JP2926814B2 - テープローディング装置 - Google Patents

テープローディング装置

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JP2926814B2
JP2926814B2 JP1337001A JP33700189A JP2926814B2 JP 2926814 B2 JP2926814 B2 JP 2926814B2 JP 1337001 A JP1337001 A JP 1337001A JP 33700189 A JP33700189 A JP 33700189A JP 2926814 B2 JP2926814 B2 JP 2926814B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G1 テープローディング装置全体の概要説明(第1図
及び第2図) G2 テープローディング装置全体の駆動機構の概要説
明(第3A図及び第3B図) G3 スライド板によるメインローディング手段の駆動
機構の説明(第4A図及び第4B図) G4 テープ巻取側のサブローディング手段の駆動機構
の説明(第5A図〜第5D図) G5 テープ供給側のサブローディング手段の駆動機構
の説明(第6A図〜第6D図) G6 テンション検出ピン及びピンチローラの駆動機構
の説明(第7A図及び第7B図) G7 スライド板の駆動機構の説明(第8A図及び第8B
図) G8 トリガー機構の概要説明(第9A図及び第9B図) G9 トリガー機構の詳細説明(第10A図〜第11図) G10 ブロック化構造の説明(第12図及び第13図) G11 メインローディング手段のガイド構造の説明
(第14図及び第15図) H 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、カセット式のデジタルオーディオテープレ
コーダやビデオテープレコーダ等のカセット式記録及び
/又は再生装置で、特に小型なものに適用するのに最適
なテープローディング装置に関するものである。
B 発明の概要 本発明は、支点軸を中心に復動位置から往動位置へ回
動されるローディング手段が、死点を境界として往動位
置側と復動位置側とに切換えて回動付勢するばねを介し
て往復駆動されるように構成し、シンプルな駆動機構が
得られるようにしたものである。
C 従来の技術 本発明の出願人は、テープローディング装置の先願例
として、例えば特開昭61−187155号を先に出願してい
る。
この先願例は、モータによって駆動される一対の大型
の回動レバーによって、一対のローディング手段を復動
位置から往動位置へ往動させ、その回動レバーの支点軸
の周辺に設けたリミッタ機構のリミッタばねによって、
一対のローディング手段を往動位置に設けられたストッ
パーに圧着させて位置決めするように構成したものであ
る。
D 発明が解決しようとする課題 しかし、先願例のテープローディング装置は、回動レ
バーとローディング手段とのストローク差を吸引し、か
つローディング手段をストッパーに圧着させるためのリ
ミッタ機構が必ず必要であり、駆動装置全体の構造が非
常に複雑となる。また、ローディング手段を往動位置で
ストッパーにリミッタばねによって圧着させて位置決め
する際に、モータの大きな力量が必要となるので、大型
のモータが必要であると言った課題があった。
本発明は、先願例のようなリミッタ機構を不要にでき
るものを提供することを目的としている。
E 課題を解決するための手段 本発明のテープローディング装置は、第5A図及び第5D
図(第6A図〜第6D図)に示すように、支点軸を中心に復
動位置から往動位置へ回動されることによってテープを
テープカセットから引き出してテープ走行路にローディ
ングするローディング手段19と、モータ22によって復動
位置から往動位置へ駆動される駆動手段32と、この駆動
手段32とローディング手段19とを遊びを有して係合させ
た係合部71と、上記ローディング手段19を死点P3を境界
として往動位置側(矢印d方向側)と復動位置側(矢印
d′方向側)とに切換えて回動付勢するばね74と、上記
ローディング手段19の往動位置に設けられたストッパー
76とを具備し、上記駆動手段32によって上記係合部71を
介して上記ローディング手段19を復動位置から往動位置
へ回動させる際、上記ローディング手段19が上記ばね74
の死点P3を越えることによって、上記ばね47で上記ロー
ディング手段19を往動位置へ回動付勢させて上記ストッ
パー76に上記ばね47で押圧(圧着)させて位置決めする
ように構成したものである。
F 作用 本発明のテープローディング装置は、駆動手段による
ローディング手段の往復駆動途中で、ばねによるローデ
ィング手段の回動付勢方向が自動的に反転される。そし
て、ローディング手段は往復位置で、上記反転されたば
ねによってストッパに押圧(圧着)されて位置決めされ
ることになり、駆動手段を駆動するモータの力量によっ
て、ローディング手段を往動位置でストッパーに押圧
(圧着)させる必要がない。
G 実施例 以下、本発明をカセット式のデジタルテープレコーダ
に適用したテープローディング装置の一実施例を図面を
参照して説明する。
G1 まず、第1図及び第2図によって、テープローディ
ング装置全体の概要を説明する。
メインシャーシ1の上部で一端側に供給リール台2及
び巻取リール台3が配置され、他端側には回転ヘッドド
ラム4、テンション検出ピン5、テープガイド6及びキ
ャプスタン7等によって構成されたテープ走行路が配置
されている。
カセット9内には磁気テープ10が供給リール11及び巻
取リール12に巻装されて収納され、この磁気テープ10
は、カセット9の前蓋9aの内側に沿って一対のテープガ
イド13、14間にパスされている。そして、このカセット
9はカセット装着機構(図示せず)によって両リール台
2、3上に上方から水平に装着されて、両リール11、12
が両リール台2、3に装着される。
そして、上記カセット装着により、カセット9の前蓋
9aが上方に回動されて開蓋され、両テープガイド13、14
間で磁気テープ10の内側に複数のローディング手段16〜
19及びピンチローラ20が下方から相対的に挿入される。
なお、複数のローディング手段は、供給側と巻取側とに
配置された一対のメインローディング手段16、17とサブ
ローディング手段18、19とによって構成されている。
そして、上記カセット装着後に、複数のローディング
手段16〜19及びピンチローラ20が第1図に1点鎖線で示
すカセット9内の復動位置から第1図に実線で示すカセ
ット9外の往動位置へそれぞれ矢印a、b、c、d、e
方向に往動される。そして、これら複数のローディング
手段16〜19によって磁気テープ10が供給リール11から繰
り出されてカセット9外に引き出されて第1図に実線で
