JP3799900B2 - 車両用シフトスイッチ装置 - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の変速比の切換えを自動と手動の両方のモードで行うことができる自動変速機の操作装置に取り付けられる車両用シフトスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の所謂スポーツモードAT用のシフトスイッチ装置としては、例えば特開平9−196153号公報に開示された技術がある。従来から手動切換機構付自動変速機の操作装置は、シフトレバーが、P,R,N,Dレンジ等を有する自動変速モードの第1シフト経路と、Dレンジ位置から手動モードに切換える第2シフト経路と、シフトのアップ・ダウンを手動で切換える手動モードの第3シフト経路と、の3つの経路を移動する。これらの各モードを検出するシフトスイッチ装置の本体は、主に3つのスイッチを有して成る。第1のスィッチは、シフトレバーが第1シフト経路にあるか第3シフト経路にあるかを検出するセレクトスイッチである。第2のスイッチは、アップシフトに操作したかを検出するシフトアップスイッチ、第3のスイッチは、ダウンシフトに操作したかを検出するシフトダウンスイッチである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来のシフトスイッチ装置には、次のような多くの問題点がある。
(1)前記シフトスイッチ装置のスイッチ本体は、該スイッチ本体から車幅方向にセレクト用可動子を突出して配置しているので横方向に大きくなり、かつスイッチ本体から車両の上方向に2つのシフト用可動子を突出して配置しているので、上下方向にも大きくなり、スイッチ全体が大きく、変速操作装置全体が大型化するという問題点がある。
【0004】
(2)また、前述したシフトスイッチ装置は、シフトレバーに設置したアームのシフト用アームとセレクト用アームとに、該シフトスイッチ装置の3つの可動子を常時、及び手動モード時に係合させてシフトレバーのポジションを検知し、該シフトスイッチ装置の各可動子の移動で開閉するスイッチである。このため、スイッチ装置を作動させる2つのアーム部材と3つの可動子とが必要で、部品点数及び組付工数が多くなり、コストアップの原因になっていた。また、シフトレバーに設置したアームは、該シフトレバーと常に共に移動するので、ストロークが長く、かつ該アームのセレクト用アームが、常にセレクト可動子に係合しているので、スイッチ装置全体が大型化するという問題点がある。
【0005】
(3)前記アーム、各可動子、及び前記スイッチ本体は、寸法を短くして小型化するためにはシフトレバーの回動軸の近傍に設置して、アーム及び各可動子の移動距離を短くしなければならない。このため、スイッチ本体は、ベース板上に設置されるが、該ベース板上が複雑化するという問題点がある。
【0006】
(4)また、前記アームは、シフトレバーと可動子とに係合させて組付けなければならず、組付け時の作業性が悪いという問題点がある。
【0007】
(5)また、前述したシフトスイッチ装置の本体は、シフトレバーに取付けたセレクトレバーの移動で作動するセレクトスイッチとシフトアップスイッチとシフトダウンスイッチと、の3つのスイッチで成るので、部品点数や組付工数が多く、コストアップの原因になる。また該シフトスイッチ装置の本体は、インジケータパネルとベース板との間の空間において、占有スペースを多く占め、その部位の構造を複雑化させているという問題点がある。
【0008】
本発明は、小型で薄く、簡素な構造の車両用シフトスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した目的を達成するために発明したものであり、請求項1の発明は、変速操作装置の変速比の切換えを運転状態に応じて自動的に行う自動変速モードと、前記変速比の切換えを手動で行う手動変速モードと、前記変速比の切換え操作を行うシフトレバーと、該シフトレバーの位置を検出するシフトスイッチ装置を備えた車両用シフトスイッチ装置において、前記シフトスイッチ装置は、前記シフトレバーが自動変速モードにあるか手動変速モードにあるかを検出するセレクトスイッチと、前記シフトレバーが手動変速モードにあるときにアップシフト位置又はダウンシフト位置に操作されたかを検出するアップダウンシフト検出スイッチと、を備え、前記シフトレバーは、前記自動変速モードの切換えを行う第1シフト経路、前記手動変速モードの切換えを行う第3シフト経路と、該第3シフト経路と前記第1シフト経路とを結ぶ第2シフト経路と、を移動経路とすると共に、前記セレクトスイッチ及びアップダウンシフト検出スイッチは、前記シフトレバーが前記第2シフト経路及び第3シフト経路にあるときにのみ、レバー部に直に当接、又は係合される操作部材を備えたことで成る。
【0010】
請求項2の発明は、前記請求項1記載の発明において、前記セレクトスイッチは、前記シフトレバーを前記第2シフト経路に操作することにより揺動する第1操作部材、及び該第1操作部材に設置した第1可動盤を備え、前記第1操作部材は、第1節度部材に圧接する節度部を有して前記第1可動盤と共に回動するように構成し、前記アップダウンシフト検出スイッチは、前記シフトレバーを前記第3シフト経路内で操作することにより揺動する第2操作部材、及び該第2操作部材に設置した第2可動盤を備え、前記第2操作部材は、第2節度部材に圧接する節度部を有して前記第2可動盤と共に回動することで成る。
【0011】
請求項3の発明は、前記請求項1、又は2記載の発明において、前記シフトスイッチ装置は、前記シフトレバーを軸支したブロックの上方部位、又は該ブロックの上側に配設したフロントカバーの裏面に略沿って設置したケースと、前記シフトレバーのレバー部に略直交する方向に平らに配置した前記第1操作部材、及び第2操作部材と、を備えたことで成る。
【0012】
請求項4の発明は、前記請求項3記載の発明において、前記第1操作部材及び第2操作部材は、板状の金属で構成して成る。
【0013】
請求項5の発明は、前記請求項2,3又は4記載の発明において、前記第1操作部材は、シフトレバーを前記第2シフト経路に操作した時に係合する係合溝を有し、かつ前記第2シフト経路において前記シフトレバーと共に作動し、前記第2操作部材は、シフトレバーを前記第3シフト経路に操作した時に係合する係合溝を有し、かつ前記第3シフト経路において前記シフトレバーと共に作動することで成る。
【0014】
請求項6の発明は、前記請求項5記載の発明において、前記第1操作部材の係合溝は、Dレンジ位置にあるシフトレバーに略接触する長さの長腕と、該長腕より短い短腕とで形成し、前記第2操作部材の係合溝は、Dレンジ位置にあるシフトレバーに略接触する長さの長腕と、該長腕より短い短腕とで形成したことで成る。
【0015】
請求項7の発明は、前記請求項2,3,4,5又は6記載の発明において、前記ケースは、前記第1操作部材を備えた第1可動盤をケースに設けた第1支軸で軸支すると共に、前記第2操作部材を備えた第2可動盤をケースに設けた第2支軸で軸支し、前記第1操作部材及び第2操作部材は、前記ケースから立体交差させて突出したことで成る。
【0016】
