JP3089648B2 - リール台間隔調整装置 - Google Patents

リール台間隔調整装置

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JP3089648B2 JP02160298A JP16029890A JP3089648B2 JP 3089648 B2 JP3089648 B2 JP 3089648B2 JP 02160298 A JP02160298 A JP 02160298A JP 16029890 A JP16029890 A JP 16029890A JP 3089648 B2 JP3089648 B2 JP 3089648B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G1 カセット装着装置と検出部材の説明(第6A図〜第8B
図) G2 リール台間隔調整装置と検出部材の説明(第1A図〜
第5B図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、リール間隔が互いに異なる複数種類のカセ
ットを選択的に装着するカセット装着装置に適用するリ
ール台間隔調整装置に関するものである。
B 発明の概要 本発明は、リール間隔が互いに異なる複数種類のカセ
ットを一対のリール台に選択的に装着する際、カセット
のリール間隔に応じてリール台の間隔を調整するリール
台間隔調整装置において、共通の揺動駆動体がその他端
側を揺動駆動することにより共通の揺動アームを揺動さ
せることによって、共通の連動部材の直線往復動と、第
1および第2のリール台保持部材の揺動とが順次行われ
て、第1および第2のリール台の間隔が調整されるとと
もに、第1および第2の中心軸によりシャーシに対して
第1および第2のリール台保持部材とそれぞれ共通に支
持されている第1および第2のリール台駆動ギアが、こ
のリール台間隔の調整の前後において、第1および第2
のリール台ギアに噛合したままになるように構成した。
また、第1および第2のリール台保持部材にそれぞれ当
接して第1および第2のリール台保持部材をそれぞれ第
1の位置に位置決めする第1および第2のストッパー
と、第1および第2のリール台保持部材にそれぞれ当接
して第1および第2のリール台保持部材をそれぞれ第2
の位置に位置決めする第3および第4のストッパーと、
共通の揺動アームの揺動中心軸をシャーシに対する定位
置に弾性的に保持する共通のリミッター機構とを設け、
共通のリミッター機構が作動するまで共通の揺動アーム
を揺動させることによって、第1および第2のリール台
保持部材が第1および第2のストッパーまたは第3およ
び第4のストッパーに確実に当接して位置決めされるよ
うに構成した。
そして、このように構成することによって、第1およ
び第2のリール台の間隔の調整動作と、第1および第2
のリール台駆動ギアによる第1および第2のリール台ギ
ア、ひいては第1および第2のリール台の回転駆動とを
正確かつ確実に行うことができるにもかかわらず、部品
点数を削減して、構造の簡素化を図ることができ、ま
た、低コスト化が可能であり、しかも、耐久性および信
頼性を良好にすることができ、さらに、スペースファク
タがきわめて良好でコンパクトな装置に構成することが
できるようにした。
C 従来の技術 本発明の出願人は、例えば実開昭62−98031号公報等
の先願例によって、リール間隔が互いに異なる複数種類
のカセットを一対のリール台に選択的に装着する際、カ
セットのリール間隔に応じてリール台の間隔を調整する
ように構成したリール台間隔調整装置を先に出願してい
る。
この先願例は、一対のリール台をそれぞれ一対のガイ
ド軸を用いて直線運動させるようにして、リール台の間
隔を調整するように構成したものである。
D 発明が解決しようとする課題 しかし、先願例のように、一対のリール台をそれぞれ
一対のガイド軸を用いて直線運動させる構造では、部品
点数が多く、構造が複雑で、著しくコスト高につくとい
う問題点があった。
本発明は、一対のガイド軸を用いることなく、リール
台の間隔を調整することができるようにしたリール台間
隔調整装置を提供することを目的としている。
E 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明のリール台間隔調
整装置は、一対の第1および第2のリール台とそれぞれ
一体に回転し得るように構成した一対の第1および第2
