JP3090455B2 - ゼオライト及びその製造方法 - Google Patents

ゼオライト及びその製造方法

Info

Publication number
JP3090455B2
JP3090455B2 JP01334685A JP33468589A JP3090455B2 JP 3090455 B2 JP3090455 B2 JP 3090455B2 JP 01334685 A JP01334685 A JP 01334685A JP 33468589 A JP33468589 A JP 33468589A JP 3090455 B2 JP3090455 B2 JP 3090455B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zeolite
formula
solution
mixture
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP01334685A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02221115A (ja
Inventor
ジョン・レオネロ・キャシ
アラン・スチュアート
Original Assignee
アンスティテュー・フランセ・デュ・ペトロール
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アンスティテュー・フランセ・デュ・ペトロール filed Critical アンスティテュー・フランセ・デュ・ペトロール
Publication of JPH02221115A publication Critical patent/JPH02221115A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3090455B2 publication Critical patent/JP3090455B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B39/00Compounds having molecular sieve and base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites; Their preparation; After-treatment, e.g. ion-exchange or dealumination
    • C01B39/02Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof; Direct preparation thereof; Preparation thereof starting from a reaction mixture containing a crystalline zeolite of another type, or from preformed reactants; After-treatment thereof
    • C01B39/46Other types characterised by their X-ray diffraction pattern and their defined composition
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B39/00Compounds having molecular sieve and base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites; Their preparation; After-treatment, e.g. ion-exchange or dealumination
    • C01B39/02Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof; Direct preparation thereof; Preparation thereof starting from a reaction mixture containing a crystalline zeolite of another type, or from preformed reactants; After-treatment thereof
    • C01B39/46Other types characterised by their X-ray diffraction pattern and their defined composition
    • C01B39/48Other types characterised by their X-ray diffraction pattern and their defined composition using at least one organic template directing agent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B39/00Compounds having molecular sieve and base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites; Their preparation; After-treatment, e.g. ion-exchange or dealumination
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B39/00Compounds having molecular sieve and base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites; Their preparation; After-treatment, e.g. ion-exchange or dealumination
    • C01B39/02Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof; Direct preparation thereof; Preparation thereof starting from a reaction mixture containing a crystalline zeolite of another type, or from preformed reactants; After-treatment thereof
    • C01B39/06Preparation of isomorphous zeolites characterised by measures to replace the aluminium or silicon atoms in the lattice framework by atoms of other elements, i.e. by direct or secondary synthesis

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、以下においてゼオライトNU−87と称する新
規ゼオライト及びその製造方法に関する。
本発明によれば、無水基準かつ酸化物のモル比で、次
式: 100XO2:10以下(0の場合は含まない)Y2O3:20以下
(0の場合は含まない)R2/nO(上式において、Rは
価数nの1種以上のカチオンであり、Xはケイ素であ
り、Yは1種以上のアルミニウム、鉄、ガリウム、硼
素、チタン、バナジウム、ジルコニウム、モリブデン、
ヒ素、アンチモン、クロム又はマンガンである) で表される化学組成を有し、製造されたままの状態にお
いて下表1に示す線を含むX線回折パターンを有するゼ
オライト(以下、NU−87と称する)が提供される。
本発明はまた、以下に記載のようにしてか焼及び/又
はイオン交換することによって製造されるその水素形態
のゼオライトNU−87(以下、H−NU−87と称する)を提
供するものである。ゼオライトH−NU−87は、下表2に
示す線を含むX線回折パターンを有する。
X線データが得られる回折線において、表1及び2に
示す肩部及び二重線の一部又は全部を、関連する最も強
度の高いピークから分離することができないことがあ
る。これは、結晶度の低い試料、又は、結晶が、大きく
ブロード化したX線を与えるのに十分な程度に小さい試
料の場合に起こる可能性がある。また、これは、パター
ンを得るために用いる装置又は試験条件が、ここで用い
たものと異なる場合にも起こる可能性がある。
ここで与えるX線粉末回折データは、40KV及び50mAで
操作された、長微細焦点X線チューブからのCuK−α放
射線を用いて、Philips APD 1700自動X線回折システム
