JP2001105924A - 車両用シフトスイッチ装置 - Google Patents

車両用シフトスイッチ装置

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JP2001105924A
JP2001105924A JP28627499A JP28627499A JP2001105924A JP 2001105924 A JP2001105924 A JP 2001105924A JP 28627499 A JP28627499 A JP 28627499A JP 28627499 A JP28627499 A JP 28627499A JP 2001105924 A JP2001105924 A JP 2001105924A
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shift
switch device
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shift lever
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秀明 若林
Nobuo Yonetani
展生 米谷
Mineo Hirano
峰男 平野
Yasuo Torii
泰夫 鳥居
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Mitsubishi Motors Corp
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Niles Parts Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0204Selector apparatus for automatic transmissions with means for range selection and manual shifting, e.g. range selector with tiptronic

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で薄く簡素な構造のシフトスイッチ装置
を提供すること。 【解決手段】 車両用シフトスイッチ装置は、自動変速
モードと、手動変速モードと、シフトレバー1と、シフ
トスイッチ装置4と、を備えている。前記シフトスイッ
チ装置4は、前記シフトレバー1が自動変速モードにあ
るか手動変速モードにあるかを検出するセレクトスイッ
チと、前記シフトレバー1が手動変速モードにあるとき
にアップシフト位置又はダウンシフト位置に操作された
かを検出するアップダウンシフト検出スイッチと、を備
えている。前記セレクトスイッチ及びアップダウンシフ
ト検出スイッチは、前記シフトレバー1が第2シフト経
路2b及び第3シフト経路2cにあるときにのみ、レバ
ー部1dに直に当接、又は係合される操作部材8を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の変速比の切
換えを自動と手動の両方のモードで行うことができる自
動変速機の操作装置に取り付けられる車両用シフトスイ
ッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の所謂スポーツモード
AT用のシフトスイッチ装置としては、例えば特開平9
−196153号公報に開示された技術がある。従来か
ら手動切換機構付自動変速機の操作装置は、シフトレバ
ーが、P,R,N,Dレンジ等を有する自動変速モード
の第1シフト経路と、Dレンジ位置から手動モードに切
換える第2シフト経路と、シフトのアップ・ダウンを手
動で切換える手動モードの第3シフト経路と、の3つの
経路を移動する。これらの各モードを検出するシフトス
イッチ装置の本体は、主に3つのスイッチを有して成
る。第1のスィッチは、シフトレバーが第1シフト経路
にあるか第3シフト経路にあるかを検出するセレクトス
イッチである。第2のスイッチは、アップシフトに操作
したかを検出するシフトアップスイッチ、第3のスイッ
チは、ダウンシフトに操作したかを検出するシフトダウ
ンスイッチである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のシフトスイッチ装置には、次のような多くの問
題点がある。 (1)前記シフトスイッチ装置のスイッチ本体は、該ス
イッチ本体から車幅方向にセレクト用可動子を突出して
配置しているので横方向に大きくなり、かつスイッチ本
体から車両の上方向に2つのシフト用可動子を突出して
配置しているので、上下方向にも大きくなり、スイッチ
全体が大きく、変速操作装置全体が大型化するという問
題点がある。
【0004】(2)また、前述したシフトスイッチ装置
は、シフトレバーに設置したアームのシフト用アームと
セレクト用アームとに、該シフトスイッチ装置の3つの
可動子を常時、及び手動モード時に係合させてシフトレ
バーのポジションを検知し、該シフトスイッチ装置の各
可動子の移動で開閉するスイッチである。このため、ス
イッチ装置を作動させる2つのアーム部材と3つの可動
子とが必要で、部品点数及び組付工数が多くなり、コス
トアップの原因になっていた。また、シフトレバーに設
置したアームは、該シフトレバーと常に共に移動するの
で、ストロークが長く、かつ該アームのセレクト用アー
ムが、常にセレクト可動子に係合しているので、スイッ
チ装置全体が大型化するという問題点がある。
【0005】(3)前記アーム、各可動子、及び前記ス
イッチ本体は、寸法を短くして小型化するためにはシフ
トレバーの回動軸の近傍に設置して、アーム及び各可動
子の移動距離を短くしなければならない。このため、ス
イッチ本体は、ベース板上に設置されるが、該ベース板
上が複雑化するという問題点がある。
【0006】(4)また、前記アームは、シフトレバー
と可動子とに係合させて組付けなければならず、組付け
時の作業性が悪いという問題点がある。
【0007】(5)また、前述したシフトスイッチ装置
の本体は、シフトレバーに取付けたセレクトレバーの移
動で作動するセレクトスイッチとシフトアップスイッチ
とシフトダウンスイッチと、の3つのスイッチで成るの
で、部品点数や組付工数が多く、コストアップの原因に
なる。また該シフトスイッチ装置の本体は、インジケー
タパネルとベース板との間の空間において、占有スペー
スを多く占め、その部位の構造を複雑化させているとい
う問題点がある。
【0008】本発明は、小型で薄く、簡素な構造の車両
用シフトスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した目的
を達成するために発明したものであり、請求項1の発明
は、変速操作装置の変速比の切換えを運転状態に応じて
自動的に行う自動変速モードと、前記変速比の切換えを
手動で行う手動変速モードと、前記変速比の切換え操作
を行うシフトレバーと、該シフトレバーの位置を検出す
るシフトスイッチ装置を備えた車両用シフトスイッチ装
置において、前記シフトスイッチ装置は、前記シフトレ
バーが自動変速モードにあるか手動変速モードにあるか
を検出するセレクトスイッチと、前記シフトレバーが手
動変速モードにあるときにアップシフト位置又はダウン
シフト位置に操作されたかを検出するアップダウンシフ
ト検出スイッチと、を備え、前記シフトレバーは、前記
自動変速モードの切換えを行う第1シフト経路、前記手
動変速モードの切換えを行う第3シフト経路と、該第3
シフト経路と前記第1シフト経路とを結ぶ第2シフト経
路と、を移動経路とすると共に、前記セレクトスイッチ
及びアップダウンシフト検出スイッチは、前記シフトレ
バーが前記第2シフト経路及び第3シフト経路にあると
きにのみ、レバー部に直に当接、又は係合される操作部
材を備えたことで成る。
