JP3088704B2 - 医療用電極作製用厚膜組成物 - Google Patents

医療用電極作製用厚膜組成物

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JP3088704B2 JP10246259A JP24625998A JP3088704B2 JP 3088704 B2 JP3088704 B2 JP 3088704B2 JP 10246259 A JP10246259 A JP 10246259A JP 24625998 A JP24625998 A JP 24625998A JP 3088704 B2 JP3088704 B2 JP 3088704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオン浸透経皮薬剤
送達装置(iontophoretic transd
ermal drug delivery devic
es)に用いる医療用電極を作製するための導電性ポリ
マー厚膜組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用電極は、通常、2つの広い用途、
すなわち、イオン浸透経皮薬剤送達および塩基化学的方
法による医療診断、に用いられている。イオン浸透経皮
薬剤送達の分野では、電流により皮膚を通して荷電した
薬剤イオンを駆動する、電気化学装置の重要な部材であ
る。オー.ウォング、サイグナス セラピューティック
システムズ、米国カリフォルニア州レッドウッド市
(O.Wong,Cygnus Therapeuti
c Systems,Redwood City,C
A)、による「イオン浸透療法: 基礎」(“Iont
ophoresis:Fundamentals”)、
はイオン浸透経皮薬剤送達技術の概観を提供し、ピー.
グリックフェルドら(P.Glickfeld et
al.)による「イオン浸透による生物学的液体の非侵
入的サンプリング」(“Noninvasive Sa
mpling of Biological Flui
ds byIontophoresis”)ファーマシ
ューティカル リサーチ、第6巻第11号1989年
(Pharmaceutical Research,
Vol.6,No.11,1989)は医療診断のた
めに人体から生物学的分子を抽出するのにイオン浸透技
法を用いることを記載している。
【0003】これらの報告の内容はここに導入される。
医療診断の分野では、慣用のAg/AgCl電極は人体
から導かれた電気化学的信号を電子信号に転換するトラ
ンスジューサとして働き、これらの電子信号は心電図
(EKG)、脳電図(EEG)および血圧センサのよう
な慣用の電子装置により測定/監視される。慣用のAg
/gCl電極とイオン浸透電極との間には大きな違いが
ある。イオン浸透電極は使用後電極内の組成が大きく変
化するが、一方慣用のAg/AgCl電極では使用後変
化がほとんどない。高い電極容量を持つイオン浸透電極
用のAg/AgCl電極ポリマー厚膜(PTF)印刷イ
ンクは長時間持続(>24時間)薬剤送達を維持する必
要がある。イオン浸透薬剤送達装置は薬剤/ヒドロゲル
混合物を塗布したドナー電極と、ヒドロゲルを塗布した
対電極と、電流供給装置とからなる電気化学セルを備え
る。これらの電極を患者の皮膚に接着し、低電流、典型
的には電流密度<0.2ミリアンペア/cm2 (mA/
cm2 )、を装置に印加する。荷電した薬剤種を2つの
電極の間にかけた電界により皮膚を通して駆動する。電
流に伴って、アノードで酸化反応が起き、カソードで還
元反応が起きて電気化学セル内の電子/イオンのバラン
スが維持される。Ag/AgCl PTF電極の場合、
Agがアノードで酸化されてAgClとなり、AgCl
がカソードで酸化されてAgとなる。AgとAgClが
電極で欠乏するので、それぞれの電極電位は高い値に増
加し、これらの電極をそれ以上イオン浸透薬剤送達に適
さなくなるようにする有害な副反応を生じることがある
とともに、アノードにおけるAgの完全利用を制限して
いる。現在知られているイオン浸透電極材料、例えば銀
箔またはポリマー銀/塩化銀複合体における欠陥の原因
を探るために研究がなされた。電気化学セル内で試験す
ると、これらの電極は、電流がセルを通して通電される
と、アノード表面で銀の電気化学的酸化が起きる結果、
塩化銀の薄層を急速に形成することが見出された。この
絶縁性塩化銀層は電極電位を増加し、また、それ以上の
銀の電気化学的酸化を妨げ、かつ、最終的には高い電極
電位により薬剤送達に使用不能となり、そのとき有害な
副反応が起きる。このAgからAgClへの転換が電極
表面に限定されているという問題は塩素イオンがアノー
ド内部に浸透できないためである。疎水性電極表面とポ
