JP2727665B2 - テーププレーヤ - Google Patents

テーププレーヤ

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JP2727665B2
JP2727665B2 JP1160524A JP16052489A JP2727665B2 JP 2727665 B2 JP2727665 B2 JP 2727665B2 JP 1160524 A JP1160524 A JP 1160524A JP 16052489 A JP16052489 A JP 16052489A JP 2727665 B2 JP2727665 B2 JP 2727665B2
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    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/1883Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof for record carriers inside containers

Description

【発明の詳細な説明】 本発明テーププレーヤを以下の項目に従って詳細に説
明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.実施例 a.リール台、ヘッドドラム、キャプスタン等 b.スライダー b−1.モード切換スライダー b−1−a.構造 b−1−b.移動 b−2.サブスライダー c.ピンチローラアーム[第1図、第2図、第4図、
第5図] c−1.構造 c−2.動作 d.テープローディング機構 d−1.キャッチャー、ローディングブロック、ロ
ーディングアーム d−2.カムギヤ、リミッターバネ d−3.動作 e.テンレギアーム f.ブレーキアーム g.バックテンションアーム h.リール台駆動部 h−1.駆動系 h−2.プレイ用揺動レバー h−3.高速用揺動レバー i.モードの形成等[第1図、第2図] i−1.初期モード[第1図] i−2.テープローディング、テープアンローディ
ング[第1図(A)、第2図] i−2−a.テープローディング[第1図(A)、
第2図] i−2−b.テープアンローディング[第1図
(A)、第2図] i−3.高速モード[第1図(B)] i−4.フォワードプレイモード[第1図(C)] i−5.リバースプレイモード[第1図(D)] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なテーププレーヤに関する。詳しくは、
例えば、回転ヘッド式オーディオテーププレーヤ(以
下、「R−DAT」と言う。)やビデオテープレコーダ
(以下、「VTR」と言う。)等、テープを走行させると
きは装着されたテープカセットからテープを引き出して
それを記録再生部における所定のテープパスを通るよう
にする所謂テープローディングを行なうテーププレーヤ
に関するものであり、モード切換時に移動される各種の
移動部材の位置制御を行なうための手段を工夫すること
により、該位置制御手段を極く少数の部品から成る極め
て簡単な構造にすることができ、それでいて、上記各種
の移動部材相互間の動作タイミングを高精度に制御する
ことができて動作の信頼性を著しく高めることができる
ようにした新規なテーププレーヤを提供しようとするも
のである。
(B.発明の概要) 本発明テーププレーヤは、カセットのテープを所定量
引き出してテープに記録される信号を記録再生する回転
ヘッドドラムにテープが巻回するように移動されるテー
プローディング手段やピンチローラを回転自在に支持し
ピンチローラがキャプスタンと共にテープを挟持するよ
うに回動制御するピンチローラアーム手段や一対のテー
プリールが各々係合される一対のリール台に対してモー
タからの駆動力を選択的に何れかのリール台に伝達する
と共に所定のモードに応じてリール台の回転速度を切り
換えるリール台駆動伝達手段やリール台の回転動作を規
制するブレーキ手段等のように、モードの切換時に所定
の位置へ移動されるべき各種の移動部材の位置制御を、
カム部や歯部が一体に形成された1つの摺動部材によっ
て行うようにし、それにより、上記位置制御を行なうた
めの手段を極く少数の部品による極めて簡単な構造にす
ることができると共に、上記各種の移動部材相互間の動
作タイミングを高精度に制御することができて動作の信
頼性を高めることができ、かつ、組立に際して各移動部
材相互間の面倒な位相合せを不要ならしめることができ
るようにしたものである。
(C.従来技術) R−DATやVTR等のテーププレーヤには、通常、磁気テ
ープを走行させる部材として、供給側のテープリール
(以下、「Sリール」と言う。)及び巻取側のテープリ
ール(以下、「Tリール」と言う。)が各別に係合され
る2つのリール台と、該2つのリール台のいずれか一方
を選択的に回転させるリール台駆動部材、例えば、リー
ル台のギヤ部と係脱自在に噛合するギヤを備えた揺動レ
バーと、定速で回転するキャプスタンと、記録や再生を
行なうとき上記キャプスタンに磁気テープを挟んだ圧着
されるピンチローラを支持したピンチローラアーム等が
設けられ、また、これらの他に、磁気テープを走行させ
ないとき上記リール台の回転を阻止しておくためのブレ
ーキアームあるいは磁気テープが走行するときリール台
の回転を適度に抑制するためのバックテンションアーム
等が設けられる場合もある。
そして、R−DATやVTRにあっては、テープの走行を開
始する前に、装着されたテープカセットから磁気テープ
を引き出してそれを回転磁気ヘッドを備えたヘッドドラ
ムやテープガイド部材に巻き付けて所定のパスを通るよ
うにする所謂テープローディングが行なわれる。そし
て、このテープローディングは、主としてテープローデ
ィングポストによ8り行なうようにされ、該テープロー
ディングポストはテープカセットの着脱が行なわれると
きの非ローディング位置とヘッドドラムに磁気テープを
巻き付け終ったときのローディング完了位置との間を移
動されるようになっている。
従って、この種のテーププレーヤにあっては、これら
リール台駆動部材、ピンチローラアーム、ブレーキアー
ム、バックテンションアーム及びテープローディングポ
スト等のテープ走行に関与する部材を当該モードに応じ
たそれぞれの所定の位置へと移動させることにより複数
のモードが選択的に形成される。
そして、上記したテープ走行に関与する部材を移動さ
せるための手段には従来から各種のものがあるが、それ
らの多くは、テープ走行に関与する部材を幾つかのグル
ープに分け、それらグループのテープ走行に関与する部
材を独自のモータを有する複数の駆動機構により移動さ
せ、同じ駆動機構により移動される部材でも移動のタイ
ミングやストロークや方向等が異なるものについては当
該駆動機構の出力段の駆動部材との間に変速部材やカム
部材等を介挿し、更に、駆動機構における所定の部材や
テープ走行に関与する部材の位置を検出するための位置
検出手段を設け、該位置検出手段からの検出信号に従っ
て各駆動機構の動作内容を制御するようにしている。
(D.発明が解決しようとする課題) 従って、従来のこの種のテーププレーヤにあっては、
テープの走行に関与する部材を移動させるための手段が
多くの部品から成る極めて複雑な構造になるため、コス
トが高くなると共に、小型化を図ることが困難であり、
しかも、組立に際しては駆動機構とテープの走行に関与
する部材との間で微妙な位相合せを行なわなければなら
ないため、組立に時間がかかり、また、上記位相合せが
少しでも狂うとテープ走行に関与する部材の動作タイミ
ングが相対的にずれるため、テープ走行に関与する部材
が所定のモードにおいてあるべき位置に来ないことにな
り、動作不良を起し易い等、多くの問題があった。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本発明テーププレーヤは、上記課題を解決す
るために、所定のカム部や歯部が一体に形成された1つ
の摺動部材を設け、該摺動部材が移動することによって
上記カム部や歯部が少なくともテープローディング手
段、ピンチローラアーム手段、ブレーキ手段及びリール
台駆動伝達手段を当該モードに応じた所定の位置へと移
動させるようにしたものである。
従って、本発明テーププレーヤにあっては、モード切
換時にそれぞれの所定の位置へと移動されるべき多数の
移動部材の位置が1つの摺動部材により制御されるの
で、従来のテーププレーヤに較べて、その制御手段を極
く少数の部品から成る簡単な構造にすることができると
共に移動部材相互の間の動作タイミングを摺動部材の各
部が有する位置関係の精度そのものにより制御すること
