JP3089450B2 - リンク移動式シート構造 - Google Patents

リンク移動式シート構造

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JP3089450B2
JP3089450B2 JP06245285A JP24528594A JP3089450B2 JP 3089450 B2 JP3089450 B2 JP 3089450B2 JP 06245285 A JP06245285 A JP 06245285A JP 24528594 A JP24528594 A JP 24528594A JP 3089450 B2 JP3089450 B2 JP 3089450B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リンク移動式シート構
造に関する。詳しくは、居住性を向上させるように改良
したリンク移動式シート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両におけるシート構造の一
例を図18、図19に示す。このリンク移動式シート構
造は、一般に、自動車の第3列目のシート、いわゆるサ
ードシートに適用されるものである(実開平4−435
31号)。即ち、車床に対して、シートクッション01
が前後左右の四つのリンク014を介して前倒れ自在に
支持され、このシートクッション01には、リクライニ
ングアジャスタを介してシートバック03が前後に揺動
自在に装着されている。
【0003】リクライニングアジャスタは、シートクッ
ション01にロアアーム04′を固定すると共にシート
バック03にアッパーアーム04を固定し、このアッパ
ーアーム04をロアアーム04′に回動するように構成
する一方、ロアアーム04′にギア02を固定し、アッ
パーアーム04にはこのギア02に係合してシートバッ
ク03の傾動角度を所定角度に調節するロック機構05
を装着したものである。
【0004】ロック機構05は、ギア02に係合するロ
ック片06と、ロック片06の移動を案内するV字状案
内片07とからなる。V字状案内片07は、その中央部
07aがアッパーアーム04に回動可能に軸支され、そ
の一端部07bには図中反時計回りに付勢するバネ08
が係合し、更に、その他端部7cには図中時計回りに牽
引する第1ケーブル09が接続している。この第1ケー
ブル09は、シートバック03の頂部03aに設けられ
た操作レバー010に接続している。ロック片06は、
その基端部06bがアッパーアーム04に回動可能に軸
支され、その一端側に設けられた突部06aがV字状案
内片07の一端部07bに設けられた円弧状長孔に嵌ま
り込んでいる。
【0005】従って、バネ08の弾性的引張力により、
V字状案内片07がその中央部07aを中心として図中
反時計回りに付勢される状態では、このV字状案内片0
7の円弧状長孔に突部06aを介して係合しているロッ
ク片06が、その基端部06bを中心として図中時計回
りに付勢され、その一端部がギア02に噛み合い、シー
トバック03の傾動角度が所定角度に保持されるロック
状態となる。
【0006】また、操作レバー010を操作することに
より、第1ケーブル09を引き上げて、バネ08の弾性
的引張力に抗して、V字状案内片07をその中央部07
aを中心として図中時計回りに回動させると、このV字
状案内片07の円弧状長孔に突部06aを介して係合し
ているロック片06が、その基端部06bを中心として
図中反時計回りに回動して、その一端部がギア02から
離脱し、ロック状態が解除されて、シートバック03の
傾動角度を任意に調整することができる。
【0007】更に、ロック解除阻止プレート011が、
その基端011aを回動可能にアッパーアーム04に軸
着され、先端部011bには図中反時計回りに付勢する
バネ013が設けられると共に第2ケーブル012が接
続している。従って、ロック解除阻止プレート011
が、バネ013の弾性的引張力により、図中反時計回り
に付勢される状態では、その先端部011bがV字状案
内片07に当接しないため、V字状案内片07は自由に
回動することができる。一方、第2ケーブル012は、
車床上に設けられたケーブルガイド015を介して、リ
ンク014に接続している。
【0008】そのため、リンク014が前倒れすると、
第2ケーブル012が引っ張られ、ロック解除阻止プレ
ート011が、バネ013の弾性的引張力に抗して、図
中時計回りに回動され、その先端部011bがV字状案
内片07に当接して、V字状案内片07の回動を阻止す
ることになる。つまり、リンク014が前倒れの状態で
は、ロック解除阻止プレート011がV字状案内片07
の回動を阻止するため、操作レバー010により第1ケ