リマー厚膜(PTF)電極被覆の疎水性ポリマーバイン
ダマトリックスとは、アノード内へ塩素イオンが輸送さ
れて電極PTF被覆の膜厚全体にわたるAgからAgC
lへの転換を維持するのを妨げる2つの主要なバリヤで
ある。
【0004】従って、適切なアノードとカソードを選択
することはイオン浸透装置の最良の効率と低コストの達
成の成功にとって重要である。ペテレンツら(Pete
lenz et al.)の米国特許第4,752,2
85号公報およびフィルズら(Phills et a
l.)の米国特許第4,747,819号公報は銀また
は鉛金属アノードおよび塩化銀カソードを持つイオン浸
透装置を開示している。マイヤーズら(Meyers
et al.)の米国特許第5,147,297号公報
は疎水性ポリマー、導電性充填剤および酸化還元反応を
受けることができる化学種、例えば銀と塩化銀、からな
る電極を用いたイオン浸透装置を開示している。しかし
ながら、これらの電極にはいくつかの欠点がある。例え
ば、(a)組み合わせて人体の輪郭に適合できるパッチ
にするのが難しいこと、および(b)アノード材料の能
力が限られているため長い薬剤送達期間電流を維持する
能力が限られていることである。コセンチノ(Cose
ntino)の米国特許第3,662,745号公報は
疎水性ポリマーおよび親水性ポリマー、アルミナ粉末、
並びに銀粉末および塩化銀粉末を含有するAg/AgC
lペーストを導電性基体上に塗布して電気化学的測定に
対する電極感度を向上することにより調整したEKG/
EEG型の電極を開示している。これらの電極は導電性
が低く、長期間のイオン浸透薬剤送達システムに必要な
電流を維持するには能力が低いという欠点がある。ナザ
レンコら(Nazarenko et al.)の米国
特許第4,371,459号公報とバウンズら(Bow
ns et al.)の米国特許第4,877,512
号公報および同第5,051,208号公報は疎水性ポ
リマーを含有する銀/塩化銀・導電性PTF組成物を開
示している。これらのAgおよびAg/AgCl導電性
組成物はフレキシブル回路およびEKG、EEG電極用
途に開発され、イオン浸透装置用の電極に用いると上述
の欠点が生じることが見出された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の欠点を克服する
魅力的なアプローチとしては、電極をプラスチックフィ
ルム基体上に導電性ポリマー厚膜(PTF)材料で印刷
してフレキシブル電極を作製し、ついでこれを組み合わ
せて簡便な経皮パッチにすることができるようにするこ
とが考えられる。本発明はこの必要と長時間イオン浸透
薬剤送達の必要とを満たす、医療電極用の導電性Agま
たはAg/AgCl PTF組成物を提供することを目
的とする。さらに、本発明は、(a)酸化還元種を効率
よく用いて低コストを達成する、(b)長時間薬剤送達
のための高い能力を獲得する、(c)スクリーン印刷特
性を示す、および(d)プラスチックフレキシブルフィ
ルム基体に対して良好な接着性を示すことにより、既存
のイオン浸透薬剤送達システムの欠点を克服することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1記載のイオン浸透電極用導電性組成物
は、固形物を基準として、(a)銀粒子20〜90重量
%、(b)塩化銀粒子0〜75重量%、(c)親水性ポ
リマー0.25〜10重量%、および(d)Tgが40
℃より高い疎水性熱可塑性ポリマー2〜15重量%を含
んでなることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の組成物は、請求項1記載の
組成物において、有機ベヒクルをさらに含んでなること
を特徴とする。
【0008】請求項3記載の組成物は、請求項1記載の
組成物において、前記親水性ポリマーはポリ(ビニルピ
ロリドン)、ポリ(ビニルピロリドン−酢酸ビニル)、
ポリ(アクリルアミド)、ポリ(ビニルメチルエーテ
ル)、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(ビニルアルコ
ール)、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(ヒドロキアル
キルメタクリレート)からなる群から選ばれることを特
徴とする。
【0009】請求項4記載の組成物は、請求項1記載の
組成物において、前記疎水性ポリマーはアクリルポリマ
ー、ポリヒドロキシエーテル、ポリ(スチレン−アクリ
ロニトリル)、ポリ(塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル)、ポリエステル、およびポリ(アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン)からなる群から選ばれることを
