JP2794726B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2794726B2
JP2794726B2 JP63267466A JP26746688A JP2794726B2 JP 2794726 B2 JP2794726 B2 JP 2794726B2 JP 63267466 A JP63267466 A JP 63267466A JP 26746688 A JP26746688 A JP 26746688A JP 2794726 B2 JP2794726 B2 JP 2794726B2
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  • Common Mechanisms (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序でこの発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G1.プリンタの全体構成 G2.給紙部の構成 G3.給紙トレイ及びそのロック機構の構成 G4.給紙機構及び給紙系の構成 G5.排紙部及び排紙トレイの構成 G6.ヘッド移動機構の構成 G7.リボンカートリッジ収納部の構成 G8.駆動系の構成 G9.駆動力切換機構の構成 G10.実施例の作用 H.発明の効果 A.産業上の利用分野 この発明は、プラテンにプリント紙(印画紙)を巻き
付けて、該プリント紙にインクリボンを介してサーマル
ヘッド(印字ヘッド)によりカラープリントを行う熱転
写方式のカラープリンタ等のプリンタに関する。
B.発明の概要 この発明は、プリンタ本体内の印字ヘッドでプリント
紙にプリントを行うプリンタにおいて、 プリンタ本体内の給紙部に、プリント紙を載置する給
紙トレイを着脱自在に設けると共に、上記プリンタ本体
の給紙部側に、該給紙部に装着された上記給紙トレイの
係止部に係脱するロック機構を設け、給紙時,印字時
に、上記給紙トレイの係止状態の解除を禁止するように
上記ロック機構を作動させる禁止手段をヘッド移動機構
に連動させ、上記給紙トレイの装着係止状態を禁止手段
を介してロック機構により間接的にロックするようにし
たことにより、 給紙トレイ及びロック機構の構造を簡単な構造にする
ことができると共に省スペースで設置することができ、
給紙時及び印字時に、上記給紙部から上記給紙トレイを
引き抜く(取り外す)ことができないようにしたもので
ある。
C.従来の技術 例えば、プラテンに給紙トレイから給紙されたプリン
ト紙を巻き付け、サーマルヘッドでインクリボンを介し
て該プリント紙にプリントを行うプリンタが知られてい
る。このプリンタの概略構成を、第38,39図によって具
体的に説明すると、200はプリンタ本体であり、該プリ
ンタ本体200内の印字部201に臨んだ上,下位置には、排
紙部202と給紙部203をそれぞれ配置してある。これら排
紙部202と給紙部203間の給紙部203寄りの位置には給紙
手段としての給紙ローラ204を設けてあると共に、該給
紙部203には,プリント紙205を載置する底板206を有し
た給紙トレイ207を,プリント紙205の給紙方向と直交す
る方向から着脱自在に装着し、図示しないロック機構に
よりその装着状態がロックされるようになっている。こ
の給紙トレイ207内の底板206は、給紙時に、第38図に示
すように、図示しない移動機構により、該底板206に裏
面(印画面と逆の面)を上にして積み重ねられた最上位
のプリント紙205の裏面が給紙ローラ204に圧接するよう
に上昇回動し、また、排紙時に、第39図に示すように、
最上位のプリント紙205の裏面が給紙ローラ204から離れ
るように下降回動するようになっている。
そして、上記給紙ローラ204により印字部201のプラテ
ン208に搬送されて該プラテン208にピンチローラ209等
を介して巻き付けられたプリント紙205は、第38図に示
す矢印の方向にプラテン208が3回転する間に、印字部2
01のサーマルヘッド210によりインクリボン211を介して
プリントされ、排紙の際にも、第39図に示すように、上
記と同方向にプラテン208を回転させることにより分岐
ガイド212を介して排紙部202に排出されて積み重ねられ
る。
D.発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来のプリンタでは、給紙時,印字時
に給紙トレイ207の引き抜きを防ぎ、プリント紙205が該
給紙トレイ207に引っ掛かってジャミングしないよう
に、前記サーマルヘッド210等を駆動させる図示しない
駆動部とリンクした前記ロック機構により、上記給紙ト
レイ207を直接ロックする手段が採られていたので、上
記給紙トレイ207及び上記ロック機構の構造が複雑にな
り、また、それらを設置するにかなりのスペースを必要
とする欠点があった。
そこで、この発明は、簡単な構造及び省設置スペース
で給紙時及び印字時に給紙トレイの装着ロック状態を確
実に維持することができるプリンタを提供するものであ
る。
E.課題を解決するための手段 プリンタ本体内にプラテンと印字ヘッドをそれぞれ相
対向させて配設し、この印字ヘッドをプラテンに接触,
離反させるヘッド移動機構を上記プリンタ本体の印字ヘ
ッド側に設ける一方、上記プリンタ本体に給紙部を上記
