JP3087068B2 - 合成樹脂製コンクリート用型枠 - Google Patents
合成樹脂製コンクリート用型枠Info
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Description
たはポリプロピレンを素材として長方形に形成され、平
滑な表面を型面とし、背面側に四辺から直角に起立させ
た周縁リブと、この周縁リブが形成する枠内を仕切って
格子状に配置した中間リブを設けた合成樹脂製コンクリ
ート用型枠に関し、この種の型枠に生じ易い型枠の継ぎ
目の撓みを防止できるようにしたことを特長とするもの
である。
例えば実開昭62−21255号公報がある。また、ポ
リエチレンまたはポリプロピレン等を素材とした合成樹
脂製コンクリート用型枠には、本出願人の先願に実開平
5−87562号がある。従来、この種の樹脂製の型枠
は、ベニヤ板製等の木製のものに比べて剛性に劣る面が
あるので、一般には補強材をインサートしたり、素材に
ガラス繊維などの強化材を配合することが行われてい
る。
ように補強材をインサートしたり強化材を混入した型枠
は、耐用期間を経過した後に廃材として処分する場合に
処理し難かったり、粉塵を生ずるなどして環境に悪影響
を及ぼし易いという欠点がある。このようなことから本
発明が解決しようとする課題は、木製に比べて耐久性の
ある合成樹脂の特性を活かす一方で、強化材等の混入を
避けて剛性の高い合成樹脂製型枠を提供することにあ
る。
解決するために、ポリエチレンまたはポリプロピレンを
素材として長方形に形成され、平滑な表面を型面とし、
背面側に四辺から直角に起立させた周縁リブと、この周
縁リブが形成する枠内を仕切って格子状に配置した中間
リブとを設けた合成樹脂製コンクリート用型枠におい
て、前記四辺の各周縁リブの内側に沿って適宜の間隔を
隔てて該リブと平行する補強リブを設ける。上記補強リ
ブと周縁リブとの間をジョイント金具の挿通孔を貫通さ
せたブロック部で接続する。この型枠に、同様にして周
縁リブと、補強リブと、貫通孔を有するブロック部と中
間リブとを備えた合成樹脂製コンクリート用型枠を隣接
させて、双方の挿通孔に貫通させたジョイント金具の緊
締により、型枠同士の継ぎ目を形成する周縁リブを上記
ブロック部と補強リブにそれぞれバックアップさせて、
コンクリート打設時における型枠の継ぎ目割れを阻止さ
せるように構成したことを特徴とする合成樹脂製コンク
リート用型枠を提供するものである。
周縁のリブ同士の接合と緊締のみで型枠の継ぎ目を保持
させるようにしていた従来の樹脂製型枠に比べて、特に
接合面の剛性が補強リブとブロック部とのバックアップ
により強化されるのできわめて撓みに難くなる。したが
って、補強のための芯材挿入とか強化材の混入を不要と
することができる。
面と交差する方向に連続する第2の型面を形成し、この
第2の型面の背面側に、前記周縁リブと補強リブと中間
リブと挿通孔を備えたブロック部とを備えてなるコーナ
ージョイント部を一体に設けたものは、特に角部に生じ
易い型枠の継ぎ目割れを回避させることができるので、
本発明の実使用上にきわめて有利である。
する。図1は、通常の大きさの型枠1にコーナージョイ
ント部2を直角に連続形成した実施例1を示す。図2
は、通常の大きさの型枠A、Bを直角に接続する場合に
用いられるようにした実施例2を示す。図3は、コーナ
ージョイント部2をコ字形に連続させて、例えばコンク
リート擁壁の端部を構築する場合に用いられるようにし
た実施例3を示す。
A、Bを接続してL字形の内角面を構築する場合を示
す。図5は、実施例2に通常の大きさの型枠A、Bを接
続してL字形の外角面を構築する場合を示す。図6は、
実施例3の使用状態を示すものである。
の平滑面に形成された第1の型面、4は、第1の型面3
の一辺に、面と交差する方向に連続して形成した第2の
型面、5は、型面3、4の四辺から背面方向に直角に起
立させた周縁リブ、6は、周縁リブ5が形成する枠内を
格子状に仕切る中間リブ、7は、四辺の各周縁リブ5の
内側に沿って適宜の間隔を隔てて該リブ5と平行する補
強リブ、8は、補強リブ7と周縁リブ5との間を接続
し、ジョイント金具10の挿通孔9を貫通させたブロッ
ク部、11は、型枠1と型枠A、または型枠1と型枠B
を接続する場合に形成される継ぎ目である。
る周縁リブ5、5の相互の間隔が少ない場合には、補強
リブ7により中間リブ6を兼用させる場合もある。また
図示した実施例1、2、3はいずれもコーナージョイン
ト部2を備えて、角部を構築する場合に用いられるよう
にしているが、図4、5、6を参照すれば、長方形に形
成された通常の大きさの型枠A、B同士を接続する場合
にも適用でることはいうまでもない。また本発明の実施
に際して、ブロック部8と挿通孔9を備えていない周縁
リブ5に、図1に示すようにガイド用細孔12を設け
て、それほど強度を要さない型枠同士の接合に該孔12
を利用できるようにすることは、任意である。
場合に、第1と第2の型面3、4の交差角は直角に限ら
ず、施工する構築面に応じて任意である。実施例に示す
型枠1および図示した型枠A、Bは、いずれもポリエチ
レンまたはポリプロピレンを素材とする合成樹脂製であ
る。
5、6に示すように、隣接する型枠の周縁リブ4、4を