ができるため、動作の信頼性が高く、また、組立に際し
て移動部材と制御手段との間の複雑な位相合せを不要に
することができる。
(F.実施例) 以下に、本発明テーププレーヤの詳細を図示した実施
例に従って説明する。
尚、図示した実施例は、本発明をR−DAT1に適用した
ものである。
(a.リール台、ヘッドドラム、キャプスタン等) 2はメカシャーシ、3は該メカシャーシ2の前部(第
2図における下方へ向う方向を前側とし、上方へ向う方
向を後側とする。また、同図における左方へ向う方向を
左側とし、右方へ向う方向を右側とする。以下の説明に
おいて向きを示すときはこの方向によるものとする。)
に下方から平行に対向するように配置されたサブシャー
シであり、該サブシャーシ3に左右方向で離間した2本
のリール台支持軸4、4が立設されている。
5及び5′は上記リール台支持軸4、4に回転自在に
支持されたリール台であり、該リール台5、5′は、プ
レイ用入力ギヤ5a、5′aとそれより稍小径な高速用入
力ギヤ5b、5′bと円筒状をしたブレーキドラム5c、
5′cとリール係合軸5d、5′dが下からこの順序で同
軸に配列されて成り、ブレーキドラム5c、5′cの高さ
方向における中間から上の部分はメカシャーシ2に形成
された孔2a、2aを挿通して上方へ突出されている。
6はメカシャーシ2の上面の後端部に配置されたヘッ
ドドラムであり、メカシャーシ2に固定された下ドラム
6aと該下ドラム6aに回転自在に支持された上ドラム6bと
これら2つのドラム6aと6bとの間の間隙の外周部に位置
して上ドラム6bと一体的に回転する回転磁気ヘッド6c、
6c等から成る。
7及び8はメカシャーシ2の上面に固定された固定テ
ープガイド、9、9、・・・はテープカセット10が着脱
自在に載置されるカセット位置決めピンである。
尚、テープカセット10はそのカセットケース11の前面
12、即ち、R−DAT1に装着された状態でヘッドドラム6
側を向く面が前面蓋13(第10図参照)により開閉される
テープ引出面になっており、該テープ引出面12の両端部
にテープ出口12a、12aが形成されると共に、これらテー
プ出口12aと12aとの間の部分がテープ引出用凹部12b
(第2図参照)に形成され、また。両端がカセットケー
ス11内のテープリール14、14′(第2図に外形のみ示し
てある。)に固定された磁気テープ15の一部は上記テー
プ出口12a、12aからカセットケース11外へ導出されてい
て、テープローディングが行なわれる前の状態ではテー
プ引出面12に沿って位置されており、そして、テープカ
セット10はこのような状態でR−DAT1に装着される。
16はメカシャーシ2の上面のうちヘッドドラム6から
右稍斜め前側へ離間したところに配置された円筒状を為
すキャプスタンハウジングであり、その外周壁に左斜め
前方に向って開口し開口16aが形成されており、このキ
ャプスタンハウジング16にキャプスタン17の上部が回転
自在に支持されている。
そして、キャプスタンハウジング16の下端部はメカシ
ャーシ2から下方へ突出され、その下端部に平面対向型
のキャプスタンモータ18(図面ではそのケースのみを示
してある。)の中心部が固定されており、該キャプスタ
ンモータ18の図示しないロータの中心部にキャプスタン
17の中間部分が固定され、更に、キャプスタン17の下端
部に出力プーリ19(第10図参照)が固定されている。
尚、以下の説明において、キャプスタンモータ18の上
方から見て時計回り方向への回転を「正転」と言い、反
時計回り方向への回転を「逆転」と言う。
(b.スライダー) (b−1.モード切換スライダー) 20は後述するサブスライダー、ピンチローラアーム、
ローディングブロック、ブレーキアーム、バックテンシ
ョンアーム等の位置を制御して多数のモードを選択的に
形成するためのモード切換スライダーであり、メカシャ
ーシ2の下方に左右方向へ移動自在なるように設けられ
ると共に多数のカム部やラック等が形成されている。
(b−1−a.構造) モード切換スライダー20はその各部が合成樹脂により
一体に形成された略平板状をし、その大部分は左右方向
に長い矩形をし、右半分の後部はその余の部分より後方
へ突出するように形成されており、左右方向に長い大き
な孔21が形成され、また、該孔21と前側面22及び後側面
23との間に左右方向に細長い被案内長孔24、24、24が形
成されている。
25は上記右半分の後部から後方へ向って突出した部分
に形成されたカム孔であり、該カム孔25に後述するピン
チローラアームを押圧しあるいは定位置に保持するため
のカム面が形成されている。即ち、25aは前後方向に延
びる第1の押圧面、25bは該第1の押圧面25aの前端から
左方へ向って延びる比較的短い第1の保持面、25cは該
第1の保持面25bの左端から前方へかつ左方へ湾曲しな
がら弧状に延びる第2の押圧面、25dは該第2の押圧面2
5cの前端から左方へ向って延びる第2の保持面である。
26は後述するサブスライダーの位置を制御するための
カム面(以下、「スライダー制御面」と言う。)であ
り、前側面22の略中央部に形成されており、その略右半
部を為す第1のステップ面26aが左右方向に延びる平坦
な面に形成され、その左半部は左右方向に延びる短い平
坦面を為す4つのステップ面、即ち、第2のステップ面
26b、第3のステップ面26c、第4のステップ面26d及び
第5のステップ面26eが後方からこの順序で略階段状を
為すように配列されて成り、これらステップ面26a、26
b、26c、26d及び26eの隣接する2つのものの間は略右斜
め前方を向いた斜面に形成されている。
そして、前側面22のうち上記スライダー制御面26から
左側の部分27が後述するS側バックテンションアームの
位置を制御するための第1のアーム制御面になってお
り、該第1のアーム制御面27はその中間から稍左寄りの
位置に切欠部27aが形成されている他は左右方向に延び
る平坦な面に形成されている。
また、前記した大きな孔21の前側縁の略右半部28が後
述するT側バックテンションアームの位置を制御するた
めの第2のアーム制御面になっており、該第2のアーム
制御面28はその左端部に切欠部28aが形成されている他
は左右方向に延びる平坦な面に形成されている。
更に、モード切換スライダー20の下面の前側部のうち
前記スライダー制御面26の左半分と略対応した部分は浅
く切り欠かれており、その切り欠かれた部分の前方を向
いた側面29が後述するS側ブレーキアームの位置を制御
するための第3のアーム制御面になっており、該第3の
アーム制御面29はその右半分29aがスライダー制御面26
の第1のステップ面26aと同一平面上に位置する左右方
向に延びる平坦な面に形成されると共にその左半分29b
は右半分29aより稍後方に位置したこれも左右方向に延
びる平坦な面に形成されている。
30、30は後述するローディングブロックと連結された
カムギヤを回転させてローディングブロックの位置を制
御するための制御用ラックであり、これら制御用ラック
30、30はモード切換スライダー20の後側面23の下部の左
右方向における中間の部分と左端寄りの位置に形成さ
れ、また、後側面23の上部のうち上記ラック30、30と各
別に対応した位置に切欠凹部31、31が形成されている。
尚、後側面23のうち上記切欠凹部31、31の右脇に位置
した部分23a、23a(以下、「非ローディング時用ストッ
パ面」と言う。)と左脇に位置した部分23b、23b(以
下、「ローデグ完了時用ストッパ面」と言う。)が後述
するカムギヤの回転を阻止する部分になっている。
32はモード切換スライダー20の下面に左右方向へ延び
るように形成された移動用ラック(第8図参照)であ
る。
(b−1−b.移動) 33、33、33はサブシャーシ3から立設されたガイドピ
ンであり、その上端部がモード切換スライダー20に形成
された被案内長孔24、24、24に摺動自在に係合されてお
り、これにより、モード切換スライダー20が、メカシャ
ーシ2の下面に比較的近い高さに位置した状態で左右方
向へ一定の範囲内で移動自在なるように支持されてい
る。
尚、前記リール台5、5′の一部はモード切換スライ
ダー20の孔21内に位置している。
34はモード切換スライダー20を移動させるための移動
機構であり、メカシャーシ2の上面の右前端部に固定さ
れたモータ35と、該モータ35の回転軸に固定された駆動
プーリ36と、サブシャーシ3の上面のうち上記モータ35
の下側に回転自在に支持されたウォームギヤ37と、該ウ
ォームギヤ37に固定された従動プーリ38と、サブシャー
シ3に回転自在に支持されたウォームホィール39及び減
速ギヤ40と、駆動プーリ36と従動プーリ38との間に架け
渡された無端状の伝達ベルト41とから成り、ウォームホ
