JP3089348B2 - ルーフプッシュアップ工法における駆動階の柱梁仕口部 - Google Patents

ルーフプッシュアップ工法における駆動階の柱梁仕口部

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JP3089348B2 JP04340003A JP34000392A JP3089348B2 JP 3089348 B2 JP3089348 B2 JP 3089348B2 JP 04340003 A JP04340003 A JP 04340003A JP 34000392 A JP34000392 A JP 34000392A JP 3089348 B2 JP3089348 B2 JP 3089348B2
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一彦 橋村
邦男 青山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築の全天候型施工
等を目的とするルーフプッシュアップ工法の施工、特に
柱上部継足し方式の施工に有効的に実施される駆動階の
柱梁仕口部に関する。
【0002】
【従来の技術】まず最初に屋根を含めた最上階部分を駆
動階として構築し、この駆動階を順次押し上げて建物を
構築するルーフプッシュアップ工法は、例えば特公昭5
0−2529号及び特公昭52−27446号公報など
に開示されており、建築の省人化、省力化及び作業の安
全性を高め、全天候型施工を可能にする工法として期待
されている。
【0003】図1は柱上部継足し方式によるルーフプッ
シュアップ工法の施工図を示している。最上位の駆動階
1の上に構台2を設けてその上にクレーン3を設置し、
該クレーン3によって本設柱単位体4を吊って既設の本
設柱5の上に積重ねて接合を行なう。こうして先行して
建てられた本設柱を伝って駆動階1がジャッキ6により
上昇される。一方、駆動階1の下方では旋回式クレーン
7等によって梁8の取付けその他の建築工事が進められ
る。
【0004】また、図2には柱差し込み方式によるルー
フプッシュアップ工法の施工図を示した。最上位の駆動
階1は、最終節の本設柱兼用で独立してジャッキアップ
されるストローク柱10を備え、上昇したストローク柱
10と既設の本設柱5との間に、駆動階1の下方におい
て旋回クレーン7等によって本設柱単位体4´が差し込
まれ、既設の本設柱5との本接合及び少し下降させたス
トローク柱10との仮接合が行なわれる。こうして本設
柱5の上に仮接合されたストローク柱10を伝って駆動
階1が1ステップずつ上昇される。
【0005】従来、上述したルーフプッシュアップ工法
の実施に供される駆動階1の柱梁仕口部に関しても研究
が行なわれ、その成果の一つが特開平4−221141
号公報に開示されている。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】ルーフプッシュアッ
プ工法の場合、駆動階の柱梁仕口部は本設柱を伝い登る
管状のさや柱に大梁が接合されている。従って、上述し
た図1の柱上部継足し方式の施工において、建物架構の
柱梁仕口部の型式がノンブラケット型式で柱梁の取合い
がフランジの現場溶接及びウエブの高力ボルト接合であ
る場合、本設柱に工場加工として予め取付けられている
ウエブの接合のためのガセットプレート又はエレクショ
ンプレート等の存在が、さや柱の上昇に大いにじゃまに
なる。
【0007】従って、駆動階が支障なく上昇するために
は、さや柱がガセットプレート又はエレクションプレー
ト等と干渉を起こさない柱梁仕口部の開発が必要であ
る。また、最終節の本設柱と駆動階(のさや柱)との定
着を現場溶接で行なうための柱梁仕口部の開発も必要で
あり、これらが本発明の解決課題になっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、この発明に係るルーフプッシ
ュアップ工法における駆動階の柱梁仕口部は、本設柱5
に沿って上昇する中空のさや柱11と大梁12とは前記
さや柱11の周囲に設けた外ダイヤフラム13で接合さ
れている。前記さや柱11及び外ダイヤフラム13には
本設柱5に取付けられたガセットプレート18又はエレ
クションプレート等との干渉を避けるのに必要な形状、
大きさのスリット状の開口14が設けられている。最終
節の本設柱と駆動階1との定着は、さや柱11と本設柱
5とのクリアランス部15に上部外ダイヤフラム13の
上から挿入された頂部カバープレート16及び前記さや
柱11の直下の位置の本設柱外周に当てがわれた側部カ
バープレート17の現場溶接により行なわれることを特
徴とする。
【0009】
【作用】駆動階1の上昇時に、本設柱5に取り付いてい
るガセットプレート18等は、さや柱11の開口14を
通過するので一切支障とならない。最終節の本設柱5と
