JP3091896B2 - 電気融着継手の製造方法 - Google Patents
電気融着継手の製造方法Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D23/00—Producing tubular articles
- B29D23/001—Pipes; Pipe joints
- B29D23/003—Pipe joints, e.g. straight joints
- B29D23/005—Pipe joints, e.g. straight joints provided with electrical wiring
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
法に関し、詳しくは、エルボの両端部内周面にコイル状
の電熱線を配設した電気融着継手の製造方法に関する。
スチック管の連結に利用される管継手のひとつとして、
電気融着継手(エレクトロフュージョン継手:EF継
手)が知られている。この電気融着継手は、継手内周面
にコイル状の電熱性材料(電熱線)を配設した樹脂成形
品であり、プラスチック管の連結は、継手両側から管を
嵌挿後、継手外部に露出している端子ピン(ターミナ
ル)に電源を接続し、電熱線に通電して継手内面と管と
の接触面を加熱溶融することにより行われる。
ては、種々の方法が提案されているが、一般的には、継
手本体の内周面を形成するための内周成形面を有するコ
アの外周面に電熱線を必要回数コイル状に巻回する巻線
工程と、該電熱線の両端の長さを揃えて端子ピンを挿入
接続し、端子ピンと電熱線との電気的接続を行う端子処
理工程と、次いで、これを金型(外型)内にセットして
樹脂を射出成形する成形工程とからなる方法が広く行わ
れている。
あたっては、例えば、特開平4−185993号公報に
記載されているように、分割状態のコアに別々に電熱線
を巻付け、次いでコアを結合するとともに電熱線を接続
して電気的な接続を得る方法等が知られている。
に、コアを分割した状態で電熱線を巻付け、コアの接合
とともに電熱線を接続する方法では、巻線工程が二分割
されるために作業効率の向上が図りにくく、また、電熱
線が途中で分割されているため、これを接続するための
接続端子と、その接続作業が必要で、この面からも作業
効率の向上は望み難い。さらに、この接続端子部分に
は、電熱線巻付け時のテンションがかかりにくいので、
射出成形時に、この部分が射出圧に耐えられず、電熱線
や接続端子自体が継手内面にはみ出したり、電気的接続
の安定性に問題が発生したりする可能性の大きいことが
容易に想像される。したがって、従来は、多くの場合、
このエルボの巻線工程は、人間の手によって一巻き一巻
き行われているのが実情であり、このように人手で巻付
け作業を行うことは、巻付けテンションの不安定性が大
きく、整列巻きが難しいこと、さらには作業効率の面か
らも問題が多く、改善が急がれている。
程を、効率よく、かつ、確実に行うことができる電気融
着継手の製造方法を提供することを目的としている。
ため、本発明の電気融着継手の製造方法は、エルボ型電
気融着継手の内周面を形成する略L字状の分割コアの外
周面に電熱線を巻回し、該コアを外型内に配置して外型
とコアとにより形成される空間部に樹脂を射出して前記
電熱線を樹脂中に埋め込む電気融着継手の製造方法にお
いて、前記分割コアの屈曲部における両軸線(X軸,Y
軸)の交わる位置を、両軸線とそれぞれ直交する方向
(Z軸方向)から支持し、分割コアの一方のコアの軸線
(X軸)を一つの回転軸上に配置して、該一方のコアの
軸線を中心としてコアを回転させつつ、一方のコアの外
周面に端部から屈曲部に向けて電熱線を巻回し、次いで
前記屈曲部における両軸線とそれぞれ直交する方向(Z
軸方向)を中心にしてコアを回動させながら電熱線を屈
曲部内方を通して他方のコア側に回すとともに、コアの
他方の軸線(Y軸)を前記一つの回転軸上に配置し、し
かる後、該他方のコアの軸線を中心としてコアを前記回
転方向と逆方向に回転させつつ、他方のコアの外周面に
屈曲部から端部に向けて電熱線を巻回することを特徴と
している。
合してコアの屈曲部を支持した後は、コアを所定の方向
に回転させるだけで、その外周の所定位置に連続的に電
熱線を巻付けていくことができ、安定した巻線を確実に
行うことができる。
いてさらに詳細に説明する。図1は本発明を実施するた
めのコア支持装置を示すもので、一方のコアに巻線を行
っている状態を示す正面図であって、図2は同じく平面
図、図3は一方のコアへの巻線を終えて他方のコアに巻
線を移す状態を示す正面図、図4は他方のコアに巻線を
行っている状態を示す正面図、図5は製造されたエルボ
