JP3092279B2 - チューブ接着剤塗布装置 - Google Patents

チューブ接着剤塗布装置

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JP3092279B2 JP03344435A JP34443591A JP3092279B2 JP 3092279 B2 JP3092279 B2 JP 3092279B2 JP 03344435 A JP03344435 A JP 03344435A JP 34443591 A JP34443591 A JP 34443591A JP 3092279 B2 JP3092279 B2 JP 3092279B2
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雅彦 杉原
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、チューブ接着剤塗布装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２において、スポンジ１０の入った容
器１１に接着剤１３を入れ、スポンジ１０に吸収させ
る。作業者は自身の手でチューブ１２を持ち、スポンジ
１０に押し付けるなどして接着剤１３を塗布する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方式では、チューブ端面１２ａへの接着剤１３
の塗布が困難である上に、作業者の感覚に頼らざるを得
ないため、塗布部分の長さおよび塗布量にばらつきが生
じるといった問題点を有していた。本発明はこのような
問題点を解決するもので、塗布部分の長さおよび塗布量
を均一化できるチューブ接着剤塗布装置を提供すること
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明のチューブ接着剤塗布装置は、中央に凹部と、外
壁に接着剤の注入口と、外周近傍に、この注入口に連通
し、前記凹部の内壁に開口した円周状の液だめ部と、前
記凹部の底面中央に排出口を備えたブロックと、前記ブ
ロックの凹部に嵌挿され、上部周縁に前記ブロックの上
面に当接するフランジと、中央にチューブを挿入する凹
部と、この凹部の底面中央に前記ブロックの排出口と連
通する排出口と、この凹部の底面および側面に円周状の
溝と、この溝と前記液だめ部に連通する吐出口を備えた
ヘッドと、前記ブロックと前記ヘッドの間に挿入された
押えリングとを具備したものである。
【０００５】
【作用】この構成により、チューブをヘッドの凹部に挿
入することにより、溝に貯えられた接着剤がチューブの
外面および端面に、塗布部分の長さおよび塗布量とも再
現性よく均一に塗布され、チューブへの接着剤塗布の自
動化を実現し、作業性を向上することとなる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例の接着剤塗布装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【０００７】図１において、本実施例のチューブ接着剤
塗布装置は、中央に凹部１ａと、外壁に接着剤の注入口
２と、外壁近傍にこの注入口２に連通し、凹部１ａの内
壁に開口した接着剤塗布を均一にするための円周状の液
だめ部４と、凹部１ａの底面中央に余分な接着剤を排出
する排出口３を備えたブロック１と、ブロック１の凹部
１ａに嵌挿され、上部周縁にブロック１の上面に当接す
るフランジ５ａと、中央にチューブ９を挿入する凹部５
ｂと、この凹部５ｂの中央に、ブロック１の排出口３と
連通する排出口５ｃと、この凹部５ｂの底面および側面
に円周状の溝６と、この溝６と液だめ部４に連通する吐
出口７を備えたヘッド５と、ブロック１とヘッド５の間
に挿入され、接着剤の表面張力による盛り上がりを抑制
する押えリング８から構成されている。以上のように構
成されたチューブ接着剤塗布装置について、以下図１を
用いてその動作を説明する。注入口２より注入された接
着剤は、一旦液だめ部４の全周に行き渡った後、吐出口
７よりヘッド５の内側に吐出される。吐出された接着剤
は溝６の中に入る。このとき押えリング８は、液だめ部
４に注入された接着剤がその表面張力でブロック１の上
面より盛り上がるのを防ぐ働きを持つ。溝６よりあふれ
出た余分な接着剤は、ヘッド５の排出口５ｃを介してブ
ロック１の排出口３より排出される。チューブ９がヘッ
ド５の凹部５ｂに挿入されると、溝６に貯えられた接着
剤がチューブ９の外面９ａおよび端面９ｂに、塗布部分
の長さおよび塗布量とも再現性よく均一に塗布される。
【０００８】
【発明の効果】以上の実施例の説明により明らかなよう
に、本発明のチューブ接着剤塗布装置によれば、チュー
ブ端面の接着剤塗布が容易になるとともに、塗布部分の
長さおよび塗布量が再現性よく均一化するとともに塗布
作業を自動化できるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例のチューブ接着剤塗布装置の
断面図
【図２】従来の接着剤塗布方法を示す略図
【符号の説明】
１ ブロック １ａ 凹部 ２ 注入口 ３ 排出口 ４ 液だめ部 ５ ヘッド ５ａ フランジ ５ｂ 凹部 ５ｃ 排出口 ６ 溝 ７ 吐出口 ８ 押えリング ９ チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平５−2768（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−54773（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B05C 5/02 B05C 3/02 - 3/109 B05C 3/20 B05D 1/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】中央に凹部と、外壁に接着剤の注入口と、
    外周近傍に、この注入口に連通し、前記凹部の内壁に開
    口した円周状の液だめ部と、前記凹部の底面中央に排出
    口を備えたブロックと、前記ブロックの凹部に嵌挿さ
    れ、上部周縁に前記ブロックの上面に当接するフランジ
    と、中央にチューブを挿入する凹部と、この凹部の底面
    中央に前記ブロックの排出口と連通する排出口と、この
    凹部の底面および側面に円周状の溝と、この溝と前記液
    だめ部に連通する吐出口を備えたヘッドと、前記ブロッ
    クと前記ヘッドの間に挿入された押えリングとを具備し
    たチューブ接着剤塗布装置。
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