のリール台ギアと、上記第1および第2のリール台がそ
の一端側にそれぞれ回転自在に保持されている一対の第
1および第2のリール台保持部材と、上記第1および第
2のリール台保持部材の他端側をシャーシに対してそれ
ぞれ揺動自在に支持している一対の第1および第2の中
心軸と、上記第1および第2の中心軸により上記シャー
シに対してそれぞれ回転自在に支持されかつ上記第1お
よび第2のリール台ギアにそれぞれ噛合している一対の
第1および第2のリール台駆動ギアと、上記第1および
第2のリール台保持部材にそれぞれ当接してこれら第1
および第2のリール台保持部材をそれぞれ第1の位置に
位置決めする一対の第1および第2のストッパーと、上
記第1および第2のリール台保持部材にそれぞれ当接し
てこれら第1および第2のリール台保持部材をそれぞれ
第2の位置に位置決めする一対の第3および第4のスト
ッパーと、上記シャーシに対して直線往復動し得るよう
に上記第1および第2のリール台保持部材の間に配置さ
れかつ上記第1および第2のリール台保持部材とそれぞ
れ係合している共通の連動部材と、その一端側に配置さ
れた揺動中心軸の周りに揺動可能に構成されかつ上記共
通の連動部材と係合している共通の揺動アームと、上記
共通の揺動アームの他端側を揺動駆動する共通の揺動駆
動体と、上記共通の揺動アームの上記揺動中心軸を上記
シャーシに対する定位置に弾性的に保持する共通のリミ
ッター機構とを備え、上記共通の揺動駆動体がその他端
側を揺動駆動することにより上記共通の揺動アームが揺
動することによって、上記共通の連動部材が直線往復動
し、この共通の連動部材の直線往復動によって、上記第
1および第2のリール台保持部材が揺動し、この第1お
よび第2のリール台保持部材の揺動によって、上記第1
および第2のリール台駆動ギアが上記第1および第2の
リール台ギアに噛合したままで、上記第1および第2の
リール台の間隔が調整され、上記共通のリミッター機構
が作動するまで上記共通の揺動アームを揺動させること
によって、上記第1および第2のリール台保持部材が上
記第1および第2のストッパーまたは上記第3および第
4のストッパーに確実に当接して位置決めされるように
構成したものである。
F 作用 上述のように構成されたリール台間隔調整装置におい
ては、共通の揺動駆動体が共通の揺動アームの他端側を
揺動駆動することによって、共通の揺動アームの揺動、
共通の連動部材の直線往復動および第1および第2のリ
ール台保持部材の揺動が順次行われて、第1および第2
のリール台の間隔が調整されるとともに、第1および第
2の中心軸によりシャーシに対して第1および第2のリ
ール台保持部材とそれぞれ共通に支持されている第1お
よび第2のリール台駆動ギアが、このリール台間隔の調
整の前後において、第1および第2のリール台ギアに噛
合したままになっている。また、共通の揺動駆動体が共
通の揺動アームの他端側を過負荷になるように揺動駆動
しても、共通のリミッター機構が作動して共通の揺動ア
ームに対する過負荷がこの共通のリミッター機構によっ
て吸収されるので、第1および第2のリール台保持部材
が第1および第2のストッパーまたは第3および第4の
ストッパーに適当な圧着力で確実に当接して正確に位置
決めされる。
G 実施例 以下、本発明をフロントローディング方式のカセット
式ビデオテープレコーダに適用した一実施例を図面を参
照して説明する。
G1 まず、第6A図〜第8B図によって、カセット装着装置
と検出部材を説明する。
カセット装着装置1はカセットホルダ2を有し、この
カセットホルダ2はシャーシ3上に垂直に取付けられた
左右一対のホルダ支持板4間に水平に配置され、このカ
セットホルダ2の左右両側板2aに取付けられた複数のガ
イドローラ5が両ホルダ支持板4に設けられた水平ガイ
ド溝6と垂直ガイド溝7とからなるほぼL字状の複数の
ガイド溝に遊嵌されている。そして、このカセットホル
ダ2は第7A図及び第8A図に示すカセット挿入位置から第
7B図及び第8B図に実線で示すカセット引込み位置まで水
平ガイド溝6で案内されて矢印a方向に引込まれた後、
第7B図及び第8B図に1点鎖線で示すカセット装着位置ま
で垂直ガイド溝7で案内されて矢印b方向に垂直に下降
されるほぼL字状の移動軌跡を有している。なお、カセ
ットホルダ2はホルダ駆動機構(図示せず)によって、
上記移動軌跡に沿って往復駆動されるように構成されて
いる。なお、以下の記載で左右方向とは第6A図及び第6B
図での左右方向を示すものである。
このカセット装着装置1は、大小2種類のカセット
