JP3088015U - スノーボードビンディングがロックされたことを示す方法および装置 - Google Patents

スノーボードビンディングがロックされたことを示す方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 スノーボードブーツをスノーボードに固定するためのス
ノーボード用ビンディングを提供する。スノーボード用
ビンディングは、スノーボード用ブーツを受けるよう適
合されたベースと、開位置と、ブーツをビンディングに
固定するように係合部材が適合される閉位置との間で移
動するようベースに取付けられた移動可能な係合部材
と、係合部材に機械的に結合されかつ閉位置から開位置
まで係合部材を移動するように適合されたハンドルとを
含む。ハンドルは係合部材が閉位置にある状態に対応す
る第1の位置と、係合部材が開位置にある状態に対応す
る第2の位置との間で移動可能である。ビンディングは
さらに、係合部材が閉位置にあることを視覚的に指示す
るように適合されたビジュアルインジケータを含む。別
の局面において、ロック位置と解放位置との間で移動す
るようハンドルにボタンが取付けられ、ボタンは、ロッ
ク位置にあるときに第1の位置から第2の位置までハン
ドルが移動しないようにするよう適合される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【関連出願の相互参照】
本願は、「ステップインスノーボード用ビンディング」と題された1997年 1月8日に出願された出願連続番号第08/780,721号の部分継続出願で ある。
【0002】
【考案の背景】 【考案の分野】
本考案は、ブーツをスノーボードに接合するためのスノーボード用ビンディン グに関する。
【0003】
【関連技術の説明】
軟質スノーボードブーツ用の従来のビンディングシステムの多くは、乗り手が ビンディングにステップインするだけで自動的に作動できる「ステップイン」シ ステムではない。典型的にこれらのビンディングには、ブーツの踵部が置かれる 硬いハイバック部品と、ブーツをビンディングに固定する1つまたは2つ以上の ストラップとが含まれる。このようなビンディングは使用上いくぶん不便である 。なぜなら、乗り手は走行の後にチェアリフトに乗る際にブーツを取外すために 各ストラップのバックルを取外す必要があり、かつ次の走行の前に各ストラップ を再度バックルで締める必要があるからである。
【0004】 ストラップは採用しないがブーツをビンディングに解放可能に係合するために 硬い係合部材を使用する他の軟質ブーツビンディングも開発されている。典型的 にこれらのシステムは、係合部材のうちの1つを移動させてスノーボード用ブー ツと係合させたり、それから解放するために作動すべきハンドルまたはレバーを 含むため、乗り手がビンディングにステップインするだけで自動的に作動するス テップインシステムではない。ビンディングにブーツをロックするためにハンド ルまたはレバーを機械的に作動せねばならない要件により、乗り手が走行を終え るたびに乗り手のブーツをスノーボードに係合することが不都合で時間のかかる ものとなる。
【0005】 また、硬い係合部材および作動ハンドルまたはレバーを採用しているさらに従 来から見られるビンディングでは、ビンディングをバイアスして閉位置に保持す る大きなばねが採用されている。これにより、ビンディングを開けるために乗り 手はハンドルまたはレバーに大きな力を加える必要があり、ビンディングの使用 を困難にする。
【0006】 以上のことに鑑みて、本考案の目的は、ブーツをスノーボードに取付けるため の改良されたステップインビンディングを提供することである。
【0007】
【考案の概要】
考案の一実施例は、スノーボード用ブーツをスノーボードに固定するためのス ノーボード用ビンディングを対象とする。ビンディングは、スノーボード用ブー ツを受けるよう適合されたベースと、開位置と、ビンディングにブーツを固定す るよう係合部材が適合される閉位置との間で移動するようベースに取付けられた 可動係合部材と、係合部材に機械的に結合されかつ係合部材の閉位置から開位置 まで移動するよう適合されたハンドルとを含む。ハンドルは、係合部材が閉位置 にある状態に対応する第1の位置と、係合部材が開位置にある状態に対応する第 2の位置との間で移動可能である。ビンディングはさらに、係合部材が閉位置に あることを視覚的に指示するよう適合されたビジュアルインジケータを含む。
【0008】 考案の別の実施例は下記のものを含むスノーボード用ビンディングを対象とす る。このスノーボード用ビンディングは、スノーボード用ブーツを受けるよう適 合されたベースと、開位置と、ビンディングにブーツを固定するように係合部材 が適合される閉位置との間で移動するようベースに取付けられた可動係合部材と 、係合部材に機械的に結合されかつ閉位置から開位置まで係合部材を移動するよ う適合されたハンドルとを含む。ハンドルは、係合部材が閉位置にある状態に対 応する第1の位置と、係合部材が開位置にある状態に対応する第2の位置との間 で移動可能である。スノーボード用ビンディングはさらに、係合部材が閉位置に あることを視覚的に指示するためのインジケータ手段を含む。
【0009】 考案のさらなる例示的な実施例は下記のものを含むスノーボード用ビンディン グを対象とする。このスノーボード用ビンディングは、スノーボード用ブーツを 受けるよう適合されたベースを含み、ベースはスノーボードに取付けられるよう 適合されたベースプレートを含む。ビンディングはさらに、開位置と、ビンディ ングにブーツを固定するように係合部材が適合される閉位置との間で移動するよ うベースに取付けられた可動係合部材と、係合部材に機械的に結合されかつ係合 部材を閉位置から開位置まで移動するよう適合されたハンドルとを含む。ハンド ルは係合部材が閉位置にある状態に対応する第1の位置と、係合部材が開位置に ある状態に対応する第2の位置との間で移動可能である。ハンドルは、第1の位 置から第2の位置に移動する際にベースプレートに向けて下向きに移動し得る。 ビンディングはさらに、解放手段であって、ロック位置と解放位置との間で移動 するようハンドルに取付けられ、解放手段がロック位置にあるときにハンドルが 第1の位置から第2の位置に移動しないようにするためのものを含む。
【0010】 考案の別の例示的な実施例は下記のものを含むスノーボード用ビンディングを 対象とする。このスノーボード用ビンディングは、スノーボード用ブーツを受け るよう適合されたベースを含む。ベースはスノーボードに取付けられるよう適合 されたベースプレートを含む。ビンディングはさらに、開位置と、ビンディング がブーツに固定されるよう係合部材が適合される閉位置との間で移動するようベ ースに取付けられた可動係合部材と、係合部材に機械的に結合されかつ係合部材 を閉位置から開位置まで移動するよう適合されたハンドルとを含む。ハンドルは 、係合部材が閉位置にある状態に対応する第1の位置と、係合部材が開位置にあ る状態に対応する第2の位置との間で移動可能である。ハンドルは、第1の位置 から第2の位置まで移動する際にベースプレートに向けて下向きに移動し得る。 ビンディングはさらに、解放ボタンであって、ロック位置と解放位置との間で移 動するようハンドルに取付けられ、かつ解放ボタンがロック位置にあるときに第 1の位置から第2の位置までハンドルが移動しないようにするよう適合されるも のを含む。
【0011】 考案は、その例示的な実施例の以下の詳細な説明および添付の図面からよりよ く理解されかつ認識されるであろう。
【0012】
【詳細な説明】
本考案は、スノーボード用ブーツをスノーボードに係合するための方法および 装置を対象とする。考案の1つの例示的な実施例によると、乗り手がビンディン グにステップインすると自動的に閉じるビンディングが提供される。さらに、ビ ンディングは開けるためにはわずかな力しか必要としないが大きなロック力を有 利に提供する。
【0013】 図1は、本考案の1つの例示的な実施例に従う、1対のビンディング3によっ てスノーボード5に取付けられた1対のスノーボード用ブーツ1を示す概略斜視 図である。ビンディング3の各々は、ブーツの外側側部を係合するための1対の 係合部材と、ハンドル41とを含む。ビンディングは、ハンドル41の作動を必 要とせずに、乗り手がビンディングにステップインするとビンディングにブーツ 1と係合部材が自動的にロックするように構成および配置される。ハンドル41 はロック位置から非ロック位置までビンディングを移動するためにのみ使用され 、この移動は乗り手が大きな力を加えることなく行なうことができる。
【0014】 本考案のビンディングは乗り手のブーツがボードに対して迅速にかつ容易に係 合および解放できるようにする。走行を開始する前に、乗り手はビンディング3 にステップインするだけでよく、これにより係合部材が自動的にブーツ1をボー ド5に固定する。走行が終了すると、乗り手は後部ビンディングのハンドル41 を持上げてビンディングの係合を解除しブーツの後部を自由にし、これにより乗 り手が足の後部を用いてスノーボードをチェアリフトに沿って押付けることがで きるようにする。ハンドル41が持上げられて乗り手がステップアウトすると、 ビンディング3は自動的に開位置の状態となり、ブーツを受けて自動的に係合す る準備ができる。このため、乗り手はリフトに降りた後ビンディングにステップ インするだけでブーツを定位置に自動的に固定し、次の走行を開始できる。