【0010】請求項2の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記セレクトスイッチは、前記第1シフト
経路及び第3シフト経路方向に向けて形成した第1操作
部材、及び該第1操作部材に設置した第1可動盤を備
え、前記第1操作部材は、第1節度部材に圧接する節度
部を有して前記第1可動盤と共に回動するように構成
し、前記アップダウンシフト検出スイッチは、前記第2
シフト経路に向けて形成した第2操作部材、及び該第2
操作部材に設置した第2可動盤を備え、前記第2操作部
材は、第2節度部材に圧接する節度部を有して前記第2
可動盤と共に回動することで成る。
【0011】請求項3の発明は、前記請求項1、又は2
記載の発明において、前記シフトスイッチ装置は、前記
シフトレバーを軸支したブロックの上方部位、又は該ブ
ロックの上側に配設したフロントカバーの裏面に略沿っ
て設置したケースと、前記シフトレバーのレバー部に略
直交する方向に平らに配置した前記第1操作部材、及び
第2操作部材と、を備えたことで成る。
【0012】請求項4の発明は、前記請求項3記載の発
明において、前記第1操作部材及び第2操作部材は、板
状の金属で構成して成る。
【0013】請求項5の発明は、前記請求項2,3又は
4記載の発明において、前記第1操作部材は、シフトレ
バーを前記第2シフト経路に操作した時に係合する係合
溝を有し、かつ前記第2シフト経路において前記シフト
レバーと共に作動し、前記第2操作部材は、シフトレバ
ーを前記第3シフト経路に操作した時に係合する係合溝
を有し、かつ前記第3シフト経路において前記シフトレ
バーと共に作動することで成る。
【0014】請求項6の発明は、前記請求項5記載の発
明において、前記第1操作部材の係合溝は、Dレンジ位
置にあるシフトレバーに略接触する長さの長腕と、該長
腕より短い短腕とで形成し、前記第2操作部材の係合溝
は、Dレンジ位置にあるシフトレバーに略接触する長さ
の長腕と、該長腕より短い短腕とで形成したことで成
る。
【0015】請求項7の発明は、前記請求項2,3,
4,5又は6記載の発明において、前記ケースは、前記
第1操作部材を備えた第1可動盤をケースに設けた第1
支軸で軸支すると共に、前記第2操作部材を備えた第2
可動盤をケースに設けた第2支軸で軸支し、前記第1操
作部材及び第2操作部材は、前記ケースから立体交差さ
せて突出したことで成る。
【0016】請求項8の発明は、前記請求項1記載の発
明において、前記第1,第2節度部材は、節度部に圧接
する節度体を有し、該節度体は、支持板の切欠部に挿入
し、該支持板は、節度ばねを介して節度保持体の盲孔に
挿設したことで成る。
【0017】請求項9の発明は、前記請求項8記載の発
明において、前記節度ばねは、コイルスプリングで成る
大節度ばねと、該大節度ばね内に挿入したコイルスプリ
ングで成る小節度ばねと、で成る。
【0018】請求項10の発明は、前記請求項1記載の
発明において、前記セレクトスイッチは、シフトレバー
に係合し、該シフトレバーが自動変速モードにあるか手
動モードにあるかを検出すると共に、軸を中心として揺
動し、かつ第1可動接点を配設した第1操作部材を備
え、前記アップダウンシフト検出スイッチは、シフトレ
バーに係合し、該シフトレバーが手動モードのアップシ
フト位置に操作されたかを検出すると共に軸を中心とし
て水平に揺動し、かつ第2可動接点を配設した第2操作
部材と、前記シフトレバーに係合し、該シフトレバーが
手動モードのダウンシフト位置に操作されたかを検出す
ると共に、軸を中心として水平に揺動し、かつ第3可動
接点を配設した第3操作部材と、を備えたことで成る。
【0019】請求項11の発明は、前記請求項10の発
明において、前記第1操作部材は、シフトレバーが前記
第2シフト経路及び前記第3シフト経路を移動するとき
に、該シフトレバーに圧接させるばねを前記軸に配設し
たことで成る。
【0020】請求項16の発明は、前記請求項1記載の
発明において、前記シフトスイッチ装置は、1つで成る
操作部材を備え、該操作部材は、前記シフトレバーが前
記第2シフト経路及び前記第3シフト経路にあるときに
のみ係合する係合溝を形成したことで成る。
【0021】請求項17の発明は、前記請求項12記載
の発明において、前記操作部材は、前記第1シフト経路
側に向けて突出した長短の腕を有し、前記係合溝は、前
記腕と腕との間に形成したことで成る。
【0022】請求項18の発明は、前記請求項13記載
の発明において、前記操作部材は、可動接点板を弾装し
た可動盤部を有すると共に、復帰ばねを介して可動体に
進退自在に挿入し、前記可動体は、前記操作部材に直交
する方向に移動自在にケースに内設したことで成る。
【0023】請求項19の発明は、前記請求項14記載
の発明において、前記可動盤部は、前記可動接点板が接
触する固定接点を配設した極盤上を摺動し、前記セレク
トスイッチは、前記シフトレバーに連動する前記可動接
点板と、前記シフトレバーが第3シフト経路上にあると
きに前記可動接点板に接触する前記固定接点と、で構成
し、前記アップダウンシフト検出スイッチは、前記シフ
トレバーに連動する前記可動接点板と、前記シフトレバ
ーをアップシフトに操作したときに前記可動接点板に接
触する前記固定接点と、前記シフトレバーをダウンシフ
ト位置に操作したときに前記可動接点板に接触する前記
固定接点と、で構成して成る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の各実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。 発明の第1の実施の形態の構成(図1〜図10) 1は、自動変速モードと手動変速モードMとを備えた所
謂スポーツモードATと称されている自動車用自動変速
操作装置に設置されるシフトレバー1である。該シフト
レバー1は、例えばフロアシフト用のブロック5に軸支
される変速操作用レバーであり、以下本発明の実施の形
態として、フロアシフトタイプのシフトスイッチ装置4
を詳述する。
【0025】尚、シフトスイッチ装置4は、ステアリン
グコラムやインストルメントパネルに設置して使用する
ことも可能である。この場合は、ブロック5やシフトレ
バー1のグリップ1b等の形状をコラムシフトタイプや
インストルメントパネルシフトタイプの所望形状に適宜
に変えることで使用できる。
【0026】シフトレバー1は、図1に示すようにフロ
ントカバー2に形成したP,R,N,Dレンジ等の自動
変速モードを形成した第1シフト経路2aと、自動変速
モードの例えばDレンジ位置から手動変速モードMとを
連絡する第2シフト経路2bと、シフトレバー1のアッ
プ・ダウンを手動で切換えできる手動変速モードMを形
成した第3シフト経路2cと、で成る略H字状の経路に
案内されて移動する。
【0027】前記フロントカバー2には、P,R,N,
D,+,−等の文字と記号を付記した銘板2dを配設し
ている。該フロントカバー2の下には、図1に示すよう
に、カバー3、スポーツモードの自動変速機の操作装置
用のシフトスイッチ装置4、及びブロック5を配設して
いる。
【0028】前記シフトレバー1は、図1及び図2に示
すように軸6を中心として、第1シフト経路2a及び第
3シフト経路2cを矢印A,B,C,Eの前後方向に揺
動する。該シフトレバー1は、軸7を中心として、第2
シフト経路2bを矢印F,Gの横方向に揺動する。該シ
フトレバー1は、上方部位に押釦1aを備えたグリップ
1c、下方部位にレバー部1dを備えている。該レバー
部1dには、前記押釦1aと共に上下動して、ブロック
5のディテントプレート5aの係合部5bに支持される
ディテントピン1bを有する。
【0029】前記シフトスイッチ装置4は、前記フロン
トカバー2又はカバー3の下方部位に、該フロントカバ
ー2の裏面に略沿ってケース13を配置し、図2に示す
ねじ8’でブロック5の上面に固定される。尚、該シフ
トスイッチ装置4は、カバー3やフロントカバー2の裏
面等に固定してもよい。該シフトスイッチ装置4は、図