請求項8の発明は、前記請求項記載の発明において、前記第1,第2節度部材は、節度部に圧接する節度体を有し、該節度体は、支持板の切欠部に挿入し、
該支持板は、節度ばねを介して節度保持体の盲孔に挿設したことで成る。
【0017】
請求項9の発明は、前記請求項8記載の発明において、前記節度ばねは、コイルスプリングで成る大節度ばねと、該大節度ばね内に挿入したコイルスプリングで成る小節度ばねと、で成る。
【0018】
請求項10の発明は、前記請求項1記載の発明において、前記セレクトスイッチは、シフトレバーに係合し、該シフトレバーが自動変速モードにあるか手動モードにあるかを検出すると共に、軸を中心として揺動し、かつ第1可動接点を配設した第1操作部材を備え、前記アップダウンシフト検出スイッチは、シフトレバーに係合し、該シフトレバーが手動モードのアップシフト位置に操作されたかを検出すると共に軸を中心として水平に揺動し、かつ第2可動接点を配設した第2操作部材と、前記シフトレバーに係合し、該シフトレバーが手動モードのダウンシフト位置に操作されたかを検出すると共に、軸を中心として水平に揺動し、かつ第3可動接点を配設した第3操作部材と、を備えたことで成る。
【0019】
請求項11の発明は、前記請求項10の発明において、前記第1操作部材は、シフトレバーが前記第2シフト経路及び前記第3シフト経路を移動するときに、該シフトレバーに圧接させるばねを前記軸に配設したことで成る。
【0020】
請求項16の発明は、前記請求項1記載の発明において、前記シフトスイッチ装置は、1つで成る操作部材を備え、該操作部材は、前記シフトレバーが前記第2シフト経路及び前記第3シフト経路にあるときにのみ係合する係合溝を形成したことで成る。
【0021】
請求項17の発明は、前記請求項12記載の発明において、前記操作部材は、前記第1シフト経路側に向けて突出した長短の腕を有し、前記係合溝は、前記腕と腕との間に形成したことで成る。
【0022】
請求項18の発明は、前記請求項13記載の発明において、前記操作部材は、可動接点板を弾装した可動盤部を有すると共に、復帰ばねを介して可動体に進退自在に挿入し、前記可動体は、前記操作部材に直交する方向に移動自在にケースに内設したことで成る。
【0023】
請求項19の発明は、前記請求項14記載の発明において、前記可動盤部は、前記可動接点板が接触する固定接点を配設した極盤上を摺動し、前記セレクトスイッチは、前記シフトレバーに連動する前記可動接点板と、前記シフトレバーが第3シフト経路上にあるときに前記可動接点板に接触する前記固定接点と、で構成し、前記アップダウンシフト検出スイッチは、前記シフトレバーに連動する前記可動接点板と、前記シフトレバーをアップシフトに操作したときに前記可動接点板に接触する前記固定接点と、前記シフトレバーをダウンシフト位置に操作したときに前記可動接点板に接触する前記固定接点と、で構成して成る。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下本発明の各実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
発明の第1の実施の形態の構成(図1〜図10)
1は、自動変速モードと手動変速モードMとを備えた所謂スポーツモードATと称されている自動車用自動変速操作装置に設置されるシフトレバー1である。該シフトレバー1は、例えばフロアシフト用のブロック5に軸支される変速操作用レバーであり、以下本発明の実施の形態として、フロアシフトタイプのシフトスイッチ装置4を詳述する。
【0025】
尚、シフトスイッチ装置4は、ステアリングコラムやインストルメントパネルに設置して使用することも可能である。この場合は、ブロック5やシフトレバー1のグリップ1b等の形状をコラムシフトタイプやインストルメントパネルシフトタイプの所望形状に適宜に変えることで使用できる。
【0026】
シフトレバー1は、図1に示すようにフロントカバー2に形成したP,R,N,Dレンジ等の自動変速モードを形成した第1シフト経路2aと、自動変速モードの例えばDレンジ位置から手動変速モードMとを連絡する第2シフト経路2bと、シフトレバー1のアップ・ダウンを手動で切換えできる手動変速モードMを形成した第3シフト経路2cと、で成る略H字状の経路に案内されて移動する。
【0027】
前記フロントカバー2には、P,R,N,D,+,−等の文字と記号を付記した銘板2dを配設している。該フロントカバー2の下には、図1に示すように、カバー3、スポーツモードの自動変速機の操作装置用のシフトスイッチ装置4、及びブロック5を配設している。
【0028】
前記シフトレバー1は、図1及び図2に示すように軸6を中心として、第1シフト経路2a及び第3シフト経路2cを矢印A,B,C,Eの前後方向に揺動する。該シフトレバー1は、軸7を中心として、第2シフト経路2bを矢印F,Gの横方向に揺動する。該シフトレバー1は、上方部位に押釦1aを備えたグリップ1c、下方部位にレバー部1dを備えている。該レバー部1dには、前記押釦1aと共に上下動して、ブロック5のディテントプレート5aの係合部5bに支持されるディテントピン1bを有する。
【0029】
前記シフトスイッチ装置4は、前記フロントカバー2又はカバー3の下方部位に、該フロントカバー2の裏面に略沿ってケース13を配置し、図2に示すねじ8’でブロック5の上面に固定される。尚、該シフトスイッチ装置4は、カバー3やフロントカバー2の裏面等に固定してもよい。該シフトスイッチ装置4は、図3及び図4に示すようにシフトレバー1が第1シフト経路2aにあるか第3シフト経路2cにあるかを検出するセレクトスイッチS1と、前記シフトレバー1がアップシフト位置(+)に操作されたかダウンシフト位置(−)に操作されたかを検出するアップダウンシフト検出スイッチS2とで成る。
【0030】
セレクトスイッチS1は、前記第1シフト経路2a及び第3シフト経路2c方向に向けて係合溝8cを形成した第1操作部材8と、該第1操作部材8が固定した第1可動盤9と、該第1可動盤9に挿装した第1接点ばね10と、該第1接点ばね10に付勢された第1可動接点板11と、第1節度部材12と、で成る。
【0031】
第1操作部材8及び第2操作部材16は、例えば金属板等で形成した略J字状のもので成る。第1操作部材8及び第2操作部材16は、前記シフトレバー1のレバー部1dに略直交する方向に平らに配置される。該第1操作部材8及び第2操作部材16は、シフトレバー1が前記第2シフト経路2bにあるときに、他の部材を介さずに前記シフトレバー1のレバー部1dに直に係合される。前記第1操作部材8は、軸穴8dに第1可動盤9の軸筒部9aを嵌合し、ねじ13’で第1可動盤9に固定される。該第1操作部材8は、2つの長短の腕8aと腕8bとの間に、シフトレバー1のレバー部1dの任意の位置に係合する係合溝8cを形成している。
【0032】
尚、該第1操作部材8及び後述する第2操作部材16は、樹脂で成る第1,第2可動盤9,17にインサート成形等で一体にして固定したものでもよい。また、第1,第2可動盤9,17は、第1,第2操作部材8,16とは別体に形成すると共に、凸部と凹部とを形成して係合させて、該第1,第2操作部材8,16に連動するようにしてもよい。
【0033】