特徴とする。
【0010】請求項5記載のイオン浸透電極用組成物
は、固形物を基準として、(a)銀粒子20〜90重量
%、(b)塩化銀粒子0〜75重量%、および(c)ビ
ニルピロリドン、ビニルアルコール、ビニルメチルエー
テル、ヒドロキシアルキルアクリレートまたはメタクリ
レート、アクリルアミド、およびメタクリルアミドから
なる群から選ばれるモノマーと、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アルキルアク
リレートまたはメタクリレート、およびスチレンからな
る群から選ばれるモノマーとのコポリマー5〜15重量
%を含んでなることを特徴とする。
【0011】請求項6記載の組成物は、請求項5記載の
組成物において、有機ベヒクルをさらに含んでなること
を特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】請求項7記載の組成物は、請求項1または
5記載の組成物において、前記銀粒子は1〜25ミクロ
ンの範囲内であることを特徴とする。
【0015】請求項8記載の組成物は、請求項1または
5記載の組成物において、前記塩化銀粒子は0.1〜1
5ミクロンの範囲内であることを特徴とする。
【0016】請求項9記載の組成物は、請求項1または
5記載の組成物において、カーボンおよびグラファイト
からなる群から選ばれる導電性充填材をさらに含んでな
ることを特徴とする。
【0017】請求項10記載の組成物は、請求項2また
は6記載の組成物において、前記有機ベヒクルはアルキ
ルケトン類、芳香族ケトン類、グリコールアルキルエー
テル類およびそれらの酢酸エステル類、二塩基酸エステ
ル類、n−メチルピロリドン、ブチロラクトン、および
芳香族溶剤からなる群から選ばれることを特徴とする。
【0018】請求項11記載の組成物は、請求項1また
は5記載の組成物において、イオン浸透アノードについ
て、銀の塩化銀に対する重量比が100/0〜80/2
0の範囲内であることを特徴とする。
【0019】請求項12記載の組成物は、請求項1また
は5記載の組成物において、イオン浸透カノードについ
て、銀の塩化銀に対する重量比が15/85〜35/6
5の範囲内であることを特徴とする。
【0020】請求項13記載の組成物は、請求項1また
は5記載の組成物において、銀の塩化銀に対する重量比
が70/30〜65/35の範囲内であることを特徴と
する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。
【0022】本発明のイオン浸透電極用導電性組成物
は、基本的に、銀粒子と、塩化銀粒子と、部分的に親水
性を付与されたポリマーバインダとを含んでなる。
【0023】ポリマーバインダ いくつかのアプローチを用いてバインダーマトリックス
を親水性または部分的親水性にすることができる。それ
らのアプローチには(a)親水性ポリマーバインダ、
(b)親水性および疎水性ポリマーのバインダ・ブレン
ド、(c)疎水性モノマーおよび親水性モノマーのコポ
リマーバインダが含まれる。しかしながら、直鎖親水性
ポリマーをバインダとするPTF被覆は水にさらされた
ときに被覆の凝集強度が低くプラスチックフィルム基体
に対する接着力が低いため、つねに食塩水と接触してい
るイオン浸透電極として用いるには適していない。部分
的親水性コポリマーまたはポリマーブレンドをPTF
Ag/AgCl電極組成物用のバインダとして用いると
イオン輸送のバランスが良好であり、電極能力が高く、
塗膜凝集強度が高く、適当な基体、例えばポリ(エチレ
ンテレフタレート)(PET)基体、に対する接着が良
好となる。疎水性/親水性ポリマーブレンドのバインダ
を用いたPTF被覆では、食塩水にさらされたときでも
良好な塗膜凝集強度とプラスチックフィルム基体に対す
る強い接着力を与えるのは疎水性ポリマーである。好適
な疎水性バインダ添加物は、ガラス転移温度(Tg)が
>40℃で被覆が良好な可撓性と良好な被覆硬度を維持
できるようにした熱可塑性ポリマーである。好適な熱可
塑性ポリマーは、グッドイヤー タイヤ アンド ラバ
ー社製ビテル(VITEL(登録商標))樹脂のような
PET樹脂、ユニオンカーバイド社製ユカー(UCAR
(登録商標))フェノキシ樹脂のようなポリ(ヒドロキ
シエーテル)、アイシーアイ社製エルバサイト(ELV
ACITE(登録商標))樹脂のようなアクリル樹脂、
塩化ビニル樹脂、ダウケミカル社製サラン(SARAN
(登録商標))のようなポリ(塩化ビニリデン−アクリ
ロニトリル)、ダウケミカル社製タイリル(TYRIL