【0015】 本考案のビンディングはこの点に限定されるわけではなく、ハイバック脚支持 部がビンディングに装着された場合に大きな利点を提供する。特に、何らかの軟 質ブーツステップインシステムを含むブーツおよびビンディングシステムの中に は、従来の態様でブーツをビンディングに装着するのではなくハイバックを装着 するものがある。これらのシステムは典型的に、スノーボード用ブーツ上の対を なす対応のフィーチャと係合するようビンディングの各外側側部上に配置された ビンディング用係合部材を含む。従来、ブーツの一方の側のビンディング用係合 部材は固定されており、他方の側の係合部材は乗り手がビンディングにステップ インすることができるようにする開位置からビンディングにブーツをロックする 閉位置まで移動可能である。このようなビンディングにステップインするために 、典型的に乗り手は自分の足をビンディングの真上の位置から下方向に下げ、ブ ーツ上の対をなす対応のフィーチャと固定された係合部材とを整列させる。その 後、乗り手はブーツの他方の側で足を下げ、これにより、ビンディングがステッ プインシステムであれば、可動係合部材を閉位置まで移動させるトリガが作動し 得る。ビンディングがステップイン設計ではない場合、乗り手はビンディングを 移動させて閉じた形態にするためハンドルまたはレバーを作動する。
【0016】 上述の従来のビンディングシステムにおいてブーツの対をなすフィーチャを固 定係合部材と整列させるために、典型的に乗り手は、ビンディングの固定係合部 材が取付けられた側にブーツを傾けて、最初はビンディングのその側でブーツが もう一方の側よりも低い位置になるようにする必要がある。固定部材がブーツの 対応のフィーチャと対をなして初めて乗り手はステップダウンしてブーツの他方 の側を下げ、ビンディングと係合するようにする。ハイバックがブーツに取付け られる場合、このステップインプロセスは比較的簡単である。しかしながら、ハ イバックがビンディングに直接取付けられる場合には、固定係合部材を有するビ ンディングにステップインする際に問題が生じる。特に、ハイバックは従来から ビンディングの踵部から上向きにかつ前向きに角度づけられて配置されているた め、ビンディングに取付けられたハイバックは、ブーツをビンディングの中に下 げかつその対をなすフィーチャをビンディングの固定係合部材と整列させるのに 必要な態様でブーツを角度づけようとするときに乗り手に邪魔になる。乗り手が このような整列を行ないビンディングの中にステップインするプロセスを終える ことは可能であるが、ステップインプロセスは望ましいほど快適にかつ簡単に行 なえない。
【0017】 上記の問題に対処すべく、本考案の一実施例は、各側部の係合部材が開位置か ら閉位置まで移動可能であるステップインビンディングを対象とする。この点に 限定はされないが、本考案のこの実施例により、ビンディングにハイバックが装 着される場合にビンディングへのステップインプロセスが容易になる。ブーツに ではなくビンディングに直接ハイバックを装着すると、従来からのものに近く乗 り手が精通しているブーツおよびビンディングシステムが得られる。なぜなら、 上述のとおり、軟質スノーボード用ブーツのための従来のストラップビンディン グには典型的に、ビンディングの踵部に装着されたハイバックが含まれるからで ある。さらに、ハイバックをブーツから取外すとブーツの構成が簡単になり歩行 が楽になる。これは軟質スノーボード用ブーツで歩行することの容易さに慣れた 乗り手にとっては著しい特徴である。
【0018】 図2から図11は本考案に従うビンディングの一実施例を示す。乗り手がビン ディングにステップインする態様を図2を参照して説明する。図2は、スノーボ ード5に取付けられたビンディング3へのステップインプロセス時のスノーボー ド用ブーツ1を示す。図2は開位置にある1対の可動係合部材7のうちの1つだ けを示す、側方から見たビンディングの断面図である。ビンディング3は可動係 合部材7が取付けられたベースプレート9をさらに含み、かつこれもまたベース プレートに取付けられた踵部フープ11を含む。示される実施例において、係合 部材7は、係合部材がブーツから離れるよう上向きに回転する図2に示される開 位置と、ブーツを係合してベースプレート9に対して本質的に平行である実質的 に水平方向の形態に延びる位置まで係合部材が下向きに回転する図6Aに示され る閉位置との間で回転するよう、ビンディングプレート9に回転可能に取付けら れる。
【0019】 図示される実施例において、可動係合部材7の各々は1対の係合突起部15お よび17を有し、ブーツの内側側部および外側側部に配置された1対の凹部19 および21を有するスノーボード用ブーツを係合するよう適合される。引用によ って援用されブーツのソールに結合された単一部品の成形プラスチック部品であ る、同時継続中の米国特許出願連続番号第08/584,053に記載されてい るように、横方向の凹部が接続部23を介してブーツに設けられてもよい。しか しながら、考案がこの点に限定されず、本考案のビンディングはビンディングの 係合部材を係合するよう他のやり方で適合されたブーツに使用され得ることを理 解されたい。さらに、ブーツの一方の側部にある隔てられた2つの係合突起部の 使用は、特にブーツの凹部がプラスチック接合部に形成される場合にはビンディ ングとブーツとの係合を補強するという点で有利であるが、本考案はブーツの一 方の側部に2つの係合突起部を有する係合部材を使用するビンディングに限定は されないことを理解されたい。
【0020】 図2から図11のビンディングにステップインするために、まず、ビンディン グの両側の係合部材7が下記の態様で開位置に設定される。その後、乗り手はビ ンディングの前にブーツを置き、図2の矢印Aで示される方向に後ろ向きに踵部 を摺動させる。ビンディングの中に後ろ向きにブーツを摺動させる際に、乗り手 は、後に説明する理由でボード上に配置されたパッド29と接触するよう足24 の丸みを帯びた領域を維持し、踵部がハイバック脚支持部と係合するまで後ろ向 きにブーツを摺動させ、この点では凹部19および21が係合突起部15および 17と整列しかつその上方に配置された状態である。この時点で、乗り手はブー ツの踵部とともに下方向に脚を入れ、後に説明する態様で可動係合部材7をトリ ガしてそれらがブーツと係合するよう移動し乗り手をビンディングにロックする ようにする。後に説明する態様乗り手がでビンディングの中にステップインする 際に、図2に示されるようにブーツは角度づけられ、ブーツの踵部がつま先部よ りも大きな量だけベースプレートの上方にあるようにする。考案の一実施例にお いて、ビンディングは、この配向でのブーツとの係合を容易にするように、後に 説明する態様で適合される。特に、図2に示されるようにビンディングが開いた 形態にある場合、後係合突起部15は前係合突起部17よりも大きな量だけベー スプレート9の上に突起しているため、乗り手がビンディングにステップインす ると前凹部19および後凹部21の形態に従うようになる。しかしながら、閉じ た形態にある場合、前後係合突起部15および17は、ブーツの踵部がビンディ ングプレート上に置かれたときにブーツの凹部の形態に整合するよう水平である (すなわち同じ量だけベースプレートの上に突出する)。
【0021】 図2から図11に示される本考案の実施例は、有利ではあるが不可欠ではない 多くのフィーチャを含むビンディングアセンブリである。たとえば、アセンブリ はビンディングのベースプレート9の開口部(図示せず)に受けられる押え板2 5(図3)を含み、かつスノーボード5にビンディングを装着するねじ27を収 容するための多くの穴を含む。押え板はボードに対してベースプレートの回転配 向が調節できるようにする。ビンディングアセンブリはさらに、ベースプレート 9の前後方向に配置されるパッド29を含む。パッド29はベースプレートの厚 さに実質的に等しい厚さを有し、ビンディングに受けられるときにブーツの足領 域が安定するようにする。ねじ31によってビンディングの両側の踵部フープ1 1にハイバック13が装着されてもよく、このねじ31は細長いスロット35に 受けられる対応するナット33を有する。スロット35は、ビンディングの両側 に沿ったビンディングの装着点が前後方向に調節できるようにする。この調節可 能性により、ベースプレート9に対して実質的に垂直である軸を中心にしてビン ディングが回転できるようになり、引用によって援用される米国特許第5,35 6,170号に記載されているような多くの利点が得られる。
【0022】 踵部フープ11は4つのねじ37の組によってベースプレート9に取付けられ る(図3および図4)。考案の一実施例において、踵部フープの位置がベースプ レート9の縦軸に沿って調節できるように調節可能なフィーチャが提供される。 この態様で、さまざまなサイズのブーツを収容できるよう単一の踵部フープとベ ースプレートとの組合せが調節され得る。示される実施例では、各ねじ37に対 して踵部フープ11上に設けられた複数の穴42によって、調節可能なフィーチ ャが提供される。しかしながら、各ねじ37を受けるために踵部フープではなく ベースプレートに複数の間隔をおいて穴を設けることなどによる他の多くのやり 方で調節可能なフィーチャが提供されてもよいことを理解されたい。