によって得たものである。放射線は、検出器に隣接して
いる湾曲黒鉛結晶によって単色化した。自動シータ補償
拡散スリットを0.1mmの受容スリットと共に用いた。段
階走査データは1〜60゜・2シータで採った。採ったデ
ータは、Philips PW 1867/87バージョン3.0ソフトウェ
アを用いたDEC(Digital Equipment Corporation)Micr
o PDP−11/73で分析した。
NU−87は、そのX線回折パターンによって特徴づけら
れる新規な構造又はトポロジーを有していると考えられ
る。その製造されたままの状態及び水素形態のNU−87
は、実質的に、それぞれ表1及び2に与えるX線データ
を有しており、それによって公知のゼオライトから識別
される。特に、ヨーロッパ特許第42,226号において記載
されているゼオライトEU−1とは、EU−1に関するX線
回折データが約12.5AにおけるX線を含んでいないの
で、区別される。更に、EU−1に関するX線回折パター
ンは約10.1AにおけるX線ピークを含んでいるが、これ
は、NU−87のX線回折パターンにおいては存在しない。
上記に定義の化学組成の範囲内において、XO2100モル
あたりのY2O3のモル数は、通常、0.1〜10、例えば0.2〜
7.5の範囲内であり、XO2100モルあたりのY2O3のモル数
が0.4〜5の範囲である場合に、ゼオライトNU−87が高
純度の状態で最も容易に生成すると思われる。
NU−87の定義には、製造されたままの状態のNU−87、
及び、脱水及び/又はか焼及び/又はイオン交換によっ
て得られた形態のものも含む。「製造されたまま」とい
う表現は、乾燥又は脱水を行うか又は行っていない合成
及び洗浄の生成物を意味するものである。製造されたま
まの状態のNU−87には、M(アルカリカチオン)、特に
ナトリウム及び/又はアンモニウム、並びに、例えばア
ルキル化窒素化合物から製造される場合には、以下に記
載するような窒素含有有機カチオン又はその分解生成物
もしくはその前駆物質を含んでいてもよい。かかる窒素
含有有機カチオンを、以下、Qと称する。
かくして得られたゼオライトNU−87は、無水基準で次
式: 100XO2:10以下(0の場合は含まない)Y2O3:10以下(0
の場合は含まない)Q:10以下(0の場合は含まない)M2
O (上式において、Qは上記に示した窒素含有有機カチオ
ンであり、Mはアルカリ金属及び/又はアンモニウムカ
チオンである) によって表されるモル組成比を有する。
製造されたままの状態のNU−87並びにか焼及び/又は
イオン交換から得られる活性化形態のNU−87は水を含ん
でいることがあるが、上記のNU−87に関する組成は、無
水基準で与えられるものである。製造されたままの形態
のものをはじめとするNU−87のH2O含有率(モル比)
は、合成又は活性化の後に乾燥及び保存する条件に依存
する。含有される水のモル量の範囲は、通常、XO2100モ
ルあたり0〜100モルである。
有機物質は空気の存在下で燃焼し、他のカチオンと共
に水素イオンを解離するので、か焼された形態のNU−87
は、窒素含有有機カチオンを全く含まないか、又は、製
造されたままの形態のものよりもその含有率が低い。
イオン交換形態のゼオライトNU−87の中で、アンモニ
ウム(NH4+)形態のものは、か焼によって速やかに水
素形態に転化させることができるので重要なものであ
る。水素形態及びイオン交換によって導入された金属を
含む形態のものを以下に説明する。ある条件下で本発明
のゼオライトを酸に曝すと、アルミニウムのような構造
元素を部分的に又は完全に除去することができ、更に、
水素形態のものを生成させることができる。これによっ
て、合成した後にゼオライト物質の組成を変化させる手
段を提供することができる。
ゼオライトNU−87は、また、種々の寸法の分子に対す
る吸着能を有することを特徴としている。表3に、水素
形態のゼオライトNU−87、即ち実施例6の生成物に関し
て得られた吸着データを示す。
このデータは、水及びメタノールに関してはMcBain−
Bakrスプリングバランスを用いて、他の吸着物に関して
は全てCI Robal Microbalanceを用いて得た。試料を300
℃で一晩抜気した後、測定を行った。結果は、相対圧
(P/Po)(Poは飽和蒸気圧である)における重量利得
(% w/w)で表す。液体は吸着温度においてその通常密
度を保持すると仮定して見掛けの充填空隙容量に関する
値を計算した。
表3の右端の欄に与えられている動直径は、メタノー
ルに関する値はメタンに関する値と同等、n−ヘキサン
に関する値はn−ブタンに関する値と同等、トルエンに
関する値はベンゼンに関する値と同等であると仮定し
て、“Zeolite Molecular Sieves",D.W.Breck,J.Wiley
and Sons,1976(p.636)からとった値である。
この結果から、NU−87が、低い相対圧における種々の
吸着物に対する大きな吸着能を有していることが示され
る。メタノール、n−ヘキサン、トルエン及びシクロヘ
キサンと比較して水に関する利得が低いことによって、
NU−87が非常に疎水性であり、この物質が、水及び有機
物質を含む溶液から微量の有機物質を分離するのに有用
である可能性があることが示される。同等の相対圧にお
ける他の炭化水素吸着物と比較してネオペンタンに関し
て極めて低い利得が観察されたので、表3の結果によっ
て、ゼオライトNU−87がネオペンタンに関して分子篩効
果を示すことが示される。更に、平衡に到達するのに必
要な時間が他の炭化水素吸着物に関するものよりも極め
て長かった。この結果によって、NU−87がおよそ0.62nm
の開口径を有していることが示される。
本発明は、また、少なくとも一種類の酸化物:XO2源、
場合によっては少なくとも一種類の酸化物:Y2O3源、場
合によっては少なくとも一種類の酸化物M2O源及び少な
くとも一種の窒素含有有機カチオン:Q又はその前駆物質
を含み、好ましくは下式で示されるモル組成を有する水
性混合物を反応させることを含むゼオライトNU−87の製
造方法を提供するものである。
・XO2/Y2O3:少なくとも10、好ましくは10〜500、最も好
ましくは20〜200; ・(R1/n)OH/XO2:0.01〜2、好ましくは0.05〜1、最
も好ましく0.10〜0.50; ・H2O/XO2:1〜500、好ましくは5〜250、最も好ましく
は25〜75; ・Q/XO2:0.005〜1、好ましくは0.02〜1、最も好まし
くは0.05〜0.5; ・LpZ/XO2:0〜5、好ましくは0〜1、最も好ましくは
0〜0.25。
[上式において、Xはケイ素であり、Yは1種以上のア
ルミニウム、鉄、硼素、チタン、バナジウム、ジルコニ
ウム、モリブデン、ヒ素、アンチモン、ガリウム、クロ
ム又はマンガンであり、RはM(アルカリ金属カチオン
及び/又はアンモニウム)及び/又はQ(窒素含有有機
カチオンもしくはその前駆体)を含んでいてもよい価数
nのカチオンである] ある場合においては、塩:LpZ(ここで、Zは価数pの
アニオンであり、LはMと同一のものであってもよいア
ルカリ金属又はアンモニウムイオン、あるいは、Mと、
アニオンZを平衡化するのに必要な他のアルカリ金属も
しくはアンモニウムイオンとの混合物である)を加える
と有利である場合がある。Zは、例えばLの塩として、
あるいはアルミニウム塩として加えられる酸ラジカルを
含んでいてもよい。Zの例としては、臭化物、塩化物、
ヨウ化物、硫酸塩、リン酸塩又は硝酸塩のような強酸ラ
ジカル、あるいは、有機酸ラジカル、例えばクエン酸塩
又は酢酸塩のような弱酸ラジカルを挙げることができ
る。LpZは本質的なものではないが、これによって、反
応混合物からのゼオライトNU−87の晶出を促進し、ま
た、NU−87の結晶径及び形状に影響を与えることができ
る。反応は、大部分が、即ち少なくとも50.5%がゼオラ
イトNU−87となる迄継続される。
ゼオライトの多くは、窒素含有有機カチオン又はその
分解生成物あるいはその前駆物質、特に、次式: [(R1R2R3)N(CH2mN(R4R5R6)]2+ (式中、R1〜R6は、同一であっても異なっていてもよ
く、水素、1〜8個の炭素原子を有するアルキルもしく
はヒドロキシアルキル基であり、かかる基の5個以下は
水素であってもよく、mは3〜14の範囲である) を有するポリメチレン−α,ω−ジアンモニウムカチオ
ンを用いて得ている。例えば、ゼオライトEU−1(ヨー
ロッパ特許第42,226号)、ゼオライトEU−2(西独国特
許第2077709号)及びゼオライトZSM−23(ヨーロッパ特
許第125,078号、西独国特許第2202838号)は、かかる原
料を用いて製造されている。ゼオライト及び分子篩の製
造におけるこれらの原料の使用は、また、“The Use of
Organic Cations in Zeolite Synthesis"と題されたJ.
