JP3089506B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP3089506B2
JP3089506B2 JP04029858A JP2985892A JP3089506B2 JP 3089506 B2 JP3089506 B2 JP 3089506B2 JP 04029858 A JP04029858 A JP 04029858A JP 2985892 A JP2985892 A JP 2985892A JP 3089506 B2 JP3089506 B2 JP 3089506B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、昇華型熱転写式カラ
ープリンタ等のプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、印画紙及びインクリボンを収納
したカセットを用いるカラープリンタを、本出願人は特
願平2−223279号で開示した。このカセットを、
図40によって具体的に説明すると、200はカセット
であり、そのカセット本体201の中央には印画紙21
0を収納する箱型の印画紙収納室202を形成してある
と共に、その先端の両側突出部の内側にはインクリボン
220の一端側を巻き付けた供給リール221を着脱自
在に取付けた略円柱状の一対のリールホルダ203,2
03を突出形成してある。また、カセット本体201の
印画紙収納室202と一対のリールホルダ203,20
3間にはインクリボン220の他端側を巻き付けた巻取
リール222を回転自在に支持するリール収納室204
を形成してある。尚、図中205は印画紙収納室202
の底部に上下方向に回動可能に取付られた給紙板、20
6は印画紙収納室202の天井側に水平方向にスライド
自在に設けられた蓋である。
【0003】そして、給紙板205により押し上げられ
た印画紙210は開状態の蓋206側より図示しないプ
ラテン側に供給され、また、供給リール221は図示し
ないリール搬送アームで把持されてプラテン側に搬送さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印画紙210とインクリボン220を収納したカセット
200を用いるプリンタでは、カセット200が使い捨
てタイプでない場合、使い終わったインクリボン220
を巻き付けた各リール221,222の交換作業が煩雑
となり、取り扱い性が悪かった。また、使い捨てタイプ
の場合には、コスト高になり過ぎる不利点があった。さ
らに、供給リール221をプラテン側に搬送する場合
に、供給リール221がリール搬送アームにより確実に
把持されたかどうか判らなかった。尚、同一の給紙トレ
ー上の手前に印画紙を、その奥にインクリボンを巻き付
けた供給リールと巻取リールを着脱自在に収納したプリ
ンタが開発されているが、上記従来と同様に、使い終わ
ったインクリボンの取扱性が悪かった。
【0005】そこで、この発明は、印画紙を収納する同
一の給紙トレーに、インクリボンをカセット化したもの
を着脱自在に収納してその交換作業性を向上させると共
に、カセット内のリールの搬送時にリール搬送手段にリ
ールが確実にセットされたかどうかを検出することがで
きるプリンタを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】プリンタ本体内にインク
リボンを巻いたリールと印画紙とをそれぞれ搬入し、上
記プリンタ本体内に配設されたプラテンとヘッドを介し
て印画を行うプリンタにおいて、上記プリンタ本体内に
給紙トレーを出し入れ自在に設け、この給紙トレー上に
上記リールを有するインクリボンカセットと印画紙とを
それぞれ着脱自在に収納してある。
【0007】また、上記プリンタにおいて、プリンタ本
体内に、該プリンタ本体内に搬入された給紙トレー上の
インクリボンカセットよりリールを把持してプラテン側
に搬送するリール搬送手段を設け、このリール搬送手段
にリール有無を判別する検出センサを設けてある。
【0008】
【作用】給紙トレーに、インクリボンを巻き付けたリー
ルを有するインクリボンカセットと印画紙とをそれぞれ
着脱自在に収納したので、使い終わったインクリボンカ
セットの交換作業及び印画紙の装着作業が容易となり、
取り扱い性が向上する。また、リールを把持してプラテ
ン側に搬送するリール搬送手段にリール有無を判別する
検出センサを設けたので、リール搬送手段にリールが確
実に把持されたかどうかが検出され、リール搬送のミス
が早期に判る。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に詳述す
る。
【0010】図1において、1は昇華型熱転写式ビデオ
カラープリンタ(以下プリンタと略称する)であり、そ
の筐型のプリンタ本体2の正面の合成樹脂製のフロント
パネル3には、矩形の開口部4を形成してある。この開
口部4は、その略中央が後述する排紙トレー70で仕切
られて、下側が給紙口5、上側が排紙口6となってい
る。また、プリンタ本体2内の底部から両側部にかけて
金属板製のシャーシ10を配置してある。このシャーシ
10は、底板11と、底板11の両側部より直角に折り
曲げられた一対の側板12,12とで正面凵字状に形成
してある。
【0011】一対の側板12,12間の給紙口5に対向
する位置には、印画紙9と後述するインクリボンカセッ
ト(以下カセットと略称する)190を収納する給紙ト
レー20を水平方向に出し入れ自在に配設してあると共
に、各側板12,12間の排紙口6に対向する位置には
印画した印画紙9′を載置する排紙トレー70を着脱自
在に設けてある。また、一対の側板12,12間の略中
央には軸101を介してプラテン100を回転自在に支
持してあると共に、このプラテン100に対向する後方
にはヘッド駆動機構150を介してヘッド140を接
触,離反自在に設けてある。
【0012】図2,6に示すように、給紙トレー20
は、手前に上面側が開口した筐型の印画紙収納室22
を、奥に背面と上面側が開口した筐型のカセット収納室
23をそれぞれ有する合成樹脂製のトレー本体21と、
このトレー本体21の両側に一体突出の両鍔部24,2
4の下面にネジ止めにより固定された金属製で断面略匚
字形の一対のレール26,26と、この各レール26の
内側に位置する垂直片部26aに植設された3つのピン
27に各長溝孔28bを介してレール26に沿って前後
方向に所定距離(例えば18mm)それぞれ移動自在に
設けられた長尺板状の一対のラック28,28と、一対
のレール26,26の先端側に配設された一対のトレー
ロック機構30,30を備えている。トレー本体21の
印画紙収納室22の底部の中央のカセット収納室23側
には矩形の開口部22aを形成してあると共に、そのフ
ロント側には一対の長孔22b,22bを形成してあ
