JP2002166833A - 車載用ステアリングスイッチ - Google Patents

車載用ステアリングスイッチ

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JP2002166833A
JP2002166833A JP2000367168A JP2000367168A JP2002166833A JP 2002166833 A JP2002166833 A JP 2002166833A JP 2000367168 A JP2000367168 A JP 2000367168A JP 2000367168 A JP2000367168 A JP 2000367168A JP 2002166833 A JP2002166833 A JP 2002166833A
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Fumiaki Agetsuma
史明 揚妻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性に優れ設置スペースも少なくて済む車
載用ステアリングスイッチを提供すること。 【解決手段】 車載用ステアリングスイッチ3は支持部
材4に回動可能に軸支された操作ノブ6を備えており、
この支持部材4をステアリングホイール1のパッド部1
cの裏面に固定し、操作ノブ6をリング部1aとパッド
部1c間の空間部2内に突出させる。支持部材4に一対
の抵抗パターン7a,7bを有する回路基板7を取付け
ると共に、操作ノブ6に回路基板7上を摺動する摺動子
18を取付け、かつ、操作ノブ6側に保持したボール1
4をスプリング15の弾発力によって支持部材4のカム
面4bに圧接させる。このような構成により、運転者の
手指で操作ノブ6をプッシュまたはプル操作すると、そ
の回動方向に応じて2種類のオン信号を選択的に出力す
ることができ、操作ノブ6へのプッシュ/プル操作力を
除去すると、ボール14がカム面4bの山部から谷部へ
移行することにより、操作ノブ6を回動中立位置に自動
復帰させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のステアリ
ングホイールに付設され、自動変速機などの各種機器を
操作するために使用される車載用ステアリングスイッチ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ステアリングホイールの任意
位置に複数のステアリングスイッチを搭載し、運転者が
これらステアリングスイッチを選択的に操作することに
より、例えば、ドライブレンジで走行している最中に、
マニュアル的にシフトアップあるいはシフトダウンさせ
るようにした技術が知られている。
【0003】かかる車載用ステアリングスイッチの従来
例として、ステアリングホイールのリング部の内側に延
出するパッド部の表面あるいは表裏両面に複数の操作ノ
ブを配置し、各操作ノブの内部にそれぞれプッシュスイ
ッチを収納したものが提案されている。これらプッシュ
スイッチは可動接点と固定接点を内蔵しており、操作ノ
ブが非押圧状態にあるとき、プッシュスイッチ内の可動
接点は固定接点から離反してオフ状態にあり、任意の操
作ノブが押圧操作されると、対応するプッシュスイッチ
内の可動接点が固定接点に接触してオン動作するように
構成されている。
【0004】このように構成された車載用ステアリング
スイッチにおいて、運転者がステアリングホイールのリ
ング部を握ったまま任意の操作ノブを選択的に押圧操作
すると、該操作ノブの内部に収納されたプッシュスイッ
チがオン動作し、例えばそのオン信号に基づいてシフト
アップさせることができ、運転者が別の操作ノブを押圧
操作すると、該操作ノブの内部に収納された別のプッシ
ュスイッチがオン動作し、そのオン信号に基づいてシフ
トダウンさせることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の車載用ステアリングスイッチは、ステアリングホイー
ルの任意位置に複数の操作ノブを配置し、これら操作ノ
ブを運転者の手指で選択的に押圧操作することにより、
各操作ノブの内部に収納された各プッシュスイッチをオ
ン/オフ動作させるように構成されている。したがっ
て、各プッシュスイッチのオン/オフの切換え信号に基
づいて、例えばシフトアップとシフトダウンという異な
る2つの制御を行なう場合、運転者は最低でも2つの操
作ノブを選択的に押圧操作する必要があり、特に、2つ
の制御切換えを連続的に行なう場合、運転者は手指を一
方の操作ノブから他方の操作ノブへ大きく移動させなけ
ればならず、操作性の点で改善の余地があった。
