JPH0792957B2 - 磁気テ−プ装置 - Google Patents

磁気テ−プ装置

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JPH0792957B2
JPH0792957B2 JP60029524A JP2952485A JPH0792957B2 JP H0792957 B2 JPH0792957 B2 JP H0792957B2 JP 60029524 A JP60029524 A JP 60029524A JP 2952485 A JP2952485 A JP 2952485A JP H0792957 B2 JPH0792957 B2 JP H0792957B2
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gear
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cassette
rotating
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茂樹 村田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気テープを巻装する一対のリールハブを内
蔵したカセットから磁気テープをカセット外部に引出し
て、カセット外部に設置した回転磁気ヘッドなどの磁気
ヘッドに添接走行させ、信号を記録または再生もしくは
記録および再生(以下、記録/再生と称す)する方式の
磁気テープ装置に関するものである。
従来の技術 一般に、カセット式ビデオテープレコーダの如き磁気テ
ープ装置は、カセットから磁気テープを引出して磁気ヘ
ッドに添接走行させているが、磁気テープの引出し動作
をテープ駆動系のモータで行うと、モータ駆動力を磁気
テープ引出し部とテープ駆動部へ切換えて伝達するため
のプランジャーとか複雑なクラッチ機構などを必要とす
るため、磁気テープ引出し専用のモータを設けたものが
多い。
しかしながら、前記した磁気テープ引出し用のモータを
設けたビデオテープレコーダはモータの回転が直接的に
伝達される様な構造で、磁気テープ引出し部材をカセッ
ト内の磁気テープを引出すための第1位置と磁気テープ
をカセット外部に引出して磁気ヘッドに添接させる第2
位置との間を往復移動させていたため、磁気テープ引出
し部材の上記第1位置と第2位置での停止位置はモータ
の回転停止位置に左右される構造であった。
そこで、この問題を解決するために、近年ではモータの
連続回転運動を間欠回転運動に変換し、その間欠回転量
に応じて磁気テープ引出し手段を駆動する駆動手段を有
する磁気テープ装置が提案されるようになってきた。例
えば特公昭59−27983号に記載の磁気テープ装置では、
前記駆動手段としてモータと連動するカムと、このカム
に追従して揺動運動する扇形歯車と、この扇形歯車と噛
合する歯車を含む構成としたものが提案されている。
以下図面を参照しながら、上述した従来の磁気テープ装
置の一例(特公昭59−27983号)について説明する。
第9図〜第11図において、基板2上に植立せる軸4,6に
各々回転自在に遊嵌せる供給リール台8、巻取リール台
10はカセット12を装置本体に装置すると、カセット12内
の供給リールハブ14、巻取りリールハブ16と各々係合し
て一体的に回転する構造となっている。
供給リールハブ14上に巻回された磁気テープ18はカセッ
ト12の前部に設けられた一対の切欠部20,22の前面を覆
う様に案内されて巻取リールハブ16に巻取られる。
上記一対の切欠部20,22内には、それぞれ2本づつ磁気
テープを引出し、かつ案内するためのガイドポスト24,2
6および28,30が配設されている。該ガイドボスト24,26
は基板2に平行に載置した副基板32上の第1の溝34に案
内されて摺動する第1の引出しブロック36上に植設して
あり、同様にガイドポスト28,30は副基板32上の第2の
溝38に案内されて摺動する第2の引出しブロック40上に
植設してある。
副基板32の基板2側には一対の軸42,44が植設してあ
り、該軸42、44には回転自在に一対の歯車46,48が互い
に噛み合う様に遊嵌してある。歯車46と一体的に回動す
るアーム50の一端に形成せる長穴52は上記第1の引出し
ブロック36上で摺動自在に案内され、かつ第1ばね37で
第1の引出しブロック36と引き合っているピン54と摺動
