JP3089720B2 - Nmosトランジスタ - Google Patents

Nmosトランジスタ

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JP3089720B2
JP3089720B2 JP03201194A JP20119491A JP3089720B2 JP 3089720 B2 JP3089720 B2 JP 3089720B2 JP 03201194 A JP03201194 A JP 03201194A JP 20119491 A JP20119491 A JP 20119491A JP 3089720 B2 JP3089720 B2 JP 3089720B2
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JP
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oxide film
field oxide
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nmos transistor
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富夫 松▲ざき▼
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Casio Computer Co Ltd
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はNMOSトランジスタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】NMOSトランジスタには、通常のNM
OS構造の素子と比較して、耐圧の向上等を図って高信
頼化した素子として、LDD構造と呼ばれるものがあ
る。図2は従来のこのようなNMOSトランジスタの一
例を示したものである。このNMOSトランジスタは、
p形シリコン基板(あるいはpウェル層)1の表面にL
OCOS法によって形成されたフィールド酸化膜2によ
り素子分離されている。この場合、フィールド反転防止
のため、フィールド酸化膜2の形成前に、p形シリコン
基板1の素子分離領域にボロンイオン注入によりフィー
ルドドープ層3が形成されている。p形シリコン基板1
のチャネル領域4の表面には酸化シリコンからなるゲー
ト絶縁膜5が形成され、ゲート絶縁膜5の上面にはポリ
シリコンからなるゲート電極6が形成されている。ゲー
ト電極6の両側におけるp形シリコン基板1の表面側に
はドレイン領域7およびソース領域8が形成されてい
る。この場合、ドレイン領域7およびソース領域8は、
低濃度イオン注入によるnマイナス不純物領域7a、8
aの表面側中央部に高濃度イオン注入によるnプラス不
純物領域7b、8bが形成された構造となっている。こ
のうちnマイナス不純物領域7a、8aは高電界を緩和
するための領域であり、これにより通常のNMOS構造
の素子と比較して、耐圧の向上等を図って高信頼化した
素子が得られることになる。p形シリコン基板1の表面
側の所定の個所には高濃度イオン注入によりサブコンタ
クト層9が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなNMOSトランジスタでは、ドレイン領域7
のnマイナス不純物領域7aの一部をフィールド酸化膜
2の下側に連続して形成しているので、LOCOS法に
よりフィールド酸化膜2を形成するとき、フィールド酸
化膜2の近傍におけるドレイン領域7のnマイナス不純
物領域7aを形成すべき箇所の結晶性が悪くなってしま
う。このため、例えばドレイン領域7に70V程度の高
電圧、ソース領域8に0V、ゲート電極6に0Vまたは
70V程度の高電圧、サブコンタクト9に0Vの各電圧
がそれぞれ印加されている場合、ドレイン領域7とサブ
コンタクト層9との間のダイオードの逆方向耐圧がかな
り弱くなり、ひいては電圧印加動作中に永久破壊が生じ
ることがあるという問題があった。この発明の目的は、
ドレイン領域のnマイナス不純物領域の結晶性に起因す
る永久破壊を防止することのできるNMOSトランジス
タを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、フィールド
酸化膜により素子分離され、ドレイン領域およびソース
領域をnマイナス不純物領域とnプラス不純物領域とに
よって構成されたNMOSトランジスタにおいて、前記
フィールド酸化膜はn型のフィールドドープ層上に形成
され、且つ前記フィールド酸化膜の前記ドレイン領域側
の端部は前記フィールドドープ層の前記ドレイン領域側
の端部に対応し、前記フィールド酸化膜と前記ドレイン
領域のnマイナス不純物領域との離間距離が0.5〜
1.5μmであるようにしたものである。
【0005】
【作用】この発明によれば、フィールド酸化膜とドレイ
ン領域のnマイナス不純物領域とを離間させているの
で、LOCOS法によりフィールド酸化膜を形成すると
き、フィールド酸化膜の近傍におけるドレイン領域のn
マイナス不純物領域を形成すべき箇所の結晶性が劣化し
ないようにすることができ、したがってドレイン領域の
nマイナス不純物領域の結晶性に起因する永久破壊を防
止することができる。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の一実施例におけるNMOS
トランジスタの要部を示したものである。この図におい
て、図2と同一名称部分には同一の符号を付し、その説
明を適宜省略する。このNMOSトランジスタでは、フ
ィールド酸化膜2とドレイン領域7のnマイナス不純物
領域7aとが離間されている。したがって、このNMO
Sトランジスタでは、LOCOS法によりフィールド酸
化膜2を形成するとき、フィールド酸化膜2の近傍にお
けるドレイン領域7のnマイナス不純物領域7aを形成
すべき箇所の結晶性が劣化しないようにすることがで
き、このためドレイン領域7のnマイナス不純物領域7
aの結晶性に起因する永久破壊を防止することができ
る。フィールド酸化膜2とドレイン領域7のnマイナス
不純物領域7aとの離間距離L1は、素子を小さくして
も、例えばフィールド酸化膜2とゲート電極6との離間
距離L2を8μm程度としても、0.5〜1.5μm程
度確保した方が望ましい。
【0007】ところで、ドレイン領域7のnプラス不純
物領域7bをリミッタを介して電源に接続し、電源電圧
を漸次増大して耐圧テストを行うと、70V程度でドレ
イン領域7とサブコンタクト層9との間のダイオードの
逆方向電流が急増するが、リミッタが接続されているの
で、一定電流が流れることになる。しかるに、図2に示
す従来のNMOSトランジスタの場合には、このような
耐圧テストを一度行っただけで、永久破壊が生じてしま
う。これに対して、本実施例のNMOSトランジスタの
場合には、このような耐圧テストを何回行っても、再現
性があり、ドレイン領域7とサブコンタクト層9との間
のダイオードの逆方向耐圧の改善が確認された。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フィールド酸化膜とドレイン領域のnマイナス不純
物領域とを離間させているので、フィールド酸化膜の近
傍におけるドレイン領域のnマイナス不純物領域を形成
すべき箇所の結晶性が劣化しないようにすることがで
き、したがってドレイン領域のnマイナス不純物領域の
結晶性に起因する永久破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるNMOSトランジ
スタの要部の断面図。
【図2】従来のNMOSトランジスタの一例の一部の断
面図。
【符号の説明】
1 p形シリコン基板 2 フィールド酸化膜 3 フィールドドープ層 6 ゲート電極 7 ドレイン領域 7a nマイナス不純物領域 7b nプラス不純物領域 8 ソース領域 8a nマイナス不純物領域 8b nプラス不純物領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/78 H01L 21/336 H01L 21/8234 - 8238 H01L 27/06 - 27/088

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィールド酸化膜により素子分離され、
    ドレイン領域およびソース領域をnマイナス不純物領域
    とnプラス不純物領域とによって構成されたNMOSト
    ランジスタにおいて、前記フィールド酸化膜はn型のフィールドドープ層上に
    形成され、且つ前記フィールド酸化膜の前記ドレイン領
    域側の端部は前記フィールドドープ層の前記ドレイン領
    域側の端部に対応し、前記フィールド酸化膜と前記ドレ
    イン領域のnマイナス不純物領域との離間距離が0.5
    〜1.5μmであることを特徴とするNMOSトランジ
    スタ。
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