示すようにテープ走行路にローディングされる。
なおこの際、両メインローディング手段16、17は回転
ヘッドドラム4に対するテープ供給側とテープ巻取側で
ある両側へ往動されて、磁気テープ10が回転ヘッドドラ
ム4の周面に所定の巻付角で螺旋状に巻付けられた状態
にローディングされる。また、テープ供給側のサブロー
ディング手段18は磁気テープ10の供給側10aをテンショ
ン検出ピン5にパスさせ、テープ巻取側のサブローディ
ング手段19は磁気テープ10の巻取側10bをテープガイド
6及びキャプスタン7にパスさせる。
そして、上記テープローディング後に記録、再生モー
ドに切換えられると、ピンチローラ20が第1図で1点鎖
線のように磁気テープ10をキャプスタン7に圧着させる
と共に、テンション検出ピン5が磁気テープ10に押圧さ
れる。そして、巻取リール台3によって巻取リール12が
回転駆動されることによって、磁気テープ10が供給リー
ル11から供給されて、巻取リール12に巻取られるべくテ
ープ走行路を矢印f方向に定速走行される。そして、回
転ヘッドドラム4によって磁気テープ10がデジタル信号
によって記録、再生される。
そして、この記録、再生時に、テンション検出ピン5
で磁気テープ10のテンションを検出して、磁気テープ10
のバックテンションを定テンション状態に制御する。
なお、テープアンローディングは、上記テープローデ
ィングの逆動作であり、磁気テープ10は供給リール11に
巻取られてカセット9内に引き戻される。
G2 次に、第3A図及び第3B図によって、テープローディ
ング装置全体の駆動機構の概要を説明する。
キャプスタン7を駆動する正逆回転可能なキャプスタ
ンモータ22はギアトレイン23を介して駆動ギア24を矢印
g、g′方向に正逆回転駆動する。
モードモータ25はギアトレイン26を介してモード切換
え用のカムギア27を回転制御し、カムギア27はリンク機
構28を介してトリガー機構29の欠歯ギア30を矢印h、
h′方向に回転制御する。
欠歯ギア30上に設けられた駆動ピン31が矢印i、i′
方向にスライド自在のローディング及びアンローディン
グ用のスライド板32に設けられた長孔33内に挿入されて
いる。
両メインローディング手段16、17は一対のガイドレー
ル34、35に沿って矢印a、b方向及び矢印a′、b′方
向に往復動自在に構成され、両サブローディング手段1
8、19及びピンチローラ20はそれぞれ支点軸36、37、38
を中心に矢印c、d、e方向及び矢印c′、d′、e′
方向に往復動自在に構成されている。
そして、テープローディング動作は、第3A図に示すア
ンローディング状態から開始される。
即ち、ローディング指令信号により、キャプスタンモ
ータ22が正回転駆動され、ギアトレイン23を介して駆動
ギア24を矢印g方向に正回転駆動すると共に、モードモ
ータ25が正回転駆動され、ギアトレイン26を介してカム
ギア27を正方向に回転制御する。
すると、リンク機構28を介してトリガー機構29が駆動
されて、機械的トリガーによって欠歯ギア30が矢印h方
向に回転されて、駆動ギア24に噛合され、ローディング
モードとなる。
すると、直ちに、駆動ギア24によって欠歯ギア30が矢
印h方向に所定角度回転駆動されて、駆動ピン31によっ
て長孔33を介してスライド板32が駆動され、このスライ
ド板32が第3A図のアンローディング位置P1から第3B図の
ローディング位置P2まで矢印i方向にスライド(往動)
される。
すると、スライド板32上に設けられた一対の駆動ピン
40、41が両メインローディング手段16、17を駆動する一
対の伸縮自在のリンク機構44、45を駆動すると共に、ス
ライド板32上に設けられた他の一対の駆動ピン42、43が
サブローディング手段19及びピンチローラ20の回動レバ
ー47、48を駆動する。
この結果、両メインローディング手段16、17が両リン
ク機構44、45によって駆動されて、両ガイドレール34、
35に沿って復動位置から往動位置まで矢印a、b方向に
スライド方式で往動されると共に、サブローディング手
段10とピンチローラ20が両回動レバー46、47によって駆
動されて、復動位置から往動位置まで矢印d、e方向に
回動方式で往動される。
なお、サブローディング手段18は、メインローディン
グ手段16によって押されて、復動位置から往動位置へ回
動レバー46によって回動されて往動される。
以上により、テープローディング動作が完了して、第
3B図の状態になる。
次に、テープアンローディング動作は、第3B図に示す
ローディング状態から開始される。
即ち、アンローディング指令信号により、キャプスタ
ンモータ22が逆回転駆動されて、駆動ギア24が矢印g′
方向に逆回転駆動されると共に、モードモータ25が逆回
転駆動されて、カムギア27が逆方向に回転制御される。
すると、トリガー機構29の機械的トリガーによって欠
歯ギア30が矢印h′方向に回転されて、駆動ギア24に噛
合され、アンローディングモードとなる。
すると、直ちに、駆動ギア24によって欠歯ギア30が矢
印h′方向に所定角度回転駆動されて、駆動ピン31によ
ってスライド板32が第3B図のローディング位置P1から第
3A図のアンローディング位置P2まで矢印i′方向にスラ
イド(復動)される。
すると、スライド板32上の駆動ピン40、41、42、43に
よって両リンク機構44、45及び両回動レバー47、48が駆
動されて、両メインローディング手段16、17、サブロー
ディング手段19及びピンチローラ20が往動位置から復動
位置までそれぞれ矢印a′、b′、d′、e′方向に復
動される。なお、サブローディング手段18はメインロー
ディング手段16に追従して復動位置から往動位置まで矢
印c′方向に復動される。
以上により、テープアンローディング動作が完了し
て、第3A図の状態に復帰する。
ところで、このテープローディング装置全体の駆動機
構によれば、ローディング及びアンローディングのモー
ド切換え動作を、それ専用のモードモータ25によって高
速で行える。そして、ローディング手段16〜19を往復駆
動するローディング及びアンローディングの駆動をキャ
プスタンモータ22の正逆回転で高速で行える。従って、
カセット9の装着から磁気テープ10のローディング完了
までの時間が非常に短い。なお、キャプスタンモータ22
はフライホイール効果によって大きな力量を有するの
で、磁気テープ10のローディングエンドで、第4B図に示
すようにローディング手段16、17を往動位置の位置決め
手段であるストッパー66にリミッタばね62に抗して押圧
させて位置決めする際に、大きな力量を発揮する。ま
た、キャプスタンモータ22でローディング及びアンロー
ディングの駆動モータを兼用するので、ローディング及
びアンローディングの駆動専用モータは不要である。
G3 次に、第4A図及び第4B図によって、スライド板32に
