JP3091944U - ページング装置 - Google Patents

ページング装置

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JP3091944U JP2002004924U JP2002004924U JP3091944U JP 3091944 U JP3091944 U JP 3091944U JP 2002004924 U JP2002004924 U JP 2002004924U JP 2002004924 U JP2002004924 U JP 2002004924U JP 3091944 U JP3091944 U JP 3091944U
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晴彦 星野
勝範 背川
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株式会社関電工
株式会社サンコーシヤ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構内に多数の電話装置を設ける必要がなく、
簡素化した設備で通話場所の制約がないページング装置
を提供する。 【解決手段】 直通回線15に接続された構内電話機か
ら特定の人を呼び出す場合、ページング装置20は直通
回線15と構内放送回線16を接続し、構内電話機から
出力される音声信号を増幅して、各スピーカ17a,1
7b,…から一斉に音声放送する。音声放送で呼び出し
を受けた人は、手持ちのPHS電話機12iで特番(例
えば、#2)を押す。PHS交換機10は、中継線13
を介してページング装置20へ直通回線15への接続要
求を行う。これにより、構内電話機〜直通回線15〜ペ
ージング装置20〜中継線13〜PHS交換機10〜P
HS電話機12iの通話回線が設定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
【0002】 本考案は、発電所、変電所、工場、工事現場等の構内に設けられ、電話機を用 いて音声呼び出しや通話を行うためのページング装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
【0004】 図2は、特開平10−155027号公報に記載された従来のページング装置 の構成図である。
【0005】 このページング装置は、対共電回線1と保安回線2を収容する制御装置3を有 しており、この制御装置3からページング回線4、保安回線5及びスピーカ回線 6が工事現場等の構内に引き回されている。これらのページング回線4、保安回 線5及びスピーカ回線6には、複数の電話装置7a,7b,…が並列に接続され ている。電話装置7a,7b,…は、防水型の函体の中に回線接続用の端子や、 電話機等を収容したものである。
【0006】 また、電話装置7a,7b,…の端子を介して、スピーカ回線6に呼出用のス ピーカ8a,8b,…が、接続されている。電話装置7a,7b,…にコードレ ス電話が収容される場合には、親機に加えて子機9a,9b,…も一緒に収容さ れるようになっている。
【0007】 このようなページング装置において、例えば対共電回線1から着信があると、 その着信が制御装置3で検出され、この制御装置3によってチャイム音信号と音 声応答信号が発生される。チャイム音信号は制御装置3で増幅された後、スピー カ回線6及び各電話装置7a,7b,…を介してスピーカ8a,8b,…から出 力され、構内にチャイム音が一斉に放送される。一方、音声応答信号は、対共電 回線1を介して発信側の電話機へ音声メッセージの形で送信される。
【0008】 音声メッセージの後、発信側の電話機から呼び出したい人の名前等を呼び掛け ると、その音声が制御装置3で増幅された後、スピーカ回線6及び各電話装置7 a,7b,…を介して、スピーカ8a,8b,…から出力される。これにより、 呼び出された人は、最寄りの電話装置7aに駆け寄ってこの電話装置7aの扉を 開き、内部に固定された電話機または付属の子機9aを使って発信側と通話を行 うことができる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
【0010】 しかしながら、従来のページング装置では、次のような課題があった。