9、10を使い分けることが可能である。なお、大カセッ
ト9は、左右一対のリール9aの間隔(以下リール間隔と
記載する)l1が大きいことから、左右方向のカセット長
さが大きく構成され、小カセット10は、左右一対のリー
ル10aの間隔(以下リール間隔と記載する)l2が小さい
ことから、左右方向のカセット長さが小さく構成されて
いる。
そして、これらの大小カセット9、10はカセット挿入
位置に復動されているカセットホルダ2内に矢印a方向
から選択的に挿入することができるように構成されてい
る。この際、第6A図に示すように、大カセット9はカセ
ットホルダ2の左右両側板2aの内側いっぱいに挿入さ
れ、第6B図に示すように、小カセット10は挿入ガイド
(図示せず)によって案内されてカセットホルダ2の左
右方向の中央部に挿入されるように構成されている。
そして、これらの大小カセット9、10の選択的な挿入
後に、カセットホルダ2がカセット挿入位置からカセッ
ト引込み位置を経てカセット装着位置へ矢印a、b方向
に往動されることにより、大小カセット9、10の左右一
対のリール9a、10aがカセット装着位置に配置されてい
る左右一対のリール台12に選択的に装着されるように構
成されている。
検出部材14はカセットホルダ2内に選択的に挿入され
る大小カセット9、10の大きさを検出するものである。
この検出部材14はカセットホルダ2の一方の側板2aに垂
直に取付けられ、複数のガイドピン15と複数で垂直なガ
イド溝16とによって案内されて、上下方向である矢印
c、c′方向に移動自在に構成されている。そして、こ
の検出部材14の上端に取付けられた検出ローラ14aがカ
セットホルダ2の一方の側板2aの内側に挿入され、検出
部材14の下端には駆動ピン14bが水平に取付けられてい
る。なお、この検出部材14は復動付勢用ばね17によって
矢印c方向に下降付勢されている。
そして、第6A図及び第7A図に示すように、カセットホ
ルダ2内に大カセット9が矢印a方向から水平に挿入さ
れると、検出ローラ14aが大カセット9の上面9bに押上
げられて、検出部材14がばね17に抗して矢印c′方向に
上昇されて、駆動ピン14bが上昇位置P1に設定される。
なお、第6B図及び第8B図に示すように、カセットホルダ
2内に小カセット10が矢印a方向から水平に挿入された
時には、検出ローラ14aが小カセット10には全く当接さ
れないために、検出部材14はばね17によって矢印c方向
に下降されたままとなり、駆動ピン14bは下降位置P2
設定される。
そして、カセットホルダ2内への大小カセット9、10
の選択的な挿入後に、カセットホルダ2がカセット挿入
位置からカセット引込み位置まで矢印a方向に水平に引
込まれる時に、検出部材14がカセットホルダ2と一体に
矢印a方向に水平に移動される。そしてその際に、駆動
ピン14bが後述するリール台間隔調整装置を選択的に駆
動するように構成されている。なお、第7B図及び第8B図
に示すように、カセットホルダ2がカセット引込み位置
からカセット装着位置まで矢印b方向に垂直に下降され
る際は、カセットホルダ2の複数のガイドピン15が検出
部材14の複数のガイド溝16内を矢印b方向に移動する。
そして、大小カセット9、10をカセット装着位置からカ
セット引込み位置を経てカセット挿入位置へ排出する動
作は、上述した動作の逆動作となる。
G2 次に、第1A図〜第5B図によって、リール台間隔調整
装置と検出部材を説明する。
リール台間隔調整装置19は、左右一対のリール台保持
部材20と、1つの揺動アーム21と、1つの連動部材22
と、1つの揺動駆動体23と、左右各一対のストッパー24
a、24bと、1つのリミッターばね25等を有している。
左右一対のリール台保持部材20は、水平な板材で構成
され、一端側の上部に左右一対のリール台12が垂直な左
右一対のリール中心軸12aを介して回転自在に取付けら
れ、他端側が第1の揺動中心である垂直な左右一対の揺
動中心軸26を介して前記シャーシ3上に矢印d、d′方
向に揺動自在に取付けられている。そして、左右一対の
揺動中心軸26の外周で回転される左右一対のリール台駆
動ギア27が左右一対のリール台中心軸12aの外周で左右
一対のリール台12と一体に回転される左右一対のリール
台ギア28に噛合されている。なお、左右一対のリール台
駆動ギア27はリールモータ(図示せず)によって回転駆
動されるように構成されている。
左右各一対のストッパー24a、24bは、シャーシ3上に