プラテンに臨ませて配設し、上記給紙部に、プリント紙
を載置する給紙トレイを着脱自在に設けると共に、上記
プリンタ本体の給紙部側に、該給紙部に装着された上記
給紙トレイの係止部に係脱するロック機構を設け、上記
印字ヘッドの印字時等に、上記給紙トレイの係止状態の
解除を禁止するように上記ロック機構を作動させる禁止
手段を上記ヘッド移動機構に連動させたプリンタにおい
て、 上記ロック機構は、軸により回動自在に支持されたロ
ック板と、該ロック板に回動力を付与しているコイルバ
ネとを備えていて、上記給紙トレイをプリンタ本体に挿
入すると、上記ロック板の一端部に設けたロックピンが
上記給紙トレイに設けた係止部の傾斜面に当接して、上
記ロックピンは、上記コイルバネのバネ力に抗して逃げ
回動したのち、上記傾斜面との係合が外れると戻り回動
して、上記傾斜面に連続するロック面に係合して、上記
給紙トレイをロックするようになっているとともに、 上記禁止手段は、上記ヘッド移動機構に連動して印字
時に上記ロック板のフック部に当接する位置に移動して
きて、上記ロック板がロック解除方向に回動するのを阻
止するイジェクトストッパによって構成されている。
F.作用 給紙トレイの給紙部への装着係止状態を禁止手段とし
ての、イジェクトストッパを介してロック機構により間
接的にロックするようにしたので、給紙トレイにロック
機構と係脱する係止部を設けるだけの構造で済む。従っ
て、上記給紙トレイ及びロック機構の構造が一段と簡素
化され、それらの設置スペースも省スペースで済む。
G.実施例 以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述する。
G1.プリンタの全体構成 第17図中1は熱転写方式のカラープリンタであり、そ
のプリンタ本体2は、矩形枠型の内シャーシ3と、この
内シャーシ3を覆う矩形箱型ケース状の外シャーシ4と
で大略構成されている。第2図に示すように、プリンタ
本体2の正面(前面)の右側には、棚状に給紙トレイ受
け(給紙部)5及び排紙トレイ受け(排紙部)6を、そ
の左側に位置する印字部7に臨ませて下側及び上側にそ
れぞれ配設してある。
そして、上記プリンタ本体2の給紙トレイ受け5下方
の内シャーシ3の前板3aと後板3b間には、印字部7まで
プリント紙8を1枚づつ搬送する給紙機構10をその駆動
軸11を介して回動(揺動)自在に支持してあると共に、
印字部7と排紙トレイ受け6間のシャーシ3の前板3aと
後板3b間には、印字部7よりプリントされたプリント紙
8を排紙トレイ受け6側に送り出す複数の排紙ローラ12
を支軸13を介して回転自在に支持してある。また、上記
印字部7の略中央の内シャーシ3の前板3aと後板3b間に
は、プラテン14を支軸15を介して回動自在に支持してあ
る。このプラテン14の下方側の印字部7がリボンカート
リッジ収納部16になっている。
尚、第17図に示すように、前記排紙トレイ受け6は、
プリンタ本体2の外シャーシ4の正面右側上部に露出し
ており、また、前記給紙トレイ5及びリボンカートリッ
ジ収納部16は、上記外シャーシ4の正面右側下部及び左
側に開閉自在に支持されたカバー4a及びカバー4bで覆わ
れている。
G2.給紙部の構成 第2,5図に示すように、前記給紙トレイ受け(給紙
部)5は、合成樹脂製で矩形板状に形成してあり、前記
内シャーシ3の前板3aと後板3b間に配置されて、該前板
3aの右側中央に開口した開口部3cの上部にビス止め等で
固定してある。この給紙トレイ受け5の両側には、下方
に延びて相対向するコ字型の一対のフック部5a,5aを一
体成形してある。この一対のフック部5a,5aに後述する
給紙トレイ20を着脱自在に収納してある。
また、第5,6図に示すように、上記給紙トレイ受け5
の中央には下方に凹む矩形の凹部5bを形成してある。こ
の凹部5bの長手方向(内シャーシ3の後板3bと直交する
方向)には、一対のガイド溝5c,5cを形成してある。そ
して、上記凹部5bの裏面に、上記給紙トレイ20の一部を
プリンタ本体2の外側に露出するように送り出すイジェ
クト部材18を上記一対のガイド溝5c,5cに沿って摺動自
在に設けてある。このイジェクト部材18は合成樹脂によ
り、第8図に示すように、縦断面略コ字型で側面L字型
の板状に形成してある。即ち、このイジェクト部材18の
両側には上記一対のガイド溝5c,5cにそれぞれ挿通する
一対の起立部18a,18aを突出成形してある。また、この
一対の起立部18a,18aの基端部18b,18b側は、上記凹部5b
の上面を摺動するようにさらにL字型に外側に突出成形
してある。これにより、イジェクト部材18は、そのL字
型に垂下した先端側の前記給紙トレイ20の先端部に当接
するフック部18cを上記凹部5bの裏面に垂下させた状態
で上記一対のガイド溝5c,5cに沿って所定ストローク往
復摺動自在になっている。
また、上記イジェクト部材18の一対の基端部18b,18b
のL字型の切欠部18d,18dと、上記凹部5bの内シャーシ
3の後板3b側の一対の切欠部5d,5dとの間には、一対の
引張コイルバネ(引張弾性部材)19,19を介装してあ
る。これにより、上記イジェクト部材18は上記後板3b側
に常時引っ張り付勢されるようになっている。
G3.給紙トレイ及びそのロック機構の構成 第7図に示すように、前記給紙トレイ20は、合成樹脂
