JP2822196B2 - プリンタ - Google Patents
プリンタInfo
- Publication number
- JP2822196B2 JP2822196B2 JP1928089A JP1928089A JP2822196B2 JP 2822196 B2 JP2822196 B2 JP 2822196B2 JP 1928089 A JP1928089 A JP 1928089A JP 1928089 A JP1928089 A JP 1928089A JP 2822196 B2 JP2822196 B2 JP 2822196B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- paper
- platen
- head
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Common Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 以下の順序でこの発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術 D.発明が解決しようとする課題 E.課題を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G1.プリンタの全体構成 G2.給紙部の構成 G3.給紙トレイ及びそのロック機構の構成 G4.給紙機構及び給紙系の構成 G5.排紙部及び排紙トレイの構成 G6.ヘッド移動機構の構成 G7.リボンカートリッジ収納部の構成 G8.駆動系の構成 G9.駆動力切換機構の構成 G10.実施例の作用 H.発明の効果 A.産業上の利用分野 この発明は、プラテンに印字用紙を巻き付けて、該印
字用紙にインクリボンを介してサーマルヘッド(印字ヘ
ッド)によりカラープリントを行う転写方式のカラープ
リンタ等のプリンタに関する。
字用紙にインクリボンを介してサーマルヘッド(印字ヘ
ッド)によりカラープリントを行う転写方式のカラープ
リンタ等のプリンタに関する。
B.発明の概要 この発明は、プラテンとインクリボンの間に給紙され
た印字用紙に印字ヘッドからの情報を上記インクリボン
を介して上記印字用紙にプリントするプリンタにおい
て、 上記プリント動作終了後上記印字ヘッドを上記プラテ
ンにより離間させるヘッド移動機構と、上記プラテンに
より上記印字用紙を排紙させる排紙手段とを有すると共
に、上記排紙を行う前に上記インクリボンを所定量移動
させて上記インクリボンと上記印字用紙とを離間させる
インクリボン移動機構を有することにより、 プリントされた印字用紙の排紙時に、プラテンに対す
るインクリボンの巻き込みを防止し、排紙及び次のプリ
ントを中断することなくスムーズに行うことができるよ
うにしたものである。
た印字用紙に印字ヘッドからの情報を上記インクリボン
を介して上記印字用紙にプリントするプリンタにおい
て、 上記プリント動作終了後上記印字ヘッドを上記プラテ
ンにより離間させるヘッド移動機構と、上記プラテンに
より上記印字用紙を排紙させる排紙手段とを有すると共
に、上記排紙を行う前に上記インクリボンを所定量移動
させて上記インクリボンと上記印字用紙とを離間させる
インクリボン移動機構を有することにより、 プリントされた印字用紙の排紙時に、プラテンに対す
るインクリボンの巻き込みを防止し、排紙及び次のプリ
ントを中断することなくスムーズに行うことができるよ
うにしたものである。
C.従来の技術 例えば、給紙ローラから給紙されてきた印字用紙をプ
ラテンに巻き付け、サーマルヘッド(印字ヘッド)によ
り、リボンカートリッジのインクリボンを介して該印字
用紙を上記プラテンに圧接してプリントを行う熱転写型
のプリンタが知られている。このプリンタによりプリン
トされた印字用紙は、プラテンの回転より排紙ローラに
送られ、この排紙ローラによりプリンタ本体内に設けら
れた排紙部に排出されて積み重ねられるようになってい
る。
ラテンに巻き付け、サーマルヘッド(印字ヘッド)によ
り、リボンカートリッジのインクリボンを介して該印字
用紙を上記プラテンに圧接してプリントを行う熱転写型
のプリンタが知られている。このプリンタによりプリン
トされた印字用紙は、プラテンの回転より排紙ローラに
送られ、この排紙ローラによりプリンタ本体内に設けら
れた排紙部に排出されて積み重ねられるようになってい
る。
D.発明が解決しようとする課題 従来の熱転写型のプリンタは、プリント終了後、プラ
テンよりサーマルヘッドを離し、インクリボンは止めた
ままの状態で、印字用紙のみを排紙するのが一般的であ
るが、上記プラテン,インクリボン,印字用紙等の材質
による静電気や、プリント時のサーマルヘッドによるイ
ンクリボンと印字用紙のプラテンに対する圧接等により
該印字用紙にインクリボンのベースフィルムが貼り付き
易く、この張り付いたままの状態にある時に、プリント
された上記印字用紙をプラテンから排紙しようとして該
プラテンを回すと、インクリボンがプラテンに巻き込ま
れ、印字用紙の印画面が汚れたり、スムーズな排紙がで
きなかったり、また、インクリボンが切れたり等した場
合には、次のプリントを行うことができず、プリントを
中断しなければならない問題点があった。
テンよりサーマルヘッドを離し、インクリボンは止めた
ままの状態で、印字用紙のみを排紙するのが一般的であ
るが、上記プラテン,インクリボン,印字用紙等の材質
による静電気や、プリント時のサーマルヘッドによるイ
ンクリボンと印字用紙のプラテンに対する圧接等により
該印字用紙にインクリボンのベースフィルムが貼り付き
易く、この張り付いたままの状態にある時に、プリント
された上記印字用紙をプラテンから排紙しようとして該
プラテンを回すと、インクリボンがプラテンに巻き込ま
れ、印字用紙の印画面が汚れたり、スムーズな排紙がで
きなかったり、また、インクリボンが切れたり等した場
合には、次のプリントを行うことができず、プリントを
中断しなければならない問題点があった。
そこで、この発明は、プリントされた印字用紙の排紙
時に、プラテンへのインクリボンの巻き込みを防止で
き、排紙及び次のプリントをスムーズに連続的に行うこ
とができるプリンタを提供するものである。
時に、プラテンへのインクリボンの巻き込みを防止で
き、排紙及び次のプリントをスムーズに連続的に行うこ
とができるプリンタを提供するものである。
E.課題を解決するための手段 プラテンとインクリボンの間に給紙された印字用紙に
印字ヘッドからの情報を上記インクリボンを介して上記
印字用紙にプリントするプリンタにおいて、上記プリン
ト動作終了後上記印字ヘッドを上記プラテンより離間さ
せるヘッド移動機構と、上記プラテンより上記印字用紙
を排紙させる排紙手段とを有すると共に、上記排紙を行
う前に上記インクリボンを所定量移動させて上記インク
リボンと上記印字用紙とを離間させるインクリボン移動
機構を有し、上記インクリボン移動機構を、上記ヘッド
移動機構を介して上記印字ヘッドを上記プラテンに接触
する位置又はプラテンから離間する位置に移動させる第
1のステッピングモータと、上記第1のステッピングモ
ータにより駆動される第1の駆動力切換機構と、上記第
1の駆動力切換機構により、中立位置から第1又は第2
の位置に移動するようになっているとともに、中間ギャ
を介してプラテン用駆動ギャに噛合していて、上記中立
位置から第1の位置に移動したときに給紙ローラ用駆動
ギャに噛合し、上記中立位置から第2の位置に移動した
ときに、上記中間ギャを介して巻取用駆動リール台のリ
ミットギャに噛合する第1のシフトギャと、上記第1の
シフトギャに噛合しているとともに、プラテン用駆動ギ
ャに噛合している中間ギャと、上記中間ギャにギャ部が
噛合していて、中立位置から第1の位置に移動すること
により、上記ギャ部が排紙ローラ用駆動ギャに噛合する
とともに、上記ギャ部に連設したウォームが第2のステ
ッピングモータのウォームに噛合する第2のシフトギャ
と、上記第2のシフトギャを中立位置と第1の位置の間
で移動させる第2の駆動力切換機構とで構成した。
印字ヘッドからの情報を上記インクリボンを介して上記
印字用紙にプリントするプリンタにおいて、上記プリン
ト動作終了後上記印字ヘッドを上記プラテンより離間さ
せるヘッド移動機構と、上記プラテンより上記印字用紙
を排紙させる排紙手段とを有すると共に、上記排紙を行
う前に上記インクリボンを所定量移動させて上記インク
リボンと上記印字用紙とを離間させるインクリボン移動
機構を有し、上記インクリボン移動機構を、上記ヘッド
移動機構を介して上記印字ヘッドを上記プラテンに接触
する位置又はプラテンから離間する位置に移動させる第
1のステッピングモータと、上記第1のステッピングモ
ータにより駆動される第1の駆動力切換機構と、上記第
1の駆動力切換機構により、中立位置から第1又は第2
の位置に移動するようになっているとともに、中間ギャ
を介してプラテン用駆動ギャに噛合していて、上記中立
位置から第1の位置に移動したときに給紙ローラ用駆動
ギャに噛合し、上記中立位置から第2の位置に移動した
ときに、上記中間ギャを介して巻取用駆動リール台のリ
ミットギャに噛合する第1のシフトギャと、上記第1の
シフトギャに噛合しているとともに、プラテン用駆動ギ
ャに噛合している中間ギャと、上記中間ギャにギャ部が
噛合していて、中立位置から第1の位置に移動すること
により、上記ギャ部が排紙ローラ用駆動ギャに噛合する
とともに、上記ギャ部に連設したウォームが第2のステ
ッピングモータのウォームに噛合する第2のシフトギャ
と、上記第2のシフトギャを中立位置と第1の位置の間
で移動させる第2の駆動力切換機構とで構成した。
F.作用 プリントされた印字用紙の排紙を行う前に、インクリ
ボン移動機構によりインクリボンは所定量移動される。
これにより上記印字用紙から該インクリボンは離間する
ので、上記印字用紙の排紙時に、プラテンに対するイン
クリボンの巻き込みは防止され、上記排紙及び次のプリ
ントは中断することなくスムーズに行われる。
ボン移動機構によりインクリボンは所定量移動される。
これにより上記印字用紙から該インクリボンは離間する
ので、上記印字用紙の排紙時に、プラテンに対するイン
クリボンの巻き込みは防止され、上記排紙及び次のプリ
ントは中断することなくスムーズに行われる。
G.実施例 以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述する。
G1.プリンタの全体構成 第17図中1は熱転写方式のカラープリンタであり、そ
のプリンタ本体2は、矩形枠型の内シャーシ3と、この
内シャーシ3を覆う矩形箱型ケース状の外シャーシ4と
で大略構成されている。第2図に示すように、プリンタ
