…先端部 17…対物レンズ群 18…CCD 23…絞り装置 24…絞り羽根 25…絞り孔 26…観察光学系 27…形状記憶合金 29…弾性部材 代理人 弁理士 伊藤 進
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 靖人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−144631(JP,A) 特開 平2−111929(JP,A) 特開 平2−111930(JP,A) 特開 昭63−223624(JP,A) 特開 昭63−78135(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 9/04 G03B 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の細長な挿入部先端部に設けら
    れ、この内視鏡の挿入部内に取り込まれる観察光の受光
    量又は挿入部内を経て出射される照明光の光量を調整す
    るための内視鏡用絞り装置において回動変位することで前記観察光の受光量又は照明光の光
    量を調整する絞り羽根と前記挿入部の中心軸方向に対して略平行に設けて、前記
    絞り羽根の一端部を回動可能に軸支した回転軸と前記絞り羽根側に可動端を接続し、前記挿入部先端部内
    側に固定端を固定した通電することにより加熱変形して
    前記絞り羽根を、前記回転軸を支点に回動変位させる形
    状記憶合金と 、 を備えたことを特徴とする内視鏡用絞り装置。
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