でプリント紙8より一回り大きな上部が完全に開口した
矩形箱型に形成してあり、一側部21の鍔部21a及び他側
部22の鍔部21aを前記給紙トレイ受け5の一対のフック
部5a,5aに挿入することにより該給紙トレイ受け5に装
着自在になっている。そして、この給紙トレイ20の底部
23の中央から上記一側部21には、該給紙トレイ20内にセ
ットされるプリント紙8の裏面(印画面と逆の面)の約
半分を露出させる開口部24を形成してある。
また、この給紙トレイ20の前部25側は把持部になって
いる。この前部25の内側と該前部25に対向する先端部26
の内側には、上記底部23に複数枚載置された最下位のプ
リント紙8を1枚づつ印字部7側へ送り出す一対の送出
レバー27,27の各基部27aをピン枢支してある。この一対
の送出レバー27,27の先端側に折曲げ形成された爪部27
b,27bが給紙トレイ20の開口部24側の各コーナ部にそれ
ぞれ位置しており、プリント紙8の上記開口部24側の各
コーナ部をそれぞれ載置することによりプリント紙8を
1枚づつ印字部7側へ送り出すことができるようになっ
ている。
また、上記給紙トレイ20の底部23の裏面中央の先端部
26側には係止部28を形成してある。この係止部28は、先
端部26に対して略45°傾斜した長テーパ面28aと、V字
形のロック面28bと、短テーパ面28cとで略三角柱に突出
形成してある。而して、前記内シャーシ3の後板3b側に
は、上記係止部28に係脱し、前記給紙トレイ受け5に装
着された給紙トレイ20の装着状態を維持したり、装着状
態を解除するロック機構30を設けてある。
このロック機構30は、第8図に示すように、上記後板
3bの切欠折曲水平部3dに軸31を介して回動自在に支持さ
れた略く字型のロック板32と、このロック板32の給紙ト
レイ受け5側の一端部32aに立設されたロックピン33
と、上記ロック板32の他端のフック部32bを上記後板3b
の内側にくるように該ロック板32を回動付勢する引張コ
イルバネ34とで構成されている。これにより、給紙トレ
イ受け5に給紙トレイ20の前部25を押しながら挿入する
と、ロック板32が引張りコイルバネ34の引っ張り力に抗
して第20図(a)〜(c)のように回転し、ロックピン
33が給紙トレイ20の係止部28のV字形のロック面28bに
係止されて装着ロックされるようになっている。そし
て、この装着ロックの状態を解除する場合には、上記給
紙トレイ20の前部25を更に押圧することにより、第20図
(d),(e)に示すように、ロックピン33が上記係止
部28のV字形のロック面28bから外れて上記装着ロック
の状態が解除されるようになっている。
G4.給紙機構及び給紙系の構成 第9,10図に示すように、プリンタ本体2に装着された
給紙トレイ20の最下位のプリント紙8を印字部7まで搬
送する給紙機構10は、内シャーシ3の前板3aと後板3bと
の間に回転自在に掛け渡された駆動軸11と、この駆動軸
11の回転により一対のアーム部材36,36を介して公転す
る回転軸37と、この回転軸37に固設され、上記印字部7
までプリント紙8を1枚づつ搬送するゴム製の給紙ロー
ラ(給紙手段)38と、これら駆動軸11と回転軸37間の給
紙ローラ38の両側に介在され、該回転軸11のトルクを制
御するリミッタ39とで大略構成されている。
この各リミッタ39は、駆動軸11に回転自在に支持され
た上記各アーム部材36と、この各アーム部材36の内側の
駆動軸11に固着された各駆動ギヤ40との間に介在された
圧縮コイルバネから成る第1のリミッタ41と、上記回転
軸37を回転自在に支持した上記各アーム部材36と、この
各アーム部材36の内側の回転軸11に設けられ、上記各駆
動ギヤ40に噛合する従動ギヤ42との間に介在された第2
のリミッタ43とで構成されている。
この各第2のリミッタ43は、回転軸37に固着されフェ
ルト44を挾んで上記従動ギヤ42を回転自在に支持するリ
ミッタ回転軸45と、このリミッタ回転軸45の上記各アー
ム部材36側に回転自在に支持されたバネ押さえ46と、こ
のリミッタ回転軸45の上記従動ギヤ42側に該従動ギヤ42
との間にフェルト47を挾んで回転自在に支持されたフェ
ルト押さえ48と、これらバネ押さえ46とフェルト押さえ
48との間に介在された圧縮コイルバネ49とで構成されて
いる。
而して、上記第1のリミッタ41は、一対のアーム部材
36,36の駆動軸11回りのトルクを制御するようになって
いると共に、給紙ローラ38及びプリント紙8の自重を持
ち上げるのに必要な力に制御されている。また、上記第
2のリミッタ43は給紙ローラ38のトルクを制御するよう
になっていると共に、プリント紙8を分離し、搬送する
のに必要な力に制御されている。尚、上記一対のアーム
部材36,36は各ワッシャ50により抜け止めしてある。ま
た、上記一対のアーム部材36,36の上面には、前記給紙
トレイ20の一対の送出レバー27,27の下縁部27cに当たる
板ばね51をそれぞれ取り付けてある。この一対の板ばね
51,51の弾性付勢力により、上記一対の送出レバー27,27
の爪部27b,27bが常に給紙トレイ20の底部23にセットさ
れたプリント紙8に圧接されるようになっている。
第3図に示すように、前記内シャーシ3内の前記給紙
ローラ38からプラテン14の一方の片周面側に掛けて給紙