ーブル9を引き上げることができず、従って、ロック状
態が維持されることになる。尚、リンク014には、起
立状態となった際、後方へ倒れることを防止するための
ストッパ(図示省略)が設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したリンク移動式
シート構造では、リンク014を前倒れさせてシートク
ッション01を車床に降下させ、且つ、シートバック0
3を前方に折り畳むことにより、シートバック03の背
裏を荷物室として利用することが可能となる。
【0010】また、シートバック03の背裏を荷物室と
して使用中は、第2ケーブル012によりロック解除阻
止プレート011がV字状案内片07の回動を阻止する
ため、シートバック03の起立操作ができず、車床に降
下したシートクッション01に乗員が着座するという誤
った使用方法を防止することができる。しかしながら、
従来のリンク移動式シート構造では、シート着座時に乗
員の体格に合わせてシートクッション01を前後方向へ
調節することができなかった。
【0011】そのため、従来のリンク移動式シート構造
では、荷物室のスペース確保は可能であるものの、居住
性向上には何ら寄与しないものであった。本発明は、上
記従来技術に鑑みてなされてものであり、荷物室のスペ
ース確保のみならず、着座時の居住性向上を可能とする
リンク移動式シート構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成する本
発明の構成は、車床に対しリンク機構を介してシートク
ッションが前倒れ自在に支持されるリンク移動式シート
構造において、前記リンク機構を任意の角度で固定する
ロック機構と、該ロック機構を解除して前記リンク機構
の前倒しを操作する操作レバーとを設け、該操作レバー
は、前記シートクッションの後部及び前部に配置され、
前記シートクッションにシートバックが折り畳まれたと
きには、前記シートクッションの前部に配置された前記
操作レバーによる操作をキャンセルして前記リンク機構
を前倒れを不能とするキャンセル機構を設けたことを特
徴とする。
【0013】
【0014】
【作用】リンク機構を任意の角度で固定するロック機構
を設けたため、乗員の体格に応じて、シートクッション
を前後に調整することが可能となり、また、ロック機構
を解除すれば、リンク機構の前倒れにより、シートクッ
ションを車床に下降させることができる。また、シート
クッションにシートバックが折り畳まれないとき、つま
り、シートバックが起立状態のときに、シートクッショ
ンの前後の調整は可能であるが、ストッパ機構により、
リンク機構の一定角度以上の前倒れが規制されるため、
シートクッションが下降することがない。更に、シート
バックが折り畳まれたときには、ストッパ機構が機能し
ないが、キャンセル機構により、シートクッションの前
部に配置された操作レバーによる操作がキャンセルされ
て、ロック機構が解除できなくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。本発明の一実施例を図1〜図
17に示す。本実施例は、自動車のサードシートに適用
したものである。即ち、図1、図6に示すように、車床
1に左右2つのベース2が固着されると共に各ベース2
には前後にリンク3を介して、シートクッション4が前
倒れ自在に支持されている。つまり、合計四つのリンク
3を介してシートクッション4が前倒れ自在に支持され
ているのである。
【0016】シートクッション4には、リクライニング
アジャスタ5a,5bを介して左右それぞれ独立して折
り畳み可能にシートバック6a,6bがそれぞれ装着さ
れ、各シートバック6a,6bには、穴明き型のヘッド
レスト7a,7bが取り付けられている。シートバック
6a,6bは、リクライニングアジャスタ5a,5bに
より、任意の角度に傾けることが可能であり、また、図
示しない操作レバーを操作することにより、前方に倒れ
て折り畳まれることになる。
【0017】更に、本実施例では、後方のリンク3に、
図3に示すロック機構8が設けられている。このロック
機構8は、リンク3を任意の角度で固定することによ
り、シートクッション4の前後方向の調節を可能とする
ものであり、図4、図7〜図13に示す構成よりなる。
【0018】即ち、左右のベース2には、セクタギア9
がリベット10a,10bにて一体的に固着されると共
にその中心をシャフト11が水平方向に回動可能に貫通
し、更に、そのシャフト11に対して、リンク3及びプ
レート14の下端が軸着されている。リンク3は、ベー
ス2及びセクタギア9の内側に配置され、また、プレー
ト14は、その外側に配置されている。図4中左方のシ
ャフト11の外側端にはスパイラルスプリング12が取
り付けられ、そのスパイラルスプリング12の一端はベ