固着されていて、左右一対の揺動中心軸26を中心に矢印
d、d′方向に揺動される左右一対のリール台保持部材
20の揺動角(移動範囲のこと)を規制する。
揺動アーム21は水平な板材で構成され、一端側が第2
の揺動中心である揺動中心軸29を中心に矢印e、e′方
向に揺動自在に構成され、他端側に設けられた長孔30が
揺動駆動体23上の偏心位置に設けられた駆動ピン31に遊
嵌されている。
連動部材22はほぼT字状をなす水平な板材で構成さ
れ、ほぼ中央部がシャーシ3上に固着された垂直なガイ
ドピン32に長孔33を介して遊嵌されている。そして、こ
の連動部材22の中央部が揺動アーム21の長さ方向のほぼ
中央部にピン34を介して連結され、両端が各一対のピン
35及び長孔36を介して左右一対のリール台保持部材20に
連結されている。
揺動駆動体23は、シャーシ3上に固着された垂直な揺
動中心軸27の周りに180゜以上の揺動角θで揺動自在
に取付けられ、外周には揺動ギア23aが設けられてい
る。
リミッターばね25は引張ばねによって構成されてい
て、ハサミ形をなす一対のリミッターアーム38a、38bの
一端間に取付けられている。これら一対のリミッターア
ーム38a、38bはシャーシ3上に垂直に固着された共通の
支点軸39の周りに矢印f、f′方向に揺動自在に取付け
られ、これら一対のリミッターアーム38a、38bの他端に
揺動中心軸29が共通に保持されている。従って、リミッ
ターばね25によって揺動中心軸29は定位置に弾性的に保
持されている。なお、シャーシ3上に固着されたストッ
パー40がこれら一対のリミッターアーム38a、38bのリミ
ッターばね25と支点軸39との間に介在されている。
このリール台間隔調整装置19は、第2図に示すよう
に、揺動駆動体23を揺動中心軸37の周りに180゜以上の
揺動角θで矢印g、g′方向に交互に揺動すると、駆
動ピン31によって揺動アーム21が揺動中心軸29の周りに
矢印e、e′方向に揺動される。
そして、第1A図に示すように、揺動アーム21を矢印e
方向に揺動すると、連動部材22を介して左右一対のリー
ル台保持部材20が揺動中心軸20の周りに矢印d方向に揺
動されて、これら左右一対のリール台保持部材20が一方
のストッパー24aに当接される。そして、これら左右一
対のリール台保持部材20によって左右一対のリール台12
が矢印d方向に揺動されて、これら左右一対のリール台
12の間隔(以下リール台間隔と記載する)L1が前記大カ
セット9のリール間隔l1と一致する間隔に調整される。
また、第1B図に示すように、揺動アーム21を矢印e′
方向に揺動すると、連動部材22を介して左右一対のルー
ル台保持部材20が揺動中心軸20の周りに矢印d′方向に
揺動されて、これら左右一対のリール台保持部材20が他
方のストッパー24bに当接される。そして、これら左右
一対のリール台保持部材20によって左右一対のリール台
12が矢印d方向に揺動されて、これら左右一対のリール
台12の間隔(以下リール台間隔と記載する)L2が前記小
カセット10のリール間隔l2と一致する間隔に調整され
る。
この際、第2図に示すように、揺動駆動体23の駆動ピ
ン31が死点Dを矢印g、g′方向に交互にθ−θ
け乗り越えた時点で、第1A図及び第1B図に示すように、
左右一対のリール台保持部材20がストッパー24a、24bに
矢印d、d′方向から交互に当接されて、揺動駆動体23
の逆回転が防止される。
しかもこの際、第2図に示すように、駆動ピン31によ
って矢印e、e′方向に揺動駆動される揺動アーム21の
揺動中心軸29を中心とする揺動角をθとし、揺動アー
ム21によって連動部材22を介して左右一対のリール台支
持部材20を矢印d、d′方向に揺動駆動するピン34の揺
動中心軸29を中心とする揺動角をθとすると、θ
θに構成している。なお、θは各一対のストッパー
24a、24bによって規制される左右一対のリール台保持部
材20の揺動角に順じて規制される。
この結果、第1A図及び第1B図に示すように、左右一対
のリール台保持部材20が各一対のストッパー24a、24bに
矢印d、d′方向から交互に当接された時に、ハサミ形
をなす一対のリミッターアーム38a、38bに保持されてい
る揺動中心軸29がリミッターばね25に抗して矢印f、
f′方向に交互に移動され、その時のリミッターばね25
のばね力によって、左右一対のリール台保持部材20が各
一対のストッパー24a、24bに矢印d、d′方向から交互
に弾性的に圧着される。
