JP2697037B2 - 結晶性金属珪酸塩及びその製造方法 - Google Patents

結晶性金属珪酸塩及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はSiO4四面体、及びこれとZnO4,FeO4,CrO4,GaO
4,BO4から選ばれた1種以上の四面体、またはこれらとA
lO4四面体から成る結晶性金属珪酸塩及びその製造方法
に関するものである。本発明のこの結晶性金属珪酸塩
は、以降“TMS−14"と総称することもある。
ゼオライトは、一般的にはアルミノシリケートであ
り、互いに酸素原子を共有することによって結合された
AlO4及びSiO4四面体の3次元骨格構造を有している。
本発明のTMS−14は、ゼオライトの3次元骨格中のAlO
4四面体の一部または全部を、Zn、Fe、Cr,Ga,Bから選ば
れた1種以上の金属の酸素四面体で置き換えた、均一な
大きさの細孔を有する結晶性金属珪酸塩である。これら
の結晶性金属珪酸塩は従来のゼオライトでは得られなか
った吸着特性,触媒性能を有することから、分子ふる
い,吸着剤あるいは炭化水素転化反応などの触媒成分と
して有用である。
<従来の技術> これまでに知られている、金属をその骨格中に含有す
る結晶性珪酸塩としては、特開昭61−77618号公報に鉄
を含有するゼオライトZSM−5の構造を有するものが、
特開昭62−113716号公報に鉄,硼素またはガリウムを含
有するゼオライトZSM−5,ZSM−11またはZSM−12の構造
を有するものが開示されている。しかし、これらは、本
発明のTMS−14とは異なった構造を有している。
特開昭55−149119号公報に、本発明のTMS−14に類似
した粉末X線回折図形を有するアルミノシリケートゼオ
ライトが開示されている。このゼオライトは、その骨格
中にアルミニウムおよび珪素を含有しているが、亜鉛,
鉄,クロム,ガリウムおよび硼素のいずれをも含有して
いない。
<発明が解決しようとする課題> ゼオライト、即ちアルミノシリケートではSiO2/Al2O3
比の制御による吸着特性や、触媒性能の制御には限界が
あった。本発明者らは、ゼオライト構造を有し、かつ異
種原子を結晶格子内に含有されることにより、従来のゼ
オライトでは得らるなかった細孔径や固体酸特性、即ち
吸着特性や触媒性能を有する結晶性金属珪酸塩を合成す
ることを目的として鋭意研究を重ねた結果、本発明に到
達した。
<課題を解決するための手段および作用> 本発明の新規物質は、その結晶格子中に珪素の他、亜
鉛,鉄,クロム,ガリウム,硼素から選ばれた1種以上
の金属、またはこれらとアルミニウムを含有し、酸化物
のモル比で表して、 (1±0.3)M2/nO・aZnO・bT2O3・(1−a−b)Al2O3・xSiO2 (式中、a,bは0≦a≦1,0≦b≦1を満たし、かつ0
<(a+b)≦1である数、xは5000−2500a≧x≧(5
0−25a)を満たす数であり、Mは少なくとも一種の陽イ
オンを、TはFe,Cr,Ga,Bより選ばれた1種以上の金属
を、nはMの原子価を表す) の無水基準の化学組成を有し、かつ未焼成状態で実質
上、表1に示した面間隔を含む粉末X線回折図形を有す
ることを特徴とする結晶性金属珪酸塩である。
表1 粉末X線回折図形面間隔 d(A) ピーク強度 11.67±0.65 M〜S 10.11±0.50 W〜M 5.84±0.15 W 4.17±0.07 S〜VS 3.89±0.07 VS 3.59±0.06 W 2.84±0.04 W (表中、W,M,S,VSはそれぞれ、弱い,中位,強い,非
常に強いを表す) 上記のxか50−25aに満たないと、表1の粉末X線回
折図形をもつものとなりえず、いっぽう、5000−2500a
こえると、実質上SiO2のみのものと区別できないものと
なって、本発明の目的とする特性をもたせることが困難
となる。
以下に、本発明の結晶性金属珪酸塩TMS−14の製造方
法について説明する。
テトラメチルアンモニウム化合物;珪素源;亜鉛,
鉄,クロム,ガリウム,硼素の1種以上の金属源または
これらとアルミニウムとの金属源;ヒドロキシイオン
源;並びに水を混合して、下記のモル比で示される組
成、 Si/Q 25〜3000 OH-/SiO2 0.04〜0.10 H2O/SiO2 15〜60 TMA/SiO2 0.05〜1.0 (ただし、QはAl,Zn,Fe,Cr,Ga,Bの1種以上(ただ