る。一対の長孔22b,22bには開口部22aを覆う
ように給紙板25の一対の折曲部25a,25aを上方
に回動自在に支持してある。また、各レール26内には
シャーシ10の各側板12の内面側にピン枢支された各
一対のローラ13,13を遊嵌してある。これにより、
給紙トレー20は一対の側板12,12間内を前後方向
に水平移動自在になっている。
【0013】図6,9に示すように、各トレーロック機
構30は、各レール26の垂直片部26aの先端部中央
にピン32により中央部が枢支されたヘ字型のトレーロ
ックアーム(以下アームと略称する)31と、このアー
ム31の基端部にピン枢支され、垂直片部26aに形成
された切欠部26b内に位置する時にレール26に対す
るラック28の位置を規制してレール26とラック28
が一体的に動くようにするコロ33と、ピン32に介在
されてアーム31の下方に傾斜した先端部31a側を上
方に付勢してコロ33を上記切欠部26b内に位置させ
るトーションバネ34と、各側板12の内面の奥の折曲
部12aにネジ止めされた各レール案内板36の側部3
6bに上下斜めにそれぞれピン枢支され、トーションバ
ネ34の付勢力に抗してアーム31の先端部31aを挾
むように係止させる各一対のコロ35,35と、各レー
ル26の先端側に固定され、一対のコロ35,35間で
アーム31の先端部31aが係止された時に、レール案
内板36の正面に形成された位置決め孔36aに挿入さ
れる突起部37aを有したストッパ37とで構成されて
いる。各アーム31の先端部31aが各一対のコロ3
5,35間で係止された時に、アーム31のコロ33が
レール26の切欠部26bより離れるので、ラック28
はレール案内板36により移動が停止されたレール26
に対して更にレール案内板36側に各長溝孔28bの長
さ分移動可能になっている。この各ラック28の移動量
は、いずれかのラック28に施された黒マーク(センサ
マーク)29を、一方の側板12に並設の基板38に取
付けられた反射型の一対の光学センサ39,39で読み
取ることにより制御されるようになっている。
【0014】給紙トレー20のカセット収納室23の両
側にはカセット190の蓋192を開ける一対の蓋開け
機構40,40を配設してある。図8,9に示すよう
に、各蓋開け機構40は、カセット収納室23の円弧状
の両側部23aの外面中央に一体突出成形した円柱状の
各ボス23bに回動自在に支持され、L字型の蓋開片部
41aと円柱状のストッパ部41bをそれぞれ互い違い
の方向に一体突出成形した合成樹脂製のカセットオープ
ナ(蓋開け手段)41と、上記ボス23bとカセットオ
ープナ41の中央部41c間に介在され、カセットオー
プナ41の蓋開片部41aを側部23aの上側突出部2
3cに付勢するトーションバネ42で構成されている。
このトーションバネ42の付勢力は、ラック28がレー
ル26に対して移動する前までは該ラック28の中央の
切欠部28cにカセットオープナ41のストッパ部41
bが係止されていることによりカセットオープナ41を
回転させる方向に働かないようになっている。
【0015】給紙トレー20の印画紙収納室22からカ
セット収納室23の両鍔部24,24の下方には、カセ
ット190の巻取リール194を駆動させる一対のリー
ル駆動機構50,50を配設してある。図8に示すよう
に、各リール駆動機構50は、レール26の垂直片部2
6aの略中央に植設された軸26cに回転及び該軸26
cの軸方向に沿って摺動自在に支持され、カセット収納
室23の両側部23aに形成された丸孔23eに進退自
在なリボン巻取ヘッド部51aを有するアイドラギヤ5
1と、中央の筒部52aがレール26の水平切起部26
dに垂下された軸26eに回動自在に支持されると共
に、基端部52bがラック28の折曲部28dに摺接,
離反自在にされ、コ字形の先端部52cの一対の溝孔部
52d,52dがアイドラギヤ51のヘッド部51aの
基端部外周面に摺動自在に支持されたリング53の一対
のピン部53a,53aにそれぞれ挿入係止された合成
樹脂製のシフトレバー52と、このシフトレバー52の
中央の筒部52aに介装され、アイドラギヤ51のヘッ
ド部51aをカセット収納室23の各丸孔23eよりカ
セット収納室23内に進出させる方向に付勢させるトー
ションバネ54と、シャーシ10の一対の側板12,1
2間に回転自在に掛け渡され、ヘッド部51aがカセッ
ト収納室23内に進出した時にアイドラギヤ51が噛合
する一対の駆動ギヤ56,56を固定したシャフト55
と、このシャフト55の右側の側板12の外側の一端に
固定されたギヤ57と、右側の側板12の外側に取付け
られ、中間ギヤ59を介して上記ギヤ57に噛合するウ
ォームギヤ58aを有するモータ58とで構成されてい
る。
【0016】シャーシ10の右側の側板12の外面から
一対の側板12,12間にかけて給紙トレー20をプリ
ンタ本体2内より水平方向に出し入れするトレー駆動機
構60を配設してある。図5,9に示すように、トレー
駆動機構60はシャーシ10の一対の側板12,12間
に回転自在に掛け渡され、給紙トレー20の一対ラック
28,28の各歯部28aに噛合する一対の駆動ギヤ6
2,62を固定したシャフト61と、このシャフト61
の右側の側板12の外側の一端に固定されたギヤ63
と、右側の側板12の外側に取付けられ、中間ギヤ66
を介してギヤ63に噛合するウォームギヤ65を有する
モータ64とで構成されている。
【0017】図2,10に示すように、排紙トレー70
は合成樹脂により矩形板状に形成してあり、その両側に
逆L字形の切欠により一対のロック爪71,71を弾性
変形自在に一体形成してある。各ロック爪71の先端の
下側に山状の爪部71aを一体突出成形してある。ま
た、排紙トレー70のフロント側の幅が各ロック爪71
側の幅より若干広くなって両側に段部72,72を形成
してある。排紙トレー70の各ロック爪71側の側縁に
対向するシャーシ10の一対の側板12,12の内側に
は、排紙トレー70を着脱自在に取付ける各第1〜第3
ガイド片14a〜14cを切欠き折り曲げ形成してあ
る。各第1,第3ガイド片14a,14cは同位置に位
置していると共に、第2ガイド片14bは第1,第3ガ
イド片14a,14cより排紙トレー70の厚み分高い
位置に位置しており、排紙トレー70の両側は各第1,
第3ガイド片14a,14cと各第2ガイド片14b間
にそれぞれ着脱自在に挾持されている。この際に、図1
0(b)に示すように、各ロック爪71の爪部71aは
各第1ガイド片14aに係止され、側板12の前縁に各
段部72が係止されて排紙トレー70が奥に入り過ぎな
いようになっている。また、この排紙トレー70を取り
外すと、排紙口6と給紙口5が連通されて給紙トレー2
0の印画紙収納室22が露出するようになっている。
【0018】また、シャーシ10の一対の側板12,1