【0011】 呼び出しに短時間で応じることができるように、構内に多数の電話装置7a, 7b,…を設置し、これらと制御装置3の間をページング回線4、保安回線5及 びスピーカ回線6で接続する必要がある。このため、電話装置やケーブル等の設 備や工事の費用が大きかった。また、コードレス電話の子機9aを使用しても、 通話できる箇所は電話装置7aの近辺に限られ、通話をしながら移動できる範囲 が限られていた。
【0012】 本考案は、近年普及している構内用のPHS(Personal Handyphone System: ディジタル簡易電話システム)等と組み合わせることにより、前記従来技術が持 っていた課題を解決し、構内に多数の電話装置を設ける必要がなく、簡素化した 設備で通話場所の制約がないページング装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
【0014】 前記課題を解決するために、本考案の内の第1の考案は、構内電話回線及び無 線による構内電話交換システムの交換回線に接続され、呼出動作時には前記構内 電話回線または前記交換回線を通して送られてくる音声信号を構内放送回線を介 してスピーカから放送し、接続動作時には該交換回線と該構内電話回線との間を 接続するページング装置を次のように構成している。
【0015】 即ち、このページング装置は、構内電話回線に接続された電話機及び構内電話 交換システムの電話機からの着信を検出する着信検出部と、前記着信検出部によ って前記構内電話回線の電話機からの着信が検出されたときに、該構内電話回線 に対して音声呼出が可能な旨のメッセージを出力するメッセージ出力部と、前記 着信検出部によって着信が検出された後、前記電話機から出力される音声信号を 増幅して前記スピーカから出力するための増幅部と、前記交換回線から前記構内 電話回線への接続要求に基づいて、該構内電話回線に呼出信号を出力する呼出信 号出力部と、前記呼出信号に応じて前記構内電話回線から出力される応答を検出 する応答検出部と、前記応答に基づいて前記交換回線と前記構内電話回線との間 を接続するスイッチとを備えている。
【0016】 第2の考案は、第1の考案の構成要素に加えて、メッセージ出力部が前記構内 電話回線に対して前記メッセージを出力しているときに、前記増幅部を介して前 記構内放送回線に音声呼出を予告する呼出音を出力する呼出音出力部を設けてい る。
【0017】 第3の考案は、第1または第2の考案における構内電話交換システムとして、 PHSを使用している。
【0018】 本考案によれば、以上のようにページング装置を構成したので、次のような作 用が行われる。
【0019】 構内電話回線または構内電話交換システムに接続された電話機から着信がある と、この着信が着信検出部によって検出される。この着信が構内電話回線の電話 機からである場合は、メッセージ出力部からこの構内電話回線に対して音声呼出 が可能な旨のメッセージが出力される。着信の検出後、該当する電話機から出力 される音声信号は、増幅部によって増幅されて、構内放送回線に接続されたスピ ーカから音声放送される。
【0020】 音声放送で呼び出された人は、手持ちのPHS電話機等を使用し、例えば特番 を押して応答する。
【0021】 これにより、構内電話交換システムの交換回線からページング装置に対して、 構内電話回線への接続要求が行われる。この接続要求に基づいて、呼出信号出力 部から構内電話回線に呼出信号が出力される。呼出信号に応じて構内電話回線か ら応答が出力されると、応答検出部によってその応答が検出され、スイッチによ って交換回線と構内電話回線との間が接続される。
【0022】
【考案の実施の形態】
【0023】 図1は、本考案の実施形態を示す構内呼出電話システムの構成図である。
【0024】 この構内呼出電話システムは、PHS交換機10とこれに接続された複数のア ンテナ11a,11b,…と、複数のPHS電話機12,12,…で構成さ れる無線による構内電話交換システムを前提として、これにページング装置20 を設けたものである。ページング装置20は、PHS交換機10の中継線13及 び音声出力線14に接続されると共に、直通回線15を介して構内電話機等に接 続されている。更に、ページング装置20には、構内の人を音声で呼び出すため に、構内放送回線16を介して複数のスピーカ17a,17b,…が接続されて いる。
【0025】 図3は、図1中のページング装置20の構成図である。なお。図3中の太線は 音声信号の経路を、細線は制御信号の経路を示す。また、各スイッチ中の実線は 待機時の切り替え位置(以下、「定位側」という)を、破線は制御時の切り替え 位置(以下、「反位側」という)を示す。