該第1操作部材8は、図8に示すように第3シフト経路2cの延長線上に形成した第1支軸13aに前記軸穴8dを回動自在に軸合している。該第1操作部材8は、シフトレバー1が第3シフト経路2cにあるとき、図5、図6、及び図8に示すように係合溝8cの中心線8gと、前記第3シフト経路2cの中心線とが同一直線上にある。該第1操作部材8は、シフトレバー1がDレンジ位置にあるとき、図4に示すように係合溝8cの中心線8gが、前記第1シフト経路2aと第2シフト経路2bとが交差するDレンジ位置の方向に傾倒して線8fで示す位置にある。
【0034】
該第1操作部材8は、第1シフト経路2a側の腕8aを長くし、第3シフト経路2c側の腕8bを短く形成している。前記短腕8bは、図4に示すように第1操作部材8が第1シフト経路2a側に傾倒したときに、腕8a,8bの先端が第2シフト経路2bに平行になるような長さに形成されている。
【0035】
これにより、第1操作部材8は、図4に示すようにシフトレバー1がPレンジ側から矢印B方向にDレンジ位置まで操作したときに、レバー部1dが腕8bの先端部に衝当することなく、係合溝8cにスムーズに係合する。また、第1操作部材8は、シフトレバー1をDレンジから矢印F方向の第3シフト経路2c、又は第3シフト経路2cから矢印G方向のDレンジまで操作するときに、レバー部1dが腕8a,8bに圧接して第1操作部材8を揺動させ、シフトレバー1の動きを検知することができる。
【0036】
前記係合溝8cは、前記腕8aと、腕8bとの間に形成されて成る。該係合溝8cは、例えばU字状であるが、その形状は特に限定しない。該係合溝8cの幅L1は、図8に示すようにレバー部1dの直径dより長くして、該レバー部1dが遊嵌状態にある。すなわち、該係合溝8cの幅L1は、シフトレバー1がDレンジのときにレバー部1dが容易に挿入できる長さで、かつシフトレバー1を第1シフト経路2aから第3シフト経路2cに操作したときにレバー部1dが腕8bに衝当して第1操作部材8を揺動させると共に、第1可動接点板11と固定接点15とが接離できる長さであればよい。
【0037】
尚、前記腕8a,8b及び後述する腕16a,16bは、係合溝8c,16cを形成するものであればよく、形状は特に限定しない。また、腕8aと腕8b、及び腕16aと腕16bは、それぞれ同じ長さで形成してもよい。この場合、シフトレバー1は、フロントカバー2に形成した第1,第2,第3シフト経路2a,2b,2cに案内されて移動するようにし、レバー部1dがDレンジで係合溝8cに係合し、手動変速モードMの中立位置で係合溝16cに係合するようにする。
【0038】
該第1操作部材8は、小節度ばね12cと大節度ばね12dとに付勢された節度体12aが圧接する節度部としての節度山8eで形成されている。該第1操作部材8は、節度山8eの左右の斜面に節度体12aが圧接することで、中心線8fがDレンジ位置の方向に傾倒した状態(線8fとして示した状態)か、中心線8gが第3シフト経路2cに一致する方向の状態のどちらかに保持される。
【0039】
前記第1可動盤9は、軸筒部9aをケース13の第1支軸13aに軸合し、かつカバーの役目を兼備した基板14でケース13の開口部を閉塞することで回動自在に保持される。該第1可動盤9は、上面に第1接点ばね10を介して第1可動接点板11を係止し、側面に第1節度部材12の節度体12aが圧接する節度山8cを配置している。前記第1可動接点板11は、図10に示す基板14に印刷等で設置された固定接点15に接触する。
【0040】
前記第1節度部材12は、節度体12aと支持板12bと小節度ばね12cと大節度ばね12dと節度保持体12eとで成る。節度体12aは、略太鼓形状の金属体等で成る。支持板12bは、例えば節度体12aが移動自在に挿入されるコ字状の金属板で成る。
【0041】
小節度ばね12cは、該支持板12bを押圧するコイルばねで成る。大節度ばね12dは、小節度ばね12cが遊挿して2重に配置したばねで、該小節度ばね12cより径が大きいコイルばねで成る。盲孔12fは、大節度ばね12dを挿入する穴である。節度保持体12eは、第1操作部材8の節度山8eが挿入される切欠部12gを有する箱体である。該節度保持体12eは、ケース13の第1空間13bに挿入され、基板14でケース13の開口部を閉塞することで固定される。
【0042】
ケース13は、図2乃至図8に示すように第2シフト経路2b方向に沿って延びる第1ハウジング部13eと、第1シフト経路2a及び第3シフト経路2c方向に沿って延びる第2ハウジング部13fと、で成る。該ケース13は、略板状のL字型に形成し、両端部をねじ8’で容易にブロック5に固定できる。
【0043】
前記第1ハウジング部13eには、前記第1可動盤9を軸支する第1支軸13aを一体に垂設し、前記第1節度部材12を配設する第1空間13bを形成している。該第1ハウジング部13eには、腕8a,8bを第1シフト経路2a及び第3シフト経路2c方向に向けて設置した前記第1操作部材8と、前記第1可動盤9と、前記第1節度部材12等と、が収納される。
【0044】
前記第2ハウジング部13fには、前記第2可動盤17を軸支する第2支軸13cを一体に垂設し、前記第2節度部材20を配設する第2空間13dを形成している。該第2ハウジング部13fには、腕16a,16bを第2シフト経路2b方向に向けて突出した前記第2操作部材16と、前記第2可動盤17と、前記第2節度部材20等と、が収納される。
【0045】
前記第1ハウジング部13eと第2ハウジング部13fとの中間部位には、前記基板14の下面に設置したコネクタ14aを設置するためのコネクタ設置空間を構成する電気接続部13gを形成している。尚、電気接続部13gは、基板14にハーネスを接続して、該ハーネスをケース13の外に配線する穴でもよい。
【0046】
前記基板14は、固定接点15a〜15fと、各固定接点15a〜15fに導通する端子15gとをインサート成形等で固定して成る。該基板14は、図10に示すように盤面と面一に固定接点15a〜15fを配設し、かつ前記端子15gをコネクタ14a内に突設している。
【0047】
尚、固定接点15a〜15fは、基板14の盤面に印刷したものでも、加締固定したものでもよく、特にその設置手段は限定しない。また、ケース13に合致するカバーの役目を兼備した基板14は、前記ケース13に内設した単なるプリント基板等でもよい。この場合、該基板14は、ケース13に内設し、ケース13の開口部をカバー部材で閉塞すると、気密性や防塵性を向上させることができ、効果的である。
【0048】
前記アップダウンシフト検出スイッチS2は、前記第2シフト経路2bの方向に向けて係合溝16cを形成した第2操作部材16と、該第2操作部材16を固定した第2可動盤17と、該第2可動盤17に挿装される第2接点ばね18と、該第2接点ばね18で付勢される第2可動接点板19と、第2節度部材20と、で成る。
【0049】
前記第2操作部材16は、軸穴16dに第2可動盤17の軸筒部17aを嵌合し、ねじ21で第2可動盤17に固定される。該第2操作部材16は、例えば金属板で形成した略J字状のもので成る。該第2操作部材16は、全体的に前記第1操作部材8より短く、2つの腕16aと腕16bとの間に、シフトレバー1が係合する係合溝16cを形成している。係合溝16cの幅L2は、図8に示すようにレバー部1dの直径dより長くして、該レバー部1dが係合溝16cに係合したときには遊嵌状態にある。