3及び図4に示すようにシフトレバー1が第1シフト経
路2aにあるか第3シフト経路2cにあるかを検出する
セレクトスイッチS1と、前記シフトレバー1がアップ
シフト位置(+)に操作されたかダウンシフト位置
(−)に操作されたかを検出するアップダウンシフト検
出スイッチS2とで成る。
【0030】セレクトスイッチS1は、前記第1シフト
経路2a及び第3シフト経路2c方向に向けて係合溝8
cを形成した第1操作部材8と、該第1操作部材8が固
定した第1可動盤9と、該第1可動盤9に挿装した第1
接点ばね10と、該第1接点ばね10に付勢された第1
可動接点板11と、第1節度部材12と、で成る。
【0031】第1操作部材8及び第2操作部材16は、
例えば金属板等で形成した略J字状のもので成る。第1
操作部材8及び第2操作部材16は、前記シフトレバー
1のレバー部1dに略直交する方向に平らに配置され
る。該第1操作部材8及び第2操作部材16は、シフト
レバー1が前記第2シフト経路2bにあるときに、他の
部材を介さずに前記シフトレバー1のレバー部1dに直
に係合される。前記第1操作部材8は、軸穴8dに第1
可動盤9の軸筒部9aを嵌合し、ねじ13’で第1可動
盤9に固定される。該第1操作部材8は、2つの長短の
腕8aと腕8bとの間に、シフトレバー1のレバー部1
dの任意の位置に係合する係合溝8cを形成している。
【0032】尚、該第1操作部材8及び後述する第2操
作部材16は、樹脂で成る第1,第2可動盤9,17に
インサート成形等で一体にして固定したものでもよい。
また、第1,第2可動盤9,17は、第1,第2操作部
材8,16とは別体に形成すると共に、凸部と凹部とを
形成して係合させて、該第1,第2操作部材8,16に
連動するようにしてもよい。
【0033】該第1操作部材8は、図8に示すように第
3シフト経路2cの延長線上に形成した第1支軸13a
に前記軸穴8dを回動自在に軸合している。該第1操作
部材8は、シフトレバー1が第3シフト経路2cにある
とき、図5、図6、及び図8に示すように係合溝8cの
中心線8gと、前記第3シフト経路2cの中心線とが同
一直線上にある。該第1操作部材8は、シフトレバー1
がDレンジ位置にあるとき、図4に示すように係合溝8
cの中心線8gが、前記第1シフト経路2aと第2シフ
ト経路2bとが交差するDレンジ位置の方向に傾倒して
線8fで示す位置にある。
【0034】該第1操作部材8は、第1シフト経路2a
側の腕8aを長くし、第3シフト経路2c側の腕8bを
短く形成している。前記短腕8bは、図4に示すように
第1操作部材8が第1シフト経路2a側に傾倒したとき
に、腕8a,8bの先端が第2シフト経路2bに平行に
なるような長さに形成されている。
【0035】これにより、第1操作部材8は、図4に示
すようにシフトレバー1がPレンジ側から矢印B方向に
Dレンジ位置まで操作したときに、レバー部1dが腕8
bの先端部に衝当することなく、係合溝8cにスムーズ
に係合する。また、第1操作部材8は、シフトレバー1
をDレンジから矢印F方向の第3シフト経路2c、又は
第3シフト経路2cから矢印G方向のDレンジまで操作
するときに、レバー部1dが腕8a,8bに圧接して第
1操作部材8を揺動させ、シフトレバー1の動きを検知
することができる。
【0036】前記係合溝8cは、前記腕8aと、腕8b
との間に形成されて成る。該係合溝8cは、例えばU字
状であるが、その形状は特に限定しない。該係合溝8c
の幅L1は、図8に示すようにレバー部1dの直径dよ
り長くして、該レバー部1dが遊嵌状態にある。すなわ
ち、該係合溝8cの幅L1は、シフトレバー1がDレン
ジのときにレバー部1dが容易に挿入できる長さで、か
つシフトレバー1を第1シフト経路2aから第3シフト
経路2cに操作したときにレバー部1dが腕8bに衝当
して第1操作部材8を揺動させると共に、第1可動接点
板11と固定接点15とが接離できる長さであればよ
い。
【0037】尚、前記腕8a,8b及び後述する腕16
a,16bは、係合溝8c,16cを形成するものであ
ればよく、形状は特に限定しない。また、腕8aと腕8
b、及び腕16aと腕16bは、それぞれ同じ長さで形
成してもよい。この場合、シフトレバー1は、フロント
カバー2に形成した第1,第2,第3シフト経路2a,
2b,2cに案内されて移動するようにし、レバー部1
dがDレンジで係合溝8cに係合し、手動変速モードM
の中立位置で係合溝16cに係合するようにする。
【0038】該第1操作部材8は、小節度ばね12cと
大節度ばね12dとに付勢された節度体12aが圧接す
る節度部としての節度山8eで形成されている。該第1
操作部材8は、節度山8eの左右の斜面に節度体12a
が圧接することで、中心線8fがDレンジ位置の方向に
傾倒した状態(線8fとして示した状態)か、中心線8
gが第3シフト経路2cに一致する方向の状態のどちら
かに保持される。
【0039】前記第1可動盤9は、軸筒部9aをケース
13の第1支軸13aに軸合し、かつカバーの役目を兼
備した基板14でケース13の開口部を閉塞することで
回動自在に保持される。該第1可動盤9は、上面に第1
接点ばね10を介して第1可動接点板11を係止し、側
面に第1節度部材12の節度体12aが圧接する節度山
8cを配置している。前記第1可動接点板11は、図1
0に示す基板14に印刷等で設置された固定接点15に
接触する。
【0040】前記第1節度部材12は、節度体12aと
支持板12bと小節度ばね12cと大節度ばね12dと
節度保持体12eとで成る。節度体12aは、略太鼓形
状の金属体等で成る。支持板12bは、例えば節度体1
2aが移動自在に挿入されるコ字状の金属板で成る。
【0041】小節度ばね12cは、該支持板12bを押
圧するコイルばねで成る。大節度ばね12dは、小節度
ばね12cが遊挿して2重に配置したばねで、該小節度
ばね12cより径が大きいコイルばねで成る。盲孔12
fは、大節度ばね12dを挿入する穴である。節度保持
体12eは、第1操作部材8の節度山8eが挿入される
切欠部12gを有する箱体である。該節度保持体12e
は、ケース13の第1空間13bに挿入され、基板14
でケース13の開口部を閉塞することで固定される。
【0042】ケース13は、図2乃至図8に示すように
第2シフト経路2b方向に沿って延びる第1ハウジング
部13eと、第1シフト経路2a及び第3シフト経路2
c方向に沿って延びる第2ハウジング部13fと、で成
る。該ケース13は、略板状のL字型に形成し、両端部
をねじ8’で容易にブロック5に固定できる。
【0043】前記第1ハウジング部13eには、前記第
1可動盤9を軸支する第1支軸13aを一体に垂設し、
前記第1節度部材12を配設する第1空間13bを形成
している。該第1ハウジング部13eには、腕8a,8
bを第1シフト経路2a及び第3シフト経路2c方向に
向けて設置した前記第1操作部材8と、前記第1可動盤
9と、前記第1節度部材12等と、が収納される。
【0044】前記第2ハウジング部13fには、前記第
2可動盤17を軸支する第2支軸13cを一体に垂設
し、前記第2節度部材20を配設する第2空間13dを
形成している。該第2ハウジング部13fには、腕16
a,16bを第2シフト経路2b方向に向けて突出した
前記第2操作部材16と、前記第2可動盤17と、前記
第2節度部材20等と、が収納される。
【0045】前記第1ハウジング部13eと第2ハウジ
ング部13fとの中間部位には、前記基板14の下面に
設置したコネクタ14aを設置するためのコネクタ設置
空間を構成する電気接続部13gを形成している。尚、
電気接続部13gは、基板14にハーネスを接続して、
該ハーネスをケース13の外に配線する穴でもよい。
【0046】前記基板14は、固定接点15a〜15f
と、各固定接点15a〜15fに導通する端子15gと
をインサート成形等で固定して成る。該基板14は、図
10に示すように盤面と面一に固定接点15a〜15f
を配設し、かつ前記端子15gをコネクタ14a内に突
設している。