よる両メインローディング手段16、17の駆動機構の詳細
を説明する。
両メインローディング手段16、17は、それぞれ、スラ
イダー51上に回転ローラで構成されたテープガイド52
と、固定ピンで構成された傾斜ガイド53とを対称状に取
付け、スライダー51の下部に突出させた一対のガイド軸
54、55を各ガイドレール34、35で案内するように構成さ
れている。なお、テープガイド52はスライダー51の上方
に貫通して垂直に突出されたガイド軸54の上端の外周に
回転自在に取付けられている。
前述したように両リール台2、3上に水平に装着され
るカセット9の下部にスライド板32が配置されている。
このスライド板32はメインシャーシ1上で複数のガイド
ピン57及びガイド溝58によって案内されて、カセット9
の左右方向(両リール11、12を結ぶ方向)と平行な方向
である矢印i、i′方向にスライド自在に構成されてい
る。
伸縮自在の両リンク機構44、45は、それぞれ、リミッ
タ用リンク59と一対の連結用リンク60、61と、リミッタ
ばね62とによって構成されている。そして、両リンク5
9、60がメインシャーシ1上に設けられた支点軸63を中
心に矢印j、j′方向に回動自在に構成され、両リンク
60、61が連結ピン64によって連結され、リンク61が各ス
ライダー51のガイドピン55に連結されている。そして、
捩りコイルばねで構成されたリミッタばね62が支点軸63
の外周に嵌装され、その両端62a、62bが両リンク59、60
に設けられた突起59a、60aに当接され、そのリミッタば
ね62によってリンク60がリンク59の突起59bに矢印j方
向から当接されている。
スライド板32上に突設された一対の駆動ピン40、41が
各リンク59に設けられたほぼL形の長孔65内に遊嵌され
ている。なお、スライド板32の一端側に設けられた長孔
33はそのスライド方向(矢印i、i′方向に対して直角
であり、メインシャーシ1上で両メインローディング手
段16、17の往動位置には一対のストッパー66が設けられ
ている。
次に、動作を説明する。
まず、テープローディング時には、前述したように、
欠歯ギア30の駆動ピン31によってスライド板32が第4A図
のアンローディング位置P1から第4B図のローディング位
置P2まで矢印i方向にスライドされる。そして、両駆動
ピン40、41が両リンク機構44、45の各リンク59の各長孔
65の一端65aを矢印i方向に押す。
すると、各リンク59が各リミッタばね62を介して各リ
ンク60を支点軸63を中心に矢印j方向に回動させ、各リ
ンク61を介して両メインローディング手段16、17の各ス
ライダー51に矢印a、b方向へのスライド力が与えられ
る。
即ち、両リンク機構44、45の一対のリンク60、61が第
4A図に示すようV字状に折り畳まれた状態から、第4B図
に示すように直線状に次第に展開されることになり、こ
れによって、各スライダー51が各ガイドレール34、35に
沿って第4A図の復動位置から第4B図の往動位置へ矢印
a、b方向へ往動される。
そして、両メインローディング手段16、17の各テープ
ガイド52及び傾斜ガイド53によって、第1図に示したよ
うに、磁気テープ10がカセット9内から引き出されて、
回転ヘッドドラム4の周面に巻付けられる。なおこの
際、両メインローディング手段16、17の両傾斜ガイド53
によって、回転ヘッドドラム4に対する磁気テープ10の
巻付角及び螺旋角が規制される。
そして、第4B図に示すように、両メインローディング
手段16、17が往動位置まで往動されると、各スライダー
51の前端面に設けられた位置決め用のV溝67がピンで構
成された各ストッパー66に矢印a、b方向から各リミッ
タばね62によって圧着(押圧)されて位置決めされ、ス
ライド板32の両駆動ピン40、41が各リンク59の各長孔65
の他端65bに入り込んだ状態になって、テープローディ
ング動作が完了する。
次に、テープアンローディング時には、前述したよう
に、欠歯ギア30の駆動ピン31によってスライド板32が第
4B図のローディング位置P2から第4A図のアンローディン
グ位置P1まで矢印i′方向にスライドされる。そして、
両駆動ピン40、41が両リンク機構44、45の各リンク59を
各長孔65を介して矢印j′方向に押す。
すると、各リンク59の突起59bによって、各リンク60
が支点軸63を中心に矢印j′方向に回動され、各リンク
61を介して両メインローディング手段16、17の各スライ
ダー51に矢印a′、b′方向へのスライド力が与えられ
る。
即ち、両リンク機構44、45の一対のリンク60、61が第
4B図に示すように直線状に展開された状態から第4A図に
示すようにV字状に次第に折畳まれることになり、これ
によって、各スライダー51が各ガイドレール34、35に沿
って往動位置から復動位置へ矢印a′、b′方向に往動
される。
そして、第4A図に示すように、両メインローディング
16、17が復動位置まで復動され、スライド板32の両駆動
ピン40、41が各リンク59の各長孔65の一端65aに入り込
んだ状態になって、テープアンローディング動作が完了
する。
ところで、このスライド板32による両メインローディ
ング手段16、17の駆動機構によれば、キャプスタンモー
タ22によって往復動されるスライド板32で一対の伸縮自
在のリンク機構44、45を介して一対のメインローディン
グ手段16、17を一対のガイドレール34、35に沿って往復
駆動するように構成したので、部品点数及び組立工数が
少なく、構造が非常に簡単である。しかも、スライド板
32によって駆動される一対の伸縮自在のリンク機構44、
45は、一対のガイドレール34、35に沿って往復動される
一対のメインローディング手段16、17の位相に応じて自
在に伸縮できるから、一対のメインローディング手段1
6、17を一対のガイドレール34、35に沿ってスムーズに
往復駆動することができて、キャプスタンモータ22にか
かる負荷も小さくできる。また、スライド板32をカセッ
ト9の下部で往復動させることができるので、カセット
9と回転ヘッドドラム4との間の隙間l1を非常に小さく
することができて、テープローディング装置の全体の小
型化を図ることができる。
G4 次に、第5A図〜第5D図によって、テープ巻取側のサ
ブローディング手段19の駆動機構の詳細を説明する。
サブローディング手段19は、回転ローラ3で構成され
たテープガイド69を有し、このテープガイド69はほぼU
字状をなす回動レバー47の一端47a上にガイド軸70を介
して回転自在に取付けられている。回動レバー47はメイ
ンシャーシ1上に設けられた支点軸37を中心に矢印d、
d′方向に回動自在に構成されている。
前述したように、キャプスタンモータ22によってアン
ローディング位置(復動位置)P1とローディング位置