自在に嵌合しており、従って歯車46が第9図で時計方向
に所定角度回動すると第1の引出しブロック36は第1の
溝34に案内されて矢印A方向に所定位置まで移動するの
で、ガイドポスト24,26は磁気テープ18を引出しながら
第1図点線の位置まで移動する。この状態では第1の引
出しブロック36は上記第1ばね37の弾性力でストッパー
25に押圧される様になっている。同様にして、歯車48と
一体的に回動するアーム55の一端に形成される長穴56は
上記第2の引出しブロック40上で摺動自在に案内され、
かつ第2ばね41で第2の引出しブロック40と引き合って
いるピン58と摺動自在に嵌合しており、従って歯車48が
第9図で反時計方向に所定角度回動すると、第2の引出
しブロック40は第2の溝38に案内されて矢印A方向に所
定位置まで移動するので、ガイドポスト28,30は磁気テ
ープ18を引出しながら第9図に示す点線の位置まで移動
する。この状態では上記と同様に第2の引出しブロック
40は上記第2ばね41の弾性力でストッパー29に押圧され
る様になっている。そして、引出された磁気テープ18は
内部に回転ヘッド(図示せず)を有するドラム60と固定
ヘッド62に添接する様になる。
一方、基板2の裏側に植設せる軸64にはベルト66、プー
リ67、歯車68を介してモータ70によって駆動される外周
に歯車を有するカム72が回転自在に遊嵌してある。該カ
ム72は第10図に示す如く、360゜以上にわたる溝74を有
する確動カムになっており、そのリフト曲線は第11図に
示す如く、回転角40゜〜360゜の間でのみ後述するカム
フォロアーが移動する様になっている。
更に、基板2の裏側には軸75が植設してあり、上記カム
72の溝74にはまり合うカウフォロアー76を有する扇形歯
車78が回転自在に遊嵌してあり、該扇形歯車78の歯部80
は基板2の裏側に植設せる軸82に回転自在に遊嵌させる
小歯車84と係合している。そして、小歯車84と一体回転
する大歯車86は、基板2に形成した孔(図示せず)を通
って基板2の裏側に出ている前述した歯車46とかみ合っ
ている。すなわちカム72が第10図の位置から反時計方向
に回転し始めると最初の40゜は扇形歯車78は全く移動し
ないが、回転角40゜から扇形歯車78は軸75を中心に第2
図で反時計方向に回動し始め、従って小歯車84、大歯車
86を介して歯車46は軸42を中心に第9図で時計方向に、
歯車48は軸44を中心に第9図で反時計方向に回転し、ガ
イドポスト24,26および28,30は矢印A方向に移動し、磁
気テープ18をカセット12の外部へ引出す。カム72の回転
角が360゜になると扇形歯車78の回動が停止するが、そ
の直前で第1の引出しブロック36と第2の引出しブロッ
ク40がそれぞれストッパー25,29に当接する様になって
いる。
そして、ガイドポスト24,26および28,30が点線で示す位
置まで来るとスイッチ(図示せず)がオフとなり、モー
タ70の回転が停止する様になっている。
基板2上に回転自在に配設されたキャプスタン88はベル
ト90を介してキャプスタンモータ92によって第9図で時
計方向に回転される。
ピンチローラ94は停止態様では第9図に示す実線の位置
にあり、記録/再生態様時は第9図に示す点線の位置に
移動し、キャプスタン88との協働で磁気テープ18を第1
図で右方へ移送する様になっている。この場合、移送さ
れた磁気テープ18は周知の手段によって巻取リールハブ
16上に巻取られる様になっている。
次の動作について説明する。
第9図の実線で示した状態の停止態様から記録/再生ス
イッチ(図示せず)を押圧すると、第10図で、モータ70
が第10図で時計方向に、キャプスタンモータ92が反時計
方向に回転し始める。モータ70の回転はベルト66および
歯車68を介してカム72に伝達されるが、第11図に示す如
くモータ70が回転を始めても扇形歯車78はすぐには動き
出さない。カム72の回転角が40゜を過ぎるとカムフォロ
アー76が第10図で左方へ移動するので扇形歯車78は軸75
を中心に第10図で反時計方向に回動し、歯車84,86を介
して歯車46は第9図で時計方向に、歯車48は反時計方向
に回転し始める。従って、歯車46と一体的に回動するア
ーム50は第9図で時計方向に回動し、長穴52にはまり合
っているピン54を有する第1の引出しブロック36は矢印
A方向に移動するので、結局、ガイドボスト24,26も矢
印A方向に移動し、磁気テープ18をカセット12の外部に
