JP3091650B2 - チェンジレバーユニット - Google Patents
チェンジレバーユニットInfo
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- JP3091650B2 JP3091650B2 JP06266455A JP26645594A JP3091650B2 JP 3091650 B2 JP3091650 B2 JP 3091650B2 JP 06266455 A JP06266455 A JP 06266455A JP 26645594 A JP26645594 A JP 26645594A JP 3091650 B2 JP3091650 B2 JP 3091650B2
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- JP
- Japan
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- shift
- coil spring
- axis
- torsion coil
- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H59/04—Ratio selector apparatus
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H2059/0295—Selector apparatus with mechanisms to return lever to neutral or datum position, e.g. by return springs
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、チェンジレバーユニッ
トに関するもので、特に、チェンジレバーの特定の位置
における自動戻り機構に関する。
トに関するもので、特に、チェンジレバーの特定の位置
における自動戻り機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】図８ないし図１１に、大型自動車等の電
気ー空気式変速機で使用されるチェンジレバーユニット
Ｕを示す。このチェンジレバーユニットＵは、チェンジ
レバー１に貫通させた軸２の両端２ａ，２ｂをケーシン
グ３の相対向する側壁３ａ，３ｂにそれぞれ回動自在に
支持させ、かつ該チェンジレバー１を前記軸２のほぼ中
央部にピン４によって互いに係合させ、それによって該
チェンジレバー１を前記軸２と共に該軸２の周方向に回
動させるとともに、該軸２の長手方向に傾動させ得るよ
うにしている。
気ー空気式変速機で使用されるチェンジレバーユニット
Ｕを示す。このチェンジレバーユニットＵは、チェンジ
レバー１に貫通させた軸２の両端２ａ，２ｂをケーシン
グ３の相対向する側壁３ａ，３ｂにそれぞれ回動自在に
支持させ、かつ該チェンジレバー１を前記軸２のほぼ中
央部にピン４によって互いに係合させ、それによって該
チェンジレバー１を前記軸２と共に該軸２の周方向に回
動させるとともに、該軸２の長手方向に傾動させ得るよ
うにしている。
【０００３】さらに、このチェンジレバーユニットＵで
は、前記軸２の一端２ａに変位検出のためのアーム５
を、ピン５ａにより固着させるとともに、前記ピン４の
軸芯延長上のケーシング３の一方の側壁３ｃに短軸６を
回動自在に配設し、該短軸６に変位検出のためのアーム
７を、ピン７ａにより固着させている。この短軸６に
は、「し」の字状の帯片８を係止し、かつ該帯片８に長
孔８ａを形成し、該長孔８ａにチェンジレバー１を挿通
させている。そして、前記チェンジレバー１の運動は、
前記アーム５および前記帯片８を介して前記アーム７に
それぞれ伝達され、該アーム５，７の変位がセンサ９，
１０によって電気的に検出されるようになっている。
は、前記軸２の一端２ａに変位検出のためのアーム５
を、ピン５ａにより固着させるとともに、前記ピン４の
軸芯延長上のケーシング３の一方の側壁３ｃに短軸６を
回動自在に配設し、該短軸６に変位検出のためのアーム
７を、ピン７ａにより固着させている。この短軸６に
は、「し」の字状の帯片８を係止し、かつ該帯片８に長
孔８ａを形成し、該長孔８ａにチェンジレバー１を挿通
させている。そして、前記チェンジレバー１の運動は、
前記アーム５および前記帯片８を介して前記アーム７に
それぞれ伝達され、該アーム５，７の変位がセンサ９，
１０によって電気的に検出されるようになっている。