案内部材としての合成樹脂製の中ペーパーガイド板52を
配してある。さらに、給紙トレイ受け5とプラテン14と
の間には金属製の上ペーパーガイド板53を配してある。
上記内シャーシ3内のプラテン14の上方には開口部を
構成する合成樹脂製の取付枠54を取り付けてある。この
取付枠54には、上記プラテン14の真上から他方の片周面
側を覆う案内部材としての合成樹脂製のペーパーガイド
板55を着脱自在に設けてある。このペーパーガイド板55
はプラテン14側に円弧状に垂直に延びる複数のリブ55a
を有している。この中間に位置した一対のリブ55a,55a
間には、プラテン14に当たるピンチローラ56を軸57を介
して回転自在に支持してある。
また、上記ペーパーガイド55の上面側は、内シャーシ
3の前板3aの上縁部と後板3aの上縁部に係脱される金属
製板状の蓋体58で覆われるようになっている。即ち、こ
の蓋体58の一端側は後板3bの一対の係止孔3e,3eに挿
入,係止自在になっている一方、他端側には合成樹脂製
でU字型の止め具59を固定してある。この止め具59の先
端側に形成された一対の爪部59a,59aを上記前板3aの上
縁部の所定位置に係脱することにより、上記蓋体58をプ
リンタ本体2に着脱することができるようになってい
る。
尚、第17図に示すように、上記蓋体58に対応する外シ
ャーシ4にも矩形の開口部4cを形成してある。この開口
部4cは矩形の蓋体4dで開閉自在になっている。
G5.排紙部及び排紙トレイの構成 第2,3図に示すように、前記排紙トレー受け6は、前
面及び上面側が開口した樹脂製で矩形箱型に形成してあ
り、前記内シャーシ3の前板3aと後板3b間の右側上方所
定位置に取り付けられている。この排紙トレー受け6の
底部は2段の高,低の底部6a,6bを有しており、その後
板3b側の高い底部6aが第1の排紙位置になっていると共
に、前板3a側の低い底部6bが第2の排紙位置になってい
る。
上記排紙トレー受け6の高い底部6aの略中央には、該
底部6aの後縁から垂直に起立する後部6cの上部まで延び
る縦長の一対の開口部6d,6dを形成してある。この一対
の開口部6d,6dには、略コ字型の排紙押し出し爪60の先
端に突出形成された一対のペーパー押出部60a,60aを出
没自在にしてある。即ち、上記排紙押し出し爪60の基端
下部60bが前板3aと後板3b間に取り付けられた取付板9
のピン9aに回動自在に支持してある。また、排紙押し出
し爪60の基部にはピン61を埋設して水平に突出してあ
る。これにより、排紙押し出し爪60の一対のペーパー押
出部60a,60aは、上記取付板9のピン9aを中心として回
転して前記一対の開口部6d,6dから前記高い底部6aの上
方に突出するようになっている。さらに、前記後部6cに
は、排出されたプリント紙8を案内する水平のガイド片
部6eを突出してある。また、上記排紙押し出し爪60の基
部に突出した上記ピン61は、スライド板62,回動板63を
介して後述する作動板125に連係してあり、該スライド
板62が前後動することにより、上記排紙押し出し爪60の
一対のペーパー押出部60a,60aは、前記一対の開口部6d,
6dに出没するようになっている。
また、前記排紙トレイ受け6の低い底部6b上には、第
1図に示すように、排紙トレイ64を着脱自在に収納して
ある。さらに、前記上ペーパーガイド板53の上方には
上,下一対のペーパーガイド板65,66を、前記内シャー
シ3の前板3a及び後板3bの上縁部に配してある。この下
側のペーパーパガイド板66の下方には、前記プラテン14
に当たっているピンチローラ67を支軸68を介して回転自
在に支持してある。これら上,下のペーパーガイド板6
5,66間にプリントされて排紙されるプリント紙8が挿通
して前記各排紙ローラ12に圧接されて前記排紙トレイ64
に積載されるようになっている。なお、前記下方のペー
パーガイド板66と上ペーパーガイド板53のプラテン14寄
りには、プリント紙8のエッジを検出してプリントの開
始を決める光反射型のペーパーエッジセンサ69を配置し
てある。
G6.ヘッド移動機構の構成 第3図に示すように、前記印字部7のプラテン14の下
方側には、平面型サーマルヘッド(印字ヘッド)70を該
プラテン14に接触,離反させるヘッド移動機構71を配設
してある。
第11図に示すように、このヘッド移動機構71は、内シ
ャーシ3の前板3aと後板3bに掛け渡された支軸72に揺動
自在に支持され、上記サーマルヘッド70を固定したヘッ
ド支持部材73と、このヘッド支持部材73の両側において
上記支軸72にヘッド支持部材73と共に枢支され、上記サ
ーマルヘッド70の放熱板74と底板部75aとの間に一対の
圧縮コイルバネ76,76を介在させたサブヘッド支持部材7
5と、このサブヘッド支持部材75の先端両側に一端がピ
ン枢支された一対のリンク77,77と、この一対のリンク7
7,77の他端に突設したピン78,78に先端部の凹部79a,79a
が係合して上記ヘッド支持部材73及びサブヘッド支持部
材75をプラテン14側に揺動させる一対の駆動アーム79,7
9と、この一対の駆動アーム79,79の基部を貫通,固定さ
せて前記内シャーシ3の前板3aと後板3bにそれぞれ回動
自在に支持された駆動軸80と、上記サブヘッド支持部材
75の両側において一対のL字型補助アーム81,81を介し