【0006】また、上記の如く、従来の車載用ステアリ
ングスイッチにおいては、異なる2つの制御を行なうの
に最低でも2つの操作ノブを必要とし、これら操作ノブ
をステアリングホイールのパッド部に配置しているが、
通常、ステアリングホイールのパッド部にはホーンスイ
ッチやエアバッグ等の設置スペースを確保する必要があ
るため、操作ノブの設置スペースが大きく制限されると
いう問題がある。特に、操作性を向上させるために左右
の操作ノブに同一の制御機能を持たせる場合、ステアリ
ングホイールのパッド部の左右両側に2つずつ、合計で
4つの操作ノブを配置しなければならず、このように数
多くの操作ノブをステアリングホイールの限られたスペ
ースに配置することは、設計上の自由度が大きく制約さ
れるという問題もであった。
【0007】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、操作性に優れ設置ス
ペースも少なくて済む車載用ステアリングスイッチを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車載用ステアリングスイッチは、円環状の
リング部の内側にスポーク部を延設してなるステアリン
グホイールに装着された支持部材と、この支持部材に回
動可能に軸支され、前記スポーク部と前記リング部との
間に画成された空間に突出する操作ノブと、これら支持
部材と操作ノブとの間に介設され、弾性部材の付勢力を
受けてカム面に圧接された押圧子と、前記操作ノブの回
動方向に応じて異なる2種類の電気信号を出力可能な出
力切換え手段とを備え、前記操作ノブは前記押圧子が前
記カム面の谷部にあるときに回動中立位置に保持され、
該操作ノブを回動中立位置から互いに逆方向へ回動操作
することにより、前記押圧子が前記弾性部材の付勢力に
抗して前記カム面の谷部から山部へ移行すると共に、前
記出力切換え手段がいずれか一方の電気信号を選択的に
出力するように構成した。
【0009】このように構成された車載用ステアリング
スイッチにあっては、ステアリングホイールのスポーク
部とリング部間の空間に突出する1つの操作ノブを運転
者が手指で奥側へ押す(プッシュ)または手前側へ引く
(プル)と、該操作ノブの回動方向に応じて出力切換え
手段から異なる2種類の電気信号が選択的に出力され、
操作ノブに対する上記プッシュまたはプル操作力を除去
すると、押圧子が弾性部材の付勢力を受けてカム面の山
部から谷部へと移行するため、操作ノブは回動中立位置
に安定的に保持される。したがって、運転者は回動中立
位置に保持された1つの操作ノブを手指でプッシュ/プ
ル操作することによって異なる2つの制御を行なうこと
ができ、しかも、該操作ノブは手指を離すことにより回
動中立位置に自動復帰するため、操作性を向上させるこ
とができると共に、該操作ノブの設置スペースを削減す
ることができる。
【0010】上記の構成において、カム面を支持部材に
設けると共に、押圧子と弾性部材を操作ノブに保持する
ことが好ましく、その際、押圧子と弾性部材をホルダに
収納し、このホルダの一部を操作ノブに設けた凹部内に
挿入・固定すると、押圧子と弾性部材およびホルダを操
作ノブに簡単に組み込むことができ、組立作業性が向上
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明すると、図1は本実施形態例に係る
車載用ステアリングスイッチを付設したステアリングホ
イールの正面図、図2は該ステアリングホイールの裏面
図、図3は該車載用ステアリングスイッチの斜視図、図
4は該車載用ステアリングスイッチの分解斜視図、図5
は該車載用ステアリングスイッチのセルフリターン機構
を示す説明図、図6は該車載用ステアリングスイッチの
ストッパ機構と接点の切換え動作を示す説明図である。
【0012】図1と図2に示すように、ステアリングホ
イール1は、円環状のリング部1aと、リング部1aの
内側から中央に向かって延びるスポーク部1bと、スポ
ーク部1bのほぼ全体を覆うパッド部1cとで概略構成
されており、リング部1aの内周縁とパッド部1cとの
間には複数(例えば、3個)の空間部2が画成されてい
る。パッド部1cの裏面には車載用ステアリングスイッ
チ3が左右に1つずつ配置されており、これら車載用ス
テアリングスイッチ3の一部はパッド部1cの裏面から
1つの空間部2内に突出している。なお、本実施形態例
において、車載用ステアリングスイッチ3はパッド部1
cの裏面に左右1つずつ配置されているが、両車載用ス
テアリングスイッチ3は形状が左右対称であるだけで、
その構造や動作は基本的に同じであるため、以下、図1
の右側に示された車載用ステアリングスイッチ3につい
て説明する。
【0013】図3〜図6に示すように、この車載用ステ