L.Casciの学位論文(1982,The University of Edinburg
h)及びG.W.Dodwell,R.P.Denkewicz及びL.B.Sandの“Ze
oliter",1985,vol.5,p.153並びにJ.L.Casci Proc.VII I
nt.,Zeolite Conf.,Elsevier,1986,p.215においても記
載されている。
本発明方法においては、Qは、好ましくは、次式: [(R1R2R3)N(CH2mN(R4R5R6)]2+ (式中、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、同一であっても
異なっていてもよく、C1〜C3アルキルであり、mは7〜
14の範囲である) を有するポリメチレン−α,ω−ジアンモニウムカチオ
ン又はそのアミン分解生成物あるいはその前駆物質であ
る。
Qは、より好ましくは、次式: [(CH33N(CH2mN(CH32+ (式中、mは8〜12の範囲である) のものであり、最も好ましくは、次式: [(CH33N(CH210N(CH32+ のものである。M及び/又はQは、(R1/n)OH/XO2
を満足していれば、水酸化物又は無機酸の塩として加え
ることもできる。
窒素含有有機カチオンQの好適な前駆物質としては、
原ジアミンと好適なハロゲン化アルキル、又は、原ジハ
ロアルケンと好適なトリアルキルアミンを挙げることが
できる。かかる物質は、簡単な混合物として用いること
ができ、あるいは、ゼオライトNU−87の製造に必要な他
の反応物質を加える前に、これらを、反応容器内で、好
ましくは溶液中において共に予備加熱することができ
る。
好ましいカチオンMはアルカリ金属、特にナトリウム
であり、好ましいXO2はシリカ(SiO2)であり、好まし
い酸化物Y2O3はアルミナ(Al2O3)である。
シリカ源は、ゼオライトの合成において通常用いるこ
とができると考えられるいかなるものであってよく、例
えば、粉末固体シリカ、ケイ酸、コロイド状シリカ又は
溶解シリカであってもよい。粉末シリカの中で用いるこ
とのできるものは、AKZOによって製造されている「KS30
0」として知られているタイプのもののような、澱シリ
カ、特に、アルカリ金属ケイ酸塩溶液からの沈澱によっ
て製造されるもの及び同様の生成物、エアロゾルシリ
カ、ヒュームドシリカ、例えば“CAB−O−SIL"、及
び、好適には、ゴム及びシリコーンゴム用の強化顔料に
おいて用いられている等級のシリカゲルである。「LUDO
X」、「NALCOAG」及び「SYTON」の登録商標で販売され
ている種々の粒径、例えば10〜15もしくは40〜50ミクロ
ンのコロイド状シリカを用いることができる。用いるこ
との出来る溶解シリカとしては、アルカリ金属酸化物1
モルあたり0.5〜6.0、特に2.0〜4.0モルのSiO2を含む市
販の水ガラスケイ酸塩、英国特許第1,193,254号におい
て定義されているような「活性」アルカリ金属ケイ酸
塩、並びに、アルカリ金属水酸化物又は第4級アンモニ
ウム水酸化物あるいはこれらの混合物中にシリカを溶解
することによって製造されるケイ酸塩が挙げられる。
場合によって用いるアルミナ源は、アルミン酸ナトリ
ウム、又はアルミニウム、アルミニウム塩、例えば、塩
化物、硝酸塩もしくは硫酸塩、アルミニウムアルコキシ
ドもしくはアルミナ自体が最も好都合であり、コロイド
状アルミナ、偽ベーム石、ベーム石、γ−アルミナある
いはα−もしくはβ−三水和物のような水和又は水和可
能な形態のものが好ましい。上記のものの混合物を用い
ることもできる。
場合によっては、アルミナ又はシリカ源の全部もしく
は一部を、アルミノケイ酸塩の形態で加えてもよい。
反応混合物は、通常、自己発生圧下、場合によっては
ガス、例えば窒素を加えることによる加圧下、85〜250
℃、好ましくは120〜200℃の温度で、ゼオライトNU−87
の結晶が生成するまで(反応物質の組成及び操作温度に
依存して1時間〜数箇月であってよい)反応せしめられ
る。撹拌は場合によって行われる工程であるが、反応時
間を減少させ、生成物の純度を向上させることができる
ので、行ったほうが好ましい。
核形成時間及び/又は全結晶化時間を減少させる上で
種物質を用いると有利である可能性がある。これはま
た、不純物相を分解してNU−87の生成を促進する上でも
有利である可能性がある。かかる種物質としては、ゼオ
ライト、特にゼオライトNU−87の結晶が挙げられる。種
結晶は、通常、反応混合物中に用いられるシリカの0.01
〜10重量%の量加えられる。種物質を用いることは、窒
素含有有機カチオンが、7、8もしくは9個のメチレン
基を有する、即ちmが7、8もしくは9であるポリメチ
レン−α,ω−ジアンモニウムカチオンである場合に特
に望ましい。
反応が終了したら、固体相をフィルターに採り、洗浄
した後、乾燥、脱水及びイオン交換のような更なる工程
にかける。
ゼオライトNU−87のある種の製造法によっては、ゼオ
ライトNU−87をモルデン沸石及び方沸石のような他の種
と共に含む生成物が得られる。ゼオライトNU−87を少な
くとも75重量%、最も好ましくは少なくとも95重量%含
む生成物を製造することが好ましい。
反応生成物がアルカリ金属イオンを含む場合には、水
素形態のNU−87を製造するために、これらを少なくとも
部分的に除去しなければならず、これは、酸、特に塩酸
のような無機酸によるイオン交換、あるいは、塩化アン
モニウムのようなアンモニウム塩の溶液によるイオン交
換によって製造されたアンモニウム化合物を用いて行う
ことができる。イオン交換は、イオン交換溶液で1回又
は数回スラリー化することによって行うことができる。
ゼオライトは、通常、イオン交換を容易にするので、イ
オン交換の前にか焼して全ての吸蔵有機物質を除去す
る。
通常、ゼオライトNU−87のカチオンを、任意の金属カ
チオン、特に、I A、I B、II A、II B、III A、III B
(希土類を含む)、VIII(貴金属を含む)、他の遷移金
属に属するもの、並びにスズ、鉛及びビスマスによって
置き換えることができる(周期率表は、英国特許庁によ
って出版されている“Abridgements of Specification
s"に記載のものに基づく)。交換は、通常、適当なカチ
オンの塩を含む溶液を用いて行われる。
本発明を以下の実施例によって説明する。
実施例1 NU−87の製造 次式: 60SiO2/1.333Al2O3/10Na2O/7.5DecBr2/3500H2O のモル組成を有する反応混合物を、 SYTON X30(Monsato:30%シリカゾル) 120.2g SOAL235(Kaiser Chemicals:モル比:1.59Na2O/1.0Al2O3
/14.7H2O) 6.206g 水酸化ナトリウム(Analar) 6.30g DecBr2 31.4g 水(脱イオン水) 541.5g から調製した。
(上記において、DecBr2は、デカメトニウムブロミド:
[(CH33N(CH210N(CH3]Br2である) 上記に与えられているモル組成は、SYTON中に存在す
るナトリウムを含まないものである。
混合物を以下のように調製した。
A溶液:水200g中に水酸化ナトリウム及びSOAL235を
含む溶液。
B溶液:水200g中にDecBr2を含む溶液。
C溶液:水141.5g。
溶液Aを、撹拌しながら30秒間かけてSYTON X30に加
えた。混合を5分間継続した後、溶液Bを、撹拌しなが
ら30秒間かけて加えた。最後に、残りの水:Cを30秒間か
けて加えた。得られたゲルを更に5分間混合した後、1
のステンレススチール製オートクレーブに移した。
混合物を、勾配パドルタイプの撹拌羽根を用いて300r
pmで撹拌しながら180℃で反応させた。
反応開始の約9日後、加熱及び撹拌を約2.5時間停止
した後に調製を再開始した。
反応温度において合計で406時間の経過後、調製物を
雰囲気温度に一気に冷却し、生成物を取り出し、濾過