【0023】 上述のとおり、考案の一実施例は、ビンディングの内側側部および外側側部の 両方に配置された可動係合部材7を含む。この係合部材は、引用によって援用さ れる同時継続中の米国特許出願連続番号第08/655,021号に記載されて いるものと同じである。図面に示されるように、考案の一実施例において、係合 突起材はブーツと互換性をもつよう適合され、ブーツの凹部の上面19Uおよび 21U(図2および図6Aから図6C)は凹部の後部からブーツのエッジまで上 向きに角度づけられ、凹部の下面19Lおよび21Lは下向きに角度づけられる ため、各凹部は係合部材7の挿入を容易にするようその外周において幅が広くな っている。係合突起部15および17の各々の下面もまた、図6Aに17Lで示 されるように凹部の下面19Lおよび21Lの角度に整合するよう上向きに角度 づけられ、凹部と係合部材とのかみ合いさらに容易にする。これらの角度が一致 すると、係合部材の下面17Lはビンディングが閉じたときに凹部の下面21L と面一に置かれる。凹部の面および係合部材の突起部に適切な角度の例を挙げる と、10°から25°である。しかしながら、本考案の特定的な角度範囲または 凹部および/または係合突起部が角度づけられることに全く限定されないことを 理解されたい。要求されることは、係合部材と凹部とが、乗り手がビンディング の中にステップインすることができるように互換性をもつ形状を有し、かつビン ディングが閉じたときにブーツをビンディングに保持するように十分な係合力を 提供することである。
【0024】 可動係合部材7の各々は後に説明する態様でトリガ39に機械的に結合され、 これにより、乗り手がトリガ39上にステップダウンすると、係合突起部15お よび17がブーツの側部の凹部と係合するよう移動する。考案の一実施例におい て、ビンディングは各係合部材に対して積極的なロッキング機構を含むため、乗 り手がトリガ39上にステップダウンして不安定なトリガ点を越えてまで進行す ると、ロッキング機構は可動係合部材7を完全に閉位置まで積極的に移動させ、 ビンディングは閉じ、ブーツはビンディングの内側側部および外側側部の係合部 材の間に保持される。その後、1対のハンドル41を作動させるとビンディング を開けることができ、これらのハンドル41は後に説明する態様で係合部材に機 械的に結合される。
【0025】 図面に示される実施例において、ブーツ1には、トリガ39を受けるよう適合 されたブーツの両側にソール凹部43(図2および図6Aから図6C)が設けら れる。この凹部は接合部23に設けられるか、または他の何らかのやり方で設け られてもよい。凹部43により、図6Aおよび図10に示されるようにビンディ ングが完全に閉じたときに、トリガ39に干渉されずにブーツの底部がビンディ ングプレート9上に平らに置かれるようになる。さらに、乗り手は、ブーツをビ ンディングに対して整列させ、乗り手がトリガ上にステップダウンしたときに係 合部材7の端部を受けるようブーツが確実に適切に位置付けられるようにするた めに凹部43を用いてもよい。しかしながら、ソール凹部により多くの利点が提 供されるが、考案はこのような凹部を含むブーツの使用に限定されないことを理 解されたい。たとえば、ビンディング機構は、ロック位置にあるビンディングプ レートに対してトリガが平行に延びるのではなくビンディングがロック位置にあ るときにビンディングプレートに設けられた凹部に受けられるように構成されて もよい。
【0026】 図面に示される考案の例示的な実施例において、ビンディングは係合部材7を トリガ39に機械的に結合するロッカ45を含む。ロッカは軸18(図5および 図6Aから図6C)を中心としてベースプレート9に枢支的に取付けられる。ト リガ39はロッカ45に固定される。これらの部品は単一の成形プラスチック部 品で形成されてもよく、または他の適切な材料で形成されてもよい。示される実 施例において、係合部材7は1対のロッド47によって回転可能なロッカに固定 装着された金属部品である。ロッド47は係合部材7およびロッカ47の穴の中 に延び、ロッカの下にある座金(図示せず)のに対して設けられる。これに代え て多くの他のやり方で係合部材がビンディングに装着されてもよいことを理解さ れたい。たとえば、係合部材7はロッカ45およびトリガ39を含む一体的な部 品の一部分として射出成形されてもよい。
【0027】 ロッカ45、係合部材7およびトリガ39は、ビンディングが開位置にあると きに係合部材7に干渉されずに上述の態様で乗り手がビンディングの中およびト リガ39の上にステップインすることができるように配置される。さらに、ビン ディングが閉位置まで移動すると、部材7はブーツの凹部19および21と係合 する。ロッカ45および係合部材7およびトリガ39は好ましくは、乗り手がビ ンディングの中にステップインすると、ブーツ、トリガおよび係合部材が互いに 歯車のようにかみ合うような大きさにされかつ構成される。考案の一実施例にお いて、ロッカ45ならびにそれに固定されたトリガ39および係合部材7はおよ そ30°に等しい角度G(図6C)まで開位置から閉位置に回転する。しかしな がら、トリガ39および係合部材7ならびにロッカの回転角度を変更すると種々 の多くの形態が達成できることを理解されたい。要求されることは、開位置にあ るときに乗り手が係合部材7によって干渉されることなくビンディングの中およ びトリガ39の上にステップインすることができるように、かつトリガの上にス テップインして、踵部がビンディングの中に下向きに進行するにつれて部材7が ブーツの凹部と係合するようにビンディングが配置されることである。
【0028】 ブーツのソール凹部43(図6Aから図6C)の形状は、ブーツをトリガの上 にステップダウンするときに係合部材7が閉じる速度を調節するように調整でき る。示される実施例において、凹部の上面は足の内側から外側へと湾曲し、トリ ガの上面の半径と一致する。一実施例において、各湾曲部の半径はおよそ15m mである。凹部の上面が湾曲していることにより、凹部が長方形の形状で形成さ れる場合よりも迅速に係合部材が閉じるようになる。トリガはわずかに係合部材 を超えてまで延び、一実施例ではおよそ25mmの長さを有する。
【0029】 乗り手がビンディングの中にステップインする際に係合突起部15および17 の形態がブーツの凹部に一致するようにする上記目的を達成するために、各係合 部材7はロッカの回転軸に対してある角度をなす位置でロッカ45に取付けられ 、これにより後係合突起部15が前係合突起部17よりも大きな量だけブーツの 方へロッカの回転軸からずれて配置されるようになる。このようにロッカの回転 軸から係合突起部がずれて配置されることにより、ロッカが開位置まで旋回した ときに、後係合突起部15が前係合突起部17よりもベースプレートの面上の高 い位置にくるようになる。図7に示される考案の一実施例において、各係合部材 7は、係合突起部15および17を規定する半径の中心点75を通過する線73 がロッカの回転軸77に対して角度Cまでずれて配置されるように、ロッカに対 して配置される。考案の一実施例において、角度Cは0°から15°の範囲内の 値を有し、1つの特定的な実施例ではおよそ6.1°に等しい。
【0030】 ブーツが内側側部および外側側部で異なった形状を有してもよいことを理解さ れたい。この場合、係合部材7が両側でブーツと確実に適切にかみ合うようにす るために、考案の一実施例において、ロッカの回転軸の向きはビンディングの内 側側部および外側側部で異なる。特に、各ロッカは、閉位置において係合突起部 の各々の半径の中心75が対応のブーツ凹部19,21の半径のほぼ中心に置か れるように配向される。外側側部において、ブーツは、係合突起部および凹部の 2つの中心点75を通過する線73がビンディングプレートの中央軸に対して角 度Dをなす位置に配置されるように角度づけられる。考案の一実施例において、 ブーツの外側側部に配置された凹部は角度Dがおよそ4.5°に等しくなるよう に配置される。内側側部では、係合突起部および凹部の中心点75を通過する線 73がブーツの中央線に対して鋭角Eをなす位置に配置される。考案の一実施例 において、角度Eはおよそ12.6°である。
【0031】 以上のことから認められるように、閉じた状態にあるときに係合突起部がビン ディングの中央線に対して確実に上述の向きに置かれ、かつ開位置において踵部 がビンディングプレートの上方に持上げられたときに後係合部材が乗り手のブー ツに確実に適合するために、ビンディングプレートの中央軸に対して回転軸77 が角度づけられるようにロッカがビンディングプレートに取付けられる。特に、 ブーツの外側側部において、ロッカは、その回転軸がおよそ1.6°に等しい角 度Aの位置で配置されるように取付けられ、この角度は、ビンディングが開いた ときに後係合突起部が前係合突起部よりも確実に高い位置に置かれるようにする 、6.1°の角度のずれから、ブーツの凹部の角度と互換性を持つ必要がある4 .5°の角度Dを減じることによって決定される。同様に、ロッカは角度Bの位 置でブーツの内側側部上に配置され、この角度Bはおよそ6.5°であり、これ は、後部係合部材を高い位置に置く6.1°の角度のずれを、ブーツの内側側部 と整合する12.6°の角度から減じることによって決定される。
【0032】 考案の代替的な実施例において、ビンディングの内側側部および外側側部上の 係合部材の相対的な配置は、乗り手がビンディングにステップインする際のブー ツとの係合を容易にするようにさらに調節することができる。特に、ビンディン グにステップインする際に、乗り手の中にはブーツの内側側部が外側側部よりも 踵領域において下側(すなわちビンディングプレートに近い)に置かれるように 自分のブーツを角度づけるものもいることがわかっている。このため、考案の一 実施例では、ビンディングは、開位置においてビンディングの外側側部の後係合 突起部が内側側部の後係合突起部よりも高い位置に置かれるように配置される。 これは、角度が内側側部よりも外側側部上で大きくなるようにロッカの回転軸に 対して係合突起部が取付けられる角度Cを変更することによって達成できること を理解されたい。
