JP2504068B2 - 結晶性ボロアルミノシリケ―ト及びその製造方法 - Google Patents

結晶性ボロアルミノシリケ―ト及びその製造方法

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JP2504068B2 JP22533287A JP22533287A JP2504068B2 JP 2504068 B2 JP2504068 B2 JP 2504068B2 JP 22533287 A JP22533287 A JP 22533287A JP 22533287 A JP22533287 A JP 22533287A JP 2504068 B2 JP2504068 B2 JP 2504068B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は硼素及びアルミニウムを含有する結晶性ボロ
アルミノシリケート多孔体、及びその製造方法に関する
ものである。本発明のこの新規なボロアルミノシリケー
トは、以降“TSBS−12"と総称する。ゼオライトは一般
的にアルミノシリケートであり、互いに酸素原子を共有
することによって結合されたAlO4及びSiO4四面体の3次
元骨格構造を有している。
本発明のTSBS−12はAlO4,SiO4に加え、BO4四面体をそ
の3次元骨格に含み、かつ均一な細孔を有するボロアル
ミノシリケートである。これらのボロアルミノシリケー
ト多孔体は従来のゼオライトでは得られなかった吸着特
性,触媒性能を有することから、分子篩,吸着剤或いは
炭化水素転化反応などの触媒反応として有用である。
[従来の技術] ゼオライト、即ちアルミノシリケートではSi/Al比の
制御による、細孔径或いは触媒性能の制御には限界があ
った。そこで骨格中のアルミニウムを他の元素で置き替
えることにより、ゼオライトでは得られなかった細孔
径、或いは触媒性能を得ることを目的として研究されて
いる。その例として、米国特許第4269813号明細書にゼ
オライトZSM−5の構造を有する結晶性の硼素を含有す
るメタロシリケートが記載されている。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは、ゼオライト型構造を有し、且つ珪素と
アルミニウムに加え異種金属原子を結晶格子内に含有す
ることにより、従来のゼオライト及びメタロシリケート
では得られなかった細孔径や固体酸特性、即ち吸着特性
や触媒性能を有するメタロシリケートを合成することを
目的として鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達した。
[問題点を解決するための手段] 本発明の新規物質は、その結晶格子中に珪素,硼素及
びアルミニウムを含有し、即ち、酸化物のモル比で表し
て、 (1±0.3)M2/nO・aB2O3・ (1−a)Al2O3・xSiO2 (式中aは0<a<1の数、xは15以上の数であり、M
は少なくとも一種の陽イオンを、nはMの原子価を表
す。) の無水基準の化学組成を有し、且つ未焼成状態で実質
上、表1に記載した面間隔を含む粉末X線回析図形を有
することを特徴とする多孔質結晶性ボロアルミノシリケ
ートである。
表1 粉末X線回析図形 面間隔 d(A) ピーク強度 8.85±0.20 W 8.27±0.20 S 6.53±0.10 M 6.19±0.10 S 4.44±0.07 S 4.34±0.07 S 4.02±0.07 VS 3.86±0.05 S 3.69±0.05 W 3.53±0.05 M 3.25±0.05 W (表中、W,M,S,VSはそれぞれ、弱い,中位,強い,非常
に強いを表す。) 陽イオンMは特に限定されないが、有機陽イオン,アル
カリ金属イオン,アルカリ土類金属イオン,アンモニウ
ムイオン,水素イオン等の陽イオン、又はこれら陽イオ
ンの混合物である。
また、本発明の方法は珪素源;硼素源;アルミニウム
源;有機陽イオン源;アルカリ金属イオン,アルカリ土
類金属イオン及びアンモニウムイオン源のいずれか一種
以上;ならびに水を混合して、珪素,アルミニウム及び