し、脱イオン水で洗浄し、110℃で乾燥した。
原子吸光分光分析(AAS)によって、Si、Al及びNaに
関して分析したところ、以下のモル組成が得られた。
37.6SiO2/1.0Al2O3/0.14Na2O X線粉末回折による分析によって、この製造されたま
まの物質が、表4及び図1において示されるパターンを
有するNU−87の結晶度の高い試料であることが示され
た。
実施例2 水素−NU−87の製造 実施例1で得られた物質の一部を、空気中において、
450℃で24時間、次に550℃で16時間か焼した。次に、こ
の物質を、室温において、ゼオライト1gあたり10mlの溶
液を用いて、1M−塩化アンモニウム溶液で4時間イオン
交換した。かかる交換を2回行った後、得られたNH4−N
U−87を550℃で16時間か焼し、水素形態のもの、即ちH
−NU−87を得た。
AASによってSi、Al及びNaに関して分析したところ、
以下のモル組成を得た。
36.8SiO2/1.0Al2O3/0.001未満Na2O 粉末X線回折によって分析したところ、この物質が、
H−NU−87の結晶度の高い試料であることが示された。
回折パターンを図2及び表5において示す。
実施例3 次式: 60SiO2/1.5Al2O3/10Na2O/7.5DecBr2/3000H2O のモル組成を有する反応混合物を、 CAB−O−SIL(BDH Ltd.) 36.1g SOAL235(Kaiser Chemicals:モル比:1.59Na2O/1.0Al2O3
/14.7H2O) 6.982g 水酸化ナトリウム(Analar) 6.09g DecBr2 31.4g 水(脱イオン水) 535.2g から調製した。
(上記において、DecBr2は、デカメトニウムブロミド:
[(CH33N(CH210N(CH3]Br2である) 混合物を以下の手順で調製した。
必要量の水を秤量した。その約1/3を用いて、水酸化
ナトリウム及びSOAL235を含む溶液(溶液A)を調製し
た。全部の水を約1/3中にデカメトニウムブロミドを含
ませることによって溶液Bを調製した。次に、残りの水
を用いてシリカ:CAB−O−SILの分散液を調製した。
次に、溶液A及びBを混合し、撹拌しながら、水中の
CAB−O−SILの分散液に加えた。得られた混合物を、1
のステンレススチール製オートクレーブ内において18
0℃で反応させた。勾配パドルタイプの撹拌羽根を用い
て、混合物を300rpmで撹拌した。
この温度で258時間経過後、反応を停止し、一気に冷
却し、取り出した。固形分を濾過によって分離し、脱イ
オン水で洗浄し、110℃で乾燥した。
AASによってNa、Si及びAlに関して分析したところ、
以下のモル組成を得た。
27.5SiO2/1.0Al2O3/0.20Na2O X線粉末回折によって分析したところ、表6及び図3
に示すパターンが得られた。生成物が、約5%の方沸石
不純物を含む結晶度の高いNU−87の試料であると同定さ
れた。
実施例4 実施例3で得られた生成物の一部を、物質1gあたり50
mlの酸を用いて、1M−塩酸溶液で処理した。かかる処理
を90℃で18時間行った後、固形分を濾過によって除去
し、脱イオン水で洗浄し、110℃で乾燥した。かかる処
理を2回行った後、生成物をX線回折によって試験する
と、検出しうる量の方沸石を含まないNU−87の結晶度の
高い試料であることが分かった。X線回折パターンを表
7及び図4に示す。
AASによるNa、Si及びAlに関する分析によって、以下
のモル比が示された。
41.8SiO2/1.0Al2O3/0.04Na2O 実施例5 実施例3で得られた生成物を、450℃で24時間、次に5
50℃で16時間焼成した。次に、得られた物質を、固体か
焼生成物1gあたり10mlの溶液を用いて、1M−塩化アンモ
ニウム溶液で、60℃で4時間イオン交換した。イオン交
換の後、物質を濾過し、洗浄し、乾燥した。この工程を
繰り返した。次に、物質を、550℃で16時間か焼し、粉
末X線回折によって測定すると約5%の方沸石不純物を
含むH−NU−87を得た。実際のX線回折データを表8及
び図5に示す。
AASによるNa、Si及びAlに関する分析の結果、以下の
モル比が示された。
30.7SiO2/1.0Al2O3/0.08Na2O 実施例6 実施例5と同様の方法によって、実施例4の生成物の
一部をか焼し、イオン交換した。か焼の後、物質をX線
回折によって試験すると、検出しうる不純物を含まない
H−NU−87の結晶度の高い試料であることが分かった。
実際のパターンを表9及び図6に示す。
AASによるNa、Si及びAlに関する分析の結果、かかる
物質が以下のモル比を有していることが示された。
45.2SiO2/1.0Al2O3/0.003Na2O 実施例7 実施例6において得られた生成物の一部において、吸
着度測定を行った。方法は上記したものであり、結果を
表3に示す。
実施例8 次式: 60SiO2/1.5Al2O3/9Na2O/2NaBr/7.5DecBr2/3000H2O のモル組成を有する反応混合物を、 SYTON X30(Monsato:30%シリカゾル) 120.2g SOAL235(Kaiser Chemicals:モル比:1.40Na2O/1.0Al2O3
/12.2H2O) 6.118g 水酸化ナトリウム(Analar) 5.52g DecBr2 31.4g 臭化ナトリウム 2.06g 水(脱イオン水) 451.9g から調製した。
上記に与えられているモル組成は、SYTON中に存在す
るナトリウムを含まないものである。
水酸化ナトリウム、SOAL235及び水に臭化ナトリウム
を加えて溶液Aを調製した外は実施例1と同様の方法で
反応混合物を調製した。
混合物を、1のステンレススチール製オートクレー
ブ中において、勾配パドルタイプの撹拌機を用いて300r
pmで撹拌しながら180℃で反応させた。
反応温度において451時間経過後、反応を停止し一気
に冷却した。生成物を取り出し、濾過し、脱イオン水で
洗浄し、110℃で乾燥した。
粉末X線回折による分析によって、この生成物が、検
出しうる結晶状不純物を含まないゼオライトNU−87の実
質的に純粋で結晶度の高い試料であることが示された。
AASによってNa、Si及びAlに関して分析した結果、生
成物が以下のモル組成を有していることが示された。
35.5SiO2/Al2O3/0.07Na2O 実施例9 次式: 60SiO2/1.5Al2O3/10Na2O/7.5DecBr2/3000H2O のモル組成を有する反応混合物を、 SYTON X30(Monsato:30%シリカゾル) 120.2g SOAL235(Kaiser Chemicals:モル比:1.40Na2O/1.0Al2O3
/12.2H2O) 6.118g 水酸化ナトリウム(Analar) 6.32g DecBr2 31.4g 水(脱イオン水) 451.7g から調製した。
上記に与えられているモル組成は、SYTON中に存在す
るナトリウムを含まないものである。
混合物を以下のように調製した。
A溶液:水200g中に水酸化ナトリウム及びSOAL235を
含む溶液。
B溶液:水200g中にDecBr2を含む溶液。
C溶液:水51.7g。
溶液Aを、撹拌しながら30秒間かけてSYTON X30に加
えた。混合を5分間継続した後、溶液Bを、撹拌しなが
ら30秒間かけて加えた。最後に、残りの水:Cを30秒間か
けて加えた。得られたゲルを更に5分間混合した後、1
のステンレススチール製オートクレーブに移した。
混合物を、勾配パドルタイプの撹拌羽根を用いて300r
pmで撹拌しながら180℃で反応させた。反応の進行を監
視することができるように、試料を途中で採取した。反
応温度において合計で359時間の経過後、調製物を雰囲
気温度に一気に冷却し、生成物を取り出し、濾過し、脱
イオン水で洗浄し、110℃で乾燥した。
X線粉末回折による分析によって、この物質が、他の
結晶状不純物を含む約80%のNU−87であることが示され
た。
反応の進行中に反応混合物から採取した試料を、J.L.