アリングスイッチ3は固定側の支持部材4と可動側の操
作ノブ6とを備えており、操作ノブ6は支持部材4に連
結ピン5を介して回動可能に軸支されている。後述する
ように、操作ノブ6は運転者の手指によってプッシュま
たはプル操作できるようになっており、これらプッシュ
/プル操作によって出力される2種類のオン信号に基づ
いて、シフトアップとシフトダウンという2つの制御切
換えを行なうようになっている。
【0014】合成樹脂製の支持部材4は複数の位置決め
用突起4cを有し、各突起4cによって回り止めされた
状態でパッド部1cの裏面にねじ止め等の適宜手段で固
定されるようになっており、また、連結ピン5が挿通さ
れる軸孔4dを有している。支持部材4の一側面にはス
トッパ突起4aが一体成形されており、このストッパ突
起4aはその肉厚が根元部分から先端にかけて次第に小
さくなる先窄まりなテーパ形状に形成されている(図6
参照)。また、図5に示すように、支持部材4の下部側
面にはカム面4bが形成されており、このカム面4bは
断面略V字状に形成されている。さらに、支持部材4の
上面には回路基板7がねじ8を用いて固定されており、
この回路基板7は支持部材4の上部にスナップ結合され
た合成樹脂製のカバー9によって覆われている。図6に
示すように、回路基板7上には一対の抵抗パターン7
a,7bと1つの集電パターン7cが形成されており、
これら抵抗パターン7a,7bと集電パターン7cは図
示せぬ引き回しパターンやケーブル等を介して支持部材
4の外部に導出されている。
【0015】操作ノブ6は合成樹脂製のノブ本体10と
ノブカバー11とで構成されており、これらノブ本体1
0とノブカバー11は複数本のねじ12を用いて互いに
接合・一体化されている。前述したように、操作ノブ6
は連結ピン5によって支持部材4に回動可能に軸支され
ており、その自由端側はパッド部1cの裏面から空間部
2内に突出するようになっている。ノブ本体10には連
結ピン5が挿通される軸孔10aが穿設されており、ノ
ブ本体10の下部には軸孔10aの軸線と直交する方向
に延びる凹部10bが設けられている。この凹部10b
内にはホルダ13の一部が挿入・固定されており、ホル
ダ13にはボール14とスプリング15が収納されてい
る。図5に示すように、ボール14はスプリング15か
らの弾発力を受けて支持部材4のカム面4bに圧接され
ており、操作ノブ6が連結ピン5を中心に回動すると、
ボール14はスプリング15を圧縮しながらカム面4b
の谷部から山部へと移行するようになっている。また、
ノブ本体10の上部には回転スライダ16が凹凸嵌合さ
れており、この回転スライダ16にも連結ピン5が挿通
される軸孔16aが穿設されている。なお、連結ピン5
はノブ本体10と回転スライダ16の各軸孔10a,1
6aおよび支持部材4の軸孔4dを挿通しており、その
上端にワッシャ17を係止することにより抜け止めがな
されている。回転スライダ16には支持部材4の上面と
平行に延びる突出部16bが形成されており、この突出
部16bの下面には摺動子18が取り付けられている。
回転スライダ16は操作ノブ6の回動に連動して回路基
板7の上方で回転し、それに伴って摺動子18が回路基
板7に形成された抵抗パターン7a,7bと集電パター
ン7c上を摺動するようになっており、これら回路基板
7と摺動子18によって出力切換え手段が構成されてい
る。
【0016】図6に示すように、操作ノブ6の内部には
一側面を開口した中空部19が設けられており、この中
空部19はノブ本体10とノブカバー11を接合・一体
化することによって画成される。中空部19の内部には
支持部材4のストッパ突起4aが挿入されており、中空
部19の内壁とストッパ突起4aとの間には操作ノブ6
の回動方向に沿って所定の間隔が確保されている。ここ
で、ノブ本体10とノブカバー11の内壁にはそれぞれ
肉厚部10c,11aが形成されており、操作ノブ6の
回動に伴ってストッパ突起4aが肉厚部10c,11a
に当接することにより、操作ノブ6の回動角度が所定範
囲内に規制されるようになっている。
【0017】次に、このように構成された車載用ステア
リングスイッチ3の動作について、主として図5と図6
に基づいて説明する。
【0018】前述したように、左右一対の車載用ステア
リングスイッチ3の各操作ノブ6はステアリングホイー
ル1のパッド部1cの裏面から空間部2内に突出してお
り、図5(b)に示すように、これら操作ノブ6に対し
て外力が作用しない非操作状態において、ボール14が
スプリング15の弾発力を受けてカム面4bの谷部に圧
接されているため、両操作ノブ6は回動中立位置に安定
的に保持されている。このとき、図6(b)に示すよう
に、ストッパ突起4aは中空部19内の肉厚部10c,