【0047】尚、固定接点15a〜15fは、基板14
の盤面に印刷したものでも、加締固定したものでもよ
く、特にその設置手段は限定しない。また、ケース13
に合致するカバーの役目を兼備した基板14は、前記ケ
ース13に内設した単なるプリント基板等でもよい。こ
の場合、該基板14は、ケース13に内設し、ケース1
3の開口部をカバー部材で閉塞すると、気密性や防塵性
を向上させることができ、効果的である。
【0048】前記アップダウンシフト検出スイッチS2
は、前記第2シフト経路2bの方向に向けて係合溝16
cを形成した第2操作部材16と、該第2操作部材16
を固定した第2可動盤17と、該第2可動盤17に挿装
される第2接点ばね18と、該第2接点ばね18で付勢
される第2可動接点板19と、第2節度部材20と、で
成る。
【0049】前記第2操作部材16は、軸穴16dに第
2可動盤17の軸筒部17aを嵌合し、ねじ21で第2
可動盤17に固定される。該第2操作部材16は、例え
ば金属板で形成した略J字状のもので成る。該第2操作
部材16は、全体的に前記第1操作部材8より短く、2
つの腕16aと腕16bとの間に、シフトレバー1が係
合する係合溝16cを形成している。係合溝16cの幅
L2は、図8に示すようにレバー部1dの直径dより長
くして、該レバー部1dが係合溝16cに係合したとき
には遊嵌状態にある。
【0050】すなわち、該第2操作部材16の幅L2
は、シフトレバー1が手動変速モードMの中立位置でレ
バー部1dが容易に挿入できる長さで、かつシフトレバ
ー1をアップシフト位置(+)及びダウンシフト位置
(−)に操作したときにレバー部1dが腕16a,16
bに衝当して第2操作部材16を揺動させると共に、第
2可動接点板19と固定接点15とが接離できる長さで
あればよい。
【0051】該第2操作部材16は、ダウンシフト位置
(−)側の腕16aを長くし、アップシフト位置(+)
側の腕16bを短く形成している。該腕16aは、第3
シフト経路2cを越えて第1シフト経路2aまで長く形
成したことで、シフトレバー1をDレンジから第3シフ
ト経路2cまで操作するときに、レバー部1dを矢印F
方向に案内して移動させ、係合溝16cにスムーズに係
合させることができる。
【0052】該第2操作部材16は、図8に示すように
第2シフト経路2bの延長線上に形成した第2支軸13
cに前記軸穴16dを回動自在に軸合している。該第2
操作部材16は、シフトレバー1が第2シフト経路2b
にあるとき、図4、図5、及び図8に示すように該第2
操作部材16の中心線16f及び係合溝16cと、前記
第2シフト経路2bとが同一直線上にある。
【0053】該第2操作部材16は、シフトレバー1が
アップシフト位置(+)にあるとき、図6に示すように
該シフトレバー1に押圧されて係合溝16cの中心線1
6gで示すアップシフト位置(+)の方向に傾倒する。
前記腕16bは、図6に示すように第2操作部材16が
アップシフト位置(+)側に傾倒したときに、腕16b
の先端の近傍がシフトレバー1に当接する位置以上に突
出する長さにする。
【0054】該第2操作部材16は、シフトレバー1が
ダウンシフト位置(−)にあるとき、図6に示すように
該シフトレバー1に押圧されて係合溝16cの中心線1
6hで示すダウンシフト位置(−)の方向に傾倒する。
【0055】第2操作部材16は、図4に示すようにシ
フトレバー1がPレンジ側から矢印B方向にDレンジ位
置まで操作したときに、腕16aに衝当する。第2操作
部材16は、シフトレバー1をDレンジから矢印F方向
の第3シフト経路2cまで操作するときに、レバー部1
dが腕16aに案内されて移動し、係合溝16cにスム
ーズに係合する。このように第2操作部材16は、シフ
トレバー1が第3シフト経路2cにあるとき、該シフト
レバー1に連動して共に動く。
【0056】該第2操作部材16は、前述した第1操作
部材8と同様に、小節度ばね20cと大節度ばね20d
とに付勢された節度体20aが圧接する節度部としての
節度溝16eを形成している。該第2操作部材16及び
第2可動盤17は、節度溝16eの左右の斜面に節度体
20aが圧接することで、該第2操作部材16がアップ
シフト位置(+)の方向、及びダウンシフト位置(−)
の方向に傾倒したときに、元の中心線16fの位置に自
動復帰する。
【0057】前記第2可動盤17は、軸筒部17aをケ
ース13の第2支軸13cに軸合し、基板14でケース
13の開口部を閉塞することで回動自在に保持される。
該第2可動盤17は、上面に第2接点ばね18を介して
第2可動接点板19を係止している。該第2可動接点板
19は、図10に示す基板14にインサート成形等で設
置された固定接点15に接触する。
【0058】前記第2節度部材20は、略太鼓形状の節
度体20aと、該節度体20aが移動自在に挿入したコ
字状の支持板20bと、該支持板20bを押圧する小節
度ばね20cと、該小節度ばね20c内に挿設した大節
度ばね20dと、該大節度ばね20dを挿入した盲孔2
0f、及び第2接点ばね18の節度溝16eを挿入した
切欠部20gを有する節度保持体20eと、で成る。該
節度保持体20eは、ケース13の第2空間13dに挿
入し、基板14でケース13の開口部を閉塞することで
固定される。
【0059】発明の第1の実施の形態の動作 シフトレバー1は、第1シフト経路2aにある場合、図
4に示すような状態にある。そして、該シフトレバー1
を、第1シフト経路2aのDレンジ位置へ操作すると、
シフトレバー1が係合溝8cに係合して、該シフトレバ
ー1が第2シフト経路2b方向へ揺動操作することが可
能となる。セレクトスイッチS1は、第1操作部材8が
シフトレバー1の位置に応じて傾倒し、第1可動接点板
11が固定接点15a、15bに接触して、シフトレバ
ー1が自動変速モードにあることを検出する。
【0060】自動変速モードのシフトレバー1を第2シ
フト経路2bを通り第3シフト経路2cに操作して手動
変速モードMにすると、第1操作部材8が図4の状態か
ら図5の状態に成る。すなわち、セレクトスイッチS1
は、第1操作部材8がシフトレバー1の位置に応じて傾
倒し、図10に示すように固定接点15a,15bに接
触していた第1可動接点板11が固定接点15b,15
cに接触し、その状態を節度体12aが節度山8eの傾
斜面に圧接し続けることで保持される。
【0061】この手動変速モードMの中立位置にあるシ
フトレバー1をシフトアップする矢印Cの車両の前方向
に揺動操作すると、シフトスイッチ装置4の第2操作部
材16はシフトレバー1に押圧されて、図5の状態から
図6の実線で示す状態になる。第2可動盤17及び第2
可動接点板19は、前記第2操作部材16と共に回動
し、図10に示すように前記第2可動接点板19が固定
接点15d,15eに接触して、シフトレバー1が手動
変速モードMのアップシフト位置(+)に操作されたこ
とを検出する。そして、シフトレバー1から手を離すと
該シフトレバー1は節度体20aが節度溝16cの傾斜
面に圧接していることで、元の図5の状態に自動復帰す
る。
【0062】この手動変速モードMの中立位置にあるシ
フトレバー1をシフトダウンする矢印Eの車体の後方向
に揺動操作すると、シフトスイッチ装置4の第2操作部
材16は、シフトレバー1に押圧されて、図5の状態か
ら図6の想像線で示す状態になる。第2可動盤17及び
第2可動接点板19は、前記第2操作部材16と共に回
動し、図10に示すように第2可動接点板19が固定接
点15e,15fに接触して、シフトレバー1が手動変
速モードMのダウンシフト位置(−)に操作されたこと
を検出する。そして、シフトレバー1から手を離すと該
シフトレバー1は節度体20aが節度溝16eの傾斜面
に圧接していることで、元の図5の状態に自動復帰す
る。
【0063】発明の第2の実施の形態 図11〜図14は、、本発明の第2の実施の形態を示す
断面図である。シフトレバー1に係合するシフトスイッ
チ装置30は、3本の第1〜3操作部材31,32,3
3を有する。第1操作部材31は、前記セレクトスイッ