Casci及びB.M.LoweのZeolites,1983,vol.3,p.186におい
て記載されているpH法によって試験すると、反応時間30
8〜332時間の間に、主たる結晶化現象が起こっており、
反応混合物の大部分、即ち少なくとも50.5%が結晶化し
たことが示された。
実施例10 NU−87の種1.44gをゲル中に撹拌して加えた後にステ
ンレススチール製オートクレーブに移した外は実施例9
の手順を繰り返した。
勾配パドルタイプの撹拌羽根を用いて300rpmで撹拌し
ながら、混合物を180℃に加熱した。反応の進行を監視
できるように試料を途中で採取した。
反応温度において合計282時間経過後、調製物を雰囲
気温度に一気に冷却し、取り出された生成物を濾過し、
脱イオン水で洗浄し、110℃で乾燥した。
AASによるNa、Al及びSiに関する分析によって、以下
のモル組成が示された。
35.4SiO2/1.0Al2O3/0.09Na2O X線粉末回折による分析によって、この物質が約5%
のモルデン沸石不純物を含むNU−87の結晶度の高い試料
であることが示された。
反応の進行中に反応混合物から採取された試料を実施
例9において示したpH法によって試験すると、反応時間
140〜168時間の間に主たる結晶化現象が起こっているこ
とが示された。
実施例9と10とを比較することによって、種結晶を用
いると、 (a)ゼオライトNU−87を得るのに必要な全反応時間が
減少し; (b)特定の反応混合物から得られるNU−87の純度が向
上する; ことが示される。
実施例11 実施例10で得られた生成物を、空気中において、450
℃で24時間、次に550℃で16時間か焼した。次に、得ら
れた物質を、60℃において、固形か焼生成物1gあたり10
mlの溶液を用いて、1M−塩化アンモニウム溶液で4時間
イオン交換した。イオン交換の後、物質を濾過し、洗浄
し、乾燥した。かかる処理を2回行った後、得られたNH
4−NU−87を550℃で16時間か焼し、H−NU−87を得た。
AASによってNa、Al及びSiに関して分析したところ、
以下のモル組成を得た。
39.0SiO2/1.0Al2O3/0.002未満Na2O 実施例12 次式: 60SiO2/1.5Al2O3/9Na2O/7.5DecBr2/2NaBr/3000H2O のモル組成を有する反応混合物を、 SYTON X30(Monsato:30%シリカゾル) 300.4g SOAL235(Kaiser Chemicals:モル比1.40Na2O/1.0Al2O3/
12.2H2O) 6.206g 水酸化ナトリウム(Analar) 13.79g デカメトニウムブロミド(Fluka) 78.4g 臭化ナトリウム 5.15g 水(脱イオン水) 1129.6g から調製した。
上記に与えられているモル組成は、SYTON中に存在す
るナトリウムを含まないものである。
混合物を以下のように調製した。
A溶液:水500g中に水酸化ナトリウム及びSOAL235を
含む溶液。
B溶液:水500g中にDecBr2を含む溶液。
C溶液:水129.6g。
反応混合物を実施例1と同様の方法で調製した。
混合物を、2のステンレススチール製オートクレー
ブ中において、二つの撹拌機を用いて300rpmで撹拌しな
がら180℃で反応させた。混合物の下部は勾配パドルタ
イプの撹拌機を用いて撹拌し、一方、混合物の上部は6
枚羽根タービンタイプの撹拌機を用いて撹拌した。
反応温度において408時間経過後、一気に冷却するこ
とによって反応を停止させた。生成物を取り出し、濾過
し、脱イオン水で洗浄した後、110℃で乾燥した。
粉末X線回折による分析によって、この物質が、検出
しうる結晶状の不純物を含まないゼオライトNU−87の結
晶度の高い試料であることが示された。
実施例13 実施例12で得られた物質の一部を、空気中において、
450℃で24時間、次に550℃で16時間か焼した。次に、こ
の物質を、60℃において、固形焼成生成物1gあたり10ml
の溶液を用いて、1M−塩化アンモニウム溶液で4時間イ
オン交換した。次に、物質を濾過し、脱イオン水で洗浄
し、110℃で乾燥した。かかる交換を2回行った後、得
られたNH4−NU−87を550℃で16時間か焼し、水素形態の
もの、即ちH−NU−87を得た。
AASによってSi、Al及びNaに関して分析したところ、
以下のモル組成を得た。
37.9SiO2/1.0Al2O3/0.002未満Na2O 実施例14 次式: 60SiO2/1.5Al2O3/9Na2O/7.5DecBr2/2NaBr/3000H2O のモル組成を有する反応混合物を、 SYTON X30(Monsato:30%シリカゾル) 2.403kg SOAL235(Kaiser Chemicals:モル比:1.40Na2O/1.0Al2O3
/12.2H2O) 0.1224kg 水酸化ナトリウム(Analar) 0.1103kg デカメトニウムブロミド 0.6275kg 臭化ナトリウム 0.0412kg NU−87種結晶(実施例12の生成物) 0.0288kg 水 9.0363kg から調製した。
上記に与えられているモル組成は、種結晶又はSYTON
中に存在するナトリウムを含まないものである。
混合物を以下のように調製した。
A溶液:全部の水の約1/3中に水酸化ナトリウム、臭
化ナトリウム及びSOAL235を含む溶液。
B溶液:全部の水の約1/3中にDecBr2を含む溶液。
C溶液:残りの水。
種結晶を微細粉末に粉砕し、SYTON X30に撹拌しなが
ら加えた。混合物を19のステンレススチール製オート
クレーブに移した。混合物を雰囲気温度で撹拌し、少量
の溶液Cを加えた。この混合物に、溶液Aを加え、次
に、少量の溶液Cを加えた。次に、溶液Bを加えた後、
溶液Cの残りを加えた。オートクレーブを密閉し、混合
物を、撹拌及び振盪しながら180℃で反応させた。
反応温度において合計で257時間の経過後、反応を停
止し、調製物を一気に冷却し、取り出した。生成物を濾
過によって分離し、水で洗浄し、110℃で乾燥した。
粉末X線回折による分析によって、生成物が、約5%
の結晶状不純物を含むゼオライトNU−87の結晶度の高い
試料であることが示された。
実施例15 実施例14で得られた生成物の一部を、空気中におい
て、450℃で24時間、次に550℃で16時間か焼した。次
に、この物質を、60℃において、固形か焼生成物1gあた
り10mlの溶液を用いて、1M−塩化アンモニウム溶液と4
時間接触させた。イオン交換の後、物質を濾過し、脱イ
オン水で洗浄した後、110℃で乾燥した。かかる処理を
2回行った後、得られたNH4−NU−87を550℃で16時間か
焼し、H−NU−87を得た。
AASによってNa、Al及びSiに関して分析したところ、
以下のモル組成を得た。
37SiO2/1.0Al2O3/0.004Na2O 実施例16 実施例14の生成物の新鮮な部分を用いて、実施例15の
手順を繰り返した。
AASによるNa、Si及びAlに関する分析によって以下の
モル組成が得られた。
37.0SiO2/Al2O3/0.002Na2O 実施例17 本実施例は、ゼオライトNU−87の製造におけるドデカ
メトニウムブロミド(DodecBr2): [(CH33N(CH212N(CH3]Br2 の使用を示す。
次式: 60SiO2/2Al2O3/10Na2O/10DodecBr2/3000H2O のモル組成を有する反応混合物を、 SYTON X30(Monsato:30%シリカゾル) 79.9g アルミン酸ナトリウム(BDH Ltd:モル比:1.21Na2O/1.0A
l2O3/4.57H2O) 3.46g 水酸化ナトリウム 3.7g DedecBr2 29.7g 水(脱イオン水) 303.5g から調製した。
混合物を以下のように調製した。
A溶液:必要な量の約55%の水の中にSYTON X30及び
水酸化ナトリウムを含む溶液。
B溶液:アルミン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム及
び残りの水を含む溶液。
溶液A及びBを撹拌しながら混合した後、1のステ
ンレススチール製オートクレーブに移した。混合物を、
勾配パドルタイプの撹拌羽根を用いて500rpmで撹拌しな
がら180℃で反応させた。13日後、反応を停止させた。
生成物を取り出し、濾過し、脱イオン水で洗浄し、110
℃で乾燥した。
X線粉末回折による分析によって、この物質は、少量
の他の結晶相のものを不純物として含有しているが、主
としてゼオライトNU−87であることが示された。
AASによってSi、Al及びNaに関して試験した結果、以
下のモル比が得られた。
29SiO2/Al2O3/0.18Na2O 実施例18 本実施例は、NU−87の製造におけるオクタメトニウム
ブロミド(OctaBr2): [(CH33N(CH28N(CH3]Br2 の使用を示すものである。