ィール39がウォームギヤ37と噛合され、減速ギヤ40はそ
の大ギヤ部40aがウォームホィール39に一体に形成され
た小ギヤ部39aに、また、その減速ギヤ40の小ギヤ部40b
がモード切換スライダー20の移動用ラック32にそれぞれ
噛合されている。
従って、モータ35が回転すると、その回転が伝達ベル
ト41−ウォームギヤ37−ウォームホィール39−減速ギヤ
40と伝わって該減速ギヤ40が回転され、それにより、移
動用ラック32が送られてモード切換スライダー20が移動
される。
尚、モード切換スライダー20は次のような5つの位置
の間を移動される。即ち、テープローディングが行なわ
れる前の状態(以下、「初期モード」と言う。)におい
ては、第6図に示すように、その被案内長孔24、24、24
の右端がガイドピン33、33、33に近接した初期モード位
置に来ており、テープローディングを行なうときは初期
モード位置から第1図(A)に示すように初期モード位
置より所定の距離右方へ寄ったローディング完了モード
位置まで移動され、テープの早送や巻戻しを行なうとき
は第1図(B)に示すようにローディング完了モード位
置より更に右方へ寄った高速モード位置へと移動され、
磁気テープ15をフォワード方向、即ち、一方のテープリ
ール14(以下、「Sリール」と言う。)から出て他方の
テープリール14′(以下、「Tリール」と言う。)に巻
き取られる方向へ走行させながらの再生を行なうときは
第1図(C)に示すように高速モード位置から稍右方へ
寄ったフォワードプレイモード位置へと移動され、磁気
テープ15をリバース方向即ちTリール14′から出てSリ
ール14に巻き取られて行く方向へ走行させながらの再生
を行なうときは第1図(D)に示すようにフォワードプ
レイモード位置から更に右方へ寄ったリバースプレイモ
ード位置へと移動される。
そして、上記ローディング完了モード位置と高速モー
ド位置との間の距離、及び、高速モード位置とフォワー
ドプレイモード位置との間の距離は同じ大きさであり、
これらの距離を1ピッチとすると、初期モード位置とロ
ーディング完了モード位置との間の距離は略5ピッチ余
りの大きさに、また、フォオワードプレイモード位置と
リバースプレイモード位置との間の距離は略1.5ピッチ
の大きさにされている。
また、図示を省略してあるが、メカシャーシ2の下面
にはモード切換スライダー20の位置を検出するための位
置検出器が設けられており、モード切換スライダー20の
位置はこの位置検出器により検出されるようになってい
る。
(b−2.サブスライダー) 42はリール台5、5′を回転させるための後述する2
つの揺動レバーやリール台の回転を阻止するためのブレ
ーキアームの位置を制御するためのサブスライダーであ
る。
該サブスライダー42は前後方向に長い板状をし、その
前端部43と後端部44がその余の部分より幅広に形成さ
れ、前端部43寄りの位置の右側部と後端部44に前後方向
に長い被案内長孔45、45、45が形成されている。
そして、サプスライダー42の前端部43寄りの位置に後
述するプレイ用揺動レバーの位置を制御するためのカム
長孔46が形成されている。該カム長孔46はある程度の距
離前後方向に真っ直ぐ延びる中立部46aと、該中立部46a
の後端から稍右斜め後方へ寄った右偏倚部46bと、該右
偏倚部46bから左斜め後方へ寄りかつ中立部46aより左側
に位置した左偏倚部46cと、これら中立部46aと右偏倚部
46とを連結している部分及び右偏倚部46bと左偏倚部46c
とを連結している部分とから成る。
また、上記カム長孔46と後端部44との間の部分に後述
する高速用揺動レバーの動きを規制するための規制孔47
が形成され、該規制孔47は前後方向に長い略矩形をし、
その前部47a(以下、「ロック解除部」と言う。)は後
部47b(以下、「ロック部」と言う。)より稍幅広に形
成されている。
48は前端部上面から立ち上がるように形成された被押
圧突起、49は後端部44から左方へ突出したバネ掛腕(第
7図参照)である。
そして、このようなサブスライダー42は、その被案内
長孔45、45、45にサブシャーシ3から立設されたガイド
ピン50、50、50の上端部が摺動自在に係合されることに
より、前記モード切換スライダー20の下方にあって、前
後方向へ一定の範囲内で移動自在なるように支持され、
また、そのバネ掛腕49とサブシャーシ3との間に張設さ
れた張設スプリング51により常時後方への移動力を付勢
され、それにより、その被押圧突起48が、常時、モード
切換スライダー20のスライダー制御面26に当接している
ようにされている。
しかして、サブスライダー42は被押圧突起48がスライ
ダー制御面26の第1のステップ面26aに接している状態
でその移動範囲における後端の位置(以下、「第1の位
置」と言う。)に保持され、その状態からモード切換ス
ライダー20が右方へ移動して行くと、被押圧突起48がス
ライダー制御面26の第2のステップ面26b、第3のステ
ップ面26c、第4のステップ面26d、第5のステップ面26
eに順次乗り上げて行き、それにより、サブスライダー4
2が段階的に前方へ移動されて行く。
尚、モード切換スライダー20が前記初期モード位置に
来ている状態ではサブスライダー42の被押圧突起48が第
6図に示すようにモード切換スライダー20のスライダー
制御面26の第1のステップ面26aの右端部と接触してお
り、従って、この状態で、サブスライダー42が上記第1
の位置に保持される。また、モード切換スライダー20が
前記ローディング完了モード位置へと移動すると、第1
図(A)に示すようにサブスライダー42の被押圧突起48
がスライダー制御面26の第2のステップ面26bに乗り上
がり、それによりサブスライダー42が第1の位置より稍
前方へ寄った第2の位置と移動され、更に、モード切換
スライダー20が高速モード位置へと移動すると第1図
(B)に示すように被押圧突起48がスライダー制御面26
の第3のステップ面26cに乗り上げ、それにより、サブ
スライダー42が第2の位置より稍前方寄りの第3の位置
へと移動される。そして、これと同様に、モード切換ス
ライダー20がフォワードプレイモード位置に来ると第1
図(C)に示すように被押圧突起48がスライダー制御面
26の第4のステップ面26dに乗り上がってサブスライダ
ー42が第3の位置より稍前方の第4の位置へと移動さ
れ、更に、モード切換スライダー20がリバースプレイモ
ード位置へと移動すると、第1図(D)に示すように被
押圧突起48がスライダー制御面26の第5のステップ面26
eに乗り上がってサブスライダー42が第4の位置より稍
前方の第5の位置へと移動される。
(c.ピンチローラアーム)[第1図、第2図、第4図、
第5図] 52はピンチローラアームであり、メカシャーシ2に回
動自在に支持されたメインアーム及びリミッタアームと
これら2つのアームの間に張設された圧着バネとメイン
アームに支持されたピンチローラ等から成る。
(c−1.構造) 53は略コ字形をしたメインアーム、54は略L字形をし
たリミッタアームであり、これら2つのアーム53及び54
は、互いに重なるようにされて、メカシャーシ2の上面
のキャプスタンハウジング16から前方へ稍離間した位置
に立設されたアーム支持軸55に水平方向へ回動自在に支
持されると共に、メインアーム53の中間片の前縁の右寄
りの位置から前方へ突出された(第2図の向きで)バネ
掛部53aとリミッタアーム54の前片の前縁の左端(第2
図の向きで)から上方へ突出されたバネ掛部54aとの間
に張設された引張スプリング56(以下、「圧着バネ」と
言う。)により互いに反対方向への回動力を付勢され、
上記バネ掛部53aと54aとの間の距離を増す方向への力を
加えられていない間は、メインアーム53の中間片の前縁
の前記バネ掛部53aから左方へ稍離間した位置から上方
へ突出された当接部53bとリミッタアーム54の前片の前
縁(当接縁)54bとが当接することにより一体化されて
いる。
57はメインアーム53の回動端部(中間片の左端)に立
設された支持軸、58は該支持軸57に回転自在に支持され
たピンチローラ、59は回動アーム53の左片の先端部に立
設された移動テープガイド、60はリミッタアーム54の後
片の端部から下方へ向けて突設された被押圧ピンであ
り、該被押圧ピン60の大部分はメカシャーシ2に上記ア
ーム支持軸55を中心とする円弧状に形成された規制長孔
2bを通して下方へ突出され、その下端部が前記モード切
換スライダー20のカム孔25内に位置している(第10図参
照)。
61は鋏形バネ状をした戻しバネであり、そのコイル部
61aが上記アーム支持軸55の下端部に外嵌支持されると
共に、一方の腕61bの先端部がメカシャーシ2に形成さ
れたバネ掛孔2cに係止され、他方の腕61cの先端部が前