【0026】 このページング装置20は、直通回線15が接続されるスイッチ21を有して いる。スイッチ21の定位側はスイッチ22に接続され、このスイッチ22の定 位側が、更に2回路のスイッチ23の一方のスイッチ23aに接続されている。 スイッチ23aの定位側は、他方のスイッチ23bを介して、スイッチ24の定 位側に接続されている。スイッチ24の出力側は増幅器25の入力側に接続され 、この増幅器25の出力側が構内放送回線16に接続されている。増幅器25は 、スイッチ24を介して与えられる信号の内、音声周波数帯域の信号のみを抽出 して増幅するものである。
【0027】 PHS交換機10との間の中継線13は、4線式の双方向中継線で、送受別の 音声信号4WR,4WSを伝える信号線13a,13bと、接続/切断等の制御 をハンドシェークで行うための制御信号SS(Signal Send),SR(Signal Receiv e)を伝える信号線13c,13dを有している。音声用の信号線13a,13b は2線4線変換部(HYB)26の4線側に接続され、この2線4線変換部26 の2線側が、スイッチ21の反位側に接続されている。2線4線変換部26は、 4線側の信号線13aから入力された音声信号4WRを2線側へ出力すると共に 、この2線側から入力された音声信号を4線側の信号線13bへ音声信号4WS として出力するものである。
【0028】 スイッチ22の定位側には着信検出部27が接続され、反位側には呼出信号出 力部28と応答検出部29が接続されている。着信検出部27は、例えば16H zの信号を検出することによって、直通回線15に接続された構内電話機等から の着信を検出するものである。呼出信号出力部28は、直通回線15に接続され た構内電話機等を呼び出すための呼出信号を発生するものである。また、応答検 出部29は、呼出信号によって呼び出した構内電話機等の応答を検出するもので ある。
【0029】 スイッチ23a,23bの反位側には、それぞれメッセージ出力部30と呼出 音出力部31が接続されている。呼出音出力部31は、実際の音声による呼び出 しに先立って、構内のスピーカ17a,17b,…から出力する予告の呼出音( 例えば、「ピンポーン、ピンポーン」等)に対応した信号を出力するものである 。一方、メッセージ出力部30は、直通回線15に接続された構内電話機等に、 音声による呼び出しのタイミングを知らせるためのガイドメッセージ(例えば、 「スピーカ呼び出しになっております。ピーと鳴ったらお話し下さい。ピー。」 等)を出力するものである。
【0030】 更に、このページング装置20は、全体の接続シーケンスを制御するための制 御部32を有している。制御部32は、制御用の入出力インタフェースを有する マイクロプロセッサ等で構成され、制御用のプログラムに従って各部の制御を行 うものである。制御部32から各スイッチ21,22,23,24に対して、切 り替え制御を行うための切替信号S21,S22,S23,S24がそれぞれ出 力されるようになっている。なお、切替信号S23は、スイッチS23と同時に メッセージ出力部30と呼出音出力部31にも与えられるようになっている。
【0031】 更に、制御部32から増幅器25に対して、その動作をオン/オフ制御するた めのアンプ制御信号S25が与えられ、着信検出部27から制御部32に着信検 出信号S27が与えられ、この制御部32から呼出信号出力部28に呼出制御信 号S28が与えられ、応答検出部29からこの制御部32に応答検出信号S29 が与えられるようになっている。中継線13の内の信号線13c,13dは、制 御部32に接続されている。
【0032】 また、PSH交換機10の音声出力線14は、このPSH交換機10からペー ジング装置20側へ音声信号AUを出力する音声用の信号線14aと、このペー ジング装置20に対して音声出力用の起動信号STを出力する制御用の信号線1 4bとで構成されている。そして、音声用の信号線14aがスイッチ24の反位 側に接続され、制御用の信号線14bが制御部32に接続されている。
【0033】 次に、図3の動作を、(1)PHS電話機からの構内呼出放送、(2)直通回 線からのPHS電話機の呼出放送、及び(3)PHS電話機から直通回線への接 続に分けて説明する。
【0034】 (1) PHS電話機からの構内呼出放送
【0035】 (a) 待機状態では、制御部32から出力される切替信号S21〜S24はすべて オフ状態となり、制御信号スイッチ21〜24はすべて定位側に切り替えられて いる。また、アンプ制御信号S25や呼出制御信号S28等の制御信号も、すべ てオフ状態である。