型電気融着継手の断面図である。
型電気融着継手の内周面を形成するためのコア1は、第
1コア1aと第2コア1bとを屈曲部の中心で分割可能
に嵌合接続した状態で、屈曲部における第1コア1aの
軸線X(X軸)と、第2コア1bの軸線Y(Y軸)との
交点が、両軸線X,Yと相互に直交する方向の軸線Z
(Z軸)上に設けられた支持軸2により回動可能に支持
される。この支持軸2は、架台3の一端に立設した支柱
4の軸受部5に回転可能に設けられた旋回アーム6の先
端部に装着されており、コア1は、該コア1の屈曲部を
保持する箱型の保持部材7を介して旋回アーム6に軸支
されている。また、旋回アーム6には、コア1を所定角
度で固定するための固定ピン8を挿通するピン挿通孔6
aが設けられ、保持部材7には、前記固定ピン8が挿入
される2か所のピン孔7a,7bが設けられている。
に設けられた端部支持装置9によりコア1が回転可能に
支持される。この端部支持装置9は、架台3の他端に立
設した支柱10の軸受部11に回転可能、かつ、軸線方
向に移動可能に設けられた支持板12と、該支持板12
を軸線方向に移動させるレバー13とにより構成されて
いる。
部支持装置9の支持板12の回転軸線とは、同一の回転
軸線R上に位置しており、電熱線14を巻回するコア1
は、最初に、第1コア1aの軸線Xを、この回転軸線R
上に一致させた状態でセットされる。すなわち、固定ピ
ン8を旋回アーム6のピン挿通孔6aを通して保持部材
7の一方のピン孔7aに挿入し、コア1の屈曲部を固定
するとともに、レバー13を操作して支持板12の係合
ピン12aを第1コア1aの端面に設けた係合穴1cに
挿入係合して第1コア1aの端部を固定する。これによ
り、第1コア1aは、その軸線Xが旋回アーム6及び支
持板12の回転軸線Rと同軸となり、該回転軸線Rを中
心として回転可能にセットされた状態になる。
ら電熱線14を繰出し、その先端部を第1コア1aの端
部に固定する。この状態で、第1コア1aをX軸を中心
として図1に示す矢印C1方向に回転させながら、電熱
線供給部のノズルを屈曲部方向に移動させ、所定の巻線
密度で電熱線14を第1コア1aの外周に巻回してい
く。この電熱線14は、ニクロム線等の外周をポリエチ
レンやポリブテン等の樹脂で被覆したものであって、先
端部は、樹脂被覆が剥がされた後、端子ピンが装着され
る。
したら、電熱線14がコア1の屈曲部内方に来るように
電熱線供給部のノズルを移動させた後、固定ピン8を抜
取って旋回アーム6に対して保持部材7を回動可能にす
るとともに、レバー13を後退させて支持板12の係合
ピン12aと第1コア1aの係合穴1cとの係合状態を
解除し、コア1を、支持軸2、即ちZ軸を中心にして図
1において時計回りに90度回動させ、第2コア1bの
軸線Yが前記回転軸線Rと同軸になるようにする。この
とき、図3に示すように、電熱線14は、コア1の屈曲
部内方を通過して第2コア1b側に移る。
より巻線が乱れないように、第1コア1aの巻線を終え
た段階で、電熱線14の被覆をヒーター等で加熱溶融
し、隣接する電熱線14相互間を溶着したり、粘着テー
プ等を用いて巻線を固定する。
ら、固定ピン8を旋回アーム6のピン挿通孔6aを通し
て保持部材7のピン孔7bに挿入し、コア1の屈曲部を
固定するとともに、レバー13を操作して支持板12の
係合ピン12aを第2コア1bの係合穴1dに挿入係合
して第2コア1bを固定する。これにより、第2コア1
bは、その軸線Yが回転軸線Rと同軸となり、該回転軸
線Rを中心として回転可能にセットされた状態になる。
のノズルを所定の巻線開始位置に移動させるとともに、
第2コア1bをY軸を中心として、前記第1コア1aの
ときとは逆方向、即ち図4に示す矢印C2方向に回転さ
せながら、電熱線供給部のノズルを第2コア1bの端部
方向に移動させ、所定の巻線密度で電熱線14を第2コ
ア1bの外周に巻回していく。
たら、射出成形時の樹脂圧により電熱線14がコア1の
所定位置から外れることを防ぐため、必要に応じて巻線
の途中や前後の部分の被覆をヒーター等で加熱溶融し、
電熱線14相互間を溶着するとともに、電熱線14の両
端に端子ピンを接続するなどの所定の作業を行い、コア
1をコア支持装置から取り外して外型にセットし、射出
成形を行う。
部分となる両端付近は電熱線14が密に巻かれ、中間の
屈曲部は電熱線14が屈曲部内方の最短距離を通過した
エルボ型電気融着継手21を製造することができる。
a及び第2コア1bの回転は、旋回アーム6や支持板1
2の軸に適当なハンドルを設けて手で回転させるように
してもよく、モーターで回転させるようにしてもよい。
同様に、コア1のZ軸を中心にした回動も、任意の手段