次式: 60SiO2/1.5Al2O3/9.1Na2O/7.5OctaBr2/2NaBr/3000H2O のモル組成を有する反応混合物を、 SYTON X30(Monsato:コロイド状シリカ) 120.2g SOAL235(Kaiser Chemicals:モル比:1.40Na2O/1.0Al2O3
/14.25H2O) 6.206g 水酸化ナトリウム(Analar) 5.63g オクタメトニウムブロミド溶液(48.3% w/w水中)60.6
g 臭化ナトリウム 2.06g 水(脱イオン水) 420.0g NU−87種結晶(実施例14の生成物) 1.44g から調製した。
上記に与えられているモル組成はSYTON X30中に存在
するナトリウムを含まないものである。また、これはNU
−87種結晶の存在を無視したものである。
臭化ナトリウムを溶液A中に溶解し、種物質を最終的
なゲル中に撹拌しながら加え、これを1のステンレス
スチール製オートクレーブに移した外は、実施例1にお
いて記載されているものと同様の方法で混合物を調製し
た。混合物を勾配パドルタイプの撹拌羽根を用いて300r
pmで撹拌しながら180℃で反応させた。
反応温度において166時間経過後、一気に冷却するこ
とによって反応を停止させた。生成物を取り出し、濾過
し、脱イオン水で洗浄し、110℃で乾燥した。
粉末X線回折による生成物の分析によって、この物質
が、検出しうる結晶状不純物を含んでいないゼオライト
NU−87の結晶度の高い試料であることが示された。実施
例1において得られた生成物のものと比べて比較的ブロ
ードな本実施例の生成物のX線パターンによって、本実
施例の生成物が小さな結晶であることが示唆される。
実施例19 実施例18に記載の方法と同様にして反応混合物を調製
した。しかしながら、本実施例においては、ゼオライト
NU−87種結晶を反応混合物に加えず、反応混合物は、実
施例18における混合物がNa2O9.1モルを含んでいたのに
対して、Na2O9.0モルを含むものであった。実施例18と
同様に混合物を調製し、反応させた。180℃で266時間経
過後、一気に冷却することによって反応を停止させた。
生成物を濾過によって単離し、洗浄した後、実施例18
と同様に乾燥した。X線粉末回折によって生成物を分析
した結果、この物質が、結晶相の大部分がゼオライトZS
M−23である高い結晶度を有するものであることが示さ
れた。ゼオライトNU−87の存在は確認されなかった。
実施例20 H−NU−87(実施例16の生成物)をペレット化し、粉
砕して篩別し、500〜1000ミクロンの凝集物を得た。こ
の物質の一部を、室温において、溶液10gあたりゼオラ
イト約1gを用いて、水中にエタノールを含む溶液に接触
させた。混合物をときどき振盪した。約65時間後、アル
コール試料を除去し、ガスクロマトグラフィーによって
分析した。処理の前後を比較することによって、以下の
結果が得られた。
出発濃度が僅か1000ppmである場合においても、エタ
ノールの60%以下が除去されたことが認められる。した
がって、NU−87は、水溶液から有機化合物を除去するの
に有効であるといえる。
【図面の簡単な説明】
図1〜7は、実施例1〜6及び8において得られた新規
ゼオライトのX線回折パターンを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラン・スチュアート イギリス国クリーブランド,ミドルスバ ラ,ウィルトン,ピー・オー・ボックス 90 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 39/00 - 39/54 CA(STN)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無水基準で(酸化物のモル比で)式: 100XO2:10以下(0の場合は含まない)Y2O3:20以下(0
    の場合は含まない)R2/nO (上式において、Rは価数nの1種以上のカチオンであ
    り、Xはケイ素であり、Yは1種以上のアルミニウム、
    鉄、ガリウム、硼素、チタン、バナジウム、ジルコニウ
    ム、モリブデン、ヒ素、アンチモン、クロム又はマンガ
    ンの1種又はそれ以上である) で表される組成を有し、下記の表に示す線を含むX線回
    折パターンを有する、NU−87と称するゼオライト
  2. 【請求項2】実質的に次の表に示すX線回折パターンを
    有する請求項1記載のゼオライト
  3. 【請求項3】組成が、式: 100XO2:4以下(0の場合は含まない)Y2O3:8.0以下(0
    の場合は含まない)R2/nO によって表されるものである請求項1記載のゼオライ
    ト。
  4. 【請求項4】Xがケイ素であり、Yがアルミニウムであ
    る請求項1〜3のいずれか一に記載のゼオライト。
  5. 【請求項5】少なくとも1種の酸化物XO2源、 少なくとも1種の酸化物Y2O3源、 場合によって少なくとも1種の酸化物M2O源および 少なくとも1種の窒素含有有機カチオンQ を含む水性混合物であって、 XO2/Y2O3少くとも10、 (R1/n)OH/XO20.01〜2の範囲内、 H2O/XO21〜500の範囲内、 Q/XO20.005〜1の範囲内、 LPZ/XO20〜5の範囲内、 (上記において、Xはケイ素であり、Yはアルミニウ
    ム、鉄、ガリウム、硼素、チタン、バナジウム、ジルコ
    ニウム、モリブデン、ヒ素、アンチモン、クロム及びマ
    ンガンの1種又はそれ以上であり、RはQ及び/又はM
    を含んでいてもよい価数nのカチオンであり、Mはアル
    カリ金属カチオン及び/又はアンモニウムであり、Lは
    Mと同一のものであってよいアルカリ金属又はアンモニ
    ウムイオン、あるいはMとアニオンZを平衡化するのに
    必要な他のアルカリ金属もしくはアンモニウムイオンと
    の混合物であり、Zは価数pのアニオンであり、Qは 式[(R1R2R3)N(CH2mN(R4R5R6)]2+(式中、
    R1、R2、R3、R4、R5及びR6は互いに独立して、C1〜C3
    ルキルであり、mは7〜14の範囲である)を有するポリ
    メチレン−α,ω−ジアンモニウムカチオンである)か
    ら成るモル組成を有する水性混合物を反応させ、 その大部分がNU−87になるまで反応を継続することを含
    む請求項1記載のゼオライトNU−87の製造方法。
  6. 【請求項6】反応混合物が更に種物質を含んでいる請求
    項5記載の方法。
  7. 【請求項7】Qが式: [(R1R2R3)N(CH2mN(R4R5R6)]2+ (式中、mは10〜12の範囲内である) を有するポリメチレン−α,ω−ジアンモニウムカチオ
    ンであり、反応混合物が場合によって種物質を含んでい
    る請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】Qが式: [(R1R2R3)N(CH2mN(R4R5R6)]2+ (式中、mは7〜9の範囲内である) を有するポリメチレン−α,ω−ジアンモニウムカチオ
    ンであり、反応混合物が種物質を含んでいる請求項5記
    載の方法。
  9. 【請求項9】R1、R2、R3、R4、R5及びR6がそれぞれメチ
    ルである請求項5記載の方法。
  10. 【請求項10】無水基準で(酸化物のモル比で)式: 100XO2:10以下(0の場合は含まない)Y2O3:20以下(0
    の場合は含まない)R2/nO (上式において、Rは価数nの1種以上のカチオンであ
    り、Xはケイ素であり、Yは1種以上のアルミニウム、
    鉄、ガリウム、硼素、チタン、バナジウム、ジルコニウ
    ム、モリブデン、ヒ素、アンチモン、クロム又はマンガ
    ンの1種又はそれ以上である) で表される組成を有し、下記の表に示す線を含むX線回
    折パターンを有する、NU−87と称するゼオライトの製造
    されたままのものを、酸で又はアンモニウム塩の溶液で
    イオン交換することを含む、水素形態のゼオライトNU−
    87の製造方法。
  11. 【請求項11】無水基準で(酸化物のモル比で)式: 100XO2:10以下(0の場合は含まない)Y2O3:20以下(0
    の場合は含まない)R2/nO (上式において、Rは価数nの1種以上のカチオンであ
    り、Xはケイ素であり、Yは1種以上のアルミニウム、
    鉄、ガリウム、硼素、チタン、バナジウム、ジルコニウ
    ム、モリブデン、ヒ素、アンチモン、クロム又はマンガ
    ンの1種又はそれ以上である) で表される組成を有し、下記の表に示す線を含むX線回
    折パターンを有する、NU−87と称するゼオライトの製造
    されたままのものを、か焼し、続いてこれを酸で又はア
