JP2897256B2 - テープローディング装置 - Google Patents

テープローディング装置

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JP2897256B2
JP2897256B2 JP1145697A JP14569789A JP2897256B2 JP 2897256 B2 JP2897256 B2 JP 2897256B2 JP 1145697 A JP1145697 A JP 1145697A JP 14569789 A JP14569789 A JP 14569789A JP 2897256 B2 JP2897256 B2 JP 2897256B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明テープローディング装置を以下の項目に従って
詳細に説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 a.一般的背景 b.従来のテープローディング部材駆動手段 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.実施例 a.リール台、ヘッドドラム、キャプスタン等[第1図
乃至第3図、第6図、第7図] b.テープローディング装置[第1図乃至第7図] b−1.キャッチャー、ローディングブロック[第1
図乃至第4図、第6図、第7図] b−2.ローディングアーム[第1図、第2図、第4
図乃至第7図] b−3.カムギヤ、リミッターバネ[第1図、第2
図、第4図乃至第7図] b−4.モード形成スライダー[第1図乃至第3図、
第5図乃至第7図] c.テープローディング及びテープアンローディング
[第1図、第2図] c−1.テープローディング c−2.テープアンローディング G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なテープローディング装置に関する。詳
しくは、例えば、回転ヘッド式オーディオテープフレー
ヤ(以下、「R−DAT」と言う。)やビデオテープレコ
ーダ(以下、「VTR」と言う。)等に設けられるテープ
ローディング装置、即ち、装着されたテープカセットか
ら磁気テープを引き出してそれが記録再生部における所
定のテープパスを通るようにするための装置に関するも
のであり、テープローディング部材が支持された移動部
材を移動させるための駆動手段を工夫することにより、
移動部材と駆動手段との間の位相合わせを不要にするこ
とができて組立を容易に行なうことができると共に、所
要の機能を損うこと無く部品点数を大幅に削減すること
ができるようにした新規なテープローディング装置を提
供しようとするものである。
(B.発明の概要) 本発明テープローディング装置は、テープカセットか
らテープを引き出してヘッドドラムに巻き付けるローデ
ィング位置と非ローディング位置との間を移動される一
対のテープローディング部材と、各テープローディング
部材が設けられる一対の回動アームと、各回動アームの
回動中心部に設けられ、歯部と該歯部の両側に設けられ
た一対のカム面とを各々有する一対のカムギヤと、各カ
ムギヤの歯部と噛み合う一対のラック部を有するととも
に該ラック部を挟んで配されて一対のカム面に各々当接
するストッパ面を有し、直線方向に移動される摺動部材
とを備え、該摺動部材がそのラックがカムギヤの歯部に
噛合して移動する間のみカムギヤが回転してテープロー
ディング部材が非ローディング位置とローディング完了
位置との間で移動され、それ以外のときは摺動部材がど
の位置にあってもそのストッパ面がカム面に接触してい
てカムギヤの回転を阻止する、換言すればテープローデ
ィング部材を非ローディング位置もしくはローディング
完了位置に保持するようにし、従って、回動アームに結
合されたカムギヤと摺動部材との間の位相合わせ、即
ち、テープローディング部材を支持した移動部材とそれ
を移動させるための駆動手段との間の位相合わせを不要
にすることができるようにし、しかも、極く少数の部材
だけでテープローディングを行なうことができるように
したものである。
(C.従来技術) (a.一般的背景) 例えば、R−DATやVTR等のテープ再生装置における記
録や再生は回転磁気ヘッドを備えたヘッドドラムの外周
面に磁気テープを所定の巻付角巻き付けた状態で磁気テ
ープを走行させると共にヘッドドラムの回転部を回転さ