し、Alのみからなるものを除く)を、TMAはテトラメチ
ルアンモニウム化合物を表す。以下、同じ) を有する反応混合物を調製し、該反応混合物を100℃な
いし200℃の温度に保持して結晶化させた後、回収,洗
浄及び乾燥操作によりTMS−14を得ることができる。
テトラメチルアンモニウム化合物,珪素源,亜鉛源,
鉄源,クロム源,ガリウム源,硼素源,アルミニウム
源,ヒドロキシイオン源は特に限定されない。
例えば、テトラメチルアンモニウム化合物としては、
テトラメチルアンモニウムのハロゲン化物や水酸化物を
用いることができる。珪素源には、ゼオライト製造に従
来より使用されている、水ガラス,珪酸ナトリウム,コ
ロイド状シリカ,無定形シリカ,ヒュームドシリカ等を
用いることができる。亜鉛源,鉄源,クロム源,ガリウ
ム源,硼素源及びアルミニウム源は、これらの金属を含
有する塩や、酸化物,水酸化物等が使用できる。ヒドロ
キシイオンは、アルカリ金属,アルカリ土類金属,アン
モニウム等の水酸化物を添加したり、あるいは、他の原
料としてアルカリ性の原料、例えばテトラメチルアンモ
ニウム化合物として水酸化テトラメチルアンモニウム、
珪素源として水ガラスや珪酸ナトリウム等を使用するこ
とにより導入される。
水酸化テトラメチルアンモニウム,水ガラス,珪酸ナ
トリウム等アルカリ性の高い原料を用いる場合には、上
記の原料の他に、好適な反応条件を得るために、硫酸,
リン酸,塩酸等の酸により中和することが必要になるこ
とがある。
反応混合物の組成は、モル比で示して次の組成でなけ
ればならない。
Si/Q 25〜3000 OH-/SiO2 0.04〜0.10 H2O/SiO2 15〜60 TMA/SiO2 0.05〜1.0 何故なら、Si/Qの値が25より小さいと、結晶化が進行
しない。またOH-/SiO2の値が0.04より小さいと、やはり
結晶化が進行しないし、0.10より大きいと、構造が異な
った珪酸塩が副生してくる。H2O/SiO2の値が15より小さ
いと、好適な粘度の反応混合物が得られないし、60より
大きいと、目的とする生成物は得られるが、収量が少な
く、効率的でない。TMA/SiO2の値が0.05より小さいと、
珪酸鉱物が副生し、1.0より多いと、目的とする生成物
は得られるが経済的でない。
反応混合物が不均一であると、不純物が副生すること
もあるので、これらの原料は撹拌下に添加し、最終反応
混合物は実質上均質となるまで撹拌するのが望ましい。
こうして得た最終反応混合物は、不純物の混入を防ぐ
ため、例えばポリテトラフルオルエチレンの様な不活性
プラスチック材料でライニングしたステンレス製の密閉
耐圧容器を用いて結晶化される。結晶化は好ましくは自
然圧下、TMS−14の結晶が生成するまで、100℃ないし20
0℃の温度に保持することにより行われる。通常、この
温度に約2時間ないし約300時間置くことによりTMS−14
を得ることができる。生成物は、濾過、あるいは遠心分
離の様な通常の分離方法により回収される。
本明細書における生成物のX線回折は、Phillips社製
粉末X線回折装置PW1700による。なお、線源にはCuK−
α線を使用し、可変式ダイバージェンススリットを用い
て、測定サンプル上のX線照射面積を一定にして測定す
る。
<発明の効果> 上記のようにして製造されたTMS−14は、その細孔内
にテトラメチルアンモニウムイオンまたはその化合物を
含有している。この有機物を含んだTMS−14は、必要に
応じて、350℃ないし600℃の焼成により、この有機物を
分解除去することができる。TMS−14の粉末X線回折図
形は、この焼成によって本質的に変化するものではな
い。
有機物を除去したTMS−14は、その後イオン交換操作
により、細孔径および吸着特性を制御し、種々の吸着分
離剤として有効に使用することができる。
また、水酸化アンモニウム,硫酸アンモニウム,又は
硝酸アンモニウム等のアンモニウム塩の水溶液によるイ
オン交換でアンモニウム型とした後、400℃ないし700℃
の焼成によりアンモニアを除去し、触媒活性の高い水素
型として、固体酸触媒として使用することができる。さ
らに、白金等所望の触媒活性成分をイオン交換や担持等
により導入し、炭化水素転化反応等種々の反応の触媒と