引出す。同様にして、歯車48と一体的に回動するアーム
54は第9図で反時計方向に回動し、長穴56にはまり合っ
ているピン58を有する第2の引出しブロック40も矢印A
方向に移動するのでガイドポスト28,30も矢印A方向に
移動し、磁気テープ18をカセット12の外部に引出す。
カム72の回転角が360゜になると、ガイドポスト24,26お
よび28,30はそれぞれ第1図に示す点線の位置まで移動
し、テープ引出し完了スイッチ(図示せず)がオフとな
ってモータ70への給電が断たれる。
上述したテープ引出し完了スイッチ(図示せず)がオン
になると、プランジャー(図示せず)が動作し、ピンチ
ローラ94が第9図の実線の位置から点線の位置へ移動
し、キャプスタン88と協働で磁気テープ18を第9図で右
方へ移送し、巻取リールハブ16が周知の手段によって、
これを巻取る。この様にして磁気テープ18はドラム60お
よび固定ヘッド62に添接走行し、信号が記録または再生
される。
停止スイッチ(図示せず)を押すと、モータ92とブラン
ジャー(図示せず)への通電が断たれてキャプスタン88
は停止し、ピンチローラ94は第9図の実線位置へ復帰す
る。モータ70は第10図で反時計方向に回転し、前述した
のとは逆の動作が行なわれ、ガイドポスト24,26および2
8,30は第9図の実線の位置に復帰する。
この時、引出されている磁気テープ18は周知の手段によ
ってカセット12内に収納される様になっている。
そしてテープ収納完了スイッチ(図示せず)がオフにさ
れるとモータ70の回転は停止する。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記のような構成では、第1の磁気テープ
引出し部材であるガイドポスト24,26の移動量は、第2
の磁気テープ引出し部材であるガイドポスト28,30に比
べて常に歯車46,48間のバックラッシ(一対の歯車を噛
み合わせたときの歯面間の遊び)の分だけ少なくなり、
第9図の実線で示した停止位置での位置決め精度が悪く
なるという問題があった。
本発明はかかる従来の磁気テープ装置の持つ問題点を解
消し、簡単な構造で一対の磁気テープ引出し部材の停止
位置決めおよび移動量をそれぞればらつくことなく確実
に、無理なく行ない得る磁気テープ装置を提供せんとす
るものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本発明の磁気テープ装置で
は、前記第1および第2の引出し駆動部材は互いに直接
的な係合関係を持たず、前記第1および第2の引出し駆
動部材とに設けた第1および第2の歯車の回転軸を案内
として往復移動することにより、前記第1の引出し駆動
部材と前記第2の引出し駆動部材とを互いに異なる方向
に正逆回転させる往復移動部材を備えるものである。
作 用 本発明は前記した構成によって、前記第1および第2の
引出駆動部材は同一の往復移動部材とそれぞれ係合して
いるため、バックラッシによる前記第1および第2の磁
気テープ引出し部材の移動量の差は生じないことなる。
また、歯車の回転軸を案内として利用するため、部品点
数が削滅されるものである。
実施例 以下本発明の一実施例の磁気テープ装置について、図面
を参照しながら説明する。
第1図〜第8図において、基板2上に植設せる軸4,6に
各々回転自在に遊嵌せる供給リール台8、巻取リール台
10はカセット12を装置本体に装着すると、カセット12内
の供給リールハブ(図示せず)、巻取リールハブ(図示
せず)と各々係合して一体的に回転する構造としてあ
る。
供給リールハブ(図示せず)上に巻回された磁気テープ
18はカセット12の前部に設けられた一対の切欠部20,22
の前面を覆う様に案内されて巻取リールハブ(図示せ
ず)に巻取られる。
前記一対の切欠部20,22内には、各々2本づつ磁気テー
プを引出し、かつ案内するためのガイドポスト24,26お
よび28,30が配設されている。このガイドポスト24,26は
基板2上の第1の溝34に案内されて摺動する第1引出し
ブロック36上に植設してあり、同様にガイドポスト28,3
0は基板2上の第2の溝38に案内されて摺動する第2引
出しブロック40上に植設してある。
第1図〜第3図は停止態様における位置関係を示してお
り、基板2の裏側には一対の軸104,105が植設してあ
り、軸104には第1ローディング歯車106が回転自在に遊
嵌してある。また、軸105には第2ローディング歯車107