2の上縁中央間には合成樹脂製の排紙ガイド板75をネ
ジ止め固定してあると共に、一対の側板12,12間の
排紙ガイド板75の下方には金属製で上,下一対の給紙
ガイド板76,77をネジ止め固定してある。排紙ガイ
ド板75はプラテン100を完全に覆うようになってい
る。各給紙ガイド板76,77は後述する紙チャック板
105側まで延びている。これら上,下給紙ガイド板7
6,77間で給紙通路78を形成してあると共に排紙ガ
イド板75と上給紙ガイド板76間で排紙通路79を形
成してある。
【0019】給紙通路78の入口と排紙通路79の出口
間にはプラテン100に印画紙9を給紙する排紙手段を
兼ねた給紙手段80を設けてある。図1,2に示すよう
に、給紙手段80は、一対の側板12,12に掛け渡さ
れた軸82の中央に固定された駆動ローラ81と、この
軸82に駆動ローラ81を挾持するように各基端側を回
動自在に支持された一対の揺動板83,83と、この一
対の揺動板83,83の先端に支軸84aを介して回転
自在に支持された従動ローラ84と、駆動ローラ81と
従動ローラ84間に張設されたタイミングベルト85
と、下給紙ガイド板77の中央の切欠部77a間に支軸
86aを介して回転自在に支持されてベルト85に接触
する分離ローラ86と、軸82と揺動板83間に介在さ
れてベルト85を分離ローラ86に押圧,接触させる図
示しないトーションバネと、排紙ガイド板75の中央の
切欠部75a間に支軸87aを介して回転自在に支持さ
れ、トーションバネ88を介してベルト85に接触する
排紙ローラ87と、上記軸82の左側の側板12の外側
の一端に固定されたギヤ89とで構成されている。
【0020】給紙トレー20の印画紙押上板25の下方
には、該印画紙押上板25の先端側を上記ベルト85ま
で移動させる給紙レバー90を設けてある。この給紙レ
バー90はシャーシ10の一対の側板12,12間に掛
け渡された軸91の中央に固定されている。上記ベルト
85と排紙トレー70との間には印画した印画紙9′を
排紙トレー70上或は給紙トレー20の印画紙収納室2
2上に振り分けるフラップ(印画紙振分手段)92を設
けてある。フラップ92は一対の側板12,12間に掛
け渡された軸93を介して上下方向に回動自在に支持し
てある。尚、上記駆動ローラ81の軸82の一端に固定
されたギヤ89は、中間ギヤ94を介して左側の側板1
2の外側に取付けられたモータ95のウォームギヤ95
aに噛合している。また、給紙レバー90を固定した軸
91は、左側の側板12の外面に摺動自在に設けられた
スライド板96の往復移動により回動する図4に示す連
繋レバー97等を介して回動するようになっている。さ
らに、フラップ92を固定した軸93は図示しない駆動
機構により回動するようになっている。さらにまた、図
3に示すように、下給紙ガイド板77には印画紙9の給
紙時のジャミングを検出する反射型の光学センサ99を
取付けてある。
【0021】給紙通路78の出口側の下方のシャーシ1
0の一対の側板12,12間には、ゴム製で円柱状のプ
ラテン100を軸101を介して回転自在に支持してあ
る。この軸101の両側部はプラテン100の両側面1
00a,100aの中央に貫通して突出しており、該軸
101の両端101a,101aは一対の側板12,1
2に合成樹脂製の各軸受102を介して回転自在に支持
してある。また、プラテン100の外周面100bには
軸101に平行に溝状の切欠部100cを形成してあ
る。この切欠部100c内はプラテン100の硬度より
高い硬度を有する金属製等で断面略凵字型の補強板(補
強部材)103を接着してある。このプラテン100の
切欠部100cの補強板103内にはプラテン100の
外周面100bとの間で印画紙9をチャッキングする紙
チャック板(紙チャック部材)105を昇降動自在に設
けてある。この紙チャック板105は、プラテン100
の外周面100bの接線方向及び法線方向にそれぞれ平
行な水平部105aと垂直部105bとで断面L字型に
形成してあると共に、プラテン100の両側面100
a,100aと平行な両側部105c,105cを上記
水平部105aの両側から折り曲げにより形成してあ
り、この水平部105aとプラテン100の外周面10
0bとで印画紙9をチャッキングするものである。
【0022】図11に示すように、紙チャック板105
の垂直部105bは、紙チャック板昇降動機構110に
よりプラテン100の切欠部100cの補強板103内
を昇降動して、紙チャック板105の水平部105aを
プラテン100の外周面100bに圧接,離反させるよ
うにしてある。紙チャック板昇降動機構110は、プラ
テン100の両側面100a,100aに固定され、紙
チャック板105の両側部105c,105cに嵌合さ
れた合成樹脂製の一対のスライダ111,111と、各
スライダ111をプラテン100の外周面100bの法
線方向に沿ってスライドさせる合成樹脂製の一対のガイ
ド112,112と、プラテン100の軸101の両側
に回転自在に支持され、各スライダ111の外面に一体
突出成形された円柱状のカムフォロワ111aが係合す
るカム溝孔(カム面)113eを有して紙チャック板1
05を昇降動させる合成樹脂製の一対のカム113,1
13と、上記各スライダ111の鉤部111cと各ガイ
ド112の円柱状の突出部112cとの間に介在され、
紙チャック板105を上記法線方向の軸101側に常に
付勢させる一対の引張コイルバネ(弾性部材)114,
114と、一対のカム113,113の回転を止める金
属板状のカム回転止め(カムロック手段)115と、該
カム回転止め115の右端側の右側の側板12に支軸1
17を介して回転自在に支持され、カム回転止め115
による一対のカム113,113のロック状態を解除さ
せるカム回転止め操作板(カムロック解除手段)116
と、上記右側の側板12の外面に沿ってスライド自在に
設けられ、カム回転止め操作板116を回動させるカム
回転止め解除レバー118と、上記プラテン100の軸
101の右端に固定され、プラテン100を回転させる
駆動ギヤ(回転手段)119とで構成されている。
【0023】各スライダ111はL字型に形成してあ
り、その一側面に一体突出したカムフォロワ111a及
び円柱部111bは、紙チャック板105の各側部10
5cの各一対の小孔105d,105eに嵌合してあ
る。また、各スライダ111の他側面に一体突出した各
一対の円柱部111d,111eは、各ガイド112の
凹部112aに形成された一対の溝穴112d,112
eにスライド自在になっている。各ガイド112の凹部
112a中央に突出した円筒部112bに、各スライダ
111を挾むようにして各カム113を回転自在に支持
してある。各カム113は、各ガイド112と同径で上
記カム溝孔113eを有する円板部113aと、この円
板部113aに一体突出した境にテーパ部113cと鉤