11aと所定の間隔を存して対向しており、また、回転
スライダ16に取り付けられた摺動子18は回路基板7
上の両抵抗パターン7a,7bと離反しているため、両
車載用ステアリングスイッチ3はスイッチオフ状態とな
っている。
【0019】かかるスイッチオフ状態において、ステア
リングホイール1のリング部1aを握っている運転者が
左右いずれかの操作ノブ6、例えば右側の操作ノブ6を
親指で奥側へ押す(プッシュ)すると、図5(c)に示
すように、操作ノブ6が連結ピン5を中心に一方向へ回
動し、それに伴ってボール14がスプリング15を圧縮
しながらカム面4bの谷部から一方の山部へと移行す
る。そして、図6(c)に示すように、中空部19内の
一方の肉厚部11aがストッパ突起4aに当接すること
により、操作ノブ6はそれ以上回動できないように角度
規制され、この時点で摺動子18が一方の抵抗パターン
7aに接触するため、この抵抗パターン7aと集電パタ
ーン7cが摺動子18を介して導通され、スイッチオン
状態となって第1のオン信号が出力される。したがっ
て、この第1のオン信号に基づいて、ドライブレンジで
走行している最中にマニュアル的にシフトアップさせる
ことができる。なお、操作ノブ6に対する上記プッシュ
操作力を除去すると、ボール14がスプリング15の弾
発力を受けてカム面4bの山部から谷部へと移行するた
め、操作ノブ6は回動中立位置に自動復帰し、それに伴
ってスイッチオフ状態になってドライブレンジに戻る。
【0020】また、スイッチオフ状態にある右側の操作
ノブ6を運転者が例えば人差指や中指で手前側へ引く
(プル)と、図5(a)に示すように、操作ノブ6が連
結ピン5を中心に他方向へ回動し、それに伴ってボール
14がスプリング15を圧縮しながらカム面4bの谷部
から他方の山部へと移行する。そして、図6(a)に示
すように、中空部19内の他方の肉厚部10cがストッ
パ突起4aに当接することにより、操作ノブ6はそれ以
上回動できないように角度規制され、この時点で摺動子
18が他方の抵抗パターン7bに接触するため、この抵
抗パターン7bと集電パターン7cが摺動子18を介し
て導通され、スイッチオン状態となって第2のオン信号
が出力される。したがって、この第2のオン信号に基づ
いて、ドライブレンジで走行している最中にマニュアル
的にシフトダウンさせることができる。この場合も、操
作ノブ6に対する上記プル操作力を除去すると、ボール
14がスプリング15の弾発力を受けてカム面4bの山
部から谷部へと移行するため、操作ノブ6は回動中立位
置に自動復帰し、それに伴ってスイッチオフ状態になっ
てドライブレンジに戻る。
【0021】なお、左側の操作ノブ6の動作も右側の操
作ノブ6と同様であり、運転者は左右いずれか一方の操
作ノブ6を選択的にプッシュ/プル操作することによ
り、シフトアップあるいはシフトダウンを行なうことが
できる。
【0022】上記したように、本実施形態例に係る車載
用ステアリングスイッチ3にあっては、支持部材4に回
動可能に軸支された操作ノブ6をステアリングホイール
1の空間部2内に突出させ、この操作ノブ6を運転者の
手指でプッシュ/プル操作することにより、シフトアッ
プとシフトダウンという2つの制御を選択的に行なうこ
とができるため、操作性を非常に高めることができると
共に、1つの操作ノブ6で2つの制御を行なうことがで
きるため、操作ノブ6の設置スペースを削減することが
できる。また、操作ノブ6側に保持したボール14を支
持部材4のカム面4bに向けて弾性付勢し、このボール
14がカム面4bの谷部に圧接されているときに操作ノ
ブ6を回動中立位置に保持するようにしたため、操作ノ
ブ6へのプッシュ/プル操作力を除去することで回動中
立位置に自動復帰(セルフリターン)させることがで
き、この点からも操作性の向上が図れる。しかも、ボー
ル14とスプリング15をホルダ13に収納し、このホ
ルダ13の一部を操作ノブ6の凹部10b内に挿入・固
定したため、ボール14とスプリング15およびホルダ
13を操作ノブ6に簡単に組み込むことができる。
【0023】なお、上記実施形態例では、車載用ステア
リングスイッチ3によってシフトアップとシフトダウン
の切換えを制御する場合について説明したが、車載用ス
テアリングスイッチ3による制御内容はこれに限らず、
例えば、オートクルージングの設定切換えや音響機器の
ミュート切換え等、他の制御切換えに適用することも可
能である。
【0024】また、上記実施形態例では、ステアリング
ホイール1のパッド部1cに同一機能の車載用ステアリ
ングスイッチ3を左右1つずつ配置し、運転者が両車載
用ステアリングスイッチ3の操作ノブ6を選択的にプッ
シュ/プル操作できるようにしたが、いずれか一方の車