せることにより行なわれる。
従って、この種のテープ再生装置にあっては、通常、
少なくとも記録や再生を開始する前に、装着されたテー
プカセットから磁気テープを引き出してそれを上記ヘッ
ドドラムや所定のテープガイド部材等に順次巻き付けて
所定のテープパスを通るようにする所謂テープローディ
ングを行なうようにされており、このテープローディン
グは、基本的には、装着されたテープカセットのテープ
引出面の内側にある非ローディング位置とテープローデ
ィング完了状態としてのテープパスを規制するローディ
ング完了位置との間、あるいはこれら2つの位置の他に
記録や再生を行なうプレイ状態としてのテープパスを規
制するプレイ時位置等を加えた複数の位置の間で移動す
る1乃至複数のテープローディング部材を上記非ローデ
ィング位置から上記ローディング完了位置あるいはプレ
イ時位置へと移動することにより行なわれる。
尚、一般的に、テープローディング部材としては、1
乃至複数のテープローディングポストを有する移動部材
(以下、「ローディングブロック」と言う。)が主なも
のであるが、この他にもテープローディング機能を兼ね
備えた部材として所謂テンレギピンを支持したテンレギ
アームやフリダシガイドポストを支持したフリダシアー
ム、更には、ピンチローラを支持したピンチローラアー
ム等があり、そして、上記ローディングブロックは、通
常、ローディング完了状態でヘッドドラムの両脇の位置
へと移動される。
(b.従来のテープローディング部材駆動手段) ところで、上記ローディングブロック等を移動させる
ための駆動手段には従来から各種のものがあるが、その
中でも、所謂ローディングリングと称される円環状をし
たギヤとローディングブロックとを連結アームにより連
結すると共にローディングリングをモータとウォーム及
び多数のギヤから成る駆動機構によって回転させるよう
にしたもの、あるいは、ローディングブロックと連結さ
れたローディングレバーに従動ギヤを結合すると共に該
従動ギヤを上記駆動機構と同様な駆動機構によって回転
させるようにしたもの等がある。
また、ローディングブロックは通常ヘッドドラムに対
する磁気テープの巻付開始位置側のものと巻付終了位置
側のものと2個設けられるため、上記ローディングリン
グやローディングレバーを2個設け、これら2つのロー
ディングリングやローディングレバーをラックや多数の
ギヤを介して同期移動させるように連結することが行な
われる。
(D.発明が解決しようとする課題) 従来のテープローディング装置は、このように構成さ
れていたので、部品点数が非常に多く、このため、構造
が複雑になり、組立工数も多く必要とするという問題が
あった。
また、ローディングリングや従動ギヤはこれを回転す
るための駆動機構と常時噛合されるので、これらローデ
ィングリング等と駆動機構の出力段のギヤとの噛合には
高精度な位相合わせが必要になる。
このため、組立作業が非常に面倒であり、また、組立
に時間がかかり、ローディングリング等を2個有する場
合は、これらを連結するラックやギヤとの間における位
相合わせも必要になるため、組立作業は更に面倒なもの
となる。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本発明テープローディング装置は、テープカ
セットからテープを引き出してヘッドドラムに巻き付け
るローディング位置と非ローディング位置との間を移動
される一対のテープローディング部材と、各テープロー
ディング部材が設けられる一対の回動アームと、各回動
アームの回動中心部に設けられ、歯部と該歯部の両側に
設けられた一対のカム面とを各々有する一対のカムギヤ
と、各カムギヤの歯部と噛み合う一対のラック部を有す
るとともに該ラック部を挟んで配されて一対のカム面に
各々当接するストッパ面を有し、直線方向に移動される
摺動部材とを備え、一対のテープローディング部材は、
各カムギヤの一方のカム面が一対のストッパ面の一方の
ストッパ面に当接することによって非ローディング位置
に保持され、摺動部材が移動されることによって歯部と
ラック部が噛み合ってローディング位置へ移動され、各
カムギヤの他方のカム面が一対のストッパ面の他方のス
トッパ面に当接することによってローディング位置に保
持されるようにしたものである。
従って、本発明テープローディング装置にあっては、
摺動部材のラックがカムギヤの歯部と噛み合って移動す