部113dを有する筒部113bとを備えている。ま
た、筒部113b内の円板部113aに一体形成された
突起部113fと円板部113aに貫通した突出部11
2c間にカム113を所定方向に付勢する捩りコイルバ
ネ120を介在してある。
【0024】カム回転止め115は、その両側片部11
5a,115aを後述する軸135に回動自在に支持し
て下給紙ガイド板77の下側に配置してある。このカム
回転止め115の一対のカム113,113に対向する
位置には該各カム113の筒部113bの外周面に摺動
する一対の突出片部115b,115bを一体突出成形
してある。カム回転止め115の右端の突出片部115
cはカム回転止め操作板116の一側部に一体突出した
一対の円柱部116a,116aに挾持されている。カ
ム回転止め操作板116の一側部の上部に一体突出した
円柱部116bにカム回転止め解除レバー118の先端
部118aを係合してある。カム回転止め解除レバー1
18は後述するヘッド駆動機構150に連動しており、
カム回転止め解除レバー118が図11中矢印C方向に
移動することによりカム回転止め115を上方に回動さ
せて各カム113から離すようにしてある。
【0025】また、カム回転止め操作板116と支軸1
17との間には摩擦部材としての圧縮コイルバネ121
を介装してあり、支軸117の外端にワッシャ123を
介してリミッタギヤ122を回転自在に支持してある。
このリミッタギヤ122には駆動ギヤ119が噛合して
いる。駆動ギヤ119は、図5に示すように、第1,第
2中間ギヤ127,128を介して右側の側板12の外
側に取付けられたモータ125のピニオンギヤ126に
噛合している。尚、図3に示すように、駆動ギヤ119
に対向する位置には該駆動ギヤ119の回転量を検出す
る反射型の光学センサ129を配置してある。
【0026】さらに、図7,11に示すように、前記プ
ラテン100の軸101の両端101a,101aの各
カム113と各側板12の間には、給紙トレー20上の
カセット190より供給リール193を保持してプラテ
ン100の下方に搬送する一対のリール搬送手段13
0,130を設けてある。この各リール搬送手段130
は、軸101の一端101aに回転自在に支持された合
成樹脂製の駆動ギヤ131と、この駆動ギヤ131の一
側面に固定されたリール搬送アーム132と、このアー
ム132の先端に固定された合成樹脂製でU軸型のホル
ダ133と、このホルダ133の中央に取付けられ、該
ホルダ133に供給リール193が把持されたかどうか
の有無を判別するタクトスイッチ(検出センサ)134
とで大略構成されている。一対の駆動ギヤ131,13
1は、前記一対の軸受102,102間に回転自在に支
持されたシャフト135の両側に固定の一対のギヤ13
6,136に噛合している。このシャフト135の左端
の右側の側板12の外側にはギヤ137を固定してあ
る。このギヤ137は、図2に示すように、中間ギヤ1
38bを介して左側の側板12に取付けられたモータ1
38のウォームギヤ138aに噛合している。尚、リー
ル搬送アーム132の中途にはリールロック爪139を
捩りコイルバネ139aを介して取付けてある。
【0027】ヘッド140はヘッド駆動機構150によ
りプラテン100に対して接触,離反すうようになって
いる。このヘッド駆動機構150は、シャーシ10の一
対の側板12,12の奥の各内側にネジ止めされた一対
のブラケット15,15に植設された一対の支軸15
1,151に各一端部152a,154aがそれぞれ回
転自在に支持された一対のアーム152,152及び凵
字型のヘッドホルダ153の一対の側片(アーム)15
4,154と、この一対のアーム152,152及び一
対の側片154,154の各他端部152b,154b
に各一端部155a,156aがそれぞれピン枢支され
た各一対のリンク155,156及び155,156
と、この各一対のリンク155,156及び155,1
56の各他端部155b,156b同士を枢支したシャ
フト(枢支部)157と、このシャフト157の両端を
スライドさせる一対の側板12,12に折り曲げ形成さ
れた折曲片状のガイド158,158と、上記一対のア
ーム152,152の一端部152a,152aの外側
に固定され、各アーム152と共に回動する一対の駆動
ギヤ159,159とで構成されている。
【0028】上記ヘッドホルダ153は凵字型に形成し
てあり、その内側に凵字型の第2ヘッドホルダ160を
配置してある。このホルダ160にヘッド140を取付
けてあり、該ホルダ160の両側片を一対の支軸15
1,151に回転自在に支持してある。ヘッドホルダ1
53と第2ヘッドホルダ160との間にはスプリングホ
ルダ161を介して複数の圧縮コイルバネ(弾性部材)
162を介在してある。第2ヘッドホルダ160はヘッ
ドホルダ153の両側片154の折曲部154cに係止
されている。一対の駆動ギヤ159,159はシャーシ
10の一対の側板12,12に掛け渡されたシャフト1
63に固定の一対のギヤ164,164に噛合してい
る。このシャフト163の左側の側板12の外側の端部
にはヘッドカムギヤ165を固定してある。このギヤ1
65は、中間ギヤ167を介して左側の側板12に取付
けられモータ166のウォームギヤ166aに噛合して
いる。尚、図12に示すように、ヘッドカムギヤ165
の側面には黒マーク165aを施してあり、この黒マー
ク165aに対向する位置には該黒マーク165aを読
み取る反射型の光学センサ168を配置してある。
【0029】一対のリール搬送手段130,130によ
り把持されてプラテン100の下方に搬送された供給リ
ール193とカセット190内の巻取リール194間の
インクリボン190は、リボン案内制動機構170によ
り印画中に一定のテンションに保持されるようにしてあ
る。このリボン案内制動機構170は、各基端部171
a,171aがヘッドホルダ153と第2ヘッドホルダ
160間の一対の支軸151,151に回動自在に支持
された一対のブレーキアーム171,171と、この一
対のブレーキアーム171,171のヘッド140側に
延びた各先端部171b,171bに回転自在に支持さ
れ、プラテン100とヘッド140との間にインクリボ
ン195を案内するリボンガイドローラ(リボン案内手
段)172と、一対のブレーキアーム171,171の
中途部間に固定されたブレーキ軸173と、シャフト1
63に回転自在に支持された円筒174と、この円筒1
74の両端に固定され、各外周面175a及び外周凹面
175bに上記ブレーキ軸173を摺動させる一対のカ
ム175,175と、第2ヘッドホルダ160の両側下
部に垂直に折り曲げられた一対の切起部160a,16
0aに一対のアーム176,176を介して回転自在に
支持され、印画時に上記リボンガイドローラ172に当