(登録商標))樹脂のようなポリ(スチレン−アクリロ
ニトリル)、モンサント社製ラストラン(LUSTRA
N(登録商標))ABS樹脂のようなポリ(スチレン−
ブタジエン−アクリロニトリル)からなる群から選ばれ
る。本発明に好適な親水性ポリマーは水溶性または実質
的に水に可溶性のポリマーである。それら親水性ポリマ
ーはポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(ビニルピロリド
ン−酢酸ビニル)、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(ビ
ニルメチルエーテル)、ポリ(エチレンオキシド)、ポ
リ(ビニルアルコール)、ポリ(ヒドロキアルキルメタ
クリレート)からなる群から選ばれるポリマーである。
【0024】好適なポリマーブレンドを作成するために
は、親水性および疎水性ポリマー対は互いに相溶性であ
り所望の比率で均一なポリマー混合物を形成する必要が
ある。ポリマーブレンドは所望の溶剤に溶解してPTF
材料を作成する必要がある。所望の塗布特性と良好なイ
オン輸送特性を達成するためには、親水性ポリマーの疎
水性ポリマーに対する望ましい重量比は5/95〜60
/40の範囲、好ましくは25/75〜35/65の範
囲、である。ポリマーブレンド中の親水性ポリマーが多
過ぎると、塗膜凝集強度とプラスチックフィルム基体に
対する接着力が弱くなりやすい。ポリマーブレンド中の
親水性ポリマーが少な過ぎると、イオン輸送、従って電
極容量が制限されやすい。塗膜強度と高電極容量とのバ
ランスをよくするためには、PTF乾燥塗膜中のポリマ
ーは30〜50重量%あることが必要である。固形分基
準では、0.25〜10重量%の親水性ポリマーと2〜
15重量%の疎水性熱可塑性ポリマーを組成物中で用い
る。
【0025】本発明で好適に用いられる部分的親水性ポ
リマーバインダは、親水性モノマーと疎水性モノマーの
コポリマーであってもよい。好適なコポリマーとして
は、ユニオンカーバイド社製ユカー(UCAR(登録商
標))ビニル樹脂のようなポリ(塩化ビニル−ヒドロキ
シプロピルメタクリレート)およびポリ(塩化ビニル−
ビニルアルコール)、ポリ(スチレン−ビニルピロリド
ン)、インタナショナル・スペシャルティ・プロダクツ
社(International Specialty
Products Inc.)製ポリ(ビニルピロリ
ドン−酢酸ビニル)、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、アクリルアミドおよびメタクリルアミドのような水
溶性モノマーを含有するアクリルポリマーからなる群か
ら選ぶことができる。固形分基準では、5〜15重量%
の、親水性モノマーおよび疎水性モノマーのコポリマー
が本発明の組成物で用いられる。
【0026】有機ベヒクル ベヒクルの主たる目的は、総称的に固形分と呼ばれるポ
リマーバインダと導電性粒子の分散媒として働くことで
ある。したがって、ベヒクルは、第一に、ポリマーの良
溶剤であってポリマー溶液中に無機充填剤が分散した安
定な均一分散液が作成できることが必要である。第二
に、ベヒクルの流動特性は、組成物に良好な適用特性を
与えるようなものであることが必要である。第三に、ベ
ヒクルは慣用のスクリーン印刷法により印刷し、ついで
乾燥できる。
【0027】親水性ポリマーと疎水性ポリマーはふつう
は同じタイプの溶剤に可溶性であることはないので、こ
のタイプのポリマーブレンドに対しては、典型的には溶
剤混合物が用いられる。典型的には、好適な溶剤混合物
は、二塩基酸エステル、例えばデラウェア州、デュポン
社製DBE(登録商標)溶剤、エチレンまたはプロピレ
ングリコールモノアルキルエーテルおよびそれらの酢酸
エステル、例えば、ミズーリー州、ダウケミカル社製ダ
ウアノール(DOWANOL(登録商標))溶剤および
ペンシルバニア州、アルコ・ケミカルズ社製アルコソル
ブ(ARCOSOLV(登録商標))、ケトン類、例え
ばアセトフェノン、ベンゾアセトン、およびアルキルケ
トン類、例えばn−メチルピロリドン、ブチロラクト
ン、および芳香族溶剤からなる群から選ばれる。高速乾
燥塗工方法に用いるときは、エタノールまたはイソプロ
パノール、メチルエチルケトンまたはメチルイソブチル
ケトン、およびプロピルまたはブチルアセテート溶剤か
らなる群から選ばれる溶剤の混合物が好適である。これ
らの有機溶剤も親水性モノマーおよび疎水性モノマーの
コポリマーのための好適なベヒクルである。
【0028】分散液柱の固形分に対するベヒクルの比は
大きく変えることができ、かつ分散液の適用方法および
用いるベヒクルの種類に依存する。通常、良好な被覆率
(coverage)を達成するため、分散液は相補的
に(全体を100%として)60〜90%の固形分と4