本体2の正面(前面)の右側には、棚状に給紙トレイ受
け5及び給紙トレイ受け6を、その左側に位置する印字
部7に臨ませて下側及び上側にそれぞれ配設してある。
のプリンタ本体2は、矩形枠型の内シャーシ3と、この
内シャーシ3を覆う矩形箱型ケース状の外シャーシ4と
で大略構成されている。第2図に示すように、プリンタ
本体2の正面(前面)の右側には、棚状に給紙トレイ受
け5及び給紙トレイ受け6を、その左側に位置する印字
部7に臨ませて下側及び上側にそれぞれ配設してある。
そして、上記プリンタ本体2の給紙トレイ受け5下方
の内シャーシ3の前板3aと後板3b間には、印字部7まで
印字用紙(印画紙)8を1枚づつ搬送する給紙機構10を
その駆動軸11を介して回動(揺動)自在に支持してある
と共に、印字部7と排紙トレイ受け6間のシャーシ3の
前板3aと後板3b間には、印字部7よりプリントされた印
字用紙8を排紙トレイ受け6側に送り出す複数の排紙ロ
ーラ(排紙手段)12を支軸13を介して回転自在に支持し
てある。また、上記印字部7の略中央の内シャーシ3の
前板3aと後板3b間には、プラテン14を支軸15を介して回
動自在に支持してある。このプラテン14の下方側の印字
部7がリボンカートリッジ収納部16になっている。
の内シャーシ3の前板3aと後板3b間には、印字部7まで
印字用紙(印画紙)8を1枚づつ搬送する給紙機構10を
その駆動軸11を介して回動(揺動)自在に支持してある
と共に、印字部7と排紙トレイ受け6間のシャーシ3の
前板3aと後板3b間には、印字部7よりプリントされた印
字用紙8を排紙トレイ受け6側に送り出す複数の排紙ロ
ーラ(排紙手段)12を支軸13を介して回転自在に支持し
てある。また、上記印字部7の略中央の内シャーシ3の
前板3aと後板3b間には、プラテン14を支軸15を介して回
動自在に支持してある。このプラテン14の下方側の印字
部7がリボンカートリッジ収納部16になっている。
尚、第17図に示すように、前記排紙トレイ受け6は、
プリンタ本体2の外シャーシ4の正面右側上部に露出し
ており、また、前記給紙トレイ5及びリボンカートリッ
ジ収納部16は、上記外シャーシ4の正面右側下部及び左
側に開閉自在に支持されたカバー4a及びカバー4bで覆わ
れている。
プリンタ本体2の外シャーシ4の正面右側上部に露出し
ており、また、前記給紙トレイ5及びリボンカートリッ
ジ収納部16は、上記外シャーシ4の正面右側下部及び左
側に開閉自在に支持されたカバー4a及びカバー4bで覆わ
れている。
G2.給紙部の構成 第2,5図に示すように、前記給紙トレイ受け5は、合
成樹脂製で矩形板状に形成してあり、前記内シャーシ3
の前板3aと後板3b間に配置されて、該前板3aの右側中央
に開口した開口部3cの上部にビス止め等で固定してあ
る。この給紙トレイ受け5の両側には、下方に延びて相
対向するコ字型の一対のフック部5a,5aを一体成形して
ある。この一体のフック部5a,5aに後述する給紙トレイ2
0を着脱自在に収納してある。
成樹脂製で矩形板状に形成してあり、前記内シャーシ3
の前板3aと後板3b間に配置されて、該前板3aの右側中央
に開口した開口部3cの上部にビス止め等で固定してあ
る。この給紙トレイ受け5の両側には、下方に延びて相
対向するコ字型の一対のフック部5a,5aを一体成形して
ある。この一体のフック部5a,5aに後述する給紙トレイ2
0を着脱自在に収納してある。
また、第5,6図に示すように、上記給紙トレイ受け5
の中央には下方に凹む矩形の凹部5bを形成してある。こ
の凹部5bの長手方向(内シャーシ3の後板3bと直交する
方向)には、一対のガイド溝5c,5cを形成してある。そ
して、上記凹部5bの裏面に、上記給紙トレイ20の一部を
プリンタ本体2の外側に露出するように送り出すイジェ
クト部材18を上記一対のガイド溝5c,5cに沿って摺動自
在に設けてある。このイジェクト部材18は合成樹脂によ
り、第8図に示すように、縦断面略コ字型で側面L字型
の板状に形成してある。即ち、このイジェクト部材18の
両側には上記一対のガイド溝5c,5cにそれぞれ挿通する
一対の起立部18a,18aを突出成形してある。また、この
一対の起立部18a,18aの基端部18b,18b側は、上記凹部5b
の上面を摺動するようにさらにL字型に外側に突出成形
してある。これにより、イジェクト部材18は、そのL字
型に垂下した先端側の前記給紙トレイ20の先端部に当接
するフック部18cを上記凹部5bの裏面に垂下させた状態
で上記一対のガイド溝5c,5cに沿って所定ストローク往
復摺動自在になっている。
の中央には下方に凹む矩形の凹部5bを形成してある。こ
の凹部5bの長手方向(内シャーシ3の後板3bと直交する
方向)には、一対のガイド溝5c,5cを形成してある。そ
して、上記凹部5bの裏面に、上記給紙トレイ20の一部を
プリンタ本体2の外側に露出するように送り出すイジェ
クト部材18を上記一対のガイド溝5c,5cに沿って摺動自
在に設けてある。このイジェクト部材18は合成樹脂によ
り、第8図に示すように、縦断面略コ字型で側面L字型
の板状に形成してある。即ち、このイジェクト部材18の
両側には上記一対のガイド溝5c,5cにそれぞれ挿通する
一対の起立部18a,18aを突出成形してある。また、この
一対の起立部18a,18aの基端部18b,18b側は、上記凹部5b
の上面を摺動するようにさらにL字型に外側に突出成形
してある。これにより、イジェクト部材18は、そのL字
型に垂下した先端側の前記給紙トレイ20の先端部に当接
するフック部18cを上記凹部5bの裏面に垂下させた状態
で上記一対のガイド溝5c,5cに沿って所定ストローク往
復摺動自在になっている。
また、上記イジェクト部材18の一対の基端部18b,18b
のL字型の切欠部18d,18dと、上記凹部5bの内シャーシ
3の後板3b側の一対の切欠部5d,5dとの間には、一対の
引張コイルバネ19,19を介装してある。これにより、上
記イジェクト部材18は上記後板3b側に常時引っ張り付勢
されるようになっている。
のL字型の切欠部18d,18dと、上記凹部5bの内シャーシ
3の後板3b側の一対の切欠部5d,5dとの間には、一対の
引張コイルバネ19,19を介装してある。これにより、上
記イジェクト部材18は上記後板3b側に常時引っ張り付勢
されるようになっている。
G3.給紙トレイ及びそのロック機構の構成 第7図に示すように、前記給紙トレイ20は、合成樹脂
で印字用紙8より一回り大きな上部が完全に開口した矩
形箱型に形成してあり、一側部21の鍔部21a及び他側部2
2の鍔部21aを前記給紙トレイ受け5の一対のフック部5
a,5aに挿入することにより該給紙トレイ受け5に装着自
在になっている。そして、この給紙トレイ20の底部23の
中央から上記一側部21には、該給紙トレイ20内にセット
される印字用紙8の裏面(印画面と逆の面)の約半分を
露出させる開口部24を形成してある。
で印字用紙8より一回り大きな上部が完全に開口した矩
形箱型に形成してあり、一側部21の鍔部21a及び他側部2
2の鍔部21aを前記給紙トレイ受け5の一対のフック部5
a,5aに挿入することにより該給紙トレイ受け5に装着自
在になっている。そして、この給紙トレイ20の底部23の
中央から上記一側部21には、該給紙トレイ20内にセット
される印字用紙8の裏面(印画面と逆の面)の約半分を
露出させる開口部24を形成してある。
また、この給紙トレイ20の前部25側は把持部になって
いる。この前部25の内側と該前部25に対向する先端部26
の内側には、上記底部23に複数枚載置された最下位の印
字用紙8を1枚づつ印字部7側へ送り出す一対の送出レ
バー27,27の各基部27aをピン枢支してある。この一対の
送出レバー27,27の先端側に折曲げ形成された爪部27b,2
7bが給紙トレイ20の開口部24側の各コーナ部にそれぞれ
位置しており、印字用紙8の上記開口部24側の各コーナ
部をそれぞれ載置することにより印字用紙8を1枚づつ
印字部7側へ送り出すことができるようになっている。
いる。この前部25の内側と該前部25に対向する先端部26
の内側には、上記底部23に複数枚載置された最下位の印
字用紙8を1枚づつ印字部7側へ送り出す一対の送出レ
バー27,27の各基部27aをピン枢支してある。この一対の
送出レバー27,27の先端側に折曲げ形成された爪部27b,2
7bが給紙トレイ20の開口部24側の各コーナ部にそれぞれ
位置しており、印字用紙8の上記開口部24側の各コーナ
部をそれぞれ載置することにより印字用紙8を1枚づつ
印字部7側へ送り出すことができるようになっている。
また、上記給紙トレイ20の底部23の裏面中央の先端部
26側には係止部28を形成してある。この係止部28は、先
端部26に対して略45゜傾斜した長テーパ面28aと、V字
形面28bと、短テーパ面28cとで略三角柱に突出形成して
ある。而して、前記内シャーシ3の後板3b側には、上記
係止部28に係脱し、前記給紙トレイ受け5に装着された
給紙トレイ20の装着状態を維持したり、装着状態を解除
するロック機構30を設けてある。
26側には係止部28を形成してある。この係止部28は、先
端部26に対して略45゜傾斜した長テーパ面28aと、V字
形面28bと、短テーパ面28cとで略三角柱に突出形成して
ある。而して、前記内シャーシ3の後板3b側には、上記
係止部28に係脱し、前記給紙トレイ受け5に装着された
給紙トレイ20の装着状態を維持したり、装着状態を解除
するロック機構30を設けてある。
このロック機構30は、第8図に示すように、上記後板
3bの切欠折曲水平部3dに軸31を介して回動自在に支持さ
れた略く字型のロック板32と、このロック板32の給紙ト
レイ受け5側の一端部32aに立設されたロックピン33
と、上記ロック板32の他端のフック部32bを上記後板3b
の内側にくるように該ロック板32を回動付勢する引張コ
イルバネ34とで構成されている。これにより、給紙トレ
イ受け5に給紙トレイ20の前部25を押しながら挿入する
と、ロック板32が引張りコイルバネ34の引っ張り力に抗
して第20図(a)〜(c)のように回転し、ロックピン
33が給紙トレイ20の係止部28のV字面28bに係止されて
装着ロックされるようになっている。そして、この装着
ロックの状態を解除する場合には、上記給紙トレイ20の
前部25を更に押圧することにより、第20図(d),
(e)に示すように、ロックピン33が上記係止部28のV
字形面28bから外れて上記装着ロックの状態が解除され
るようになっている。
3bの切欠折曲水平部3dに軸31を介して回動自在に支持さ
れた略く字型のロック板32と、このロック板32の給紙ト
レイ受け5側の一端部32aに立設されたロックピン33
と、上記ロック板32の他端のフック部32bを上記後板3b
