JP3091546B2 - フロアパネルの支持脚 - Google Patents

フロアパネルの支持脚

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JP3091546B2
JP3091546B2 JP03351003A JP35100391A JP3091546B2 JP 3091546 B2 JP3091546 B2 JP 3091546B2 JP 03351003 A JP03351003 A JP 03351003A JP 35100391 A JP35100391 A JP 35100391A JP 3091546 B2 JP3091546 B2 JP 3091546B2
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徳三 小林
満 福島
栄二 高木
孝明 赤木
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オーエム機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロアパネルの支持脚
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィスルーム等のフロアパネルでは、
床下にケーブルやコードの配線を這わすためのスペース
を確保しなければならないから、支持脚を用いて基礎床
面から一定高さ浮かせて敷いてある。そして、配線はフ
ロアパネルに配線取出し用の孔や切欠を設け、ここから
出し入れしていた。
【0003】又、重要な機器を設置する個所や通路の部
分では、地震等によるフロアパネルのずれや脱落を防止
するためにフロアパネルは支持脚に対して固定できるよ
うにしている。即ち、フロアパネルのコーナーに固定ボ
ルトを通すため、フロアパネルを四枚集合したときに貫
通孔を形成する切欠を設けておき、この貫通孔に固定ボ
ルトを通して支持脚に設けられたナット部に締め込む方
法をとっている。尚、前記以外の場所では、フロアパネ
ルと支持脚とは固定しない場合もあるが、このような場
合であっても、フロアパネルが動いては具合が悪いの
で、フロアパネルと支持脚との間には穴とこれに係合す
るピン等の係合構造からなる位置決め構造が施されてい
るのが通常である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フロアパネル
に配線取出し用の孔や切欠を設けるものでは、配線を取
り出す個所の数は限られているので、使用しない残りの
大多数の孔や切欠の塞ぎの問題を考慮しなければならな
い。即ち、そのままにしていたのでは、ここが陥没部と
なって外観が悪くなったり、靴の踵が落ち込んだりす
る。従って、栓のようなもので蓋をすることになるので
あるが、いったんした蓋が脱落したり、蓋をするのを忘
れたりする。
【0005】更に、固定ボルトの止め構造にしても、フ
ロアパネルの製作誤差や施工誤差等によって貫通孔とナ
ット部との芯が正確には合わないこともあるから、固定
ボルトが斜めになったり、甚だしい場合には止められな
かったりする。本発明は、このような課題を解決するも
のであって、フロアパネルと支持脚との位置決め構造を
配線取出し用の孔や切欠の形成と、配線を取り出さない
ときの塞ぎ部材に兼用するとともに、貫通孔とナット部
との芯が合っていないときであっても、ナットを動かす
ことによって芯を合わせることができるようにしたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、フロアパネルに係合してフロアパネルを位置決めす
る位置決め材を有する、フロアパネルを基礎床面上に支
持する支持脚において、位置決め材の上面に、フロアパ
ネルの周縁に形成された切欠孔にフロアパネルの上面と
ほぼ同じ高さで突入し、下方が床下空間と連通するもぎ
取り可能なスペーサ板を形成したことを特徴としたもの
である。
【0007】更に、本発明は、前記した支持脚は、フロ
アパネルを支持脚に固定する固定ボルトに螺合するナッ
トを位置可動的に有することを特徴としたものである。
【0008】
【作用】第一の手段をとることにより、スペーサ板はフ
ロアパネルの切欠孔に突入して切欠孔の塞ぎ部材として
機能するとともに、スペーサ板をもぎ取ると、即座に配
線取出し用の孔になる。
【0009】第二の手段をとることにより、フロアパネ
ルの貫通孔に通した固定ボルトとナットとの芯が違って
いても、ナットが動かして芯を合わせることができる。
【0010】