て回動自在に支持されたリボンローラ82とで大略構成さ
れている。
上記ヘッド支持部材73は、第12図に示すように、コ字
型の板状に形成してあり、その起立した両側の基部に上
記支軸72が挿通する挿通孔73a,73aを形成してある。こ
の各挿通孔73aは、プラテン14のヘッド押圧方向に延び
る長孔にそれぞれ形成してあり、上記ヘッド支持部材73
が自由にプラテン14側に移動できるようになっている。
これによりサーマルヘッド70の自動調心が容易に達成で
きるようになっている。また、この際のサーマルヘッド
70のヘッド圧は、ヘッド支持部材73が各駆動アーム79に
よって支軸72を支点としてプラテン14に押し付けられた
ときに上記一対の圧縮コイルバネ76,76により与えられ
るようになっている。この一対の圧縮コイルバネ76,76
による付勢力により上記ヘッド支持部材73はプラテン14
側に揺動するが、サブヘッド支持部材75の両側上縁の鍔
部75bにより所定値に規制されるようになっている。
なお、上記リボンローラ82のリボンローラ圧は、上記
各補助アーム81と上記サブヘッド支持部材75との間に介
在された引っ張りコイルバネ83により上記ヘッド圧とは
別に与えられるようになっている。
G7.リボンカートリッジ収納部の構成 第3図に示すように、リボンカートリッジ収納部16
は、リボンカートリッジ85を収納できる空間を有してい
る。このリボンカートリッジ85は、その本体内にY(イ
エロー),M(マゼンタ),C(シアン)の着色部から成る
着色領域が連続したインクリボン86をそれぞれ巻き付け
た供給用リボンリール87と巻取用リボンリール88を回転
自在に支持してある。尚、上記インクリボン86のY色の
頭出しは光透過型センサ89により検出されるようになっ
ている。この透過型センサ89は、発光部89aと受光部89b
より構成されている。
上記リボンカートリッジ収納部16は、内シャーシ3の
前板3aと後板3b間に設けられた上記リボンカートリッジ
85の供給用リボンリール側87を保持する上保持板90と、
上記リボンカートリッジ85の巻取用リボンリール88側を
保持する下保持板91とで大略構成されている。そして、
上記前板3aにはリボンカートリッジ85の挿入口92を設け
てあると共に、上記後板3bには、斜め上,下方向に供給
用従動リール台93と巻取用駆動リール台94をそれぞれ取
り付けてある。
第15図に示すように、上記供給用従動リール台93及び
巻取用駆動リール台94は、断面L字形の取付板95に固定
された後板3bより内部に突出した各軸96,97を介して回
転自在にそれぞれ支持してあり、取付板95と後板3b間に
リミッタギヤ98,99をそれぞれ有している。また、上記
各リール台93,94は、後板3b側より内側に上記リボンカ
ートリッジ85の供給用リボンリール87及び巻取用リボン
リール88に噛み合うリール爪93a,94aをそれぞれ突設さ
せている。
G8.駆動系の構成 第1,16図に示すように、給紙機構10の駆動軸11と排紙
ローラ12の支軸13及びプラテン14の支軸15の前記内シャ
ーシ3の後板3bより外側の各端部には、給紙ローラ用駆
動ギヤ100と排紙ローラ用駆動ギヤ101及びプラテン用駆
動ギヤ102をそれぞれ固定してある。
上記給紙用駆動ギヤ100は、大径中間ギヤ103を介して
小径中間ギヤ104に噛合している。この小径中間ギヤ104
は、後述する駆動力切換機構140を介して軸105に圧縮コ
イルバネ106を介して外側に常時付勢されている第1の
シフトギヤ107が上記圧縮コイルバネ106の圧縮力に抗し
て中立状態から内側(後板3b側)に移動したときに噛合
するようになっている。この第1のシフトギヤ107は、
上記駆動力切換機構140により上述のように外側,中
立,内側の3ポジションに往復移動するようになってお
り、大径ギヤ部108aと上記プラテン用駆動ギヤ102に噛
合している小径ギヤ部108bから成る中間ギヤ108の該大
径ギヤ部108aに噛合している。
この中間ギヤ108の大径ギヤ部108aは、後述する第2
の駆動力切換機構150を介して軸109に圧縮コイルバネ11
0を介して外側に常時付勢されている第2のシフトギヤ1
11の小径ギヤ部111aに噛合している。この第2のシフト
ギヤ111の大径ウォームギヤ部111bは、上記第2の駆動
力切換機構150により該第2のシフトギヤ111が上記圧縮
コイルバネ110の圧縮力に抗して内側(後板3b側)に移
動したときにステッピングモータ(第2の駆動源)112
のウォーム113に噛合するようになっている。さらに、
この第2のシフトギヤ111の小径ギヤ部111aはピニオン1
14を介して上記排紙ローラ用駆動ギヤ101に噛合してい
る。
また、上記第1のシフトギヤ107が上記駆動力切換機
構140により圧縮コイルバネ106の圧縮力により外側に移
動したときは中間ギヤ115を介して前記巻取用駆動リー
ル台94のリミッタギヤ99に噛合して該巻取用駆動リール
台94を回転させるようになっている。
前記ヘッド移動機構71の駆動軸80の前記内シャーシ3
の後板3bより外側の端部には、ヘッド駆動ギヤ120を固
定してある。このヘッド駆動ギヤ120は、大径ギヤ部121
aと小径ギヤ部121bから成るヘッドアイドラギヤ121の該
小径ギヤ部121bに噛合している。このヘッドアイドラギ
ヤ121の大径ギヤ部121aは、ステッピングモータ(第1
