JPH0613399A - Pmosトランジスタ - Google Patents
PmosトランジスタInfo
- Publication number
- JPH0613399A JPH0613399A JP19018592A JP19018592A JPH0613399A JP H0613399 A JPH0613399 A JP H0613399A JP 19018592 A JP19018592 A JP 19018592A JP 19018592 A JP19018592 A JP 19018592A JP H0613399 A JPH0613399 A JP H0613399A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- minus
- oxide film
- drain region
- field oxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドレイン領域およびソース領域のPマイナス
不純物領域の結晶構造に起因する永久破壊を防止する。 【構成】 ドレイン領域16およびソース領域17のP
マイナス不純物領域16a、17aとフィールド酸化膜
12とを離間させる。このようにすると、LOCOS法
でフィールド酸化膜12を形成したときの結晶構造の歪
みがPマイナス不純物領域16a、17aには生じな
い。その結果、ドレイン領域16とNウェル層11、あ
るいはソース領域17とNウェル層11で形成されるダ
イオードの逆方向耐圧が強くなるので、ブレークダウン
が発生しても、永久破壊には至らなくなる。
不純物領域の結晶構造に起因する永久破壊を防止する。 【構成】 ドレイン領域16およびソース領域17のP
マイナス不純物領域16a、17aとフィールド酸化膜
12とを離間させる。このようにすると、LOCOS法
でフィールド酸化膜12を形成したときの結晶構造の歪
みがPマイナス不純物領域16a、17aには生じな
い。その結果、ドレイン領域16とNウェル層11、あ
るいはソース領域17とNウェル層11で形成されるダ
イオードの逆方向耐圧が強くなるので、ブレークダウン
が発生しても、永久破壊には至らなくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はPMOSトランジスタ
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】PMOSトランジスタには、通常のPM
OS構造の素子と比較して、耐圧の向上等を図って高信
頼化した素子として、LDD構造と呼ばれるものがあ
る。図2は従来のこのようなPMOSトランジスタの一
例を示したものである。このPMOSトランジスタは、
Nウェル層1の表面にLOCOS法によって形成された
フィールド酸化膜2により素子分離されている。そし
て、Nウェル層1のチャネル領域3の表面には酸化シリ
コンからなるゲート絶縁膜4が形成され、このゲート絶
縁膜4の上面にはポリシリコンからなるゲート電極5が
形成されている。また、ゲート電極5の両側におけるN
ウェル層1の表面側にはドレイン領域6およびソース領
域7が形成されている。この場合、ドレイン領域6およ
びソース領域7は、低濃度イオン注入によるPマイナス
不純物領域6a、7aの表面側中央部に高濃度イオン注
入によるPプラス不純物領域6b、7bが形成された構
造となっている。このうちPマイナス不純物領域6a、
7aは高電界を緩和するための領域であり、これにより
通常のPMOS構造の素子と比較して、耐圧の向上等を
図って高信頼化した素子が得られることになる。
OS構造の素子と比較して、耐圧の向上等を図って高信
頼化した素子として、LDD構造と呼ばれるものがあ
る。図2は従来のこのようなPMOSトランジスタの一
例を示したものである。このPMOSトランジスタは、
Nウェル層1の表面にLOCOS法によって形成された
フィールド酸化膜2により素子分離されている。そし
て、Nウェル層1のチャネル領域3の表面には酸化シリ
コンからなるゲート絶縁膜4が形成され、このゲート絶
縁膜4の上面にはポリシリコンからなるゲート電極5が
形成されている。また、ゲート電極5の両側におけるN
ウェル層1の表面側にはドレイン領域6およびソース領
域7が形成されている。この場合、ドレイン領域6およ
びソース領域7は、低濃度イオン注入によるPマイナス
不純物領域6a、7aの表面側中央部に高濃度イオン注
入によるPプラス不純物領域6b、7bが形成された構
造となっている。このうちPマイナス不純物領域6a、
7aは高電界を緩和するための領域であり、これにより
通常のPMOS構造の素子と比較して、耐圧の向上等を
図って高信頼化した素子が得られることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなPMOSトランジスタでは、ドレイン領域6
およびソース領域7のPマイナス不純物領域6a、7a
の一部がフィールド酸化膜2の下に位置しているため、
LOCOS法でフィールド酸化膜2を形成するときに生
じる結晶構造の歪みがPマイナス不純物領域6a、7a
の一部に生じることになる。このため、ドレイン領域6
とNウェル層1で構成されるダイオード、あるいはソー
ス領域7とNウェル層1で構成されるダイオードの逆対
向耐圧が弱く、誤って高い電圧をかけてブレークダウン
を発生させると、永久破壊を起こしてしまうという問題
点があった。この発明の目的は、ドレイン領域およびソ
ース領域のPマイナス不純物領域の結晶構造に起因する
永久破壊を防止することのできるPMOSトランジスタ
を提供することにある。
このようなPMOSトランジスタでは、ドレイン領域6
およびソース領域7のPマイナス不純物領域6a、7a
の一部がフィールド酸化膜2の下に位置しているため、
LOCOS法でフィールド酸化膜2を形成するときに生
じる結晶構造の歪みがPマイナス不純物領域6a、7a
の一部に生じることになる。このため、ドレイン領域6
とNウェル層1で構成されるダイオード、あるいはソー
ス領域7とNウェル層1で構成されるダイオードの逆対
向耐圧が弱く、誤って高い電圧をかけてブレークダウン
を発生させると、永久破壊を起こしてしまうという問題
点があった。この発明の目的は、ドレイン領域およびソ
ース領域のPマイナス不純物領域の結晶構造に起因する
