JP3087735B2 - 天井設置型送風装置 - Google Patents

天井設置型送風装置

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JP3087735B2 JP10292676A JP29267698A JP3087735B2 JP 3087735 B2 JP3087735 B2 JP 3087735B2 JP 10292676 A JP10292676 A JP 10292676A JP 29267698 A JP29267698 A JP 29267698A JP 3087735 B2 JP3087735 B2 JP 3087735B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、天井側に開口す
る吹出口にグリルを備えた、例えば天井埋込型空気調和
装置等の天井設置型送風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、天井埋込型の空気調和装置の室
内機においては、天井内に埋め込み配置された室内機本
体部の下端開口部に室内側から、その平面方向の中央寄
り部位に吸込口を、外周寄り部位に吹出口を、それぞれ
備えた化粧パネルを取り付けるとともに、該化粧パネル
の上記吸込口に臨む部位にはグリルを着脱自在に取り付
け、上記室内機本体部の内部に配置されるファン、熱交
換機等の機器のメンテナンスに際しては、該グリルを取
り外してここから作業を行うようにしている。
【0003】しかし、上記グリルが天井面和に配置され
ているので室内床面からの設置高さが高く、このため、
メンテナンス作業に際して、上記グリルを天井側から取
り外して床面側に降ろし、作業の終了後、再度、床面側
からグリルを天井側に持ち上げてこれを装着するのは非
常に面倒で作業性が悪いという問題があった。
【0004】かかる問題を解決する一つの手段として、
上記室内機本体部側に配置したモーターにより巻き込み
・巻き戻しされるワイヤーにより上記グリルを昇降可能
に支持し、通常の運転時には上記グリルを上記ワイヤー
により上記化粧パネル側に引き上げて吊下保持すること
で装着状態とする一方、メンテナンス等に際して上記グ
リルを上記化粧パネル側から取り外す必要が生じた場合
には、上記ワイヤーを巻き戻して上記グリルを吊下状態
のまま降下させ、作業終了後、再度、上記ワイヤーを巻
き込んで上記グリルを上記化粧パネル側に装着する技術
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる昇降
式グリルは、上述のように、その装着状態においては上
記ワイヤーによる吊下支持作用のみによって保持される
構成であることから、該ワイヤーによる吊下状態が高い
信頼性をもって維持されることが必要である。
【0006】一方、昇降式グリルに使用されるワイヤー
としては、材質的に種々のものが適用可能ではあり、強
度的には金属製ワイヤーが好適と言える。ところが、昇
降式グリルに使用されるワイヤーは、上記室内機本体部
内に配置される比較的小径のドラムに巻き取られるもの
であることから、これが金属製ワイヤーである場合には
ドラムへの巻き取り状態に対応した形状の曲がり癖がつ
き、これを巻き戻して上記グリルを吊下支持した状態に
おいては螺旋状線形となり、該グリルの降下状態での支
持が適正に行えないとか、降下状態からグリルを上昇さ
せる時におけるワイヤーの巻き込みがスムーズに行えな
いとか、或いは、ドラムに巻き取られたワイヤー同士の
接触によりワイヤーの巻き取り・巻き戻し時(即ち、上
記グリルの昇降時)に異音が発生する、等の問題があ
る。
【0007】このため、従来一般には、上記ワイヤーと
して、曲がり癖が付きにくく、グリルを適正状態に吊下
支持することができるとともに、スムーズな巻き込み・
巻き戻してが可能である、等の理由から、合成繊維又は
天然繊維等の非金属繊維を素材としたワイヤーが使用さ
れている。
【0008】ところが、このような合成繊維製又は天然
繊維製のワイヤーを使用した場合には、長期の使用中に
おける摩耗による強度低下とか火災時の延焼等によって
これが破断するという懸念が残る。しかも、上述のよう
に昇降式グリルは、上記ワイヤーによる吊下支持によっ
てのみその装着状態を保持している。このため、上記ワ
イヤーが破断した場合には、上記グリルの落下という事
態が生じる恐れがあり、従って、安全性あるいは信頼性
の確保という観点から、上記ワイヤーの破断時における
上記グリルの落下防止策を講じることが必要となるが、