【0033】 以上の説明は例示の目的のみで提供され、ビンディングプレートに対するロッ カの角度およびロッカに対する係合突起部の角度は本考案の範囲から逸脱するこ となく変更可能であることを理解されたい。
【0034】 以下に、ピボット係合部材7をビンディングの両側において閉位置にロックす る機構を図5から図11を参照して説明する。ロッキング機構は上述のレバー4 1およびロッカ45を含み、さらにはレバーに一体的に接続された(すなわち固 定された)アーム53を含む。レバーおよびアームは軸55(図6Aから図6C )を中心としてロッカ45に枢支的に取付けられる。軸59を中心として1対の ローラ57がアーム53に枢支的に取付けられる。ローラ57はベースプレート の1対のカムソケットと係合するよう適合され、上カムソケット61および下カ ムソケット63を含む。図面に示される実施例において、カムソケット61およ び63はビンディングプレートと係合するようにねじ止めされた別個の部品によ って形成される。しかしながら他の構成も可能であり、カムソケット61および 63は単一部品としてベースプレートおよびカム構造全体を成形することなどに よってベースプレートに一体的に形成されてもよいことを理解されたい。さらに 、示される実施例において、カムソケット61および63の各々は、図5に示さ れるようにレバー41の両側に配置されたローラ57の両方を係合する連続した 面である。しかしながらこれに代えて、カムソケット61および63の各々が、 ローラ57の一方のみを係合するよう適合された1対のソケットに分割されても よいことを理解されたい。
【0035】 図面に示される実施例において、ローラの各々はかむソケット61および63 とかみ合うよう適合されたカム面を提供する。しかしながら、ピボットローラが 要求されるわけではないことを理解されたい。この点で、アーム53には、アー ムに対して回転しないがカムソケット61および63とかみ合いローラ57と同 じ機能を果たすよう適合されたカム面が設けられてもよい。
【0036】 図6Cに示される開位置にビンディングがあるときに、ローラ57は下側のカ ムソケット63の中に置かれる。ビンディングはロッカ45とアーム53との間 の通路に配置された圧縮ばね65によって開位置に保持される。ばね65はアー ムおよびロッカを互いに離すように押し付ける作用を果たす。このため、ローラ 57が下側カムソケット63に置かれると、ばねは、ロッカが図6Cに示される 時計回りの方向にそのピボット軸18を中心として回転しないようにし、ロッカ を開位置に保つ。ロッカ45の反時計回りの方向の回転は、レバー41とレバー 41を受けるように構成されたベースプレートの側壁の溝66との係合によって 抑制される。
【0037】 図6Bは乗り手がビンディングの中およびトリガ39の上にステップインする 際のロッキングコンポーネントの移動を示す。図6Bにおいて、乗り手のブーツ 1のトリガ凹部43の内面はトリガ39と接触しかつ時計回りの方向におよそ1 0°だけそれからずれて配置されるため、トリガの底部とビンディングプレート との間の角度G′はおよそ20°である。ロッカ45および係合部材7はトリガ 39に固定されるため、それらもおよそ10°まで回転する。このようにロッカ 45がピボット軸18を中心として時計回りの方向に回転することにより、その 周りにアーム53が取付けられたピボット軸55が上昇し、アーム53に装着さ れたローラ57が上昇し、下側カムソケット63を出て図6Bに示される位置ま で移動し、ローラ57は上側および下側カムソケット61および63間のピーク 67に接触する。図6Bの位置において、ローラとカムソケットとの接触は、ロ ーラがカムソケットのいずれにも置かれていないという点で不安定である。この 位置において、圧縮ばね65の力により図6Aに示される位置でローラが自動的 にはまり、ロッキング機構はブーツの凹部19および21に係合部材7をロック してブーツをビンディングにロックする。
【0038】 図6Aの完全にロックされた位置において、ローラ57は上側カムソケット6 1に置かれる。ロッカを開位置まで反時計回りの方向に回転しやすい持上げ力が ブーツから生じると、ロッカは、その周りでアームがロッカ45およびローラ5 7にそれぞれ取付けられる軸55および59の間に延びる力線F(図6A)に沿 って、その力を変換する。この力線はカムソケット61にローラ57を置くよう に作用し、ロッカが反時計回りの方向に回転しないようにしかつビンディングが 開かないようにする。この点において、ローラ57が確実にカムソケット61に 置かれた状態となるようにするために理論上要求されることは、カムソケット6 1を規定する湾曲面が、力線Fがカムソケット61を通過する点を超えてごくわ ずかな角度だけ、図6Aに示される反時計回りの方向に延びることである。考案 の一実施例において、製造公差に関わらず、走行時にビンディングの係合部材7 に持上げ力が付与されてもローラ57が確実にソケット内に置かれるようにする ために、力線Fとのこの交差点を超えておよそ5°から20°の角度にわたって カムソケット61が延びる。ロッキング機構がオーバセンタ構造であることが認 められるべきである。なぜなら、ローラ57がピーク67を超えて上側カムソケ ット61の中まで進行するようにトリガ39が十分に押下げられると、ビンディ ングに対する持上げ力によりローラが上側カムソケット61の中に置かれやすく なり、閉じた形態でビンディングを維持する。さらに、このロッキング機構は、 係合部材7に対して持上げ力が付与されたことに応じてカムソケット61を形成 する材料が変形しても、このような変形によりビンディングが開かずカムソケッ トにローラ57がさらにしっかりと置かれるようになり、確実にロッキング機構 がロックされた状態となるようにするという点で有利である。
【0039】 以上のことからわかるように、ビンディングが確実にロックされた状態となる ようにするものはカムソケット61およびローラ57の形状および形態であるた め、ビンディングをロック状態に保つために圧縮ばね65は必要ない。ビンディ ングがロックされると、それはばねが存在しないかのごとく平らな状態となる。 このため、ばね65は、図6Cに関して先に説明したようにビンディングを開い た状態で保持し、かつトリガが十分に押下げられたときに図6Bに示される不安 定な状態からロック位置にビンディングをはめるための十分な力を与えるだけで よい。この結果、ビンディングを開けようとするときにばねによって乗り手に大 きな力が加えられることはない。
【0040】 ロッキング機構を開けるために、乗り手は図6Aの矢印Bによって示される方 向にレバー41に対して下向きの力を加える。レバー41に加えられるこの力は 部分的には力線Fに沿う下向きの力に変換され、この力は上述のようにビンディ ングを開けるように作用しない。しかしながら、レバー41に対する力は、レバ ー41およびそれに装着されたアーム53が、アーム53をロッカ45に取付け る軸55を中心として図6Aに示される反時計回りの方向に回転させるモーメン トにも変換される。このモーメントが圧縮ばね65に対する力を克服するのに十 分であれば、アーム53は軸55を中心として反時計回りの方向に回転し、カム ソケット61との係合から解放されるようにローラ57を移動させる。ローラ5 7がカム面61から離れるよう十分な距離だけ移動してカムソケット61の端部 を規定するピーク67を力線Fが通過すると、ローラ57は上ソケットから解放 され、図6Cに示される開いた形態になるよう移動する。
【0041】 以上のことから認識できるように、本考案の上述の実施例のオーバセンタ構造 により、走行時にビンディングが不本意に開くことのないよう乗り手のブーツが しっかりと係合されるようになる。このため、各係合部材7は解放不能な態様で ビンディングにブーツをロックし、すなわち走行時にビンディングが解放される ことはない。しかしながら、必要に応じて乗り手がビンディングを開けるために は比較的ごく少量の力しか必要でない。レバーを開位置まで回転するために、乗 り手は、レバーをバイアスする圧縮ばねによる比較的小さな力を克服し、後にオ ーバセンタ位置からローラ57を移動させるのに十分な力を発生させるだけでよ い。
【0042】 ビンディングの両側にあるレバーは各ロッキング機構を解放するために下方向 に回転することができ、それにより乗り手はビンディングからステップアウトす ることができる。代替的に、乗り手はブーツの外側側部のレバーを作動させて外 側のロッキング機構を開け、それによって乗り手がビンディングからステップア ウトするのに十分な余ゆとりを与える。ビンディングからステップアウトした後 、乗り手は手またはブーツを使ってブーツの内側側部のレバーを作動して、再度 入れるのを容易にするために内側ロッキング機構を開くことができる。
【0043】 図8は切り取られた簡単な概略上面図であり、ロッカ45がビンディングプレ ートに取付けられる態様およびばね65がアーム53およびロッカ45間で取付 けられる態様を示す。図8はさらにアーム53およびローラ57の開口(図示さ れていない)を通り、ローラをアームに取付けるのに用いられるロッド68を示 す。
【0044】 図9および図10は図8の線9−9に沿って取られた完全な断面図であり、図 9に示される開位置から図10に示される閉位置に移動することにより、ビンデ ィングの外側および内側側部の両方のロッキング機構がビンディングへのブーツ のステップインに応答する態様を示す。