【０００４】他方、このチェンジレバーユニットＵは、
ローマ字のＨ型のシフトパターンを有している。すなわ
ち、このシフトパターンにおける一方のシフトライン
は、リバースＲとニュートラルＮと走行（発進から自動
変速）Ｄであり、他方のシフトラインは、手動操作用の
アップシフトＵとホールド（一定走行保持）Ｈとダウン
シフトＤであり、通常、前記チェンジレバー１を、自動
変速にて前進走行中の前記Ｄの位置から、前記他方のシ
フトラインＵ−Ｈ−Ｄの一定走行中の前記Ｈの位置に移
動させて、手動でアップシフトまたはダウンシフト操作
をしている。
ローマ字のＨ型のシフトパターンを有している。すなわ
ち、このシフトパターンにおける一方のシフトライン
は、リバースＲとニュートラルＮと走行（発進から自動
変速）Ｄであり、他方のシフトラインは、手動操作用の
アップシフトＵとホールド（一定走行保持）Ｈとダウン
シフトＤであり、通常、前記チェンジレバー１を、自動
変速にて前進走行中の前記Ｄの位置から、前記他方のシ
フトラインＵ−Ｈ−Ｄの一定走行中の前記Ｈの位置に移
動させて、手動でアップシフトまたはダウンシフト操作
をしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
チェンジレバーユニットＵでは、前記他方のシフトライ
ンＵ−Ｈ−Ｄにおけるチェンジレバー１の操作を容易に
するために、自動戻り機構１１が備えられている。その
自動戻り機構１１は、前記軸２にその軸芯方向にのみ摺
動自在に保持させ、かつ突起１２ａが立設されたカムブ
ロック１２と、前記ケーシング３の側壁３ｃに相対向す
る側壁３ｄに配設されたねじりコイルばね１３とからな
る。そして該ねじりコイルばね１３の両端１３ａ，１３
ｂを、前記カムブロック１２の突起１２ａの移動域で、
前記突起１２ａを挟み込むように同一平面上に配置さ
せ、前記チェンジレバー１を前記シフトラインＵ−Ｈ−
Ｄの一定走行中のＨの位置に傾動するとき、該チェンジ
レバー１で前記カムブロック１２を移動させて、その突
起１２ａを前記ばね１３の両端間に係合させるようにし
ている。（特開平6-174057号公報）
チェンジレバーユニットＵでは、前記他方のシフトライ
ンＵ−Ｈ−Ｄにおけるチェンジレバー１の操作を容易に
するために、自動戻り機構１１が備えられている。その
自動戻り機構１１は、前記軸２にその軸芯方向にのみ摺
動自在に保持させ、かつ突起１２ａが立設されたカムブ
ロック１２と、前記ケーシング３の側壁３ｃに相対向す
る側壁３ｄに配設されたねじりコイルばね１３とからな
る。そして該ねじりコイルばね１３の両端１３ａ，１３
ｂを、前記カムブロック１２の突起１２ａの移動域で、
前記突起１２ａを挟み込むように同一平面上に配置さ
せ、前記チェンジレバー１を前記シフトラインＵ−Ｈ−
Ｄの一定走行中のＨの位置に傾動するとき、該チェンジ
レバー１で前記カムブロック１２を移動させて、その突
起１２ａを前記ばね１３の両端間に係合させるようにし
ている。（特開平6-174057号公報）
【０００６】同時に、前記自動戻り機構１１により、該
チェンジレバー１を常時ホールドＨの位置に付勢させ、
チェンジレバー１をアップシフトＵまたはダウンシフト
Ｄに投入した後に、該チェンジレバー１を直ちにホール
ドＨの位置に戻すようにしている。
チェンジレバー１を常時ホールドＨの位置に付勢させ、
チェンジレバー１をアップシフトＵまたはダウンシフト
Ｄに投入した後に、該チェンジレバー１を直ちにホール
ドＨの位置に戻すようにしている。
【０００７】しかしながら、従来の前記チェンジレバー
ユニットＵでは、次のような問題点あった。 （１） 前記カムブロック１２は、キー部材１４やばね
１５等を伴うため、部品点数が多く、高価になってい
る。 （２） 前記カムブロック１２は部品点数が多いため、
各部材の加工誤差が積算されて、該カムブロック１２の
突起１２ａは、前記ねじりコイルばね１３の両端１３
ａ，１３ｂに対して、図１２の一点鎖線で示す理想的な
配置（突起１２ａの両側における空隙Ａが同じになるよ
うな配置）から同図の実線で示すように、いずれか一方
に偏ってしまう。このため、両者は係合しにくく、また
係合しても抜くときに、抜けにくくなってしまう。
ユニットＵでは、次のような問題点あった。 （１） 前記カムブロック１２は、キー部材１４やばね
１５等を伴うため、部品点数が多く、高価になってい
る。 （２） 前記カムブロック１２は部品点数が多いため、
各部材の加工誤差が積算されて、該カムブロック１２の
突起１２ａは、前記ねじりコイルばね１３の両端１３