ース2から突出するフック13に係合している。
【0019】従って、スパイラルスプリング12の弾性
回転力により、リンク3及びプレート14は、シャフト
11を中心として図3中時計回りへ常時付勢された状態
となっている。一方、プレート14の上端部において、
リンク3との間にレバー15及びカム16が配設される
と共にこれらプレート14、レバー15、カム16及び
リンク3をピン17が貫通している。レバー15及びカ
ム16は、ピン17を中心として一体的に回転可能に軸
支され、レバー15に設けられたフック15aとプレー
ト14に設けられたフック14aとの間にスプリング1
8が介装されている。
【0020】また、レバー15には、第1ケーブル19
の先端部19aと係合するフック15bが設けられる一
方、プレート14には第1ケーブル19の止め部19b
の係合するフック14bが設けられている。第1ケーブ
ル19は、このロック機構8を操作する操作レバーに連
結している。従って、スプリング18の弾性力により、
レバー15及びカム16は、プレート14、リンク3に
対し図3中反時計回りに常時付勢された状態となってい
るが、スプリング18の弾性力に抗して、第1ケーブル
19を引っ張ることにより、レバー15及びカム16が
プレート14、リンク3に対し図3中時計回りに回動す
ることになる。
【0021】更に、プレート14とリンク3との間に
は、セクタギア9と噛み合い得るロックギア20が配設
されると共にこれらプレート14、ロックギア20及び
リンク3をピン21が貫通している。ロックギア20
は、スプリング18の弾性力により、図3中反時計回り
に常時付勢されるカム16により、同図中時計回りに押
圧されて、セクタギア9と噛み合う状態となる。ロック
ギア20とセクタギア9とが噛み合った状態では、リン
ク3及びプレート14はシャフト11を中心として回動
することができず、シートクッション4の前後位置が保
持されるロック状態となる。
【0022】更に、ロックギア20に突設されたピン2
0aは、レバー15に形成された長孔15cに遊嵌され
ている。従って、レバー15がスプリング18の弾性力
に抗して、図3中時計回りに回動して、レバー15の長
孔15cに沿ってロックギア20のピン20aが移動す
ることにより、ロックギア20が、同図中反時計回りに
回動して、セクタギア9から離脱することになる。ロッ
クギア20がセクタギア9から離脱すると、ロック状態
が解除され、リンク3及びプレート14をシャフト11
を中心として回動させて、シートクッション4の前後位
置の調整が可能となる。
【0023】このようにロック機構8は、スプリング1
8により常時付勢されるカム16により、ロックギア2
0とセクタギア9とが噛み合った状態では、シートクッ
ション4の前後位置が保持されるロック状態となり、ま
た、第1ケーブル19を操作して、ロックギア20をセ
クタギア9から離脱させることによりロック状態を解除
でき、シートクッション4の前後方向の調節を可能とす
るものである。
【0024】但し、シートクッション4に乗員が着座し
た状態で、不用意にロック状態が解除されると、リンク
3の前倒れにより、乗員がセカンドシートとサードシー
トとの間に足等を挟む虞がある。そこで、シートバック
6a,6bが折り畳まれないとき、つまり、シートバッ
ク6a,6bが起立状態のときに、リンク8の一定角度
以上の前倒れを規制するストッパ機構22が設けられて
いる。
【0025】このストッパ機構22は、前方のリンク3
の直前位置におけるベース2にピン23が水平方向に摺
動可能に取り付けられると共にこのピン23と長孔を介
して結合するリンク24を水平面内で回転自在に設けた
ものであり、このリンク24には第2ケーブル25の先
端部25aが係合し、また、第2ケーブル25の止め部
25bがベース2に取り付けられている。ここで、この
第2ケーブル25は、前述したシートバック6a,6b
を折り畳む操作により操作されるものである。
【0026】従って、シートバック6a,6bが起立し
た状態では、ピン23がリンク3の直前に張り出すた
め、リンク3の回動が規制される状態となり、また、シ
ートバック6a,6bが前に折り畳む操作により第2ケ
ーブル25が操作され、ピン23がリンク3の前方から
退避して、リンク3の前倒れが可能な状態となる。この
ように、本実施例では、図17に二点鎖線で示すように
シートバック6a,6bが折り畳まれた状態とならない
と、つまり、シートクッション4に着座できない状態と
ならないと、同図に実線で示すようにリンク3の前倒れ
ができないので、誤って足等を挟むことがない。
【0027】また、ストッパ機構22によるシートクッ
ション4の前後調整できる範囲は、図16に示すよう
に、約80mmとなり、その範囲ではほぼ一定の高さが