る間のみカムギヤが回転されてテープローディング部材
が非ローディング位置とローディング完了位置との間で
移動され、これ以外のところで摺動部材が移動してもそ
の動きには拘わり無くカムギヤの回転が停止した状態、
即ち、テープローディング部材が非ローディング位置も
しくはローディング完了位置のいずれかに来た状態が保
持されるので、摺動部材のカムギヤに対する移動範囲
は、そのラックの一端とカムギヤの歯部の一端とが噛合
する位置とラックの他端とカムギヤの歯部の他端とが噛
合する位置との間の区間を含む範囲であれば、自由に設
定することが可能であり、従って、回動アームと結合さ
れたカムギヤとこれを駆動する手段である摺動部材との
間で位相合わせをする必要が無く、このため、組立を極
めて容易に行なうことができ、しかも、テープローディ
ング部材を移動させるための部材としてはカムギヤと摺
動部材のみで済むため、従来のテープローディング装置
に較べて部品点数を大幅に削減することができる。
(F.実施例) 以下に、本発明テープローディング装置の詳細を図示
した実施例に従って説明する。
尚、図示した実施例は、本発明テープローディング装
置をR−DAT1におけるテープローディング機構に適用し
たものである。
(a.リール台、ヘッドドラム、キャプスタン等)[第1
図乃至第3図、第6図、第7図] 2はメカシャーシ、3は該メカシャーシ2の前部(第
2図における下方へ向う方向を前側とし、上方へ向う方
向を後側とする。また、同図における左方へ向う方向を
左側とし、右方へ向う方向を右側とする。以下の説明に
おいて向きを示すときはこの方向によるものとする。)
に下方から平行に対抗するように配置されたサブシャー
シであり、該サブシャーシ3の左右方向に離間した位置
から2本の支持軸4、4が立設され、これら支持軸4、
4にリール台5、5が回転自在に支持されている。
6はメカシャーシ2の上面の後端部に配置されたヘッ
ドドラムであり、メカシャーシ2に固定された下ドラム
6aと該下ドラム6aに回転自在に支持された上ドラム6aと
これら上ドラム6aと下ドラム6bとの間の間隙の外周部に
位置して上ドラム6bと一体的に回転する回転磁気ヘッド
6c、6c等から成る。
7はメカシャーシ2の上面のうちヘッドドラム6から
右稍斜め前方へ離間したところに固定されたキャプスタ
ンハウジングであり、該キャプスタンハウジング7にキ
ャプスタン8が回転自在に支持されている。
9及び10はメカシャーシ2の上面に固定された固定テ
ープガイドポスト、11、11、・・・はテープカセット12
(第2図参照)が着脱自在に載置されるカセット位置決
めピンである。
13は上記キャプスタン8と協働して磁気テープを定速
走行させるためのピンチローラであり、メカシャーシ2
に回動自在に支持されたピンチローラレバー14の回動端
部から立設された支持軸14aに回転自在に支持されてい
る。
15はテンレギピンであり、メカシャーシ2に回動自在
に支持されたテンレギアーム16の回動端部から立設され
ている。
また、17はフリダシガイドであり、メカシャーシ2に
回動自在に支持された図示しないフリダシアームの回動
端部に支持されている。
そして、これらピンチローラ13、テンレギピン15及び
フリダシガイド17は、テープローディングが行なわれる
前の状態(以下、「初期状態」と言う。)において、第
2図に実線で示す非ローディング位置、即ち、前記カセ
ット位置決めピン11、11、・・・上に載置されて来るテ
ープカセット12のテープ引出用凹部18に相対的に入る位
置に保持されており、テープローディングが行なわれる
と、それぞれ同図に2点鎖線で示すローディング完了位
置へと移動される。
(b.テープローディング機構)[第1図乃至第7図] 19はテープローディング機構であり、メカシャーシ2
に所定の移動経路を通って移動自在なるように支持され
たローディングブロックと、メカシャーシ2に回動自在
に支持され先端部が上記ローディングブロックと連結さ
れたローディングアームと、該ローディングアームの回
動中心部に同軸に結合されたカムギヤと、サブシャーシ
3に左右方向へ移動自在に支持されたモード形成スライ
ダー等から成る。
(b−1.キャッチャー、ローディングブロック)[第1
図乃至第4図、第6図、第7図] 20、20はメカシャーシ2に形成されたガイド長孔であ
り、これらガイド長孔20、20はその後端部がヘッドドラ
ム6を挟んで略左右反対の位置にあり前端部がヘッドド