で行うことができる。また、コア1をZ軸を中心にして
回動させる際には、電熱線14のテンションを変化させ
ないように、電熱線供給部のノズルをコア1の回動に連
動させて移動するように構成することが好ましい。さら
に、上記実施例では、90度エルボを例示したが、これ
以外の角度のエルボの場合でも、実質的に同様の操作で
巻線を行うことができる。
継手の製造方法によれば、エルボ型電気融着継手の製造
工程において、コアを一体化した状態で電熱線の巻付け
が行えるので、巻線工程が分割されず、また、電熱線も
途中で分割されないので、接続端子等の余分な部品が不
要になり、かつ、その接続作業もなくなるので、電気的
接続も安定する。さらに、巻付けテンションの変化も抑
えることができ、品質の向上や安定化が図れ、作業効率
の向上とともに、電気融着継手の製造コストを大幅に低
減することが可能になる。
を示すもので、一方のコアに巻線を行っている状態を示
す正面図である。
線を移す状態を示す正面図である。
面図である。
ある。
軸、6…旋回アーム、7…保持部材、8…固定ピン、9
…支持装置、12…支持板、14…電熱線
Claims (1)
- 【請求項1】 エルボ型電気融着継手の内周面を形成す
る略L字状の分割コアの外周面に電熱線を巻回し、該コ
アを外型内に配置して外型とコアとにより形成される空
間部に樹脂を射出して前記電熱線を樹脂中に埋め込む電
気融着継手の製造方法において、前記分割コアの屈曲部
における両軸線(X軸,Y軸)の交わる位置を、両軸線
とそれぞれ直交する方向(Z軸方向)から支持し、分割
コアの一方のコアの軸線(X軸)を一つの回転軸上に配
置して、該一方のコアの軸線を中心としてコアを回転さ
せつつ、該一方のコアの外周面に端部から屈曲部に向け
て電熱線を巻回し、次いで前記屈曲部における両軸線と
それぞれ直交する方向(Z軸方向)を中心にしてコアを
回動させながら電熱線を屈曲部内方を通して他方のコア
側に回すとともに、コアの他方の軸線(Y軸)を前記一
つの回転軸上に配置し、しかる後、該他方のコアの軸線
を中心としてコアを前記回転方向と逆方向に回転させつ
つ、他方のコアの外周面に屈曲部から端部に向けて電熱
線を巻回することを特徴とする電気融着継手の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4881893A JP3091896B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 電気融着継手の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4881893A JP3091896B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 電気融着継手の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06254898A JPH06254898A (ja) | 1994-09-13 |
JP3091896B2 true JP3091896B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=12813803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4881893A Expired - Lifetime JP3091896B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 電気融着継手の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3091896B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9500556D0 (en) * | 1995-01-12 | 1995-03-01 | Uponor Ltd | Moulding core |
JP4600819B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2010-12-22 | 日立金属株式会社 | エルボ型ef継手及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP4881893A patent/JP3091896B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06254898A (ja) | 1994-09-13 |
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