接してインクリボン195を挾み込むブレーキローラ1
77(リボン制動手段)と、各アーム176をリボンガ
イドローラ172側へ付勢するトーションバネ178と
で構成してある。
【0030】各カム175の外側に一体突出成形された
ギヤ部175cは、前記一対のブラケット15,15に
各軸179を介して回転自在に支持され、一方(18
0)がギヤ164に噛合する各一対のギヤ180,18
1と、一対のブラケット15,15に各軸182を介し
て回転自在に支持され、他方の各ギヤ181と噛合する
各ギヤ183とにより、各ヘッドカムギヤ165とは反
対方向に回転自在になっている。このヘッド駆動機構1
50によるヘッド140の移動に、リボン案内制動機構
170のリボンガイドローラ172とブレーキローラ1
77とを連動させてこれら各ローラ172,173は互
いに当接,離反自在になっている。また、シャフト16
3の右端の右側の側板12の外側にはカム184を固定
してある。このカム184によりカム回転止め解除レバ
ー118の基端部118bを引張りコイルバネ185の
引張り力に抗して押圧自在にしてある。
【0031】図13に示すように、インクリボンカセッ
ト190は、前側が矩形に開口した合成樹脂製の上,下
ケース191A,191Bから成る筐型のカセット本体
191と、この開口部191aを開閉する合成樹脂製の
蓋192と、この蓋192の両側のU字型の軸受部19
2b,192bとカセット本体191の両側内部に一体
突出形成されたテーパ状の一対の軸受部191b,19
1b間に回転自在に支持され、蓋192が開いた時に上
記各一対の軸受部191b,191bと192b,19
2b間から取り出される供給リール193と、カセット
本体191の両側部に形成された丸孔状の一対の軸受部
191c,191cに回転自在に支持された巻取リール
194と、これら各リール193,194間に巻き付け
られたインクリボン(以下リボンと略称する)195と
で構成されている。そして、カセット本体191の蓋1
92が閉じた正面両側には一対のリール搬送手段13
0,130の各アーム132が挿入される挿入口19
6,196を形成してあり、この各挿入口196より見
える供給リール193の両側を各アーム132のホルダ
133が把持するようになっている。
【0032】尚、図2中符号16は補強板であり、図3
7中符号17はプリント釦、18はメモリ入力釦であ
る。また、図2中符号187はスライド板96を引っ張
る引張りコイルバネである。図4に示すように、このス
ライド板96はヘッドカムギヤ165のカム面165b
に係合するリンク188によりスライド自在になってい
る。
【0033】以上実施例のプリンタ1によれば、図37
に示す初期状態から給紙トレー20の開閉釦8を押す
と、モータ64により一対の駆動ギヤ62,62が回転
する。これにより、図17,37に示すように、一対の
ラック28,28を介して給紙トレー20が給紙口5か
らプリンタ本体2の外に引き出される。この時、図19
に示すように、一対のトレーロック機構30,30の各
トレーロックアーム31のコロ33が各ラック28の端
部に位置しているため、一対のラック28,28と一体
となって一対のレール26,26が移動する。
【0034】この給紙トレー20が引き出された状態
で、給紙トレー20上にカセット190と印画紙9をセ
ットする。この状態では、一対のリール駆動機構50,
50の各シフトレバー52は図19(a)に示す位置に
あり、各丸孔23eよりカセット収納室23内に各リボ
ン巻取ヘッド部51aが突出していないので、カセット
収納室23にカセット190を装着する際に妨げにはな
らない。また、このカセット190は各ばね板23fで
供給トレー20のカセット収納室23内に弱い力で保持
されている。さらに、図19(a),図25(b)に示
すように、一対の蓋開け機構40,40の各カセットオ
ープナ41のL字型の蓋開片部41aは各ラック28の
中央の切欠部28cにより下側に押さえ付けられている
ので、カセット収納室23に装着されたカセット190
の蓋192は閉じたままの状態である。給紙トレー20
の引き出し位置は、基板38の一対の光学センサ39,
39がラック28上のマーク29が無いことを検出する
ことにより決定される。
【0035】そして、開閉釦8を再び押したり、または
給紙トレー20が手で押されると、その動きを各光学セ
ンサ39が検出し、モータ64により一対の駆動ギヤ6
2,62が逆回転し始める。これにより、図20に示す
ように、一対のラック28,28と一対のレール26,
26が各一対のローラ13,13をガイドにして移動を
始め、給紙トレー20がプリンタ本体2内に入り始め
る。各レール26が、図20(b)に示す位置まで移動
すると、各レール26の先端側に設けられた各トレーロ
ックアーム31の先端部31aが各レール案内板36の
側部36bの上方のコロ35に当たり、各トレーロック
アーム31がピン32を中心に回転を始める。この時、
各アーム31の基端部のコロ33が上方に移動して各レ
ール26の切欠部26bより離れ始める。
【0036】各トレーロックアーム31の先端部31a
が各レール案内板36の一対コロ35,35間に挾持さ
れると、各レール26先端の各ストッパ37の突起部3
7aが各レール案内板36の位置決め孔36aに嵌め込
まれ、各レール26の位置決めが行われる。この時、各
アーム31の先端部31aが下方のコロ35により係止
されるので、レール26は戻り方向に動くことが不可能
となり、給紙トレー20はプリンタ本体2内にロックさ
れる。この給紙トレー20のロック状態(各レール26
のロック状態)で、図21に示すように、各アーム31
の基端部のコロ33が各レール26の切欠部26bより
完全に離れるので、各ラック28はその各長溝孔28b
の長さだけ更に各レール案内板36側に移動することが
できる。この各レール26のロック状態の位置で、図2
6に示すように、カセット190の一対の挿入口19
6,196内に一対のリール搬送手段130,130の
一対のホルダ133,133が入り込み、カセット19
0内の供給リール193の両側が一対のホルダ133,
133とカセット190の軸受部191b,192bの
両方に保持される。一対のホルダ133,133に供給
リール193の両側が保持されたかどうかは、各ホルダ
133に設けられたスイッチ134により確実に検出さ
れる。これにより、供給リール193のカセット190
から各ホルダ133への受け渡し時に受け渡し(脱落)
エラーが起こりにくく、搬送前に各ホルダ133に確実
にセットされたかどうかを検出することができ、供給リ
ール193の搬送ミスをなくすことができる。
【0037】図22に示すように、各ラック28のみが
各レール26に対して各レール案内板36側に更に移動
して、ラック28上の黒マーク29を図中右側の光学セ