ラム6から前方へ離間した位置の両脇にあるように形成
されている。
21、21はメカシャーシ2の上面に固定されたキャッチ
ャーであり、上方から見てV字状をした突当面21a、21a
を有し、該突当面21a、21aがガイド長孔20、20の後端部
の上方にあるように配置されている。
22及び22はローディングブロックであり、移動ベース
23、23と該移動ベース23、23の後部に固定された円柱状
を為す当接部24、24と該当接部24、24から上方へ突出す
るように設けられたテープローディングポスト25、25と
から成り、該テープローディングポスト25、25は下部が
当接部24、24に固定されたローラ支持軸25a、25aと該ロ
ーラ支持軸25a、25aに回転自在に支持されたフランジ付
のガイドローラ25b、25bとから成る。
そして、当接部24、24の移動ベース23、23から下方へ
突出した被案内部24a、24aと移動ベース23、23の後部の
下面に回動自在に連結された被案内ピン26、26とがガイ
ド長孔20、20に、摺動自在に係合されており、それによ
り、ローディングブロック22、22がガイド長孔20、20に
沿って移動するように支持されている。
(b−2.ローディングアーム)[第1図、第2図、第4
図乃至第7図] 27及び27はローディングアームであり、互いに回動自
在に連結された2つの回動アームから成る。
28、28は第1の回動アームであり、細長い板状をし、
その一端部に上部が下部より大径な略スリーブ状をした
結合軸29、29の上端部が固定され、また、上方から見て
反時計回り方向側に位置した側縁の一端寄りの位置から
小さなバネ当ピン28a、28aが下方へ向けて突設されてい
る。
30、30は第2の回動アームであり、第1の回動アーム
28、28と略同じ位の長さを有し、その一端部が第1の回
動アーム28、28の他端部に連結ピン30aにより回動自在
に連結され、他端部の上面に前記被案内ピン26、26が固
定されている。
31、31はメカシャーシ2の下面から垂設された支持軸
であり、これら支持軸31、31は左側のガイド長孔20の前
端部を挟んで左右反対側へ離間した位置に配置されてお
り、この支持軸31、31に上記第1の回動アーム28、28に
固定された結合軸29、29が回動自在に外嵌されている。
しかして、ローディングアーム27、27は互いに回動自
在に連結された2つの回動アーム28、28及び30、30によ
り水平方向で折畳伸長自在なるように構成され、第1の
回動アーム28、28が回動することによりローディングブ
ロック22、22が移動されるようになっており、第1図
(A)に示すようにローディングブロック22、22をガイ
ド長孔20、20の前端部と対応する位置(以下、「非ロー
ディング位置」と言う。)へと移動させた状態で略V字
状を為すように折り畳まれており、第1図(C)あるい
は同図(D)に示すようにローディングブロック22、22
をその当接部24、24の上部がキャッチャー21、21の突当
部21a、21aに当接した位置(以下、「ローディング完了
位置」と言う。)へと移動させた状態で略くの字状を為
すように伸長されている。
(b−3.カムギア、リミッターバネ)[第1図、第2
図、第4図乃至第7図] 32、32はカムギヤであり、基本的な形状として比較的
薄い円板状を為す上部33、33と、比較的厚い円板状を為
し上部33、33より略ひと回り小さい下部34、34と、上部
33、33の上面から突出したそれぞれ2つのバネ当突部35
a、35aと35b、35bとが合成樹脂により一体に形成され、
上部33、33の外周面の2箇所36、36と37、37は軸方向か
ら見て略ハの字状を為すように位置した平坦なカム面に
形成され、また、下部34、34の外周面の一部に歯部38、
38が形成され、該歯部38、38はカム面36、36の一端36
a、36aと37、37の一端37a、37a、即ち、これらカム面3
6、36と37、37との間の距離が狭くなって行く方向にお
ける先端36a、36aと37a、37aとの間の部分と略対応した
範囲に設けられている。
従って、カムギヤ32、32を上方から見た状態で、2つ
のカム面36、36と37、37は歯部38、38の両脇に位置され
ている。
尚、一方のバネ当突部35a、35aは上部33、33の外周部
のうち歯部38、38に対して庇状に位置した部分(以下、
「庇状部」と言う。)に配置され、他方のバネ当突部35
b、35bは上部33の中心を挟んで一方のバネ当突部35a、3