【0045】 本考案は図示されている特定のロッキング機構に限定されるのではなく、他の 構成も可能であることは理解される。しかし、このロッキング配置はコンパクト なデザインを提供するので、本考案の一実施例に用いられる。特に、このロッキ ング配置はビンディングの側部から横方向に著しく延在しない。これはどのビン ディング配置にも有利であるが、特にビンディングが内側側部および外側側部の 両方にロッキング機構を含む場合に有利である。たとえば、ビンディングがロッ クされた場合にロッカの回転を防ぐよう働くアーム53は、水平方向よりむしろ 主に縦方向に延在する。したがって、ビンディングが図6Aの閉位置にある場合 、アームの軸が縦に対して配置される角度Hは比較的小さい。この角度は好まし くは30°以下であり、本考案の一実施例では約19°である。
【0046】 本考案の一実施例において、ビンディングの内側側部および外側側部のロッキ ング機構を形成するのに用いられるコンポーネントのいくつかは、製造コストを 減じるために共有される。特に、左足および右足のビンディングの内側側部およ び外側側部における係合部材7、アーム53、ローラ57、カムソケット61、 63およびばね65の各々を形成するために単一のコンポーネントを用いること ができる。本考案の一実施例において、ロッカ45についてビンディングの内側 側部および外側側部に別のコンポーネントが用いられるが、内側ロッカおよび外 側ロッカは左ビンディングおよび右ビンディングの両方に用いることができる。
【0047】 本考案の代替の実施例は図11−14を参照して示される。本実施例は多くの 点で上記の実施例に類似しており、同じ参照符号は同様のエレメントを示すため に用いられる。図11−14の実施例と上記の実施例との間の主な違いは、デュ アルレバー配置の代わりに、両方の可動係合部材を作動するために用いられる単 一のレバー91が設けられることである。
【0048】 図11−14の実施例では、ビンディングのロッキング機構には結合機構が設 けられ、ビンディングの一方側は他方側がロック位置に入ることができない限り または入ることができるまで、ロッキングされるのを妨げる。本考案の単一レバ ーの実施例の特徴は、ビンディングがロックされているように見えるという視覚 的指示を得て乗り手がビンディングの一方側を間違ってロックし、滑り始めてか らブーツがビンディングに固定されていないことを発見することを防ぐには有利 である。これは上記のデュアルレバーの実施例では問題とならない。なぜなら各 レバーはその側のビンディングがロックされているという個々のビジュアルイン ジケータを乗り手に提供するからである。
【0049】 単一レバー91はピボット軸95を中心にビンディングプレートの延長部93 (図12−14)に取付けられる。レバー91はさらに1対のリンク97および 99に枢支的に取付けられ、これらはビンディングの外側側部および内側側部の ロッキング機構のアーム53にそれぞれ結合される。リンク97はピボット軸1 01を中心にビンディングの外側側部上のアーム53に枢支的に取付けられ、ピ ボット軸101はローラ57が外側リンク53に取付けられる軸と整合する。同 様に、リンク99はピボット軸103を中心にビンディングの内側側部上のアー ム53に取付けられ、ピボット軸103は内側側部のロッキング機構のローラ5 7と整合する。リンク99は以下で述べる理由により105で連接される。
【0050】 リンク97および99を介してレバー91をビンディングの両側のロッキング 機構のアーム53に結合することにより、ロッキング機構の一方は他方がロック 位置に入ることができない限りまたはできるまで、ロッキングされるのを防ぐ。 図12および図13はビンディングの開いている構成およびロックされている構 成をそれぞれ示す。図12に示されるように、ビンディングが開いている場合、 レバー91はピボット軸95を中心に反時計回りに回転し、リンク97が装着さ れるレバー上の接続点107が下方向に回転し、それによりリンク97の他方端 に装着されるローラ57は下側のカムソケット63に置かれる。同様に、この構 成において、リンク99がレバーに装着される装着点109は、内側ローラ57 も下側カム表面63にある場合にリンク99がレバー91から内側アーム53に 完全に延びるよう位置づけられる。
【0051】 反対に、図13に示されるロック位置では、レバー91はピボット軸95を中 心に時計回りに回転し、それによりリンク97の装着点107はカムソケット6 1および63から離れる上方向に移動し、それによりリンク99の装着点109 はビンディングの内側側部のカムソケット61および63の方に回転する。した がって、乗り手がビンディングの両側のトリガ39上を踏み下ろすと、ロッキン グ機構のロッカ45はデュアルレバー実施例と関連して前に説明した態様で下方 向に、その不安定な位置がカムソケット61および63間のピークに隣接したロ ーラ57に到達するまで回転する。ビンディングの両側でこの不安定なロック準 備位置に達すると、ばね65はロッキング機構をその閉位置に能動的にトリガす る。ロッキング機構が不安定な位置からロック位置に移動するにつれ、ビンディ ングの外側側部のアーム53はピボット軸53を中心に反時計回りに回転し、リ ンク97を押してレバー91を作動させ、それによりレバーはピボット軸95を 中心に時計回りに回転する。同様に、ビンディングの内側側部のロッキング機構 がロック位置に移動すると、リンク53はピボット軸55を中心に時計回りに回 転し、それによりリンク99を引張ってレバー91を作動させてピボット軸95 を中心に時計回りに回転して図13に示される閉位置に入る。図13に示される 閉位置からわかるように、リンク99はレバーの装着点109から延在し、これ はベースプレートのブーツ受け表面110の下にあり、さらにベースプレート表 面110の面より上にある内側レバー53の装着点103に延びる。連接105 はベースプレートブーツ受入れ表面110を通ることなくリンク99が閉構成に おいてこれら2点間で延在することを可能にする。
【0052】 上述からわかるように、各リンク97および99はレバーに結合されて、ロッ キングアーム53の一方がまだ開位置にあってロックできる準備が整っていない なら、レバーが閉位置になるのを妨げ、それにより他方のアーム53がオーバセ ンタでロック状態に達するのを妨げる。図11−14の実施例におけるこの有利 な特徴は図14に示されており、ビンディングの内側側部のロッキング機構は外 側側部よりも早く押下されて不安定なロック準備状態となったことを示す。しか し、ビンディングの外側側部のロッキング機構はロック準備位置に入っていない ので、リンク97はレバー91が時計回りに回転するのを妨げ、それによりリン ク99がビンディングの内側側部の方に動くのを妨げる。こうして、リンク99 はビンディングの内側側部のアーム53がローラ53を上部のカムソケット61 に持ち上げるのを妨げる。ローラが持ち上げられるのは、ビンディングの外側側 部のロッキング機構が上述のロック準備位置に到達した場合のみである。
【0053】 図面で示される実施例では、レバー91はアクセスを容易にするためにビンデ ィングの外側側部に配置されている。しかし、本考案はこれには限定されず、レ バーは代替的にビンディングの内側側部に位置づけることができる。
【0054】 単一レバー91および装着リンク97および99を用いていることを除き、図 11−14の単一レバーの実施例は、上述のデュアルレバーの実施例と同じであ り、デュアルレバーの実施例に関連して説明した任意の有利な特徴および代替の 配置をすべて任意に含むことができる。
【0055】 上述の図示される実施例では係合部材7は開構成から閉構成に移動するために ビンディングプレートに対して回転するが、本考案はこれには限定されない。装 着されたハイバックを備えてビンディングへのステップインを容易にするために 、本考案の1つの有利な特徴は、ブーツの両側の係合部材が移動可能なことあり 、ブーツがビンディングにステップインすればブーツと係合するよう移動できる 。この場合、係合部材の一方とブーツとの間に対応は、他方の係合部材がトリガ される前に達成されなくでもよい。ここに開示されている回転可能な係合部材7 に加えて、開構成および閉構成間でビンディングプレート9に対して滑るまたは 他の態様で移動する係合部材によって、同様の利点が得られるのは理解される。
【0056】 前に述べたように、いくつかのビンディングコンポーネント(たとえば係合部 材7)は金属から作ることができる。本考案は特定の種類の金属に限定されない が、例示はステンレススチール、カーボンスチールおよびアルミニウムを含む。 同様に、いくつかのコンポーネントは適切な成形プラスチック材から作ることが できる。本考案の一実施例において、成形プラスチック部はたとえばナイロン、 ポリウレタン、ポリカーボネート、およびポリプロピレンのような長いファイバ ガラス充填材から形成されている。長いファイバガラス充填材は他の材料では脆 くなる比較的冷たい温度でもその衝撃強度を維持する点で有利である。しかし、 本考案はこのような材料の使用に限定されない。
【0057】 本考案の代替の実施例は図15−22を参照して示される。この実施例ではビ ンディングが完全にロックされているかどうかを示すために、ビンディングで用 いるビジュアルインジケータを提供する。上記のデュアルレバービンディングの 実施例で述べたように、各レバーはその側のビンディングがロックされているこ とを乗り手に示す個々のビジュアルインジケータを提供する。しかし、本考案の 一実施例では、(レバー位置のほかに)さらなるビジュアルインジケータが与え られてビンディングが完全にロックされているかどうかという乗り手の判断を助 ける。