ンサ39が検知すると、モータ64が停止して一対の駆
動ギヤ62,62が止まる。この時、図22(b),2
7に示すように、停止しているトレー本体21の両前側
に取付けられた一対の蓋開け機構40,40の各カセッ
トオープナ41のストッパ部41bに対して各ラック2
8の中央の切欠部28cが図中左側に移動することによ
り、各カセットオープナ41はトーションバネ42の力
でボス23bを中心に図中時計方向に回転する。この各
カセットオープナ41の回転により、カセット190の
蓋192が蓋開片部41aで開けられる。これにより、
供給リール193はカセット190の前側の開口部19
1aより取り外し可能となり、供給リール193の両側
は一対のホルダ133,133でのみ把持される。この
時、各カセットオープナ41の蓋開片部41aが回転し
てカセット190の上部に位置してカセット190の上
面側を押さえ、カセット190が供給トレー20から上
方に抜けるのを防ぐ。これにより、プリンタ本体2を傾
けても給紙トレー20に対するカセット190の位置は
変わらない。
【0038】この状態で、モータ138により一対のギ
ヤ136,136を回転させると、各ギヤ136に噛合
した各駆動ギヤ131が回転して、先端に各ホルダ13
3を有した各リール搬送アーム132が図23(b)に
示すように回転し、プラテン100の下方の所定位置に
供給リール193をセットする。この供給リール193
の搬送時に、図23(a)に示すように、カセット19
0の巻取リール194は一対のリボン巻取ヘッド部51
a,51aと嵌合していないため、巻取リボン194に
巻き付けられたリボン195は負荷なく引き出される。
この場合に、供給リール193の両端に一対のリールロ
ック爪139,139を係止して供給リール193をロ
ックし、供給リール193側よりリボン195を引き出
すことなく供給リール193を所定位置に搬送する。こ
の供給リール193の搬送終了後に、図28(b)に示
すように、供給リール193の両端より各リールロック
爪139が外れて供給リール193が回転可能となる
(供給リール193側からリボン195が引き出し可能
となる)。
【0039】供給リール193が図23に示すようにセ
ットされると、再度一対の駆動ギヤ62,62が逆回転
を始め、図24に示すように、図中左側の光学センサ3
9がラック28上のマーク29を検知した所で一対の駆
動ギヤ62,62は止まる。この位置が給紙トレー20
のセットモード位置となる。この図23に示す供給リー
ルセット状態から図24に示す給紙トレーセットモード
になる時に、各シフトレバー52はトーションバネ54
の力で各アイドラギヤ51を軸26cに沿って巻取リー
ル194側に移動させる。これにより、一対のアイドラ
ギヤ51と一対の駆動ギヤ56,56とが噛合すると共
に巻取リール194の両側に一対のリボン巻取ヘッド部
51a,51aが嵌合して、モータ58の駆動により巻
取リール194に使い終わったリボン195が巻き取ら
れることになる。この状態が、プリンタ本体2内の印画
紙9とカセット190がセットされた時のプリンタ1の
ホームポジションとなる。このホームポジションにおい
て、ヘッド140及びリボン195は図31(a),図
32(a)に示す状態にあり、リボン案内制動機構17
0の一対のカム175,175の各外周凹面175bに
ブレーキ軸173が入り込んでそのリボンガイドローラ
172はリボン195から離れている。
【0040】上記給紙トレー20のイジェクトは前記逆
の動作を行う。このように、給紙トレー20の奥にリボ
ン195を巻付け各リール193,194を有するカセ
ット190を着脱自在に収納すると共に、その手前に印
画紙9を着脱自在に収納して、給紙トレー20をプリン
タ本体2内に出し入れするようにしたので、使い終わっ
たカセット120の交換作業を容易に行うことができる
と共に、印画紙9の装着作業も容易に行うことができ
て、取り扱い性を向上させることができる。また、給紙
トレー20によりカセット190を搬送するようにした
ので、カセット190の小型化が可能となり、カセット
190の強度,剛性があまり必要でない。
【0041】図29(a)に示すように、給紙時には紙
チャック板105がプラテン100の上側に来ている。
この状態で、紙チャック板105は図29(b)のよう
に開いた状態で待機している。即ち、紙チャック板10
5は通常プラテン100の凹状の補強板103内に下降
している(紙チャック板105が閉状態)。この時、図
29(a)に示すように、カム回転止め115の一対の
突出片部115b,115bが一対のカム113,11
3の各鉤部113dに係止され、各カム113の回転は
停止している。この状態から、図29(a)の点線の矢
印に示す方向にプラテン100が回転すると、プラテン
100と相対的に回転する一対のスライダ111,11
1の各カムフォロワ111aが各カム113のカム溝孔
113eに沿って移動することにより、一対のスライダ
111,111が一対のガイド112,112に沿って
上方に移動するので、紙チャック105は図29(b)
に示すように上昇する(紙チャック板105が開状
態)。このように簡単な機構により紙チャック板105
の開閉ができる。
【0042】次に、給紙モード(給紙ポジション)に入
る。図30に示すように、給紙時の動作としては、給紙
トレー20の印画紙収納室22の給紙板25上の最上位
の印画紙9の前端が、給紙レバー90の上方回転による
給紙板25の揺動により給紙手段80のタイミングベル
ト85の下側に押し上げられて該ベルト85に当接す
る。この後モータ95により駆動ローラ81を図30中
時計方向に回転させる。これにより、印画紙9は分離ロ
ーラ86により1枚づつ分離されて給紙通路78に導か
れ、図29(b)に示すように紙チャック板105の垂
直部105bに当たる。この後、ヘッド140がヘッド
駆動機構150,ヘッドカムギヤ165等により印画し
ようとプラテン100方向へ動くと、ヘッドカムギヤ1
65により回転するシャフト163に固定されたカム1
84が図29(b)に示す矢印の方向に回転する。これ
により、カム回転止め解除レバー118がカム回転止め
操作板116を強制的に回転させ、カム回転止め115
の一対の突出片部115b,115bを一対のカム11
3,113の各鉤部113dより離す。すると、一対の
スライダ111,111と一対のガイド112,112
の間に介装された一対の引張りコイルバネ114,11
4の引張り力により一対のスライダ111,111は一
対のガイド112,112に沿って下方に移動するの
で、紙チャック板105はプラテン100の凹状の補強
板103内を下降する。これにより、印画紙9の前端
は、プラテン100の外周面100bと紙チャック板1
05の水平部105a間にチャッキングされて給紙完了
となる。このように、紙チャック板105の移動方向を
