JP2000176355A - 塗布用キャップ - Google Patents

塗布用キャップ

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JP2000176355A
JP2000176355A JP10356470A JP35647098A JP2000176355A JP 2000176355 A JP2000176355 A JP 2000176355A JP 10356470 A JP10356470 A JP 10356470A JP 35647098 A JP35647098 A JP 35647098A JP 2000176355 A JP2000176355 A JP 2000176355A
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JP
Japan
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liquid
coating
base
cap
wall
Prior art date
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Application number
JP10356470A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kato
誠 加藤
Katsumi Saegusa
克己 三枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液溜まり部における液貯留効果を効果的に発
揮させて、塗布部から余剰の液体をスムースに収容でき
ると共に、収容した液体を、液だれを生じることなく塗
布部にスムースに供給して再使用できる塗布用キャップ
を提供する。 【解決手段】 本発明の塗布用キャップ10は、塗布部
12と、塗布部12の基部15の周囲に壁18を周設し
て形成された液溜まり部19とを備える。この塗布用キ
ャップ10が取り付けられる容器本体13に収容される
液体の粘度は10〜1000mPa・sである。液溜ま
り部19の幅は1〜10mmであり、かつ基部15の外
周面には、周方向に間隔をおいて、塗布部12の突出方
向に延長するリブ22が複数設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器本体から液体
を注出しつつ塗布するキャップに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】液体を
注出しつつ塗布するキャップ、例えば特開平10−21
8219号公報のキャップは、塗布終了後は、余剰の液
体を、塗布部から液溜まり部に流入収容して液だれを防
止する。さらに、塗布時には、収容されている液体を、
塗布部に送り出して、再使用できる。
【0003】しかし、余剰の液体をスムースに収容する
と共に、これを再使用すべく容器本体を傾けた時に、下
方への液だれを生じることなく、液体を液溜まり部に貯
留したまま、貯留した液体を徐々に送り出して行くこと
が難しかった。
【0004】本発明は、液溜まり部における液貯留効果
を効果的に発揮させて、塗布部から余剰の液体をスムー
スに収容できると共に、収容した液体を、再使用の時、
液溜まり部の壁を乗り越える液だれを生じることなく塗
布部にスムースに液を供給できる塗布用キャップの提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の塗布用キャップ
は、塗布部と、塗布部の基部の周囲に壁を周設して形成
する液溜まり部とを備え、容器本体に収容される液体の
粘度は10〜1000mPa・sであり、液溜まり部の
幅が1〜10mm、かつ基部の外周面には、周方向に間
隔をおいて、塗布部の突出方向に延長するリブが複数設
けられている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態に係る
塗布用キャップ10は、図1に示すように、液体洗剤や
化粧液あるいは薬液等の液体を収容する容器本体13の
開口部11に装着され、容器本体13を傾けながら、必
要に応じて押圧(スクイズ)動作等を行って開口部11
から液体を注出しつつ、塗布部12によって衣服等の被
塗布部に塗布使用する。
【0007】本実施形態に係る塗布用キャップ10は、
容器本体13への取付部14と、この取付部14から突
出形成された塗布部12と、この塗布部12の基部15
に形成され、この基部15の先端の吐出口16と容器本
体13内とを連通する導液部17と、基部15の周囲に
壁18を設けることにより基部15の外周に沿って形成
された液溜まり部19とによって構成される。
【0008】容器本体13は、スクイズ容器であって、
その立設状態における上端部分が開口部11として上方
に開口すると共に、この開口部11に塗布用キャップ1
0の取付部14を螺合し、塗布用キャップ10を開口部
11を覆って取り付ける。
【0009】塗布用キャップ10中の塗布部12は、円
錐形状に突出すると共に先端に先端面が平坦なリング状
塗布面20を備えた基部15からなる。
【0010】吐出する場合、リング状塗布面20の吐出
口16と、容器本体13の開口部11とを連通する導液
部17が貫通形成されて、容器本体13内の液体をリン
グ状塗布面20に吐出する。
【0011】基部15の周囲に設けられる壁18は、基
部15との間に隙間をおきつつこの基部15を囲むよう
にして、取付部14から円筒状に突出することにより、
基部15の外周に沿って後述する幅のリング状の液溜ま
り部19を形成する。
【0012】本実施形態によれば、収容される液体の粘
度は10〜1000mPa・sである。粘度が10mP
a・s以上により、液溜まり部19の幅が広い場合でも
液体を容易に貯留することができ、粘度が1000mP
a・s以下により、塗布作業時に、貯留した液を液溜ま
り部19に滞留させることなくスムースにリング状塗布
面20に供給できる。
【0013】液溜まり部19の幅b(図2参照)は1〜
10mmが好ましい。幅が1mm以上であることによ
り、液溜まり部19に液体をスムースに流入させること
ができる。幅が10mm以下であることにより、容器を
再使用する時、粘度の低い液体であっても、図3(b)