硼素を酸化物のモル比で示して次の組成 SiO2/(Al2O3+B2O3)5〜5000 B2O3/(Al2O3+B2O3)0.001〜0.99 OH-/H2o 0.012〜0.045 M′2/n′O/SiO2 0〜1.0 H2O/SiO2 10〜50 R/(SiO2+Al2O3+B2O3)0.01〜1.0 (ただし、Rは有機陽イオンを、M′はアルカリ金属イ
オン,アルカリ土類金属イオン及びアンモニウムのいず
れか一種以上を、n′はM′の原子価を表す。) を有する反応混合物を調製し、該反応混合物を、100℃
ないし250℃の温度に保持することを特徴とするTSBS−1
2の製造方法である。
珪素源,硼素源,アルミニウム源,有機陽イオン源,
アルカリ金属イオン,アルカリ土類金属イオン又はアン
モニウムイオン源は特に限定されない。例えば、アルカ
リ金属イオン,アルカリ土類金属イオン又はアンモニウ
ムイオン源としては、該イオンの水酸化物又はこれと中
性塩等を用いることができる。珪素源としては、ゼオラ
イト製造に従来より使用されている、水ガラス,コロイ
ド状シリカ,無定形シリカ,フユームドシリカ等を用い
ることができる。硼素源には、硼酸又は硼酸塩を使用で
きる。アルミニウム源としては、ゼオライト製造に従来
より使用されている、アルミナゾル,プソイドベーマイ
ト,アルミン酸ナトリウム,水酸化アルミニウム,酸化
アルミニウム,硫酸アルミニウム等が使用される。有機
陽イオン源には、窒素又は燐を含有するものが使用され
る。好ましくは、テトラメチルアンモニウムイオンをも
つその水酸化物、或いはハロゲン化物を導入することに
より、供給される。
反応混合物が不均一であると、不純物が副生すること
もあるので、これらの原料は撹拌下に添加し、それぞれ
の原料を全部入れ終わるまでの中間混合物及びその供給
を終了した最終反応混合物は実質上均質となるまで撹拌
するのが好ましい こうして得た最終反応混合物は、不純物の混入を防ぐ
ため、例えばポリテトラフルオルエチレンのような不活
性プラスチック材料でライニングしたステンレス製の密
閉耐圧容器に用いて結晶化される。
結晶化の際、温度は100℃ないし250℃でなければなら
ない。100℃未満では結晶化に時間がかかりすぎ、また2
50℃を越えると結晶化は短時間で進行するが、不純物が
生成しやすくなるからである。
圧力に関しては、結晶化に際し加圧してもよいが、好
ましくは自然圧下で行う。
以上のような条件下で通常約2時間ないし約200時間
保持することによって結晶化が行われる。結晶化時間は
結晶化温度とのかねあいによるが、短すぎると結晶化せ
ず、長すぎると不純物が生成しやすくなる。
生成物は過,或いは遠心分離のような通常の分離方
法により回収される。
このようにして得られたTSBS−12は、その細孔内に、
鉱化剤として使用した有機物を含有している。この有機
物は必要に応じて除去することができるが、イオン交換
等の処理では除去されず、一般的なか焼温度、即ち450
〜650℃の温度でか焼することにより除去される。TSBS
−12のX線解析図形はこのか焼により、実質的に変化し
ない。
生成物のX線解析にはCuK−α線を使用した。当業者
には公知の事実であるが、パラメータ2θの決定には人
的,及び機械的誤差を受けやすく、2θの各記録値に対
して、約0.4゜の誤差を課すことができる。また、その
物質の骨格の組成や陽イオンの種類の違い、或いは熱処
理の度合い等によっても、2θ,ピーク強度の各記録値
は変動し得る。この誤差は、もちろん、各記録値から計
算されるd−間隔、及び相対強度の値に不確定性を与え
るものである。しかしながら、この不確定性は本発明の
新規物質を従来技術の物質と区別するのを妨げる程では
ない。
[発明の効果] 上記の有機陽イオンを含んだTSBS−12は、必要に応じ
てこの有機陽イオンを空気流中450〜650℃の焼成により
分解除去し、その後、例えば水酸化アンモニウム,硫酸
アンモニウムまたは硫酸アンモニウム等のアンモニウム
塩によるイオン交換でアンモニア型とした後、450〜650
℃の焼成によりアンモニアを除去し、活性な水素型のTS
BS−12とすることができる。
この水素型のTSBS−12は、結晶中のB2O3/(Al2O3+B2
O3)モル比を変化させることにより連続的に酸強度を変
化させることができる。
従来のアルミノシリケートに於ても、結晶中のSiO2/A