ａ，１３ｂに対して、図１２の一点鎖線で示す理想的な
配置（突起１２ａの両側における空隙Ａが同じになるよ
うな配置）から同図の実線で示すように、いずれか一方
に偏ってしまう。このため、両者は係合しにくく、また
係合しても抜くときに、抜けにくくなってしまう。
【０００８】（３） 前記カムブロック１２の突起１２
ａの偏りから、前記ねじりコイルばね１３の両端１３
ａ，１３ｂにおける付勢力が均一にならず、特にシフト
操作角が小さい場合、自動戻り不良を起こす虞がある。 （４） 同時に、前記ねじりコイルばね１３に係合する
前記カムブロック１２の突起１２ａは、前記軸２の軸芯
から該突起１２ａの先端までの距離Ｌ１が、図１１に示
すように短いため、前記ねじりコイルばね１３からの付
勢力が、前記チェンジレバー１に伝わりにくく、自動戻
り不良を起こす虞がある。
ａの偏りから、前記ねじりコイルばね１３の両端１３
ａ，１３ｂにおける付勢力が均一にならず、特にシフト
操作角が小さい場合、自動戻り不良を起こす虞がある。 （４） 同時に、前記ねじりコイルばね１３に係合する
前記カムブロック１２の突起１２ａは、前記軸２の軸芯
から該突起１２ａの先端までの距離Ｌ１が、図１１に示
すように短いため、前記ねじりコイルばね１３からの付
勢力が、前記チェンジレバー１に伝わりにくく、自動戻
り不良を起こす虞がある。
【０００９】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、チェンジレバーを特定
の位置に傾動するとき、該チェンジレバーに確実に自動
戻り作用を働かせるチェンジレバーユニットを提供する
ことにある。
その目的は前記問題点を解消し、チェンジレバーを特定
の位置に傾動するとき、該チェンジレバーに確実に自動
戻り作用を働かせるチェンジレバーユニットを提供する
ことにある。
【００１０】本発明の他の目的はコンパクト化を図った
チェンジレバーユニットを提供することにある。
チェンジレバーユニットを提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、チェンジレバーを貫通させた軸の両
端をケーシングの相対向する側壁にそれぞれ支持させる
とともに、前記チェンジレバーを前記軸に、前記軸に対
して円周方向に回動可能に、かつその軸芯に対して傾動
可能に支持させた複数のシフトラインを有するチェンジ
レバーユニットにおいて、前記ケーシングの内側で、前
記チェンジレバーの前記軸芯から離れた位置に固定され
たばね保持部材にねじりコイルばねを保持し、かつ該ね
じりコイルばねの両端を、前記チェンジレバーの軸部を
挟み込むように係合可能な間隔で、ほぼ同一平面上に配
置させ、前記複数のシフトラインのうち、所定のシフト
ラインに前記チェンジレバーを移動させるときのみ、前
記チェンジレバーの軸部が前記ねじりコイルばねの両端
間に係合するチェンジレバーユニットである。
の本発明の構成は、チェンジレバーを貫通させた軸の両
端をケーシングの相対向する側壁にそれぞれ支持させる
とともに、前記チェンジレバーを前記軸に、前記軸に対
して円周方向に回動可能に、かつその軸芯に対して傾動
可能に支持させた複数のシフトラインを有するチェンジ
レバーユニットにおいて、前記ケーシングの内側で、前
記チェンジレバーの前記軸芯から離れた位置に固定され
たばね保持部材にねじりコイルばねを保持し、かつ該ね
じりコイルばねの両端を、前記チェンジレバーの軸部を
挟み込むように係合可能な間隔で、ほぼ同一平面上に配
置させ、前記複数のシフトラインのうち、所定のシフト
ラインに前記チェンジレバーを移動させるときのみ、前
記チェンジレバーの軸部が前記ねじりコイルばねの両端
間に係合するチェンジレバーユニットである。
【００１２】
【作用】本発明は以上のように構成されているので、前
記チェンジレバーの長手方向で、該チェンジレバーに貫
通させた軸の軸芯から離れた位置に配設されたねじりコ
イルばねの両端で、前記チェンジレバーを直接係合させ
るので、前記軸芯と前記係合位置との距離が大きくな
り、このため、前記ねじりコイルばねからの付勢力が、
前記チェンジレバーに伝わり易く、自動戻り作用が良好
になる。
記チェンジレバーの長手方向で、該チェンジレバーに貫
通させた軸の軸芯から離れた位置に配設されたねじりコ
イルばねの両端で、前記チェンジレバーを直接係合させ
るので、前記軸芯と前記係合位置との距離が大きくな
り、このため、前記ねじりコイルばねからの付勢力が、
前記チェンジレバーに伝わり易く、自動戻り作用が良好
になる。