従って、左右一対のリール台12は第1A図及び第1B図に
示すリール台間隔L1とL2とに1つのリミッターばね25に
よって正確に位置決めされる。
なお、この場合、揺動駆動体23はモータ等にて揺動駆
動しても良い。
ところで、シャーシ3上の一側部で、検出部材14の駆
動ピン14bの矢印a、a′方向の移動軌跡内に、被駆動
部材である上下一対のラック42、43が上下二段に重ねら
れて水平に配置されている。これら上下一対のラック4
2、43はシャーシ3上に垂直に固着された複数のガイド
ピン44にそれぞれ長孔45a、45bを介して矢印a、a′方
向に移動自在に取付けられている。そして、これら上下
一対のラック42、43にそれぞれ噛合された互いに同径の
一対のピニオン46、47がそれぞれシャーシ3上に垂直に
固着されたピニオン軸46a、47aの周りに回転自在に取付
けられ、かつ、これら両ピニオン46、47は互いに噛合さ
れている。そして、一方のピニオン47が揺動駆動体23の
外周に形成された揺動ギア23aに噛合されている。
従って、第7A図及び第7B図で説明したように、カセッ
トホルダ2内に大カセット9が矢印a方向から選択的に
挿入され、検出部材14が矢印c′方向にばね17に抗して
上昇されて、駆動ピン14bが上昇位置P1に設定された
後、カセットホルダ2がカセット挿入位置からカセット
引込み位置まで矢印a方向に水平に移動される時、第5A
図に示すように、駆動ピン14bが上側ラック42の端面42a
に当接して、この上側ラック42を矢印a方向に駆動す
る。なおこの時、下側ラック43はピニオン46、47を介し
て矢印a′方向に移動される。
また、第8A図及び第8B図で説明したように、カセット
ホルダ2内に小カセット10が矢印a方向から選択的に挿
入され、検出部材14及び駆動ピン14bをばね17によって
矢印c方向の下降位置P2に設定したままで、カセットホ
ルダ2がカセット挿入位置からカセット引込み位置まで
矢印a方向に水平に移動される時には、第5B図に示すよ
うに、駆動ピン14bが下側ラック43の端面43aに当接し
て、この下側ラック43を矢印a方向に駆動する。なおこ
の時、上側ラック42はピニオン46、47を介して矢印a′
方向に移動される。
以上のように、検出部材14の駆動ピン14bによって上
下一対のラック42、43が矢印a方向に交互に駆動される
ことによって、ピニオン46、47を介して揺動駆動体23が
第1A図、第1B図及び第2図に示すように矢印g、g′方
向に交互に180゜以上の揺動角θで揺動駆動されて、
左右一対のリール台12のリール台間隔がL1とL2とに自動
的に調整される。
以上要するに、カセット装着装置1及びリール台間隔
調整装置19は、カセット挿入位置からカセット装着位置
へ移動されるカセットホルダ2の移動途中において、そ
のカセットホルダ2と一体に移動される検出部材14によ
って上下一対のラック42、43を選択的に駆動して、左右
一対のリール台12のリール台間隔をL1とL2とに自動的に
調整する。そして、そのリール台間隔調整後に、カセッ
ト装着位置に選択的に装着した大小カセット9、10の左
右一対のリール9a、10aを左右一対のリール台12に装着
させるように動作するものである。
なお、一対のラック42、43は必ずしも上下に重ねて配
置する必要はなく、例えば、ラック42と43と揺動駆動体
23とを同一水平面状に間隔を隔てて配置し、ラック42と
揺動駆動体23との中間に配置されたラック43を両面ラッ
クに構成して、ラック42と43との間に、ラック43と揺動
駆動体23との間に一対のピニオン46と47とをこれらの両
方にそれぞれ噛合させるように配置しても良い。
以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発明は上記
実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基
づいて、各種の有効な変更が可能である。
また本発明は、カセット式ビテオテープレコーダに限
定されることなく、各種のカセット式記録再生装置に適
用可能である。
H 発明の効果 本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
(1) 共通の揺動駆動体がその他端側を揺動駆動する
ことにより共通の揺動アームを揺動させることによっ
て、共通の連動部材の直線往復動と、第1および第2の
リール台保持部材の揺動とが順次行われて、第1および