現在のところかかる観点からの提案はなされていない。
【0009】そこで本願発明は、昇降式グリルを備えた
天井設置型送風装置において、ワイヤーの破断時におけ
るグリルの落下を未然に且つ確実に防止することで装置
の安全性及び信頼性を確保することを目的としてなされ
たものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0011】本願の第1の発明では、天井40側に取り
付けられた化粧パネル3の平面方向内側に開口する吸込
口5にグリル4が装着されるとともに、該グリル4がワ
イヤー10により吊下支持されて上記吸込口5に嵌合す
る装着位置と該吸込口5の下方側へ降下して該吸込口5
を開放する離脱位置との間で移動されるように構成され
た天井設置型送風装置において、上記化粧パネル3の上
記吸込口5の周縁部5aと上記グリル4の周縁部4aと
の間に、上記グリル4が装着位置に設定された状態にお
いて上記ワイヤー10が破断すると同時に、上記グリル
4を上記化粧パネル3側に掛止してその落下方向への移
動を規制する落下防止機構Xを備えたことを特徴として
いる。
【0012】本願の第2の発明にかかる天井設置型送風
装置では、上記第1の発明にかかる天井設置型送風装置
において、上記落下防止機構Xを、上記グリル4に設け
られて該グリル4側に格納される格納姿勢と該グリル4
からその平面方向外方へ延出する延出姿勢とを選択可能
とされ、上記ワイヤー10の張力を受けて上記格納姿勢
に姿勢保持される一方、該ワイヤー10の張力の消滅時
には上記格納姿勢から上記延出姿勢に姿勢変更されるよ
うに構成された掛止爪部材21と、上記化粧パネル3に
おける上記吸込口5の周縁部5aに設けられて上記グリ
ル4側の上記掛止爪部材21が上記延出姿勢に設定され
た時には該掛止爪部材21を掛止せしめて上記グリル4
を上記化粧パネル3側に支持する受部33とで構成した
ことを特徴としている。
【0013】本願の第3の発明にかかる天井設置型送風
装置では、上記第2の発明にかかる天井設置型送風装置
において、上記ワイヤー10の張力を上記掛止爪部材2
1に直接的に負荷する構成としたことを特徴としてい
る。
【0014】本願の第4の発明にかかる天井設置型送風
装置では、上記第2の発明にかかる天井設置型送風装置
において、上記ワイヤー10の張力を、中間部材27を
介して間接的に上記掛止爪部材21に負荷する構成とし
たことを特徴としている。
【0015】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0016】 本願の第1の発明にかかる天井設置型
送風装置によれば、化粧パネル3の吸込口5の周縁部5
aと該吸込口5に装着されるグリル4の周縁部4aとの
間に、該グリル4が装着位置に設定された状態において
該グリル4を吊下支持するワイヤー10が破断すると同
時に、該グリル4を上記化粧パネル3側に掛止してその
落下方向への移動を規制する落下防止機構Xが備えられ
ているので、万一、何らかの原因によって上記ワイヤー
10が破断したとしても、該ワイヤー10の破断に対応
して上記落下防止機構Xが作動し、上記グリル4を上記
化粧パネル3側に掛止してその落下方向への移動を規制
することで、該グリル4の落下が未然に且つ確実に防止
され、これにより装置の安全性及び信頼性が確保される
ものである。
【0017】 本願の第2の発明にかかる天井設置型
送風装置によれば、上記化粧パネル3の上記吸込口5の
周縁部5aに設けられた受部33と該受部33に掛止さ
れる上記掛止爪部材21とで落下防止機構Xを構成する
とともに、上記掛止爪部材21の姿勢変更を上記ワイヤ
ー10の張力、即ち、該ワイヤー10にかかる上記グリ
ル4の重量を利用して行う構成であることから、例えば
上記掛止爪部材21をモーター等の専用の駆動手段によ
り駆動させる構成とする場合に比して、部品点数が少な
く安価な構成とすることができる。
【0018】また、上記ワイヤー10の破断に対する上
記掛止爪部材21の応答性が高く維持されることで、よ
り的確な作動が確保され、上記に記載の効果がより一
層確実ならしめられる。そして、かかる上記掛止爪部材
21の上記ワイヤー10の破断に対する高い応答性に基
づく効果は、本願の第3の発明にかかる天井設置型送風
装置の如く上記ワイヤー10の張力を上記掛止爪部材2
1に直接的に負荷する構成とか、本願の第4の発明にか
かる天井設置型送風装置の如く上記ワイヤー10の張力
を、中間部材27を介して間接的に上記掛止爪部材21