【0036】 ここで、Aさんが手持ちのPHS電話機で特番(例えば、「#1」)を押すと 、PHS交換機10によってこれが検出される。そして、PHS交換機10から 信号線14bを介して、ページング装置20側へ出力される起動信号STがオン になる。更に、PHS交換機10によって、AさんのPHS電話機と信号線14 aとの間の音声信号回路が設定される。
【0037】 (b) ページング装置20の制御部32は、起動信号STに従って、増幅器25に 対するアンプ制御信号S25をオンにすると共に、スイッチ24に対する切替信 号S24をオンにする。これにより、PHS交換機10からの信号線14aが、 スイッチ24を介して増幅器25へ接続される。
【0038】 (c) これにより、AさんのPHS電話機と構内のスピーカとの間の音声信号回路 が構成され、AさんがPHS電話機に向けて話した音声が、スピーカから構内に 一斉放送される。
【0039】 (d) 構内放送を終了する時は、PHS電話機の終了ボタンを押す。PHS交換機 10はこれを検出して、PHS電話機と信号線14aの間の経路を切断すると共 に、信号線14bに出力している起動信号STをオフにする。
【0040】 (e) 制御部32は、信号線14b上の起動信号STがオフになったことを検出し て、切替信号S24とアンプ制御信号S25をオフにする。これにより、ページ ング装置20は、元の待機状態に復旧する。
【0041】 (2) 直通回線からのPHS電話機の呼出放送
【0042】 (a) 直通回線15に接続された構内電話機から、ページング装置20に対する呼 び出しが行われ、この直通回線15に16Hzの信号が印加されると、着信検出 部27から制御部32へ出力される着信検出信号S27がオンとなる。
【0043】 (b) 制御部32は、着信検出信号S27がオンになったことを検出すると、信号 線13cを介して、PHS交換機10に対する制御信号SSをオンにし、このP HS交換機10からの応答待ちの状態になる。
【0044】 (c) PHS交換機10では、信号線13c上の制御信号SSがオンになると、こ れに応答して信号線13d上の制御信号SRをオンにして送信すると共に、信号 線14b上の起動信号STをオンにして出力する。
【0045】 (d) 制御部32は、PHS交換機10から制御信号SRと起動信号STを受信す ると、増幅器25に対するアンプ制御信号S25をオンにする。これにより、増 幅器25が起動され、構内放送回線16を介して各スピーカからの音声放送が可 能な状態になる。
【0046】 (e) 制御部32は、一定時間だけ信号S23をオンにする。これにより、スイッ チ23a,23bが反位側に切り替えられると共に、メッセージ出力部30と呼 出音出力部31が起動される。
【0047】 (f) メッセージ出力部30からガイドメッセージが発生され、反位側に切り替え られたスイッチ23aを介して、そのガイドメッセージが直通回線15へ出力さ れる。これと同時に、呼出音出力部31から呼出音が発生され、反位側に切り替 えられたスイッチ23bを介して増幅器25へ与えられ、増幅された呼出音が構 内放送回線16を通して各スピーカから放送される。
【0048】 (g) 一定時間が経過して、メッセージ出力部30から出力されるガイドメッセー ジが終了するタイミングで、制御部32は信号S23をオフにする。これにより 、メッセージ出力部30と呼出音出力部31が停止されると共に、スイッチ23 a,23bが定位側に戻される。
【0049】 (h) 構内電話機から入力された音声(例えば、「Aさん、電話に出て下さい。」 等)は、直通回線15を介して増幅器25へ入力され、この増幅器25で増幅さ れた音声による呼び出しが、構内放送回線16を介して各スピーカから一斉に出 力される。
【0050】 (i) 構内放送で呼び出しを受けたAさんは、手持ちのPHS電話機で特番(例え ば、「#2」)を押す。
【0051】 (j) PHS交換機10では、PHS電話機から特番#2への発呼を検出すると、 このPHS電話機と中継線13の音声用の信号線13a,13bとの間の通話路 を設定する。またPHS交換機10は、信号線14bに出力していた起動信号S Tをオフにする。
【0052】 (k) 制御部32は、起動信号STがオフになったことを検出すると、増幅器25 に対するアンプ制御信号S25をオフにすると共に、切替信号S21によってス イッチ21を反位側に切り替える。これにより、PHS交換機10を介して、直 通回線15側の構内電話機と、呼び出されたAさんのPHS電話機との間で通話 が可能になる。