(往動位置)P2との間で往復駆動される駆動手段を構成
するスライド板32と、サブローディング手段19の回動レ
バー47との間には遊びを有する係合部71が設けられてい
る。この係合部71は、スライド板32上に設けられた駆動
ピン42と、回動レバー47の両端47a、47b間に設けられた
凹部72とによって構成されている。
回動レバー47上で支点軸37を挾んでテープガイド69と
は反対側の位置にばね当接ピン73が設けられている。捩
りコイルばねで構成されたばね74がメインシャーシ1上
に設けられたばね取付軸75に嵌装されて取付けられてい
る。そして、このばね74の可動端74aがばね当接ピン73
に当接され、固定端74bはメインシャーシ1に固定され
ている。
サブローディング手段19の往動位置でメインシャーシ
1上にはストッパー76が設けられている。
次に、動作を説明する。
まず、第5A図はテープアンローディング状態を示して
おり、スライド板32の駆動ピン42がアンローディング位
置P1に復動されている。そして、ばね当接ピン73を矢印
k方向から押圧しているばね74の可動端74aによって、
回動レバー47が支点軸37を中心に復動方向である矢印
d′方向に回動付勢されて回動レバー47の他端47bが駆
動ピン42に矢印d′方向から当接されて、サブローディ
ング手段19のテープガイド69が復動位置に復動されてい
る。
次に、テープローディング時には、前述したように、
スライド板32の駆動ピン42が第5A図のアンローディング
位置P1から第5C図のローディング位置P2まで矢印i方向
にスライドされる。そして、駆動ピン42が回動レバー47
の他端47bを矢印d方向に押す。
すると、回動レバー47が支点軸37を中心に矢印d方向
に回動されて、サブローディング手段19のテープガイド
69が第5A図の復動位置から第5C図の往動位置まで矢印d
方向に回動される。
この際、第5B図に示すように、回動レバー47と一体に
矢印d方向に回動されるばね当接ピン73がばね74の可動
端74aを矢印k′方向に押す。そして、ばね当接ピン73
がばね74の可動端74aに対する死点(支点軸37とばね当
接ピン73との中心を結ぶ直線が可動端74aに対して垂直
となる位置)P3を矢印d方向に超えた瞬間に、第5C図に
示すように、ばね当接ピン73を矢印k方向から押圧して
いるばね74の可動端74aによって、ばね当接ピン73に矢
印d方向の回動力が与えられる。
即ち、回動レバー47が上記死点P3を矢印d方向に超え
た瞬間に、ばね74の可動端74aによる回動レバー47の回
動付勢方向が切換えられて、ばね74の可動端74aは回動
レバー47を第5A図とは反対に往動方向である矢印d方向
に回動付勢する。
そして、第5C図に示すように、回動レバー47がばね74
の可動端74aによって矢印d方向に回動され、テープガ
イド69が往動位置へ回動された時に、回動レバー47がス
トッパー76にばね74の可動端74aによって圧着されて、
テープローディング動作が完了する。
なおこの時、スライド板32の駆動ピン42は回動レバー
47の他端47bから離間されて、一端47aに近接されるべ
く、凹部72内を相対的に移動する。
そして、サブローディング手段19のテープガイド69に
よって、第1図に示したように、磁気テープ10の巻取側
10bがカセット9内から引き出されて、テープガイド6
及びキャプスタン7にパスされる。
次に、テープアンローディング時には、前述したよう
に、スライド板32の駆動ピン42が第5C図のローディング
位置P2から第5A図のアンローディング位置P1まで矢印
i′方向にスライドされる。そして、駆動ピン42が回動
レバー47の一端47aを矢印d′方向に押す。
すると、回動レバー47が支点軸37を中心に矢印d′方
向に回動されて、サブローディング手段19のテープガイ
ド69が第5C図の復動位置から第5A図の往動位置まで矢印
d′方向に回動される。
この際、第5D図に示すように、回動レバー47と一体に
矢印d方向に回動されるばね当接ピン73がばね74の可動
端74aを矢印k′方向に押す。そして、ばね当接ピン73
がばね74の可動端74aに対する死点P3を矢印d′方向に
超えた瞬間に、第5B図に示すように、ばね当接ピン73を
矢印k方向から押圧しているばね74の可動端74aによっ
て、ばね当接ピン73に矢印d′方向の回動力が与えられ
る。
即ち、回動レバー47が上記死点P3を矢印d′方向に超
えた瞬間に、ばね74の可動端74aによる回動レバー47の
回動付勢方向が切換えられて、ばね74の可動端74aは回
動レバー47を第5C図とは反対に往動方向である矢印d′
方向に回動付勢する。
そして、第5A図に示すように、回動レバー47がばね74
の可動端74aによって矢印d′方向に回動され、テープ
ガイド69が復動位置へ回動された時に、回動レバー47の
一端47aがスライド板32の駆動ピン42に矢印d′方向か
ら当接されて、テープアンローディング動作が完了す
る。
ところで、このサブローディング手段19の駆動機構に
よれば、駆動手段であるスライド板32によるサブローデ
ィング手段19の支点軸37を中心とした矢印d、d′方向
の往復駆動途中で、ばね74によるサブローディング手段
19の支点軸37を中心とした回動付勢方向(矢印d、d′
方向)を自動的に反転させることができる。そして、サ
ブローディング手段19は往動位置で、上記反転されたば
ね74によってストッパー76に押圧(圧着)されて位置決
めされることになり、スライド板32を駆動するキャプス
タンモータ22の力量によって、サブローディング手段19
を往動位置でストッパー76に押圧(圧着)させる必要が
ない。
従って、支点軸37の周辺に、駆動ピン42と回動レバー
47とのストローク差を吸収し、かつ、サブローディング
手段19をストッパー76に圧着するためのリミッタ機構を
設ける必要が全くなく、駆動機構全体をシンプルに構成
できる。また、サブローディング手段19を往動位置でス
トッパー76に押圧(圧着)させた時にキャプスタンモー
タ22に負荷が全く加えられないので、このキャプスタン
モータ22の小型化が可能である。但し、キャプスタンモ
ータ22には第4A図及び第4B図に示した両メインローディ
ング手段16、17をストッパー66に圧着させた時の負荷は
加えられる。
G5 次に、第6A図〜第6D図によって、テープ供給側のサ
ブローディング手段18の駆動機構の詳細を説明する。
サブローディング手段18は回転ローラで構成されたテ
ープガイド78を有し、このテープガイド78はぼぼU字状
をなす回動レバー46の一端46a上にガイド軸79を介して
回転自在に取付けられている。回動レバー46はメインシ
ャーシ1上に設けられた支点軸36を中心に矢印c、c′
方向に回動自在に構成されている。
前述したように、キャプスタンモータ22によって復動