に負荷する構成において、確実に得られるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる天井設置
型送風装置を好適な実施形態に基づいて具体的に説明す
る。
【0020】第1の実施形態 図1には、本願発明にかかる天井設置型送風装置の第1
の実施形態としての、空気調和装置の天井埋込型室内機
Zの要部を示しており、同図において符号1は天井40
に設けた天井開口41を通して天井裏内に埋込み状態で
配置された室内機本体部であって、該室内機本体部1は
下面が開口したケーシング2内にファンとか熱交換器等
の空調用機器(図示省略)を収容してなる。この室内機
本体部1の下面開口には、上記天井40の下面側(室内
側)から、平板状形態をもつ化粧パネル3が装着されて
いる。この化粧パネル3の平面方向内側部分には吸込口
5が形成されるとともに、該吸込口5の外側寄り部位に
は吹出口6,6,・・が形成されている。また、上記化
粧パネル3の上記吸込口5には、該吸込口5の周縁部5
a内に嵌合可能な平面形状を有するとともにその中央寄
り部位を格子状の通風路とした平板状形態をもつグリル
4が着脱自在に装着される。
【0021】そして、上記グリル4は、上記室内機本体
部1側に配置したモーター駆動式のドラムに巻き込み・
巻き戻しされる複数本のワイヤー10,10,・・によ
り昇降自在に吊下支持されている。尚、この実施形態に
おいては、上記グリル4をその左右両側に配置した2本
のワイヤー10,10によって吊下支持するようにして
いる。そして、上記グリル4は、図1に実線図示するよ
うに上記化粧パネル3側に引き上げられて上記吸込口5
の内側に嵌合した装着位置と、同図に鎖線図示するよう
に上記化粧パネル3側から離脱して降下し上記吸込口5
を室内側に露出せしめる離脱位置の二位置に選択的に設
定される。
【0022】ところで、このように上記ワイヤー10,
10によって上記グリル4を吊下支持し且つこれを上記
ワイヤー10,10の巻き込み・巻き戻しによって昇降
させるとともに、該グリル4の装着位置での位置保持を
上記ワイヤー10,10の張力のみによって行うように
構成ものにおいては、万一、何らかの原因によって上記
ワイヤー10が破断し該グリル4に対する該ワイヤー1
0による支持作用が消滅した場合における該グリル4の
落下防止策を講じる必要があり、かかる観点から、この
実施形態においては次述するように、上記化粧パネル3
とグリル4との間に落下防止機構Xを備えている。以
下、この落下防止機構Xの構成及び作動等を図2及び図
3を参照して説明する。
【0023】上記落下防止機構Xは、図2及び図3に示
すように、上記化粧パネル3側に設けられた受部33
と、上記グリル4側に設けられた掛止爪部材21とで構
成される。
【0024】上記受部33は、上記化粧パネル3の上記
吸込口5に臨む内壁部31に形成した切欠開口32の下
辺で構成されるものであって、上記吸込口5を挟んで対
向する二位置にそれぞれ設けられている。
【0025】上記掛止爪部材21は、上記グリル4の周
縁部4aのうち、上記化粧パネル3側の各受部33,3
3に対向する部位にそれぞれ配置されるものであって、
略L字状形態をもつ板材で構成されている。そして、こ
の掛止爪部材21は、その一端21aを支点軸22によ
って矢印R−L方向に回動自在に枢支されるとともに、
図示しないリターンスプリングにより常時矢印R方向に
回動する如く付勢されている。また、この掛止爪部材2
1は、その屈曲した中間位置21bに上記ワイヤー10
の一端を連結固定せしめるとともに、その他端21cは
これを上記受部33に掛止される掛止部23としてい
る。尚、符号24は、上記室内機本体部1側から垂下さ
れた上記ワイヤー10の方向を上記掛止爪部材21側に
変更するためのガイドローラである。
【0026】そして、上記掛止爪部材21は、上記ワイ
ヤー10の張力を受けることで上記リターンスプリング
の付勢力に抗して矢印L方向に回動され、上記掛止部2
3が上記グリル4の周縁より内方に位置する格納姿勢に
姿勢保持される。これに対して、図3に示すように、上
記ワイヤー10が破断し、上記掛止爪部材21にかかっ
ていた上記ワイヤー10の張力が消滅した状態では、上
記リターンスプリングの付勢力によって矢印R方向に回
動し、上記掛止部23が上記グリル4の周縁より外側に
延出して上記切欠開口32内に進入し、該掛止部23の
下面が上記受部33に掛止される「延出姿勢」に姿勢保
持される。
【0027】このように構成された上記落下防止機構X
を上記化粧パネル3とグリル4との間に備えることで、
次のような作用効果が得られる。
【0028】即ち、上記ワイヤー10に所定の張力(上