【0050】
すなわち、該第2操作部材16の幅L2は、シフトレバー1が手動変速モードMの中立位置でレバー部1dが容易に挿入できる長さで、かつシフトレバー1をアップシフト位置(+)及びダウンシフト位置(−)に操作したときにレバー部1dが腕16a,16bに衝当して第2操作部材16を揺動させると共に、第2可動接点板19と固定接点15とが接離できる長さであればよい。
【0051】
該第2操作部材16は、ダウンシフト位置(−)側の腕16aを長くし、アップシフト位置(+)側の腕16bを短く形成している。該腕16aは、第3シフト経路2cを越えて第1シフト経路2aまで長く形成したことで、シフトレバー1をDレンジから第3シフト経路2cまで操作するときに、レバー部1dを矢印F方向に案内して移動させ、係合溝16cにスムーズに係合させることができる。
【0052】
該第2操作部材16は、図8に示すように第2シフト経路2bの延長線上に形成した第2支軸13cに前記軸穴16dを回動自在に軸合している。該第2操作部材16は、シフトレバー1が第2シフト経路2bにあるとき、図4、図5、及び図8に示すように該第2操作部材16の中心線16f及び係合溝16cと、前記第2シフト経路2bとが同一直線上にある。
【0053】
該第2操作部材16は、シフトレバー1がアップシフト位置(+)にあるとき、図6に示すように該シフトレバー1に押圧されて係合溝16cの中心線16gで示すアップシフト位置(+)の方向に傾倒する。前記腕16bは、図6に示すように第2操作部材16がアップシフト位置(+)側に傾倒したときに、腕16bの先端の近傍がシフトレバー1に当接する位置以上に突出する長さにする。
【0054】
該第2操作部材16は、シフトレバー1がダウンシフト位置(−)にあるとき、図6に示すように該シフトレバー1に押圧されて係合溝16cの中心線16hで示すダウンシフト位置(−)の方向に傾倒する。
【0055】
第2操作部材16は、図4に示すようにシフトレバー1がPレンジ側から矢印B方向にDレンジ位置まで操作したときに、腕16aに衝当する。第2操作部材16は、シフトレバー1をDレンジから矢印F方向の第3シフト経路2cまで操作するときに、レバー部1dが腕16aに案内されて移動し、係合溝16cにスムーズに係合する。このように第2操作部材16は、シフトレバー1が第3シフト経路2cにあるとき、該シフトレバー1に連動して共に動く。
【0056】
該第2操作部材16は、前述した第1操作部材8と同様に、小節度ばね20cと大節度ばね20dとに付勢された節度体20aが圧接する節度部としての節度溝16eを形成している。該第2操作部材16及び第2可動盤17は、節度溝16eの左右の斜面に節度体20aが圧接することで、該第2操作部材16がアップシフト位置(+)の方向、及びダウンシフト位置(−)の方向に傾倒したときに、元の中心線16fの位置に自動復帰する。
【0057】
前記第2可動盤17は、軸筒部17aをケース13の第2支軸13cに軸合し、基板14でケース13の開口部を閉塞することで回動自在に保持される。該第2可動盤17は、上面に第2接点ばね18を介して第2可動接点板19を係止している。該第2可動接点板19は、図10に示す基板14にインサート成形等で設置された固定接点15に接触する。
【0058】
前記第2節度部材20は、略太鼓形状の節度体20aと、該節度体20aが移動自在に挿入したコ字状の支持板20bと、該支持板20bを押圧する小節度ばね20cと、該小節度ばね20c内に挿設した大節度ばね20dと、該大節度ばね20dを挿入した盲孔20f、及び第2接点ばね18の節度溝16eを挿入した切欠部20gを有する節度保持体20eと、で成る。該節度保持体20eは、ケース13の第2空間13dに挿入し、基板14でケース13の開口部を閉塞することで固定される。
【0059】
発明の第1の実施の形態の動作
シフトレバー1は、第1シフト経路2aにある場合、図4に示すような状態にある。そして、該シフトレバー1を、第1シフト経路2aのDレンジ位置へ操作すると、シフトレバー1が係合溝8cに係合して、該シフトレバー1が第2シフト経路2b方向へ揺動操作することが可能となる。セレクトスイッチS1は、第1操作部材8がシフトレバー1の位置に応じて傾倒し、第1可動接点板11が固定接点15a、15bに接触して、シフトレバー1が自動変速モードにあることを検出する。
【0060】
自動変速モードのシフトレバー1を第2シフト経路2bを通り第3シフト経路2cに操作して手動変速モードMにすると、第1操作部材8が図4の状態から図5の状態に成る。すなわち、セレクトスイッチS1は、第1操作部材8がシフトレバー1の位置に応じて傾倒し、図10に示すように固定接点15a,15bに接触していた第1可動接点板11が固定接点15b,15cに接触し、その状態を節度体12aが節度山8eの傾斜面に圧接し続けることで保持される。
【0061】
この手動変速モードMの中立位置にあるシフトレバー1をシフトアップする矢印Cの車両の前方向に揺動操作すると、シフトスイッチ装置4の第2操作部材16はシフトレバー1に押圧されて、図5の状態から図6の実線で示す状態になる。第2可動盤17及び第2可動接点板19は、前記第2操作部材16と共に回動し、図10に示すように前記第2可動接点板19が固定接点15d,15eに接触して、シフトレバー1が手動変速モードMのアップシフト位置(+)に操作されたことを検出する。そして、シフトレバー1から手を離すと該シフトレバー1は節度体20aが節度溝16cの傾斜面に圧接していることで、元の図5の状態に自動復帰する。
【0062】
この手動変速モードMの中立位置にあるシフトレバー1をシフトダウンする矢印Eの車体の後方向に揺動操作すると、シフトスイッチ装置4の第2操作部材16は、シフトレバー1に押圧されて、図5の状態から図6の想像線で示す状態になる。第2可動盤17及び第2可動接点板19は、前記第2操作部材16と共に回動し、図10に示すように第2可動接点板19が固定接点15e,15fに接触して、シフトレバー1が手動変速モードMのダウンシフト位置(−)に操作されたことを検出する。そして、シフトレバー1から手を離すと該シフトレバー1は節度体20aが節度溝16eの傾斜面に圧接していることで、元の図5の状態に自動復帰する。
【0063】
発明の第2の実施の形態
図11〜図14は、、本発明の第2の実施の形態を示す断面図である。
シフトレバー1に係合するシフトスイッチ装置30は、3本の第1〜3操作部材31,32,33を有する。第1操作部材31は、前記セレクトスイッチS1に相当する部材で、図11に示すように、略中央部に配設した軸34を中心として揺動する略L字状のもので成る。該第1操作部材31は、シフトレバー1が自動変速モードにあるか手動変速モードMにあるかを検出するための第1可動接点35を配設している。
【0064】
第2操作部材32は、図11に示すように中央に配設した軸36を中心として揺動するI字状のもので、シフトレバー1が手動変速モードMのアップシフト位置(+)に操作したことを検出する第2可動接点37が配設されている。
【0065】