【００１３】従来のチェンジレバーユニットに使用され
ているカムブロックが削除されるので、該ユニット全体
の信頼性がその分向上するとともに、該ユニットのコン
パクト化を図ることができる。
ているカムブロックが削除されるので、該ユニット全体
の信頼性がその分向上するとともに、該ユニットのコン
パクト化を図ることができる。
【００１４】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を例示的に詳しく説明する。図１ないし図７は、本発明
のチェンジレバーユニットの一実施例を示す図で、図８
ないし図１１に示す部材と同一部材には、同一符号を付
してその説明を省略する。
を例示的に詳しく説明する。図１ないし図７は、本発明
のチェンジレバーユニットの一実施例を示す図で、図８
ないし図１１に示す部材と同一部材には、同一符号を付
してその説明を省略する。
【００１５】このチェンジレバーユニット２０は、チェ
ンジレバー１の変位をアーム５，７を介してＸ−Ｙ座標
でとらえ、変位センサ９，１０によって電気信号に変換
し、該電気信号を外部に出力する。前記変位センサ（フ
ォトインタラプタ）９，１０のうち変位センサ９はシフ
ト側センサで３個、変位センサ１０はセレクト側センサ
で２個からなり、該それぞれのセンサは前記アーム５，
７の移動域に適宜な間隔をもって配設されている。この
ため、前記チェンジレバー１が動かされると、該アーム
５，７の位置を前記シフト側変位センサ９およびセレク
ト側変位センサ１０のそれぞれのうち１個が検出し、該
チェンジレバー１の位置を検出する。
ンジレバー１の変位をアーム５，７を介してＸ−Ｙ座標
でとらえ、変位センサ９，１０によって電気信号に変換
し、該電気信号を外部に出力する。前記変位センサ（フ
ォトインタラプタ）９，１０のうち変位センサ９はシフ
ト側センサで３個、変位センサ１０はセレクト側センサ
で２個からなり、該それぞれのセンサは前記アーム５，
７の移動域に適宜な間隔をもって配設されている。この
ため、前記チェンジレバー１が動かされると、該アーム
５，７の位置を前記シフト側変位センサ９およびセレク
ト側変位センサ１０のそれぞれのうち１個が検出し、該
チェンジレバー１の位置を検出する。
【００１６】前記チェンジレバーユニット２０のケーシ
ング３の上部には、ガイドプレート２１が配設されてい
る。このガイドプレート２１には、図３、図４に示すよ
うに、シフトパターンに倣ったロシヤ文字のЧ（チェ
ー）型状の溝２２が形成されている。このЧ（チェー）
型状の溝２２は、リバースＲ、ニュートラルＮおよび走
行（発進から自動変速）Ｄからなる第１のシフトライン
と、アップシフトＵ、ホールド（一定走行保持）Ｈおよ
びダウンシフトＤとからなる第２のシフトラインと、走
行ＤおよびホールドＨとからなるセレクトラインとによ
って構成されている。そして、この溝２２には、チェン
ジレバー１の上部が挿通されている。
ング３の上部には、ガイドプレート２１が配設されてい
る。このガイドプレート２１には、図３、図４に示すよ
うに、シフトパターンに倣ったロシヤ文字のЧ（チェ
ー）型状の溝２２が形成されている。このЧ（チェー）
型状の溝２２は、リバースＲ、ニュートラルＮおよび走
行（発進から自動変速）Ｄからなる第１のシフトライン
と、アップシフトＵ、ホールド（一定走行保持）Ｈおよ
びダウンシフトＤとからなる第２のシフトラインと、走
行ＤおよびホールドＨとからなるセレクトラインとによ
って構成されている。そして、この溝２２には、チェン
ジレバー１の上部が挿通されている。
【００１７】また、前記チェンジレバーユニット２０
は、チェンジレバー１の自動戻り機構２３を備えてい
る。この自動戻り機構２３は、ねじりコイルばね２４
と、該ばね２４を保持するばねホルダ２５と、ガイドプ
レート２６とからなり、図１に示すように、前記チェン
ジレバー１の長手方向の下方で、前記ケーシング３の側
壁３ａの内側の、前記軸２の軸芯から離れた位置に配設
されている。
は、チェンジレバー１の自動戻り機構２３を備えてい
る。この自動戻り機構２３は、ねじりコイルばね２４
と、該ばね２４を保持するばねホルダ２５と、ガイドプ
レート２６とからなり、図１に示すように、前記チェン
ジレバー１の長手方向の下方で、前記ケーシング３の側
壁３ａの内側の、前記軸２の軸芯から離れた位置に配設
されている。
【００１８】前記自動戻り機構２３は、図１、図５ない
し図７に示すように、前記ケーシング３の側壁３ａに、
ねじにより、ばねホルダ２５が取り付けられている。こ
のばねホルダ２５は、ボス２５ａを有しており、このボ