第2のリール台の間隔が調整されるとともに、第1およ
び第2の中心軸によりシャーシに対して第1および第2
のリール台保持部材とそれぞれ共通に支持されている第
1および第2のリール台駆動ギアが、このリール台間隔
の調整の前後において、第1および第2のリール台ギア
に噛合したままになるように構成した。したがって、先
願例のように一対のガイド軸を用いることなく、第1お
よび第2のリール台の間隔を調整することができるの
で、部品点数を削減して、構造の簡素化を図ることがで
き、また、低コスト化が可能である。
(2) 共通の揺動駆動体が共通の揺動アームの他端側
を揺動駆動することによって、共通の揺動アームの揺
動、共通の連動部材の直線往復動および第1および第2
のリール台保持部材の揺動が順次行われて、第1および
第2のリール台の間隔が調整されるとともに、第1およ
び第2の中心軸によりシャーシに対して第1および第2
のリール台保持部材とそれぞれ共通に支持されている第
1および第2のリール台駆動ギアが、このリール台間隔
の調整の前後において、第1および第2のリール台ギア
に噛合したままになるように構成した。したがって、第
1および第2のリール台の間隔の調整動作と、第1およ
び第2のリール台駆動ギアによる第1および第2のリー
ル台ギア、ひいては第1および第2のリール台の回転駆
動とを正確かつ確実に行うことができる。
(3) 第1および第2のリール台とそれぞれ一体に回
転し得るように構成した第1および第2のリール台ギア
と、第1および第2のリール台がその一側端にそれぞれ
回転自在に保持されている第1および第2のリール台保
持部材と、第1および第2のリール台保持部材の他端側
をシャーシに対してそれぞれ揺動自在に支持している第
1および第2の中心軸と、第1および第2の中心軸によ
りシャーシに対してそれぞれ回転自在に支持されかつ第
1および第2のリール台ギアにそれぞれ噛合している第
1および第2のリール台駆動ギアと、第1および第2の
リール台保持部材にそれぞれ当接して第1および第2の
リール台保持部材をそれぞれ第1の位置に位置決めする
第1および第2のストッパーと、第1および第2のリー
ル台保持部材にそれぞれ当接して第1および第2のリー
ル台保持部材をそれぞれ第2の位置に位置決めする第3
および第4のストッパーと、シャーシに対して直線往復
動し得るように第1および第2のリール台保持部材の間
に配置されかつ第1および第2のリール台保持部材とそ
れぞれ係合している共通の連動部材と、その一端側に配
置された揺動中心軸の周りに揺動可能に構成されかつ共
通の連動部材と係合している共通の揺動アームと、共通
の揺動アームの他端側を揺動駆動する共通の揺動駆動体
と、共通の揺動アームの揺動中心軸をシャーシに対する
定位置に弾性的に保持する共通のリミッター機構とから
構成した。したがって、スペースファクタがきわめて良
好でコンパクトに構成することができる。
(4) 第1および第2のリール台保持部材にそれぞれ
当接して第1および第2のリール台保持部材をそれぞれ
第1の位置に位置決めする第1および第2のストッパー
と、第1および第2のリール台保持部材にそれぞれ当接
して第1および第2のリール台保持部材をそれぞれ第2
の位置に位置決めする第3および第4のストッパーと、
共通の揺動アームの揺動中心軸をシャーシに対する定位
置に弾性的に保持する共通のリミッター機構とを設け、
共通のリミッター機構が作動するまで共通の揺動アーム
を揺動させることによって、第1および第2のリール台
保持部材が第1および第2のストッパーまたは第3およ
び第4のストッパーに確実に当接して位置決めされるよ
うに構成した。したがって、第1および第2のリール台
保持部材を第1および第2のストッパーまたは第3およ
び第4のストッパーに当接させて位置決めさせる際に、
共通の揺動駆動体による共通の揺動アームの他端側の揺
動駆動を高精度に行わなくても共通の揺動アームに対す
る過負荷が共通のリミッター機構によって吸収されるの
で、一層簡単な構成でもって第1および第2のリール台
の位置決め、ひいてはリール台間隔の調整を一層高精度
に行うことができ、また、第1および第2のリール台保
持部材の駆動系に無理な力が生じないために装置の耐久
性を損なうことがない。
(5) 第1および第2のリール台保持部材にとって共
通のリミッター機構は、共通の揺動アームの揺動中心軸
をシャーシに対して定位置に弾性的に保持するように構
成されていればよいから、たとえば、図示の実施例に示