位置と往動位置との間で往復駆動される駆動手段を構成
するテープ供給側のメインローディング手段16と、サブ
ローディング手段18の回動レバー46との間には遊びを有
する係合部80が設けられている。この係合部80は、スラ
イダー51及びテープガイド52と、回動レバー46の両端46
a、46b間に設けられた凹部81とによって構成されてい
る。
回動レバー46の一端46a上で支点軸36とテープガイド7
8との間にばね当接ピン82が設けられている。捩りコイ
ルばねで構成されたばね83がメインシャーシ1上に設け
られたばね取付軸84に嵌装されて取付けられている。そ
して、このばね83の可動端83aがばね当接ピン82に当接
され、固定端83bがメインシャーシ1上に固定されてい
る。
サブローディング手段18の往動位置でメインシャーシ
1上にはストッパー85が設けられている。
次に、動作を説明する。
まず、第6A図はテープアンローディング状態を示して
おり、メインローディング手段16が復動位置に復動され
ている。そして、ばね当接ピン82を矢印m方向から押圧
しているばね83の可動端83aによって、回動レバー46が
支点軸36を中心に矢印c′方向に回動付勢されて、回動
レバー46の一端46aがスライダー51の前端部51aに当接さ
れて、サブローディング手段18のテープガイド78が復動
位置に復動されている。
次に、テープローディング時には、第6B図に示すよう
に、前述した如く、スライダー51がガイドレール34に沿
って矢印a方向にスライドされる。そして、スライダー
51の前端51aによって、回動レバー46がばね83に抗して
矢印c方向に回動される。
そして、ばね当接ピン82がバネ83の可動端83aに対す
る死点(支点軸36とばね当接ピン82との中心を結ぶ直線
が可動端83aに対して垂直となる位置)P4を矢印c方向
に越えた瞬間に、第6C図に示すように、ばね当接ピン82
を矢印m方向から押圧しているばね83の可動端83aによ
って、ばね当接ピン82に矢印c方向の回動力が与えられ
る。
従って、この後は、第6C図に示すように、回動レバー
46がばね83の可動端83aによって矢印c方向に回動さ
れ、テープガイド78が往動位置へ回動された時に、回動
レバー46がストッパー85にばね83の可動端83aによって
圧着されて、テープローディング動作が完了する。
なお、これと共に、スライダー51は回動レバー46から
離間されてガイドレール34に沿って往動位置まで矢印a
方向に往動される。
そして、サブローディング手段18のテープガイド78に
よって、第1図に示すように、磁気テープ10の供給側10
aがカセット9内から引き出されて、テンション検出ピ
ン5にパスされる。
次に、テープアンローディング時には、第6C図に示す
ように、前述した如く、スライダー51がガイドレール34
に沿って矢印a′方向にスライドされる。そして、第6D
図に示すように、スライダー51上のテープガイド52の基
部が回動レバー46の他端46bに矢印a′方向から当接し
て、回動レバー46のばね83に抗して矢印c′方向に回動
する。
そして、ばね当接ピン82がばね83の可動端83aに対す
る死点P4を矢印c′方向に越えた瞬間に、第6A図に示す
ように、ばね当接ピン82を矢印m方向から押圧している
ばね83の可動端83aによって、ばね当接ピン82に矢印
c′方向の回動力が与えられる。
従って、この後は、第6A図に示すように、回動レバー
46がばね83の可動端83aによって、矢印c′方向に回動
され、回動レバー46の一端46aがスライダー51の前端部5
1aに当接される。そして、スライダー51と共にテープガ
イド78が復動位置へ復動されて、テープアンローディン
グ動作が完了する。
このサブローディング手段18の駆動機構も、第5A図〜
第5D図に示したサブローディング手段19の駆動機構と同
様の効果が得られる。
G6 次に、第7A図及び第7B図によって、テンション検出
ピン5及びピンチローラ20の駆動機構を説明する。
テンション検出ピン5は回転ローラで構成されてい
て、テンション検出レバー87の先端上にローラ軸88を介
して回転自在に取付けられている。そして、テンション
検出レバー87はメインシャーシ1上に設けられた支点軸
89を中心に矢印n、n′方向に回動自在に構成され、捩
りコイルばねからなるばね90によって矢印n方向に回動
付勢されている。
ピンチローラ20はピンチローラレバー91の先端上に支
軸92を介して回転自在に取付けられている。そして、ピ
ンチローラレバー91はメインシャーシ1上に設けられた
支点軸38を中心に矢印d、d′方向に回動自在に構成さ
れ、捩りコイルばねからなるばね94によって矢印d′方
向に回動付勢されている。そして、スライド板32上に設
けられた駆動ピン43がピンチローラレバー91に設けられ
た凹部からなる係合部94に矢印i、i′方向から係合、
離脱自在に構成されている。
前記モードモータ25によって回転制御されるカムギア
27とカム軸97を介して一体に回転制御されるカムギア98
がメインシャーシ1上に配置されている。このカムギア
98のカム溝99によってカム従動ピン100を介して矢印
o、o′方向にスライド駆動されるストップ及びホワー
ド用のスライド板101がメインシャーシ1上に取付けら
れている。このスライド板101の一端上に設けられたピ
ン102にテンションレバー87がばね90によって矢印n方
向から当接されている。また、このスライド板101の他
端上にはリミッタ板103が支点軸104を介して矢印r、
r′方向に回動自在に取付けられ、このリミッタ板103
はリミッタばね105によって矢印r方向に回動付勢さ
れ、ストッパ106でスライド板101の側面に当接されてい
る。そして、リミッタ板103の先端上に設けられた駆動
ピン106がピンチローラレバー91のアーム91aに矢印o、
o′方向から係合、離脱自在に構成されている。
次に、動作を説明する。
まず、第7A図はテープローディング完了状態であり、
スライド板32がアンローディング位置P1からローディン
グ位置P2まで矢印i方向にスライドされると、駆動ピン
43がピンチローラレバー91の係合部95内に係合して、ピ
ンチローラレバー91及びピンチローラ20を1点鎖線の復
動位置から実線の往動位置までばね94に抗して回動させ
る。
次に、第7B図は記録、再生モード状態であり、モード
モータ25によって正方向(矢印s方向)に回転制御され
るカムギア98のカム溝99によってカム従動ピン100を介
してスライド板101が第7A図のストップ位置から第7B図
のホワード位置まで矢印o方向にスライドされる。
すると、ピン102に当接されていたテンション検出レ
バー87がばね90によって矢印n方向に回動されて、テン
ション検出ピン5がそのばね90によって第1図に実線で
示すように磁気テープ10の供給側10aに押圧される。
