JP2770008B2 - スノーボードブーツの雪詰まり防止板 - Google Patents

スノーボードブーツの雪詰まり防止板

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JP2770008B2
JP2770008B2 JP3278896A JP3278896A JP2770008B2 JP 2770008 B2 JP2770008 B2 JP 2770008B2 JP 3278896 A JP3278896 A JP 3278896A JP 3278896 A JP3278896 A JP 3278896A JP 2770008 B2 JP2770008 B2 JP 2770008B2
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snowboard
snow
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snowboard boot
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伸平 岡島
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Shimano Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スノーボードブー
ツの雪詰まり防止板に関する。更に詳しくは、スノボー
ドブーツの裏のビンディング機構の連結具及びその周辺
に雪が付着しないようにするためのスノーボードブーツ
の雪詰まり防止板に関する。
【0002】
【従来の技術】スノーボードは、横乗りでボード上に乗
って雪上を滑走するものである。滑走の制御は、主にス
ノーボードの長手方向である前後軸の回りで回転するロ
ーリング動作、前後軸と直交する横軸の回りで回転する
ピッチング動作を使いながら行う。スノーボードの両側
のエッジが雪面に作用するローリング動作が多いことか
ら、スノーボードブーツ(以下、スノーボード靴ともい
う。)の前後、すなわちスノーボードの方向から言えば
長手方向と直交する横軸方向で連結した方がスノーボー
ドを傾斜させる動作の操作が行い易い。
【0003】本出願人は、このためのスノーボードとス
ノーボード靴との連結機構であるビンディング装置を提
案した(特許協力条約に基づいて公開された国際出願
WO95/33533)。提案されたビンディング装置
は、スノーボードブーツの裏に板状の連結具及び連結具
アダプターが固定されている。
【0004】このスノーボードブーツで雪面を歩くと前
記連結具及び連結具アダプター等に雪が少しずつ付着し
て積層され、人の体重の重みで団塊状の雪(本明細書で
はスノーケーキとも言う。)になることがある。このス
ノーケーキが形成されると、スノーボードとスノーボー
ド靴とを連結するビンディング装置が作動しなくなる。
従って、可能な限りスノーケーキが形成されないようす
ることが望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述のような
技術背景のもとになされたものであり、下記目的を達成
する。
【0006】本発明の目的は、スノーボードブーツの裏
のビンディング機構の連結具に雪が付着しないためのス
ノーボードブーツの雪詰まり防止板を提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の目的は、スノーボードブーツ
の裏のビンディング機構の連結具に付着した雪を脱落さ
せるためのスノーボードブーツの雪詰まり防止板を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次の手段を採る。
【0009】スノーボードブーツ(1)の靴底部(2)
の裏面に固定され、スノーボード(47)のビンディン
グ装置(40)に固定するための連結具(21)を備え
たスノーボードブーツ用であって、前記連結具(21)
の近傍に配置され、一端が前記裏面に固定され他端が自
由端(64)であることを特徴とするスノーボードブー
ツの雪詰まり防止板(60)である。
【0010】前記雪詰まり防止板(60)は、薄板で環
状で構成すると良い。また、前記固定は両面テープ、接
着材等を用いたものが良い。更に、前記自由端(64、
66、68)は、複数の自由端(66、68)からなる
と良い。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例を説
明する。図1は、本発明のスノーボードブーツの実施の
形態例を示す正面図、図2(b)は図1の底面図であ
る。スノーボードブーツ(以下、スノーボード靴とも言
う。)1は、概略すると靴底部2、指先部3、踵(かか
と)部4、脚部5とから構成等されている。脚部5は断
面形状が概ね円筒状に形成されている。靴底部2は、硬
質樹脂製で射出成形で作られたものであり、この内部に
合成樹脂製の後記するプレートソール30等を備えてい
る。
【0012】図2(a)、(b)は靴底部2であり、図
2(a)は正面図、図2(b)は図2(a)の底面図で
ある。靴底部2の底面は、前方からつま先部6、土踏ま
ず部7及び靴底踵部8からなる。つま先部6の表面は、
歩行を容易にするための接地面から角度θだけ上方に向
いている。