駆動階1とは、頂部カバープレート16及び側部カバー
プレート17を介して合理的な現場溶接によって完全に
定着される。
【0010】
【実施例】次に、図3〜図5に示した本発明の実施例を
説明する。駆動階1の柱梁仕口部として、本設柱5に沿
って上昇する中空(角管状)のさや柱11と大梁12と
は、前記さや柱11の外周の上下に設けた外ダイヤフラ
ム13を利用して一体的に接合されている。前記のさや
柱11及び外ダイヤフラム13には、各階の梁のウエブ
の高力ボルト接合のため本設柱5に予め工場加工等とし
て取付けられたガセットプレート18又はエレクション
プレート、あるいは特に図示することは省略したジャッ
キの反力プレート等を楽に通過させる形状、大きさの開
口14が設けられている。つまり、さや柱11は、前記
開口14の幅寸に基く垂直方向のスリットで4個に分断
した構成とされている。従って、本設柱5のガセットプ
レート18などは駆動階1の上昇に一切支障とならない
し、干渉を起こさない。
【0011】前記の結果、さや柱11と本設柱5とのク
リアランス15の大きさは、さや柱11の上昇移動が許
容される10〜15mm程度とされ、駆動階1の安定した
上昇を期待できる。次に、最終節の本設柱5と駆動階1
との恒久的な定着の手段として、前記さや柱11と本設
柱5とのクリアランス部15に上部ダイヤフラム13の
上から頂部カバープレート16が挿入され、頂部カバー
プレート16はその周縁を外ダイヤフラム13に溶接し
て固定される。また、さや柱11の直下の位置の本設柱
5の外周面に側部カバープレート17がその上縁をさや
柱11の下縁と突き合わせ状態に当てがわれ、側部カバ
ープレート17の周辺部及び前記さや柱11との突き合
せ部が現場溶接で一体化される。従って、頂部カバープ
レート16はさや柱11と本設柱5とのクリアランス部
15と略同じ厚さとされる。また、側部カバープレート
17は同じくさや柱11と本設柱5とのクリアランス部
15の大きさ及びさや柱11の板厚を考慮して現場溶接
による一体化に適切な板厚とし、特に前記付き合せ部の
溶接をスムーズに行なえるようにする。
【0012】本設柱5に設けるジャッキの反力プレート
(図示省略)の位置は、前記開口14の通過位置に合わ
せる。この柱梁仕口部は、図1の柱上部継足し方式の施
工に有効なことは勿論、図2の柱差込み方式の施工にも
同様に採用できる。
【0013】
【本発明が奏する効果】本発明に係るルーフプッシュア
ップ工法における駆動階の柱梁仕口部によれば、中高層
ビルに多い現場溶接タイプの仕口部に対応し、全天候型
のルーフプッシュアップ工法の実用化度を大きく前進さ
せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】柱上部継足し方式のルーフプッシュアップ工法
の施工概要図である。
【図2】柱差込み方式のルーフプッシュアップ工法の施
工概要図である。
【図3】柱梁仕口部の平面図である。
【図4】柱梁仕口部の断面図である。
【図5】柱梁仕口部の見上げ図である。
【符号の説明】
5 本設柱 11 さや柱 12 大梁 13 外ダイヤフラム 14 開口 15 クリアランス部 16 頂部カバープレート 17 側部カバープレート 18 ガセットプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/24 E04B 1/35 E04G 21/14 - 21/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフプッシュアップ工法における駆動
    階の柱梁仕口部であって、本設柱に沿って上昇する中空
    のさや柱と大梁とは前記さや柱の周囲に設けた外ダイヤ
    フラムで接合されており、前記さや柱及び外ダイヤフラ
    ムには本設柱に取付けられたガセットプレート又はエレ
    クションプレート等との干渉を避けるのに必要な形状、
    大きさのスリット状の開口が設けられていること、最終
    節の本設柱と駆動階との定着はさや柱と本設柱とのクリ
    アランス部に上部外ダイヤフラムの上から挿入された頂
    部カバープレート及び前記さや柱の直下の位置の本設柱
    外周に当てがわれた側部カバープレートの現場溶接によ
    り行なわれることを特徴とする、ルーフプッシュアップ
    工法における駆動階の柱梁仕口部。
JP04340003A 1992-12-21 1992-12-21 ルーフプッシュアップ工法における駆動階の柱梁仕口部 Expired - Lifetime JP3089348B2 (ja)

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JPH06185113A JPH06185113A (ja) 1994-07-05
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