の内側にくるように該ロック板32を回動付勢する引張コ
イルバネ34とで構成されている。これにより、給紙トレ
イ受け5に給紙トレイ20の前部25を押しながら挿入する
と、ロック板32が引張りコイルバネ34の引っ張り力に抗
して第20図(a)〜(c)のように回転し、ロックピン
33が給紙トレイ20の係止部28のV字面28bに係止されて
装着ロックされるようになっている。そして、この装着
ロックの状態を解除する場合には、上記給紙トレイ20の
前部25を更に押圧することにより、第20図(d),
(e)に示すように、ロックピン33が上記係止部28のV
字形面28bから外れて上記装着ロックの状態が解除され
るようになっている。
G4.給紙機構及び給紙系の構成 第9,10図に示すように、プリンタ本体2に装着された
給紙トレイ20の最下位の印字用紙8を印字部7まで搬送
する給紙機構10は、内シャーシ3の前板3aと後板3bとの
間に回転自在に掛け渡された駆動軸11と、この駆動軸11
の回転により一対のアーム部材36,36を介して公転する
回転軸37と、この回転軸37に固設され、上記印字部7ま
で印字用紙8を1枚づつ搬送するゴム製の給紙ローラ38
と、これら駆動軸11と回転軸37間の給紙ローラ38の両側
に介在され、該回転軸11のトルクを制御するリミッタ39
とで大略構成されている。
給紙トレイ20の最下位の印字用紙8を印字部7まで搬送
する給紙機構10は、内シャーシ3の前板3aと後板3bとの
間に回転自在に掛け渡された駆動軸11と、この駆動軸11
の回転により一対のアーム部材36,36を介して公転する
回転軸37と、この回転軸37に固設され、上記印字部7ま
で印字用紙8を1枚づつ搬送するゴム製の給紙ローラ38
と、これら駆動軸11と回転軸37間の給紙ローラ38の両側
に介在され、該回転軸11のトルクを制御するリミッタ39
とで大略構成されている。
この各リミッタ39は、駆動軸11に回動自在に支持され
た上記各アーム部材36と、この各アーム部材36の内側の
駆動軸11に固着された各駆動ギヤ40との間に介在された
圧縮コイルバネから成る第1のリミッタ41と、上記回転
軸37を回転自在に支持した上記各アーム部材36と、この
各アーム部材36の内側の回転軸11に設けられ、上記各駆
動ギヤ40に噛合する従動ギヤ42との間に介在された第2
のリミッタ43とで構成されている。
た上記各アーム部材36と、この各アーム部材36の内側の
駆動軸11に固着された各駆動ギヤ40との間に介在された
圧縮コイルバネから成る第1のリミッタ41と、上記回転
軸37を回転自在に支持した上記各アーム部材36と、この
各アーム部材36の内側の回転軸11に設けられ、上記各駆
動ギヤ40に噛合する従動ギヤ42との間に介在された第2
のリミッタ43とで構成されている。
この各第2のリミッタ43は、回転軸37に固着されたフ
ェルト44を挾んで上記従動ギヤ42を回転自在に支持する
リミッタ回転軸45と、このリミッタ回転軸45の上記各ア
ーム部材36側に回転自在に支持されたバネ押さえ46と、
このリミッタ回転軸45の上記従動ギヤ42側に該従動ギヤ
42との間にフェルト47を挾んで回転自在に支持されたフ
ェルト押さえ48と、これらバネ押さえ46とフェルト押さ
え48との間に介在された圧縮コイルバネ49とで構成され
ている。
ェルト44を挾んで上記従動ギヤ42を回転自在に支持する
リミッタ回転軸45と、このリミッタ回転軸45の上記各ア
ーム部材36側に回転自在に支持されたバネ押さえ46と、
このリミッタ回転軸45の上記従動ギヤ42側に該従動ギヤ
42との間にフェルト47を挾んで回転自在に支持されたフ
ェルト押さえ48と、これらバネ押さえ46とフェルト押さ
え48との間に介在された圧縮コイルバネ49とで構成され
ている。
而して、上記第1のリミッタ41は、一対のアーム部材
36,36の駆動軸11回りのトルクを制御するようになって
いると共に、給紙ローラ38及び印字用紙8の自重を持ち
上げるのに必要な力に制御されている。また、上記第2
のリミッタ43は給紙ローラ38のトルクを制御するように
なっていると共に、印字用紙8を分離し、搬送するのに
必要な力に制御されている。尚、上記一対のアーム部材
36,36は各ワッシャ50により抜け止めしてある。また、
上記一対のアーム部材36,36の上面には、前記給紙トレ
イ20の一対の送出レバー27,27の下縁部27cに当たる板ば
ね51をそれぞれ取り付けてある。この一対の板ばね51,5
1の弾性付勢力により、上記一対の送出レバー27,27の爪
部27b,27bが常に給紙トレイ20の底部23にセットされた
印字用紙8に圧接されるようになっている。
36,36の駆動軸11回りのトルクを制御するようになって
いると共に、給紙ローラ38及び印字用紙8の自重を持ち
上げるのに必要な力に制御されている。また、上記第2
のリミッタ43は給紙ローラ38のトルクを制御するように
なっていると共に、印字用紙8を分離し、搬送するのに
必要な力に制御されている。尚、上記一対のアーム部材
36,36は各ワッシャ50により抜け止めしてある。また、
上記一対のアーム部材36,36の上面には、前記給紙トレ
イ20の一対の送出レバー27,27の下縁部27cに当たる板ば
ね51をそれぞれ取り付けてある。この一対の板ばね51,5
1の弾性付勢力により、上記一対の送出レバー27,27の爪
部27b,27bが常に給紙トレイ20の底部23にセットされた
印字用紙8に圧接されるようになっている。
第1図に示すように、前記内シャーシ3内の前記給紙
ローラ38からプラテン14の一方の片周面側に掛けて給紙
案内部材としての合成樹脂製の中ペーパーガイド板52を
配してある。さらに、給紙トレイ受け5とプラテン14と
の間には金属製の上ペーパーガイド板53を配してある。
ローラ38からプラテン14の一方の片周面側に掛けて給紙
案内部材としての合成樹脂製の中ペーパーガイド板52を
配してある。さらに、給紙トレイ受け5とプラテン14と
の間には金属製の上ペーパーガイド板53を配してある。
上記内シャーシ3内のプラテン14の上方には開口部を
構成する合成樹脂製の取付枠54を取り付けてある。この
取付枠54には、上記プラテン14の真上から他方の片周面
側を覆う案内部材としての合成樹脂製のペーパーガイド
板55を着脱自在に設けてある。このペーパーガイド板55
はプラテン14側に円弧状に垂直に延びる複数のリブ55a
を有している。この中間に位置した一対のリブ55a,55a
間には、プラテン14に当たる給紙ガイドローラ56を軸57
を介して回転自在に支持してある。
構成する合成樹脂製の取付枠54を取り付けてある。この
取付枠54には、上記プラテン14の真上から他方の片周面
側を覆う案内部材としての合成樹脂製のペーパーガイド
板55を着脱自在に設けてある。このペーパーガイド板55
はプラテン14側に円弧状に垂直に延びる複数のリブ55a
を有している。この中間に位置した一対のリブ55a,55a
間には、プラテン14に当たる給紙ガイドローラ56を軸57
を介して回転自在に支持してある。
また、上記ペーパーガイド55の上面側は、内シャーシ
3の前板3aの上縁部と後板3aの上縁部に係脱される金属
製板状の蓋体58で覆われるようになっている。即ち、こ
の蓋体58の一端側は後板3bの一対の係止孔3e,3eに挿
入,係止自在になっている一方、他端側には合成樹脂製
でU字型の止め具59を固定してある。この止め具59の先
端側に形成された一対の爪部59a,59aを上記前板3aの上
縁部の所定位置に係脱することにより、上記蓋体58をプ
リンタ本体2に着脱することができるようになってい
る。
3の前板3aの上縁部と後板3aの上縁部に係脱される金属
製板状の蓋体58で覆われるようになっている。即ち、こ
の蓋体58の一端側は後板3bの一対の係止孔3e,3eに挿
入,係止自在になっている一方、他端側には合成樹脂製
でU字型の止め具59を固定してある。この止め具59の先
端側に形成された一対の爪部59a,59aを上記前板3aの上
縁部の所定位置に係脱することにより、上記蓋体58をプ
リンタ本体2に着脱することができるようになってい
る。
尚、第17図に示すように、上記蓋体58に対応する外シ
ャーシ4にも矩形の開口部4cを形成してある。この開口
部4cは矩形の蓋体4dで開閉自在になっている。
ャーシ4にも矩形の開口部4cを形成してある。この開口
部4cは矩形の蓋体4dで開閉自在になっている。
G5.排紙部及び排紙トレイの構成 第1,2図に示すように、前記排紙トレー受け6は、前
面及び上面側が開口した樹脂製で矩形箱型に形成してあ
り、前記内シャーシ3の前板3aと後板3b間の右側上方所
定位置に取り付けられている。この排紙トレー受け6の
底部は2段の高,低の底部6a,6bを有しており、その後
板3b側の高い底部6aが第1の排紙位置になっていると共
に、前板3a側の低い底部6bが第2の排紙位置になってい
る。
面及び上面側が開口した樹脂製で矩形箱型に形成してあ
り、前記内シャーシ3の前板3aと後板3b間の右側上方所
定位置に取り付けられている。この排紙トレー受け6の
底部は2段の高,低の底部6a,6bを有しており、その後
板3b側の高い底部6aが第1の排紙位置になっていると共
に、前板3a側の低い底部6bが第2の排紙位置になってい
る。
上記排紙トレー受け6の高い底部6aの略中央には、該
底部6aの後縁から垂直に起立する後部6cの上部まで延び
る縦長の一対の開口部6d,6dを形成してある。この一対
の開口部6d,6dには、略コ字型の排紙押し出し爪60の先
端に突出形成された一対のペーパー押出部60a,60aを出
没自在にしてある。即ち、上記排紙押し出し爪60の基端
下部60bが前板3aと後板3b間に取り付けられた取付板9
のピン9aに回動自在に支持してある。また、排紙押し出
し爪60の基部にはピン61を埋設して水平に突出してあ
る。これにより、排紙押し出し爪60の一対のペーパー押
出部60a,60aは、上記取付板9のピン9aを中心として回
転して前記一対の開口部6d,6dから前記高い底部6aの上
方に突出するようになっている。さらに、前記後部6cに
は、排出された印字用紙8を案内する水平のガイド片部
6eを突出してある。また、上記排紙押し出し爪60の基部
に突出した上記ピン61は、スライド板62,回動板63を介
して後述する作動板125に連係してあり、該スライド板6
2が前後動することにより、上記排紙押し出し爪60の一
対のペーパー押出部60a,60aは、前記一対の開口部6d,6d
に出没するようになっている。
底部6aの後縁から垂直に起立する後部6cの上部まで延び
る縦長の一対の開口部6d,6dを形成してある。この一対
の開口部6d,6dには、略コ字型の排紙押し出し爪60の先
端に突出形成された一対のペーパー押出部60a,60aを出