チS1に相当する部材で、図11に示すように、略中央
部に配設した軸34を中心として揺動する略L字状のも
ので成る。該第1操作部材31は、シフトレバー1が自
動変速モードにあるか手動変速モードMにあるかを検出
するための第1可動接点35を配設している。
【0064】第2操作部材32は、図11に示すように
中央に配設した軸36を中心として揺動するI字状のも
ので、シフトレバー1が手動変速モードMのアップシフ
ト位置(+)に操作したことを検出する第2可動接点3
7が配設されている。
【0065】第3操作部材33は、図11に示すように
中央に配設した軸38を中心として揺動するI字状のも
ので、シフトレバー1が手動変速モードMのダウンシフ
ト位置(−)に操作したことを検出する第3可動接点3
9が配設されている。前記第2及び第3操作部材32,
33は、前記アップダウンシフト検出スイッチS2に相
当する部材である。
【0066】前記第1〜3可動接点35,37,39
は、図12〜図14に示すように基板40に印刷等で配
設した固定接点35’,37’,39’に接触する。該
基板40は、ケース41とケース42とで挟持される。
尚、基板40は、ケース41の開口部を閉塞するように
ネジ止めして、リア用ケース42の役目を兼備させても
よい。
【0067】43,44,45は、第1操作部材31、
第2操作部材32、及び第3操作部材33を元の位置に
自動復帰させるばねである。該ばね43は、第1操作部
材31をDレンジ位置側に付勢するねじりばねで成る。
該ばね43は、中央を軸34に支持し、一端を第1操作
部材31に係止し、他端をケース41に係止している。
【0068】前記ばね44は、第2操作部材32をケー
ス41,42及び第3シフト経路2cに対して直角にな
るように付勢するねじりばねで成る。該ばね44は、中
央を軸36に支持し、一端を第2操作部材32に係止
し、他端をケース41に係止している。前記ばね45
は、第3操作部材33をケース41,42及び第3シフ
ト経路2cに対して直角になるように付勢するねじりば
ねで成る。該ばね45は、中央を軸38に支持し、一端
を第3操作部材33に係止し、他端をケース41に係止
している。
【0069】発明の第3の実施の形態 図15及び図17は、本発明の第3の実施の形態を示す
断面図である。シフトスイッチ装置50は、1本の操作
部材51で、セレクトスイッチS1とアップダウンシフ
ト検出スイッチS2の機能を有する。前記操作部材51
は、例えば非導電体の樹脂で略J字状に形成して成る。
該操作部材51は、一端側に係合溝51aと腕51b,
51cとを形成してケース52の開口部52aから突出
し、他端側に可動接点板53a,53bを係止した可動
盤部51fを一体形成して可動体57内に矢印H,I方
向に移動自在に配設している。
【0070】該操作部材51の可動盤部51fは、他端
面に復帰ばね54を挿設する盲孔51dが穿設し、下面
に複数の可動接点板53a,53bを付勢する節度ばね
55を挿設する複数個の盲孔51eを穿設している。該
操作部材51は、図15及び図16に示すように前記復
帰ばね54によりシフトレバー1側に付勢されて、可動
盤部51fがケース52の内壁52cに圧接し、係合溝
51aが第3シフト経路2cから長さL3突出してい
る。可動盤部51fは、可動体57の内壁57bに形成
した第1ガイド溝57aに係合する第1ガイド凸部51
gを上面に形成し、可動体57内を直線移動する。
【0071】前記係合溝51aは、シフトレバー1が係
合する溝で、長い腕51bと、短い腕51cとの間に形
成して成る。腕51b,51cは、第2シフト経路2b
と平行に突出している。長い腕51bは、シフトレバー
1が第1シフト経路2aのDレンジ位置に操作したとき
に接触し、かつ該シフトレバー1が第2シフト経路2b
を移動するときにガイドすべく長くなっている。前記係
合溝51aは、シフトレバー1をDレンジ位置から第2
シフト経路2bを移動して手動変速モードMにするとき
に、シフトレバー1に係合すると共に長さL3の復帰ば
ね54を圧縮して矢印H方向に移動する。
【0072】尚、前記腕51b,51cは、係合溝51
aを形成するものであればよく、形状は特に限定しな
い。また、腕51bと腕51cは、同じ長さで形成して
もよい。この場合、シフトレバー1は、フロントカバー
2に形成した第1,第2,第3シフト経路2a,2b,
2cに案内されて移動するようにし、レバー部1dがD
レンジから第3シフト経路2cに移動する途中で係合溝
51aに係合すると共に該係合溝51aを押圧して、可
動接点板53bが固定接点58d,58eに接触するよ
うにすればよい。
【0073】極盤56は、例えば盤面に配設した複数の
固定接点58a,58b,58c,58d,58eと、
コネクタ部56aに前記固定接点58a,58b,58
c,58d,58eに導通する端子58fと、をインサ
ート成形等で配設して成る。また、該極盤56の盤面上
には、図17に示すように、操作部材51を手動変速モ
ードMの中立位置に保持する節度体59が圧接する節度
溝56aを形成している。
【0074】前記可動体57は、内壁57b内に、操作
部材51の可動盤部51fを矢印H,I方向に直接移動
自在に収納している。該可動体57は、ケース52に穿
設した第2ガイド溝52aに係合する第2ガイド凸部5
7cを上面の左右に形成して案内されて、内壁52c内
を矢印J,K方向に移動する。可動体57の下面の隅に
は、節度体59及び節度ばね60を挿設する盲孔51h
を穿設している。該可動体57は、節度ばね60に付勢
された節度体59が節度溝56aに係合することで、操
作部材51を手動変速モードMの中立位置に支持する。
【0075】発明の第3の実施の形態の動作 前記操作部材51は、シフトレバー1が第1シフト経路
2aにあるとき、図15及び図16に示すような状態に
なる。すなわち、該操作部材51は、復帰ばね54に押
圧されて突出した状態にある。アップダウンシフト検出
スイッチS2は、可動接点板53aが固定接点58a,
58bと非接触状態にあり、OFFになっている。セレ
クトスイッチS1は、可動接点板53bが固定接点58
c,58dに接触して前記シフトレバー1が自動変速操
作モードにあることを検出する。
【0076】シフトレバー1が、第1シフト経路2aの
Dレンジに操作されると、レバー部1dが長腕51bに
接触する位置にある。シフトレバー1をDレンジから矢
印Hの第2シフト経路2b方向に操作すると、該シフト
レバー1は、長腕51bに案内されて、係合溝51aに
係合する。
【0077】前記操作部材51は、シフトレバー1がD
レンジから第2シフト経路2bを通り手動変速モードM
の中立位置まで操作されたとき、図15の想像線で示す
状態になる。すなわち、該操作部材51は、シフトレバ
ー1が係合溝51aを押圧して復帰ばね54を長さL3
だけ圧縮して矢印H方向に移動する。アップダウンシフ
ト検出スイッチS2の可動接点板53aは、固定接点5
8aと固定接点58bとの間に移動して、OFFになっ
ている。。
【0078】セレクトスイッチS1の可動接点板53b
は、固定接点58d,58eに接触して前記シフトレバ
ー1が手動変速モードMの第3シフト経路2cの中立位
置にあることをセレクトスイッチS1が検出する。この
とき、可動盤部51fは、第1ガイド凸部51gが第1
ガイド溝57aに係合していることで、該第1ガイド凸
部51gに案内されて、真っ直ぐに矢印H方向に直線移
動する。
【0079】このとき、シフトレバー1から手を離して
も、該シフトレバー1が手動変速モードMの中立位置に
あるので、セレクトスイッチS1のこの状態は変化せ
ず、保持される。
【0080】前記操作部材51は、シフトレバー1が第
3シフト経路2cの手動変速モードMの中立位置からア
ップシフト位置(+)に操作されると、図15の想像線
で示す状態になる。すなわち、該操作部材51は、シフ
トレバー1が腕51cを押圧して矢印J方向に移動す
る。アップダウンシフト検出スイッチS2の可動接点板
53aは、固定接点58bに接触してONし、前記シフ