記被押圧ピン60の上端部に略右方から弾接されている。
従って、ピンチローラアーム52にはこの戻しバネ61の弾
発力による反時計回り方向への回動力が付勢されてお
り、時計回り方向へ押圧されていない間は、第2図に示
すように、被押圧ピン60が規制長孔2bの反時計回り方向
側端に当接した初期位置に保持されている。
(c−2.動作) そして、モード切換スライダー20が初期モード位置に
来ている状態では、そのカム孔25の第1の押圧面25aの
後端部が上記規制長孔2bの反時計回り方向側端と略対応
したところに来ており、従って、この状態で被押圧ピン
60が、第6図に示すように、第1の押圧縁25aの後端部
に右方から近接もしくは軽く接触するように位置してい
る。
そこで、この状態からモード切換スライダー20が右方
へ移動して行くと、その第1の押圧縁25aが被押圧ピン6
0を右方へ向けて押圧するので、ピンチローラアーム52
が反時計回り方向へ回動されて行き、これに伴なって、
被押圧ピン60の第1の押圧縁25aに接触する位置が前方
へ変位して行く。
そして、モード切換スライダー20がローディング完了
モード位置まで来ると、第1図(A)に示すように、被
押圧ピン60がカム孔25の第1の保持縁25bの右端部に乗
り上げてピンチローラ52が同図に示す待機位置に到達
し、この状態で、ピンチローラ58がキャプスタン17に左
斜め前方から稍間隔を有した状態で対向され、そして、
モード切換スライダー20がローディング完了モードと高
速モード位置との間を移動する間は、第1の保持縁25b
が被押圧ピン60に接触し続けてピンチローラアーム52が
上記待機位置に保持される。
また、モード切換スライダー20が高速モードからフォ
ワードプレイモード位置へと移動するとき、その第2の
押圧面25cが被押圧ピン60を更に右方へ押圧するので被
押圧ピン60は更に前方斜め右方へ移動せしめられる。こ
のとき、ピンチローラアーム52は、先ず、そのピンチロ
ーラ58がキャプスタン17に当接され、この時点からメイ
ンアーム53の時計回り方向への回動が阻止されてリミッ
タアーム54のみが時計回り方向へ回動され、その回動
は、第1図(C)に示すように、被押圧ピン60が第2の
保持面25dに乗り上がったところで終了する。このよう
にしてピンチローラアーム52が同図に示す圧着位置へと
移動され、この状態では、リミッタアーム54の当接縁54
bがメインアーム53の当接部53bから離間されているの
で、圧着バネ56の弾発力がメインアーム53を時計回り方
向へと回動させる力として作用し、それによって、ピン
チローラ58がキャプスタン7に圧着される。
尚、モード切換スライダー20がフォワードプレイモー
ド位置とリバースプレイモード位置との間を移動する間
は、その第2の保持面25dが被押圧ピン60に接触し続
け、従って、この間、ピンチローラアーム52が圧着位置
に保持される。
(d.テープローディング機構) 62はテープローディング機構であり、メカシャーシ2
に所定の移動経路を通って移動自在なるように支持され
たローディングブロックと、メカシャーシ2に回動自在
に支持され先端部が上記ローディングブロックと連結さ
れたローディングアームと、該ローディングアームの回
動中心部に同軸に結合されたカムギヤ等から成る。
(d−1.キャッチャー、ローディングブロック、ローデ
ィングアーム) 2d、2dはメカシャーシ2に形成されたガイド長孔であ
り、これらガイド長孔2d、2dはその後端部がヘードドラ
ム6を挟んで略左右反対の位置にあり前端部がヘッドド
ラム6から前方へ離間した位置の両脇にあるように形成
されている。
63、63はメカシャーシ2の上面に固定されたキャッチ
ャーであり、上方から見てV字状をした突当面63a、63a
を有し、該突当面63a、63aがガイド長孔2d、2dの後端部
の上方にあるように配置されている。
64及び64はローディングブロックであり、ガイド長孔
2d、2dに沿って移動するように設けられた移動ベース64
a、64aと該移動ベース64a、64aの後部に固定された円柱
状を為す当接部64a、64bと該当接部64b、64bから上方へ
突出するように設けられたテープローディングポスト64
c、64cとから成り、該テープローディングポスト64c、6
4cはフランジ付のローラ状をしている。
65、65はローディングアームであり、互いに回動自在
に連結された2つの回動アームから成る。
66、66は第1の回動アームであり、細長い板状をし、
その一端部に上部が下部より大径な略スリーブ状をした
結合軸67、67の上端部が固定され、また、上方から見て
反時計回り方向側に位置した側縁の一端寄りの位置から
バネ当ピン66a、66aが下方へ向けて突設されている。
68、68は第2の回動アームであり、第1の回動アーム
66、66と略同じ位の長さを有し、その一端部が第1の回
動アーム66、66の他端部に回動自在に連結され、その他
端部がローディングブロック64、64の移動ベース64a、6
4aと回動自在に連結されている。
69、69はメカシャーシ2の下面から垂設された支持軸
であり、これら支持軸69、69は左側のガイド長孔2dの前
端部を挟んで左右反対側へ離間した位置に配置されてお
り、この支持軸69、69に上記第1の回動アーム66、66に
固定された結合軸67、67が回動自在に外嵌支持されてい
る。
しかして、ローディングアーム65、65は互いに回動自
在に連結された2つの回動アーム66、66及び68、68によ
り水平方向で折畳伸長自在なるように構成され、第1の
回動アーム66、66が回動することによりローディングブ
ロック64、64が移動されるようになっており、第2図に
示すようにローディングブロック64、64をガイド長孔2
d、2dの前端部と対応する位置(以下、「非ローディン
グ位置」と言う。)へと移動させた状態で、第6図に示
すように、略V字状を為すように折り畳まれており、ま
た、第1図(A)に示すように、ローディングブロック
64、64をその当接部64b、64bの上部がキャッチャー63、
63の突当部63a、63aに当接した位置(以下、「ローディ
ング完了位置」と言う。)へと移動させた状態で略くの
字状を為すように伸長されている。
(d−2.カムギヤ、リミッターバネ) 70、70はカムギヤであり、その上部の外周面の2箇所
70a、70aと70b、70bは軸方向から見て略ハの字状を為す
ように位置した平坦なストッパ面に形成され、また、下
部の外周面の一部に歯部70c、70cが形成されている。
70d、70d及び70e、70eはカムギヤ70、70の上面の外周
部から上方へ向って突設されたバネ当突部であり、そし
て、一方のバネ当突部70d、70dは上部の外周部のうち歯
部70c、70cに対して庇状に位置した部分70f、70f(以
下、「庇状部」と言う。)に配置された、他方のバネ当
突部70e、70eはカムギヤ70の中心を挟んで一方のバネ当
突部70d、70dの反対側に位置した部分より稍時計回り方
向へ寄ったところに配置されている。
そして、このようなカムギヤ70、70はその中心部を軸
方向へ貫設された挿通孔70g、70g(第9図参照)に前記
第2の回動アーム66、66に固定された結合軸67、67の下
部が回動自在に挿通されることにより第1の回動アーム
66、66の回動中心部に、同軸に、かつ、回動自在に結合
される。
71は鋏状バネ形をしたリミッターバネであり、そのコ
イル部71a、71aが結合軸67、67の大径となっている上部
に外嵌支持されると共に、その一方の腕71b、71bの先端
部がカムギヤ70、70の一方のバネ当突部70d、70dの上方
から見ての反時計回り方向側端に弾接され、他方の腕71
c、71cの先端部が第1の回動アーム66、66のバネ当ピン
66a、66aの上方から見ての時計回り方向側面に弾接され
ている。
従って、カムギヤ70、70と第1の回動アーム66、66と
にはバネ当ピン66a、66aと他方のバネ当突部70e、70eと
の間を離間せしめる方向への押圧力が加えられていない
間は、バネ当ピン66a、66aが他方のバネ当突部70e、70e
の時計回り方向側の端面に圧着されることにより第1の
回動アーム66、66とカムギヤ70、70とが一体化されてい
る。
尚、カムギヤ70、70はローディングブロック64、64を
前記非ローディング位置に位置させた状態で一方のスト
ッパ面70a、70a、即ち、庇状部70f、70の反時計回り方
向側に位置したストッパ面(以下、「非ローディング時
ストッパ面」と言う。)が、第6図に示すように、左右
方向と略平行な方向に延びる向き(以下、「初期の向
き」と言う。)になっており、この状態で歯部70c、70c
がカムギヤ70、70の中心の左稍斜め前側に位置されてい
る。
(d−3.動作) モード切換スライダー20が初期モード位置に来ている