プラテン100の法線方向に設定してあるので、プラテ
ン100と紙チャック板105の水平部105a間で印
画紙9をチャッキングする際に該印画紙9に折れや傷が
入りにくい。また、紙チャック板105の水平部105
aが昇降するプラテン100の切欠部100cは補強板
103で補強されているので、その切欠部100c近傍
部分に弾性変形が生じにくく、印画紙9に印画した際に
も色の濃淡むらが生じない。さらに、紙チャック板10
5は、水平部105a,垂直部105b,両側部105
c,105cで折り曲げ成形してあり、その水平部10
5aが補強板103内を昇降するようになっているの
で、十分な強度を有している。
【0043】上記給紙ポジションにおいてヘッド140
及びリボン195は図31(a),図32(a)に示す
状態にある。即ち、モータ166によりヘッドカムギヤ
165が図12中矢印の時計方向に回転して、一対のア
ーム152,152を固定した一対の駆動ギヤ159,
159が反時計方向に回転する。このヘッドカムギヤ1
65の動きは該ギヤ165の側面に施された黒マーク1
65aを反射型の光学センサ168で読み取ることによ
りその位置を制御している。これにより、図32(b)
に示すように、一対のアーム152,152が一対の支
軸151,151を中心に回転していくと、シャフト1
57は各ガイド158の溝孔158aに沿って直線的に
プラテン100の下方側に移動する。また、上記ヘッド
カムギヤ165の時計方向の回転により、一対のカム1
75,175は各ギヤ群(164,180,181,1
83)を介して図12に矢印で示すように反時計方向に
回転する。これにより、各カム175の外周面175a
により一対のブレーキアーム171,171の中途部に
固定されたブレーキ軸173が押し上げられ、図32
(b)に示すように、一対のブレーキアーム171,1
71の先端に回転自在に支持されたリボンガイドローラ
172が下方(ヘッド140側)に移動してプラテン1
00からリボン195を離す。一対のブレーキアーム1
71,171はブレーキ軸173が各カム175の外周
面175aに位置していることによりこの位置で停止し
ている。この状態の時に、前述のように印画紙9がプラ
テン100に巻き付けられてリボン195と接触するの
が防がれ、プラテン100側にリボン195が貼り付く
ことはない。
【0044】この一対のブレーキアーム171,171
は、上記給紙ポジションの位置を保持したまま(各カム
175が回転してもブレーキ軸173はカム175の外
周面175a上にあるため)、シャフト157の移動に
より一対のアーム152,152と共に移動する第2ヘ
ッドホルダ160に一対のアーム176,176等を介
して回転自在に支持されたブレーキローラ177が、図
32(c)に示すように、リボン195を挾み込む直前
までリボンガイドローラ172側に移動してくる。この
状態の時には、ブレーキローラ177はリボンガイドロ
ーラ172と当接していないため、リボン195にはブ
レーキ力がかかっていないので、リボン195は巻取リ
ール194側にスムーズに送られる(リボン送りポジシ
ョン)。図31(d),図32(d)の印画ポジション
に示すように、上記シャフト157が更に移動して各ガ
イド158の溝孔158aの終端まで来ると、ヘッド1
40がプラテン100に印画紙9とリボン195を介し
て圧接される。このとき、図31(d),図32(d)
に示すように、プラテン100の軸101とヘッドホル
ダ153の各側片154と各リンク156のピン枢支点
とシャフト157が直線D状に位置することによってヘ
ッド圧着が完了する。シャフト157は各ガイド158
の溝孔158aの終端で止められるため、光学センサ1
68が誤動作しても上記直線関係を越えることがなく、
これ以上ヘッド140が給紙トレー20側へオーバーラ
ンすることがない。そして、プラテン100にヘッド1
40が当接すると同時に各圧縮コイルバネ162により
所定の圧力が発生する共に、停止しているリボンガイド
ローラ172にリボン195を挾んでブレーキローラ1
77が当接して該リボン195に所定のブレーキ力をか
けられる状態になる。これによって、印画中のリボン1
95のテンションを巻取リール194の巻径の変化に影
響されない定テンションとすることができ、リボン19
5の皺の発生を防ぎ、安定した高品質の印画を得ること
ができる。また、ヘッド140との平行度を部品バラツ
キに左右されずに保持することができるので、この点か
らもリボン195の皺の発生を防ぎ安定した高品質の印
画を可能にする。さらに、小さいな駆動力でヘッド14
0の移動量を大きく確保することができ、プリンタ本体
2の薄型化に対してもヘッド移動量を大きく確保するこ
とができる。
【0045】その後、印画紙9にリボン195を介して
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の三色
を三度繰り返してプリントし、重ね合わせて一枚のカラ
ー印画とする。この印画が完了すると、次に排紙モード
に入る。
【0046】排紙時の動作としては、給紙レバー90は
下側に下がっており、印画が完了してプラテン100の
外周面100bに巻き付けられた印画紙9′の後端が、
プラテン100の反転により排紙通路79に導かれ、ベ
ルト85と排紙ローラ86の間に挾まれる。この時、図
33に示すように、フラップ92は水平状態となってお
り、ベルト85の給紙時と同一方向の回転により排紙ロ
ーラ87も回転し、印画紙9′が排紙トレー70上に排
出され印画が終了する。このように、ベルト85に排紙
ローラ87を接触させて給紙手段80をそのまま排紙手
段として機能するようにしたので、構造が簡単で組み立
て易く、プリンタ本体2の小型薄型化、部品点数削減、
コストダウンを実現できる。
【0047】また、図34に示すように、フラップ92
が上向きになると、1度印画された印画紙9′が再度給
紙トレー20の印画紙収納室22内に戻される。そし
て、プリンタ本体2のフロントパネル3の右上側のプリ
ント釦17を押して数回重ね印画を行う。この数回の印
画の回数をフロントパネル3の右下側のメモリ入力釦1
8によりインプットすると、フラップ92が上向きにな
る。そして、メモリ入力釦18によりインプットした数
だけ印画が終了すると、フラップ92が水平状態にな
り、1枚の紙に数回重ね印画された印画紙9′が通常通
り排紙トレー70上に排紙される。
【0048】この排紙トレー70は、図2,図10に示
すように、シャーシ10の一対の側板12,12のフロ
ント側に設けられた各第1〜第3ガイド片14a〜14
cに沿って案内され、排紙トレー70の両側の弾性力を
有する一対のロック爪71,71が一対の第1ガイド片
14a,14aに係脱して位置決め装着,取り外し自在
となっているので、図35に示すように、一対の側板1