l2O3モル比を変化させることによる酸強度の制御は可能
であるが、アルミノシリケートはSiO2/Al2O3モル比の増
加とともに、その親水性が低下することが知られてい
る。しかしながら、本発明のTSBS−12は従来のアルミノ
シリケートでは成し得なかった、酸強度を制御し、且つ
その親水性を維持することを可能とするものであり、例
えば炭化水素転化反応において酸強度を制御することに
よって、反応の選択性に都合よく作用させることができ
る。
TSBS−12は、通常のイオン交換、含浸等により、所望
の金属イオンを担持し、触媒成分として使用することが
できる。
またTSBS−12は吸着剤としても独特の性能を示す。TS
BS−12のX線粉末回析図形における面間隔は、結晶中の
B2O3/(Al2O3+B2O3)モル比の増加により連続的に減少
する。従って、本発明のTSBS−12は結晶中のB2O3/(Al2
O3+B2O3)モル比を制御することにより細鉱径の制御を
可能にするものである。
従来のアルミノシリケートに於ても、結晶中のSiO2/A
l2O3モル比を変化させることによる細孔径の制御は可能
であるが、前述のようにアルミノシリケートはSiO2/Al2
O3モル比の増加とともに、その親水性が低下する。しか
しながら、本発明のTSBS−12は従来のアルミノシリケー
トでは成し得なかった、細孔径を制御し、且つその親水
性を維持することを可能とするものであり、吸着分子の
選択性に都合よく作用させることができる。
また本発明のTSBS−12は本発明方法によって製造でき
る。
[実施例] 本発明をさらに具体的に説明するために、以下に実施
例を示すが、本発明は以下の実施例によって限定される
ものではない。
実施例1 5.24gの水酸化ナトリウム(98%NaOH)と、0.13gの硼
酸を、111.6gの水に溶かした。得られた溶液に無定形シ
リカ(SiO2=87.7wt%,Al2O3=0.5wt%,H2O=11.8wt
%)21.7gを加え、最後に塩化テトラメチルアンモニウ
ム11.0gを加え、次の組成を有する反応混合物を調製し
た。
SiO2/(Al2O3+B2O3)=149 B2O3/(Al2O3+B2O3)=0.50 OH-/H2O=0.020 Na2O/SiO2=0.40 H2O/SiO2=20 TMA+/(SiO2+Al2O3+B2O3)=0.31 (TMA+:テトラメチルアンモニウムイオン。以下同
じ。) この反応混合物をオートクレーブに密封し、定常撹拌
しつつ自然圧下160℃に加熱し、69時間この温度を保持
し結晶性生成物を得た。これを過,水洗の後、110℃
で乾燥した。
この生成物は化学分析より、表8に示したモル組成を
有していた。
また、これは表2に示すX線回析パターンを有する本
発明のボロアルミノシリケートであった。
表2d (A) 相対強度(%) 8.92 19 8.28 41 6.60 21 6.48 23 6.13 45 5.62 8 5.37 8 4.62 7 4.45 49 4.41 49 4.17 47 4.02 100 3.95 51 3.89 71 3.83 27 3.69 17 3.54 31 3.42 5 3.30 15 3.25 19 3.11 15 3.05 3 3.01 7 2.99 8 2.98 8 2.95 9 2.87 15 2.82 6 2.78 12 2.76 14 2.70 8 2.62 3 実施例2 実施例1と同じ原料を用いて次のモル組成を有する反
応混合物を調製した。
SiO2/(Al2O3+B2O3)=14.3 B2O3/(Al2O3+B2O3)=0.95 OH-/H2O=0.020 Na2O/SiO2=0.40 H2O/SiO2=20 TMA+/(SiO2+Al2O3+B2O3)=0.32 この反応混合物をオートクレーブに密封し、定常撹拌
しつつ自然圧下160℃に加熱し、68時間この温度を保持
し結晶性生成物を得た。これを過,水洗の後、110℃
で乾燥した。
この生成物は化学分析より、表8に示したモル組成を
有していた。
また、これは表3および図1に示すX線回析パターン
を有する本発明のボロアルミノンシリケートであった。