ス２５ａには前記ねじりコイルばね２４が遊嵌されると
ともに、前記ガイドプレート２６により、該ばね２４が
脱落しないように保持されている。そして、このばね２
４の両先端２４ａ，２４ｂは、図７に示すように、その
方向が前記ガイドプレート２６により、同一平面上に、
かつ前記軸２の軸芯と平行な方向に案内されるととも
に、前記チェンジレバー１の前記Ｕ−Ｈ−Ｄの第２のシ
フトラインにおける移動域で、該チェンジレバー１を直
接挟み込むようにして配置されている。
し図７に示すように、前記ケーシング３の側壁３ａに、
ねじにより、ばねホルダ２５が取り付けられている。こ
のばねホルダ２５は、ボス２５ａを有しており、このボ
ス２５ａには前記ねじりコイルばね２４が遊嵌されると
ともに、前記ガイドプレート２６により、該ばね２４が
脱落しないように保持されている。そして、このばね２
４の両先端２４ａ，２４ｂは、図７に示すように、その
方向が前記ガイドプレート２６により、同一平面上に、
かつ前記軸２の軸芯と平行な方向に案内されるととも
に、前記チェンジレバー１の前記Ｕ−Ｈ−Ｄの第２のシ
フトラインにおける移動域で、該チェンジレバー１を直
接挟み込むようにして配置されている。
【００１９】そして、自動戻り機構２３は、前記チェン
ジレバー１が第１のシフトライン（Ｒ−Ｎ−Ｄ）にある
とき（図１ないし図３の状態）には、該チェンジレバー
１が前記ねじりコイルばね２４と係合させていないた
め、該チェンジレバー１には、前記ねじりコイルばね２
４の付勢力による何等の戻し作用はない。
ジレバー１が第１のシフトライン（Ｒ−Ｎ−Ｄ）にある
とき（図１ないし図３の状態）には、該チェンジレバー
１が前記ねじりコイルばね２４と係合させていないた
め、該チェンジレバー１には、前記ねじりコイルばね２
４の付勢力による何等の戻し作用はない。
【００２０】次いで、前記チェンジレバー１が、第２の
シフトライン（Ｕ−Ｈ−Ｄ）に移動されると、該チェン
ジレバー１は、図６および図７に示すように、前記ねじ
りコイルばね２４の両端２４ａ，２４ｂ間に直接係合さ
れる。したがって、チェンジレバー１を前記第２シフト
ライン（Ｕ−Ｈ−Ｄ）上でアップシフトＵまたはダウン
シフトＤに投入すると、該チェンジレバー１に、直接前
記ねじりコイルばね２４の付勢力が働く。そこで、ドラ
イバーがチェンジレバー１から手を離すと、該チェンジ
レバー１は、前記ばね３４の付勢力によってホールドＨ
の位置に自動的に戻される。
シフトライン（Ｕ−Ｈ−Ｄ）に移動されると、該チェン
ジレバー１は、図６および図７に示すように、前記ねじ
りコイルばね２４の両端２４ａ，２４ｂ間に直接係合さ
れる。したがって、チェンジレバー１を前記第２シフト
ライン（Ｕ−Ｈ−Ｄ）上でアップシフトＵまたはダウン
シフトＤに投入すると、該チェンジレバー１に、直接前
記ねじりコイルばね２４の付勢力が働く。そこで、ドラ
イバーがチェンジレバー１から手を離すと、該チェンジ
レバー１は、前記ばね３４の付勢力によってホールドＨ
の位置に自動的に戻される。
【００２１】この場合、前記ねじりコイルばね２４は、
前記軸２の軸芯から離れた位置に配設され、その両端２
４ａ，２４ｂ間で、前記チェンジレバー１を直接係合さ
せるので、図１に示すように、前記軸芯と前記係合位置
との距離Ｌ２が従来のものに比べてかなり大きくなり、
前記ねじりコイルばね２４からの付勢力が、前記チェン
ジレバー１に伝わり易く、自動戻り作用が良好かつ確実
になる。
前記軸２の軸芯から離れた位置に配設され、その両端２
４ａ，２４ｂ間で、前記チェンジレバー１を直接係合さ
せるので、図１に示すように、前記軸芯と前記係合位置
との距離Ｌ２が従来のものに比べてかなり大きくなり、
前記ねじりコイルばね２４からの付勢力が、前記チェン
ジレバー１に伝わり易く、自動戻り作用が良好かつ確実
になる。
【００２２】さらに、前記チェンジレバーユニット２０
では、図１に示すように、ケーシング３の下部には、底
板２９が配設されている。この底板２９は、該チェンジ
レバー１の下端の移動域内で、該チェンジレバー１の下
端と常に一定の間隔を保つように、球面状に湾曲して形
成されている。そして、該チェンジレバー１の下端に
は、該下端と底板２９との間に、ディテント機構３０が
形成されている。このディテント機構３０は、該チェン
ジレバー１の下端にばね３１を介して出没自在に配設さ
れたボール３２と、前記底板２９に形成された凹部３３
とによって構成されている。
では、図１に示すように、ケーシング３の下部には、底