没自在にしてある。即ち、上記排紙押し出し爪60の基端
下部60bが前板3aと後板3b間に取り付けられた取付板9
のピン9aに回動自在に支持してある。また、排紙押し出
し爪60の基部にはピン61を埋設して水平に突出してあ
る。これにより、排紙押し出し爪60の一対のペーパー押
出部60a,60aは、上記取付板9のピン9aを中心として回
転して前記一対の開口部6d,6dから前記高い底部6aの上
方に突出するようになっている。さらに、前記後部6cに
は、排出された印字用紙8を案内する水平のガイド片部
6eを突出してある。また、上記排紙押し出し爪60の基部
に突出した上記ピン61は、スライド板62,回動板63を介
して後述する作動板125に連係してあり、該スライド板6
2が前後動することにより、上記排紙押し出し爪60の一
対のペーパー押出部60a,60aは、前記一対の開口部6d,6d
に出没するようになっている。
また、前記排紙トレイ受け6の低い底部6b上には、第
1図に示すように、排紙トレイ64を着脱自在に収納して
ある。さらに、前記上ペーパーガイド板53の上方には
上,下一対のペーパーガイド板65,66を、前記内シャー
シ3の前板3a及び後板3bの上縁部に配してある。この下
側のペーパーガイド板66の下方には、前記プラテン14に
当たっている給紙ガイドローラ67を支軸68を介して回転
自在に支持してある。これら上,下のペーパーガイド板
65,66間にプリントされて排紙される印字用紙8が挿通
して前記各排紙ローラ12に圧接されて前記排紙トレイ64
に積載されるようになっている。
1図に示すように、排紙トレイ64を着脱自在に収納して
ある。さらに、前記上ペーパーガイド板53の上方には
上,下一対のペーパーガイド板65,66を、前記内シャー
シ3の前板3a及び後板3bの上縁部に配してある。この下
側のペーパーガイド板66の下方には、前記プラテン14に
当たっている給紙ガイドローラ67を支軸68を介して回転
自在に支持してある。これら上,下のペーパーガイド板
65,66間にプリントされて排紙される印字用紙8が挿通
して前記各排紙ローラ12に圧接されて前記排紙トレイ64
に積載されるようになっている。
尚、前記プラテン14の一方の側方には、給紙された印
字用紙8のローディング状態等を検出する光反射型のセ
ットセンサ69Aを配置してある。また、前記下方のペー
パーガイド板66の基端部には、印字用紙8のエッジを検
出してプリントの頭出し等をする光反射型の給紙センサ
69Bを配置してあると共に、該ペーパーガイド板66の中
央部の下方には、プリントされた印字用紙8の排紙の終
りを検出する光反射型の排紙センサ69Cを配置してあ
る。
字用紙8のローディング状態等を検出する光反射型のセ
ットセンサ69Aを配置してある。また、前記下方のペー
パーガイド板66の基端部には、印字用紙8のエッジを検
出してプリントの頭出し等をする光反射型の給紙センサ
69Bを配置してあると共に、該ペーパーガイド板66の中
央部の下方には、プリントされた印字用紙8の排紙の終
りを検出する光反射型の排紙センサ69Cを配置してあ
る。
G6.ヘッド移動機構の構成 第1図に示すように、前記印字部7のプラテン14の下
方側には、平面型サーマルヘッド(印字ヘッド)70を該
プラテン14に接触,離反させるヘッド移動機構71を配設
してある。
方側には、平面型サーマルヘッド(印字ヘッド)70を該
プラテン14に接触,離反させるヘッド移動機構71を配設
してある。
第11図に示すように、このヘッド移動機構71は、内シ
ャーシ3の前板3aと後板3bに掛け渡された支軸72に揺動
自在に支持され、上記サーマルヘッド70を固定したヘッ
ド支持部材73と、このヘッド支持部材73の両側において
上記支軸72にヘッド支持部材73と共に枢支され、上記サ
ーマルヘッド70の放熱板74と底板部75aとの間に一対の
圧縮コイルバネ76,76を介在させたサブヘッド支持部材7
5と、このサブヘッド支持部材75の先端両側に一端がピ
ン枢支された一対のリンク77,77と、この一対のリンク7
7,77の他端に突設したピン78,78に先端部の凹部79a,79a
が係合して上記ヘッド支持部材73及びサブヘッド支持部
材75をプラテン14側に揺動させる一対の駆動アーム79,7
9と、この一対の駆動アーム79,79の基部を貫通,固定さ
せて前記内シャーシ3の前板3aと後板3bにそれぞれ回動
自在に支持された駆動軸80と、上記サブヘッド支持部材
75の両側において一対のL字型補助アーム81,81を介し
て回動自在に支持されたリボンローラ82とで大略構成さ
れている。
ャーシ3の前板3aと後板3bに掛け渡された支軸72に揺動
自在に支持され、上記サーマルヘッド70を固定したヘッ
ド支持部材73と、このヘッド支持部材73の両側において
上記支軸72にヘッド支持部材73と共に枢支され、上記サ
ーマルヘッド70の放熱板74と底板部75aとの間に一対の
圧縮コイルバネ76,76を介在させたサブヘッド支持部材7
5と、このサブヘッド支持部材75の先端両側に一端がピ
ン枢支された一対のリンク77,77と、この一対のリンク7
7,77の他端に突設したピン78,78に先端部の凹部79a,79a
が係合して上記ヘッド支持部材73及びサブヘッド支持部
材75をプラテン14側に揺動させる一対の駆動アーム79,7
9と、この一対の駆動アーム79,79の基部を貫通,固定さ
せて前記内シャーシ3の前板3aと後板3bにそれぞれ回動
自在に支持された駆動軸80と、上記サブヘッド支持部材
75の両側において一対のL字型補助アーム81,81を介し
て回動自在に支持されたリボンローラ82とで大略構成さ
れている。
上記ヘッド支持部材73は、第12図に示すように、コ字
型の板状に形成してあり、その起立した両側の基部に上
記支軸72が挿通する挿通孔73a,73aを形成してある。こ
の各挿通孔73aは、プラテン14のヘッド押圧方向に延び
る長孔にそれぞれ形成してあり、上記ヘッド支持部材73
が自由にプラテン14側に移動できるようになっている。
これによりサーマルヘッド70の自動調心が容易に達成で
きるようになっている。また、この際のサーマルヘッド
70のヘッド圧は、ヘッド支持部材73が各駆動アーム79に
よって支軸72を支点としてプラテン14に押し付けられた
ときに上記一対の圧縮コイルバネ76,76により与えられ
るようになっている。この一対の圧縮コイルバネ76,76
による付勢力により上記ヘッド支持部材73はプラテン14
側に揺動するが、サブヘッド支持部材75の両側上縁の鍔
部75bにより所定値に規制されるようになっている。
型の板状に形成してあり、その起立した両側の基部に上
記支軸72が挿通する挿通孔73a,73aを形成してある。こ
の各挿通孔73aは、プラテン14のヘッド押圧方向に延び
る長孔にそれぞれ形成してあり、上記ヘッド支持部材73
が自由にプラテン14側に移動できるようになっている。
これによりサーマルヘッド70の自動調心が容易に達成で
きるようになっている。また、この際のサーマルヘッド
70のヘッド圧は、ヘッド支持部材73が各駆動アーム79に
よって支軸72を支点としてプラテン14に押し付けられた
ときに上記一対の圧縮コイルバネ76,76により与えられ
るようになっている。この一対の圧縮コイルバネ76,76
による付勢力により上記ヘッド支持部材73はプラテン14
側に揺動するが、サブヘッド支持部材75の両側上縁の鍔
部75bにより所定値に規制されるようになっている。
なお、上記リボンローラ82のリボンローラ圧は、上記
各補助アーム81と上記サブヘッド支持部材75との間に介
在された引っ張りコイルバネ83により上記ヘッド圧とは
別に与えられるようになっている。
各補助アーム81と上記サブヘッド支持部材75との間に介
在された引っ張りコイルバネ83により上記ヘッド圧とは
別に与えられるようになっている。
G7.リボンカートリッジ収納部の構成 第1図に示すように、リボンカートリッジ収納部16
は、リボンカートリッジ85を収納できる空間を有してい
る。このリボンカートリッジ85は、その本体内にY(イ
エロー),M(マゼンタ),C(シアン)の着色部から成る
着色領域が連続したインクリボン86をそれぞれ巻き付け
た供給用リボンリール87と巻取用リボンリール88を回転
自在に支持してある。尚、上記インクリボン86のY色の
リボン頭出しは光透過型のリボンセンサ89により検出さ
れるようになっている。このリボンセンサ89は、発光部
89aと受光部89bより構成されている。
は、リボンカートリッジ85を収納できる空間を有してい
る。このリボンカートリッジ85は、その本体内にY(イ
エロー),M(マゼンタ),C(シアン)の着色部から成る
着色領域が連続したインクリボン86をそれぞれ巻き付け
た供給用リボンリール87と巻取用リボンリール88を回転
自在に支持してある。尚、上記インクリボン86のY色の
リボン頭出しは光透過型のリボンセンサ89により検出さ
れるようになっている。このリボンセンサ89は、発光部
89aと受光部89bより構成されている。
上記リボンカートリッジ収納部16は、内シャーシ3の
前板3aと後板3b間に設けられた上記リボンカートリッジ
85の供給用リボンリール側87を保持する上保持板90と、
上記リボンカートリッジ85の巻取用リボンリール88側を
保持する下保持板91とで大略構成されている。そして、
上記前板3aにはリボンカートリッジ85の挿入口92を設け
てあると共に、上記後板3bには、斜め上,下方向に供給
用従動リール台93と巻取用駆動リール台(インクリボン
移動機構)94をそれぞれ取り付けてある。
前板3aと後板3b間に設けられた上記リボンカートリッジ
85の供給用リボンリール側87を保持する上保持板90と、
上記リボンカートリッジ85の巻取用リボンリール88側を
保持する下保持板91とで大略構成されている。そして、
上記前板3aにはリボンカートリッジ85の挿入口92を設け
てあると共に、上記後板3bには、斜め上,下方向に供給
用従動リール台93と巻取用駆動リール台(インクリボン
移動機構)94をそれぞれ取り付けてある。
第15図に示すように、上記供給用従動リール台93及び
巻取用駆動リール台94は、断面L字形の取付板95に固定
された後板3bより内部に突出した各軸96,97を介して回
転自在にそれぞれ支持してあり、取付板95と後板3b間に
リミッタギヤ98,99をそれぞれ有している。また、上記
各リール台93,94は、後板3b側より内側に上記リボンカ
ートリッジ85の供給用リボンリール87及び巻取用リボン
リール88に噛み合うリール爪93a,94aをそれぞれ突設さ
せている。
巻取用駆動リール台94は、断面L字形の取付板95に固定
された後板3bより内部に突出した各軸96,97を介して回
転自在にそれぞれ支持してあり、取付板95と後板3b間に