【0058】 図15−22に示される本考案のビジュアルインジケータの実施例は、図2− 14に関連して述べたものと実質的に同様のビンディングで特に用いるよう適合 されている。しかし、本考案のこの実施例はこれには限定されず、他の多くの種 類のビンディングで使用するよう適合できるのは理解される。図15−22に示 されるビンディングは多くの点において前に記載されかつ図2−10に示される 実施例に類似しているので、同様のエレメントを示すために同じ参照符号が用い られる。主な違いは図15−22の実施例においてインジケータボタン111を 用いることにあり、ビンディングが完全にロックされているというさらなるビジ ュアルインジケータを提供する。
【0059】 インジケータボタンの他に、図15−22の実施例と上述のものとの間にいく つかの小さい違いがある。図15−22の実施例では、係合部材7は別の部分と してロッカに接続されるのではなく、単一の成形プラスチック部としてロッカと 一体的に形成されている。さらに、ロッカおよび係合部材7にはカバー113が 接続され、ロッカおよび係合部材がビンディングの開位置および閉位置間で回転 する場合にこれらのコンポーネントとともに動く。カバーはロッカおよびカバー に成形される雄型/雌型対インターフェイス(図示されていない)によってロッ カにスナップフィットできる。しかし、他の取付配置も可能であることは理解さ れる。さらに、カバーは1つの成形部品としてロッカおよび係合部材7の一部と して形成できる。
【0060】 図15−17は開位置(図15および図6C)から不安定位置(図16および 図6B)を経て閉位置(図17および図6A)に移動するビンディングの一方側 を示す。図18に示されるように、可動係合部材7およびビンディングロッキン グ機構がビンディングの内側側部および外側側部の両方に配置されている。ビン ディングが開位置および閉位置間で移動する場合、ハンドル42、ロッカ45、 トリガ39(図18)、係合部材7、アーム53およびローラ57の動きは図2 −11に関連して上述したものと実質的に同じである。
【0061】 図2−10を参照して記載した実施例と比較して、ハンドル42はインジケー タボタン111を受入れるよう適合された開口42A(図22)を備え、さらに インジケータボタンと対をなすよう適合される以下に記載する他のフィーチャを も含む。それ以外の点では、ハンドル42は図2−10に関連して記載したハン ドル41と同じ態様で動作する。たとえば、ハンドル42およびアーム53は図 22に示されるように1つの部分として形成できる。
【0062】 インジケータボタン111はハンドル42およびビンディングの他のコンポー ネントと対をなすよう適合されて、ビンディングが完全に閉じられた場合(図6 Aおよび図17)にのみ視覚的指示を与える。図面に示される実施例では、視覚 的インディシアはビンディングが完全に閉じられた場合のみ乗り手に見える表面 133(図17)を有するインジケータボタンによって与えられる。したがって 、面133が乗り手に見える場合、ハンドル42の位置とは別の、ビンディング が閉じられているという視覚的指示を与える。本考案の一実施例では、表面13 3は乗り手の視認を容易にするためにボタン111およびハンドル42の残りの 部分と異なる色で提供される。インジケータボタンは他のいくつかの方法でビン ディングが開いているまたは閉じているという視覚的指示を与えることができる のは理解される。したがって、以下の詳細な実施例は図示の目的のためにのみ与 えられる。
【0063】 図15−22に示される実施例では、インジケータボタン111はボタンにあ るチャネル116(図19−21)を通るピン(図示されていない)を介して軸 117を中心にハンドルに回転可能に取付けられ、ボタンの両側にある、ハンド ルに形成される凹部118(図22)に保持される。(図示されていない)トー ションばねは軸117に沿ってピンを中心に取付けられ、ハンドル42に対して ボタン111をバイアスするよう(図15−17における反時計回りの方向に) 配置されている。インジケータボタン111はL字形であり、第1の脚119お よび第2の脚121を含む(図19A−19C)。
【0064】 図15に示される完全に開いた位置では、脚119の側部123は図19Cに 示されているようにカバー113に形成される棚125に対してバイアスされる 。この棚は図15−17にも示されている。図6A−6Cを参照して前に述べた ように、乗り手がビンディングにステップインすると、ハンドル42はローラ5 7が下部カム表面63から上部カム表面61に移動するにつれ上方向に動く。ハ ンドルが図16に示される位置に上方向に動くと、ボタン111の脚119の側 部123(図19C)は棚125の表面との接触を維持する。なぜなら、ボタン は反時計回りにバイアスされ続けるが、棚125から離れることができないから である。
【0065】 ビンディングが完全にロックされた状態(図6Aおよび図19A)でない限り ボタンの脚119は棚125を離れないように、インジケータボタン111、ハ ンドル42および棚125は配置され、それにより表面133(図17)がハン ドル42の上面上に露出する位置にボタンが回転するのを妨げる。たとえば、図 16では、ビンディングは図6Bの不安定な位置にあり、ボタンはビンディング が閉じられているという印をまだ示していない。本考案の一実施例において、係 合部材7が1°だけその完全に閉じられた位置から回転していれば、ロッキング ボタンはビンディングが完全に閉じられているという視覚的指示を与えない。ロ ーラ57がカム61に載るようになって初めてビンディングが完全に閉じられて インジケータボタンの表面133がハンドル42の上面より上に露出されて、ビ ンディングが完全にロックされたという視覚的指示が与えられる。ローラ57が 上部カムソケット61に移動する場合、ハンドル42は(図17において反時計 回りに)回転してその最も直立した位置(図6A)となる。ハンドル42の回転 により、そこに装着されるインジケータボタン111のピボット軸117はカバ ー113の棚125からもっと離れる方向に動き、それによりビンディングが完 全に閉じた位置になるちょうどそのときにインジケータボタンのエッジ127が 棚125から離れる(もはや接触しない)。これは図17および図19Aに示さ れている。図17は完全に閉じた状態のビンディングを示す。図19Aはビンデ ィングが完全に閉じた場合の棚125に対するボタン111の位置を示し、ハン ドルは以下で説明するように少し押下されている。
【0066】 上述したように、ビンディングが完全な閉位置にある場合、インジケータボタ ン111の回転は棚125によって制限されない。図面に示される実施例では、 ハンドル42に対するインジケータボタン111の回転量を制限するための機構 が設けられている。特に、ボタンの凹部131(図20−21)がハンドルに形 成されるストップ132(図15−17)にあたるまでボタンは回転する。
【0067】 上述したように、図面に示される本考案の実施例では、ビンディングが完全に 閉じているという視覚的指示は、色のついている表面133がハンドル42の上 面より上に露出することにより与えられる。表面133はどの方法でも色づけら れる。たとえば、パッド印刷処理を用いて表面133に目立つ色を与えることが できる。乗り手にとって見える色づけられた面積を増やすために、実質的に平坦 である表面133に加えて、ボタンの非平面角135の一部を網羅するようパッ ドを曲げることができる。図17に示すように、ビンディングが完全に閉じてい る場合、色づけられた表面133は乗り手のブーツがビンディングに係合して立 っている乗り手に見えるよう上を向いているコンポーネントを含む。
【0068】 図15−22に示されるインジケータボタン111の特定の実施例はさらに別 の役割を果たす。すなわち、ボタン111はハンドル42に意図されない下方向 の力が与えられてもビンディングの解放を防ぐ。図2−10を参照して説明した ように、ビンディングはハンドル42を下方向(図15−17において時計回り )に押すことにより解放される。図15−22に示される本考案の実施例では、 ハンドルを下方向に移動させる前にインジケータボタンを解放位置(図19B) に保持しない限りハンドルが下方向に動いて開位置に入るのを妨げるよう、イン ジケータボタン111が配置されている。ビンディングがロック位置にありかつ ボタン111が図17に示されるロック位置にあるのにハンドル42が下に押さ れると、そのハンドルの下方向の移動によりボタンの底面137が図19Aに示 されるように棚125上に載り、それによりハンドル42のさらなる下方向の移 動が妨げられる。したがって、ハンドルが下方向に移動してビンディングを開く 前に、ボタン111は図19Bに示される解放位置に移動させられなければなら ない。
【0069】 図面に示される実施例では、ハンドル42に与えられる下方向の力に抗するボ タンの脚119が棚125に対してほぼ垂直であるよう、ボタン111およびハ ンドル42は配置されている。これにより、ボタンは与えられる下方向の力に対 して効率的な態様で抗し、それにより比較的軽量のボタンを用いることができる 。さらに、図19Aに示されるように、ビンディングが閉じられた場合、ボタン は棚125に対して少し角度づけられており、下方向へのハンドルの抵抗移動が ある場合にボタンの脚119に対する力(F′)は、ボタンをさらなるロック位 置(すなわち、図17および図19Aにおいて反時計回り)に回転させる。