5aの反対側に位置した部分より稍時計回り方向へ寄った
ところに配置されている。
そして、このようなカムギヤ32、32はその中心部を軸
方向へ貫設された挿通孔39、39に前記第1の回動アーム
28、28に固定された結合軸29、29の下部が回動自在に挿
通されることにより第1の回動アーム28、28の回動中心
部に、同軸に、かつ、回動自在に結合される。
尚、これにより、第1の回動アーム28、28のバネ当ピ
ン28a、28aとカムギヤ32、32のバネ当突部35a、35a、35
b、35bは同じ高さに位置されることになる。
また、カムギヤ32、32の挿通孔39、39への結合軸29、
29の挿通はバネ当ピン28a、28aが一方のバネ当突部35
a、35aの反時計回り方向側の端面と他方のバネ当突部35
b、35bとの間にある状態となるように行なわれる。
40は鋏形バネ状をしたリミッターバネであり、そのコ
イル部40a、40aが結合軸29、29の大径となっている上部
に外嵌されると共に、その一方の腕40ab、40bの先端部
がカムギヤ32、32の一方のバネ当突部35a、35aに時計回
り方向側から弾接され、他方の腕40c、40cの先端部が第
1の回動アーム28、28のバネ当ピン28a、28aに反時計回
り方向から弾接されている。
従って、カムギヤ32、32と第1の回動アーム28、28と
にはバネ当ピン28a、28aと他方のバネ当突部35b、35bと
の間を離間せしめる方向への押圧力が加えられていない
間は、バネ当ピン28a、28aが他方のバネ当突部35b、35b
の時計回り方向側の端面に圧着されることにより第1の
回動アーム28、28とカムギヤ32、32とが一体化されてい
る。
尚、カムギヤ32、32はローディングブロック22、22を
前記非ローディング位置に位置させた状態で一方のカム
面36、36、即ち、庇状部33a、33aの反時計回り方向側に
位置したカム面36、36(以下、「非ローディング時用カ
ム面」と言う。)が左右方向と略平行な方向に延びる向
き(以下、「初期の向き」と言う。)になっており、従
って、この状態で歯部38、38がカムギヤ32、32の中心の
左稍斜め前側に位置されている。
(b−4.モード形成スライダー)[第1図乃至第3図、
第5図乃至第7図] 41は上記カムギヤ32、32及び前記ピンチローラレバー
14その他の図示しない移動部材を移動させるためのモー
ド形成スライダーである。
該モード形成スライダー41は左右方向に長い略長方形
の板状をし、その後側面42は左右方向に真直ぐに延びる
略平坦な面に形成され、この後側面42の中間部と左端寄
りの位置の下部から左右方向に延びる比較的短いラック
部43、43が水平に突設され、また、後側面42の上部のう
ち上記ラック部43、43と各別に対応した位置に切欠凹部
44、44が形成されている。
45はモード形成スライダー41の右端部に左右方向に延
びるように形成された移動用ラックである。
そして、このようなモード形成スライダー41はその被
案内長孔46、46、・・・にサブシャーシ3から立設され
たガイドピン47、47、・・・が摺動自在に係合されるこ
とによって左右方向へ一定の範囲内で移動自在なるよう
に支持され、その後側面42の上部が前記初期の向きにな
っているカムギヤ32、32の非ローディング時用カム面3
6、36に前方から接するように位置している。
48はモード形成スライダー41を移動させるための駆動
機構であり、メカシャーシ2に固定されたモータ49、サ
ブシャーシ3に回転自在に支持されたウォーム50、該ウ
ォーム50と噛合された減速ギヤ51、該減速ギヤ51とモー
ド形成スライダー41の移動用ラック45に噛合したピニオ
ンギヤ52及びモータ49の回転をウォーム50に伝達するた
めの伝達ベルト53等から成り、モータ49が回転すること
によってモード形成スライダー41が左右方向へ移動され
る。
そして、初期状態において、モード形成スライダー41
は、第1図(A)に示すように、その後側面42のうち切
欠凹部44、44の直ぐ右側の部分42a、42a(以下、「非ロ
ーディング時用ストッパ面」と言う。)がカムギヤ32、
32の前方から対向する初期位置に来ている。
そして、この状態においては、上記非ローディング時
用ストッパ面42a、42aがカムギヤ32、32の非ローディン
グ時用カム面36、36に略平行に接触しており、これによ
り、カムギヤ32、32が初期の向きとなった状態で回転を