板２９が配設されている。この底板２９は、該チェンジ
レバー１の下端の移動域内で、該チェンジレバー１の下
端と常に一定の間隔を保つように、球面状に湾曲して形
成されている。そして、該チェンジレバー１の下端に
は、該下端と底板２９との間に、ディテント機構３０が
形成されている。このディテント機構３０は、該チェン
ジレバー１の下端にばね３１を介して出没自在に配設さ
れたボール３２と、前記底板２９に形成された凹部３３
とによって構成されている。
【００２３】この凹部３３は、シフトパターンのリバー
スＲ位置，ニュートラルＮ位置，走行（発進から自動変
速）Ｄ位置およびホールド（一定走行保持）Ｈ位置に対
応する箇所に形成されている。したがって、前記チェン
ジレバー１がそれらの位置に移動されると、ボール３２
が凹部３３に落ち込むため、該チェンジレバー１は、そ
こに位置決めされる。しかし、このチェンジレバーユニ
ット２０は、前記第２シフトライン（Ｕ−Ｈ−Ｄ）に前
記自動戻り機構２３が設けられているので、該第２シフ
トラインのアップシフトＵ位置およびダウンシフトＤ位
置には、当然のことながら、前記凹部３３は設けられて
いない。
スＲ位置，ニュートラルＮ位置，走行（発進から自動変
速）Ｄ位置およびホールド（一定走行保持）Ｈ位置に対
応する箇所に形成されている。したがって、前記チェン
ジレバー１がそれらの位置に移動されると、ボール３２
が凹部３３に落ち込むため、該チェンジレバー１は、そ
こに位置決めされる。しかし、このチェンジレバーユニ
ット２０は、前記第２シフトライン（Ｕ−Ｈ−Ｄ）に前
記自動戻り機構２３が設けられているので、該第２シフ
トラインのアップシフトＵ位置およびダウンシフトＤ位
置には、当然のことながら、前記凹部３３は設けられて
いない。
【００２４】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他
の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他
の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ケーシングの内側で、チェンジレバーの軸芯か
ら離れた位置に固定されたばね保持部材にねじりコイル
ばねを保持し、かつ該ねじりコイルばねの両端を、前記
チェンジレバーの軸部を挟み込むように係合可能な間隔
で、ほぼ同一平面上に配置させ、複数のシフトラインの
うち、所定のシフトラインに前記チェンジレバーを移動
させるときのみ、前記チェンジレバーの軸部が前記ねじ
りコイルばねの両端間に係合するので、該チェンジレバ
ーを特定の位置に傾動するとき、該チェンジレバーに確
実に自動戻り作用を働かせることができる。特に、シフ
ト操作角が小さい場合でも、確実に自動戻りさせること
ができる。
よれば、ケーシングの内側で、チェンジレバーの軸芯か
ら離れた位置に固定されたばね保持部材にねじりコイル
ばねを保持し、かつ該ねじりコイルばねの両端を、前記
チェンジレバーの軸部を挟み込むように係合可能な間隔
で、ほぼ同一平面上に配置させ、複数のシフトラインの
うち、所定のシフトラインに前記チェンジレバーを移動
させるときのみ、前記チェンジレバーの軸部が前記ねじ
りコイルばねの両端間に係合するので、該チェンジレバ
ーを特定の位置に傾動するとき、該チェンジレバーに確
実に自動戻り作用を働かせることができる。特に、シフ
ト操作角が小さい場合でも、確実に自動戻りさせること
ができる。
【００２６】また、本発明は、従来のチェンジレバーユ
ニットに使用されているカムブロックが削除されるの
で、該ユニット全体の信頼性がその分向上するととも
に、該ユニットのコンパクト化を図ることができる。
ニットに使用されているカムブロックが削除されるの
で、該ユニット全体の信頼性がその分向上するととも
に、該ユニットのコンパクト化を図ることができる。
【図１】本発明のチェンジレバーユニットの一実施例を
示すセレクト方向の縦断面図である。
示すセレクト方向の縦断面図である。
【図２】図１のシフト方向の縦断面図である。
【図３】図１の平面図である。
【図４】図１および図４のシフトパターンを示す図であ
る。
る。
【図５】図１のＶ−Ｖ線矢視による図である。
【図６】図１において、自動戻り作用を行わせる状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図７】図６のVII − VII線矢視による自動戻り機構と
チェンジレバーユニットとの関係を示す横断面図であ
る。
チェンジレバーユニットとの関係を示す横断面図であ