2,12間より排紙トレー70を取り外すと、排紙口6
が給紙口5と一緒になって大きな開口部4となって給紙
トレー20が露出し、この開口部4より手及び印画紙9
を給紙トレー20上に入れることができる。これによ
り、給紙トレー20をプリンタ本体2内に装着したまま
で、印画紙9を給紙トレー20の印画紙収納室22に多
数枚補給することができる。また、異なる種類の印画紙
(はがき、OHP等)を何枚か印画したい時、手差し挿
入ができる。さらに、給紙,排紙時の印画紙9,9′の
ジャミングの処理を排紙口6より簡単に行うことができ
使い勝手が良い。
【0049】尚、前記実施例によれば、供給リールをプ
ラテン側に搬送するリール搬送手段に供給リールが把持
されたかどうかをスイッチにより検出したが、図38
(a)に示すように、透過型の光学センサ134′や、
図38(b)に示す反射型の光学センサ134″でもよ
い。また、図39に示すように、インクリボンを外に引
き出さないカセット190′等にも適用でき、カセット
190′と印画紙9を供給トレー20′に横に並べて収
納するようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、給紙
トレーに、インクリボンを巻き付けたリールを有するイ
ンクリボンカセットと印画紙とをそれぞれ着脱自在に収
納したので、使い終わったインクリボンカセットの交換
作業を容易に行うことができると共に、印画紙の装着作
業も容易に行うことができて取り扱い性をより一段と向
上させることができる。
【0051】また、インクリボンカセット内のリールを
把持してプラテン側に搬送するリール搬送手段に、リー
ル有無を判別する検出センサを設けたので、リール搬送
手段にリールが確実に把持されたかどうかを確実に検出
することができ、リール搬送のミスを早期に知ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すカラープリンタの概略
断面図。
【図2】同プリンタの要部の斜視図。
【図3】同要部の平面図。
【図4】同要部の左側面図。
【図5】同要部の右側面図。
【図6】同プリンタの給紙トレー部分の斜視図。
【図7】同給紙トレー部分の平面図。
【図8】同給紙トレーの要部の分解斜視図。
【図9】(a)は給紙トレー部分の要部の平面図、
(b)は同要部の側面図。
【図10】(a)は排紙トレー部分の平面図、(b)は
同部分の側面図。
【図11】プラテンの要部の分解斜視図。
【図12】ヘッド駆動機構の斜視図。
【図13】カセットの斜視図。
【図14】カセットの分解斜視図。
【図15】(a)はカセットの正面図、(b)はカセッ
トの平面図。
【図16】(a)はカセットの側面図、(b),
(c),(d)はカセットの各部分の断面図。
【図17】プリンタの供給トレーにカセットと印画紙を
入れる前の状態を示す概略説明図。
【図18】(a)は給紙トレー収納前の概略説明図、
(b)は給紙トレー収納後の概略説明図。
【図19】(a)は給紙トレーがプリンタ本体の外部に
ある初期状態の平面図、(a)は同側面図。
【図20】(a)は給紙トレーの挿入開始時の平面図、
(b)は同側面図。
【図21】(a)は給紙トレーのロック状態の平面図、
(b)は同側面図。
【図22】(a)は供給リールの搬送モード時の平面
図、(b)は同側面図。
【図23】(a)は供給リールのセット時の平面図、
(b)は同側面図。
【図24】(a)は給紙トレーのセットモード時の平面
図、(b)は同側面図。
【図25】(a)はリール搬送手段の平面図、(b)は
同側面図。
【図26】(a)は同リール搬送手段で供給リールを把
持した状態を示す平面図、(b)は同側面図。
【図27】(a)はカセットの蓋を開けた状態の平面
図、(b)は同側面図。
【図28】(a)はリール搬送手段による供給リールの
搬送状態を示す平面図、(b)は同側面図。
【図29】(a)はカムのロック状態を示す側面図、
(b)はカムのロック解除状態を示す側面図。
【図30】プリンタの給紙状態を示す概略説明図。
【図31】(a)はヘッド駆動機構のホームポジション
を示す説明図、(b)は同機構の供給ポジションを示す
説明図、(c)は同機構のリボン送りポジションを示す
説明図、(d)は同機構の印画ポジションを示す説明
図。
【図32】(a)はリボン案内制動機構のホームポジシ
ョンを示す説明図、(b)は同機構の供給ポジションを
示す説明図、(c)は同機構のリボン送りポジションを
示す説明図、(d)は同機構の印画ポジションを示す説
明図。
【図33】印画完了後の印画紙の排紙状態を示す概略説
明図。
【図34】同印画紙を給紙トレー側に振り分ける状態を
示す概略説明図。
【図35】排紙トレーを取り外した状態の概略説明図。
【図36】給紙トレーを引き出した状態のプリンタの斜
視図。
【図37】給紙トレーを収納した状態のプリンタの斜視
図。
【図38】(a),(b)は上記リール搬送手段により
供給リールの保持状態を検出する手段の他の各態様を示
す説明図。
【図39】他の実施例のプリンタの斜視図。
【図40】従来のプリンタに用いられるカセットの概略
断面図。
【符号の説明】
1…プリンタ、2…プリンタ本体、9…印画紙、20…
給紙トレー、100…プラテン、130…リール搬送手
段、134…検出センサ、140…ヘッド、190…カ
セット、193,194…リール、195…インクリボ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/23 102 B41J 29/00 A (56)参考文献 特開 平2−261675(JP,A) 特開 平2−258278(JP,A) 実開 平3−90973(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 17/22 B41J 17/20 B41J 17/32 B41J 17/36 B41J 29/00 H04N 1/23 102

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ本体内にインクリボンを巻いた
    リールと印画紙とをそれぞれ搬入し、上記プリンタ本体
    内に配設されたプラテンとヘッドを介して印画を行うプ
    リンタにおいて、 上記プリンタ本体内に給紙トレーを出し入れ自在に設
    け、この給紙トレー上に上記リールを有するインクリボ
    ンカセットと印画紙とをそれぞれ着脱自在に収納し、プ
    リンタ本体内に、該プリンタ本体内に搬入された給紙ト
    レー上のインクリボンカセットよりリールを把持してプ
    ラテン側に搬送するリール搬送手段を設け、このリール
    搬送手段にリール有無を判別する検出センサを設けたこ
    とを特徴とするプリンタ。
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