0〜10%のベヒクルとを含有する。本発明の組成物
は、もちろん、その有利な特性を損なうことのない他の
材料を添加することにより変成してもよい。そのような
処方は当業者に周知である。
【0029】これらのペーストは3本ロールミルで調製
するのが便利である。ペーストの粘度は、典型的には、
ブルックフィールドHBT粘度計で剪断速度0.4/s
で測定したときに10〜50Pa.S(ブルックフィー
ルドRVT、10rpm、#5スピンドル)である。用
いるベヒクルの量は所望の処方の最終粘度により決ま
る。
【0030】導電性粒子 AgまたはAg/AgClイオン浸透アノードでは、銀
粒子は酸化性種および導電性充填剤として働く。本発明
のアノードで用いられる銀粒子は好適な粒度が1〜25
ミクロンの範囲内にある微粉砕粒子である。非常に細か
い銀粉末は電子電動用の導電性網を形成するのに効率的
でないだけでなく、PTFペースト粘度が望ましくない
ほど高くなる。他方、大きな銀フレークは印刷の問題が
生じる。PTFコーティング中の銀粒子の量によって導
電性とアノード容量が決まる。導電性網を形成するに
は、典型的には20体積%以上の銀粒子が必要である。
典型的には20〜90重量%を組成物に用い、好適な銀
含有量はAgまたはAg/AgCl PTFコーティン
グ中25〜95重量%である。典型的なAg/AgCl
比はアノードと膜の100/0〜80/20(重量比)
の範囲内である。
【0031】Ag/AgClイオン浸透カソードでは、
塩化銀は還元性種として働きイオン浸透電流を維持す
る。塩化銀成分は粒度が0.1〜15ミクロンの範囲内
の粉末状である。塩化銀粉末は、デラウェア州、コロニ
アル・メタル社製のもののように、典型的には凝集体と
なり、ミリング法によりPTFペーストに分散する必要
がある。Ag/AgCl電極塗膜中の塩化銀の量はポリ
マーバインダと導電性粒子、例えばAgとグラファイト
粒子、の量とバランスがとれていなければならない。典
型的には組成物中に0〜75重量%が用いられ、AgC
l粉末の好適な量は固形分の25〜75重量%の範囲内
である。典型的な銀の塩化銀に対する比は導電性カソー
ド塗膜について15/85〜35/65(重量比)の範
囲内である。
【0032】若干のイオン浸透薬剤送達装置では、電流
を交互に反転する事ができるので薬剤を作用電極および
対電極の双方により送達することができる。各電極は、
電流の極性が変わる度毎に、交互にアノードおよびカソ
ードとして機能する。等しいアノードおよびカソード容
量を持つAg/AgClペーストがこの要件を満たすこ
とが必要である。典型的には、銀の塩化銀に対する重量
比が70/30〜65/35の範囲内にあるペーストは
可逆的イオン浸透薬剤送達装置に好適な電極を提供す
る。
【0033】グラファイトと導電性カーボン粒子を用い
てAg/AgCl組成物中の導電性充填剤としての銀粒
子を全部または部分的に置き換えることができる。ある
いはAg組成物中のAgを部分的に置き換えてもよい。
カーボン導電性網を形成するには、カーボン−グラファ
イトは固形分の>40体積%であり、残存体積はAgま
たはAgClとポリマーバインダにより占められる必要
がある。導電性カーボンおよびグラファイトの好適な量
は固形分の30〜40重量%である。
【0034】銀フレークまたは粉末はしばしば0.5%
以下の界面活性剤が吸着されていて分散液中の銀粒子を
安定化している。しかしながら、界面活性剤が過剰であ
ると厚いAg/AgCl塗膜の乾燥中に界面活性剤が空
気表面に移動するため疎水性塗膜表面になることがあ
る。疎水性表面は塩素イオン輸送に対する顕著なバリア
であるため、Ag−AgCl転換の効率が低下する。界
面活性剤の量は0.2重量%を充分下回り、かつ適切な
溶剤を用いて乾燥中に界面活性剤の移動により引き起こ
される疎水性電極表面の形成を最低限にするのが好まし
い。適切な溶剤はアニオン性界面活性剤、例えばステア
リン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、長鎖アルキ
ル燐酸エステルの群から選ばれる。
【0035】無機粒子はポリマーバインダを所望の溶剤
に溶解した溶液である本質的に液体の媒体(ベヒクル)
と遊星形ミキサーを用いる機械的混合により混合され
る、ついで3本ロールミルで分散してスクリーン印刷に
適したコンシステンシーと流動性(レオロジー)を持つ
ペースト状組成物を形成する。後者は「厚膜」としてポ
リエステルフィルムのようなプラスチックフィルム基体
上に慣用方法で印刷される。
【0036】分散液柱のベヒクルの固形分に対する比は
大幅に変えることができ、分散液の適用方法と用いるベ
ヒクルの種類によって決まる。通常、良好な被覆度を達