永久破壊を防止することのできるPMOSトランジスタ
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、フィールド
酸化膜により素子分離され、ソース領域およびドレイン
領域がPマイナス不純物領域とPプラス不純物領域とに
よって構成されたPMOSトランジスタにおいて、ドレ
イン領域およびソース領域のPマイナス不純物領域とフ
ィールド酸化膜とを離間させるようにしたものである。
酸化膜により素子分離され、ソース領域およびドレイン
領域がPマイナス不純物領域とPプラス不純物領域とに
よって構成されたPMOSトランジスタにおいて、ドレ
イン領域およびソース領域のPマイナス不純物領域とフ
ィールド酸化膜とを離間させるようにしたものである。
【0005】
【作用】この発明によれば、ドレイン領域およびソース
領域のPマイナス不純物領域とフィールド酸化膜とを離
間させているので、LOCOS法によりフィールド酸化
膜を形成したときの結晶構造の歪みは、ドレイン領域お
よびソース領域のPマイナス不純物領域には生じなくな
る。したがって、ドレイン領域およびソース領域のPマ
イナス不純物領域の結晶構造に起因する永久破壊を防止
することができる。
領域のPマイナス不純物領域とフィールド酸化膜とを離
間させているので、LOCOS法によりフィールド酸化
膜を形成したときの結晶構造の歪みは、ドレイン領域お
よびソース領域のPマイナス不純物領域には生じなくな
る。したがって、ドレイン領域およびソース領域のPマ
イナス不純物領域の結晶構造に起因する永久破壊を防止
することができる。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の一実施例におけるPMOS
トランジスタを示すものである。このPMOSトランジ
スタは、基本的には図2の従来例と同一である。すなわ
ち、Nウェル層11の表面にLOCOS法によって形成
されたフィールド酸化膜12により素子分離されてい
る。そして、Nウェル層11のチャネル領域13の表面
にはゲート絶縁膜14とゲート電極15が積層されて形
成されており、このゲート電極15の両側におけるNウ
ェル層11の表面側にはドレイン領域16およびソース
領域17が形成されている。このドレイン領域16およ
びソース領域17は、低濃度イオン注入によるPマイナ
ス不純物領域16a、17aの表面側中央部に高濃度イ
オン注入によるPプラス不純物領域16b、17bが形
成された構造となっている。
トランジスタを示すものである。このPMOSトランジ
スタは、基本的には図2の従来例と同一である。すなわ
ち、Nウェル層11の表面にLOCOS法によって形成
されたフィールド酸化膜12により素子分離されてい
る。そして、Nウェル層11のチャネル領域13の表面
にはゲート絶縁膜14とゲート電極15が積層されて形
成されており、このゲート電極15の両側におけるNウ
ェル層11の表面側にはドレイン領域16およびソース
領域17が形成されている。このドレイン領域16およ
びソース領域17は、低濃度イオン注入によるPマイナ
ス不純物領域16a、17aの表面側中央部に高濃度イ
オン注入によるPプラス不純物領域16b、17bが形
成された構造となっている。
【0007】図1のPMOSトランジスタでは、上記の
ような基本構成に加えて、従来のPMOSトランジスタ
との相違点として、ドレイン領域16およびソース領域
17のPマイナス不純物領域16a、17aとフィール
ド酸化膜12とが離間されている。したがって、このP
MOSトランジスタでは、LOCOS法によりフィール
ド酸化膜12を形成したときに該フィールド酸化膜12
下のNウェル層11の部分に結晶構造の歪みが生じて
も、ドレイン領域16およびソース領域17のPマイナ
ス不純物領域16a、17aには結晶構造の歪みが生じ
ないようになる。このため、ドレイン領域16とNウェ
ル層11で構成されるダイオード、あるいはソース領域
17とNウェル層11で構成されるダイオードの逆方向
耐圧が強くなり、誤って耐圧以上の電圧をかけてブレー
クダウンが発生しても、永久破壊には至らなくなる。な
お、ドレイン領域16およびソース領域17のPマイナ
ス不純物領域16a、17aとフィールド酸化膜12と
の離間距離Lは、素子面積を縮小して例えばフィールド
酸化膜12とゲート電極15との離間距離L2を8μm
程度としても、0.5〜1.5μm程度確保した方が望
ましい。また、上記一実施例はNウェル層11にPMO
Sトランジスタを形成した場合であるが、同様にしてN
型シリコン基板に形成できることはいうまでもない。
ような基本構成に加えて、従来のPMOSトランジスタ
との相違点として、ドレイン領域16およびソース領域
17のPマイナス不純物領域16a、17aとフィール
ド酸化膜12とが離間されている。したがって、このP
MOSトランジスタでは、LOCOS法によりフィール
ド酸化膜12を形成したときに該フィールド酸化膜12
下のNウェル層11の部分に結晶構造の歪みが生じて
も、ドレイン領域16およびソース領域17のPマイナ
ス不純物領域16a、17aには結晶構造の歪みが生じ
ないようになる。このため、ドレイン領域16とNウェ
ル層11で構成されるダイオード、あるいはソース領域
17とNウェル層11で構成されるダイオードの逆方向
耐圧が強くなり、誤って耐圧以上の電圧をかけてブレー
クダウンが発生しても、永久破壊には至らなくなる。な
お、ドレイン領域16およびソース領域17のPマイナ
ス不純物領域16a、17aとフィールド酸化膜12と
の離間距離Lは、素子面積を縮小して例えばフィールド
酸化膜12とゲート電極15との離間距離L2を8μm
程度としても、0.5〜1.5μm程度確保した方が望
ましい。また、上記一実施例はNウェル層11にPMO
Sトランジスタを形成した場合であるが、同様にしてN
型シリコン基板に形成できることはいうまでもない。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ドレイン領域およびソース領域のPマイナス不純物
領域とフィールド酸化膜とを離間させているので、LO
COS法によりフィールド酸化膜を形成したときの結晶
構造の歪みはドレイン領域およびソース領域のPマイナ
ス不純物領域には生じないようになる。したがって、ド