記ワイヤー10の自重)がかかっている状態において
は、上記掛止爪部材21は図2に示すように上記ワイヤ
ー10の張力を受けて「格納姿勢」に姿勢保持されてい
る。従って、この状態では、上記落下防止機構Xは、上
記化粧パネル3に対する上記グリル4の上下方向への移
動について何らこれを規制する作用をなさない。このた
め、上記ワイヤー10の巻き戻し・巻き込み操作により
上記グリル4を自由に昇降作動させることができる。
【0029】これに対して、何らかの原因によって上記
ワイヤー10が破断した場合には、上記掛止爪部材21
にかかっていた上記ワイヤー10の張力が消滅するの
で、その破断と同時に上記掛止爪部材21は上記リター
ンスプリングの付勢力によって格納姿勢から延出姿勢に
姿勢変更され、図3に示すように上記掛止部23が上記
化粧パネル3側の受部33に掛止され、該グリル4の降
下方向への移動が規制される。従って、上記ワイヤー1
0の破断に拘わらず、上記グリル4は上記落下防止機構
Xによって上記化粧パネル3側にそのまま保持され、下
方への落下が未然に且つ確実に防止される。この結果、
上記ワイヤー10の破断時における安全性及び信頼性が
確保されることになる。
【0030】第2の実施形態 図4及び図5には、本願発明にかかる天井設置型送風装
置の第2の実施形態としての天井埋込型室内機における
上記化粧パネル3とグリル4との嵌合部分に配置された
落下防止機構Xを示している。この第2の実施形態にお
ける落下防止機構Xは、上記第1の実施形態における落
下防止機構Xにおいてはこれを上記化粧パネル3側の受
部33と上記グリル4側の上記掛止爪部材21とで構成
し、上記ワイヤー10の張力を直接上記掛止爪部材21
にかけるようにしていたのに対して、落下防止機構Xを
上記化粧パネル3側の受部33と、上記グリル4側に設
けられる次述の掛止爪部材21とロック部材27とで構
成し、上記ワイヤー10の張力を上記ロック部材27を
介して間接的に上記掛止爪部材21にかけるようにした
ものである。
【0031】即ち、上記掛止爪部材21は、略L字状の
平面形態をもつ板材で構成され、その一端掛止爪部材2
1を支点軸22によって上記グリル4側に枢支されると
ともに、図示しないリターンスプリングによって常時矢
印R方向に回動付勢されている。また、この掛止爪部材
21の中間位置21bにはストッパー部25が形成され
るとともに、その他端21cは上記受部33に対応する
掛止部23とされている。
【0032】上記ロック部材27は、略Z字状の平面形
態をもつ板材で構成されるとともに、その中間位置27
aが支点軸28によって枢支され、矢印A−B方向に回
動自在とされている。また、このロック部材27は、そ
の一端27bを掛止部29とするとともに、その他端2
7cには上記ワイヤー10の一端を連結せしめている。
尚、このロック部材27は、図4に示すように、上記グ
リル4側に設けたストッパー30によって矢印A方向へ
の最大回動位置が規制されるようになっており、且つこ
のように上記ストッパー30によって回動が規制された
状態においては上記掛止部29が上記掛止爪部材21の
ストッパー部25と係合して該掛止爪部材21を格納姿
勢において姿勢保持することができるようになってい
る。一方、図5に示すように、上記ロック部材27が矢
印B方向に回動した状態では、上記掛止部29と上記掛
止爪部材21のストッパー部25との係合が解除され、
該掛止爪部材21は格納姿勢から延出姿勢に姿勢変更さ
れる。
【0033】このように構成された上記落下防止機構X
を上記化粧パネル3とグリル4との間に備えることで、
次のような作用効果が得られる。
【0034】即ち、上記ワイヤー10に所定の張力(上
記ワイヤー10の自重)がかかっている状態において
は、図4に示すように、上記ロック部材27が上記ワイ
ヤー10の張力を受けて矢印A方向に回動し、その掛止
部29が上記掛止爪部材21のストッパー部25に係合
している。従って、上記掛止爪部材21は上記ロック部
材27に押さえられた状態で格納姿勢に姿勢保持されて
いる。この状態では、上記落下防止機構Xは、上記化粧
パネル3に対する上記グリル4の上下方向への移動につ
いて何らこれを規制する作用をなさない。このため、上
記ワイヤー10の巻き戻し・巻き込み操作により上記グ
リル4を自由に昇降作動させることができる。
【0035】これに対して、何らかの原因によって上記
ワイヤー10が破断した場合には、図5に示すように、
上記ロック部材27にかかっていた上記ワイヤー10の
張力が消滅するので、該ロック部材27による上記掛止