状態では、第6図に示すように、その非ローディング時
用ストッパ面23a、23aがカムギヤ70、70の非ローディン
グ時用ストッパ面70a、70aに接触している。従って、こ
の状態で、カムギヤ70、70はその回転が阻止されて上記
初期の向きに保持され、それにより、ローディングブロ
ック64、64が非ローンディング位置に保持される。
この状態からモード切換スライダー20が右方へ移動す
ると、その制御用ラック30、30がカムギヤ70、70の歯部
70c、70cに噛合して移動するので、カムギヤ70、70が上
方から見て反時計回り方向へ回転され、従って、ローデ
ィングアーム65、65が伸長されて行き、それにより、ロ
ーディングブロック64、64がキャッチャー63、63に向け
て移動されて行く。
そして、モード切換スライダー20がローディング完了
モード位置の少し手前の位置まで来たところで、ローデ
ィングブロック64、64がキャッチャー63、63に当接し、
それによりローディングアーム65、65がそれ以上伸長す
るのを阻止され、そして、モード切換スライダー20が更
に右方へ移動されてローディング完了モード位置に到達
するのと略同時にその制御用ラック30、30のカムギヤ7
0、70に対する噛合が解除され、また、モード切換スラ
イダー20のローディング完了時用ストッパ面23b、23bが
第1図(A)に示すように、カムギヤ70、70の他方のス
トッパ面70b、70b(以下、「ローディング完了時用スト
ッパ面」と言う。)に略平行に接触される。
従って、カムギヤ70、70は第1の回動アーム66、66の
回動が阻止された後も更に反時計回り方向へ回動し続け
るので、他方のバネ当突部70e、70eが第1の回動アーム
66、66のギヤ当ピン66a、66aから離間される。これによ
り、リミッタバネ71、71の弾発力がローディングアーム
65、65を伸長させるように作用し、かつ、カムギヤ70、
70を時計回り方向へ回動させるように作用してそのロー
ディング完了時用ストッパ面70b、70bをモード切換スラ
イダー20のローディング完了時用ストッパ面23b、23bに
圧着させる。
しかして、ローディングブロック64、64がキャッチャ
ー63、63に圧着される。
尚、この状態からモード切換スライダー20が更に右方
へ移動しても、そのローディング完了時用ストッパ面23
b、23bがカムギヤ70、70のストッパ面70b、70bと接触し
た状態は変らない(第1図(B)等参照)ので、ローデ
ィングブロック64、64がローディング完了位置に圧着さ
れた状態が保持される。
(e.テンレギアーム) 72はテンレギアームである。
該テンレギアーム72は上方から見て略クランク状に屈
曲した比較的長い板状をし、その左端部がメカシャーシ
2の上面に固定されたアーム支持軸73に水平方向へ回動
自在なるように支持されて、その後側の回動端部から背
の高いテンレギピン74が立設されている。
そして、このようなテンレギアーム72にはメカシャー
シ2との間に張設された引張スプリング75の引張力によ
り、常時、上方から見て反時計回り方向への回動力が付
勢されており、初期モードにおいては、第2図に示すよ
うに、非ローディング位置に来ている左側のローディン
グブロック64の移動ベース64aに当接することによって
反時計回り方向への回動を阻止されており、それによ
り、テンレギピン74がヘッドドラム6の前方にある非ロ
ーディング位置に保持されている。
尚、テンレギアーム72は、上記した状態からローディ
ングブロック64、64が後方へ移動して行くと、その後を
追うようにして反時計回り方向へ回動して行き、最終的
には第1図(C)に示すテープ巻付位置まで移動するこ
とになるが、その移動はフォワードプレイモード以外に
おいては後述するS側バックテンションアームによって
途中で規制される。この動きについては後述する。
(f.ブレーキアーム) 76は左側のリール台5(以下、「S側リール台」と言
う。)の回転を阻止するためのブレーキアーム(以下、
「S側ブレーキアーム」と言う。)、77は右側のリール
台5′(以下、「T側リール台」と言う。)の回転を阻
止するためのブレーキアーム(以下、「T側ブレーキア
ーム」と言う。)である。
78、78はサブシャーシ3の上面の前端部の左右方向に
離間した位置に立設されたアーム支持軸であり、ブレー
キアーム76及び77はこれらアーム支持軸78、78に各別
に、水平方向へ回動自在に支持され、また、S側ブレー
キアーム76にはS側リール台5のブレーキドラム5cの下
部に右斜め前方から対向したブレーキシュー76aが、ま
た、T側ブレーキアーム77にはT側リール台5′のブレ
ーキドラム5′cの下部に左斜め前方から対向したブレ
ーキシュー77aがそれぞれ設けられている。そして、こ
れらブレーキアーム76及び77の前側回動端部に設けられ
たバネ掛部76bと77bとの間に引張スプリング79が比較的
強い引張力で張設され、これにより、常時、S側ブレー
キアーム76には上方から見て反時計回り方向への回動力
が、T側ブレーキアーム77には時計回り方向への回動力
が付勢されている。
従って、S側ブレーキアーム76は時計回り方向へ押圧
されていない間は、第1図(A)に示すように、そのブ
レーキシュー76aがS側リール台5のブレーキドラム5c
に弾接したブレーキ位置に来ており、T側ブレーキアー
ム77は反時計回り方向へ押圧されていない間は、第1図
(A)に示すように、そのブレーキシュー77aがT側リ
ール台5′のブレーキドラム5′cに弾接したブレーキ
位置に来ている。
76c及び76dはS側ブレーキアーム76の前側の回動端寄
りの位置に上方へ向かって突設された被押圧ピンであ
り、一方の被押圧ピン76cの上部はモード切換スライダ
ー20の前記第3のアーム制御面29と同じ高さにあるよう
にされ、他方の被押圧ピン76dは一方の被押圧ピン76cか
ら僅かに右斜め前方へ離間した位置にあって前記サブス
ライダー42の前端部43と同じ高さにあるようにされてい
る。
また、77cはT側ブレーキアーム77の前側の回動端部
に上方へ向けて突設された被押圧ピンであり、これもサ
ブスライダー42の前端部43と同じ高さにあるようにされ
ている。
そして、モード切換スライダー20が初期モード位置に
来ている状態で、S側ブレーキアーム76は、第6図に示
すように、その一方の被押圧ピン76cにモード切換スラ
イダー20の第3のアーム制御面29の右半分29aが接触さ
れることによって上記ブレーキ位置より稍時計回り方向
へ回動されており、それにより、そのブレーキシュー76
aがS側リール台5のブレーキドラム5cから離れたブレ
ーキ解除位置に保持され、また、この状態で、T側ブレ
ーキアーム77については反時計回り方向への押圧は為さ
れておらず、従って、T側ブレーキアーム77はブレーキ
位置に保持されている。
そして、この状態からモード切換スライダー20がロー
ディング完了モード位置へと移動すると、S側ブレーキ
アーム76の一方の被押圧ピン76cには、第1図(A)に
示すように、モード切換スライダー20の第3のアーム制
御面29の左半分29bの右端部が対向され、それにより、
該アーム制御面29の右半分29aによる被押圧ピン76cに対
する押圧が解除されてS側ブレーキアーム76がブレーキ
位置に戻される。
尚、この状態ではサブスライダー42が第2の位置に来
ており、その前端縁80の左右両端部80a、80b(以下、
「アーム押圧縁」と言う。)がS側ブレーキアーム76の
他方の被押圧ピン76d、T側ブレーキアーム77の被押圧
ピン77cに、各別に、後方から近接したところに来てい
る。
そして、この状態からモード切換スライダー20が高速
モード位置へと移動すると、サブスライダー42が第3の
位置へと移動されるので、そのアーム押圧縁80a、80b
が、第1図(B)に示すようにブレーキアーム76、77の
被押圧ピン76d、77cを略前方へ向けて押圧し、それによ
り、ブレーキアーム76及び77がいずれもブレーキ解除位
置へと移動される。尚、T側ブレーキアーム77はこの時
点で初めてブレーキ解除位置へと移動される。
尚、この状態からモード切換スライダー20が更に右方
へ移動して行くと、サブスライダー42が第4の位置、第
5の位置へと移動されるので、当初、そのアーム押圧縁
80a、80bがブレーキアーム76、77の被押圧ピン76d、77c
を更に押圧し、次いで、被押圧ピン76d、77cがサブスラ
イダー42の前端部43の前後方向に平坦な左右の側縁に接
触し、そして、この状態からは一定の位置に保持され
る。
(g.バックテンションアーム) 81はS側リール台5の回転を抑制するためのバックテ
ンションアーム(以下、「S側バックテンションアー
ム」と言う。)、82はT側リール台5′の回転を抑制す