第3操作部材33は、図11に示すように中央に配設した軸38を中心として揺動するI字状のもので、シフトレバー1が手動変速モードMのダウンシフト位置(−)に操作したことを検出する第3可動接点39が配設されている。前記第2及び第3操作部材32,33は、前記アップダウンシフト検出スイッチS2に相当する部材である。
【0066】
前記第1〜3可動接点35,37,39は、図12〜図14に示すように基板40に印刷等で配設した固定接点35’,37’,39’に接触する。該基板40は、ケース41とケース42とで挟持される。尚、基板40は、ケース41の開口部を閉塞するようにネジ止めして、リア用ケース42の役目を兼備させてもよい。
【0067】
43,44,45は、第1操作部材31、第2操作部材32、及び第3操作部材33を元の位置に自動復帰させるばねである。該ばね43は、第1操作部材31をDレンジ位置側に付勢するねじりばねで成る。該ばね43は、中央を軸34に支持し、一端を第1操作部材31に係止し、他端をケース41に係止している。
【0068】
前記ばね44は、第2操作部材32をケース41,42及び第3シフト経路2cに対して直角になるように付勢するねじりばねで成る。該ばね44は、中央を軸36に支持し、一端を第2操作部材32に係止し、他端をケース41に係止している。前記ばね45は、第3操作部材33をケース41,42及び第3シフト経路2cに対して直角になるように付勢するねじりばねで成る。該ばね45は、中央を軸38に支持し、一端を第3操作部材33に係止し、他端をケース41に係止している。
【0069】
発明の第3の実施の形態
図15及び図17は、本発明の第3の実施の形態を示す断面図である。
シフトスイッチ装置50は、1本の操作部材51で、セレクトスイッチS1とアップダウンシフト検出スイッチS2の機能を有する。前記操作部材51は、例えば非導電体の樹脂で略J字状に形成して成る。該操作部材51は、一端側に係合溝51aと腕51b,51cとを形成してケース52の開口部52aから突出し、他端側に可動接点板53a,53bを係止した可動盤部51fを一体形成して可動体57内に矢印H,I方向に移動自在に配設している。
【0070】
該操作部材51の可動盤部51fは、他端面に復帰ばね54を挿設する盲孔51dが穿設し、下面に複数の可動接点板53a,53bを付勢する節度ばね55を挿設する複数個の盲孔51eを穿設している。該操作部材51は、図15及び図16に示すように前記復帰ばね54によりシフトレバー1側に付勢されて、可動盤部51fがケース52の内壁52cに圧接し、係合溝51aが第3シフト経路2cから長さL3突出している。可動盤部51fは、可動体57の内壁57bに形成した第1ガイド溝57aに係合する第1ガイド凸部51gを上面に形成し、可動体57内を直線移動する。
【0071】
前記係合溝51aは、シフトレバー1が係合する溝で、長い腕51bと、短い腕51cとの間に形成して成る。腕51b,51cは、第2シフト経路2bと平行に突出している。長い腕51bは、シフトレバー1が第1シフト経路2aのDレンジ位置に操作したときに接触し、かつ該シフトレバー1が第2シフト経路2bを移動するときにガイドすべく長くなっている。前記係合溝51aは、シフトレバー1をDレンジ位置から第2シフト経路2bを移動して手動変速モードMにするときに、シフトレバー1に係合すると共に長さL3の復帰ばね54を圧縮して矢印H方向に移動する。
【0072】
尚、前記腕51b,51cは、係合溝51aを形成するものであればよく、形状は特に限定しない。また、腕51bと腕51cは、同じ長さで形成してもよい。この場合、シフトレバー1は、フロントカバー2に形成した第1,第2,第3シフト経路2a,2b,2cに案内されて移動するようにし、レバー部1dがDレンジから第3シフト経路2cに移動する途中で係合溝51aに係合すると共に該係合溝51aを押圧して、可動接点板53bが固定接点58d,58eに接触するようにすればよい。
【0073】
極盤56は、例えば盤面に配設した複数の固定接点58a,58b,58c,58d,58eと、コネクタ部56aに前記固定接点58a,58b,58c,58d,58eに導通する端子58fと、をインサート成形等で配設して成る。また、該極盤56の盤面上には、図17に示すように、操作部材51を手動変速モードMの中立位置に保持する節度体59が圧接する節度溝56aを形成している。
【0074】
前記可動体57は、内壁57b内に、操作部材51の可動盤部51fを矢印H,I方向に直接移動自在に収納している。該可動体57は、ケース52に穿設した第2ガイド溝52aに係合する第2ガイド凸部57cを上面の左右に形成して案内されて、内壁52c内を矢印J,K方向に移動する。可動体57の下面の隅には、節度体59及び節度ばね60を挿設する盲孔51hを穿設している。該可動体57は、節度ばね60に付勢された節度体59が節度溝56aに係合することで、操作部材51を手動変速モードMの中立位置に支持する。
【0075】
発明の第3の実施の形態の動作
前記操作部材51は、シフトレバー1が第1シフト経路2aにあるとき、図15及び図16に示すような状態になる。すなわち、該操作部材51は、復帰ばね54に押圧されて突出した状態にある。アップダウンシフト検出スイッチS2は、可動接点板53aが固定接点58a,58bと非接触状態にあり、OFFになっている。セレクトスイッチS1は、可動接点板53bが固定接点58c,58dに接触して前記シフトレバー1が自動変速操作モードにあることを検出する。
【0076】
シフトレバー1が、第1シフト経路2aのDレンジに操作されると、レバー部1dが長腕51bに接触する位置にある。シフトレバー1をDレンジから矢印Hの第2シフト経路2b方向に操作すると、該シフトレバー1は、長腕51bに案内されて、係合溝51aに係合する。
【0077】
前記操作部材51は、シフトレバー1がDレンジから第2シフト経路2bを通り手動変速モードMの中立位置まで操作されたとき、図15の想像線で示す状態になる。すなわち、該操作部材51は、シフトレバー1が係合溝51aを押圧して復帰ばね54を長さL3だけ圧縮して矢印H方向に移動する。アップダウンシフト検出スイッチS2の可動接点板53aは、固定接点58aと固定接点58bとの間に移動して、OFFになっている。。
【0078】
セレクトスイッチS1の可動接点板53bは、固定接点58d,58eに接触して前記シフトレバー1が手動変速モードMの第3シフト経路2cの中立位置にあることをセレクトスイッチS1が検出する。このとき、可動盤部51fは、第1ガイド凸部51gが第1ガイド溝57aに係合していることで、該第1ガイド凸部51gに案内されて、真っ直ぐに矢印H方向に直線移動する。
【0079】
このとき、シフトレバー1から手を離しても、該シフトレバー1が手動変速モードMの中立位置にあるので、セレクトスイッチS1のこの状態は変化せず、保持される。
【0080】
前記操作部材51は、シフトレバー1が第3シフト経路2cの手動変速モードMの中立位置からアップシフト位置(+)に操作されると、図15の想像線で示す状態になる。すなわち、該操作部材51は、シフトレバー1が腕51cを押圧して矢印J方向に移動する。アップダウンシフト検出スイッチS2の可動接点板53aは、固定接点58bに接触してONし、前記シフトレバー1が手動変速モードMのアップシフト位置(+)に操作されたことを検出する。
【0081】
