JP3090243U - 車両用シートのクランプ装置 - Google Patents

車両用シートのクランプ装置

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JP3090243U
JP3090243U JP2002003063U JP2002003063U JP3090243U JP 3090243 U JP3090243 U JP 3090243U JP 2002003063 U JP2002003063 U JP 2002003063U JP 2002003063 U JP2002003063 U JP 2002003063U JP 3090243 U JP3090243 U JP 3090243U
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JP2002003063U
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Inventor
徹 舟橋
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アイコクアルファ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】背もたれと座部の間が狭い車両用シートの場合
においても、挿入部材が挿入及び退出しやすい車両用シ
ートのクランプ装置を提供することを目的としている。 【解決手段】挿入部材は板状であり、該挿入部材の回転
を介する円筒部の回転中心と該挿入部材の後端の部材中
心の位置が異なり、該挿入部材の車両用シートへの挿入
時及び退出時に該回転中心の下に該部材中心が位置し、
該基部にガイド板を備え、該ガイド板は該挿入部材に隣
接しており、該ガイド板は該屈曲部の下に配設され、該
基部の下面と該挿入部材の下面の高さ位置が略同一であ
り、該基部の下面と該ガイド板の下面の高さ位置が略同
一である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、荷役物運搬機・バランサー・ロボットの先端に取り付け、車両用シー トをクランプして車内に搬入し、車体に車両用シートを取付ける時に使用する車 両用シートのクランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用シートのクランプ装置として、特願2001−82429がある。特願2 001−82429は、同公報によれば、基部54(符号は、公報符号を流用し た)に回転自在に取付けた左右の棒部材55L、55Rと、これらの棒部材55 L、55Rの先端に形成した屈曲部57と、これらの屈曲部57を車両用シート 15Lの背もたれ16と座部17との間に挿入し所定角度を回転させる事で屈曲 部57、57を背もたれ16側に向ける回転手段56Lの構成である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、特願2001−82429の棒部材は丸棒形状であるので、背もたれと 座部の間が狭い車両用シートの場合には、棒部材が挿入しにくいというものであ った。また、挿入しやすくするために、丸棒の径を小さくすると、強度が不足す るという不具合点があった。また、基部の下面の方が棒部材の下面より高さ位置 が低く、棒部材の挿入時及び退出時に基部が座部やシート保護用ビニールに引っ かかるという不具合があった。また、車両用シートから退出時においては、屈曲 部がシート保護用ビニールに引っかかるという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
基部に回転自在に取付けた左右の挿入部材を備え、該挿入部材は先端に屈曲部を 有した車両用シートのクランプ装置において、該挿入部材は板状であり、該挿入 部材の回転を介する円筒部の回転中心と該挿入部材の後端の部材中心の位置が異 なり、該挿入部材の車両用シートへの挿入時及び退出時に該回転中心の下に該部 材中心が位置する。
【0005】 該基部にガイド板を備え、該ガイド板は該挿入部材に隣接しており、該ガイド板 は該屈曲部の下に配設されている。
【0006】 該基部の下面と該挿入部材の下面の高さ位置が略同一であり、該基部の下面と該 ガイド板の下面の高さ位置が略同一である。
【0007】
【実施例】
図1はクランプ装置を取付けた荷役物運搬機である。荷役物運搬機1は、走行レ ール2と、走行レール2に取付けた走行サドル3と、走行サドル3に水平旋回可 能に取付けた本体部4と、本体部4にスイング可能に取付けた第1アーム5と、 第1アーム5に取付けた旋回部6と、旋回部6に水平旋回可能に取付けた第2ア ーム7と、第2アーム7に水平旋回可能に取付けたクランプ装置8とからなる。 第2アーム7には、作業者が握るハンドグリップ9とクランプ装置を操作する回 転スイッチ10が取付けられている。よって、荷役物を作業者が三次元に移動さ せることが出来る。
【0008】 図2はクランプ装置の斜視図である。クランプ装置8は、第2アーム7に取付け た旋回部11と、旋回部11に取付けた基部12と、基部12に取付けたシート 受部13・14と、基部12に取付けたガイド板15と、基部12に取付けた挿 入部材16とからなる。基部12は、シート受部14を取付けたベース板17と 、挿入部材16を回転させるシリンダ18と、ベース板17に取付けた円筒部1 9と、シリンダ18と円筒部19の間に取付けたリンク機構20と、ベース板1 7に取付けたカバー21と、作業者が握るハンドグリップ22・23からなる。 挿入部材16は、板状であり、先端に屈曲部24を有している。ガイド板15は 挿入部材16に隣接しており、ガイド板15は屈曲部24の下に配設されている 。