阻止されており、これにより、ローディングブロック2
2、22が非ローディング位置に保持される。
(c.テープローディング及びテープアンローディング)
[第1図、第2図] (c−1.テープローディング) そこで、テープカセット12がR−DAT1に装着される
と、そのテープリール54、54にリール台5、5の係合軸
部5a、5aが各別に挿入かつ係合されると共に、それぞれ
非ローディング位置に来ているピンチローラ13、テンレ
ギピン15、フリダシガイド17及びローディングブロック
22、22のテープローディングポスト25、25がテープカセ
ット12のテープ引出用凹部18内に相対的に挿入される、
換言すれば、テープカセット12の磁気テープ55のうちカ
セットケースから外へ導出されている部分の内側に位置
される。
そして、テープローディングを行なう指令が為される
と、モード形成スライダー41が右方へ移動され、この移
動は第1図(D)に示すローディング終了位置、即ち、
その後側42のうち切欠凹部44、44の直ぐ左側の部分42
b、42b(以下、「ローディング完了時用ストッパ面」と
言う。)がカムギヤ32、32に前方から対向する位置に到
達する迄行なわれ、この間にカムギヤ32、32が中心角で
略130゜反時計回りは方向へ回転されてローディングブ
ロック22、22がローディング完了位置へと移動される。
即ち、初期状態からモード形成スライダー41が右方へ
移動すると、そのラック43、43がカムギヤ32、32の歯部
38、38に噛合して移動するので、カムギヤ32、32が第1
の回動アーム28、28と一体的に反時計回り方向へ回転さ
れ、それにより、ローディングブロック22、22がキャッ
チャー21、21に向って移動されて行く。
尚、このとき、カムギヤ32、32の前記庇状部33a、33a
はカムギヤ32、32の中心の前側に来るがこれと同期して
モード形成スライダー41の切欠凹部44、44がカムギヤ3
2、32にその前側から対向するように移動して来るの
で、庇状部33a、33aは、第1図(B)に示すように切欠
凹部44、44内に入って後側面42と当たらないようにされ
る。
そして、モード形成スライダー41がローディング終了
位置に至る少し手前の位置まで来たところで、ローディ
ングブロック22、22の当接部24、24が第1図(C)に示
すようにキャッチャー21、21の突当面21a、21aに当接し
てローディング完了位置に到達し、従って、この状態で
ローディングアーム27、27はそれ以上伸長することがで
きなくなるので、その第1の回動アーム28、28の反時計
回り方向への回動が阻止される。
尚、この状態で、モード形成スライダー41のカムギヤ
43、43の左端部がカムギヤ32、32の歯部38、38の時計回
り方向側の部分と噛合しており、また、カムギヤ32、32
の他方のカム面37、37、(以下、「ローディング完了時
用カム面」と言う。)はモード形成スライダー41のロー
ディング完了時用ストッパ面42b、42bに斜め方向から対
向し、かつ、その一端部37a、37aがローディング完了時
用ストッパ面42b、42bの右端部に軽く接触もしくは極く
近接している。
そして、モード形成スライダー41がローディング終了
位置に到達するのと略同時に、第1図(D)に示すよう
にラック43、43が歯部38、38との噛合から外れ、カムギ
ヤ32、32はそのローディング完了時用カム面37、37がモ
ード形成スライダー41のローディング完了時用ストッパ
42b、42bと略平行に接する向き(以下、「ローディング
終了時の向き」と言う。)にされる。
即ち、カムギヤ32、32はローディングブロック22、22
がローディング完了位置に到達してローディングアーム
27、27の伸長が阻止された後も更に反時計回り方向へ回
転を続行された後停止される。
従って、カムギヤ32、32の反時計回り方向への回転が
終了する直前にその他方のバネ当突部35b、35bが回動ア
ーム28、28のバネ当ピン28a、28aから反時計回り方向へ
離間されるので、リミッターバネ40、40の弾発力が第1
の回動アーム28、28を反時計回り方向へ、カムギヤ32、
32を時計回り方向へそれぞれ回転せしめる力として作用
し、これにより、ローディングブロック22、22がキャッ
チャー21、21に圧着され、また、カムギヤ32、32はその
ローディング完了時用カム面37、37がモード形成スライ
ダー41のローディング完了時用ストッパ面42b、42bに略