のような液溜まり部19の壁18を伝う液だれを防止で
きる。
【0014】基部15の外周面には、この周方向に間隔
をおいて、塗布部20の突出方向に延長するリブ22が
複数設けられている。各リブ22は、基部15の円錐形
状に突出する部分の全長に亘って延長する。各隣接する
リブ22の間には液誘導溝が形成される。
【0015】これらのリブ22の配設状況としては、リ
ブ22の先端と壁18の内面との隙間tを0.1〜10
mmとすると、余剰の液体の一部がリブ22の上端面を
通らずに、基部15の周囲に形成された壁18を乗り越
え、容器本体13への液ダレを防止できるため好まし
い。さらに、液溜まり部19に収容された液体が液誘導
溝に貯留されないことによって塗布部20へ送り出され
ず、壁18から液だれすることを防止できる。
【0016】また、隣接するリブ22の間隔sを、0.
1〜10mmとすると、液体の粘性により液誘導溝から
塗布部20にスムーズに送りだせる。あるいは、液体が
溝に入ったまま出てこない状態を防止できる。さらに液
誘導溝による貯留効果が大きくなり、液溜まり部19に
収容された液体が壁18を乗り越えた液だれを防止でき
る。
【0017】容器の使用時には、容器本体13を把持し
て傾け、被塗布部に塗布面20を接触させて、スクイズ
しながらスライドしてゆけば、容器本体13内の液体
が、導液部17を介して吐出口16から塗布面20に注
出されつつ被塗布部に塗布される。一方、塗布作業が終
了して容器を立設すると、塗布部12も立設し、塗布さ
れなかった余剰の液体が、その重力によって液だれしよ
うとするが、本実施形態によれば、図1に示すように、
この余剰の液体Lは、基部15の外周面に設けれたリブ
22により案内されて、液だれすることなく液溜まり部
19に向けてスムースに流下収容される。
【0018】一方、このようにして余剰の液体Lが液溜
まり部19に収容されてる容器を用いて再び塗布作業を
行うため、容器を傾けた場合には、上記構成を有する塗
布用キャップ10の液貯留効果によって、図3(b)に
示すような液だれを生じることなく、図3(a)に示す
ように、余剰の液体Lを、液溜まり部19に貯留させた
ままリブ22に沿って塗布面20に向けて徐々に送り出
して行くことができ、これによって、容器本体13から
新たに注出される液体と共に、余剰の液体Lを被塗布部
に塗布できる。
【0019】
【実施例】液体の粘度及び液溜まり部19の幅bと、液
貯留効果との関係を明らかにすべく行った各実施例の結
果を表1に示す。なお、表1において、符号「○」は、
液貯留効果が良好なことを示す。ここで、液貯留効果と
は、余剰の液体Lを塗布面20から液溜まり部19にス
ムースに流下収容すると共に、これを再使用すべく容器
本体13を傾けた場合でも、壁18を乗り越える液だれ
を生じることなく余剰の液体Lを液溜まり部19に貯留
したまま、この液体Lをリブ22に沿って塗布面20に
徐々に送り出して行くことが可能な効果を意味する。ま
た、表1におけるその他の符号は、表1の下方に示す各
理由によって、液貯留効果が不十分であることを示すも
のである。
【0020】
【表1】
【0021】表1によれば、 液体の粘度が10〜10
00mPa・sであり、かつ液溜まり部の幅bが1〜1
0mmである場合に、液貯留効果を効果的に発揮できる
ことが判明する。
【0022】また、容器本体13に、各々、20mPa
・s(),200mPa・s(),1000mPa
・s()の液体を収容した場合における、液溜まり部
19の幅b、リブ22の先端と壁18の内面との隙間
t、及び隣接するリブ22の間隔sの最良の設計値は、
表2に示すような値であることが判明した。
【0023】
【表2】
【0024】なお、本発明は塗布部12を構成する基部
15の先端面には、ブラシやスポンジなどの塗布部材を
設けることもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明の塗布用キャップによれば、液溜
まり部における液貯留効果を効果的に発揮させて、塗布
部から余剰の液体をスムースに収容できると共に、収容
回した液体を、液だれを生じることなく塗布部にスムー
スに供給して容易に再使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る塗布用キャップを示
す要部断面図である。
【図2】液溜まり部及びリブの構成を説明する要部平面
図である。
【図3】(a)及び(b)は、液貯留効果を説明する要
部断面図である。
【符号の説明】 10 塗布用キャップ 11 先端取出し開口部 12 塗布部 13 容器本体 14 取付部 15 基部 16 吐出口 17 導液部 18 立壁 19 液溜まり部 20 塗布面 22 リブ L 余剰の液体 b 液溜まり部の幅 t リブの先端と立壁内面との間の隙間 s 隣接するリブの間隔
フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AB01 AB05 BA01 CA01 CB02 DA01 DB12 FA09 FB01 GA04 GB04 KB01 LB02 LB07 LC01 LD01 LF09 LG10 4F042 AA01 FA23 FA30 FA35 FA43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布部と、塗布部の基部の周囲に壁を周
    設して形成された液溜まり部とを備えた塗布用キャップ
    であって、 容器本体に収容される液体の粘度が10〜1000mP
    a・sであると共に、上記液溜まり部の幅が1〜10m
    mであり、かつ上記基部の外周面には、周方向に間隔を
    おいて、上記塗布部の突出方向に延長するリブが複数設
    けられている塗布用キャップ。
  2. 【請求項2】 上記リブと上記壁内面との間の隙間が
    0.1〜10mmである請求項1記載の塗布用キャッ
    プ。
  3. 【請求項3】 隣接する上記リブの間隔が、0.1〜1
    0mmである請求項1又は2記載の塗布用キャップ。
JP10356470A 1998-12-15 1998-12-15 塗布用キャップ Pending JP2000176355A (ja)

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