【0013】つま先部6の表面の外周には滑り止突起9
が外周に配置されている。滑り止突起9は、鋸歯状に形
成されているので雪面などで歩くとき滑り止めとして機
能がある。接地部10は最下端面であり、立ち止まった
とき雪面に接する面である。接地部10には滑り止めの
ためのスリットが形成されている。
【0014】土踏まず部7の両側には鋸歯状の滑り止突
起11が形成されている。個々の滑り止突起11にはス
リットも形成されている。踵部8の外周には滑り止突起
12が形成されている。踵部8の接地部13が形成され
ており、これは歩行時に雪面又はスノーボードの表面に
接触するための面である。接地部13の表面から滑り止
めのためのスリットが形成されている。
【0015】靴底部2の中央部15は、接地部10及び
接地部13からすると凹部である。中央部15は、滑り
止突起9、11、12より凹部に形成されている。中央
部15の前方には、中央部15より更に凹部である前方
凹部16、後方には後方凹部17が形成されている。こ
の奥部は後記するスノボード側ビンディング機構40に
係合を容易するためのものである。
【0016】靴底部2の内部にはプレートソール30を
有しており、これは後述するスノーボード側ビンディグ
機構40の連結具21を固定するためのものである。 ビンディング機構 図3はスノボードブーツ1をスノーボード側ビンディン
グ機構40に連結したときの断面図である。図2及び図
3に示すように、靴底部2には板金製の連結具21が固
定配置されている。連結具21は、先端がやや尖った前
側係止部22が形成され、その中央部は貫通孔23が形
成されている。連結具21の後端には連結具アダプター
24が連結ネジ25により固定されている。
【0017】連結具アダプター24には、傾斜した面で
ある後側係止部26が形成されている。後側係止部26
の両側には2つの位置決め突起29が形成されている。
位置決め突起29は、後記するスノーボード側ビンディ
ング機構40の後連結体42を横方向に位置決めするた
めのものである。連結具21は、プレートソール30に
設けたナット27に固定ネジ28をねじ込んで締め付け
ることにより固定されている。
【0018】図4は、連結具21をスノーボードに固定
するためのスノーボード側ビンディング機構40を示す
外観図である。スノーボード側ビンディング機構40
は、前方位置(足から見て)に前側係止部41、後方位
置に後連結体42が配置されている。前側係止部41
は、スノーボード靴1の連結具21の前側係止部22を
係止するためのものであり、後連結体42は概略U字状
の形をしたものでその先端で連結具アダプター24を挟
んで固定するための金具である。
【0019】前側係止部41、及び後連結体42は、環
状の板状部材であるベース部材43上に設けられてい
る。ベース部材43の先端には、前方係止部41がスペ
サー44を介してボルト45で固定されている。ベース
部材43と前方係止部41との間に前側係止部22が挿
入されて固定される。ベース部材43の中心には貫通さ
れた孔が形成されており、この孔に蓋をするように押さ
え部材46が挿入されている。
【0020】押さえ部材46の中央部は凹部48が形成
されている。凹部は固定ネジ49でスノーボード47に
固定されているので、押さえ部材46の外周の鍔でベー
ス部材43をスノーボード47に固定している。ベース
部材43は押さえ部材46を中心に回転できる構造であ
るから、ライダーの好みによってベース部材43とスノ
ーボード47との相対角度を調節出来る。
【0021】スノーボード側ビンディング機構40の後
連結体42は、回転支持軸50に回転自在に支持されて
いる。回転支持軸50は、支持台51に回転自在に支持
されている。回転支持軸50にはコイルバネ52が巻か
れており、このコイルバネ52の一端が後連結体42に
係合し、他端がベース部材43に係合されている。従っ
て、後連結体42はその前端部53が常にベース部材4
3に接触するように付勢されていることになる。
【0022】回転支持軸50の一端には、ロック解除レ
バー54の一端が固定されている。ロック解除レバー5
4の先端は、L字状に曲げられ把持部55が形成されて
いる。
【0023】(雪詰まり防止板60)前記したように、
スノーボードブーツ1を履いて雪上を歩行すると、連結
具21及び連結具アダプター24には雪が付着する。取
り分け、連結具アダプター24の近傍は土踏まず7のた
め凹部であり、この凹部に雪が付着して積層しやすい。
連結具アダプター24の近傍に付着したスノーケーキ
は、スノーボード側ビンディング機構40に連結すると
き、連結具アダプター24がスノーボード側ビンディン
グ機構40の後連結体42に係合できない。
【0024】このためライダーが手で除去したり、スノ
ーボードブーツ1を相互に叩いて落とすようなことが行
われている。図5は雪詰まり防止板60をスノーボード
ブーツ1の裏面に貼り付けて固定したときの状態を示す
斜軸投影図である。図6は雪詰まり防止板60を靴底部
2に取り付けたときの平面図である。図7は、雪詰まり
防止板60の平面図である。概略環状の形をしたもので
あり、合成樹脂製の薄板で作られたものである。本例で
はナイロン6、ナイロン66、ポリエチレン等の合成樹
脂で作られており、厚さは約0.8mmである。
【0025】雪詰まり防止板60の中心には貫通孔61
を備えている。貫通孔61の輪郭は、スノーボードブー