トレバー1が手動変速モードMのアップシフト位置
(+)に操作されたことを検出する。
【0081】このとき、セレクトスイッチS1の可動接
点板53bは、固定接点58d,58e上を矢印J方向
に移動して、セレクトスイッチS1の前述した手動変速
モードMの状態が保持されている。また、可動体57
は、第2ガイド凸部57cが第2ガイド溝52aに係合
していることで、該第2ガイド溝52aに案内されて、
真っ直ぐに矢印J方向に移動する。
【0082】シフトレバー1から手を離すと、シフトレ
バー1に内設した復帰ばね(図示せず)により、該シフ
トレバー1が元の手動変速モードMの中立位置に復帰す
る。該シフトレバー1のレバー部1dに係合している操
作部材51は、腕51bがレバー部1dに押圧されるこ
とで、可動体57と共に矢印K方向に移動してアップダ
ウンシフト検出スイッチS2の可動接点板53aが固定
接点58bから離れて元のOFF状態に復帰する。
【0083】前記操作部材51は、シフトレバー1が第
3シフト経路2cの手動変速モードMの中立位置からダ
ウンシフト位置(−)に操作されると、図15の想像線
で示す状態になる。すなわち、該操作部材51は、シフ
トレバー1が腕51bを押圧して矢印K方向に移動す
る。アップダウンシフト検出スイッチS2は、可動接点
板53aが固定接点58aに接触して、前記シフトレバ
ー1が手動変速モードMのダウンシフト位置(−)にあ
ることを検出する。このとき、セレクトスイッチS1の
可動接点板53bは、固定接点58d,58e上を矢印
K方向に移動して、セレクトスイッチS1が手動変速モ
ードMの状態が保持する。
【0084】また、該操作部材51は、シフトレバー1
が第3シフト経路2cから第1シフト経路2aの位置に
操作されると、復帰ばね54に付勢されて元の図15の
実線で示す状態に各部材と共に復帰する。可動接点板5
3bは、固定接点58d,58e上を矢印I方向に移動
して離れ、セレクトスイッチS1がOFFとなり、手動
変速モードMから自動変速モードの状態に切り換わった
ことを検出する。
【0085】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、次のような効果がある。請求項1の発明は、シフ
トスイッチ装置が、セレクトスイッチと、アップダウン
シフト検出スイッチと、を備えたことで、シフトスイッ
チ装置全体を小型化することができる。また、シフトス
イッチの操作部材がシフトレバーのレバー部に直に当
接、又は係合することで、従来のシフトスイッチ装置の
アーム部材を不要にすることができる。これにより、部
品点数及び組付工数を削減し、かつ取付け作業が容易な
シフトスイッチ装置を提供することができる。また、操
作部材を、シフトレバーが第2シフト経路及び第3シフ
ト経路にあるときのみに、直に当接又は係合するように
配設したことで、シフトスイッチ装置の車体の前後方向
の長さを短くして、シフトスイッチ装置全体を小型化す
ることができる。
【0086】請求項2の発明は、セレクトスイッチが、
第1及び第3シフト経路方向に向けて形成した第1操作
部材を備え、アップダウンシフト検出スイッチが、第2
シフト経路に向けて形成した第2操作部材を備えたこと
で、前記第1,2操作部材及び第1,2可動盤を略平面
的にケースに組付けることができ、シフトスイッチ装置
全体を薄くすることができる。また、第1,第2操作部
材に第1,第2可動盤を設置したことで、該第1,第2
可動盤は、前記第1,第2操作部材に準拠して略平面的
に組付けることができる。これにより、シフトスイッチ
装置は、フロントカバーやカバーの下方部位に容易に取
付けることが可能となり、シフトレバーの動きを疎外す
ることなくブロック等に設置することができる。
【0087】請求項3の発明は、シフトスイッチ装置
が、フロントカバーの下方部位に、該フロントカバーの
裏面に略沿って設置したケースと、シフトレバーに略直
交する方向に平らに配置した第1,第2操作部材と、を
備えたことで、シフトスイッチ装置を、シフトレバーの
回動軸から離れたフロントカバーの裏面に配置でき、シ
フトレバーが大きく揺動する位置で操作部材に係合させ
ることができる。これにより、可動盤及び可動接点板
は、移動距離を長くでき、可動接点板と固定接点との接
触不良を解消することができる。
【0088】請求項4の発明は、第1及び第2操作部材
が、板状の金属で構成したことで、第1操作部材の剛性
を向上させて、節度山と節度溝とを薄くでき、シフトス
イッチ装置全体の薄型化に寄与する。これによりシフト
スイッチ装置は、占有スペースをとらないので、変速操
作装置内の構造を簡素化することができる。
【0089】請求項5の発明は、第1,第2操作部材
が、シフトレバーに係合する係合溝を有したことで、所
望のポジションで容易にシフトレバーに係合・離脱でき
るように組付けることが可能となると共に、2つの操作
部材をシフトレバーに直交する方向に移動自在に配設す
ることが可能となる。
【0090】請求項6の発明は、第1操作部材の係合溝
が、Dレンジ位置にあるシフトレバーに略接触する長さ
の長腕と、短腕とで形成し、第2操作部材の係合溝が、
Dレンジ位置にあるシフトレバーに略接触する長さの長
腕と、短腕とで形成したことで、前記長腕が第1シフト
経路から第2シフト経路及び第3シフト経路に移動する
シフトレバーを所定方向にガイドすると共に、シフトレ
バーを係合溝にスムーズに係合させて該シフトレバーの
動きを検出することができる。
【0091】請求項7の発明は、第1及び第2操作部材
を、ケースから立体交差させて突出したことで、シフト
レバーの第1乃至第3シフト経路に合わせ、操作部材を
平面的に配置でき、コンパクトなシフトスイッチ装置を
提供することができる。
【0092】請求項8の発明は、第1,第2節度部材
が、節度部に圧接する節度体を有し、該節度体が、支持
板の切欠部に挿入し、該支持板が、節度ばねを介して節
度保持体の盲孔に挿設したことで、節度機構全体を薄く
することができると共に、各部材を切欠部や盲孔に挿入
するだけで組付けることができ、組付作業が容易であ
る。
【0093】請求項9の発明は、節度ばねが、大節度ば
ねと、該大節度ばね内に挿入した小節度ばねと、で成る
ことで、節度ばねの弾力を容易に、かつ適宜に強くする
ことができると共に、狭い箇所に2つのばねを設置して
省スペース化を図れる。
【0094】請求項10の発明は、セレクトスイッチ
が、シフトレバーに係合する第1操作部材を備え、アッ
プダウンシフト検出スイッチがシフトレバーにそれぞれ
係合する第2操作部材と第3操作部材と、を備えたこと
で、スイッチ全体が薄く、各操作部材等の構造が簡素な
シフトスイッチ装置を提供することができる。
【0095】請求項11の発明は、第1操作部材は、シ
フトレバーが第2シフト経路及び第3シフト経路を移動
するときに、該シフトレバーに圧接させるばねを軸に配
設したことで、第1操作部材の形状及び構造が簡素化し
て低コストのシフトスイッチ装置を提供できる。
【0096】請求項12の発明は、操作部材が1つで成
るので、部品点数及び組付工数を削減でき、コストを低
減させることができる。また、操作部材は、シフトレバ
ーが第2,3シフト経路にあるときにのみ係合する係合
溝を形成したことで、シフトレバーが第3シフト経路に
あるときにのみシフトレバーの移動を検出して、電気信
号に変換することができ、シフトスイッチ装置のリズム
化を図ることができる。
【0097】請求項13の発明は、該操作部材が、第1
シフト経路側に向けて突出した長短の腕と、該腕と腕と
の間に形成した係合溝と、を形成したことで、シンプル
な構造で、低コストの小型のシフトスイッチ装置を提供
できる。
【0098】請求項14の発明は、操作部材が、可動接
点板を弾装した可動盤部を有すると共に、復帰ばねを介
して可動体に進退自在に挿入し、前記可動体は、前記操
作部材に直交する方向にケースに内設したことで、1つ
で成る前記操作部材を前後左右に移動可能に設置して、