このとき、セレクトスイッチS1の可動接点板53bは、固定接点58d,58e上を矢印J方向に移動して、セレクトスイッチS1の前述した手動変速モードMの状態が保持されている。また、可動体57は、第2ガイド凸部57cが第2ガイド溝52aに係合していることで、該第2ガイド溝52aに案内されて、真っ直ぐに矢印J方向に移動する。
【0082】
シフトレバー1から手を離すと、シフトレバー1に内設した復帰ばね(図示せず)により、該シフトレバー1が元の手動変速モードMの中立位置に復帰する。該シフトレバー1のレバー部1dに係合している操作部材51は、腕51bがレバー部1dに押圧されることで、可動体57と共に矢印K方向に移動してアップダウンシフト検出スイッチS2の可動接点板53aが固定接点58bから離れて元のOFF状態に復帰する。
【0083】
前記操作部材51は、シフトレバー1が第3シフト経路2cの手動変速モードMの中立位置からダウンシフト位置(−)に操作されると、図15の想像線で示す状態になる。すなわち、該操作部材51は、シフトレバー1が腕51bを押圧して矢印K方向に移動する。アップダウンシフト検出スイッチS2は、可動接点板53aが固定接点58aに接触して、前記シフトレバー1が手動変速モードMのダウンシフト位置(−)にあることを検出する。このとき、セレクトスイッチS1の可動接点板53bは、固定接点58d,58e上を矢印K方向に移動して、セレクトスイッチS1が手動変速モードMの状態が保持する。
【0084】
また、該操作部材51は、シフトレバー1が第3シフト経路2cから第1シフト経路2aの位置に操作されると、復帰ばね54に付勢されて元の図15の実線で示す状態に各部材と共に復帰する。可動接点板53bは、固定接点58d,58e上を矢印I方向に移動して離れ、セレクトスイッチS1がOFFとなり、手動変速モードMから自動変速モードの状態に切り換わったことを検出する。
【0085】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成したので、次のような効果がある。
請求項1の発明は、シフトスイッチ装置が、セレクトスイッチと、アップダウンシフト検出スイッチと、を備えたことで、シフトスイッチ装置全体を小型化することができる。また、シフトスイッチの操作部材がシフトレバーのレバー部に直に当接、又は係合することで、従来のシフトスイッチ装置のアーム部材を不要にすることができる。これにより、部品点数及び組付工数を削減し、かつ取付け作業が容易なシフトスイッチ装置を提供することができる。また、操作部材を、シフトレバーが第2シフト経路及び第3シフト経路にあるときのみに、直に当接又は係合するように配設したことで、シフトスイッチ装置の車体の前後方向の長さを短くして、シフトスイッチ装置全体を小型化することができる。
【0086】
請求項2の発明は、セレクトスイッチが、前記シフトレバーを前記第2シフト経路に操作することにより揺動する第1操作部材を備え、アップダウンシフト検出スイッチが、前記シフトレバーを前記第3シフト経路内で操作することにより揺動する第2操作部材を備えたことで、前記第1,2操作部材及び第1,2可動盤を略平面的にケースに組付けることができ、シフトスイッチ装置全体を薄くすることができる。
また、第1,第2操作部材に第1,第2可動盤を設置したことで、該第1,第2可動盤は、前記第1,第2操作部材に準拠して略平面的に組付けることができる。
これにより、シフトスイッチ装置は、フロントカバーやカバーの下方部位に容易に取付けることが可能となり、シフトレバーの動きを疎外することなくブロック等に設置することができる。
【0087】
請求項3の発明は、シフトスイッチ装置が、フロントカバーの下方部位に、該フロントカバーの裏面に略沿って設置したケースと、シフトレバーに略直交する方向に平らに配置した第1,第2操作部材と、を備えたことで、シフトスイッチ装置を、シフトレバーの回動軸から離れたフロントカバーの裏面に配置でき、シフトレバーが大きく揺動する位置で操作部材に係合させることができる。これにより、可動盤及び可動接点板は、移動距離を長くでき、可動接点板と固定接点との接触不良を解消することができる。
【0088】
請求項4の発明は、第1及び第2操作部材が、板状の金属で構成したことで、第1操作部材の剛性を向上させて、節度山と節度溝とを薄くでき、シフトスイッチ装置全体の薄型化に寄与する。これによりシフトスイッチ装置は、占有スペースをとらないので、変速操作装置内の構造を簡素化することができる。
【0089】
請求項5の発明は、第1,第2操作部材が、シフトレバーに係合する係合溝を有したことで、所望のポジションで容易にシフトレバーに係合・離脱できるように組付けることが可能となると共に、2つの操作部材をシフトレバーに直交する方向に移動自在に配設することが可能となる。
【0090】
請求項6の発明は、第1操作部材の係合溝が、Dレンジ位置にあるシフトレバーに略接触する長さの長腕と、短腕とで形成し、第2操作部材の係合溝が、Dレンジ位置にあるシフトレバーに略接触する長さの長腕と、短腕とで形成したことで、前記長腕が第1シフト経路から第2シフト経路及び第3シフト経路に移動するシフトレバーを所定方向にガイドすると共に、シフトレバーを係合溝にスムーズに係合させて該シフトレバーの動きを検出することができる。
【0091】
請求項7の発明は、第1及び第2操作部材を、ケースから立体交差させて突出したことで、シフトレバーの第1乃至第3シフト経路に合わせ、操作部材を平面的に配置でき、コンパクトなシフトスイッチ装置を提供することができる。
【0092】
請求項8の発明は、第1,第2節度部材が、節度部に圧接する節度体を有し、該節度体が、支持板の切欠部に挿入し、該支持板が、節度ばねを介して節度保持体の盲孔に挿設したことで、節度機構全体を薄くすることができると共に、各部材を切欠部や盲孔に挿入するだけで組付けることができ、組付作業が容易である。
【0093】
請求項9の発明は、節度ばねが、大節度ばねと、該大節度ばね内に挿入した小節度ばねと、で成ることで、節度ばねの弾力を容易に、かつ適宜に強くすることができると共に、狭い箇所に2つのばねを設置して省スペース化を図れる。
【0094】
請求項10の発明は、セレクトスイッチが、シフトレバーに係合する第1操作部材を備え、アップダウンシフト検出スイッチがシフトレバーにそれぞれ係合する第2操作部材と第3操作部材と、を備えたことで、スイッチ全体が薄く、各操作部材等の構造が簡素なシフトスイッチ装置を提供することができる。
【0095】
請求項11の発明は、第1操作部材は、シフトレバーが第2シフト経路及び第3シフト経路を移動するときに、該シフトレバーに圧接させるばねを軸に配設したことで、第1操作部材の形状及び構造が簡素化して低コストのシフトスイッチ装置を提供できる。
【0096】
請求項12の発明は、操作部材が1つで成るので、部品点数及び組付工数を削減でき、コストを低減させることができる。また、操作部材は、シフトレバーが第2,3シフト経路にあるときにのみ係合する係合溝を形成したことで、シフトレバーが第3シフト経路にあるときにのみシフトレバーの移動を検出して、電気信号に変換することができ、シフトスイッチ装置のリズム化を図ることができる。
【0097】