ツ1の連結具アダプター24の輪郭とほぼ同一形状であ
る。すなわち、貫通孔61は連結具アダプター24の形
状に合致するように形成されている。雪詰まり防止板6
0の一端の裏面には、接着部62が形成されている。接
着部62の一面には両面接着テープ63が貼り付けられ
ている。
【0026】両面接着テープ63により、雪詰まり防止
板60は踵部8の表面65に接着されている。雪詰まり
防止板60は、一端のみ支持されていることになるので
先端は自由端64である。雪詰まり防止板60は、連結
具アダプター24の2つの位置決め突起29間に位置さ
れる第1舌片66を備えている。第1舌片66は、中心
にスリット67が形成されている。第1舌片66は、主
に位置決め突起29間に付着する雪を防止するためのも
のである。
【0027】第1舌片66の一端は接着部62と一体に
繋がっているので、片持ち支持で先端が自由端である。
雪詰まり防止板60の第1舌片66の両側には、第2舌
片68を備えている。第2舌片68は、位置決め片29
の先端近傍に付着する雪を防ぐためのものである。
【0028】前記説明から理解されるように、雪詰まり
防止板60は一端のみが支持された片持ち支持梁のよう
なものであるから、先端である自由端64は踵部8の表
面65から近づいたり、離れたりの運動を行う。仮に雪
詰まり防止板60に雪が付着しても、滑走中又は雪上で
の歩行中に自由に重力方向に運動を繰り返すと、この運
動により雪が脱落することになる。同様の原理で、第1
舌片66及び第2舌片68にも雪が付着することはな
い。
【0029】(実施の形態例1の動作)次に、前記実施
の形態例1の動作を説明する。スノーボードブーツ1を
スノーボード側ビンディング機構40に連結する。スノ
ーボードブーツ1の連結具21を前方係止部41とベー
ス部材43との間に挿入する。次に、踵部4を踏み込む
と連結具アダプター24がスノーボード側ビンディング
機構40の後連結体42を押す、後連結体42はコイル
バネ52に抗して回転支持軸50を中心に旋回する。
【0030】後連結体42はスノーボードブーツ1の連
結具アダプター24を把持固定する。ロック解除のとき
は、ロック解除レバー54の把持部55を旋回させて、
前記逆の操作を行う。仮に雪詰まり防止板60に雪が付
着しても、滑走中又は雪上での歩行中に自由に重力方向
に運動を繰り返すと、この運動により雪が脱落すること
になる。同様の原理で、第1舌片66及び第2舌片68
にも雪が付着することはない。
【0031】(その他の実施の形態例)前記実施の形態
例では環状のものであったが、前記実施例から明らかな
ように、片持ち支持タイプのものであれば他のものでも
良い。
【0032】
【発明の効果】本発明の雪詰まり防止板は、一端のみが
支持されたものであるから先端である自由端に雪が付着
しないので、ビンディング装置の作動が円滑である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のスノーボード用ブーツの実施
の形態例を示す正面図である。
【図2】図2(a),(b)は靴底部2であり、図2
(a)は正面図、図2(b)は図2(a)の底面図であ
る。
【図3】図3は、スノーボードブーツをスノーボード側
ビンディング機構40に連結したときの断面図である。
【図4】図4は、連結具21をスノーボードに固定する
ためのスノーボード側ビンディング機構40を示す外観
図である。
【図5】図5は、雪詰まり防止板をスノーボードブーツ
に取り付けた状態を示す斜軸投影図である。
【図6】図6は、雪詰まり防止板60を靴底部2に取り
付けた状態を示す平面図である。
【図7】図7は、雪詰まり防止板60の平面図である。
【符号の説明】
1…スノーボードブーツ 2…靴底部 3…指先部 4…踵部 5…脚部 6…つま先部 7…土踏まず部 8…靴底踵部 21…連結具 40…スノーボード側ビンディング機構 47…スノーボード 54…ロック解除レバー 60…雪詰まり防止板 64…自由端 66…第1舌片 68…第2舌片

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スノーボードブーツ(1)の靴底部(2)
    の裏面に固定され、スノーボード(47)のビンディン
    グ装置(40)に固定するための連結具(21)を備え
    たスノーボードブーツ用であって、 前記連結具(21)の近傍に配置され、一端が前記裏面
    に固定され他端が自由端(64)であることを特徴とす
    るスノーボードブーツの雪詰まり防止板(60)。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記雪詰まり防止板(60)は、 薄板で環状であることを特徴とするスノーボードブーツ
    の雪詰まり防止板(60)。
  3. 【請求項3】請求項1又2において、 前記固定は両面テープであることを特徴とするスノーボ
    ードブーツの雪詰まり防止板(60)。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、 前記自由端(64、66、68)は、複数の自由端(6
    6、68)からなることを特徴とするスノーボードブー
    ツの雪詰まり防止板(60)。
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