部品点数及び組付工数を削減でき、コストを低減させる
と共に、スイッチの薄型化及び小型化を図ることができ
る。
【0099】請求項15の発明は、可動盤部が、可動接
点板を接触する固定接点を配設した極盤上を摺動し、セ
レクトスイッチが、前記可動接点板と前記固定接点とで
構成し、アップダウンシフト検出スイッチは、前記可動
接点板と前記固定接点とで構成したので、1つの操作部
材の可動盤部で、セレクトスイッチとアップダウンシフ
ト検出スイッチの機能を兼備したコンパクトなシフトス
イッチ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイ
ッチ装置の取付け状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイ
ッチ装置の取付け状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイ
ッチ装置の取付け状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるシフトレバ
ーをDレンジ位置に操作したときのシフトスイッチ装置
の平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるシフトレバ
ーを手動モードに操作したときのシフトスイッチ装置の
平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における手動モード
のシフトレバーをアップシフト位置に操作したときのシ
フトスイッチ装置の平面図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイ
ッチの側面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイ
ッチ装置の拡大横断面図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるシフトスイ
ッチ装置の拡大横断面図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態におけるシフトス
イッチ装置の拡大横断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるシフトス
イッチ装置の断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるシフトス
イッチ装置の第1可動接点と基板の固定接点との接触関
係を示す断面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態におけるシフトス
イッチ装置の第2可動接点と基板の固定接点との接触関
係を示す断面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態におけるシフトス
イッチ装置の第3可動接点と基板の固定接点との接触関
係を示す断面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態におけるシフトス
イッチ装置の断面図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態におけるシフトス
イッチ装置の横断面図である。
【図17】図15の矢視Q−Q線方向拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シフトレバー 1d レバー部 2 フロントカバー 2a 第1シフト経路 2b 第2シフト経路 2c 第3シフト経路 4,30,50 シフトスイッチ装置 8,31 第1操作部材 8a,8b,16a,16b,51b,51c 腕 8c,16c 係合溝 8e 節度山 9 第1可動盤 10e,12e 節度保持体 12 第1節度部材 12a,20a 節度体 12b,20b 支持板 12c,20c 小節度ばね 12d,20d 大節度ばね 12f 盲孔 12g,20g 切欠部 13,52 ケース 13g 電気接続部 16,32 第2操作部材 16e 節度溝 17 第2可動盤 20 第2節度部材 33 第3操作部材 34,36,38 軸 35 第1可動接点 37 第2可動接点 39 第3可動接点 43 ばね 51 操作部材 51f 可動盤部 53a,53b 可動接点板 54 復帰ばね 56 極盤 57 可動体 58a,58b,58c,58d,58e 固定接点 S1 セレクトスイッチ S2 アップダウンシフト検出スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米谷 展生 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 平野 峰男 東京都大田区大森西5丁目28番6号 ナイ ルス部品株式会社内 (72)発明者 鳥居 泰夫 東京都大田区大森西5丁目28番6号 ナイ ルス部品株式会社内 Fターム(参考) 3D040 AA03 AA34 AB01 AC17 AC66 AD02 3J052 AA18 BA03 BA14 DB01 GA07 GA16 GB03 GC04 LA01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速操作装置の変速比の切換えを運転状
    態に応じて自動的に行う自動変速モードと、前記変速比
    の切換えを手動で行う手動変速モードと、前記変速比の
    切換え操作を行うシフトレバー(1)と、該シフトレバ
    ー(1)の位置を検出するシフトスイッチ装置(4,3
    0,50)を備えた車両用シフトスイッチ装置におい
    て、 前記シフトスイッチ装置(4,30,50)は、前記シ
    フトレバー(1)が自動変速モードにあるか手動変速モ
    ードにあるかを検出するセレクトスイッチ(S1)と、
    前記シフトレバー(1)が手動変速モードにあるときに
    アップシフト位置(+)又はダウンシフト位置(−)に
    操作されたかを検出するアップダウンシフト検出スイッ
    チ(S2)と、を備え、 前記シフトレバー(1)は、前記自動変速モードの切換
    えを行う第1シフト経路(2a)、前記手動変速モード
    の切換えを行う第3シフト経路(2c)と、該第3シフ
    ト経路(2c)と前記第1シフト経路(2a)とを結ぶ
    第2シフト経路(2b)と、を移動経路とすると共に、 前記セレクトスイッチ(S1)及びアップダウンシフト
    検出スイッチ(S2)は、前記シフトレバー(1)が前
    記第2シフト経路(2b)及び第3シフト経路(2c)
    にあるときにのみ、レバー部(1d)に直に当接、又は
    係合される操作部材(8,16,31,32,33,5
    1)を備えたことを特徴とする車両用シフトスイッチ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、 前記セレクトスイッチ(S1)は、前記第1シフト経路
    (2a)及び第3シフト経路(2c)方向に向けて形成
    した第1操作部材(8)、及び該第1操作部材(8)に
    設置した第1可動盤(9)を備え、 前記第1操作部材(8)は、第1節度部材(12)に圧
    接する節度部(8e)を有して前記第1可動盤(9)と
    共に回動するように構成し、 前記アップダウンシフト検出スイッチ(S2)は、前記
    第2シフト経路(2b)に向けて形成した第2操作部材
    (16)、及び該第2操作部材(16)に設置した第2
    可動盤(17)を備え、 前記第2操作部材(16)は、第2節度部材(20)に
    圧接する節度部(16e)を有して前記第2可動盤(1
    7)と共に回動することを特徴とする車両用シフトスイ
    ッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1、又は2記載の発明におい