    ンモニウム塩の溶液でイオン交換することを含む、水素
    形態のゼオライトNU−87の製造方法。
  12. 【請求項12】有機物質及び水を含む溶液を請求項1記
    載のゼオライトNU−87と接触させることを含む、かかる
    溶液から有機物質を分離する方法。
JP01334685A 1988-12-22 1989-12-22 ゼオライト及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3090455B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB888829924A GB8829924D0 (en) 1988-12-22 1988-12-22 Zeolites
GB8829924.3 1988-12-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02221115A JPH02221115A (ja) 1990-09-04
JP3090455B2 true JP3090455B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=10648938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01334685A Expired - Lifetime JP3090455B2 (ja) 1988-12-22 1989-12-22 ゼオライト及びその製造方法

Country Status (17)

Country Link
US (1) US5102641A (ja)
EP (1) EP0377291B1 (ja)
JP (1) JP3090455B2 (ja)
KR (1) KR0139289B1 (ja)
CN (1) CN1023789C (ja)
AT (1) ATE129486T1 (ja)
AU (1) AU623464B2 (ja)
CA (1) CA2006537C (ja)
DE (1) DE68924640T2 (ja)
DK (1) DK665389A (ja)
ES (1) ES2078910T3 (ja)
GB (2) GB8829924D0 (ja)
GR (1) GR3017896T3 (ja)
IN (1) IN178932B (ja)
NO (1) NO303062B1 (ja)
RU (1) RU2107659C1 (ja)
ZA (1) ZA899698B (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8829923D0 (en) * 1988-12-22 1989-02-15 Ici Plc Zeolites
US5178748A (en) * 1988-12-22 1993-01-12 Imperial Chemical Industries Catalytic reactions using zeolites
GB9013859D0 (en) * 1990-06-21 1990-08-15 Ici Plc Zeolites
GB9013916D0 (en) * 1990-06-22 1990-08-15 Ici Plc Zeolites
US5192521A (en) * 1991-11-19 1993-03-09 Mobil Oil Corp. Synthesis of crystalline silicate ZSM-12
US5641393A (en) * 1992-06-30 1997-06-24 Chevron U.S.A. Inc. High-silica zeolite SSZ-37 and methods of making and using same
US5254787A (en) * 1992-09-08 1993-10-19 Mobil Oil Corp. Dehydrogenation and dehydrocyclization using a non-acidic NU-87 catalyst
US5405596A (en) * 1993-06-29 1995-04-11 Mobil Oil Corp. Synthesis of crystalline ZSM-23
US5332566A (en) * 1993-07-16 1994-07-26 Mobil Oil Corp. Synthesis of crystalline ZSM-23
CN1044356C (zh) * 1995-05-17 1999-07-28 北京大学 洗涤粉中改性沸石助剂的制备方法
NL1001553C2 (nl) * 1995-11-02 1997-05-13 Akzo Nobel Nv Werkwijze voor de synthese van poreuze keramische materialen.
IT1283284B1 (it) * 1996-03-21 1998-04-16 Eniricerche Spa Zeolite ers-10 e procedimento per la sua preparazione
FR2752567B1 (fr) * 1996-08-23 1998-10-16 Inst Francais Du Petrole Zeolithe nu-88, son procede de preparation et ses applications catalytiques
FR2752568B1 (fr) * 1996-08-23 1998-09-25 Inst Francais Du Petrole Zeolithe desaluminee de type structural nes, et son utilisation en dismutation et/ou transalkylation d'hydrocarbures alkylaromatiques
FR2765237B1 (fr) * 1997-06-25 1999-12-03 Inst Francais Du Petrole Catalyseur a base de zeolithe nu-87 modifiee et procede pour l'amelioration du point d'ecoulement de charges contenant des paraffines
FR2765236B1 (fr) * 1997-06-25 1999-12-03 Inst Francais Du Petrole Procede pour l'amelioration du point d'ecoulement de charges contenant des paraffines avec un catalyseur a base de zeolithe nu-87 modifiee
DE69910278T8 (de) * 1998-02-26 2004-11-11 Institut Français du Pétrole, Rueil-Malmaison Katalysator enthaltend einen Zeolith aus der Gruppe NU-85, NU-86 und NU-87 und seine Verwendung für die Hydrierumwandlung von Kohlenwasserstoffeinsätzen
FR2775293B1 (fr) * 1998-02-26 2000-11-17 Inst Francais Du Petrole Procede d'hydrocraquage de charges petrolieres hydrocarbonees en presence d'un catalyseur comprenant au moins une zeolithe nu-86 ou nu-87
FR2775202B1 (fr) * 1998-02-26 2000-03-24 Inst Francais Du Petrole Catalyseur comprenant une zeolithe choisie dans le groupe forme par les zeolithes nu-86 et nu-87 et son utilisation en hydroconversion de charges petrolieres hydrocarbonees
ES2207916T3 (es) * 1998-02-26 2004-06-01 Institut Francais Du Petrole Procedimiento de hidrocraqueo de cargas petroliferas hidrocarbonadas en presencia de un catalizador que comprende al menos una zeolita nu-8 nu-86 o nu-87.