【0009】 図3は挿入部材とガイド板の図である。図3(a)は図2の3aの矢視図であり 、クランプ装置8の上面を示す。図3(b)は図2の3bの矢視図であり、クラ ンプ装置8の側面を示す。ベース板17にシリンダ18と円筒部21が取付けら れている。シリンダ18と円筒部19はリンク機構20で繋がれている。ガイド 板15はベース板17に取付けられている。挿入部材16は円筒部19に回転可 能に取付けられている。よって、シリンダ18の伸長により、リンク機構20と 円筒部19を介して、回転中心25を中心に回転する。また、回転中心25と挿 入部材16の後端の部材中心26の位置が異なる。また、挿入部材16の車両用 シート29への挿入時及び退出時に回転中心25の下に部材中心26が位置する 。また、カバー21の下面と挿入部材16及びガイド板15の下面の高さ位置が 略同一である。
【0010】 図4は挿入部材とガイド板の図である。図4(a)は図2の3aの矢視図であり 、クランプ装置8の上面を示し、図3(a)の状態から挿入部材16を略45° 回転させた図である。図4(b)は図2の3bの矢視図であり、クランプ装置8 の側面を示し、図3(b)の状態から挿入部材16を略45°回転させた図であ る。ベース板17にシリンダ18と円筒部19が取付けられている。シリンダ1 8と円筒部19はリンク機構20で繋がれている。ガイド板15はベース板17 に取付けられている。挿入部材16は円筒部19に回転可能に取付けられている 。よって、シリンダ18の伸長により、リンク機構20と円筒部19を介して、 挿入部材16が回転中心25を中心に回転する。
【0011】 図5はクランプ装置の作用説明図である。図5(a)は上面図であり、図5(b )は側面図である。背もたれ27と座部28の間にクランプ装置8の挿入部材1 6とガイド板15が挿入されている。シート受部13・14は車両用シート29 の背もたれ27に接している。この状態は、荷役物運搬機1で車両用シート29 を持ち上げる前である。この状態から、回転スイッチ10を押すと後述する図6 の様に挿入部材16が略45°回転する。
【0012】 図6はクランプ装置の作用説明図である。図6(a)は上面図であり、図6(b )は側面図である。背もたれ27と座部28の間にクランプ装置8の挿入部材1 6とガイド板15が挿入されている。シート受部13・14は車両用シート29 の背もたれ27に接している。挿入部材16は、図3及び図5の状態から略45 °回転させた状態である。この状態では挿入部材16が車両用シート29の背も たれ27の裏面に引っ掛かった状態であり、荷役物運搬機1で車両用シート29 を持ち上げることが出来る。また、クランプ装置8を車両用シート29から外す 場合は、回転スイッチ10を押して、挿入部材16を略45°回転させて、図3 及び図5の状態にする。回転角度を45°としているが、任意の角度である。
【0013】
【考案の効果】
挿入部材が板状であるので、背もたれと座部の間が狭い車両用シートの場合にも 、挿入部材が挿入しやすくなった。また、車両用シートを持ち上げる時には挿入 部材の板状が縦になり、挿入部材の板厚が薄くても強度が充分となった。また、 基部の下面と挿入部材の下面の高さ位置が略同一であると共にガイド板を設ける ことにより、挿入部材・ガイド板の挿入時・退出時に基部・屈曲部が車両用シー トの座部やシート保護用ビニールに引っかからず、挿入及び退出しやすくなった 。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランプ装置を取付けた荷役物運搬機である。
【図2】クランプ装置の斜視図である。
【図3】挿入部材とガイド板の図である。
【図4】挿入部材とガイド板の図である。
【図5】クランプ装置の作用説明図である。
【図6】クランプ装置の作用説明図である。
【符号の説明】 1 荷役物運搬機 2 走行レール 3 走行サドル 4 本体部 5 第1アーム 6・11 旋回部 7 第2アーム 8 クランプ装置 9・22・23 ハンドグリップ 10 回転スイッチ 12 基部 13・14 シート受部 15 ガイド板 16 挿入部材 17 ベース板 18 シリンダ 19 円筒部 20 リンク機構 21 カバー 24 屈曲部 25 回転中心 26 部材中心 27 背もたれ 28 座部 29 車両用シート

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部に回転自在に取付けた左右の挿入部
    材を備え、該挿入部材は先端に屈曲部を有した車両用シ
    ートのクランプ装置において、該挿入部材は板状であ
    り、該挿入部材の回転を介する円筒部の回転中心と該挿
    入部材の後端の部材中心の位置が異なり、該挿入部材の
    車両用シートへの挿入時及び退出時に該回転中心の下に
    該部材中心が位置することを特徴とする車両用シートの
    クランプ装置。
  2. 【請求項2】 該基部にガイド板を備え、該ガイド板は
    該挿入部材に隣接しており、該ガイド板は該屈曲部の下
    に配設されたことを特徴とする請求項1記載の車両用シ
    ートのクランプ装置。
  3. 【請求項3】 該基部の下面と該挿入部材の下面の高さ
    位置が略同一であり、該基部の下面と該ガイド板の下面
    の高さ位置が略同一であることを特徴とする請求項1又
    は2記載の車両用シートのクランプ装置。
JP2002003063U 2002-05-24 2002-05-24 車両用シートのクランプ装置 Expired - Lifetime JP3090243U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037095A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 トヨタ車体株式会社 シート投入補助装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037095A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 トヨタ車体株式会社 シート投入補助装置

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