【0070】 ビンディングを開くためには、ボタン111は(たとえば乗り手の親指により )下に押され、それによりボタンが(たとえば図17において時計回りに)回転 し、底面137は図19Bに示されるように棚125から離れる。次にハンドル 42は下方向に押さえられて上述の態様でビンディングを開く。本考案の一実施 例において、ボタン111の上面にはリッジ139が設けられてボタンがどこで 押下されるかを示し、さらに乗り手の親指との係合を促進するための粗面を与え る。
【0071】 上述の実施例では、インジケータボタンはビンディングが完全に閉じられた場 合に視覚的指示を与えるだけでなく、ハンドルが間違って開けられるのを防ぐと いう2つの役割を果たす。しかし、本考案はこれには限定されず、ボタンはこれ らの機能の一方を単独で行なうようにしてもよい。
【0072】 図15−17に示されるビンディングはインジケータボタン111の他に、図 2−4に示される本考案の実施例とは異なる別の特徴を有する。特に、図2−4 の実施例と関連して説明したように、ビンディングは調整可能なフィーチャーを 用いてベースプレート9に取付けられるヒールフープ11を含み、単一のヒール フープおよびベースプレートの組合せは、異なるサイズのブーツに対応するよう 調整できる。図2−4に示される実施例では、この調節可能なフィーチャーは各 ねじ37に対してヒールフープ11上に設けられる複数個の孔40によって与え られる。代替的に、図15−17の実施例では、ヒールフープ11(図2)を複 数個の調整可能な位置に取付けるためにいくつかの孔115がベースプレート9 に形成されている。
【0073】 以上のように本考案の特定の実施例を記載しているので、種々の変形、変更お よび改良は当業者にとって容易に考えられる。このような変形、変更および改良 は本考案の精神および範囲内にある。したがって、以上の記載は模範例にすぎず 、限定するものではない。本考案は前掲の請求の範囲およびその均等物によって のみ規定されるものである。 〔図面の簡単な説明〕
【図1】 本考案に従う、各々がスノーボードに取付けられかつブーツを受 ける、2つのビンディングを示す斜視図である。
【図2】 本考案の一実施例に従う、乗り手がビンディングにステップイン する態様を示す、図3の線2−2に沿った断面図である。
【図3】 本考案のデュアルレバーの実施例を示す斜視図である。
【図4】 図3のビンディングの上面図である。
【図5】 考案の一実施例に従うビンディングロッキング機構を示す、図4 の線5−5に沿った断面図である。
【図6】 A、BおよびCはそれぞれ、閉位置、ロック準備位置および開位 置にあるロッキング機構を示す図5の6−6に沿った断面図である。
【図7】 本考案の一実施例に従うロッキング機構の係合部材およびロッカ の取付けに関する多くの角度を示す簡略化された上面図である。
【図8】 本考案の一実施例に従うロッキング機構の詳細を示すために部分 的に切取られた簡略化された概略上面図である。
【図9】 ロッキング機構がいずれも開位置にある状態の、本考案のデュア ルレバー実施例にステップインする際のブーツを示す、図8の線9−9に沿った 断面図である。
【図10】 ロッキング機構がいずれも閉位置にある状態の、本考案のデュ アルレバー実施例によって係合されるブーツを示す、図8の線9−9に沿った断 面図である。
【図11】 本考案の単一レバー実施例を示す、部分的に切取られた上面図 である。
【図12】 開いた形態にある単一レバー実施例を示す、図11の線12− 12に沿った断面図である。
【図13】 閉じた形態にある単一レバー実施例を示す、図11の線12− 12に沿った断面図である。
【図14】 外側側部のロッキング機構がロック準備位置に到達していない ためにビンディングの内側側部のロッキング機構がロックされないようにする、 本考案の単一レバー実施例を示す図11の線12−12に沿った断面図である。
【図15】 本考案の別の実施例に従うインジケータボタンを含む、完全に 開いた位置に置かれたビンディングを示す部分斜視図である。
【図16】 部分的に閉じた位置に置かれた図15のビンディングを示す部 分斜視図である。
【図17】 完全に閉位置にある図15および図16のビンディングを示す 部分斜視図である。
【図18】 図15のビンディングを示す上面図である。
【図19】 AからCは、図15から図18に示されるインジケータボタン の実施例を示す側面図である。
【図20】 図19の線20−20に沿った図19のインジケータボタンを 示す前面図である。
【図21】 図18から図19のインジケータボタンを示す上面図である。
【図22】 本考案に従うビンディングに使用するためのハンドルおよびア ームを示す一実施例の斜視図である。
【提出日】平成11年9月2日(1999.9.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【考案の概要】
考案の1つの例示的な実施例は、スノーボード用ブーツをスノーボードに固定 するためのスノーボード用ビンディングを対象とする。ビンディングは、スノー ボード用ブーツを受けるよう適合されたベースと、開位置と、ビンディングにブ ーツを固定するよう係合部材が適合される閉位置との間で移動するようベースに 取付けられた可動係合部材と、係合部材に機械的に結合されかつ係合部材の閉位 置から開位置まで移動するよう適合されたハンドルとを含む。ハンドルは、係合 部材が閉位置にある状態に対応する第1の位置と、係合部材が開位置にある状態 に対応する第2の位置との間で移動可能である。ビンディングはさらに、係合部 材が閉位置にあることを視覚的に指示するよう適合されたビジュアルインジケー タを含む。 考案の別の例示的な実施例は、スノーボード用ブーツをスノーボードに固定す るためのスノーボード用ビンディングを対象とする。スノーボード用ビンディン グは、スノーボード用ブーツを受けるよう適合されたベースと、開位置と、ビン ディングにブーツを固定するよう係合部材が適合された閉位置との間で移動する ようベースに回転可能に取付けられた可動係合部材と、係合部材が閉位置まで完 全に回転したことを視覚的に指示するよう適合されたビジュアルインジケータと を含む。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 考案の別の例示的な実施例は下記のものを含むスノーボード用ビンディングを 対象とする。このスノーボード用ビンディングは、スノーボード用ブーツを受け るよう適合されたベースと、開位置と、ビンディングにブーツを固定するように 係合部材が適合される閉位置との間で移動するようベースに取付けられた可動係 合部材と、係合部材に機械的に結合されかつ閉位置から開位置まで係合部材を移 動するよう適合されたハンドルとを含む。ハンドルは、係合部材が閉位置にある 状態に対応する第1の位置と、係合部材が開位置にある状態に対応する第2の位 置との間で移動可能である。スノーボード用ビンディングはさらに、係合部材が 閉位置にあることを視覚的に指示するためのインジケータ手段を含む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 考案の別の例示的な実施例は下記のものを含むスノーボード用ビンディングを 対象とする。このスノーボード用ビンディングは、スノーボード用ブーツを受け るよう適合されたベースを含む。ベースはスノーボードに取付けられるよう適合 されたベースプレートを含む。ビンディングはさらに、開位置と、ビンディング がブーツに固定されるよう係合部材が適合される閉位置との間で移動するようベ ースに取付けられた可動係合部材と、係合部材に機械的に結合されかつ係合部材 を閉位置から開位置まで移動するよう適合されたハンドルとを含む。ハンドルは 、係合部材が閉位置にある状態に対応する第1の位置と、係合部材が開位置にあ る状態に対応する第2の位置との間で移動可能である。ハンドルは、第1の位置 から第2の位置まで移動する際にベースプレートに向けて下向きに移動し得る。 ビンディングはさらに、解放ボタンであって、ロック位置と解放位置との間で移 動するようハンドルに取付けられ、かつ解放ボタンがロック位置にあるときに第 1の位置から第2の位置までハンドルが移動しないようにするよう適合されるも のを含む。 考案の別の例示的な実施例は、スノーボード用ブーツをスノーボードに固定す るためのスノーボード用ビンディングを対象とする。スノーボード用ビンディン グは、スノーボード用ブーツを受けるよう適合されたベースと、開位置と、ビン ディングにブーツを固定するよう係合部材が適合された閉位置との間で移動する ようベースに回転可能に取付けられた可動係合部材と、係合部材に機械的に結合 されかつ係合部材を閉位置から開位置まで移動するよう適合されたハンドルとを 含む。ハンドルは、係合部材が閉位置にある状態に対応する第1の位置と、係合 部材が開位置にある状態に対応する第2の位置との間で移動可能である。スノー ボード用ビンディングはさらに、ハンドルが第1の位置から第2の位置に移動し ないようにするための解放手段を含む。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月4日(2000.2.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (27)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スノーボードブーツをスノーボードに固
    定するためのスノーボードビンディングであって、 スノーボードブーツを受けるように適合されたベース
    と、 ベースに取付けられて開位置および閉位置間で動くため
    の可動係合部材とを含み、係合部材はブーツをビンディ
    ングに固定するよう適合され、 前記係合部材に機械的に結合され、かつ前記係合部材を