成するために、分散液は相補的に(全体を100%とし
て)60〜90%の固形分と40〜10%のベヒクルと
を含有することは、上述したとおりである。本発明の組
成物は、もちろん、その有利な特性を損なうことのない
他の材料を添加することにより変成してもよい。そのよ
うな処方は当業者に周知である。ベヒクルの量は所望の
処方の最終粘度によって決まる。
【0037】本発明の組成物は自動印刷機または手動印
刷機のいずれかを用い慣用の方法でプラスチックフィル
ム基体上に印刷することができる。好ましくは、200
−メッシュ以下のスクリーを用いる自動スクリーンステ
ンシル技法が使用される。
【0038】処方および適用 本発明の組成物の調製において、粒子状無機固形分は有
機媒体と混合し、適当な装置、例えば3本ロールミル、
で分散して懸濁液を形成すると、粘度が約15〜50パ
スカル−秒(ブルックフィールドRVT、10rpm、
#5スピンドル)の範囲内になる。
【0039】下記の実施例では、処方は以下のようにし
て行った。
【0040】容器にペーストの成分を計量混合する。つ
いで、成分を激しく混合して均一のブレンドを形成し、
このブレンドを3本ロールミルのような分散装置に通し
て粒子をよく分散する。ヘグマン(Hegman)ゲー
ジを用いてペースト中の粒子の分散状態を測定する。こ
の装置は鋼塊に設けた一端が深さ25μm(1ミル)他
端が深さ0の傾斜したチャネルからなる。ブレードを用
いてチャネルの長さに沿ってペーストを引き落とす。凝
集物の直径がチャネルの深さよりも大きい箇所でチャネ
ルに掻き傷が現れる。充分に分散すると典型的には10
〜18μmの第4の掻き傷地点(fourth scr
atch point)を生じる。チャネルの半分が充
分に分散されたペーストで被覆されていない地点は典型
的には3μmと8μmの間にある。第4の掻き傷測定値
が>20μmであり、「半チャネル」測定値が>10μ
mであることは分散が乏しい懸濁液であることを示して
いる。
【0041】ついで、これらの組成物を基体、例えばP
ET基体、に通常はスクリーン印刷法により必要な薬剤
送達時間に応じて乾燥厚100ミクロンとなるように適
用する。本発明の組成物を自動印刷機または手動印刷機
のいずれかを用い慣用方法で基体状に印刷することがで
きる。60メッシュ〜165メッシュのスクリーンを用
いる自動スクリーン印刷技法を使用するのが好ましい。
ついで、印刷パターンを約120℃で約5〜15分間乾
燥する。
【0042】
【実施例】本発明を実例によりさらに詳細に説明する
が、本発明の範囲はこれらの実施例にいささかも限定さ
れない。
【0043】(実例1)この実例はイオン浸透アノード
の作成に用いるのに適した、疎水性/親水性ポリマーブ
レンドを含有するAgPTF組成物の調製を実証する。
アクリル樹脂とPVP−VA樹脂をジプロピレングリコ
ールメチルエーテルに溶解した。銀フレークと銀粉末を
ポリマー溶液に撹拌しつつ添加し、ついで3本ロールミ
ルで上述の微細度目盛り<5ミクロンに粉砕した。得ら
れたペーストの粘度は20〜30Pa.Sである。
【0044】
【表1】 (1) エルヴァサイト2016樹脂 ミズーリ州、ア
イシーアイ社製 (2) PVP−VA S−630 ニュージャージー
州、インターナショナル・スペシャルティ・プロダクツ
社製 (実例2)この実例はイオン浸透アノードの作成に用い
るのに適した、アクリル/PVP−VAポリマーブレン
ドを含有するAg/AgClインクの調製を実証する。
ペーストのサンプルを実例1と同じ方法で調製した。
【0045】
【表2】 (3)325メッシュAgCl粉末 デラウェア州、コ
ロニアル・メタル社製 (実例3)この実例はイオン浸透アノードの作成に用い
るのに適した、疎水性/親水性ポリマーブレンドを含有
するAg/AgClペーストの調製を実証する。アクリ
ル樹脂とPVP−VA樹脂をシュウ酸ジエチルに溶解
し、ついで銀フレークと銀粉末とを撹拌しつつ添加し
た。ついで、このペースト混合物を3本ロールミルで微
細度目盛り<5ミクロンに粉砕した。得られたAgペー
ストの粘度は25〜30Pa.Sである。
【0046】
【表3】 (実例4)この実例は部分的親水性コポリマーをポリマ
ーバインダとして有するイオン浸透アノード用AgPT
F組成物を示す。ペーストのサンプルを実例1と同様に
して調製した。
【0047】
【表4】 (4)PVP−VA E335 ニュージャージー州、
インターナショナル・スペシャルティ・プロダクツ社製 (実例5)この実例は親水性アクリルモノマーと疎水性
ビニルモノマーのコポリマーをポリマーバインダとして
有するAgPTF組成物を示す。ペーストのサンプルを
実例1と同様にして調製した。
【0048】
【表5】 (5)UCAR* ビニル樹脂 VAGF樹脂 コネチ