平行に弾接することによって回転を阻止される。
尚、カムギヤ32、32はこのようにしてローディング終
了時の向きに保持されるので、この状態からモード形成
スライダー41が更に右方へ移動してもその向きが変わっ
てしまうことは無い。
また、ローディングブロック22、22がこのようにして
ローディング完了位置へと移動される間に、ピンチロー
ラレバー14、テンレギアーム16及び図示しないフリダシ
アームが回動されて、ピンチローラ13、テンレギピン15
及びフリダシガイド17が夫々前記ローディング完了位置
へと移動される。
しかして、テープカセット12内から磁気テープ55が所
定量引き出され、この引き出された部分は、第2図に2
点鎖線で示すように、左側の固定テープガイドポスト9
−左側のテープローディングポスト25−ヘッドドラム6
−右側のテープローディングポスト25−右側の固定テー
プガイドポスト10−フリダシガイド17に順次巻き付けら
れたテープパスを通される。
尚、再生を行なうときは、モード形成スライダー41が
更に右方へ移動されてピンチローラ13がキャプスタン8
に圧着され、また、テンレギピン15が更に反時計回り方
向へ移動されてこれに磁気テープ55を相対的に巻き付け
るようにされる。
(c−2.テープアンローディング) テープアンローディングはモード形成スライダー41が
ローディング終了位置から初期位置に戻ることにより行
なわれる。
即ち、第1図(D)に示す状態からモード形成スライ
ダー41が左方へ移動すると、そのラック43、43がカムギ
ヤ32、32の歯部38、38に噛合して移動するため、カムギ
ヤ32、32が時計回り方向へ回転され、この回転の開始直
後に、第1の回動アーム28、28のバネ当ピン28a、28aが
カムギヤ32、32の他方のバネ当突部35b、35bに弾接して
カムギヤ32、32と回動アーム28、28とが一体化状態に戻
され、この状態からローディングアーム27、27が折り畳
まれて行き、ローディングブロック22、22が非ローディ
ング位置へ向けて移動されて行く。
そして、モード形成スライダー41が、初期位置に到達
するのと略同時に、そのラック43、43が歯部38、38との
噛合から外れると共に、モード形成スライダー41の非ロ
ーディング時用ストッパ面42a、42aがカムギヤ32、32の
非ローディング時用カム面36、36に略平行に接し、それ
により、カムギヤ32、32が初期の向きに戻される。
尚、カムギヤ32、32はこのようにして初期の向きに保
持されるので、この状態からモード形成スライダー41が
更に左方へ移動してもカムギヤ32、32の向きが変えられ
ることは無い。
しかして、ローディングブロック22、22が非ローディ
ング位置に戻され、また、これと略同時にピンチローラ
13、テンレギピン15及びフリダシガイド17がそれぞれ非
ローディング位置に戻されると共にテープカセット12か
ら引き出されていた磁気テープ55が一方のテープリール
54に巻き取られる。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明テ
ープローディング装置は、テープカセットからテープを
引き出してヘッドドラムに巻き付けるローディング位置
と非ローディング位置との間を移動される一対のテープ
ローディング部材と、各テープローディング部材が設け
られる一対の回動アームと、各回動アームの回動中心部
に設けられ、歯部と該歯部の両側に設けられた一対のカ
ム面とを各々有する一対のカムギヤと、各カムギヤの歯
部と噛み合う一対のラック部を有するとともに該ラック
部を挟んで配されて一対のカム面に各々当接するストッ
パ面を有し、直線方向に移動される摺動部材とを備え、
一対のテープローディング部材は、各カムギヤの一方の
カム面が一対のストッパ面の一方のストッパ面に当接す
ることによって非ローディング位置に保持され、摺動部
材が移動されることによって歯部とラック部が噛み合っ
てローディング位置へ移動され、各カムギヤの他方のカ
ム面が上記一対のストッパ面の他方のストッパ面に当接
することによってローディング位置に保持されるように
したことを特徴とする。
従って、本発明テープローディング装置にあっては、
摺動部材のラックがカムギヤの歯部と噛み合って移動す
る間のみカムギヤが回転されてテープローディング部材
が非ローディング位置とローディング完了位置との間で
移動され、これ以外のところで摺動部材が移動してもそ