確保される。更に、本実施例では、図2、図5、図1
4、図15に示すように、第1ケーブル19を操作する
操作レバーをシートクッション4の前後に設けている。
【0028】即ち、図5に示すように、シートクッショ
ン4の内部には、その前後にサードシートフレーム2
6,27が配設されると共にサードシートフレーム2
6,27の中央部にはそれらを橋渡しするプレート28
が配置されている。プレート28の前端部には、シャフ
ト29が水平方向に貫通しEリング30にて固定される
と共にこのシャフト29に前レバー31が揺動自在に装
着され、この前レバー31を図14中反時計回りに付勢
するスプリング32が付設されている。
【0029】シャフト29には、水平方向に摺動自在且
つ揺動自在にリンク33が装着され、更に、このリンク
33を図14中反時計回りに付勢するスプリング34が
付設されると共にこのリンク33を図5中右手前側へ付
勢するスプリング35が付設されている。リンク33に
は、クリップロッド36を介して第1ケーブル19の先
端部19cが結合され、また、第1ケーブル19の止め
部19dがプレート28に設けられている。リンク33
には、スプリング35により図5中右手前側へ付勢され
た状態で、前レバー31と上下に係合し得る凸部33a
が形成されている。リンク33を、スプリング35の弾
性力に抗して、シャフト29に沿って図5中左奥部に摺
動させると、前レバー31とリンク33の凸部33aと
の係合は外れる状態となる。
【0030】従って、前レバー31とリンク33の凸部
33aが係合した状態で、スプリング32,34の弾性
力に抗して、前レバー31を図14中時計回りに回動さ
せ、リンク33を同方向に回動させると、第1ケーブル
19が引っ張られて、前述したように、ロックギア20
をセクタギア9から離脱させることによりロック状態を
解除でき、シートクッション4の前後方向の調節が可能
となる。一方、プレート28の後端部には、シャフト3
7が水平方向に貫通しEリング38にて固定されると共
にこのシャフト38に後レバー39が揺動自在に装着さ
れ、この後レバー39を図15中時計回りに付勢するス
プリング40が付設されている。
【0031】後レバー39には長孔が設けられると共に
その長孔にクリップロッド41、ワッシャ42を介して
ロッド43の後端が結合され、そのロッド43の先端は
クリップロッド44を介してリンク33に結合してい
る。従って、スプリング40の弾性力に抗して、後レバ
ー39を図15中反時計回りに回動させ、ロッド43を
介して、リンク33を図14中時計回りに回動させる
と、第1ケーブル19が引っ張られて、前述したよう
に、ロックギア20をセクタギア9から離脱させること
によりロック状態を解除でき、シートクッション4の前
後方向の調節が可能となる。
【0032】このように、本実施例では、シートクッシ
ョン4の前後に設けた前レバー31又は後レバー39の
何れか一方を操作して、第1ケーブル19を引っ張るこ
とにより、ロック状態を解除することが可能である。但
し、シートバック6a,6bが折り畳まれた状態では、
ストッパ機構22による規制が解除されているため、前
レバー31を操作するとリンク3の前倒れにより、乗員
がセカンドシートとサードシートとの間に足等を挟む虞
がある。つまり、シートバック6a,6bが折り畳まれ
た状態では、後レバー39のみの操作によりリンク3の
前倒れを行わせる必要があるのである。
【0033】そこで、シートバック6a,6bが折り畳
まれた状態のときには、前レバー31による操作をキャ
ンセルして前記リンク機構を前倒れ不能とするキャンセ
ル機構45が設けられている。即ち、図5に示すよう
に、プレート28の前端部にはリンク46がリベット4
7にて水平面内で回動自在に支持されると共にこのリン
ク46を図中時計回りに付勢するスプリング48が付設
されている。このリンク46にはネジ49にて第3ケー
ブル50の先端部50aが結合され、その第3ケーブル
50の止め部50bがプレート28に設けられている。
第3ケーブル50は、前述したようにシートバック6
a,6bを前に折り畳む際に操作される。
【0034】更に、このリンク46にはクリップロッド
51を介してロッド52の上端が結合し、このロッド5
2の下端はリンク33に結合している。従って、シート
バック6a,6bを折り畳まれる際、第3ケーブル50
が引っ張られ、スプリング48の弾性力に抗し、リンク
46が図中反時計回りに回動して、ロット52によりリ
ンク33が引っ張られシャフト29に沿って図5中左奥
部に摺動し、前レバー31とリンク33の凸部33aと
の係合は外れる状態となる。そのため、シートバック6
a,6bが折り畳まれた状態では、前レバー31を操作
しても、リンク33が回動しないため、第1ケーブル1
9が引っ張られず、ロック状態は解除されないのであ