カット州ダンベリ市、ユニオンカーバイド社製 (実例6)この実例は導電性基体上に印刷されたイオン
浸透カソード用Ag/AgClPTF組成物を示す。
【0049】
【表6】 (実例7)この実例は可逆的イオン浸透薬剤送達装置の
カソードおよびアノードの両方に適しているAg/Ag
Cl組成物を実証する。インクのサンプルを実例1と同
様にして調製した。
【0050】
【表7】 (実例8)この実例はイオン浸透カソードに適する導電
性カーボンとAgClとの組成物の調製を実証する。
【0051】
【表8】 (6)コネチカット州、ユニオンカーバイド社製 フェ
ノキシPKH (7) マサチュセッツ州、カーボット(Carbo
t)社製 VULCANXC−72R (8) ニュージャージー州、ジクソン・チコンデロガ
社製 HPN−10グラファイト (実例9)イオン浸透アノードとして用いるための、銀
およびカーボンペーストを調製した。
【0052】
【表9】 (実例10)比較例 下記の組成物を用い実施例1と同様に疎水性フェノキシ
樹脂を含有するAgPTFペーストを調製した。このイ
ンクのサンプルをイオン浸透アノードとして印刷し試験
した。
【0053】
【表10】 (実例11)比較例 実施例1と同様にして銀/塩化銀および疎水性PET樹
脂を含有するPTFペーストを調製し、ついでイオン浸
透アノードとして試験した。
【0054】
【表11】 (9) ペンシルバニア州、ローム−ハース社製 アク
リロイドA−11電極試験 AgまたはAg/AgCl PTF組成物をPETフィ
ルム基体上に、典型的にはスクリーン印刷で、165−
60メッシュのワイヤメッシュスクリーンを用い目的の
塗布重量に印刷した。実例6では、Ag/AgCl塗膜
をPET基体上の導電性カーボン塗膜に印刷した。つい
で、乾燥した塗膜を電気化学試験セル内でアノードまた
はカソードとして試験した。試験セルは0.9%NaC
l溶液(食塩水)、食塩水に1cm2 沈められた試験電
極および既知の電極容量>100ミリアンペア・分/c
2(mA・分/cm2 )を持ち食塩水に6cm2 沈め
られた対電極とからなる。電源とチャート式記録計を2
つの電極に接続した。試験中、定電流、典型的には0.
5mAの電流、をこれら2つの電極に印加し、チャート
式記録計にこれら2つの電極間の電圧を時間に対して記
録した。電圧が1ボルトに達したときに水の電気分解が
顕著となりそれ以上のイオン浸透薬剤送達が望ましくな
いので、試験を停止した。試験電極の電極容量は、mA
・分/cm2の単位で測定されるが、これは記録された
時間(分)に0.5mA/cm2 を乗じることによって
計算される。上述のAgおよびAgCl PTFの実例
についての典型的容量を下記に示す。比較のために、
0.1mA/cm2 の電流密度で操作される典型的なイ
オン浸透装置は24時間の薬剤送達を維持するためにカ
ソードとアノードの両方について144mA・分/cm
2 の電極容量を必要とする。
【0055】
【表12】 塗膜重量 電極容量実例 (g/cm 2 ) (mA・分/cm 2 アノード カソード 1 59.8 560 ― 2 23.7 ― 222 3 31.4 170 ― 4 10.3 70 ― 5 19.2 53 ― 6 7.1 ― 58 7 30.8 188 230 8 7.9 ― 33 9 13 70 ― 10 16.8 4 ― 11 21.7 3 ―
【0056】
【発明の効果】本発明のイオン浸透電極用組成物は、固
形物を基準として、(a)銀粒子20〜90重量%、
(b)塩化銀粒子0〜75重量%、(c)親水性ポリマ
ー0.25〜10重量%、および(d)Tgが40℃よ
り高い疎水性熱可塑性ポリマー2〜15重量%を用いる
ことにより、あるいは、固形物を基準として、(a′)
銀粒子20〜90重量%、(b′)塩化銀粒子0〜75
重量%、および(c′)親水性モノマーと疎水性モノマ
ーのコポリマー5〜15重量%を用いることにより、電
極をプラスチックフィルム基体上に導電性ポリマー厚膜
(PTF)材料で印刷してフレキシブル電極を作製し、
ついでこれを組み合わせて簡便な経皮パッチにすること
ができるようにする必要と長時間イオン浸透薬剤送達の
必要とを満たす、医療電極用の導電性AgまたはAg/
AgCl PTF組成物を提供することができる。
【0057】さらに、本発明のイオン浸透電極用組成物
は、(a)酸化還元種を効率よく用いて低コストを達成
する、(b)長時間薬剤送達のための高い能力を獲得す
る、(c)スクリーン印刷特性を示す、および(d)プ
ラスチックフレキシブルフィルム基体に対して良好な接
着性を示すことにより、既存のイオン浸透薬剤送達シス