接合し、共通位置に設けたブロック部8の挿通孔9に、
ボルト・ナットで構成したジョイント金具10を挿通し
て緊締することにより、所望の型枠面を構築する。
A、Bにコンクリートの打設によって生ずる荷重は、型
枠に反りを生じさせ、特に、隣接する型枠の接合面であ
る周縁リブ4、4(継ぎ目11)にその撓みが集中する
が、本発明による型枠にあっては、継ぎ目11を形成す
る周縁リブ4、4が、それぞれブロック部8および補強
リブ7により強固にバックアップされているので、コン
クリートの施工上にもっとも嫌われる継ぎ目割れの発生
を阻止することができる。
られるようにした本発明によれば、型枠の継ぎ目の保持
か強固に行われるので、コンクリートの流れ出しを防止
できる。また、合成樹脂製型枠の特性を活かして打設面
の仕上がりが美麗になる。さらに、この種の従来品に比
べて耐久性を増すとともに、耐用期間の経過後の廃棄処
分もし易いなど、実使用上きわめて優れた効果がある。
斜視図
斜視図
欠横断平面図
欠横断平面図
欠横断平面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリエチレンまたはポリプロピレンを素
材として長方形に形成され、平滑な表面を型面とし、背
面側に四辺から直角に起立させた周縁リブと、この周縁
リブが形成する枠内を仕切って格子状に配置した中間リ
ブとを設けた合成樹脂製コンクリート用型枠において、
前記四辺の各周縁リブの内側に沿って適宜の間隔を隔て
て該リブと平行する補強リブを設ける。上記補強リブと
周縁リブとの間をジョイント金具の挿通孔を貫通させた
ブロック部で接続する。この型枠に、同様にして周縁リ
ブと、補強リブと、貫通孔を有する中間リブとを備えた
合成樹脂製コンクリート用型枠を隣接させて、双方の挿
通孔に貫通させたジョイント金具の緊締により、型枠同
士の継ぎ目を形成する周縁リブを上記ブロック部と補強
リブにそれぞれバックアップさせて、コンクリート打設
時における型枠の継ぎ目割れを阻止させるように構成し
たことを特徴とする合成樹脂製コンクリート用型枠。 - 【請求項2】 前記型枠は、前記型面を第1の型面と
し、該型面の一辺に連続して該面と交差する方向に連続
する第2の型面を備え、この第2の型面の背面側に、前
記周縁リブと補強リブと中間リブと挿通孔を備えたブロ
ック部とを設けてなるコーナージョイント部を一体に備
えたことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製コンク
リート用型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11167774A JP3087068B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 合成樹脂製コンクリート用型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11167774A JP3087068B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 合成樹脂製コンクリート用型枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000001983A JP2000001983A (ja) | 2000-01-07 |
JP3087068B2 true JP3087068B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=15855870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11167774A Expired - Lifetime JP3087068B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 合成樹脂製コンクリート用型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3087068B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITPD20050289A1 (it) * | 2005-10-07 | 2007-04-08 | Geoplast Srl | Cassero modulare riutilizzabile per la realizzazione di armature piane e o angolari |
CN102839815A (zh) * | 2011-06-22 | 2012-12-26 | 费金华 | 复合材料模板结构改良 |
JP5658217B2 (ja) * | 2012-11-12 | 2015-01-21 | 株式会社フォービル | 型枠モジュール |
-
1999
- 1999-06-15 JP JP11167774A patent/JP3087068B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000001983A (ja) | 2000-01-07 |
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