る。
【図８】従来のチェンジレバーユニットを示すセレクト
方向の断面図である。
方向の断面図である。
【図９】図８のシフト方向の断面図である。
【図１０】図８の平面図である。
【図１１】図８のXI−XI線矢視による図である。
【図１２】図１１の自動戻り機構の拡大説明図である。
１ チェンジレバー ２ 軸 ２ａ，２ｂ 軸端 ３ ケーシング ３ａ，３ｂ 側壁 ４ ピン ２０ チェンジレバーユニット ２３ 自動戻り機構 ２４ ねじりコイルばね ２４ａ，２４ｂ ばね端 ２５ ばねホルダ ２５ａ ボス ２６ ガイドプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16H 59/00 - 59/12 B60K 20/02
Claims (1)
- 【請求項１】 チェンジレバーを貫通させた軸の両端を
ケーシングの相対向する側壁にそれぞれ支持させるとと
もに、前記チェンジレバーを前記軸に、前記軸に対して
円周方向に回動可能に、かつその軸芯に対して傾動可能
に支持させた複数のシフトラインを有するチェンジレバ
ーユニットにおいて、 前記ケーシングの内側で、前記チェンジレバーの前記軸
芯から離れた位置に固定されたばね保持部材にねじりコ
イルばねを保持し、かつ該ねじりコイルばねの両端を、
前記チェンジレバーの軸部を挟み込むように係合可能な
間隔で、ほぼ同一平面上に配置させ、前記複数のシフト
ラインのうち、所定のシフトラインに前記チェンジレバ
ーを移動させるときのみ、前記チェンジレバーの軸部が
前記ねじりコイルばねの両端間に係合することを特徴と
するチェンジレバーユニット。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06266455A JP3091650B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | チェンジレバーユニット |
| KR1019950037607A KR0143934B1 (ko) | 1994-10-31 | 1995-10-27 | 변속레버유닛 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06266455A JP3091650B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | チェンジレバーユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08128519A JPH08128519A (ja) | 1996-05-21 |
| JP3091650B2 true JP3091650B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=17431178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06266455A Expired - Fee Related JP3091650B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | チェンジレバーユニット |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3091650B2 (ja) |
| KR (1) | KR0143934B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6126910B2 (ja) * | 2013-05-24 | 2017-05-10 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP06266455A patent/JP3091650B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-10-27 KR KR1019950037607A patent/KR0143934B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR0143934B1 (ko) | 1998-08-01 |
| KR960014727A (ko) | 1996-05-22 |
| JPH08128519A (ja) | 1996-05-21 |
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