これと同時に、リミッタ板103の駆動ピン106がピンチ
ローラレバー91のアーム91aにリミッタばね105に抗して
矢印o方向から押圧されて、ピンチローラレバー91が更
に矢印d方向に回動されて、ピンチローラ20がリミッタ
ばね20によって第1図に1点鎖線で示すように磁気テー
プ10の巻取側10bをキャプスタン7に圧着する。なおこ
の時、駆動ピン43は係合部95内に遊び状態にある。
そして、記録、再生時には、磁気テープ10のテンショ
ンの変化に応じてテンション検出ピン5が第7B図で矢印
n、n′方向にばね90に抗して回動され、テンション検
出レバー87が第1図に示された供給リール台2のソフト
ブレーキ(図示せず)を制御して、磁気テープ10のバッ
クテンションを定テンション状態に制御する。
なお、ストップモードに切換えられると、第7A図に示
すように、逆方向(矢印s′方向)に回転制御されるカ
ムギア98によってスライド板101がストップ位置まで矢
印o′方向にスライドされ、リミッタ板103の駆動ピン1
06がピンチローラレバー91のアーム91aから矢印o′方
向に離間されて、ピンチローラレバー91及びピンチロー
ラ20が第7A図で実線の位置まで矢印d′方向に戻され
る。
G7 次に、第8A図及び第8B図によって、スライド板32の
駆動機構を説明する。
まず、第8A図に示すように、ローディング指令信号に
より、キャプスタンモータ22が正回転駆動されて、ギア
トレイン23を介して駆動ギア24が矢印g方向に正回転駆
動される。そして、欠歯ギア30が実線の位置から1点鎖
線の位置まで矢印h方向に回転制御されると、その欠歯
ギア30の一端30aが駆動ギア24に噛合されて、ローディ
ングモードとなる。
なおこの間に、欠歯ギア30上に設けられた駆動ピン31
はスライド板32の長孔33の一端の一側面に切欠かれてい
る上記噛合のための逃げ用切欠き33a内を矢印h方向に
回動して長孔33内に進入する。
そして、上記噛合の瞬間から、駆動ギア24によって欠
歯ギア30が矢印h方向に約250゜回転駆動され、その回
転角の約180゜分で、駆動ピン31によって長孔33を介し
てスライド板32が第8A図のアンローディング位置P1から
第8B図のローディング位置P2まで矢印i方向にスライド
される。
そして、欠歯ギア30はこの回転の後に、第8B図に示す
ように駆動ギア24から離脱した状態で停止される。
次に、第8B図に示すように、アンローディング指令信
号により、キャプスタンモータ22が逆回転駆動されて、
ギアトレイン23を介して駆動ギア24が矢印g′方向に逆
回転駆動される。そして、欠歯ギア30が実線の位置から
1点鎖線の位置まで矢印h′方向に回転制御されると、
その欠歯ギア30の他端30bが駆動ギア24に噛合されて、
アンローディングモードとなる。
なおこの間に、駆動ピン31はスライド板32の長孔33の
一端の他側面に切欠かれている上記噛合のための逃げ用
切欠き33b内を矢印h′方向に回動して長孔33内に進入
する。
そして、上記噛合の瞬間から、駆動ギア24によって欠
歯ギア30が矢印h′方向に約250゜回転駆動され、その
回転角の約180゜分で、駆動ピン31によって長孔33を介
してスライド板32が第8B図のローディング位置P2から第
8A図のアンローディング位置P1まで矢印i方向にスライ
ドされる。
そして、欠歯ギア30はこの回転の後に、第8B図に示す
ように駆動ギア24から離脱した状態で停止される。
G8 次に、第9A図及び第9B図によって、トリガー機構29
の概要を説明する。
欠歯ギア30の回転軸108の近傍にトリガーレバー109が
配置され、このトリガーレバー109は支点軸110を中心に
矢印t、t′方向に揺動自在に構成されている。リンク
機構28は、互に連結されて支点軸11、12を中心に揺動さ
れる一対のリンク112、113によって構成されている。カ
ムギア27に設けられたカム溝115に係合されたカム従動
ピン116が一方のリンク113に設けられ、他方のリンク11
4がトリガーレバー109に連結されている。
そして、第9A図に示すように、ローディング指令信号
により、モードモータが正回転駆動されて、ギアトレイ
ン26を介してカムギア27が矢印s方向に正回転制御され
ると、リンク機構28を介してトリガーレバー109が矢印
t方向に揺動駆動される。このトリガーレバー109によ
る機械的トリガーによって、欠歯ギア30が矢印h方向に
回転制御されて、矢印g方向に回転駆動されている駆動
ギア24に欠歯ギア30の一端30aが矢印h方向から噛合さ
れて、ローディングモードとなる。
次に、第9B図に示すように、アンローディング指令信
号により、モードモータが逆回転駆動されて、ギアトレ
イン26を介してカムギア27が矢印s′方向に逆回転制御
されると、リンク機構28を介してトリガーレバー109が
矢印t′方向に揺動駆動される。このトリガーレバー10
9による機械的トリガーによって、欠歯ギア30が矢印
h′方向に回転制御されて、矢印g′方向に回転駆動さ
れている駆動ギア24に欠歯ギア30の他端30bが矢印h′
方向から噛合されて、アンローディングモードとなる。
G9 次に、第10A図〜第11図によって、トリガー機構29
の詳細を説明する。
欠歯ギア30の回転軸108の外周で、その欠歯ギア30の
下面にトリガー用突起118と、一対の位置決め用突起119
a、119bとが上下2段状に互に一体成形されている。ト
リガーレバー109の支点軸110の外周に捩りコイルばねか
らなるトリガー用ばね120と位置決め用ばね121とが上下
2段に取付けられている。そして、トリガー用ばね120
の一対のばねアーム120a、120bがトリガーレバー109の
両端部109a、109b間に架設されていて、これら両ばねア
ーム120a、120bはトリガー用突起118を交互に押圧する
ように構成されている。また、位置決め用ばね121の可
動端121aが両位置決め用突起119a、119bに交互に押圧さ
れるように構成され、固定端121bはトリガーレバー109
のばね係止部122に係止されている。
次に、動作を説明する。
第10A図はアンローディング状態であり、位置決め用
ばね121の回動端121aが一方の位置決め用突起119aに矢
印U方向から押圧され、トリガー用突起118がトリガー
用ばね120の一方のばねアーム120aに矢印h′方向から
押圧されている。この結果、欠歯ギア30が矢印h′方向
に回転付勢されて、この欠歯ギア30の一端30aが駆動ギ
ヤ24から矢印h′方向に離脱された状態に保持されてい
る。
次に、このローディング状態で、第10B図に示すよう
に、トリガーレバー109が矢印t方向に揺動駆動される
と、トリガー用ばね120の一方のばねアーム120aがトリ
ガー用突起118を矢印t方向に弾性的に押圧する。
すると、欠歯ギア30が矢印h方向に弾性的に回転付勢