請求項13の発明は、該操作部材が、第1シフト経路側に向けて突出した長短の腕と、該腕と腕との間に形成した係合溝と、を形成したことで、シンプルな構造で、低コストの小型のシフトスイッチ装置を提供できる。
【0098】
請求項14の発明は、操作部材が、可動接点板を弾装した可動盤部を有すると共に、復帰ばねを介して可動体に進退自在に挿入し、前記可動体は、前記操作部材に直交する方向にケースに内設したことで、1つで成る前記操作部材を前後左右に移動可能に設置して、部品点数及び組付工数を削減でき、コストを低減させると共に、スイッチの薄型化及び小型化を図ることができる。
【0099】
請求項15の発明は、可動盤部が、可動接点板を接触する固定接点を配設した極盤上を摺動し、セレクトスイッチが、前記可動接点板と前記固定接点とで構成し、アップダウンシフト検出スイッチは、前記可動接点板と前記固定接点とで構成したので、1つの操作部材の可動盤部で、セレクトスイッチとアップダウンシフト検出スイッチの機能を兼備したコンパクトなシフトスイッチ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の取付け状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の取付け状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の取付け状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるシフトレバーをDレンジ位置に操作したときのシフトスイッチ装置の平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるシフトレバーを手動モードに操作したときのシフトスイッチ装置の平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における手動モードのシフトレバーをアップシフト位置に操作したときのシフトスイッチ装置の平面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイッチの側面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の拡大横断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の拡大横断面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の拡大横断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の第1可動接点と基板の固定接点との接触関係を示す断面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の第2可動接点と基板の固定接点との接触関係を示す断面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の第3可動接点と基板の固定接点との接触関係を示す断面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の断面図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態におけるシフトスイッチ装置の横断面図である。
【図17】図15の矢視Q−Q線方向拡大断面図である。
【符号の説明】
1 シフトレバー
1d レバー部
2 フロントカバー
2a 第1シフト経路
2b 第2シフト経路
2c 第3シフト経路
4,30,50 シフトスイッチ装置
8,31 第1操作部材
8a,8b,16a,16b,51b,51c 腕
8c,16c 係合溝
8e 節度山
9 第1可動盤
10e,12e 節度保持体
12 第1節度部材
12a,20a 節度体
12b,20b 支持板
12c,20c 小節度ばね
12d,20d 大節度ばね
12f 盲孔
12g,20g 切欠部
13,52 ケース
13g 電気接続部
16,32 第2操作部材
16e 節度溝
17 第2可動盤
20 第2節度部材
33 第3操作部材
34,36,38 軸
35 第1可動接点
37 第2可動接点
39 第3可動接点
43 ばね
51 操作部材
51f 可動盤部
53a,53b 可動接点板
54 復帰ばね
56 極盤
57 可動体
58a,58b,58c,58d,58e 固定接点
S1 セレクトスイッチ
S2 アップダウンシフト検出スイッチ

Claims (15)

  1. 変速操作装置の変速比の切換えを運転状態に応じて自動的に行う自動変速モードと、前記変速比の切換えを手動で行う手動変速モードと、前記変速比の切換え操作を行うシフトレバー(1)と、該シフトレバー(1)の位置を検出するシフトスイッチ装置(4,30,50)を備えた車両用シフトスイッチ装置において、
    前記シフトスイッチ装置(4,30,50)は、前記シフトレバー(1)が自動変速モードにあるか手動変速モードにあるかを検出するセレクトスイッチ(S1)と、前記シフトレバー(1)が手動変速モードにあるときにアップシフト位置(+)又はダウンシフト位置(−)に操作されたかを検出するアップダウンシフト検出スイッチ(S2)と、を備え、
    前記シフトレバー(1)は、前記自動変速モードの切換えを行う第1シフト経路(2a)、前記手動変速モードの切換えを行う第3シフト経路(2c)と、該第3シフト経路(2c)と前記第1シフト経路(2a)とを結ぶ第2シフト経路(2b)と、を移動経路とすると共に、
    前記セレクトスイッチ(S1)及びアップダウンシフト検出スイッチ(S2)は、前記シフトレバー(1)が前記第2シフト経路(2b)及び第3シフト経路(2c)にあるときにのみ、レバー部(1d)に直に当接、又は係合される操作部材(8,16,31,32,33,51)を備えたことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  2. 前記請求項1記載の発明において、
    前記セレクトスイッチ(S1)は、前記シフトレバー(1)を前記第2シフト経路(2b)に操作することにより揺動する第1操作部材(8)、及び該第1操作部材(8)に設置した第1可動盤(9)を備え、
    前記第1操作部材(8)は、第1節度部材(12)に圧接する節度部(8e)を有して前記第1可動盤(9)と共に回動するように構成し、
    前記アップダウンシフト検出スイッチ(S2)は、前記シフトレバー(1)を前記第3シフト経路(2c)内で操作することにより揺動する第2操作部材(16)、及び該第2操作部材(16)に設置した第2可動盤(17)を備え、
    前記第2操作部材(16)は、第2節度部材(20)に圧接する節度部(16e)を有して前記第2可動盤(17)と共に回動することを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  3. 前記請求項1、又は2記載の発明において、
    前記シフトスイッチ装置(4)は、前記シフトレバー(1)を軸支したブロック(5)の上方部位、又は該ブロック(5)の上側に配設したフロントカバー(2)の裏面に略沿って設置したケース(13)と、