すように一対のリミッターアーム38a,38bと一つのリミ
ッターばね25と一つの支点軸39と一つのストッパー40と
いった少ない部品点数でもって簡単に構成することがで
きる。したがって、簡単な構成で動作の確実な共通のリ
ミッター機構を容易に得ることができ、また、この共通
のリミッター機構を用いる装置の信頼性をさらに高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示したものであって、第1A図
及び第1B図はリール台間隔調整装置を示す平面図、第2
図は揺動駆動体と揺動アームを示す平面図、第3図はリ
ール台保持部材を示す第1A図のA−A矢視図、第4図は
リミッターばね部分を示す斜視図、第5A図及び第5B図は
ラックとピニオンを示す斜視図、第6A図及び第6B図はカ
セット装着装置を示す第1A図のB−B矢視図及び第1B図
のC−C矢視図、第7A図及び第7B図は第6A図のD−D矢
視図、第8A図及び第8B図は第6B図のE−E矢視図であ
る。 なお図面に用いた符号において、 12……リール台 19……リール台間隔調整装置 20……リール台保持部材 29……揺動中心線 L1,L2……リール台間隔 である。
フロントページの続き (72)発明者 石井 正美 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 村山 修 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−10548(JP,A) 特開 昭63−188847(JP,A) 実開 昭50−16912(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の第1および第2のリール台とそれぞ
    れ一体に回転し得るように構成した一対の第1および第
    2のリール台ギアと、 上記第1および第2のリール台がその一端側にそれぞれ
    回転自在に保持されている一対の第1および第2のリー
    ル台保持部材と、 上記第1および第2のリール台保持部材の他端側をシャ
    ーシに対してそれぞれ揺動自在に支持している一対の第
    1および第2の中心軸と、 上記第1および第2の中心軸により上記シャーシに対し
    てそれぞれ回転自在に支持されかつ上記第1および第2
    のリール台ギアにそれぞれ噛合している一対の第1およ
    び第2のリール台駆動ギアと、 上記第1および第2のリール台保持部材にそれぞれ当接
    してこれら第1および第2のリール台保持部材をそれぞ
    れ第1の位置に位置決めする一対の第1および第2のス
    トッパーと、 上記第1および第2のリール台保持部材にそれぞれ当接
    してこれら第1および第2のリール台保持部材をそれぞ
    れ第2の位置に位置決めする一対の第3および第4のス
    トッパーと、 上記シャーシに対して直線往復動し得るように上記第1
    および第2のリール台保持部材の間に配置されかつ上記
    第1および第2のリール台保持部材とそれぞれ係合して
    いる共通の連動部材と、 その一端側に配置された揺動中心軸の周りに揺動可能に
    構成されかつ上記共通の連動部材と係合している共通の
    揺動アームと、 上記共通の揺動アームの他端側を揺動駆動する共通の揺
    動駆動体と、 上記共通の揺動アームの上記揺動中心軸を上記シャーシ
    に対する定位置に弾性的に保持する共通のリミッター機
    構とを備え、 上記共通の揺動駆動体がその他端側を揺動駆動すること
    により上記共通の揺動アームが揺動することによって、
    上記共通の連動部材が直線往復動し、 この共通の連動部材の直線往復動によって、上記第1お
    よび第2のリール台保持部材が揺動し、 この第1および第2のリール台保持部材の揺動によっ
    て、上記第1および第2のリール台駆動ギアが上記第1
    および第2のリール台ギアに噛合したままで、上記第1
    および第2のリール台の間隔が調整され、 上記共通のリミッター機構が作動するまで上記共通の揺
    動アームを揺動させることによって、上記第1および第
    2のリール台保持部材が上記第1および第2のストッパ
    ーまたは上記第3および第4のストッパーに確実に当接
    して位置決めされるように構成したリール台間隔調整装
    置。
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