されて、その欠歯ギア30の一端30aが、矢印g方向に回
転駆動されている駆動ギア24に矢印h方向から噛合され
る機械的トリガー動作が行われる。
なおこの後、欠歯ギア30は駆動ギア24によって矢印h
方向に約250゜回転駆動され、第10C図に示すように、駆
動ギア24から離脱して、ローディング状態で停止され
る。
そして、第10C図に示すローディング状態では、位置
決め用ばね121の可動端121aが他方の位置決め用突起119
bに矢印U方向から押圧され、トリガー用突起118がトリ
ガー用ばね120の他方のばねアーム120bに矢印h方向か
ら押圧されている。この結果、欠歯ギア30が矢印h方向
に回転付勢されて、その欠歯ギア30の他端30bが駆動ギ
ヤ24から矢印h方向に離脱された状態に保持されてい
る。
次に、このローディング状態で、第10D図に示すよう
に、トリガーレバー109が矢印t′方向に揺動駆動され
ると、トリガー用ばね120の他方のばねアーム120bがト
リガー用突起118を矢印t′方向に弾性的に押圧する。
すると、欠歯ギア30が矢印h′方向に弾性的に回転付
勢されて、その欠歯ギア30の他端30bが、矢印g′方向
に回転駆動されている駆動ギア24に矢印h′方向から噛
合される機械的トリガー動作が行われる。
なおこの後、欠歯ギア30は駆動ギア24によって矢印
h′方向に約250゜回転駆動され、第10A図に示すよう
に、駆動ギア24から離脱したアンローディング状態に復
帰して停止される。
ところで、このトリガー機構29によれば、トリガーレ
バー109の正逆方向(矢印t、t′方向)の揺動によっ
て、一対のばねアーム120a、120bによって欠歯ギア30を
正逆方向(矢印h、h′方向)に弾性的に交互に回転付
勢させて、この欠歯ギア30の両端30a、30bを駆動ギア24
に正逆方向(矢印h、h′方向)から弾性的に噛合させ
るように構成したので、欠歯ギア30の両端30a、30bを駆
動ギア24に交互に噛合させる際に、これらのギアの山ど
うしが衝突した時に発生する衝撃を一対のばねアーム12
0a、120bで緩衝させることができる。
従って、欠歯ギア30と駆動ギア24とが山どうしで衝突
した時の衝撃によって、これらのギア30、24の山が破損
してしまう噛こぼれを未然に防止することができる。従
って、欠歯ギア30を駆動ギヤ24に常に、スムーズに噛合
させることができて、磁気テープ10のローディング及び
アンローディングのためのトリガー動作を常に安全かつ
スムーズに行える。
また、1つのトリガー用ばね120の両端である一対の
ばねアーム120a、120bをトリガーレバー109の両端部109
a、109b間に架設するだけで良く、構造が非常に簡単で
ある。
G10 次に、第12図及び第13図によって、ブロック化構
造を説明する。
第1ブロック124は、メインシャーシ1上に回転ヘッ
ドドラム4、テンション検出ピン5、テープガイド6及
びキャプスタン7によって構成されたテープ走行路を形
成し、メインシャーシ1上に両メインローディング手段
16、17及び両サブローディング手段18、19及びピンチロ
ーラ20を取付けることによって構成されている。
第2ブロック125は、メインシャーシ1の下部に複数
のねじ129によって取付けられたサブシャーシ130の下部
に、ローディング系駆動機構131を取付けることによっ
て構成されている。なおこのローディング系駆動機構13
1は、両メインローディング手段16、17及び両サブロー
ディング手段18、19やピンチローラ20等を駆動するため
の駆動機構であり、第8A図及び第8Bに示されたギアトレ
イン23及び駆動ギア24、第9A図及び第9B図に示されたモ
ードモータ25、ギアトレイン26、カムギア27、リンク機
構28、トリガー機構29及び欠歯ギア30等である。なお、
キャプスタンモータ22はメインシャーシ1の下部に取付
けられている。
第3ブロック126は、サブシャーシ130の下部に配置さ
れて、メインシャーシ1の下部に複数のねじ134によっ
て取付けられたリール台シャーシ135に、一対のリール
台2、3と、それを駆動するリール台系駆動機構136を
取付けることによって構成されている。なお、リール台
系駆動機構136は、カムギア27によってモードが切換え
られて、キャプスタンモータ22によって両リール台2、
3を選択的に回転駆動するギア機構によって構成されて
いる。
第4ブロック127は、サブシャーシ130の下部に接着等
にて取付けられて、サブシャーシ130とリール台シャー
シ135との間に配置されたフレキシブルプリント基板132
に上記ローディング系及びリール台系駆動機構131、136
やその他の複数のセンサー133を取付けることによって
構成されている。なお、この複数のセンサー133は、カ
ムギア27の位相を検出するモード切換え用エンコーダ、
欠歯ギア30の位相を検出するローディング及びアンロー
ディング検出用エンコーダ、一対のリール台2、3のFG
センサー、磁気テープ10の両端のエンドセンサー、カセ
ット9の装着検出センサー等である。なお、両リール台
2、3は、フレキシブルプリント基板132、サブシャー
シ130及びメインシャーシ1に設けられた各一対の貫通
孔137、138、139を貫通してメインシャーシ1の上方に
突出されている。
第5ブロック128は、リール台シャーシ135の下部に配
置されて、メインシャーシ1の下部に複数のねじ140に
よって取付けられたメインプリント基板141に、上記ロ
ーディング系駆動機構131及びリール台系駆動機構136の
制御回路142を形成し、上記フレキシブルプリント基板1
41の複数の接続端143が上記制御回路142に複数のコネク
ター144を介して接続されている。
このように、第1〜第5ブロック124〜128にブロック
化された構造によれば、フレキシブルプリント基板132
を第2ブロック125及び第3ブロック126の間に配置した
ので、これら第2、第3ブロック125、126に取付けられ
ているローディング系及びリール台系駆動機構131、136
の複数のセンサー133を1つのフレキシブルプリント基
板132に取付けることができる。従って、このフレキシ
ブルプリント基板132の接続端143を制御回路142が形成
されているメインプリント基板141のコネクター144に接
続するだけで、全ての配線を行えるので、ローディング
系及びリール台系駆動機構131、136とメインプリント基
板141との間に多数のハーネスを配線する必要が全くな
い。
従って、配線が非常に簡単であり、多数のハーネスを
配線するための余分なスペースをとる必要がないので、
テープローディング装置全体の薄形化が可能である。ま
た、第1〜第5ブロック124〜128をそれぞれ個別に組立
てた後に、第1ブロック124に第2〜第5ブロック125〜
128を順次組立てれば良いので、テープローディング装