る。
【0035】言い換えると、シートバック6a,6bが
起立して乗員が着座し得る状態のときには、前レバー3
1又は後レバー39により第1ケーブル19を操作して
ロック状態を解除して、シート位置の前後調整を行える
が、シートバック6a,6bが折り畳まれた状態では、
後レバー39のみにより第1ケーブル19を操作してロ
ック状態を解除して、リンク3の前倒れを行えるのであ
る。尚、上記実施例では、自動車のサードシートに適用
したものであるが、本発明はこれに限るものではなく、
その他のシートへも適用できるものである。
【0036】
【発明の効果】以上、実施例に基づいて具体的に説明し
たように、本発明によれば、シートクッションを前倒れ
自在に支持するリンク機構を任意の角度で固定するロッ
ク機構と、このロック機構を解除してリンク機構の前倒
しを操作する操作レバーとを設けたため、荷物室のスペ
ースを確保することができるだけでなく、前後方向の調
整も可能となり着座時の居住性向上も可能となった。ま
た、シートバックが起立状態のときに、リンク機構の一
定角度以上の前倒れを規制するストッパ機構を設けたた
め、リンク機構が前倒れすることがなく、更に、シート
バックが折り畳まれた状態では、後レバーのみの操作に
よりリンク3の前倒れを行わせるため、不用意にロック
機構が解除されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るリンク移動式シート構
造の側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るリンク移動式シート構
造の平面図である。
【図3】ロック機構の構造図である。
【図4】図3中のA−A線断面図である。
【図5】前レバー、後レバー及びキャンセル機構の構造
図である。
【図6】本発明の一実施例に係るリンク移動式シート構
造の外観斜視図である。
【図7】図3中のD方向矢視図である。
【図8】図3中のG−G線断面図である。
【図9】ベースの側面図である。
【図10】図3中のE方向矢視図である。
【図11】図3中のC−C線断面図である。
【図12】ベースの底面図である。
【図13】図3中のB−B線断面図である。
【図14】図2中のH−H線断面図である。
【図15】図2中のI−I線断面図である。
【図16】本発明の一実施例に係るリンク移動式シート
構造の前後調整の説明図である。
【図17】本発明の一実施例に係るリンク移動式シート
構造の前倒れ状態及び折り畳み状態の説明図である。
【図18】従来のリンク移動式シート構造の説明図であ
る。
【図19】従来のリンク移動式シート構造の要部の説明
図である。
【符号の説明】
1 車床 2 ベース 3,24,33,46 リンク 4 シートクッション 5a,5b リクライニングアジャスタ 6a,6b シートバック 7a,7b ヘッドレスト 8 ロック機構 9 セクタギア 10a,10b,47 リベット 11,29,37 シャフト 12 スパイラルスプリング 13 フック 14 プレート 15 レバー 16 カム 17,21,23 ピン 18,32,34,35,40,48 スプリング 19 第1ケーブル 20 ロックギア 22 ストッパ機構 25 第2ケーブル 26,27サードシートフレーム 28 プレート 30,38 Eリング 31 前レバー 36,41,44,51 クリップロッド 39 後レバー 42 ワッシャ 43,52 ロッド 45 キャンセル機構 49 ネジ 50 第3ケーブル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭46−1912(JP,A) 実開 平1−73429(JP,U) 実開 平4−43530(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/00 - 2/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車床に対しリンク機構を介してシートク
    ッションが前倒れ自在に支持されるリンク移動式シート
    構造において、前記リンク機構を任意の角度で固定する
    ロック機構と、該ロック機構を解除して前記リンク機構
    の前倒しを操作する操作レバーとを設け、該操作レバー
    は、前記シートクッションの後部及び前部に配置され、
    前記シートクッションにシートバックが折り畳まれたと
    きには、前記シートクッションの前部に配置された前記
    操作レバーによる操作をキャンセルして前記リンク機構
    を前倒れを不能とするキャンセル機構を設けたことを特
    徴とするリンク移動式シート構造。
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