の駆動源)122のウォーム123に噛合する大径ウォームギ
ヤ124aと小径ギヤ部124bから成る中間ギヤ124の該小径
ギヤ部124bに噛合していて、上記ステッピングモータ12
2の駆動力により回転自在になっている。
上記ヘッド駆動ギヤ120の後板3b側の側面所定位置に
は、前記排紙押し出し爪60を回動させる作動板125の一
端に突出したピン126を挿入,係合してある。この作動
板125は、長尺のL字形の板状に形成してあると共に、
両側及び上部において長手方向に長く形成された長孔12
5a,125b,125cを後板3bに突設した各ピン127,128,129を
挿通させることにより長手方向に往復移動自在に支持し
てある。また、この作動板125の上部折曲部125dには、
前記排紙押し出し爪60の回動板63をピン枢支している。
これにより、上記作動板125が、第1図中2点鎖線で示
すように、ヘッド駆動ギヤ120側へ復動することによ
り、上記排紙押し出し爪60の一対のペーパー押出部60a,
60aが前記排紙トレイ受け6の一対の開口部6d,6dに没入
し、第1図中実線で示すように往動することにより該一
対の開口部6d,6dから上記排紙トレイ受け6の高い底部6
aの上方に突出するようになっている。
また、上記後板3bの給紙ローラ用駆動ギヤ100側のピ
ン127には、前記ロック機構30の後板3bより外側に出没
するロック板32のフック部32bに係脱するイジェクトス
トッパ(禁止手段)130の基部を枢支してある。このイ
ジェクトストッパ130はアーム板状に形成してあり、そ
の中央の長手方向に形成された長孔130aに作動板125に
突設したピン131を挿入,係合してある。これにより、
該作動板125が往復移動すると、第1図の実線及び2点
鎖線で示すように、上記イジェクトストッパ130が揺動
するようになっており、該作動板125の復動時に上記ロ
ック板32のフック部32dを突出状態に保持することによ
り、給紙時,印字時等にプリンタ本体2に装着されてロ
ック機構30でロックされた給紙トレイ20の不意な装着ロ
ックの解除を防ぐようになっている。
また、前記ヘッドアイドラギヤ121の大径ギヤ部121a
の外側面には突起部121cとV字状態のカム面121d及び凹
部121eをそれぞれ形成してある。上記突起部121c及びカ
ム面121dには、供給用従動リール台用及び巻取用駆動リ
ール台用のブレーキアーム132,133の基端部132a,133aを
当接してある。これら各ブレーキアーム132,133はく字
形に形成してあり、各支軸134,135を介して回動自在に
支持してある。また、各ブレーキアーム132,133の基部
とヘッドアイドラギヤ121を回動自在に支持している支
軸136との間には各引張コイルバネ137,138を介在してあ
り、その先端部132b,133bは前記各リール台93,94のリミ
ッタギヤ98,99に噛合,離反自在になっている。
G9.駆動力切換機構の構成 駆動力切換機構140は、ヘッドアイドラギヤ121と噛合
する小径ギヤ部141と一側面に凹凸のカム面142aを有し
た大径カム部142から成るカムギヤ143と、前記内シャー
シ3の後板3bに固定されたコ字形の取付板144に棒状の
支持部145aを回動自在に支持され、一端部145b側を上記
カムギヤ143のカム面142aに当接し、他端側の板バネ部1
46を前記第1のシフトギヤ107の一側面に当接させ、該
カム面142aの凹凸により該板バネ部146で該シフトギヤ1
07を外側,中立,内側の3ポジションに移動させるシフ
トレバー145とで構成されている。
上記カムギヤ143の小径ギヤ部141の一側面には一対の
ピン部141a,141aを突設してある。この一対のピン部141
a,141aには前記取付板95に固定されたコ字型の取付板14
7にバネ148を介して回動自在に支持されたL字型のロッ
クアーム149の基部149aを当接,離反自在にしてある。
この基部149aが上記一対のピン141a,141aに当接する
と、上記バネ148の付勢力に抗してその先端の前記供給
用従動リール台93に噛合していた爪部149b側が該リール
台93のリミッタギヤ98のロック係止部98aから離反し、
該リール台93が回転するようになっている。
第2の駆動力切換機構150は、ヘッドアイドラギヤ121
の凹部121eに挿入,離反する鈎形の先端部151aを有し、
中央部に孔部151bを形成し、かつ、基部にピン部151cを
突設させた略く字形の操作レバー151と、この操作レバ
ー151のピン部151cに基部を枢支させ、中央部の上下に
突出したピン部152bの一方を上記操作レバー151の孔部1
51bに枢支させ、他方のピン部152bを前記取付板95に枢
支させ、先端に長孔152aを有した中間操作レバー152
と、上記取付板95のブラケット部95aに棒状の支持部153
cを回動自在に枢支させて、その一端部153aを上記中間
操作レバー152の長孔152aに挿入,係合させ、他端側の
板バネ部153bを前記第2のシフトギヤ111の一側面に当
接させて、上記操作レバー151の回動により該板バネ部1
53bで該シフトギヤ111を外側,内側の2ポジションに移
動させるシフトレバー153とで構成されている。
G10.実施例の作用 以上実施例のプリンタ1によれば、第3図に示すよう
に、プリント前の初期時(給紙トレイ20の出し入れ時,