    前記シフトレバー(1)のレバー部(1d)に略直交する方向に平らに配置した前記第1操作部材(8)、及び第2操作部材(16)と、
    を備えたことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  4. 前記請求項3記載の発明において、
    前記第1操作部材(8)及び第2操作部材(16)は、板状の金属でなることを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  5. 前記請求項2,3又は4記載の発明において、
    前記第1操作部材(8)は、シフトレバー(1)を前記第2シフト経路(2b)に操作した時に係合する係合溝(8c)を有し、かつ前記第2シフト経路(2b)において前記シフトレバー(1)と共に作動し、
    前記第2操作部材(16)は、シフトレバー(1)を前記第3シフト経路(2c)に操作した時に係合する係合溝(16c)を有し、かつ前記第3シフト経路(2c)において前記シフトレバー(1)と共に作動することを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  6. 前記請求項5記載の発明において、
    前記第1操作部材(8)の係合溝(8c)は、Dレンジ位置にあるシフトレバー(1)に略接触する長さの長腕(8a)と、該長腕(8a)より短い短腕(8b)とで形成し、
    前記第2操作部材(16)の係合溝(16c)は、Dレンジ位置にあるシフトレバー(1)に略接触する長さの長腕(16a)と、該長腕(16a)より短い短腕(16b)とで形成したことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  7. 前記請求項2,3,4,5,又は6記載の発明において、
    前記ケース(13)は、前記第1操作部材(8)を備えた第1可動盤(9)をケース(13)に設けた第1支軸(13a)で軸支すると共に、
    前記第2操作部材(16)を備えた第2可動盤(17)をケース(13)に設けた第2支軸(13c)で軸支し、
    前記第1操作部材(8)及び第2操作部材(16)は、前記ケース(13)から立体交差させて突出したことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  8. 前記請求項記載の発明において、
    前記第1,第2節度部材(12,20)は、節度部(8,16e)に圧接する節度体(12a,20a)を有し、
    該節度体(12a,20a)は、支持板(12b,20b)の切欠部(12g,20g)に挿入し、
    該支持板(12b,20b)は、節度ばね(12c,12d,20c,20d)を介して節度保持体(12e,20e)の盲孔(12f,20f)に挿設したことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  9. 前記請求項8記載の発明において、
    前記節度ばね(12c,12d,20c,20d)は、コイルスプリングで成る大節度ばね(12d,20d)と、
    該大節度ばね(12d,20d)内に挿入したコイルスプリングで成る小節度ばね(12c,20c)と、で成ることを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  10. 前記請求項1記載の発明において、
    前記セレクトスイッチ(S1)は、シフトレバー(1)に係合し、該シフトレバー(1)が自動変速モードにあるか手動モードにあるかを検出すると共に、軸(34)を中心として揺動し、かつ第1可動接点(35)を配設した第1操作部材(31)を備え、
    前記アップダウンシフト検出スイッチ(S2)は、前記シフトレバー(1)に係合し、該シフトレバー(1)が手動モードのアップシフト位置(+)に操作されたかを検出すると共に軸(36)を中心として水平に揺動し、かつ第2可動接点(37)を配設した第2操作部材(32)と、前記シフトレバー(1)に係合し、該シフトレバー(1)が手動モードのダウンシフト位置(+)に操作されたかを検出すると共に、軸(38)を中心として水平に揺動し、かつ第3可動接点(39)を配設した第3操作部材(33)と、を備えたことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  11. 前記請求項10の発明において、
    前記第1操作部材(31)は、シフトレバー(1)が前記第2シフト経路(2b)及び前記第3シフト経路(2c)を移動するときに、該シフトレバー(1)に圧接させるばね(43)を前記軸(34)に配設したことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  12. 前記請求項1記載の発明において、
    シフトスイッチ装置(4)は、1つで成る操作部材(51)を備え、
    該操作部材(51)は、前記シフトレバー(1)が前記第2シフト経路(2b)及び第3シフト経路(2c)にあるときにのみ係合する係合溝(51a)を形成したことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  13. 前記請求項12記載の発明において、
    前記操作部材(51)は、前記第1シフト経路(2a)側に向けて突出した長短の腕(51b,51c)を有し、
    前記係合溝(51a)は、前記腕(51b)と腕(51c)との間に形成したことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  14. 前記請求項13記載の発明において、
    前記操作部材(51)は、可動接点板(53a,53b)を弾装した可動盤部(51f)を有すると共に、復帰ばね(54)を介して可動体(57)に進退自在に挿入し、
    前記可動体(57)は、前記操作部材(51)に直交する方向に移動自在にケース(52)に内設したことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  15. 前記請求項14記載の発明において、
    前記可動盤部(51f)は、前記可動接点板(53a,53b)が接触する固定接点(58a,58b,58c,58d,58e)を配設した極盤(56)上を摺動し、
    前記セレクトスイッチ(S1)は、前記シフトレバー(1)に連動する前記可動接点板(53b)と、前記シフトレバー(1)が第3シフト経路(2c)上にあるときに前記可動接点板(53b)に接触する前記固定接点(58c,58d,58e)と、で構成し、
    前記アップダウンシフト検出スイッチ(S2)は、前記シフトレバー(1)に連動する前記可動接点板(53a)と、前記シフトレバー(1)をアップシフト位置(+)に操作したときに前記可動接点板(53a)に接触する前記固定接点(58b)と、前記シフトレバー(1)をダウンシフト位置(−)に操作したときに前記可動接点板(53a)に接触する前記固定接点(58a)と、で構成したことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
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