US5976491A (en) * 1998-10-09 1999-11-02 Exxon Research And Engineering Co. Synthesis of and composition of ECR-40, large pore aluminophosphate
US6111158A (en) * 1999-03-04 2000-08-29 Uop Llc Process for producing arylalkanes at alkylation conditions using a zeolite having a NES zeolite structure type
CN100546911C (zh) * 2000-12-08 2009-10-07 埃克森美孚化学专利公司 结晶状分子筛
US6471941B1 (en) * 2001-05-29 2002-10-29 Exxonmobil Research And Engineering Company Synthetic porous crystalline material ITQ-13, its synthesis and use
JP4533993B2 (ja) * 2004-08-17 2010-09-01 独立行政法人産業技術総合研究所 含酸素有機化合物の吸着剤
KR100634535B1 (ko) 2005-01-24 2006-10-13 삼성에스디아이 주식회사 탈황용 제올라이트 흡착제 및 그것의 제조방법
US7682599B2 (en) * 2008-10-10 2010-03-23 Chevron U.S.A. Inc. Method for preparing NES-type zeolites using novel structure directing agents
CN102211780B (zh) * 2010-04-02 2012-10-17 中国石油化工股份有限公司 一种nu-87分子筛及其制备方法
US8763364B2 (en) 2011-04-18 2014-07-01 Chevron U.S.A. Inc. Treatment of cold start engine exhaust
CN102862996B (zh) * 2011-07-07 2014-07-23 中国石油化工股份有限公司 一种低成本nu-87分子筛的制备方法
US9493363B2 (en) 2014-09-26 2016-11-15 Chevron U.S.A. Inc. Method for making NES framework type zeolites
JP6375204B2 (ja) * 2014-10-29 2018-08-15 国立大学法人 東京大学 Nes型ゼオライトの製造方法
JP7318193B2 (ja) * 2017-11-20 2023-08-01 東ソー株式会社 炭化水素吸着剤及び炭化水素の吸着方法
RU2735849C1 (ru) * 2019-05-27 2020-11-09 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Московский государственный университет имени М.В. Ломоносова" (МГУ) Способ получения алюмосиликатного цеолита со структурой mtw (типа zsm-12)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1064890A (en) * 1975-06-10 1979-10-23 Mae K. Rubin Crystalline zeolite, synthesis and use thereof
EP0042226B1 (en) * 1980-06-12 1984-08-08 Imperial Chemical Industries Plc Zeolite eu-1
EP0063436B1 (en) * 1981-04-14 1986-12-30 Imperial Chemical Industries Plc Zeolites
JPS5926924A (ja) * 1982-07-30 1984-02-13 Res Assoc Petroleum Alternat Dev<Rapad> 結晶性シリケートの製造方法
DE3375689D1 (en) * 1982-10-05 1988-03-24 Ici Plc Preparation of zeolites
DK84884A (da) * 1983-03-07 1984-09-08 Res Ass Petroleum Alternat Dev Krystallinsk aluminiumsilicat og fremgangsmaade til fremstilling deraf
US4490342A (en) * 1983-04-29 1984-12-25 Mobil Oil Corporation Synthesis of ZSM-23 zeolite
US4531012A (en) * 1983-04-29 1985-07-23 Mobil Oil Corporation Organic template for synthesis of ZSM-23 zeolite
NZ207864A (en) * 1983-04-29 1987-01-23 Mobil Oil Corp Zsm-23 zeolite
US4619820A (en) * 1984-10-17 1986-10-28 Mobil Oil Corporation Synthesis of ZSM-23 zeolite and the product produced
GB8617651D0 (en) * 1986-07-18 1986-08-28 Ici Plc Zeolite synthesis

Also Published As

Publication number Publication date
DK665389D0 (da) 1989-12-22
GB8928164D0 (en) 1990-02-14
IN178932B (ja) 1997-07-19
US5102641A (en) 1992-04-07
EP0377291A1 (en) 1990-07-11
CN1023789C (zh) 1994-02-16
CA2006537A1 (en) 1990-06-22
AU4715589A (en) 1990-06-28
JPH02221115A (ja) 1990-09-04
DE68924640D1 (de) 1995-11-30
GB8829924D0 (en) 1989-02-15
KR900009439A (ko) 1990-07-04
NO895174L (no) 1990-06-25
EP0377291B1 (en) 1995-10-25
RU2107659C1 (ru) 1998-03-27
GR3017896T3 (en) 1996-01-31
CA2006537C (en) 2000-10-03
NO303062B1 (no) 1998-05-25
NO895174D0 (no) 1989-12-21
DK665389A (da) 1990-06-23
ATE129486T1 (de) 1995-11-15
CN1044078A (zh) 1990-07-25
AU623464B2 (en) 1992-05-14
ES2078910T3 (es) 1996-01-01
KR0139289B1 (ko) 1998-04-27
ZA899698B (en) 1991-03-27
DE68924640T2 (de) 1996-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3090455B2 (ja) ゼオライト及びその製造方法
RU2137713C1 (ru) Способы получения кристаллического цеолита
US7208137B2 (en) Aluminum-containing zeolite with IFR structure
JPH06507877A (ja) 硼珪酸塩ゼオライトの製造
JPS63162521A (ja) 珪酸第二鉄型ゼオライトの新規合成方法、得られた物質およびそれらの用途
JPH111319A (ja) Ers−10ゼオライトおよびその製造方法
JPH0327488B2 (ja)
US4891200A (en) Omega type zeolite having high thermal stability, its process of preparation and its utilization
WO2003029144A1 (en) Crystalline molecular sieves
JP2002532377A (ja) 微孔質結晶性物質
JPH0521843B2 (ja)
JP2020502023A (ja) モレキュラーシーブssz−41の合成
EP0107908A1 (en) Zeolites
US6007790A (en) Family of microporous indium silicate compositions
EP0105679B1 (en) Zeolites
EP0091049B1 (en) Zeolite lz-133
EP0108271B1 (en) Ferrosilicate molecular sieve composition
JPH0624716A (ja) 安定化apms−54組成物及びその製造法
JP2853318B2 (ja) 結晶性銅珪酸塩およびその製造方法
JPS6168322A (ja) 結晶性ケイ素材料の製法
JPH0437007B2 (ja)
JPH08183611A (ja) Mfi型ゼオライトの製造方法
JP2697037B2 (ja) 結晶性金属珪酸塩及びその製造方法
JP2504068B2 (ja) 結晶性ボロアルミノシリケ―ト及びその製造方法
RU2021975C1 (ru) Кристаллическая алюмофосфатная композиция и способ ее получения

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070721

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080721

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080721

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 10