が回転自在に遊嵌してあるが、第1ローディング歯車10
6と第2ローディング歯車107とは直接的な噛合関係はな
く、互いに独立して回転できる様にしてある。第7図に
示す様に、第1ローディング歯車106のボス部108に入り
込んで回転自在に遊嵌されるボス109と一体化して共に
回転する第1ローディングアーム110に設けたばねかけ1
11と第1ローディング歯車106に植立したピン112との間
に引張りばね113を張架させ、第1ローディングアーム1
10に設けたストッパ114とピン112とを当接させることに
より第1ローディングアーム110と第1ローディング歯
車106とを一体化し共に回転するよう構成してある。第
1ローディングアーム110の一端にはピン115により第1
ローディングリンク116が回動自在に結合されるように
してある。第1ローディングリンク116の他端は、第1
引出しブロック36に植立したピン117と係合関係にあ
る。118は第2ローディングアームであるが第2ローデ
ィング歯車107とは第1ローディングアーム110と第1ロ
ーディング歯車106間と同様の構成となっており、第2
ローディング歯車107のボス部120に入り込んで回転自在
に遊嵌されるボス121と一体化して共に回転する第2ロ
ーディングアーム118に設けたばねかけ122と第2ローデ
ィング歯車107に植立したピン123との間に引張りばね12
4を張架させ、第2ローディングアーム118に設けたスト
ッパ125とピン123とを当接させることにより第2ローデ
ィングアーム118と第2ローディング歯車107とを一体化
し共に回転するよう構成してある。第2ローディングア
ーム118の一端にはピン119により第2ローディングリン
ク126が回動自在に結合されるようにしてある。第2ロ
ーディングリンク126の他端は、第2引出しブロック40
に植立したピン127と係合関係にある。
さて、モータ101によって駆動される揺動ロッド129は、
第1ローディング歯車106と噛合する第1の歯車部130と
第2ローディング歯車107と噛合する第2の歯車部131と
を有するとともに、軸100,104および105を貫通してかつ
軸100,104および105によって第1図に示した点Aを中心
として揺動案内される案内溝132,133および134を設けて
ある。すなわち、揺動ロッド129は、軸100,104および10
5に案内されて点Aを中心として揺動運動自在に支持さ
れている。また、第1ローディング歯車106と噛合する
第1の歯車130の歯車中心と、第2ローディング歯車107
と噛合する第2の歯車部131の歯車中心とも点Aに合わ
せてあるので、揺動ロッド129が点Aを中心として揺動
しても、滑らかに第1ローディング歯車106および第2
ローディング歯車107を回転駆動することが出来る。
装置の停止態様では、第1図に示す位置関係になってお
り、モータ101が第1図で反時計方向に回転すると、揺
動ロッド129は軸100,104および105に案内されて点Aを
中心に第1図および第2図で時計方向に揺動し始めるの
で、揺動ロッド129に設けた第1の歯車部130と噛合して
いる第1ローディング歯車106は軸104を中心に第1図で
反時計方向に、第2の歯車部131と噛合している第2ロ
ーディング歯車107は軸105を中心に第1図で時計方向に
回転し始める。これによって第1ローディングアーム11
0は第1図で反時計方向に、第2ローディングアーム118
は時計方向に回転し、結果的に第1引出しブロック36,
第2引出しブロック40はガイド溝34,38に沿って第1図
で矢印B方向に移動し、磁気テープ18をカセット12の外
部へ引出す。続いてモータ101が第1図で反時計方向に
回転すると第1ローディングアーム110と第2ローディ
ングアーム118は第1引出しブロック36と第2引出しブ
ロック40とをガイドポスト24,30がそれぞれ固定部材13
5,136に当接する位置まで移動させる。さらにモータ101
が第1図で反時計方向に回転して揺動ロッド129が第4
図に示す位置にくると、スイッチ(図示せず)がオフと
なってモータ101の回転が止まる様にしてある。この状
態では前記した様に、テープガイド24,30が固定部材13
5,136に当接しているので第1ローディングアーム110と
第2ローディングアーム118は第4図の状態以上には回
動できず、その結果、第1ローディング歯車106と第2
ローディング歯車107は引張ばね113,124をその付勢力に