【実施例】この実施例における支持脚10は、基礎床面
上に固定されるベース12と、このベース12の上に置
かれ、フロアパネルを支持するクッション材14と、ク
ッション材14の上に置かれ、フロアパネルを位置決め
する位置決め材16とからなるものを示した。
【0011】図1はベース12の平面図、図2は図1の
a−a断面図であるが、ベース12は中央に貫通孔12
a、その周囲にクッション材14を支持する支持面12
b、更に、その周囲に八角形の低段部12cをそれぞれ
有するトレー形をしたものである。
【0012】図3はクッション材14の平面図、図4は
図3のb−b断面図であるが、クッション材14は軟質
の樹脂材等からなる八角形をした平板体であり、中央に
貫通孔14a、表面周囲に位置決め材16を嵌め込む溝
14b、裏面周囲にベース12の低段部12cに嵌まり
込む段部14cがそれぞれ形成されたものである。尚、
孔14a周囲の上面はフロアパネルを支持する支持面1
4d、下面はベース12の支持面12bに当接する当接
面14eとなる。
【0013】図5は位置決め材16の平面図、図6は図
5のc−c断面図であるが、位置決め材16も樹脂材等
で構成され、中央の中空円筒部16aの周囲四個所に中
空柱部16bが形成されたものである。尚、中空円筒部
16aと中空柱部16bとは上部に設けられる十文字の
腕16cで連結され、中空柱部16b同士は下部に設け
られる八角形の枠部16dで連結されている。更に、中
空円筒部16aと中空柱部16bのそれぞれ上部にはも
ぎ取り可能なサポートピン18とスペーサ板20とがそ
れぞれ形成されている。
【0014】図7はフロアパネル22の平面図、図8は
一部断面図であるが、フロアパネル22は中央を下方に
落とし込んで凹陥部22aとし、その周囲を平坦なフラ
ンジ部22bとしたトレー形のボトムシート22cに平
板体のトップシート22dを重ね、トップシート22d
の縁でボトムシート22cのフランジ部22bの縁を包
み込むようにかしめて一体化したものである。尚、フロ
アパネル10のコーナーには前記した位置決め材16の
サポートピン18が挿通できる貫通孔24が、又、周縁
にはスペーサ板20が嵌まり込む切欠孔26が各々形成
されている。
【0015】図9は以上の構成の支持脚10でフロアパ
ネル22を支持した状態を示す断面図であるが、先ず、
ベース12の低段部12cの上にクッション材14の段
部14cを合わせ、同じくクッション材14の溝14b
に位置決め材16の枠部16dを嵌め込んで支持脚10
を組み立てる。尚、位置決め材16の中空柱部16bの
下端には係合突起16eが形成されているから、このと
き、この係合突起16eをベース12に形成された係合
孔12dに係合して両者を固定する。
【0016】次に、支持脚10の上にフロアパネル22
を載せて支持するのであるが、このとき、ボトムシート
22cの凹陥部22aの裏面のコーナーは軟質部材で構
成されるクッション材14の支持面14d上に載り、こ
の支持面14dでフロアパネル22の重量を支持するこ
とになる。従って、フロアパネル22のずれや歩行音が
防止できる。ところで、フロアパネル22はそのコーナ
ーの貫通孔24が位置決め材16の中空円筒部16aと
芯が合うように置かれ、位置決め材16のサポートピン
18はフロアパネル22の貫通孔24に、スペーサ板2
0は周縁の切欠孔26が二つ集合した六角形孔にそれぞ
れ嵌まり込んで係合する。そして、この状態のとき、サ
ポートピン18及びスペーサ板20の上面はフロアパネ
ル22の上面とほぼ同じになるように設定される。尚、
フロアパネル22の上面にはタイルやカーペット等の表
面材28が敷かれる。
【0017】図10はサポートピン18をもぎ取り、こ
こに固定ボルト30を通してフロアパネル22を支持脚
10に固定した場合を示す断面図、図11は一部だけフ
ロアパネル22を載せた場合の平面図であるが、このと
き、固定ボルト30が螺合できるように支持脚10には
ナット32が設けられている。尚、図11の(イ)の部
分はスペーサ板20をもぎ取った個所であるが、このよ
うにスペーサ板20をもぎ取ると、中空柱部16b内部
は床下空間とフロアパネル22上を連通するから、ここ
から配線を出し入れでき、従って、フロアパネル22に
改めて孔等を設ける必要はない。
【0018】図12はこのナット32を支持するナット
ホルダー34の平面図、図13は断面図であるが、ナッ
トホルダー34は取付片34aが両側に延出し、中央に
ナット32が収容される収容部34bを有してその周囲
に孔34cが形成されたもので、ベース12に取り付け