テムの欠点を克服することできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 27/30 A61B 5/04 300X (56)参考文献 特開 昭55−50342(JP,A) 特表 昭61−501524(JP,A) 米国特許3834373(US,A) 仏国特許出願公開2722993(FR,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 1/22 A61B 5/0408 A61N 1/04 A61N 1/30 G01N 27/30

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形物を基準として、 (a)銀粒子20〜90重量%、 (b)塩化銀粒子0〜75重量%、 (c)親水性ポリマー0.25〜10重量%、および (d)Tgが40℃より高い疎水性熱可塑性ポリマー2
    〜15重量% を含んでなることを特徴とするイオン浸透電極用導電性
    組成物。
  2. 【請求項2】 有機ベヒクルをさらに含んでなることを
    特徴とする請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記親水性ポリマーはポリ(ビニルピロ
    リドン)、ポリ(ビニルピロリドン−酢酸ビニル)、ポ
    リ(アクリルアミド)、ポリ(ビニルメチルエーテ
    ル)、ポリ(エチレンオキシド)、ポリ(ビニルアルコ
    ール)、ポリ(アクリルアミド)、ポリ(ヒドロキアル
    キルメタクリレート)からなる群から選ばれることを特
    徴とする請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記疎水性ポリマーはアクリルポリマ
    ー、ポリヒドロキシエーテル、ポリ(スチレン−アクリ
    ロニトリル)、ポリ(塩化ビニリデン−アクリロニトリ
    ル)、ポリエステル、およびポリ(アクリロニトリル−
    ブタジエン−スチレン)からなる群から選ばれることを
    特徴とする請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 固形物を基準として、 (a)銀粒子20〜90重量%、 (b)塩化銀粒子0〜75重量%、および (c)ビニルピロリドン、ビニルアルコール、ビニルメ
    チルエーテル、ヒドロキシアルキルアクリレートまたは
    メタクリレート、アクリルアミド、およびメタクリルア
    ミドからなる群から選ばれるモノマーと、塩化ビニル、
    塩化ビニリデン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アル
    キルアクリレートまたはメタクリレート、およびスチレ
    ンからなる群から選ばれるモノマーとのコポリマー5〜
    15重量% を含んでなることを特徴とするイオン浸透電極用導電性
    組成物。
  6. 【請求項6】 有機ベヒクルをさらに含んでなることを
    特徴とする請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記銀粒子は1〜25ミクロンの範囲内
    であることを特徴とする請求項1または5記載の組成
    物。
  8. 【請求項8】 前記塩化銀粒子は0.1〜15ミクロン
    の範囲内であることを特徴とする請求項1または5記載
    の組成物。
  9. 【請求項9】 カーボンおよびグラファイトからなる群
    から選ばれる導電性充填材をさらに含んでなることを特
    徴とする請求項1または5記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記有機ベヒクルはアルキルケトン
    類、芳香族ケトン類、グリコールアルキルエーテル類お
    よびそれらの酢酸エステル類、二塩基酸エステル類、n
    −メチルピロリドン、ブチロラクトン、および芳香族溶
    剤からなる群から選ばれることを特徴とする請求項2ま
    たは6記載の組成物。
  11. 【請求項11】 イオン浸透アノードについて、銀の塩
    化銀に対する重量比が15/85〜35/65の範囲内
    であることを特徴とする請求項1または5記載の組成
    物。
  12. 【請求項12】 イオン浸透カソードについて、銀の塩
    化銀に対する重量比が15/85〜35/65の範囲内
    であることを特徴とする請求項1または5記載の組成
    物。
  13. 【請求項13】 銀の塩化銀に対する重量比が70/3
    0〜65/35の範囲内であることを特徴とする請求項
    1または5記載の組成物。
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