【0053】 (l) 構内電話機とAさんのPHS電話機の2者通話の状態で、別のPHS電話機 を持ったBさんが通話に参加する場合は、BさんのPHS電話機によって特番( 例えば、「#3」)を押す。
【0054】 (m) PHS交換機10は、BさんのPHS電話機の参加を許可し、3者通話の状 態となる。
【0055】 (n) 通話を終了する時は、PHS電話機の終了ボタンを押す。
【0056】 (o) PHS交換機10は、PHS電話機から通話の終了を受信すると、中継線1 3を介してページング装置20に対して切断処理を行う。即ち、信号線13dを 通して、ページング装置20にオフの制御信号SRが与えられる。これに応答し て、ページング装置20では、信号線13cを通してオフの制御信号SSを出力 すると共に、切替信号S21をオフにしてスイッチ21を定位側に戻す。これに より、ページング装置20は、元の待機状態に復旧する。
【0057】 (3) PHS電話機から直通回線への接続
【0058】 (a) Aさんが手持ちのPHS電話機で特番(例えば。「#4」)を押す。
【0059】 (b) PHS電話機から発信された特番#4は、PHS交換機10によって検出さ れ、このPHS交換機10から信号線13dを介して、ページング装置20の制 御部32へ制御信号SRが送信される。
【0060】 (c) 制御部32は、制御信号SRがオンになったことを検出すると、スイッチ2 2に対して切替信号S22を出力する。これにより、スイッチ22が反位側に切 り替えられる。
【0061】 (d) 制御部32から呼出信号出力部28に対して、呼出制御信号S28をオンに して出力する。これにより、呼出信号出力部28から直通回線15に呼出信号が 送出される。これと同時に、応答検出部29では、直通回線15に接続された構 内電話機からの応答の監視が行われる。
【0062】 (e) 直通回線15に接続された構内電話機が応答すると、これが応答検出部29 で検出され、制御部32に対して応答検出信号S29が出力される。
【0063】 (f) 制御部32では、応答検出部29から応答検出信号S29が与えられると、 切替信号S21をオンにして、スイッチ21を反位側に切り替えると共に、中継 線13の信号線13cを介して、PHS交換機10へ制御信号SSをオンにして 送信する。これにより、PHS交換機10を介して、AさんのPHS電話機と、 直通回線15側の呼び出された構内電話機との間の通話路が構成され、通話が可 能になる。
【0064】 (g) AさんのPHS電話機と構内電話機の2者通話の状態で、別のPHS電話機 を持ったBさんが通話に参加する場合は、BさんのPHS電話機によって特番( 例えば、「#3」)を押す。
【0065】 (h) PHS交換機10は、BさんのPHS電話機の参加を許可し、3者通話の状 態となる。
【0066】 (i) 通話を終了する時は、PHS電話機の終了ボタンを押す。
【0067】 (j) PHS交換機10は、PHS電話機から通話の終了を受信すると、中継線1 3を介してページング装置20に対して切断処理を行う。即ち、信号線13dを 通して、ページング装置20にオフの制御信号SRが与えられる。これに応答し て、ページング装置20では、信号線13cを通してオフの制御信号SSを出力 すると共に、切替信号S21をオフにしてスイッチ21を定位側に戻す。これに より、ページング装置20は、元の待機状態に復旧する。
【0068】 以上のように、本実施形態のページング装置は、PHS構内電話システムのP HS電話機を使用しているので、構内に複数の電話装置を配置する必要がなくな り、簡易な設備で通話場所が制約されない構内呼出電話システムを構成すること ができるという利点がある。
【0069】 なお、本考案は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。この 変形例としては、例えば、次のようなものがある。
【0070】 (i) 構内放送回線16に複数のスピーカ17a,17b,…が接続されてい るが、構内の面積や地形によっては、1台のスピーカで良い場合もある。
【0071】 (ii) ページング装置20では、構内電話機が接続された直通回線15を収容 しているが、構内交換機や一般の交換電話における加入者回線を収容するように しても良い。その場合、接続制御シーケンスや呼出及び応答の制御方式は、収容 した回線に合わせる必要がある。
【0072】 (iii) PHS交換機10とページング装置20の間は、中継線13と音声出力 線14で接続しているが、音声出力線14の代わりに中継線13を使用しても良 い。