抗して引き伸ばして第5図に示す様な位置関係となり、
カム102の回転角が300゜から360゜の区間では第5図の
状態が保たれる様にしてある。
前記したように、第1ローディングアーム110,第2ロー
ディングアーム118が回動し得ない状態で第1ローディ
ング歯車106と第2ローディング歯車がそれぞれ第5図
で反時計方向と時計方向に回動したためピン112とスト
ッパ114間には△lの隙間が生じ、同様にピン123とスト
ッパ125間にも△l′の隙間が生じている。結局、この
隙間△lおよび△l′は引張ばね113,124の伸びに他な
らないが、この伸びに相当する力でガイドポスト24,30
が固定部材135,136に押圧され磁気テープ18が安定した
状態でカセット12の外部に配置した固定ヘッド138,139
および内部に回転磁気ヘッド(図示せず)を内蔵したガ
イドドラム140に添接される様にしてある。
基板2上に回転自在に配設されたキャプスタン143はキ
ャプスタンモータ144によって第3図で時計方向に回転
される。
ピンチローラ94は停止態様では第3図に示す位置にあ
り、記録/再生態様時は、第6図に示す位置に移動し、
キャプスタン143との協働で磁気テープ18を第6図で右
方へ移送され、周知の手段によって巻取リールハブ(図
示せず)に巻取られる様にしてある。
以上の様に構成された磁気テープ装置について、その動
作を説明する。
第1図に示した停止態様から記録/再生スイッチ(図示
せず)を押圧すると、キャプスタンモータ144が回転し
てキャプスタン143を第3図で時計方向に回転させ始め
る。また、モータ101が第1図で反時計方向に回転し始
め、揺動ロッド129は軸100,104,105および案内溝132,13
3,134に案内されて点Aを中心に第1図で時計方向に揺
動し、第1の歯車部130を介して第1ローディング歯車1
06を第1図で反時計方向に、第2の歯車部131を介して
第2ローディング歯車を時計方向に回転させる。したが
って、第1ローディングアーム110は引張ばね113を介し
て第1図で反時計方向に回動し、ピン115および第1ロ
ーディングリンク116を介して第1ローディングアーム1
10と連結されている第1引出ブロック36は、第1の溝34
に沿って矢印B方向に移動するので、ガイドポスト24,2
6も矢印B方向に移動し、磁気テープ18をカセット12の
外部に引出す。同様にして、第2ローディングアーム11
8は引張ばね124を介して第1図で時計方向に回動し、ピ
ン119および第2ローディングリンク126を介して第2ロ
ーディングアーム118と連結されている第2引出しブロ
ック40は、第2の溝38に沿って矢印B方向に移動するの
で、ガイドポスト28,30も矢印B方向に移動し、磁気テ
ープ18をカセット12の外部に引出す。また、第1ローデ
ィング歯車106と第2ローディング歯車107とは、それぞ
れ揺動ロッドに噛合しているため、歯車同志の噛合回数
が各々1回づつと少なく、また同回数であるので、バッ
クラッシによる第1引出しブロック36と第2引出しブロ
ック40の移動量の相対的なバラツキもなく、また絶対移
動量の誤差も少なくなっている。
さらにモータ101が回転すると、テープ引出し完了スイ
ッチ(図示せず)がオフとなってモータ101への給電が
断たれて第4図に示す位置関係が保たれる。また、ピン
チローラ94が第3図の位置から第6図の位置へと周知の
手段をもって移動し、キャプスタン143と協働で磁気テ
ープ18を第6図で右方へ移送し、巻取リールハブ(図示
せず)が周知の手段によってたるみなく巻取る。この様
にして磁気テープ18はガイドドラム140および固定ヘッ
ド138,139に添接走行し、信号が記録または再生され
る。
次に停止スイッチ(図示せず)を押圧した場合は、キャ
プスタンモータ144への通電が断たれてキャプスタン143
は停止し、ピンチローラ94は周知の手段によって第3図
に示す位置に復帰する。モータ101は第4図で時計方向
に回転し、前述とは逆の動作が行なわれ、ガイドポスト
24,26および28,30は第3図に示す位置に復帰する。この
時、引き出されていた磁気テープ18は周知の手段によっ
てカセット12内にたるみなく収納され、スイッチ(図示
せず)が動作し、モータ101の回転を防止させて第1図
に示す停止態様となる。
また、揺動ロッド192の一例として、直線往復移動する
ものとし、第1の歯車部130、第2の歯車部131と第1ロ
ーディング歯車106、第2ローディング歯車107との関係