リミッタギヤ98,99をそれぞれ有している。また、上記
各リール台93,94は、後板3b側より内側に上記リボンカ
ートリッジ85の供給用リボンリール87及び巻取用リボン
リール88に噛み合うリール爪93a,94aをそれぞれ突設さ
せている。
G8.駆動系の構成 第3,16図に示すように、給紙機構10の駆動軸11と排紙
ローラ12の支軸13及びプラテン14の支軸15の前記内シャ
ーシ3の後板3bより外側の各端部には、給紙ローラ用駆
動ギヤ100と排紙ローラ用駆動ギヤ101及びプラテン用駆
動ギヤ102をそれぞれ固定してある。
ローラ12の支軸13及びプラテン14の支軸15の前記内シャ
ーシ3の後板3bより外側の各端部には、給紙ローラ用駆
動ギヤ100と排紙ローラ用駆動ギヤ101及びプラテン用駆
動ギヤ102をそれぞれ固定してある。
上記給紙用駆動ギヤ100は、大径中間ギヤ103を介して
小径中間ギヤ104に噛合している。この小径中間ギヤ104
は、後述する第1の駆動力切換機構140を介して軸105に
圧縮コイルバネ106を介して外側に常時付勢されている
第1のシフトギヤ107が上記圧縮コイルバネ106の圧縮力
に抗して中立位置から内側(後板3b側)に移動したとき
に噛合するようになっている。この第1のシフトギヤ10
7は、上記駆動力切換機構140により上述のように中立位
置、該中立位置の内側の第1の位置、上記中立位置の外
側の第2の位置の3ポジションに往復移動するようにな
っており、大径ギヤ部108aと上記プラテン用駆動ギヤ10
2に噛合している小径ギヤ部108bから成る中間ギヤ108の
該大径ギヤ部108aに噛合している。
小径中間ギヤ104に噛合している。この小径中間ギヤ104
は、後述する第1の駆動力切換機構140を介して軸105に
圧縮コイルバネ106を介して外側に常時付勢されている
第1のシフトギヤ107が上記圧縮コイルバネ106の圧縮力
に抗して中立位置から内側(後板3b側)に移動したとき
に噛合するようになっている。この第1のシフトギヤ10
7は、上記駆動力切換機構140により上述のように中立位
置、該中立位置の内側の第1の位置、上記中立位置の外
側の第2の位置の3ポジションに往復移動するようにな
っており、大径ギヤ部108aと上記プラテン用駆動ギヤ10
2に噛合している小径ギヤ部108bから成る中間ギヤ108の
該大径ギヤ部108aに噛合している。
この中間ギヤ108の大径ギ部108aは、後述する第2の
駆動力切換機構150を介して軸109に圧縮コイルバネ110
を介して外側に常時付勢されている第2のシフトギヤ11
1の小径ギヤ部111aに噛合している。この第2のシフト
ギヤ111の大径ウォームギヤ部111bは、上記第2の駆動
力切換機構150により該第2のシフトギヤ111が上記圧縮
コイルバネ110の圧縮力に抗して中立位置からその内側
(後板3b側)の第1の位置に移動したときにステッピン
グモータ112のウォーム113に噛合するようになってい
る。さらに、この第2のシフトギヤ111の小径ギヤ部111
aはピニオン114を介して上記排紙ローラ用駆動ギヤ101
に噛合している。
駆動力切換機構150を介して軸109に圧縮コイルバネ110
を介して外側に常時付勢されている第2のシフトギヤ11
1の小径ギヤ部111aに噛合している。この第2のシフト
ギヤ111の大径ウォームギヤ部111bは、上記第2の駆動
力切換機構150により該第2のシフトギヤ111が上記圧縮
コイルバネ110の圧縮力に抗して中立位置からその内側
(後板3b側)の第1の位置に移動したときにステッピン
グモータ112のウォーム113に噛合するようになってい
る。さらに、この第2のシフトギヤ111の小径ギヤ部111
aはピニオン114を介して上記排紙ローラ用駆動ギヤ101
に噛合している。
また、上記第1のシフトギヤ107が上記駆動力切換機
構140により圧縮コイルバネ106の圧縮力ににより外側に
移動したときには中間ギヤ115を介して前記巻取用駆動
リール台94のリミッタギヤ99に噛合して該巻取用駆動リ
ール台94を回転させるようになっている。
構140により圧縮コイルバネ106の圧縮力ににより外側に
移動したときには中間ギヤ115を介して前記巻取用駆動
リール台94のリミッタギヤ99に噛合して該巻取用駆動リ
ール台94を回転させるようになっている。
上記ステッピングモータ112は、第23図に示すよう
に、プリント時にプラテン14にローディングされた印字
用紙8を低速で送らなければならないので、サーボブロ
ック170,モータドライバ171を介してFGサーボがかけら
れるようになっている。また、上記ステッピングモータ
112は、FG検出センサ172を有しており、波形整形回路17
3を介して上記印字用紙8の送り量をパルス的にCPU(中
央処理装置)174でカウントするようになっていると共
に、該CPU174が上記ステッピングモータ112にサーボを
かけるか、かけないかのコントロール信号をサーボブロ
ック170,モータドライバ171に出すようになっている。
に、プリント時にプラテン14にローディングされた印字
用紙8を低速で送らなければならないので、サーボブロ
ック170,モータドライバ171を介してFGサーボがかけら
れるようになっている。また、上記ステッピングモータ
112は、FG検出センサ172を有しており、波形整形回路17
3を介して上記印字用紙8の送り量をパルス的にCPU(中
央処理装置)174でカウントするようになっていると共
に、該CPU174が上記ステッピングモータ112にサーボを
かけるか、かけないかのコントロール信号をサーボブロ
ック170,モータドライバ171に出すようになっている。
而して、前記ヘッド移動機構71の駆動軸80の前記内シ
ャーシ3の後板3bより外側の端部には、ヘッド駆動ギヤ
120を固定してある。このヘッド駆動ギヤ120は、大径ギ
ヤ部121aと小径ギヤ部121bから成るヘッドアイドラギヤ
121の該小径ギヤ部121bに噛合している。このヘッドア
イドラギヤ121の大径ギヤ121aは、ステッピングモータ1
22のウォーム123に噛合する大径ウォームギヤ124aと小
径ギヤ部124bから成る中間ギヤ124の該小径ギヤ部124b
に噛合していて、上記ステッピングモータ122の駆動力
により回転自在になっている。また、第23図に示すよう
に、上記ステッピングモータ122も前記CPU174のコント
ロール信号によりモータドライバ175を介してコントロ
ールされるようになっている。
ャーシ3の後板3bより外側の端部には、ヘッド駆動ギヤ
120を固定してある。このヘッド駆動ギヤ120は、大径ギ
ヤ部121aと小径ギヤ部121bから成るヘッドアイドラギヤ
121の該小径ギヤ部121bに噛合している。このヘッドア
イドラギヤ121の大径ギヤ121aは、ステッピングモータ1
22のウォーム123に噛合する大径ウォームギヤ124aと小
径ギヤ部124bから成る中間ギヤ124の該小径ギヤ部124b
に噛合していて、上記ステッピングモータ122の駆動力
により回転自在になっている。また、第23図に示すよう
に、上記ステッピングモータ122も前記CPU174のコント
ロール信号によりモータドライバ175を介してコントロ
ールされるようになっている。
上記ヘッド駆動ギヤ120の後板3b側の側面所定位置に
は、前記排紙押し出し爪60を回動させる作動板125の一
端に突出したピン126を挿入,係合してある。この作動
板125は、長尺のL字形の板状に形成してあると共に、
両側及び上部において長手方向に長く形成された長孔12
5a,125b,125cを後板3bに突設した各ピン127,128,129を
挿通させることにより長手方向に往復移動自在に支持し
てある。また、この作動板125の上部折曲部125dには、
前記排紙押し出し爪60の回動板63をピン枢支している。
これにより、上記作動板125が、第3図中2点鎖線で示
すように、ヘッド駆動ギヤ120側へ復動することによ
り、上記排紙押し出し爪60の一対のペーパー押出部60a,
60aが前記排紙トレイ受け6の一対の開口部6d,6dに没入
し、第3図中実線で示すように往動することにより一対
の開口部6d,6dから上記排紙トレイ受け6の高い底部6a
の上方に突出するようになっている。
は、前記排紙押し出し爪60を回動させる作動板125の一
端に突出したピン126を挿入,係合してある。この作動
板125は、長尺のL字形の板状に形成してあると共に、
両側及び上部において長手方向に長く形成された長孔12
5a,125b,125cを後板3bに突設した各ピン127,128,129を
挿通させることにより長手方向に往復移動自在に支持し
てある。また、この作動板125の上部折曲部125dには、
前記排紙押し出し爪60の回動板63をピン枢支している。
これにより、上記作動板125が、第3図中2点鎖線で示
すように、ヘッド駆動ギヤ120側へ復動することによ
り、上記排紙押し出し爪60の一対のペーパー押出部60a,
60aが前記排紙トレイ受け6の一対の開口部6d,6dに没入
し、第3図中実線で示すように往動することにより一対
の開口部6d,6dから上記排紙トレイ受け6の高い底部6a
の上方に突出するようになっている。
また、上記後板3bの給紙ローラ用駆動ギヤ100側のピ
ン127には、前記ロック機構30の後板3bより外側に出没
するロック板32のフック部32bに係脱するイジェクトス
トッパ(禁止手段)130の基部を枢支してある。このイ
ジェクトストッパ130はアーム板状に形成してあり、そ
の中央の長手方向に形成された長孔130aに作動板125に
突設したピン131を挿入,係合してある。これにより、
該作動板125が往復移動すると、第3図の実線及び2点
鎖線で示すように、上記イジェクトストッパ130が揺動
するようになっており、該作動板125の往動時に上記ロ
ック板32のフック部32dを突出状態に保持することによ
り、給紙時,印字時等にプリンタ本体2に装着されてロ
ック機構30でロックされた給紙トレイ20の不意な装着ロ
ックの解除を防ぐようになっている。
ン127には、前記ロック機構30の後板3bより外側に出没
するロック板32のフック部32bに係脱するイジェクトス
トッパ(禁止手段)130の基部を枢支してある。このイ
ジェクトストッパ130はアーム板状に形成してあり、そ
の中央の長手方向に形成された長孔130aに作動板125に
突設したピン131を挿入,係合してある。これにより、
該作動板125が往復移動すると、第3図の実線及び2点
鎖線で示すように、上記イジェクトストッパ130が揺動
するようになっており、該作動板125の往動時に上記ロ
ック板32のフック部32dを突出状態に保持することによ
り、給紙時,印字時等にプリンタ本体2に装着されてロ
ック機構30でロックされた給紙トレイ20の不意な装着ロ
ックの解除を防ぐようになっている。