【0073】 (iv) PHS電話機による応答や操作は、特番に限らず、通常の内線番号や特 定のボタンを使用しても良い。
【0074】
【考案の効果】
【0075】 以上詳細に説明したように、第1の考案によれば、構内電話回線から構内電話 交換システムの無線電話機を呼び出しを行うために、この構内電話回線からの着 信を検出する着信検出部、音声呼出が可能な旨のメッセージを出力するメッセー ジ出力部、及び音声信号を増幅してスピーカから出力する増幅部を有している。 また、無線電話機の応答は構内電話交換システムへ伝えられ、この構内電話交換 システムの交換回線から構内電話回線への接続要求がページング装置へ与えられ るようになっている。そして、このページング装置は、接続要求に基づいて、構 内電話回線に呼出信号を出力する呼出信号出力部と、該構内電話回線の応答を検 出する応答検出部と、この応答に基づいて交換回線と構内電話回線との間を接続 するスイッチを有している。これにより、構内に固定の電話装置を設置すること なく、構内電話回線から構内の無線電話機を呼び出して接続することが可能にな り、簡素化した設備で通話場所の制約のないページング装置が得られる。
【0076】 第2の考案によれば、メッセージ出力部が構内電話回線に対してメッセージを 出力しているときに、増幅部を介して構内放送回線に音声呼出を予告する呼出音 を出力する呼出音出力部を設けている。これにより、構内にいる人に、音声呼び 出しを確実に伝えることが可能になる。
【0077】 第3の考案によれば、構内電話交換システムとしてPHSを対象としている。 これにより、近年普及しているPHSによる構内電話交換システムを有効に活用 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態を示す構内呼出電話システム
の構成図である。
【図2】従来のページング装置の構成図である。
【図3】図1中のページング装置20の構成図である。
【符号の説明】
10 PHS交換機 12 PHS電話機 13 中継線 14 音声出力線 15 直通回線 16 構内放送回線 21〜24 スイッチ 25 増幅器 27 着信検出部 28 呼出信号出力部 29 応答検出部 30 メッセージ出力部 31 呼出音出力部 32 制御部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構内電話回線及び無線による構内電話交
    換システムの交換回線に接続され、呼出動作時には前記
    構内電話回線または前記交換回線を通して送られてくる
    音声信号を構内放送回線を介してスピーカから放送し、
    接続動作時には該交換回線と該構内電話回線との間を接
    続するページング装置であって、 前記構内電話回線に接続された電話機及び前記構内電話
    交換システムの電話機からの着信を検出する着信検出部
    と、 前記着信検出部によって前記構内電話回線の電話機から
    の着信が検出されたときに、該構内電話回線に対して音
    声呼出が可能な旨のメッセージを出力するメッセージ出
    力部と、 前記着信検出部によって着信が検出された後、前記電話
    機から出力される音声信号を増幅して前記スピーカから
    出力するための増幅部と、 前記交換回線から前記構内電話回線への接続要求に基づ
    いて、該構内電話回線に呼出信号を出力する呼出信号出
    力部と、 前記呼出信号に応じて前記構内電話回線から出力される
    応答を検出する応答検出部と、 前記応答に基づいて前記交換回線と前記構内電話回線と
    の間を接続するスイッチとを、 備えたことを特徴とするページング装置。
  2. 【請求項2】 前記メッセージ出力部が前記構内電話回
    線に対して前記メッセージを出力しているときに、前記
    増幅部を介して前記構内放送回線に音声呼出を予告する
    呼出音を出力する呼出音出力部を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のページング装置。
  3. 【請求項3】 前記構内電話交換システムは、PHS
    (Personal Handyphone System:ディジタル簡易電話シ
    ステム)であることを特徴とする請求項1または2記載
    のページング装置。
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