    閉位置から開位置に動かすよう適合されたハンドルを含
    み、ハンドルは閉位置の係合部材に対応する第1の位置
    と開位置にある係合部材に対応する第2の位置との間で
    可動であり、さらに 前記係合部材が閉位置にあるという視覚的指示を与える
    よう適合されたビジュアルインジケータを含む、スノー
    ボードビンディング。
  2. 【請求項2】 前記ビジュアルインジケータはハンドル
    に取付けられているインジケータボタンである、請求項
    1に記載のスノーボードビンディング。
  3. 【請求項3】 前記インジケータボタンはロックされた
    位置および解放された位置間で動くためにハンドルに取
    付けられ、前記インジケータボタンがロック位置にある
    場合に、前記インジケータボタンは前記ハンドルが第1
    の位置から第2の位置に動くのを妨げるよう前記インジ
    ケータボタンは構成および配置されている、請求項2に
    記載のスノーボードビンディング。
  4. 【請求項4】 前記インジケータボタンは、インジケー
    タボタンが解放位置にある場合に前記ハンドルが第1の
    位置から第2の位置に動くのを可能にするよう配置され
    ている、請求項3に記載のスノーボードビンディング。
  5. 【請求項5】 前記ベースはスノーボードに取付けられ
    るよう適合されているベースプレートを含み、前記ハン
    ドルは第1の位置から第2の位置に動く場合に前記ベー
    スプレートに向かって下方向に動く、請求項4に記載の
    スノーボードビンディング。
  6. 【請求項6】 前記インジケータボタンは、前記係合部
    材が閉位置にある場合にブーツがビンディングに配置さ
    れて立っている乗り手によってのみ見える第1の表面を
    有する、請求項2に記載のスノーボードビンディング。
  7. 【請求項7】 前記インジケータボタンはさらに上面を
    含み、前記インジケータボタンの第1の表面はインジケ
    ータボタンの上面の色と異なる、請求項6に記載のスノ
    ーボードビンディング。
  8. 【請求項8】 前記インジケータボタンは前記ハンドル
    に対して回転するためにバイアスされる、請求項2に記
    載のスノーボードビンディング。
  9. 【請求項9】 前記インジケータボタンおよびハンドル
    は、前記インジケータボタンと前記ハンドルとの間の相
    対的回転を制限するよう係合される対をなす1対のフィ
    ーチャーを有する、請求項8に記載のスノーボードビン
    ディング。
  10. 【請求項10】 前記可動係合部材は閉位置にある場合
    にブーツをビンディングに非解放的に固定するよう適合
    されている、請求項1に記載のスノーボードビンディン
    グ。
  11. 【請求項11】 前記インジケータボタンは、乗り手に
    よって作動されるよう適合された第1の脚とそこに対し
    て実質的に垂直に延在する第2の脚とを有するL字型の
    部分を含む、請求項3に記載のスノーボードビンディン
    グ。
  12. 【請求項12】 前記ハンドルは開口を有し、前記イン
    ジケータボタンはハンドルの開口内に取付けられる、請
    求項2に記載のスノーボードビンディング。
  13. 【請求項13】 前記インジケータボタンは、前記係合
    部材が閉位置にある場合にブーツがビンディングに配置
    されて立っている乗り手によってのみ見える第1の表面
    を有する、請求項4に記載のスノーボードビンディン
    グ。
  14. 【請求項14】 前記インジケータボタンは前記ハンド
    ルに対して回転するためにバイアスされる、請求項4に
    記載のスノーボードビンディング。
  15. 【請求項15】 前記ハンドルは開口を有し、前記イン
    ジケータボタンはハンドの開口内に取付けられる、請求
    項14に記載のスノーボードビンディング。
  16. 【請求項16】 前記インジケータボタンは、乗り手に
    よって作動されるよう適合された第1の脚とそこに実質
    的に垂直に延在する第2脚とを有するL字型の部分を含
    む、請求項2に記載のスノーボードビンディング。
  17. 【請求項17】 前記インジケータボタンは前記係合部
    材が閉位置にある場合にブーツがビンディング内に配置
    されて立っている乗り手によってのみ見える第1の面を
    有する、請求項16に記載のスノーボードビンディン
    グ。
  18. 【請求項18】 スノーボードブーツをスノーボードに
    固定するためのスノーボードビンディングであって、 スノーボードブーツを受けるよう適合されたベースと、 開位置および閉位置間で動くためにベースに取付けられ
    る可動係合部材とを含み、係合部材はブーツをビンディ
    ング内に固定するよう適合され、 前記係合部材に機械的に結合されかつ前記係合部材を閉
    位置から開位置に動かすよう適合されたハンドルを含
    み、前記ハンドルは閉位置にある係合部材に対応する第
    1の位置と開位置にある係合部材に対応する第2の位置
    との間で可動であり、さらに 前記係合部材が閉位置にあるという視覚的指示を与える
    ためのインジケータ手段を含む、スノーボードビンディ
    ング。
  19. 【請求項19】 前記インジケータ手段は前記ハンドル
    に対して可動的に取付けられる、請求項18に記載のス
    ノーボードビンディング。
  20. 【請求項20】 前記インジケータ手段はロック位置お
    よび解放位置間で動くためにハンドルに取付けられ、前
    記インジケータ手段はインジケータ手段がロック位置に
    ある場合にハンドルが第1の位置から第2の位置に動く
    のを妨げるための手段をさらに含む、請求項19に記載
    のスノーボードビンディング。
  21. 【請求項21】 スノーボードブーツをスノーボードに
    固定するためのスノーボードビンディングであって、 スノーボードブーツを受けるよう適合されたベースを含
    み、前記ベースはスノーボードに取付けられるよう適合
    されたベースプレートを含み、 開位置および閉位置間で動くために前記ベースに取付け
    られる可動係合部材を含み、係合部材はブーツをビンデ
    ィングに固定するよう適合され、 前記係合部材に機械的に結合されかつ前記係合部材を閉
    位置から開位置に動かすよう適合されたハンドルを含
    み、前記ハンドルは閉位置にある係合部材に対応する第
    1の位置と開位置にある係合部材に対応する第2の位置
    との間で可動であり、前記ハンドルは第1の位置から第
    2の位置に動く場合に前記ベースプレートに向かって下
    方向に可動であり、さらに ロック位置および解放位置間で動くために前記ハンドル
    に取付けられた解放手段を含み、前記解放手段は前記解
    放手段がロック位置にある場合にハンドが第1の位置か
    ら第2の位置に動くのを妨げる、スノーボードビンディ
    ング。
  22. 【請求項22】 スノーボードブーツをスノーボードに
    固定するためのスノーボードビンディングであって、 スノーボードブーツを受けるよう適合されたベースを含
    み、前記ベースはスノーボードに取付けられるよう適合
    されたベースプレートを含み、 開位置および閉位置間で動くためにベースに取付けられ
    る可動係合部材を含み、係合部材はブーツをビンディン
    グに固定するよう適合され、 前記係合部材に機械的に結合されかつ前記係合部材を閉
    位置から開位置に動かすよう適合されたハンドルを含
    み、前記ハンドルは閉位置にある係合部材に対応する第
    1の位置と開位置にある係合部材に対応する第2の位置
    との間で可動であり、前記ハンドルは第1の位置から第
    2の位置に動く場合にベースプレートに向かって下方向
    に可動であり、さらに ロック位置および解放位置間で動くためにハンドルに取
    付けられる解放ボタンを含み、前記解放ボタンは前記解
    放ボタンがロック位置にある場合にハンドルが第1の位
    置から第2の位置に動くのを妨げるよう適合されてい
    る、スノーボードビンディング。
  23. 【請求項23】 前記解放ボタンは、前記解放ボタンが
    解放位置にある場合にハンドルが第1の位置から第2の
    位置に動くのを可能にするようさらに配置されている、
    請求項22に記載のスノーボードビンディング。
  24. 【請求項24】 前記解放ボタンはハンドルに対して回
    転するためにバイアスされる、請求項23に記載のスノ
    ーボードビンディング。
  25. 【請求項25】 前記解放ボタンおよびハンドルは、前
    記解放ボタンおよびハンドル間の相対的回転を制限する
    よう係合される対をなす1対のフィーチャーを有する、
    請求項23に記載のスノーボードビンディング。
  26. 【請求項26】 前記解放ボタンは乗り手によって作動
    されるよう適合された第1の脚とそこに対して実質的に
    垂直に延在する第2の脚とを有するL字型の部分を含
    む、請求項23に記載のスノーボードビンディング。
  27. 【請求項27】 前記ハンドルは開口を有し、前記解放
    ボタンはハンドルの開口内に取付けられる、請求項23
    に記載のスノーボードビンディング。
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