また、前記ヘッドアイドラギヤ121の大径ギヤ121aの
外側面には突起部121cとV字状態のカム面121d及び凹部
121eをそれぞれ形成してある。上記突起部121c及びカム
面121dには、供給用従動リール台用及び巻取用駆動リー
ル台用のブレーキアーム132,133の基端部132a,133aを当
接してある。これら各ブレーキアーム132,133はく字形
に形成してあり、各支軸134,135を介して回動自在に支
持してある。また、各ブレーキアーム132,133の基部と
ヘッドアイドラギヤ121を回動自在に支持している支軸1
36との間には各引張コイルバネ137,138を介在してあ
り、その先端部132b,133bは前記各リール台93,94のリミ
ッタギヤ98,99に噛合,離反自在になっている。
外側面には突起部121cとV字状態のカム面121d及び凹部
121eをそれぞれ形成してある。上記突起部121c及びカム
面121dには、供給用従動リール台用及び巻取用駆動リー
ル台用のブレーキアーム132,133の基端部132a,133aを当
接してある。これら各ブレーキアーム132,133はく字形
に形成してあり、各支軸134,135を介して回動自在に支
持してある。また、各ブレーキアーム132,133の基部と
ヘッドアイドラギヤ121を回動自在に支持している支軸1
36との間には各引張コイルバネ137,138を介在してあ
り、その先端部132b,133bは前記各リール台93,94のリミ
ッタギヤ98,99に噛合,離反自在になっている。
G9.駆動力切換機構の構成 駆動力切換機構140は、ヘッドアイドラギヤ121と噛合
する小径ギヤ部141と一側面に凹凸のカム面142aを有し
た大径カム部142から成るカムギヤ143と、前記内シャー
シ3の後板3bに固定されたコ字形の取付板144に棒状の
支持部145aを回動自在に支持され、一端部145b側を上記
カムギヤ143のカム面142aに当接し、他端側の板バネ部1
46を前記第1のシフトギヤ107の一側面に当接させ、該
カム面142aの凹凸により該板バネ部146で該シフトギヤ1
07を外側,中立,内側の3ポジションに移動させるシフ
トレバー145とで構成されている。
する小径ギヤ部141と一側面に凹凸のカム面142aを有し
た大径カム部142から成るカムギヤ143と、前記内シャー
シ3の後板3bに固定されたコ字形の取付板144に棒状の
支持部145aを回動自在に支持され、一端部145b側を上記
カムギヤ143のカム面142aに当接し、他端側の板バネ部1
46を前記第1のシフトギヤ107の一側面に当接させ、該
カム面142aの凹凸により該板バネ部146で該シフトギヤ1
07を外側,中立,内側の3ポジションに移動させるシフ
トレバー145とで構成されている。
上記カムギヤ143の小径ギヤ部141の一側面には一対の
ピン部141a,141aを突設してある。この一対のピン部141
a,141aには前記取付板95に固定されたコ字型の取付板14
7にバネ148を介して回動自在に支持されたL字型のロッ
クアーム149の基部149aを当接,離反自在にしてある。
の基部149aが上記一対のピン141a,141aに当接すると、
上記バネ148の付勢力に抗してその先端の前記供給用従
動リール台93に噛合していた爪部149b側が該リール台93
のリミッタギヤ98のロック係止部98aから離反し、該リ
ール台93が回転するようになっている。
ピン部141a,141aを突設してある。この一対のピン部141
a,141aには前記取付板95に固定されたコ字型の取付板14
7にバネ148を介して回動自在に支持されたL字型のロッ
クアーム149の基部149aを当接,離反自在にしてある。
の基部149aが上記一対のピン141a,141aに当接すると、
上記バネ148の付勢力に抗してその先端の前記供給用従
動リール台93に噛合していた爪部149b側が該リール台93
のリミッタギヤ98のロック係止部98aから離反し、該リ
ール台93が回転するようになっている。
また、前記カムギヤ143の大径カム部142の後板3b側の
面は白色になっており、その面の外周部には0から4の
計5ケ所の図示しない黒色のマーキングが所定距離で等
間隔毎に施してある。また、上記大径カム部142に対向
する後板3bには、光反射型のポジションセンサ176を配
置してある。そして、上記カムギヤ143が回転し、該ポ
ジションセンサ176により上記各黒色のマーキング部分
で反射しなくなったときに、第25図から第29図及び第30
図に示す各ポジションにサーマルヘッド70が来ている
(以下、第25図に示す初期時のサーマルヘッド70の位置
をヘッドポジション0と、第26図に示すインクリボン頭
出し時のサーマルヘッド70の位置をヘッドポジション1
と、第27図に示す給紙時のサーマルヘッド70の位置をヘ
ッドポジション2と、第28図に示すローディング時及び
第30図に示す排出紙時のサーマルヘッド70の位置をヘッ
ドポジション3と、第29図に示す印字時のサーマルヘッ
ド70の位置をヘッドポジション4とする)と判断するよ
うになっている。
面は白色になっており、その面の外周部には0から4の
計5ケ所の図示しない黒色のマーキングが所定距離で等
間隔毎に施してある。また、上記大径カム部142に対向
する後板3bには、光反射型のポジションセンサ176を配
置してある。そして、上記カムギヤ143が回転し、該ポ
ジションセンサ176により上記各黒色のマーキング部分
で反射しなくなったときに、第25図から第29図及び第30
図に示す各ポジションにサーマルヘッド70が来ている
(以下、第25図に示す初期時のサーマルヘッド70の位置
をヘッドポジション0と、第26図に示すインクリボン頭
出し時のサーマルヘッド70の位置をヘッドポジション1
と、第27図に示す給紙時のサーマルヘッド70の位置をヘ
ッドポジション2と、第28図に示すローディング時及び
第30図に示す排出紙時のサーマルヘッド70の位置をヘッ
ドポジション3と、第29図に示す印字時のサーマルヘッ
ド70の位置をヘッドポジション4とする)と判断するよ
うになっている。
第2の駆動力切換機構150は、ヘッドアイドラギヤ121
の凹部121eに挿入,離反する鈎形の先端部151aを有し、
中央部に孔部151bを形成し、かつ、基部にピン部151cを
突設させた略く字形の操作レバー151と、この操作レバ
ー151のピン部151cに基部を枢支させ、中央部の上下に
突出したピン部152bの一方を上記操作レバー151の孔部1
51bに枢支させ、他方のピン部151bを前記取付板95に枢
支させ、先端に長孔152aを有した中間操作レバー152
と、上記取付板95のブラケット部95aに棒状の支持部153
cを回動自在に枢支させて、その一端部153aを上記中間
操作レバー152の長孔152aに挿入,係合させ、他端側の
板バネ部153bを前記第2のシフトギヤ111の一側面に当
接させて、上記操作レバー151の回動により該板バネ部1
53bで該シフトギヤ111を外側,内側の2ポジションに移
動させるシフトレバー153とで構成されている。
の凹部121eに挿入,離反する鈎形の先端部151aを有し、
中央部に孔部151bを形成し、かつ、基部にピン部151cを
突設させた略く字形の操作レバー151と、この操作レバ
ー151のピン部151cに基部を枢支させ、中央部の上下に
突出したピン部152bの一方を上記操作レバー151の孔部1
51bに枢支させ、他方のピン部151bを前記取付板95に枢
支させ、先端に長孔152aを有した中間操作レバー152
と、上記取付板95のブラケット部95aに棒状の支持部153
cを回動自在に枢支させて、その一端部153aを上記中間
操作レバー152の長孔152aに挿入,係合させ、他端側の
板バネ部153bを前記第2のシフトギヤ111の一側面に当
接させて、上記操作レバー151の回動により該板バネ部1
53bで該シフトギヤ111を外側,内側の2ポジションに移
動させるシフトレバー153とで構成されている。
G10.実施例の作用 以上実施例のプリンタ1によるプリント終了までの動
作を、第24図に示すフローチャートの流れに沿って説明
する。電源をオンし何もしないプリント前の待機初期時
(この時、給紙トレイ20の出し入れ,リボンカートリッ
ジ85の出し入れは自在であるが、印字用紙8及びリボン
カートリッジ85は入っている)に、ヘッド移動機構71に
より上下方向に移動するサーマルヘッド70は、第25図に
示すように、ヘッドポジション0(サーマルヘッド70が
下方に降りた状態)の位置にあり、プラテン14はフリー
の状態にある。また、給紙機構10の給紙ローラ38は下方
に倒れており、排紙押し出し爪60は、排紙トレイ受け6
の高い底部6aの上方に突設している。この際に、表1に
示すように、第1のシフトギヤ107は中立状態のポジシ
ョンにある。また、第2のシフトギヤ111はステッピン
グモータ112のウォーム113から離反したポジションに位
置している。
作を、第24図に示すフローチャートの流れに沿って説明
する。電源をオンし何もしないプリント前の待機初期時
(この時、給紙トレイ20の出し入れ,リボンカートリッ
ジ85の出し入れは自在であるが、印字用紙8及びリボン
カートリッジ85は入っている)に、ヘッド移動機構71に
より上下方向に移動するサーマルヘッド70は、第25図に
示すように、ヘッドポジション0(サーマルヘッド70が
下方に降りた状態)の位置にあり、プラテン14はフリー
の状態にある。また、給紙機構10の給紙ローラ38は下方
に倒れており、排紙押し出し爪60は、排紙トレイ受け6
の高い底部6aの上方に突設している。この際に、表1に
示すように、第1のシフトギヤ107は中立状態のポジシ
ョンにある。また、第2のシフトギヤ111はステッピン
グモータ112のウォーム113から離反したポジションに位
置している。
そして、図示しないプリント釦を押すと、ステッピン
グモータ122が駆動し、ヘッド駆動ギヤ120等が回転す
る。このヘッド駆動ギヤ120等の回転により、サーマル
ヘッド70がヘッド移動機構71により第26図のヘッドポジ
ション1の位置に移動すると共に、上記第1のシフトギ
ヤ107が、駆動力切換機構140により外側(表1のリボン
の駆動側)の位置に移動して中間ギヤ115を介して巻取
用駆動リール台94のリミッタギヤ99に噛合して、該巻取
用駆動リール台94の駆動により、インクリボン86を巻取
りその頭出しが行われると共に、第2のシフトギヤ111
が第2の駆動力切換機構150によりステッピングモータ1
12のウォーム113に噛合してプラテン14および排紙ロー
ラ12が回転する(尚、第2のシフトギヤ111は排紙時ま
でこのポジションにある)。このインクリボン86の頭出
しは、該インクリボン86のY(イエロー)マークをリボ