るためのバックテンションアーム(以下、「T側バック
テンションアーム」と言う。)である。
S側バックテンションアーム81はメカシャーシ2の上
面に立設されたアーム支持軸83に水平方向へ回動自在に
支持されると共に、S側リール台5のブレーキドラム5c
の上部に略左方から対向したブレーキシュー81aが設け
られ、また、アーム支持軸83を挟んでブレーキシュー81
aと反対側の回動端部から被押圧ピン81bが下方へ向けて
突設され、そして、該被押圧ピン81bはメカシャーシ2
に形成された孔2eを通してメカシャーシ2より下方へ突
出されており、その下端部がモード切換スライダー20の
前記第1のアーム制御面27に前方から対向している。
また、S側バックテンションアーム81のアーム支持軸
83に支持された部分から後側の部分は先端に行くに従っ
て扇形に広がった幅広な部分とされ、該部分にU字状の
スリット孔81cが形成され、該U字状スリット孔81cに囲
まれた弾発片81dが形成され、該弾発片81dの先端部がメ
カシャーシ2に係止されており、そして、該弾発片81d
は、バックテンションアーム81が、第1図(C)に示す
ように、そのブレーキシュー81aがリール台5のブレー
キドラム5cに接触した接触位置に来ている状態で、この
バックテンションアーム81に時計回り方向への回動力を
与えるように撓まされている。
従って、この状態でブレーキシュー81aがレール台5
のブレーキドラム5cに適度な力で弾接され、それによ
り、リール台5にその回転に対する適度な強さの負荷を
加えるようにされている。
尚、モード切換スライダー20が初期モード位置に来て
いる状態では、その第1のアーム制御面27の右端部が上
記被押圧ピン81bに接触して該被押圧ピン81bを稍前方へ
押圧しており、それにより、S側バックテンションアー
ム81が第1図(C)に示された位置から稍反時計回り方
向に回動されて、第2図に示すように、そのブレーキシ
ュー81aがリール台5のブレーキドラム5cから稍離間し
た離間位置に保持される。
T側バックテンションアーム82は上方から見て略左右
逆のL字状をし、その中央部がサブシャーシ3から立設
されたアーム支持軸84に水平方向に回動自在に支持され
ると共に、その後端部にT側リール台5′のブレーキド
ラム5′cの下部に略右方から対向したブレーキシュー
82aが設けられ、かつ、その左端部から被押圧ピン82bが
上方へ向けて突設され、該被押圧ピン82bの上端部がモ
ード切換スライダー20の第2のアーム制御面28に対向さ
れている。また、サブシャーシ3との間に張設された引
張スプリング85によって、上方から見て反時計回り方向
への回動力を付勢されている。
尚、モード切換スライダー20が初期モード位置に来て
いる状態では、その第2のアーム制御面28の右端部が上
記被押圧ピン82bに接触していて該被押圧ピン82bを稍後
方へ向けて押圧しており、それにより、このT側バック
テンションアーム82が、第6図に示すように、そのブレ
ーキシュー82aがリール台5′のブレーキドラム5′c
から稍離間した離間位置に保持されている。
そして、S側バックテンションアーム81は、モード切
換スライダー20が初期モード位置と高速モード位置との
間を移動する間、その被押圧ピン81bに第1のアーム制
御面27の切欠部27aより右側の部分が接触し続けること
によって離間位置に保持され、モード切換スライダー20
がフォワードプレイモード位置へと移動したときはその
被押圧ピン81bに上記切欠部27aが対向されて前方への押
圧が解除され、それにより、第1図(C)に示すよう
に、接触位置へと移動し、更に、モード切換スライダー
20がリバースプレイモード位置へと移動したときはその
被押圧ピン81bが第1のアーム制御面27の切欠部27aから
左方の部分に乗り上がって、第1図(D)に示すように
離間位置に戻される。
また、T側バックテンションアーム82は、モード切換
スライダー20が初期モード位置とフォワードプレイモー
ド位置との間を移動する間、その被押圧ピン82bに第2
のアーム制御面28の切欠部28aより右側の部分が接触し
続けることによって離間位置に保持され、モード切換ス
ライダー20がリバースプレイモード位置に来たときはそ
の被押圧ピ82bに上記切欠部28aが対応されて後方への押
圧が解除され、それにより、第1図(D)に示すよう
に、そのブレーキシュー82aがT側リール台5′のブレ
ーキドラム5′cに弾接した接触位置へと移動し、それ
によって、該リール台5′にその回転に対する適度な強
さの負荷を与えるようになる。
(h.リール台駆動部) 86はリール台駆動部であり、リール台5、5′のプレ
イ用入力ギヤ5a、5′aと噛合するギヤを備えたプレイ
用揺動レバーと、リール台の高速用入力ギヤ5b、5′b
に各別に噛合する2つのギヤを備えた高速用揺動レバー
と、これらのギヤを回動させるための駆動系等から成
る。
(h−1.駆動系) 87(第9図参照)はサブシャーシ3の中央部後端に固
定された支持スリーブ、88は該支持スリーブ87に回転自
在に支持された回転軸であり、該回転軸88には支持スリ
ーブ87から下方へ突出した部分に入力プーリ89が、ま
た、支持スリーブ87から上方へ突出した部分に駆動ギヤ
90がそれぞれ固定されており、上記入力プーリ89と前記
キャプスタン17に固定された出力プーリ19との間に無端
状の伝達ベルト91が架け渡されている。
92(第9図参照)はサブシャーシ3のうち上記支持ス
リーブ87から稍前方へ寄った位置に立設された支持軸で
あり、該支持軸92の上部に中間ギヤ93が回転自在に支持
されている。
そして、該中間ギヤ93は互いに同軸な大ギヤ部93aと
小ギヤ部93bが上からこの順序で配列されて一体に形成
されており、その小ギヤ部93bが上記駆動ギヤ90に前方
から噛合されている。
しかして、前記キャプスタンモータ18が回転すると、
キャプスタン17が回転され、また、その回転は出力プー
リ19−伝達ベルト91−入力プーリ89−回転軸88−駆動ギ
ヤ90−中間ギヤ93と伝わって該中間ギヤ93が回転される
ことになる。
(h−2.プレイ用揺動レバー) 94はプレイ用揺動レバーであり、サブスライダー42の
下方にあって、2つのリール台5と5′との間に配置さ
れている。
該プレイ用揺動レバー94は前後方向に長い板状をし、
その前端部から円筒状をした背の高いボス部94aが下方
へ向けて突設され、該ボス部94aがサブシャーシ3のう
ち前記支持軸92より前方へ稍離間した位置に立設された
アーム支持軸95に回動自在に支持されている。
また、プレイ用揺動レバー94の後端部からギヤ支持軸
94b(第9図参照)が下方へ向けて突設され、該ギヤ支
持軸94bにプレイ用揺動ギヤ96が回転自在に支持され、
そして、該プレイ用揺動ギヤ96はリール台5、5′のプ
レイ用入力ギヤ5a、5′aと同じ高さにあり、かつ、前
記中間ギヤ93の小ギヤ部93bに常時噛合している。
そして、プレイ用揺動レバー94の上面の略中央部から
被制御ピン94cが突設され、該被制御ピン94cはサブスラ
イダー42に形成された前記カム長孔46に摺動自在に係合
されており、プレイ用揺動レバー94は、上記被制御ピン
94cが第6図等に示すようにカム長孔46の中立部46aに位
置している状態ではそのプレイ用揺動ギヤ96をリール台
5、5′のプレイ用入力ギヤ5aと5′aとの間の略中間
に位置させる中立位置に保持され、また、被制御ピン94
cが第1図(C)に示すようにカム長孔46の右偏倚部46b
に位置した状態ではプレイ用揺動ギヤ96をT側リール台
5′のプレイ用入力ギヤ5′aに噛合させるフォワード
位置に保持され、更に、被制御ピン94cが第1図(D)
に示すようにカム長孔46の左偏倚部46cに位置した状態
ではプレイ用揺動ギヤ96をS側リール台5のプレイ用入
力ギヤ5aに噛合させるリバース位置に保持される。
尚、サブスライダー42が第1の位置から第3の位置ま
での間に来ているときは、被制御ピン94cがカム長孔46
の中立部46aに位置され、サブスライダー42が第4の位
置へと移動したときは被制御ピン94cが右偏倚部46bに位
置され、また、サブスライダー42が第5の位置へと移動
したときは被制御ピン94cが左偏倚部46cに位置される。
(h−3.高速用揺動レバー) 97は高速用揺動レバーである。該高速用揺動レバー97
は略逆へ字形をした板状に形成され、その中央部が前記
中間ギヤ93の上面の中心部に形成された突部93cに回動
自在に支持されており、その左右両端部の下面にギヤ支
持軸97a、97aが垂設されている。そして、これらギヤ支
持軸97a、97aに2つの高速用揺動ギヤ98、98′が各別
に、回動自在に支持され、これら高速用揺動ギヤ98、9
8′は中間ギヤ93の大ギヤ部93aと常時噛合され、かつ、