表3d (A) 相対強度(%) 8.83 18 8.23 37 6.48 33 6.16 44 5.59 10 5.33 6 4.59 8 4.41 47 4.27 42 4.04S 59 4.00 100 3.95 78 3.84 60 3.82S 48 3.67 14 3.51 20 3.41 5 3.23 21 3.08 11 2.99 10 2.94 8 2.91 9 2.85 16 2.81 6 2.76 11 2.74 13 2.67 10 2.61 3 Sはショルダーとして観測されたことを示す。
実施例3 実施例1と同じ原料を用いて次のモル組成を有する反
応混合物を調製した。
SiO2/(Al2O3+B2O3)=14.3 B2O3/(Al2O3+B2O3)=0.95 OH-/H2O=0.022 Na2O/SiO2=0.67 H2O/SiO2=30 TMA+/(SiO2+Al2O3+B2O3)=0.31 この反応混合物をオートクレーブに密封し、定常撹拌
しつつ自然圧下180℃に加熱し、24時間この温度を保持
し結晶性生成物を得た。これを過,水洗の後、110℃
で乾燥した。
この生成物は化学分析より、表8に示したモル組成を
有していた。
また、これは表4に示すX線回析パターンを有する本
発明のボロアルミノシリケートであった。
表4d (A) 相対強度(%) 8.80 21 8.20 43 6.46 33 6.15 49 5.59 9 5.33 7 4.58 6 4.43 45 4.27 42 4.00 100 3.96S 85 3.83 63 3.67 14 3.51 23 3.41 5 3.23 22 3.08 11 2.98 11 2.90 9 2.85 14 2.74 13 2.67 10 2.61 3 Sはショルダーとして観測されたことを示す。
実施例4 実施例1と同じ原料を用いて次のモル組成を有する反
応混合物を調製した。
SiO2/(Al2O3+B2O3)=14.3 B2O3/(Al2O3+B2O3)=0.95 OH-/H2O=0.027 Na2O/SiO2=0.53 H2O/SiO2=20 TMA+/(SiO2+Al2O3+B2O3)=0.12 この反応混合物をオートクレーブに密封し、定常撹拌
しつつ自然圧下180℃に加熱し、47時間この温度を保持
し結晶性生成物を得た。これを過,水洗の後、110℃
で乾燥した。
この生成物は化学分析より、表8に示したモル組成を
有していた。
また、これは表5に示すX線回析パターンを有する本
発明のボロアルミノシリケートであった。
表5d (A) 相対強度(%) 8.84 19 8.25 46 6.50 36 6.17 55 5.61 10 5.34 9 4.59 7 4.41 51 4.28 48 4.05S 54 4.01 100 3.95 71 3.84 69 3.82S 36 3.68 14 3.51 28 3.42 6 3.24 22 3.08 13 2.99 10 2.94 7 2.91 9 2.85 16 2.81 6 2.77 12 2.74 14 2.67 12 2.61 3 Sはショルダーとして観測されたことを示す。
実施例5 23.4gの水酸化ナトリウム(98%NaOH)と、2.2gの硼
酸と、3.8gのアルミン酸ナトリウム(Al2O3=18.80wt
%,Na2O=19.16wt%,H2O=62.04wt%)を、516.2gの水
に溶かした。得られた溶液に無定形シリカ(SiO2=87.7
wt%,Al2O3=0.5wt%,H2O=11.8wt%)102.2gを加え、
最後に塩化テトラメチルアンモニウム52.3gを加え、次
の組成を有する反応混合物を調製した。
SiO2/(Al2O3+B2O3)=50.0 B2O3/(Al2O3+B2O3)=0.60 OH-/H2O=0.020 Na2O/SiO2=0.40 H2O/SiO2=20 TMA+/(SiO2+Al2O3+B2O3)=0.31 この反応混合物をオートクレーブに密封し、定常撹拌
しつつ自然圧下160℃に加熱し、140時間この温度を保持
し結晶性生成物を得た。これを過,水洗の後、110℃
で乾燥した。
この生成物は化学分析より、表8に示したモル組成を
有していた。
また、これは表6に示すX線回析パターンを有する本
発明のボロアルミノシリケートであった。