ンセンサ89で検出するまで巻取り、このマーク検出後巻
取りを停止することにより行われる。この際、供給用従
動リール台93のブレーキアーム132,ロックアーム149及
び巻取用駆動リール台94のブレーキアーム133はオフ状
態になり、インクリボン86の頭出しがスムーズに行われ
る。また、ヘッド駆動ギヤ120により作動板125が往動し
てロック機構30のフック部32bにイジェクトストッパ130
が係止して給紙トレイ20の装着ロック状態のロック解除
ができなくなる。さらに、作動板125の往動により排紙
押し出し爪60の一対のペーパー押出部60a,60aは、前記
排紙トレイ受け6の高い底部6aの上方から後部6cの一対
の開口部6d,6d内に排紙時まで没入する。
グモータ122が駆動し、ヘッド駆動ギヤ120等が回転す
る。このヘッド駆動ギヤ120等の回転により、サーマル
ヘッド70がヘッド移動機構71により第26図のヘッドポジ
ション1の位置に移動すると共に、上記第1のシフトギ
ヤ107が、駆動力切換機構140により外側(表1のリボン
の駆動側)の位置に移動して中間ギヤ115を介して巻取
用駆動リール台94のリミッタギヤ99に噛合して、該巻取
用駆動リール台94の駆動により、インクリボン86を巻取
りその頭出しが行われると共に、第2のシフトギヤ111
が第2の駆動力切換機構150によりステッピングモータ1
12のウォーム113に噛合してプラテン14および排紙ロー
ラ12が回転する(尚、第2のシフトギヤ111は排紙時ま
でこのポジションにある)。このインクリボン86の頭出
しは、該インクリボン86のY(イエロー)マークをリボ
ンセンサ89で検出するまで巻取り、このマーク検出後巻
取りを停止することにより行われる。この際、供給用従
動リール台93のブレーキアーム132,ロックアーム149及
び巻取用駆動リール台94のブレーキアーム133はオフ状
態になり、インクリボン86の頭出しがスムーズに行われ
る。また、ヘッド駆動ギヤ120により作動板125が往動し
てロック機構30のフック部32bにイジェクトストッパ130
が係止して給紙トレイ20の装着ロック状態のロック解除
ができなくなる。さらに、作動板125の往動により排紙
押し出し爪60の一対のペーパー押出部60a,60aは、前記
排紙トレイ受け6の高い底部6aの上方から後部6cの一対
の開口部6d,6d内に排紙時まで没入する。
次に、上記インクリボン86のYマークを検出すると、
ステッピングモータ122の駆動によりサーマルヘッド71
がヘッドポジション2に移動すると共に、駆動力切換機
構140等を介して前記第1のシフトギヤ107が、内側(表
1の給紙側)のポジションに移動し、中間ギヤ103,104
を介して給紙機構10の給紙ローラ用駆動ギヤ100に噛合
する。この給紙ローラ用駆動ギヤ100の回転により、第2
7図に示すように、給紙ローラ38が上方に移動(表2の
ヘッドポジション2)して給紙トレイ20の開口部24から
露出した最下位の印字用紙8の裏面に圧接する。そし
て、上記給紙ローラ38の回転により印字用紙8はプラテ
ン14まで給紙される。この印字用紙8が給紙センサ69B
まで送られると、給紙ローラ38は逆転により給紙トレイ
20より離れ停止する。この給紙の際には、前記ブレーキ
アーム132,133及びロックアーム149はオン状態にある。
ステッピングモータ122の駆動によりサーマルヘッド71
がヘッドポジション2に移動すると共に、駆動力切換機
構140等を介して前記第1のシフトギヤ107が、内側(表
1の給紙側)のポジションに移動し、中間ギヤ103,104
を介して給紙機構10の給紙ローラ用駆動ギヤ100に噛合
する。この給紙ローラ用駆動ギヤ100の回転により、第2
7図に示すように、給紙ローラ38が上方に移動(表2の
ヘッドポジション2)して給紙トレイ20の開口部24から
露出した最下位の印字用紙8の裏面に圧接する。そし
て、上記給紙ローラ38の回転により印字用紙8はプラテ
ン14まで給紙される。この印字用紙8が給紙センサ69B
まで送られると、給紙ローラ38は逆転により給紙トレイ
20より離れ停止する。この給紙の際には、前記ブレーキ
アーム132,133及びロックアーム149はオン状態にある。
上記給紙センサ69Bの下方のプラテン14まで印字用紙
8が送られると、サーマルヘッド70は第28図に示すヘッ
ドポジション3の状態に移動する。そして、印字用紙8
がセットセンサ69Aの位置に来るまでプラテン14を回
し、該セットセンサ69Aにより印字用紙8の頭が検出さ
れると、上記プラテン14は停止する。この際に、印字用
紙8は、その両端がオーバーラップした状態でプラテン
14の周面に巻き回される。尚、この印字用紙8のローデ
ィングの際には、第1のシフトギヤ107は、表1に示す
ように、中立のポジションに位置する。また、この印字
用紙8とインクリボン86は同時に低速で送られる。
8が送られると、サーマルヘッド70は第28図に示すヘッ
ドポジション3の状態に移動する。そして、印字用紙8
がセットセンサ69Aの位置に来るまでプラテン14を回
し、該セットセンサ69Aにより印字用紙8の頭が検出さ
れると、上記プラテン14は停止する。この際に、印字用
紙8は、その両端がオーバーラップした状態でプラテン
14の周面に巻き回される。尚、この印字用紙8のローデ
ィングの際には、第1のシフトギヤ107は、表1に示す
ように、中立のポジションに位置する。また、この印字
用紙8とインクリボン86は同時に低速で送られる。
次に、ステッピングモータ122の駆動でヘッド駆動ギ
ヤ120が回転すると、第29図に示すように、サーマルヘ
ッド70がヘッド移動機構71により移動してプラテン14に
インクリボン86を圧接する。この際に、前記第1のシフ
トギヤ107はインクリボン86の頭出し時と同様に外側
(表1のリボン側)のポジションに位置し、巻取用駆動
リール台94を回転させる。このとき、前記ブレーキアー
ム133とロックアーム149はオフとなるが、前記ブレーキ
アーム132はオンのままであり、印字時に供給用従動リ
ール台93に適度のブレーキがかかって空回りが防止さ
れ、インクリボン86に適度のバックテンションが付与さ
れる。そして、上記印字用紙8とインクリボン86が低速
で送られている時に、セットセンサ69Aで印字用紙8の
裏面に設けてある図示しないプリント開始マークを検出
すると、プリント開始信号をオンしてプリントを開始す
る。Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)3色を
プリントすると、プリント信号をオフし、印字用紙8と
インクリボン86の低速送りを停止する。
ヤ120が回転すると、第29図に示すように、サーマルヘ
ッド70がヘッド移動機構71により移動してプラテン14に
インクリボン86を圧接する。この際に、前記第1のシフ
トギヤ107はインクリボン86の頭出し時と同様に外側
(表1のリボン側)のポジションに位置し、巻取用駆動
リール台94を回転させる。このとき、前記ブレーキアー
ム133とロックアーム149はオフとなるが、前記ブレーキ
アーム132はオンのままであり、印字時に供給用従動リ
ール台93に適度のブレーキがかかって空回りが防止さ
れ、インクリボン86に適度のバックテンションが付与さ
れる。そして、上記印字用紙8とインクリボン86が低速
で送られている時に、セットセンサ69Aで印字用紙8の
裏面に設けてある図示しないプリント開始マークを検出
すると、プリント開始信号をオンしてプリントを開始す
る。Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)3色を
プリントすると、プリント信号をオフし、印字用紙8と
インクリボン86の低速送りを停止する。
上記印字用紙8に3色のプリントが終了すると、第30
図に示すように、サーマルヘッド70をヘッドポジション
3に下げ、プラテン14が表2に示すように給紙時の方向
と逆方向に回転し、排紙ローラ13により排紙トレイ受け
6上に搬送,排出され、後部6c及びガイド片部6eにより
案内規制されて排紙トレイ受け6の高い底部3a上にセッ
トされる。この排紙時に、前記第1のシフトギヤ107は
中立のポジションにあり、ステッピングモータ112の逆
転駆動によりプラテン14と排紙ローラ13のみが回転す
る。その後、作動板125が復動することにより、該作動
板125と連動する排紙押し出し爪60の一対のペーパー押
出部60a,60aがもとの位置に戻って、一対の開口部6d,6d
から突出することにより、上記高い底部6aにセットされ
ていたプリントされた印字用紙8は排紙トレイ64上に押
しだされて、排紙動作は完了する。
図に示すように、サーマルヘッド70をヘッドポジション
3に下げ、プラテン14が表2に示すように給紙時の方向
と逆方向に回転し、排紙ローラ13により排紙トレイ受け
6上に搬送,排出され、後部6c及びガイド片部6eにより
案内規制されて排紙トレイ受け6の高い底部3a上にセッ
トされる。この排紙時に、前記第1のシフトギヤ107は
中立のポジションにあり、ステッピングモータ112の逆
転駆動によりプラテン14と排紙ローラ13のみが回転す
る。その後、作動板125が復動することにより、該作動
板125と連動する排紙押し出し爪60の一対のペーパー押
出部60a,60aがもとの位置に戻って、一対の開口部6d,6d
から突出することにより、上記高い底部6aにセットされ
ていたプリントされた印字用紙8は排紙トレイ64上に押
しだされて、排紙動作は完了する。
このように、プリント終了より排紙動作開始の間にヘ
ッドポジションをヘッドポジション4からヘッドポジシ
ョン3に1つだけ下げたが、この状態で排紙動作に入る
と、サーマルヘッド70とプラテン14の距離が離れていな
いため、第31図に示すように、静電気によるインクリボ
ン86と印字用紙8の吸着等によりインクリボン86が印字
用紙8にはりついた状態となる場合がある。このインク
リボン86が印字用紙8にはりついた状態で印字用紙8が
プラテン14の回転により送られようとすると、上記イン
クリボン86がプラテン14と中ペーパーガイド板52間に巻
込まれる事態となる。このような巻き込みを防止するた
めに、プリント終了後、サーマルヘッド70のヘッドポジ
ションを第32図に示すようにヘッドポジション1まで下
げ、巻取用駆動リール台94を駆動させ、一定の時間,一
定の長さ(例えば200ミリセカンド,4〜5mm)インクリボ
ン86のみの巻き取りを行い、第33図に示すように、イン
クリボン86と印字用紙8を確実に離した状態にした後、
第34図に示すように、再度サーマルヘッド70をヘッドポ
ジション3に戻し、排紙動作に入るようにすることでイ
ンクリボン86の巻き込みを確実に防止することができる
ようになっている。このように、排紙時の印字用紙8と