の動きには拘わり無くカムギヤの回転が停止した状態、
即ち、テープローディング部材が非ローディング位置も
しくはローディング完了位置のいずれかに来た状態が保
持されるので、摺動部材のカムギヤに対する移動範囲
は、そのラックの一端とカムギヤの歯部の一端とが噛合
する位置とラックの他端とカムギヤの歯部の他端とが噛
合する位置との間の区間を含む範囲であれば、自由に設
定することが可能であり、従って、回動アームと結合さ
れたカムギヤとこれを駆動する手段である摺動部材との
間で位相合わせをする必要が無く、このため、組立を極
めて容易に行なうことができ、しかも、テープローディ
ング部材を移動させるための部材としてはカムギヤと摺
動部材のみで済むため、従来のテープローディング装置
に較べて部品点数を大幅に削減することができる。
尚、前記実施例においては回動アームとカムギヤとを
回動自在に結合すると共にテープローディング部材をロ
ーディング完了位置に圧着させるための弾発部材をカム
ギヤと回動アームとの間に設けるようにしたが、当該テ
ープローディング部材をローディング完了位置に圧着さ
せる必要が無い場合はこのような弾発部材を設ける必要
は無く、回動アームとカムギヤとを固定しても良い。
また、前記実施例においては、テープローディング部
材をローディングブロックとしたが、本発明におけるテ
ープローディング部材がこのようなものに限られること
は無く、テープローディング機能を有する移動部材であ
ればどのようなものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明テープローディング装置をR−DATにおけ
るテープローディング機構に適用した実施の一例を示す
ものであり、第1図はテープローディング動作を(A)
から(D)へ順を追って示す要部の水平断面図、第2図
は全体の平面図、第3図は全体の斜視図、第4図はテー
プローディング装置の要部の分解拡大斜視図、第5図は
モード形成スライダーの一部とカムギヤを分離した状態
で示す拡大斜視図、第6図はテープローディング装置の
平面図、第7図は第1図(D)のVII−VII線に沿う断面
図である。 符号の説明 6……ヘッドドラム、12……テープカセット、19……テ
ープローディング装置、25……テープローディング部
材、28……回動アーム、32……カムギヤ、36……(一方
の)カム面、37……(他方の)カム面、38……歯部、41
……摺動部材、42a……(一方の)ストッパ面、42b……
(他方の)ストッパ面、43……ラック部、55……テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 祐二 茨城県下妻市下妻丙423番 ソニー筑波 株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−71324(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/665

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットからテープを引き出してヘ
    ッドドラムに巻き付けるローディング位置と非ローディ
    ング位置との間を移動される一対のテープローディング
    部材と、 上記各テープローディング部材が設けられる一対の回動
    アームと、 上記各回動アームの回動中心部に設けられ、歯部と該歯
    部の両側に設けられた一対のカム面とを各々有する一対
    のカムギヤと、 上記各カムギヤの上部歯部と噛み合う一対のラック部を
    有するとともに該ラック部を挟んで配されて上記一対の
    カム面に各々当接するストッパ面を有し、直線方向に移
    動される摺動部材とを備え、 上記一対のテープローディング部材は、 上記各カムギヤの一方のカム面が上記一対のストッパ面
    の一方のストッパ面に当接することによって上記非ロー
    ディング位置に保持され、 上記摺動部材が移動されることによって上記歯部と上記
    ラック部が噛み合って上記ローディング位置へ移動さ
    れ、 上記各カムギヤの他方のカム面が上記一対のストッパ面
    の他方のストッパ面に当接することによって上記ローデ
    ィング位置に保持される ことを特徴とするテープローディング装置。
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