られる。図14はこの状態を示す平面図であるが、取付
片34aをベース12に形成された取付孔12eに通
し、横方向に折り曲げて固定するものである。このと
き、収容部34bの容積はナット32の大きさよりも大
きくしてあり、ナット32は収容部34b内で水平方向
に自由に動ける(但し、ナット32が収容部34b内で
回転できるほどの余裕はない)。以上のような構造であ
るため、固定ボルト30とナット32との芯が合わない
ときはナット32が動くことによって芯が合う。尚、こ
のナット32は弛み止め機能を持った、例えば、Uナッ
トのようなものを使用すれば更に効果的である。
【0019】尚、以上は、文字通りの実施例であって、
本発明は、この他に改変された種々の態様のものを含
む。例えば、図15はナット32及び固定ボルト30の
変形例を示す一部断面図であるが、この実施例は、ナッ
ト32の上面をすり鉢状に形成するとともに、これに螺
合する固定ボルト30の先端をテーパ状に形成したもの
である。こうすることにより、芯が合わない状態で固定
ボルト30をナット32の上面に降ろした場合でも、す
り鉢形状とテーパ形状とによってナット32を動かす力
が働き、芯合わせが容易になる。
【0020】又、ナット32の位置可動構成にしても、
ナット32はナットホルダー34内では動かないが、ナ
ットホルダー34がベース12に対して動くもの、ナッ
ト32及びナットホルダー34がそれぞれナットホルダ
ー34及びベース12に対して共に動くものといったも
のも考えられる。
【0021】更に、支持脚のタイプにしても、前記した
実施例は、支持部の高さが調整できない固定タイプであ
るが、この他にネジ機構等によって支持部の高さが調整
できる調整タイプのものにも適用できるのは言うまでも
ない。
【0022】
【発明の効果】本発明は前記したものであるから、次の
ような効果が期待できる。 a)スペーサ板はフロアパネルの切欠孔に突入して切欠
孔の塞ぎ部材として機能するとともに、スペーサ板をも
ぎ取ると、即座に配線取出し用の孔になる。 b)従って、フロアパネルに配線用の孔や切欠を別に設
ける必要がなくなり、強度、コスト面で有利になる。 c)ナットはその位置が可動的であるから、挿入された
固定ボルトに対して芯を合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベースの平面図である。
【図2】図1のa−a断面図である。
【図3】クッション材の平面図である。
【図4】図3のb−b断面図である
【図5】支持材の平面図である。
【図6】図5のc−c断面図である。
【図7】フロアパネルの平面図である。
【図8】フロアパネルの一部断面図である。
【図9】支持脚でフロアパネルを支持した状態を示す断
面図である。
【図10】固定ボルトで支持脚にフロアパネルを固定し
た場合を示す断面図である。
【図11】支持脚でフロアパネルを支持した状態を示す
平面図である。
【図12】ナットホルダーの平面図である。
【図13】ナットホルダーの断面図である。
【図14】ナットホルダーをベースに取り付けた状態を
示す平面図である。
【図15】ナット及び固定ボルトの変形例を示す一部断
面図である。
【符号の説明】
10 支持脚 16 位置決め材 20 スペーサ板 22 フロアパネル 26 切欠孔 30 固定ボルト 32 ナット
フロントページの続き (72)発明者 赤木 孝明 岡山県岡山市今2丁目7番1号 オーエ ム機器株式会社岡山本社内 (56)参考文献 実開 昭60−117944(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/024 603 E04F 15/024 606 E04F 15/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアパネルに係合してフロアパネルを
    位置決めする位置決め材を有する、フロアパネルを基礎
    床面上に支持する支持脚において、位置決め材の上面
    に、フロアパネルの周縁に形成された切欠孔にフロアパ
    ネルの上面とほぼ同じ高さで突入し、下方が床下空間と
    連通するもぎ取り可能なスペーサ板を形成したことを特
    徴とするフロアパネルの支持脚。
  2. 【請求項2】 請求項1の支持脚は、フロアパネルを支
    持脚に固定する固定ボルトに螺合するナットを位置可動
    的に有するフロアパネルの支持脚。
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