インクリボン86のはりつき状態を取り除き、インクリボ
ン86の巻き込みを防止することができるので、排紙及び
次のプリントを中断することなくスムーズに行うことが
でき、プリント上のトラブルを減らしてプリンタ1の信
頼性を一層向上させることができる。尚、このプリンタ
1に自動給排紙機構を設ければ、自動の連続プリント,
連続排紙が可能となる。
ッドポジションをヘッドポジション4からヘッドポジシ
ョン3に1つだけ下げたが、この状態で排紙動作に入る
と、サーマルヘッド70とプラテン14の距離が離れていな
いため、第31図に示すように、静電気によるインクリボ
ン86と印字用紙8の吸着等によりインクリボン86が印字
用紙8にはりついた状態となる場合がある。このインク
リボン86が印字用紙8にはりついた状態で印字用紙8が
プラテン14の回転により送られようとすると、上記イン
クリボン86がプラテン14と中ペーパーガイド板52間に巻
込まれる事態となる。このような巻き込みを防止するた
めに、プリント終了後、サーマルヘッド70のヘッドポジ
ションを第32図に示すようにヘッドポジション1まで下
げ、巻取用駆動リール台94を駆動させ、一定の時間,一
定の長さ(例えば200ミリセカンド,4〜5mm)インクリボ
ン86のみの巻き取りを行い、第33図に示すように、イン
クリボン86と印字用紙8を確実に離した状態にした後、
第34図に示すように、再度サーマルヘッド70をヘッドポ
ジション3に戻し、排紙動作に入るようにすることでイ
ンクリボン86の巻き込みを確実に防止することができる
ようになっている。このように、排紙時の印字用紙8と
インクリボン86のはりつき状態を取り除き、インクリボ
ン86の巻き込みを防止することができるので、排紙及び
次のプリントを中断することなくスムーズに行うことが
でき、プリント上のトラブルを減らしてプリンタ1の信
頼性を一層向上させることができる。尚、このプリンタ
1に自動給排紙機構を設ければ、自動の連続プリント,
連続排紙が可能となる。
H.発明の効果 以上のようにこの発明によれば、プリントされた印字
用紙の排紙を行う前に、インクリボン移動機構によりイ
ンクリボンを所定量移動させて上記印字用紙から該イン
クリボンを離間させるようにしたので、上記印字用紙の
排紙時にプラテンに対するインクリボンの巻き込みを確
実に防止することができ、上記排紙及び次のプリントを
スムーズに連続的に行うことができる。
用紙の排紙を行う前に、インクリボン移動機構によりイ
ンクリボンを所定量移動させて上記印字用紙から該イン
クリボンを離間させるようにしたので、上記印字用紙の
排紙時にプラテンに対するインクリボンの巻き込みを確
実に防止することができ、上記排紙及び次のプリントを
スムーズに連続的に行うことができる。
第1図は、この発明の一実施例を示すプリンタのプリン
タ本体の要部の斜視図、第2図は同要部の斜視図、第3
図は同背面図、第4図は同概略側面図、第5図は給紙ト
レイ受けの平面図、第6図は第5図中VI−VI線に沿う断
面図、第7図は給紙トレイの斜視図、第8図は給紙トレ
イのロック部分の要部斜視図、第9図は給紙機構の斜視
図、第10図は給紙機構の断面図、第11図はヘッド移動機
構の部分斜視図、第12図はヘッド移動機構の要部の概略
斜視図、第13図はヘッド移動機構の側面図、第14図はヘ
ッド移動機構の背面図、第15図はリボンカートリッジ駆
動系の平面図、第16図は駆動系全体の分解斜視図、第17
図はプリンタ全体の斜視図、第18図は給紙トレイの装着
途中の状態を示す断面図、第19図は給紙トレイの装着状
態を示す断面図、第20図(a),(b),(c),
(d),(e)は給紙トレイのロック,ロック解除を順
を追って示す説明図、第21図は給紙前の状態を示す説明
図、第22図は給紙時の状態を示す説明図、第23図は各モ
ータの駆動関係を示す概略構成のブロック図、第24図は
プリントの動作を示すフローチャート、第25図は初期時
を示す概略説明図、第26図はインクリボンの頭出し時を
示す概略説明図、第27図は給紙時を示す概略説明図、第
28図はローディング時を示す概略説明図、第29図は印字
時を示す概略説明図、第30図は排紙時を示す概略説明
図、第31図は印字ヘッドをヘッドポジション3に下げた
時のインクリボンと印字用紙がはりついた状態を示す説
明図、第32図は印字ヘッドをヘッドポジション1まで下
げた状態を示す説明図、第33図はヘッドポジション1の
状態でインクリボンのみを巻取り、そのはりつき状態を
取り除いた状態を示す説明図、第34図は印字ヘッドをヘ
ッドポジション3に戻し、排紙モードに移行する状態を
示す説明図である。 1……プリンタ、8……印字用紙、12……排紙ローラ
(排紙手段)、14……プラテン、70……印字ヘッド、71
……ヘッド移動機構、86……インクリボン、94……巻取
用駆動リール台(インクリボン移動機構)。
タ本体の要部の斜視図、第2図は同要部の斜視図、第3
図は同背面図、第4図は同概略側面図、第5図は給紙ト
レイ受けの平面図、第6図は第5図中VI−VI線に沿う断
面図、第7図は給紙トレイの斜視図、第8図は給紙トレ
イのロック部分の要部斜視図、第9図は給紙機構の斜視
図、第10図は給紙機構の断面図、第11図はヘッド移動機
構の部分斜視図、第12図はヘッド移動機構の要部の概略
斜視図、第13図はヘッド移動機構の側面図、第14図はヘ
ッド移動機構の背面図、第15図はリボンカートリッジ駆
動系の平面図、第16図は駆動系全体の分解斜視図、第17
図はプリンタ全体の斜視図、第18図は給紙トレイの装着
途中の状態を示す断面図、第19図は給紙トレイの装着状
態を示す断面図、第20図(a),(b),(c),
(d),(e)は給紙トレイのロック,ロック解除を順
を追って示す説明図、第21図は給紙前の状態を示す説明
図、第22図は給紙時の状態を示す説明図、第23図は各モ
ータの駆動関係を示す概略構成のブロック図、第24図は
プリントの動作を示すフローチャート、第25図は初期時
を示す概略説明図、第26図はインクリボンの頭出し時を
示す概略説明図、第27図は給紙時を示す概略説明図、第
28図はローディング時を示す概略説明図、第29図は印字
時を示す概略説明図、第30図は排紙時を示す概略説明
図、第31図は印字ヘッドをヘッドポジション3に下げた
時のインクリボンと印字用紙がはりついた状態を示す説
明図、第32図は印字ヘッドをヘッドポジション1まで下
げた状態を示す説明図、第33図はヘッドポジション1の
状態でインクリボンのみを巻取り、そのはりつき状態を
取り除いた状態を示す説明図、第34図は印字ヘッドをヘ
ッドポジション3に戻し、排紙モードに移行する状態を
示す説明図である。 1……プリンタ、8……印字用紙、12……排紙ローラ
(排紙手段)、14……プラテン、70……印字ヘッド、71
……ヘッド移動機構、86……インクリボン、94……巻取
用駆動リール台(インクリボン移動機構)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 17/02 - 17/14 B41J 23/02
Claims (1)
- 【請求項1】プラテンとインクリボンの間の給紙された
印字用紙に印字ヘッドからの情報を上記インクリボンを
介して上記印字用紙にプリントするプリンタにおいて、 上記プリント動作終了後上記印字ヘッドを上記プラテン
より離間させるヘッド移動機構と、上記プラテンより上
記印字用紙を排紙させる排紙手段とを有すると共に、上
記排紙を行う前に上記インクリボンを所定量移動させて
上記インクリボンと上記印字用紙とを離間させるインク
リボン移動機構を有し、 上記インクリボン移動機構は、 上記ヘッド移動機構を介して上記印字ヘッドを上記プラ
テンに接触する位置又はプラテンから離間する位置に移
動させる第1のステッピングモータと、 上記第1のステッピングモーダにより駆動される第1の
駆動力切換機構と、 上記第1の駆動力切換機構により、中立位置から第1又
は第2の位置に移動するようになっているとともに、中
間ギャを介してプラテン用駆動ギャに噛合していて、上
記中立位置から第1の位置に移動したときに給紙ローラ
用駆動ギャに噛合し、上記中立位置から第2の位置に移
動したときに、上記中間ギャを介して巻取用駆動リール
台のリミットギャに噛合する第1のシフトギャと、 上記第1のシフトギャに噛合しているとともに、プラテ
ン用駆動ギャに噛合している中間ギャと、上記中間ギャ
にギャ部が噛合していて、中立位置から第1の位置に移
動することにより、上記ギャ部が排紙ローラ用駆動ギャ
に噛合するとともに、上記ギャ部に連設したウォームが
第2のステッピングモータのウォームに噛合する第2の
シフトギャと、 上記第2のシフトギャを中立位置と第1の位置に移動さ
せる第2の駆動力切換機構と、 を有していることを特徴とするプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1928089A JP2822196B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1928089A JP2822196B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02198883A JPH02198883A (ja) | 1990-08-07 |
JP2822196B2 true JP2822196B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=11995031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1928089A Expired - Lifetime JP2822196B2 (ja) | 1989-01-27 | 1989-01-27 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2822196B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6729621B2 (ja) | 2018-03-26 | 2020-07-22 | カシオ計算機株式会社 | トレイロック機構及び固定装置 |
-
1989
- 1989-01-27 JP JP1928089A patent/JP2822196B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02198883A (ja) | 1990-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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