載用ステアリングスイッチ3を省略してもよく、あるい
は、左右の車載用ステアリングスイッチ3で異なる制御
切換えを行なうようにすることも可能である。
【0025】また、上記実施形態例では、支持部材4に
設けた回路基板7と操作ノブ6に設けた摺動子18とで
出力切換え手段を構成した場合について説明したが、こ
の出力切換え手段は操作ノブ6の回動方向に応じて異な
る2種類の電気信号を出力するものであればよく、例え
ば、支持部材6に設けた2つのプッシュスイッチを操作
ノブ6の回動によって選択的にオン動作させるようにし
てもよい。
【0026】また、上記実施形態例では、押圧子として
のボール14をスプリング15の弾発力によって支持部
材4のカム面4bに圧接させた場合について説明した
が、例えば、先端に半球状の突部を有する筒状体を押圧
子として用い、この押圧子にスプリングを収納して操作
ノブ6に摺動可能に保持させることも可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0028】ステアリングホイールのスポーク部とリン
グ部間の空間に突出する操作ノブをプッシュまたはプル
操作すると、該操作ノブの回動方向に応じて異なる2種
類の電気信号が選択的に出力されると共に、押圧子が弾
性部材の付勢力を受けてカム面の谷部から山部へ移行す
るように構成したため、運転者は回動中立位置に保持さ
れた1つの操作ノブを手指でプッシュ/プル操作するこ
とによって異なる2つの制御を行なうことができ、しか
も、そのプッシュ/プル操作力を除去することで操作ノ
ブを回動中立位置に自動復帰させることができ、それゆ
え、操作性に優れ設置スペースも少なくて済む車載用ス
テアリングスイッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る車載用ステアリング
スイッチを付設したステアリングホイールの正面図であ
る。
【図2】該ステアリングホイールの裏面図である。
【図3】該車載用ステアリングスイッチの斜視図であ
る。
【図4】該車載用ステアリングスイッチの分解斜視図で
ある。
【図5】該車載用ステアリングスイッチのセルフリター
ン機構を示す説明図である。
【図6】該車載用ステアリングスイッチのストッパ機構
と接点の切換え動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 1a リング部 1b スポーク部 1c パッド部 2 空間部 3 車載用ステアリングスイッチ 4 支持部材 4a ストッパ突起 4b カム面 5 連結ピン 6 操作ノブ 7 回路基板 7a,7b 抵抗パターン 7c 集電パターン 10 ノブ本体 10a 軸孔 10b 凹部 10c 肉厚部 11 ノブカバー 11a 肉厚部 13 ホルダ 14 ボール 15 スプリング 16 回転スライダ 16a 軸孔 16b 突出部 18 摺動子 19 中空部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円環状のリング部の内側にスポーク部を
    延設してなるステアリングホイールに装着された支持部
    材と、この支持部材に回動可能に軸支され、前記スポー
    ク部と前記リング部との間に画成された空間に突出する
    操作ノブと、これら支持部材と操作ノブとの間に介設さ
    れ、弾性部材の付勢力を受けてカム面に圧接された押圧
    子と、前記操作ノブの回動方向に応じて異なる2種類の
    電気信号を出力可能な出力切換え手段とを備え、 前記操作ノブは前記押圧子が前記カム面の谷部にあると
    きに回動中立位置に保持され、該操作ノブを回動中立位
    置から互いに逆方向へ回動操作することにより、前記押
    圧子が前記弾性部材の付勢力に抗して前記カム面の谷部
    から山部へ移行すると共に、前記出力切換え手段がいず
    れか一方の電気信号を選択的に出力するように構成した
    ことを特徴とする車載用ステアリングスイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記カム面が
    前記支持部材に設けられ、前記押圧子と前記弾性部材が
    前記操作ノブに保持されていることを特徴とする車載用
    ステアリングスイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、前記押圧子と
    前記弾性部材を収納するホルダを設け、このホルダの一
    部を前記操作ノブに設けた凹部内に挿入・固定したこと
    を特徴とする車載用ステアリングスイッチ。
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