リール台5、5′の高速用入力ギヤ5b、5′bと同じ高
さにあり、その一方98(以下、「S側高速用揺動ギヤ」
と言う。)はS側リール台5に後ろ斜め右側から対向さ
れ、他方の高速用揺動ギヤ98′(以下、「T側高速用揺
動ギヤ」と言う。)はT側リール台5′に後ろ斜め左側
から対向されている。
そして、これら高速用揺動ギア98、98′と高速用揺動
レバー97との間にフェルト等の材料から成る摩擦板99、
99(第7図、第9図参照)が介在されている。
従って、中間ギヤ93が回転すると、高速用揺動レバー
97はこれに上記中間ギヤ93の回転方向と同じ方向への回
動力が付勢されて回動し、その回動はS側高速用揺動ギ
ヤ98がリール台5の高速用入力ギヤ5bに噛合しあるいは
T側高速用揺動ギヤ98′がリール台5′の高速用入力ギ
ヤ5′bに噛合したところで阻止され、その状態から高
速用揺動ギヤ98又は98′が回転される。
また、高速用揺動レバー97の中央部上面から突部97b
が突設され、該突部97bはサブスライダー42に形成され
た前記規制孔47内に位置しており、その左右方向におけ
る長さは上記規制孔47のロック部47bの幅と略同じ大き
さになっている。
そして、サブスライダー42が第4の位置から第5の位
置までの間に来ているときは上記突部97bが規制孔47の
ロック部47b内に位置され、従って、この状態では高速
用揺動レバー97が回動するのを阻止され、それにより、
高速用揺動レバー97が、第1図(C)及び第1図(D)
に示すように、2つの高速用揺動ギヤ98、98′がいずれ
もリール台5、5′から離間した中立位置にロックされ
る。また、サブスライダー42が第1の位置から第3の位
置までの間に来ているときは突部97bが規制孔47のロッ
ク解除部47a内に位置され、従って、この状態で上記ロ
ックが解除される。
(i.モードの形成等)[第1図、第2図] (i−1.初期モード)[第1図] 前記したように、初期モードにおいてはモード切換ス
ライダー20が初期モード位置に来ており、従って、ピン
チローラアーム52が初期位置に、ローディングブロック
64、64が非ローディング位置に、テンレギアーム72が非
ローディング位置に、S側ブレーキアーム76がブレーキ
解除位置に、T側ブレーキアーム77がブレーキ位置に、
S側バックテンションアーム81及びT側バックテンショ
ンアーム82が離間位置にそれぞれ来ており、また、この
状態ではサブスライダー42が第1の位置に来ているの
で、プレイ用揺動レバー94が中立位置に保持され、高速
用揺動レバー97のロックが解除されている。
従って、この状態では2つのリール台5、5′のうち
S側リール台5のみが回転し得ることになる。
そして、テープカセット10のR−DAT1への装着は、こ
のような初期モードにおいて行なわれ、テープカセット
10が装着されると、Sリール14にS側リール台5のリー
ル係合軸5dが、Tリール14′にT側リール台5′のリー
ル係合軸5′dがそれぞれ挿入かつ係合されてこれらテ
ープリール14、14′とリール台5、5′とが一体的に回
転する状態とされ、また、ピンチローラ58、移動テープ
ガイド59、ローディングポスト64c、64c及びテンレギピ
ン74がテープカセット10のテープ引出用凹部12b内に位
置される。
(i−2.テープローディング、テープアンローディン
グ)[第1図(A)、第2図] (i−2−a.テープローディング)[第1図(A)、第
2図] テープローディングはこの状態からモード切換スライ
ダー20がローディング完了モード位置へと移動すること
により行なわれる。
即ち、モード切換スライダー20がローディング完了モ
ード位置へと移動すると、前記したように、カムギヤ7
0、70が回転されてローディングブロック64、64がロー
ディング完了位置へと移動され、また、ピンチローラア
ーム52が待機位置へと移動されてピンチローラ58がキャ
プスタン17に比較的近接した位置へ、移動テープガイド
59がテープカセット10の右側のテープ出口12aの直ぐ後
ろの位置へと移動される。
しかして、磁気テープ15がSリール14から所定量引き
出され、その引き出された部分が、第1図(A)に示す
ように、左側の固定テープガイド7−左側のローディン
グポスト64c−ヘッドドラム6−右側のローディングポ
スト64c−右側の固定テープガイド8−ピンチローラ58
−移動テープガイド59にこの順序で巻き付けられたテー
プパスを通される。
このようにして、テープローディングが行なわれ、テ
ープローディングが完了するのと略同時に、S側ブレー
キアーム76がブレーキ位置へと移動してS側リール台5
の回転を不能にする。
尚、ローディングブロック64、64がローディング完了
位置へと移動されるので、テンレギアーム72はこれに付
勢されている回動力によって反時計回り方向へ回動され
るが、S側バックテンションアーム81はモード切換スラ
イダー20がローディング完了モード位置まで移動しても
離間位置から動かされないため、テンレギアーム72の回
動はその前端の被規制部72aがバックテンションアーム8
1に左方から当接したところで阻止され、従って、テン
レギアーム72は第1図(A)に示すように、そのテンレ
ギピン74が左側のローディングブロック64の移動経路上
に位置した待機位置、即ち、磁気テープ15には接触しな
い位置まで移動される。
また、モード切換スライダー20がローディング完了モ
ード位置に来ても、プレイ用揺動レバー94が中立位置に
保持された状態及び高速用揺動レバー97がロックを解除
されている状態は変らない。
以上の状態がローディング完了モードである。
(i−2−b.テープアンローディング)[第1図
(A)、第2図] テープのアンローディングは上記ローディング完了モ
ードからモード切換スライダー20が初期モード位置に戻
ることにより行なわれる。
即ち、ローディング完了モードからモード切換スライ
ダー20が初期モード位置へと移動すると、カムギヤ70、
70が時計回り方向へ回転されてローディングブロック6
4、64が非ローディング位置に戻され、ピンチローラア
ーム52が戻しバネ61により初期位置に戻され、テンレギ
アーム72が前方へ移動して来る左側のローディングブロ
ック64により非ローディング位置に押し戻され、また、
モード切換スライダー20が初期モード位置へ向けて移動
を開始した直後にS側ブレーキアーム76はその被押圧ピ
ン76cが第3のアーム制御面29の右半分に乗り上ること
によってブレーキ解除位置に戻される。そして、これと
略同時にキャプスタンモータ18が正転され、それによ
り、中間ギヤ93が反時計回り方向へ回転されるので、高
速用揺動レバー97が反時計回り方向へ回動してそのS側
高速用揺動ギヤ98をS側リール台5の高速用入力ギヤ5b
に噛合させ、それにより、該高速用揺動ギヤ98が時計回
り方向へ回転してリール台5を反時計回り方向へ回転さ
せる。
しかして、Sリール14が反時計回り方向、即ち、テー
プ巻取方向へ回転されるので、それまでテープカセット
10から引き出されていた磁気テープ15がSリール14に巻
き取られる。
(i−3.高速モード)[第1図(B)] 磁気テープ15の早送や巻戻を行なう高速モードは、ロ
ーディング完了モードからモード切換スライダー20が高
速モード位置へと移動することにより形成される。
即ち、モード切換スライダー20がローディング完了モ
ード位置から高速モード位置へと移動すると、それまで
ブレーキ位置に来ていた2つのブレーキアーム76、77が
いずれもブレーキ解除位置へと移動され、かつ、サブス
ライダー42が第3の位置へと移動される他は、ピンチロ
ーラアーム52、バックテンションアーム81、82、テンレ
ギアーム72及びプレイ用揺動レバー94等はそれまでの位
置に保持され、高速用揺動レバー97は、依然、ロック解
除状態に置かれる。
この状態が、高速モードであり、テープの早送りを行
なうときはこの状態からキャプスタンモータ18が高速で
逆転され、テープの巻戻を行なうときはキャプスタン18
が高速で正転される。即ち、キャスタンモータ18が逆転
すると、中間ギヤ93が時計回り方向へ回転されて高速用
揺動レバー97を時計回り方向へ回動させ、それにより、
T側高速用揺動ギヤ98′がT側リール台5′の高速用入
力ギヤ5′bに噛合して反時計回り方向へ回転するので
該T側リール台5′が時計回り方向へ回転されてTリー
ル14′が同方向、即ち、テープ巻取方向へ回転される。
また、キャプスタンモータ18が正転すると、前記テープ
アンローディングの際の動きと同様にしてSリール14が
テープ巻取方向へ回転される。
(i−4.フォワードプレイモード)[第1図(C)] フォワードプレイモード、即ち、磁気テープを前記フ
ォワード方向へ走行させながらの再生を行なうモード