をラックとピニオンを用いて構成してもよい。
また、前述の説明では、揺動ロッド129の動きを案内す
るために軸100,104,105を利用したが、これらの軸104,1
05はいづれも他の部材を支持する役目をも果たしてお
り、部品点数の軽減に役立っている。
発明の効果 以上のように本発明では、一方向の回転で第1引出しブ
ロックを磁気テープを引出すための第1位置から磁気テ
ープをカセット外部に引出して磁気ヘッドに添接させる
第2位置へ駆動する第1ローディング歯車と、第1ロー
ディング歯車とは逆の方向の回転で第2引出しブロック
を前記第1位置から前記第2位置へ駆動する第2ローデ
ィング歯車と、第1ローディング歯車および第2ローデ
ィング歯車とにそれぞれ係合して歯車軸を案内として往
復移動することにより、第1ローディング歯車と第2ロ
ーディング歯車とを互いに異なる方向に正逆回転させる
揺動ロッドとを備えることにより2つの引出し駆動部材
の駆動源との係合がそれぞれ1回のみで済むため、バッ
クラッシ等による磁気テープ引出し部材の移動量の誤差
も少なくなるといった効果をも有するものである。ま
た、歯車の回転軸を案内として利用するため、部品点数
が削滅されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における磁気テープ装置の停
止態様での裏面図、第2図は停止態様における要部裏面
図、第3図は停止態様における上面図、第4図は記録/
再生態様での裏面図、第5図は記録/再生態様における
要部裏面図、第6図は記録/再生態様における上面図、
第7図は同実施例の要部斜視図、第8図は同実施例の要
部断面図、第9図は従来の磁気テープ装置の上面図、第
10図は第9図の裏面図、第11図は従来の磁気テープ装置
で使用するカムのリフト曲線図である。 2……基板、12……カセット、18……磁気テープ、24,2
6,28,30……ガイドポスト、36……第1引出しブロッ
ク、40……第2引出しブロック、101……モータ、106…
…第1ローディング歯車、107……第2ローディング歯
車、129……揺動ロッド、130……第1の歯車部、131…
…第2の歯車部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを巻装する一対のリールハブを
    内蔵したカセットから前記磁気テープをカセット外部に
    引出して、カセット外部に配置された磁気ヘッドに添接
    走行させて信号を記録または再生する方式の磁気テープ
    装置であって、 前記カセット内の磁気テープを引出すための第1位置と
    前記磁気テープをカセット外部に引出して前記磁気ヘッ
    ドに添接させる第2位置との間を往復移動する第1およ
    び第2の磁気テープ引出し部材と、 一方向の回転で前記第1の磁気テープ引出し部材を前記
    第1位置から前記第2位置へ駆動する第1の引出し駆動
    部材と、 前記第1の引出し駆動部材とは逆の方向の回転で前記第
    2の磁気テープ引出し部材を前記第1位置から前記第2
    位置へ駆動する第2の引出し駆動部材と、 前記第1および第2の引出し駆動部材に設けた第1およ
    び第2の歯車部とそれぞれ噛合する第3および第4の歯
    車部を有するとともに、前記第1および第2の歯車部の
    回転軸を案内として往復運動することにより、前記第1
    の引出し駆動部材と前記第2の引出し駆動部材とを互い
    に異なる方向に正逆回転させる往復移動部材と、 前記往復移動部材を駆動して、一方向の回転で前記第1
    および第2の磁気テープ引出し部材を前記第1位置から
    前記第2位置へ、他方向の回転で前記第1および第2の
    磁気テープ引出し部材を前記第2位置から前記第1位置
    へ駆動するための正逆回転可能なモータとを備えたこと
    を特徴とする磁気テープ装置。
JP60029524A 1985-02-18 1985-02-18 磁気テ−プ装置 Expired - Lifetime JPH0792957B2 (ja)

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KR940001242B1 (ko) * 1991-09-26 1994-02-18 삼성전자 주식회사 테이프 로딩장치

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