爪部材21に対する規制作用が解除され、該掛止爪部材
21はそのリターンスプリングの付勢力によって格納姿
勢から延出姿勢に姿勢変更され、上記掛止部23が上記
化粧パネル3側の受部33に掛止され、該グリル4の降
下方向への移動を規制する。従って、上記ワイヤー10
の破断に拘わらず、上記グリル4は上記落下防止機構X
によって上記化粧パネル3側にそのまま保持され、下方
への落下が未然に且つ確実に防止される。この結果、上
記ワイヤー10の破断時における安全性及び信頼性が確
保されることになる。
【0036】その他 上記各実施形態においては、天井設置型送風装置の一例
として天井埋込型室内機Zについて説明したが、本願発
明における天井設置型送風装置は、かかる空気調和装置
のみならず、例えば換気装置、空気清浄装置等に広く適
用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施形態にかかる天井埋込型
室内機の要部断面図である。
【図2】図1のII部の拡大図である。
【図3】図2に示した部分の状態変化図である。
【図4】本願発明の第2の実施形態にかかる天井埋込型
室内機の要部(図2に示す部分に対応する)断面図であ
る。
【図5】図4に示した部分の状態変化図である。
【符号の説明】
1は室内機本体部、2はケーシング、3は化粧パネル、
4はグリル、4aは周縁部、5は吸込口、5aは周縁
部、6は吹出口、10はワイヤー、21は掛止爪部材、
22は支点軸、23は掛止部、24はガイドローラ、2
5はストッパー部、27はロック部材、28は支点軸、
29は掛止部、30はストッパー、31は内壁部、32
は切欠開口、33は受部、40は天井、41は天井開
口、Xは落下防止機構、Zは天井埋込型室内機である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 401

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井(40)側に取り付けられた化粧パ
    ネル(3)の平面方向内側に開口する吸込口(5)にグ
    リル(4)が装着されるとともに、該グリル(4)がワ
    イヤー(10)により吊下支持されて上記吸込口(5)
    に嵌合する装着位置と該吸込口(5)の下方側へ降下し
    て該吸込口(5)を開放する離脱位置との間で移動され
    るように構成された天井設置型送風装置であって、 上記化粧パネル(3)の上記吸込口(5)の周縁部(5
    a)と上記グリル(4)の周縁部(4a)との間に、上
    記グリル(4)が装着位置に設定された状態において上
    記ワイヤー(10)が破断すると同時に、上記グリル
    (4)を上記化粧パネル(3)側に掛止してその落下方
    向への移動を規制する落下防止機構(X)が備えられて
    いることを特徴とする天井設置型送風装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記落下防止機構(X)が、 上記グリル(4)に設けられて該グリル(4)側に格納
    される格納姿勢と該グリル(4)からその平面方向外方
    へ延出する延出姿勢とを選択可能とされ、上記ワイヤー
    (10)の張力を受けて上記格納姿勢に姿勢保持される
    一方、該ワイヤー(10)の張力の消滅時には上記格納
    姿勢から上記延出姿勢に姿勢変更されるように構成され
    た掛止爪部材(21)と、 上記化粧パネル(3)における上記吸込口(5)の周縁
    部(5a)に設けられて上記グリル(4)側の上記掛止
    爪部材(21)が上記延出姿勢に設定された時には該掛
    止爪部材(21)を掛止せしめて上記グリル(4)を上
    記化粧パネル(3)側に支持する受部(33)とで構成
    されていることを特徴とする天井設置型送風装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記ワイヤー(10)の張力が上記掛止爪部材(21)
    に直接的に負荷される構成であることを特徴とする天井
    設置型送風装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 上記ワイヤー(10)の張力が、中間部材(27)を介
    して間接的に上記掛止爪部材(21)に負荷される構成
    であることを特徴とする天井設置型送風装置。
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