は、モード切換スライダー20がフォワードプレイモード
位置へと移動することにより形成される。
即ち、モード切換スライダー20がフォワードプレイモ
ード位置へと移動すると、前記したように、ピンチロー
ラアーム52が圧着位置へと移動され、それによって、ピ
ンチローラ58が磁気テープ15を挟んでキャプスタン17に
圧着され、また、S側バックテンションアーム81が接触
位置へと移動され、更に、サブスライダー42が第4の位
置へと移動されるためプレイ用揺動レバー94がフォワー
ド位置へと移動してそのレイ用揺動ギヤ96をT側リール
台5のプレイ用入力ギヤ5′aに噛合せしめると共に高
速用揺動レバー97が中立位置にロックされ、S側バック
テンションアーム81が接触位置へと移動され、また、こ
れにより、テンレギアーム72に対する回動の阻止が解除
されるため、該テンレギアーム72が待機位置から更に反
時計回り方向へ回動して、第1図(C)に示すように、
そのテンレギピン74に磁気テープ15を巻き付ける位置へ
と移動される。
この状態がフォワードプレイモードであり、この状態
ではキャプスタンモータ18が逆転される。従って、キャ
プスタン17が反時計回り方向へ回転され、中間ギヤ93が
時計回り方向へ回転されるので、プレイ用揺動ギヤ96が
反時計回り方向へ回転され、それによりT側リール台
5′が時計回り方向へ回転してTリール14′をテープ巻
取方向へ回転させる。
しかして、磁気テープ15がキャプスタン17とピンチロ
ーラ58とによりフォワード方向へ定速で走行されると共
に、これらキャプスタン17とピンチローラ58により送ら
れて来る磁気テープ15がTリール14′に巻き取られ、ま
た、磁気テープ15のうちキャプスタン17とピンチローラ
58とにより挟まれた位置とSリール14との間の部分は、
S側リール台5の回転がS側バックテンションアーム81
によって抑制されることにより弛みの無いように適度に
緊張されると共に、テンレギピン74によってそのテンシ
ョンを調節される。
尚、再生を行なうときはヘッドドラム6の回転部が回
転される。
(i−5.リバースプレイモード)[第1図(D)] リバースプレイモード、即ち、磁気テープ15を前記リ
バース方向へ走行させながらの再生を行なうモードは、
モード切換スライダー20がリバースプレイモード位置へ
と移動することにより形成される。
即ち、モード切換スライダー20がリバースプレイモー
ド位置へと移動すると、前記したように、S側バックテ
ンションアーム81が離間位置へ、T側バックテンション
アーム82が接触位置へとそれぞれ移動されると共に、サ
ブスライダー42が第5の位置へと移動されるので、プレ
イ用揺動レバー94がリバース位置へと移動してそのプレ
イ用揺動ギヤ96をS側リール台5のプレイ用入力ギヤ5a
に噛合させる。
尚、この場合は、モード切換スライダー20がフォワー
ドプレイモード位置を経て来るので、その際に、ピンチ
ローラアーム52が圧着位置へと移動され、高速用揺動レ
バー97が中立位置にロックされる。
また、S側バックテンションアーム81が離間位置に戻
るので、テンレギアーム72が待機位置に戻される。
この状態が、リバースプレイモードであり、この状態
ではキャプスタン18が正転される。従って、キャプスタ
ン17が時計回り方向へ回転されると共に、中間ギヤ93が
反時計回り方向へ回転され、それによりプレイ用揺動ギ
ヤ96が時計回り方向へ回動するので、S側リール台5が
反時計回り方向へ回転してSリール14をテープ巻取方向
へ回転せしめる。
しかして、磁気テープ15がリバース方向へ走行され、
キャプスタン17とピンチローラ58とによって送られて来
る磁気テープ15がSリール14に巻き取られて行く。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明テ
ーププレーヤは、カセットのテープを所定量引き出して
テープに記録される信号を記録再生する回転ヘッドドラ
ムにテープが巻回するように移動されるテープローディ
ング手段と、ピンチローラを回転自在に支持しピンチロ
ーラがキャプスタンと共にテープを挟持するように回動
制御するピンチローラアーム手段と、一対のテープリー
ルが各々係合される一対のリール台に対してモータから
の駆動力を選択的に何れかのリール台に伝達すると共に
所定のモードに応じてリール台の回転速度を切り換える
リール台駆動伝達手段と、リール台の回転動作を規制す
る少なくとも1つのブレーキ手段と、所定のカム部や歯
部が一体に形成された1つの摺動部材とを備え、テープ
ローディング手段、ピンチローラアーム手段、リール台
駆動伝達手段及びブレーキ手段の位置制御を摺動部材に
より行うようにしたことを特徴とする。
従って、本発明テーププレーヤにあっては、モード切
換時にそれぞれの所定の位置へと移動されるべき多数の
移動部材の位置が1つの摺動部材により制御されるの
で、従来のテーププレーヤに較べて、その制御手段を極
く少数の部品から成る簡単な構造にすることができると
共に移動部材相互の間の動作タイミングを摺動部材の各
部が有する位置関係の精度そのものにより制御すること
ができるため、動作の信頼性が高く、また、組立に際し
て移動部材と制御手段との間の複雑な位相合せを不要に
することができる。
尚、前記実施例においては、摺動部材のカム部により
位置制御される副次的な摺動部材を設け、ブレーキ部材
の一部とリール台駆動部材の位置制御については上記副
次的な摺動部材により行なうようにしたが、本発明にお
ける移動部材の制御は、主たる摺動部材によって位置制
御されるものである限りこのような副次的な摺動部材に
より行なうようにしても良い。
また、前記実施例においては、本発明をR−DATに適
用したものを示したが、本発明はこのような例に限ら
ず、テープローディング部材を備えた各種のテーププレ
ーヤに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明テーププレーヤをR−DATに適用した実施
の一例を示すものであり、第1図はモード切換動作を
(A)から(D)へ順を追って示す要部の平面図、第2
図は初期モードにおける全体の平面図、第3図はテープ
カセットが装着された状態の正面図、第4図は全体の斜
視図、第5図はピンチローラアーム等の分解斜視図、第
6図はメカシャーシより下方にある部分の水平断面図、
第7図はメカシャーシより下方にある部分の一部分解斜
視図、第8図はローディングアームとモード切換スライ
ダーを示す斜視図、第9図は第2図のIX−IX線に沿う断
面図、第10図は第2図のX−X線に沿う断面図、第11図
は各部材の動作タイミングを示すタイムチャート図であ
る。 符号の説明 1……テーププレーヤ、 5、5′……リール台、6……回転ヘッドドラム、10…
…カセット、14、14′……テープリール、15……テー
プ、17……キャプスタン、20……摺動部材、23a、23b、
25、26、27、28、29……カム部、30……歯部、35……モ
ータ、52……ピンチローラアーム手段、58……ピンチロ
ーラ、64……テープローディング手段、76、77、81、82
……ブレーキ手段、94、97……リール台駆動伝達手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 祐二 茨城県下妻市下妻丙423番 ソニー筑波 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−50951(JP,A) 特開 平2−108267(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットのテープを所定量引き出して、テ
    ープに記録される信号を記録再生する回転ヘッドドラム
    にテープが巻回するように移動されるテープローディン
    グ手段と、 ピンチローラを回転自在に支持すると共に、ピンチロー
    ラがキャプスタンと共に上記テープを挟持するように回
    動制御するピンチローラアーム手段と、 一対のテープリールが各々係合される一対のリール台に
    対してモータからの駆動力を選択的に何れかのリール台
    に伝達すると共に、所定のモードに応じてリール台の回
    転速度を切り換えるリール台駆動伝達手段と、 上記リール台の回転動作を規制する少なくとも1つのブ
    レーキ手段と、 所定のカム部や歯部が一体に形成された1つの摺動部材
    とを備え、 上記テープローディング手段、上記ピンチローラアーム
    手段、上記リール台駆動伝達手段及び上記ブレーキ手段
    の位置制御を上記摺動部材により行うようにした ことを特徴とするテーププレーヤ。
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