    て、 前記シフトスイッチ装置(4)は、前記シフトレバー
    (1)を軸支したブロック(5)の上方部位、又は該ブ
    ロック(5)の上側に配設したフロントカバー(2)の
    裏面に略沿って設置したケース(13)と、 前記シフトレバー(1)のレバー部(1d)に略直交す
    る方向に平らに配置した前記第1操作部材(8)、及び
    第2操作部材(16)と、 を備えたことを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3記載の発明において、 前記第1操作部材(8)及び第2操作部材(16)は、
    板状の金属でなることを特徴とする車両用シフトスイッ
    チ装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項2,3又は4記載の発明にお
    いて、 前記第1操作部材(8)は、シフトレバー(1)を前記
    第2シフト経路(2b)に操作した時に係合する係合溝
    (8c)を有し、かつ前記第2シフト経路(2b)にお
    いて前記シフトレバー(1)と共に作動し、 前記第2操作部材(16)は、シフトレバー(1)を前
    記第3シフト経路(2c)に操作した時に係合する係合
    溝(16c)を有し、かつ前記第3シフト経路(2c)
    において前記シフトレバー(1)と共に作動することを
    特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項5記載の発明において、 前記第1操作部材(8)の係合溝(8c)は、Dレンジ
    位置にあるシフトレバー(1)に略接触する長さの長腕
    (8a)と、該長腕(8a)より短い短腕(8b)とで
    形成し、 前記第2操作部材(16)の係合溝(16c)は、Dレ
    ンジ位置にあるシフトレバー(1)に略接触する長さの
    長腕(16a)と、該長腕(16a)より短い短腕(1
    6b)とで形成したことを特徴とする車両用シフトスイ
    ッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項2,3,4,5,又は6記載
    の発明において、 前記ケース(13)は、前記第1操作部材(8)を備え
    た第1可動盤(9)をケース(13)に設けた第1支軸
    (13a)で軸支すると共に、 前記第2操作部材(16)を備えた第2可動盤(17)
    をケース(13)に設けた第2支軸(13c)で軸支
    し、 前記第1操作部材(8)及び第2操作部材(16)は、
    前記ケース(13)から立体交差させて突出したことを
    特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1記載の発明において、 前記第1,第2節度部材(12,20)は、節度部(8
    c,16e)に圧接する節度体(12a,20a)を有
    し、 該節度体(12a,20a)は、支持板(12b,20
    b)の切欠部(12g,20g)に挿入し、 該支持板(12b,20b)は、節度ばね(12c,1
    2d,20c,20d)を介して節度保持体(12e)
    の盲孔(12f)に挿設したことを特徴とする車両用シ
    フトスイッチ装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項8記載の発明において、 前記節度ばね(12c,12d,20c,20d)は、
    コイルスプリングで成る大節度ばね(12d,20d)
    と、 該大節度ばね(12d,20d)内に挿入したコイルス
    プリングで成る小節度ばね(12c,20c)と、で成
    ることを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1記載の発明において、 前記セレクトスイッチ(S1)は、シフトレバー(1)
    に係合し、該シフトレバー(1)が自動変速モードにあ
    るか手動モードにあるかを検出すると共に、軸(34)
    を中心として揺動し、かつ第1可動接点(35)を配設
    した第1操作部材(31)を備え、 前記アップダウンシフト検出スイッチ(S2)は、前記
    シフトレバー(1)に係合し、該シフトレバー(1)が
    手動モードのアップシフト位置(+)に操作されたかを
    検出すると共に軸(36)を中心として水平に揺動し、
    かつ第2可動接点(37)を配設した第2操作部材(3
    2)と、前記シフトレバー(1)に係合し、該シフトレ
    バー(1)が手動モードのダウンシフト位置(+)に操
    作されたかを検出すると共に、軸(38)を中心として
    水平に揺動し、かつ第3可動接点(39)を配設した第
    3操作部材(33)と、を備えたことを特徴とする車両
    用シフトスイッチ装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項10の発明において、 前記第1操作部材(31)は、シフトレバー(1)が前
    記第2シフト経路(2b)及び前記第3シフト経路(2
    c)を移動するときに、該シフトレバー(1)に圧接さ
    せるばね(43)を前記軸(34)に配設したことを特
    徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項1記載の発明において、 シフトスイッチ装置(4)は、1つで成る操作部材(5
    1)を備え、 該操作部材(51)は、前記シフトレバー(1)が前記
    第2シフト経路(2b)及び第3シフト経路(2c)に
    あるときにのみ係合する係合溝(51a)を形成したこ
    とを特徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  13. 【請求項13】 前記請求項12記載の発明において、 前記操作部材(51)は、前記第1シフト経路(2a)
    側に向けて突出した長短の腕(51b,51c)を有
    し、 前記係合溝(51a)は、前記腕(51b)と腕(51
    c)との間に形成したことを特徴とする車両用シフトス
    イッチ装置。
  14. 【請求項14】 前記請求項13記載の発明において、 前記操作部材(51)は、可動接点板(53a,53
    b)を弾装した可動盤部(51f)を有すると共に、復
    帰ばね(54)を介して可動体(57)に進退自在に挿
    入し、 前記可動体(57)は、前記操作部材(51)に直交す
    る方向に移動自在にケース(52)に内設したことを特
    徴とする車両用シフトスイッチ装置。
  15. 【請求項15】 前記請求項14記載の発明において、 前記可動盤部(51f)は、前記可動接点板(53a,
    53b)が接触する固定接点(58a,58b,58
    c,58d,58e)を配設した極盤(56)上を摺動
    し、 前記セレクトスイッチ(S1)は、前記シフトレバー
    (1)に連動する前記可動接点板(53b)と、前記シ
    フトレバー(1)が第3シフト経路(2c)上にあると
    きに前記可動接点板(53b)に接触する前記固定接点
    (58c,58d,58e)と、で構成し、 前記アップダウンシフト検出スイッチ(S2)は、前記
    シフトレバー(1)に連動する前記可動接点板(53
    a)と、前記シフトレバー(1)をアップシフト位置
    (+)に操作したときに前記可動接点板(53a)に接
    触する前記固定接点(58b)と、前記シフトレバー
    (1)をダウンシフト位置(−)に操作したときに前記
    可動接点板(53a)に接触する前記固定接点(58
    a)と、で構成したことを特徴とする車両用シフトスイ
    ッチ装置。
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