置全体の組立て及び分解を非常に容易に行える。
G11 次に、第14図及び第15図によって、両メインロー
ディング手段16、17のガイド構造を説明する。
メインシャーシ1は板厚T1が約0.6mm程度の板金によ
って構成されている。両ガイドレール34、35は、メイン
シャーシ1にガイド溝147を形成し、このガイド溝147の
両側縁部148をメインシャーシ1の上面1aから上方に約
0.3mm程度の高さT2に半抜き加工によって突出させて形
成したものである。
そして、両側縁部148の上方への半抜き加工によっ
て、同時に、メインシャーシ1の下面1bに上記高さT2
同寸法の凹溝149をガイド溝147の両側に沿って形成する
ことができる。
そして、両メインローディング手段16、17のスライダ
ー51の断面形状をほぼコ字状に形成して、このスライダ
ー51の下面に設けた一対のスライド面51bを両側縁部148
を跨いでシャーシ1の上面1a上でスライドさせるように
構成している。また、スライダー51の下部に突出させた
一対のガイド軸54、55をガイド溝147に上方から挿入さ
せ、これらのガイド軸54、55の下端外周に一体に形成し
た一対の抜け止めリング149を上記凹溝150内で移動させ
るように構成したものである。
このメインローディング手段のガイド構造によれば、
メインシャーシ1に半抜き加工された両側縁部148で補
強用リブが形成され、メインシャーシ1をガイド溝147
の両側に沿って補強することができるので、ガイド溝14
7の両側におけるメインシャーシ1の平面度を高くする
ことができる。そして、両メインローディング手段16、
17のスライダー51を両側縁部148を跨いで、上記平面度
の高いメインシャーシ1の上面1a上を一対のスライド面
51aによって小接触面積で接触して摺動させるので、ス
ライダー51の摺動抵抗を非常に小さくすることができ
て、両メインローディング手段16、17をメインシャーシ
1上でスムーズに往復動させることができる。従って、
両メインローディング手段16、17を駆動するキャプスタ
ンモータ22の負荷を小さくすることができて、キャプス
タンモータ22の小型化が可能である。
また、ガイド軸54、55の下端外周に設けた両抜け止め
リング150をメインシャーシ1の下面1bにガイド溝147の
両側に沿って形成された凹溝149内で移動させたので、
両抜け止めリング150がメインシャーシ1の下面1bから
下方に大きく突出することを防止できる。従って、メイ
ンシャーシ1の下面1bにサブシャーシ130等を極めて近
接させて取付けることができて、全体の薄形化を図るこ
とができる。
また、ガイド溝147の両側縁部148をメインシャーシ1
の上方の半抜き加工するだけで、そのメインシャーシ1
の上方に突出された両側縁部148でメインシャーシ1の
補強用リブを形成するのと同時に、メインシャーシ1の
下面1bにガイド溝147の両側に沿った凹溝149を形成でき
るので、加工工数も非常に少なく、低コストである。
以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発明は上記
実施例に限定さることなく、本発明の技術的思想に基づ
いて、各種の有効な変更が可能である。
H 発明の効果 本発明は、上述のとおり構成されているので、次のよ
うな効果を奏する。
駆動手段によるローディング手段の往復駆動途中で、
ばねによるローディング手段の回動付勢方向を自動的に
反転させるようにして、ローディング手段を往復位置
で、上記反転されたばねによってストッパに押圧(圧
着)されて位置決めされるようにしたので、駆動手段を
駆動するモータの力量によって、ローディング手段を往
動位置でストッパーに押圧(圧着)させる必要がない。
従って、先願例のようなリミッタ機構を不要にすること
ができて駆動機構全体をシンプルに構成することができ
ると共に、ローディング手段を往動位置でストッパーに
押圧(圧着)させる時にモータには負荷が全く加えられ
ないので、モータの小型化が可能であり、テープローデ
ィング装置の小型軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の一実施例を示したものであって、第1図
はテープローディング装置全体を示す平面図、第2図は
テープローディング装置全体を示す側面図、第3A図及び
第3B図はテープローディング装置全体の駆動機構の概要
を説明する平面図、第4A図及び第4B図はメインローディ
ング手段の駆動機構を説明する平面図、第5A図〜第5D図
はテープ巻取側のサブローディング手段の駆動機構を説
明する平面図、第6A図〜第6D図はテープ供給側のサブロ
ーディング手段の駆動機構を説明する平面図、第7A図及
び第7B図はテンション検出ピン及びピンチローラの駆動
機構を説明する平面図、第8A図及び第8B図はスライド板
の駆動機構を説明する平面図、第9A図及び第9B図はトリ
ガー機構の概要を説明する平面図、第10A図〜第10D図は
トリガー機構の詳細を説明する平面図、第11図はトリガ
ー機構の側面図、第12図はブロック化構造を説明する分
解斜視図、第13図はブロック化構造の断面図、第14図は
メインローディング手段のガイド構造を説明する平面
図、第15図は第14図のXV−XV矢視での断面図である。 なお、図面に用いられた符号において、 9……カセット 10……磁気テープ 19……サブローディング手段 22……キャプスタンモータ 32……スライド板(駆動手段) 37……支点軸 47……回動レバー 71……係合部 74……ばね 76……ストッパー P3……ばねの死点 である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支点軸を中心に復動位置から往動位置へ回
    動されることによってテープをテープカセットから引き
    出してテープ走行路にローディングするローディング手
    段と、 モータによって復動位置から往動位置へ移動される駆動
    手段と、 この駆動手段と上記ローディング手段とを遊びを有して
    係合させることができる係合部と、 上記ローディング手段を死点を境界として往動位置側と
    復動位置側とに切換えて回動付勢するばねと、 上記ローディング手段の往動位置に設けられたストッパ
    ーとを具備し、 上記駆動手段によって上記係合部を介して上記ローディ
    ング手段を復動位置から往動位置へ回動させる際、上記
    ローディング手段が上記ばねの死点を越えることによっ
    て、上記ばねが上記ローディング手段を往動位置へ回動
    付勢させて上記ストッパーに押圧させて位置決めするよ
    うに構成したことを特徴とするテープローディング装
    置。
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