して使用することができる。
<実施例> 本発明をさらに具体的に説明するために、以下に実施
例を示すが、本発明は以下の実施例によって限定される
ものはない。
実施例1 水ガラス(SiO2=29.30wt%,Na2O=9.35wt%,Al2O3
0.016wt%,H2O=61.334wt%),三塩化クロム,硫酸(9
5%),塩化テトラメルアンモニウム及び純水を混合し
て、次の組成の反応混合物を調製した。
Si/Cr 50 OH-/SiO2 0.06 H2O/SiO2 45 TMA+/SIO2 0.4 (TMA+は、テトラメチルアンモニウムイオンを表す。
以下同じ。) この反応混合物を、オートクレーブに密閉し、定常撹
拌しつつ自然圧下160℃に加熱し、10日間この温度を保
持し、結晶性生物を得た。これを濾過,水洗の後、110
℃で乾燥した。
この生成物は、化学分析より、次の無水基準のモル組
成を有していた。
0.92(TMA)2O・0.17Na2O・Cr2O3・116SiO2 この生成物は、表2に示す粉末X線回折パターンを有
する本発明のクロモ珪酸塩TCS−14であった。
表2 d(A) 相対強度(%) 11.69 54 10.11 20 7.19 8 6.44 5 5.85 12 5.40 4 4.17 86 3.89 100 3.57 19 3.40 10 3.24 9 2.85 14 2.47 4 実施例2 三塩化クロムの代わりに塩化亜鉛を用いた以外は、実
施例1と同様にして次の組成の反応混合物を精製した。
Si/Zn 30 OH-/SiO2 0.08 H2O/SiO2 45 TMA+/SiO2 0.3 この反応混合物を、オートクレーブに密閉し、定常撹
拌しつつ自然圧下170℃に加熱し、8日間この温度を保
持し、結晶性生成物を得た。これを濾過,水洗後、110
℃で乾燥した。
この生成物は、化学分析より、次の無水基準のモル組
成を有していた。
0.86(TMA)2O・0.19Na2O・ZnO・32SiO2 この生成物は、表3に示す粉末X線回折パターンを有
する本発明のジンコ珪酸塩TZS−14であった。
表3 d(A) 相対強度(%) 11.70 17 10.13 10 7.20 4 6.09 3 5.85 6 5.24 2 4.65 2 4.18 100 4.09 20 3.89 82 3.61 13 3.39 6 3.09 3 2.85 14 2.73 3 2.63 2 2.47 3 2.43 3 2.39 3 2.34 3 実施例3 三塩化クロムの代わりに酸化ガリウムを用いた以外
は、実施例1と同様にして次の組成の反応混合物を調製
した。
Si/Ga 50 OH-/SiO2 0.06 H2O/SiO2 45 TMA+/SiO2 0.4 この反応混合物を、オートクレーブに密閉し、定常撹
拌しつつ自然圧下150℃に加熱し、10日間この温度を保
持し、結晶性生成物を得た。これを濾過,水洗の後、11
0℃で乾燥した。
この生成物は、化学分析より、次の無水基準のモル組
成を有していた。
0.98(TMA)2O・0.09Na2O・Ga2O3111SiO2 この生成物は、表4に示す粉末X線回折パターンを有
する本発明のガロ珪酸塩TGS−14であった。
表4 d(A) 相対強度(%) 11.68 26 10.11 11 7.18 6 6.09 4 5.84 10 4.65 2 4.17 58 3.89 100 3.59 17 3.40 15 3.36 11 3.23 6 2.84 17 2.47 7 2.39 6 実施例4 三塩化クロムの代わりに三塩化鉄を用いた以外は、実
施例1と同様にして次の組成の反応混合物を調製した。
Si/Fe 100 OH-/SiO2 0.08 H2O/SiO2 45 TMA+/SiO2 0.6 この反応混合物を、オートクレーブに密閉し、定常撹
拌しつつ自然圧下160℃に加熱し、10日間この温度を保
持し、結晶性生成物を得た。これを濾過,水洗の後、11
0℃で乾燥した。
この生成物は、化学分析より、次の無水基準のモル組
成を有していた。
0.91(TMA)2O・0.20Na2O・Ga2O3195SiO2 この生成物は、表5に示す粉末X線回折パターンを有
する本発明の鉄珪酸塩TFS−14であった。