リボンカートリッジ85の出し入れ時、プリント紙8のジ
ャミング時等を含む)には、給紙機構10の給紙ローラ38
は下方に倒れており、排紙押し出し爪60は、排紙トレイ
受け6の高い底部6aの上方に突出している。この際に、
第27,28図に示すように、第1のシフトギヤ107は中立状
態のポジションにあり、また、第2のシフトギヤ111は
ステッピングモータ112のウォーム113から離反したポジ
ションに位置している。
この状態から、第18,19図に示すように、給紙トレイ
受け5に給紙トレイ20を装着すると、該給紙トレイ20
は、第20図(c)に示すように、ロック機構30によりそ
の装着状態でロックされる。この際、ロック機構30のフ
ック部32bは、第29図に示すように、後板3bから外側に
突出する。そして、図示しないプリント釦を押すと、ス
テッピングモータ122が駆動し、ヘッド駆動ギヤ120等が
回転する。このヘッド駆動ギヤ120等の回転により、第2
9,30図に示すように、上記第1のシフトギヤ107が、駆
動力切換機構140により外側のポジションに移動して中
間ギヤ115を介して巻取用駆動リール台94のリミッタギ
ヤ99に噛合して、該巻取用駆動リール台94の駆動によ
り、第23図に示すように、インクリボン86の頭出しが行
われると共に、第2のシフトギヤ111が第2の駆動力切
換機構150によりステッピングモータ112のウォーム113
に噛合してプラテン14及び排紙ローラ12が回転する
(尚、第2のシフトギヤ111は排紙時までこのポジショ
ンにある)。このインクリボン86の頭出しの際に、供給
用従動リール台93のブレーキアーム132,ロックアーム14
9及び巻取用駆動リール台94のブレーキアーム133はオフ
状態になり、インクリボン86の頭出しがスムーズに行わ
れる。また、ヘッド駆動ギヤ120により作動板125が往動
して上記ロック機構30のフック部32bにイジェクトスト
ッパ130が係止して上記給紙トレイ20の装着ロック状態
のロック解除ができなくなる。これにより、以後の給紙
時,印字時等において不意の給紙トレイ20の外れが防が
れる。さらに、作動板125の往動により排紙押し出し爪6
0の一対のペーパー押出部60a,60aは、前記排紙トレイ受
け6の高い底部6aの上方から後部6cの一対の開口部6d,6
d内に没入する。この排紙押し出し爪60は、排紙までこ
の状態で停止している。
そして、ステッピングモータ122の駆動により駆動力
切換機構140等を介して前記第1のシフトギヤ107が、第
31図に示すように、内側のポジションに移動し、中間ギ
ヤ103,104を介して給紙機構10の給紙ローラ用駆動ギヤ1
00に噛合する。この給紙ローラ用駆動ギヤ100の回転に
より、第22,24図に示すように、給紙ローラ38が上方に
移動して給紙トレイ20の開口部24から露出した最下位の
プリント紙8の裏面に圧接する。そして、上記給紙ロー
ラ38の回転によりプリント紙8はプラテン14まで給紙さ
れる。尚、この給紙の際には、前記ブレーキアーム132,
133及びロックアーム149はオン状態にある。
上記プラテン14まで到達したプリント紙8は、該プリ
ント14が第24図の矢印の方向に回転することにより、プ
リント紙8の両端がオーバーラップした状態でプラテン
14の周面に巻き回される。尚、このプリント紙8のロー
ディングの際には、第1のシフトギヤ107は、第33図に
示すように、中立のポジションに位置する。以上で一連
の給紙動作は完了する。
次に、ステッピングモータ122の駆動でヘッド駆動ギ
ヤ120が回転すると、第25図に示すように、サーマルヘ
ッド70がヘッド移動機構71により移動してプラテン14に
インクリボン86を圧接する。この際に、第35図に示すよ
うに、前記第1のシフトギヤ107はインクリボン86の頭
出し時と同様に外側のポジションに位置し、巻取用駆動
リール台94を回転させる。このとき、前記ブレーキアー
ム133とロックアーム149はオフとなるが、前記ブレーキ
アーム132はオンのままであり、印字時に供給用従動リ
ール台93に適度のブレーキがかかって空回りが防止さ
れ、インクリボン86に適度のバックテンションが付与さ
れる。この状態からY(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン)プリントがなされる。
プリント紙8にプリントが終了すると、第26図に示す
ように、プラテン14が給紙時の方向と逆方向に回転し、
排紙ローラ13により排紙トレイ受け6上に搬送,排出さ
れ、後部6c及びガイド片部6eにより案内規制されて排紙
トレイ受け6の高い底部3a上にセットされる。この排紙
時に、第33図に示すように、前記第1のシフトギヤ107
は中立のポジションにあり、ステッピングモータ112の
駆動によりプラテン14と排紙ローラ13のみが回転する。
その後、作動板125が復動することにより、該作動板125
と連動する排紙押し出し爪60の一対のペーパー押出部60
a,60aがもとの位置に戻って、一対の開口部6d,6dから突
出することにより、上記高い底部6aにセットされていた
プリントされたプリント紙8は排紙トレイ64上に押しだ
されて、排紙動作は完了する。
このように、前記給紙時,印字時等にロック機構30の
フック部32bにイジェクトストッパ130が係止して、給紙