表6d (A) 相対強度(%) 8.90 15 8.27 39 6.53 27 6.20 52 5.62 9 5.37 8 4.62 7 4.44 47 4.30 50 4.08 44 4.03 100 3.99S 68 3.95 58 3.88 66 3.83 34 3.70 15 3.54 30 3.43 6 3.28 15 3.25 20 3.11 14 3.00 9 2.96 8 2.93 9 2.87 16 2.83 7 2.78 12 2.76 14 2.69 11 2.62 3 Sショルダーとして観測されたことを示す。
実施例6 実施例5において反応混合物のモル組成を、 SiO2/(Al2O3+B2O3)=50.0 B2O3/(Al2O3+B2O3)=0.30 OH-/H2O=0.020 Na2O/SiO2=0.40 H2O/SiO2=20 TMA+/(SiO2+Al2O3+B2O3)=0.31 とした以外は、実施例5と同じ操作を行い生成物を回収
した。
この生成物は化学分析より、表8に示したモル組成を
有していた。
また、これは表7及び図2に示すX線回析パターンを
有する本発明のボロアルミノシリケートであった。
表7d (A) 相対強度(%) 8.97 17 8.33 38 6.58 28 6.24 48 5.67 8 5.39 7 4.64 6 4.47 45 4.32 46 4.10 40 4.04 100 4.00 60 3.97 58 3.89 66 3.84 30 3.71 15 3.55 28 3.45 9 3.29 14 3.27 19 3.12 14 3.06 4 3.01 8 2.98 8 2.94 9 2.88 16 2.85 6 2.79 12 2.76 13 2.70 10 2.63 3
【図面の簡単な説明】
図1および図2は、それぞれ実施例2および実施例6で
得られたボロアルミノシリケートの粉末X線回析図形を
示す図である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化物のモル比で表して、 (1±0.3)M2/nO・aB2O3・ (1−a)Al2O3・xSiO2 (式中aは0<a<1の数、xは15以上の数であり、M
    は少なくとも一種の陽イオンを、nはMの原子価を表
    す。) の無水基準の化学組成を有し、且つ未焼成状態で実質
    上、表1に記載した面間隔を含む粉末X線回析図形を有
    することを特徴とする多孔質結晶性ボロアルミノシリケ
    ート。 表1 粉末X線回析図形 面間隔 d(A) ピーク強度 8.85±0.20 W 8.27±0.20 S 6.53±0.10 M 6.19±0.10 S 4.44±0.07 S 4.34±0.07 S 4.02±0.07 VS 3.86±0.05 S 3.69±0.05 W 3.53±0.05 M 3.25±0.05 W (表中、W,M,S,VSはそれぞれ、弱い,中位,強い,非常
    に強いを表す。)
  2. 【請求項2】有機陽イオン源;珪素源;アルミニウム
    源;硼素源;アルカリ金属イオン,アルカリ土類金属イ
    オン及びアンモニウムイオン源のいずれか一種以上;な
    らびに水を混合して、珪素,アルミニウム及び硼素を酸
    化物のモル比で示して次の組成 SiO2/(Al2O3+B2O3)5〜5000 B2O3/(Al2O3+B2O3)0.001〜0.99 OH-/H2O 0.012〜0.045 M′2/n′O/SiO2 0〜1.0 H2O/SiO2 10〜50 R/(SiO2+Al2O3+B2O3)0.01〜1.0 (ただし、Rは有機陽イオンを、M′はアルカリ金属イ
    オン,アルカリ土類金属イオン及びアンモニウムイオン
    のいずれか一種以上を、n′はM′の原子価を表す。) を有する反応混合物を調製し、該反応混合物を、100℃
    ないし250℃の温度に保持することを特徴とする多孔質
    結晶性ボロアルミノシリケートの製造方法。
  3. 【請求項3】有機陽イオンが、テトラメチルアンモニウ
    ムイオンである特許請求の範囲第2項記載の多孔質結晶
    性ボロアルミノシリケートの製造方法。
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