レイン領域およびソース領域のPマイナス不純物領域の
結晶構造に起因する永久破壊を防止することができ、信
頼性の高いPMOSトランジスタを得ることができる。
ば、ドレイン領域およびソース領域のPマイナス不純物
領域とフィールド酸化膜とを離間させているので、LO
COS法によりフィールド酸化膜を形成したときの結晶
構造の歪みはドレイン領域およびソース領域のPマイナ
ス不純物領域には生じないようになる。したがって、ド
レイン領域およびソース領域のPマイナス不純物領域の
結晶構造に起因する永久破壊を防止することができ、信
頼性の高いPMOSトランジスタを得ることができる。
【図1】この発明の一実施例のPMOSトランジスタを
示す断面図。
示す断面図。
【図2】従来のPMOSトランジスタの一例を示す断面
図。
図。
12 フィールド酸化膜 16 ドレイン領域 16a Pマイナス不純物領域 16b Pプラス不純物領域 17 ソース領域 17a Pマイナス不純物領域 17b Pプラス不純物領域
Claims (2)
- 【請求項1】 フィールド酸化膜により素子分離され、
ドレイン領域およびソース領域がPマイナス不純物領域
とPプラス不純物領域とによって構成されたPMOSト
ランジスタにおいて、 前記ドレイン領域および前記ソース領域のPマイナス不
純物領域と前記フィールド酸化膜とが離間されているこ
とを特徴とするPMOSトランジスタ。 - 【請求項2】 ドレイン領域およびソース領域のPマイ
ナス不純物領域とフィールド酸化膜との離間距離は0.
5〜1.5μmであることを特徴とする請求項1記載の
PMOSトランジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19018592A JPH0613399A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | Pmosトランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19018592A JPH0613399A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | Pmosトランジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0613399A true JPH0613399A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=16253871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19018592A Pending JPH0613399A (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | Pmosトランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613399A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6663522B2 (en) | 2001-02-23 | 2003-12-16 | Tsubakimoto Chain Co. | Random arrangement type silent chain |
US8967005B2 (en) | 2011-02-10 | 2015-03-03 | Tsubakimoto Chain Co. | Engagement chain type device for forward and backward movement operation |
US9243686B2 (en) | 2011-01-05 | 2016-01-26 | Tsubakimoto Chain Co. | Meshing chain stopper |
US9255630B2 (en) | 2011-01-27 | 2016-02-09 | Tsubakimoto Chain Co. | Advancing/retracting actuation device with meshing chain |
US9541161B2 (en) | 2011-01-12 | 2017-01-10 | Tsubakimoto Chain Co. | Engagement chain type device for operating forward and backward movement |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP19018592A patent/JPH0613399A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6663522B2 (en) | 2001-02-23 | 2003-12-16 | Tsubakimoto Chain Co. | Random arrangement type silent chain |
US9243686B2 (en) | 2011-01-05 | 2016-01-26 | Tsubakimoto Chain Co. | Meshing chain stopper |
US9541161B2 (en) | 2011-01-12 | 2017-01-10 | Tsubakimoto Chain Co. | Engagement chain type device for operating forward and backward movement |
US9255630B2 (en) | 2011-01-27 | 2016-02-09 | Tsubakimoto Chain Co. | Advancing/retracting actuation device with meshing chain |
US8967005B2 (en) | 2011-02-10 | 2015-03-03 | Tsubakimoto Chain Co. | Engagement chain type device for forward and backward movement operation |
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