トレイ20の装着係止状態を間接的に維持してそのロック
解除ができないようにしているので、給紙時,印字時
に、給紙トレイ20を給紙トレイ受け5から引き抜くこと
ができず、プリント紙8のジャミングを確実に防止する
ことができる。これにより、給紙トレイ20にロック機構
30のロックピン33と係脱する係止部28を設けるだけの簡
単な構造にすることができ、また、上記イジェクトスト
ッパ130もプリント本体2の後板3bに沿って回動する2
次元的機構で済む。従って、上記給紙トレイ20,ロック
機構20及びイジェクトストッパ130の構造を一段と簡素
化することができて低コスト化を図ることができると共
に、それらの設置スペースの省スペース化を図ることが
でき、プリンタ1の小型化を一層図ることができる。
H.発明の効果 以上のようにこの発明によれば、給紙トレイの給紙部
への装着係止状態を禁止手段を介してロック機構により
間接的にロックするようにしたので、給紙トレイにロッ
ク機構と係脱する係止部を設けるだけの簡単な構造にす
ることができる。従って、上記給紙トレイ及びロック機
構の構造を一段と簡素化することができ、それらの設置
スペースの省スペース化を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示すプリンタのプリン
タ本体の背面図、第2図は同要部の斜視図、第3図は同
要部の斜視図、第4図は同概略側面図、第5図は給紙ト
レイ受けの平面図、第6図は第5図中VI-VI線に沿う断
面図、第7図は給紙トレイの斜視図、第8図は給紙トレ
イのロック部分の要部斜視図、第9図は給紙機構の斜視
図、第10図は給紙機構の断面図、第11図はヘッド移動機
構の部分斜視図、第12図はヘッド移動機構の要部の概略
斜視図、第13図はヘッド移動機構の側面図、第14図はヘ
ッド移動機構の背面図、第15図はリボンカートリッジ駆
動系の平面図、第16図は駆動系全体の分解斜視図、第17
図はプリンタ全体の斜視図、第18図は給紙トレイの装着
途中の状態を示す断面図、第19図は給紙トレイの装着状
態を示す断面図、第20図(a),(b),(c),
(d),(e)は給紙トレイのロック,ロック解除を順
を追って示す説明図、第21図は給紙前の状態を示す説明
図、第22図は給紙時の状態を示す説明図、第23図はイン
クリボン頭出し時を示す概略説明図、第24図は給紙時を
示す概略説明図、第25図は印字時を示す概略説明図、第
26図は排紙時を示す概略説明図、第27図は初期時の駆動
系要部の底面図、第28図は初期時の駆動系要部の側面
図、第29図はインクリボン頭出し時の駆動系要部の底面
図、第30図はインクリボン頭出し時の駆動系要部の側面
図、第31図は給紙時の駆動系要部の底面図、第32図は排
紙時の駆動系要部の側面図、第33図はローディング,排
紙時の駆動系要部の底面図、第34図はローディング,排
紙時の駆動系要部の側面図、第35図は印字時の駆動系要
部の底面図、第36図は印字時の駆動系要部の側面図、第
37図はプリント紙のジャミング時の概略説明図、第38図
は従来例のプリンタの給紙状態を示す概略構成図、第39
図は従来例のプリンタの排紙状態を示す概略構成図であ
る。 1……プリンタ、2……プリンタ本体、5……給紙トレ
イ受け(給紙部)、8……プリント紙、14……プラテ
ン、20……給紙トレイ、28……係止部、30……ロック機
構、70……サーマルヘッド(印字ヘッド)、71……ヘッ
ド移動機構、130……イジェクトストッパ(禁止手
段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリンタ本体内にプラテンと印字ヘッドを
    それぞれ相対向させて配設し、この印字ヘッドをプラテ
    ンに接触,離反させるヘッド移動機構を上記プリンタ本
    体の印字ヘッド側に設ける一方、上記プリンタ本体に給
    紙部を上記プラテンに臨ませて配設し、上記給紙部に、
    プリント紙を載置する給紙トレイを着脱自在に設けると
    共に、上記プリンタ本体の給紙部側に、該給紙部に装着
    された上記給紙トレイの係止部に係脱するロック機構を
    設け、上記印字ヘッドの印字時等に、上記給紙トレイの
    係止状態の解除を禁止するように上記ロック機構を作動
    させる禁止手段を上記ヘッド移動機構に連動させたプリ
    ンタにおいて、 上記ロック機構は、軸により回動自在に支持されたロッ
    ク板と、該ロック板に回動力を付与しているコイルバネ
    とを備えていて、上記給紙トレイをプリンタ本体に挿入
    すると、上記ロック板の一端部に設けたロックピンが上
    記給紙トレイに設けた係止部の傾斜面に当接して、上記
    ロックピンは、上記コイルバネのバネ力に抗して逃げ回
    動したのち、上記傾斜面との係合が外れると戻り回動し
    て、上記傾斜面に連続するロック面に係合して、上記給
    紙トレイをロックするようになっているとともに、 上記禁止手段は、上記ヘッド移動機構に連動して印字時
    に上記ロック板のフック部に当接する位置に移動してき
    て、上記ロック板がロック解除方向に回動するのを阻止
    するイジェクトストッパによって構成されている ことを特徴とするプリンタ。
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