表5 d(A) 相対強度(%) 11.67 23 10.10 10 7.18 6 5.82 8 4.17 62 3.89 100 3.59 16 3.39 8 3.22 7 2.84 18 2.47 8 2.39 5 実施例5 三塩化クロムの代わりに硼酸を用いた以外は、実施例
1と同様にして次の組成の反応混合物を調製した。
Si/B 50 OH-/SiO2 0.06 H2O/SiO2 45 TMA+/SiO2 0.3 この反応混合物を、オートクレーブに密閉し、定常撹
拌しつつ自然圧下160℃に加熱し、10日間この温度を保
持し、結晶性生成物を得た。これを濾過,水洗の後、11
0℃で乾燥した。
この生成物は、化学分析より、次の無水基準のモル組
成を有していた。
0.95(TMA)2O・0.16Na2O・B2O3・103SiO2 この生成物は、表6に示す粉末X線回折パターンを有
する本発明の硼珪酸塩TFS−14であった。
表6 d(A) 相対強度(%) 11.60 22 10.02 22 7.12 13 5.82 19 4.17 80 3.89 100 3.59 13 3.42 10 3.36 6 3.22 6 2.83 13 2.47 4 2.38 5 実施例6 三塩化クロムの代わりに塩化亜鉛および酸化ガリウム
を用いた以外は、実施例1と同様にして次の組成の反応
混合物を調製した。
Si/B 100 Si/Ga 100 OH-/SiO2 0.08 H2O/SiO2 45 TMA+/SiO2 0.4 この反応混合物を、オートクレーブに密閉し、定常撹
拌しつつ自然圧下160℃に加熱し、10日間この温度を保
持し、結晶性生成物を得た。これを濾過,水洗の後、11
0℃で乾燥した。
この生成物は、化学分析より、次の無水基準のモル組
成を有していた。
0.90(TMA)2O・0.15Na2O・0.63ZnO・0.37Ga2O3・70.
9SiO2 この生成物は、表7に示す粉末X線回折パターンを有
する本発明の硼珪酸塩TZGS−14であった。
表7 d(A) 相対強度(%) 11.69 22 10.12 10 7.20 4 6.09 4 5.85 8 4.65 3 4.18 100 3.89 80 3.60 15 3.39 8 2.85 14 2.63 2 2.47 5 2.40 3

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化物のモル比で表して、 (1±0.3)M2/nO・aZnO・bT2O3・(1−a−b)Al2O3・xSiO2 (式中、a,bは0≦a≦1,0≦b≦1を満たし、かつ0<
    (a+b)≦1である数、xは5000−2500a≧x≧(50
    −25a)を満たす数であり、Mは少なくとも一種の陽イ
    オンを、TはFe,Cr,Ga,Bより選ばれた1種以上の金属
    を、nはMの原子価を表す) の無水基準の化学組成を有し、かつ未焼成状態で実質
    上、表1に示した面間隔を含む粉末X線回折図形を有す
    ることを特徴とする結晶性金属珪酸塩。 表1 粉末X線回折図形面間隔 d(A) ピーク強度 11.67±0.65 M〜S 10.11±0.50 W〜M 5.84±0.15 W 4.17±0.07 S〜VS 3.89±0.07 VS 3.59±0.06 W 2.84±0.04 W (表中、W,M,S,VSはそれぞれ、弱い,中位,強い,非常
    に強いを表す)
  2. 【請求項2】テトラメチルアンモニウム化合物;珪素
    源;亜鉛、鉄、クロム,ガリウム,硼素のうちの1種以
    上またはこれらとアルミニウムとの金属源;ヒドロキシ
    イオン源;並びに水を混合して、下記のモル比で示され
    る組成、 Si/Q 25〜3000 OH-/SiO2 0.04〜0.10 H2O/SiO2 15〜60 TMA/SiO2 0.05〜1.0 (ただし、QはAl,Zn,Fe,Cr,Ca,Bの1種以上(ただし、
    Alのみからなるものをのぞく)を、TMAはテトラメチル
    アンモニウム化合物を表す。) を有する反応混合物を調製し、該反応混合物を100℃な
    いし200℃の温度に保持することを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項記載の結晶性金属珪酸塩の製造方法。
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