JP3086930B2 - 超高速ロータリドビー用制御装置 - Google Patents

超高速ロータリドビー用制御装置

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JP3086930B2
JP3086930B2 JP03195119A JP19511991A JP3086930B2 JP 3086930 B2 JP3086930 B2 JP 3086930B2 JP 03195119 A JP03195119 A JP 03195119A JP 19511991 A JP19511991 A JP 19511991A JP 3086930 B2 JP3086930 B2 JP 3086930B2
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コスタンチーノ・ビンチゲルラ
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ヌオボピニョーネ−インヅストリエ・メッカニーケ・エ・フォンデリア・ソシエタ・ペル・アチオニ
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    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D11/00Clutches in which the members have interengaging parts
    • F16D11/16Clutches in which the members have interengaging parts with clutching members movable otherwise than only axially
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/02Automatic clutches actuated entirely mechanically
    • F16D43/26Automatic clutches actuated entirely mechanically acting at definite angular position or disengaging after consecutive definite number of rotations

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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロータリドビーの制御に
利用される。すなわち本発明は、ロータリドビーの主ク
ランクアームの揺動を制御するキーを動かすための簡易
かつ低コストの制御装置に関し、これはばねを使用する
ことなくキーを駆動シャフト内の溝に挿入したり脱出さ
せることを常時積極的に行うことにより現在のドビーで
は達成できず構造複雑かつコスト高の消極型のドビーを
用いざるを得ないような空気または水のジェットを用い
る織機の最高速度においてさえもロータリドビーの信頼
性あり効果的な作動を得ることができるばかりでなく、
構造的な変更なしに機械的読取システム(ペーパー、さ
ん孔テープなど)と電子的読取システムとの相互交換を
可能とするものである。
【0002】
【従来の技術】ロータリドビーにおいては、主クランク
アームは駆動シャフトとこの主クランクアームの大径端
との間に介装されたカムを介して駆動シャフトに遊動的
に装架されている。このカムはキーにより主クランクア
ームかまたは駆動シャフトに固定的に接続されており、
180度回転し1休止するという型式の間欠運動で動
く。キーはこのカム内の適宜な半径方向溝内に収容さ
れ、駆動シャフトの回転休止の間主クランクアームの大
径端に設けられたふたつの対向する半径方向の溝のひと
つかまたは駆動シャフトのふたつの対向する半径方向の
溝のひとつかに一方の端部が係合するように、機械的運
動手段によって付勢される。
【0003】このようにして、キーがカムを駆動シャフ
トに固定的に接続するごとに、カムは関係する主クラン
クアームの揺動を生ぜしめて、この結果関係する織機ヘ
ルド枠の運動を生ぜしめる。
【0004】従ってロータリドビーは全く積極的にヘル
ド枠を作動させる。すなわちばねを使用することなくヘ
ルド枠を上方および下方に動かすのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キーを
動かすのに現在のロータリドビーでは消極型の内部制御
装置を用いている。この内部制御装置は前述の機械的運
動手段がキーを駆動シャフトの溝から抜き出すのにだけ
用いられており、このキーは直接的にまたは間接的にキ
ーに作用するばねによって溝内に挿入させられるのであ
る。
【0006】このような機構は実質的にばねの存在によ
る一連の欠点を生じている。すなわち現在のロータリド
ビーの速度は、毎分約600ビートを越える速度で織機
を運転することが不可能であるのでこの限度までに制約
されている。最新式の空気または水織機が現在運転され
ているような毎分1200ビート程度の非常な高速にお
いては、キーの動きは完全に信頼性ある現用のばねでも
達成することのできない非常に短い時間でなされなけれ
ばならない。何故ならば、ばねはキーに致命的な制御不
能の振動を誘起せしめるのみならず、理論的に必要とさ
れる力の少なくとも3倍のキー抜き出しの力を提供でき
なければならないからである。これは、キーを動かすの
に必要な力が正確にはわからないので係数2だけばねの
寸法を大きくとる必要があるからである。キーを動かす
に必要な力は主としてキーの摩擦と振動とにより変わる
ものである。このような大きな力は、軸線方向に12ミ
リと標準化されている制約された空間内でキーを抜き取
るための関係作動部材を製作するのに乗り越えることの
できない困難を与える。
【0007】別の欠点としては、駆動シャフトの半径方
向の溝の対応する縁部に対するキーの縁部の連続的な摩
耗である。これは、駆動シャフトに対してばねによって
定在的に押圧され続けているキーは、これが駆動シャフ
トに対面し始めるや否や駆動シャフトが完全に停止する
まではこの駆動シャフトの関係するくぼみに入る傾向が
あるからである。これに加えて、駆動シャフトが動くの
を止めた時、キーはその移動の終端において制動を伴う
最適運動法則に従わず、その代わりにキーがその移動の
終端で壁に当る時突然の停止をもって終りその結果衝撃
とはねかえりを生ずる加速運動に従って溝内への挿入を
果す。
【0008】この結果、現在のロータリドビーを空気ま
たは水のジェットを用いる織機の高速度範囲で作動させ
ることができないので、この速度範囲では、ヘルド枠を
一方向に引張ることができるだけの、ロータリ型でない
ラチェット型のドビーを用いることが必要であった。こ
のヘルド枠は大きなばねで反対方向に動かされる。
【0009】消極ドビーとして知られるこのようなラチ
ェット型のドビーは高速度下においても作動できる。す
なわち、大きなばねがシステムのゆるみのすべて、従っ
て振動をもなくし、ヘルド枠を短い移動径路で駆動する
ことを可能とし、またこの移動径路の長さが使用するヘ
ルド枠の数と共に増大するので、ヘルド枠の数を制限
し、結果として織る織物に形成する模様を制限すること
が必要であった。この点に関し、前述のように大きなば
ねの存在は、このばねがない場合に理論的に必要とされ
る力の3倍のヘルド枠作動力を必要とし、作動力を消極
ラチェットドビーで実際に与えることのできる値に減ず
るためにヘルド枠の移動の長さを制限することが必要で
あった。このようなドビーはまた織機の寸法に対して差
しさわりのある可成りの全体寸法のものとなる欠点も有
している。これに加えて、このようなドビーは非常に騒
音をたてるもので、しかも構造がデリケートである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ヘルド
枠の数またはその移動の長さを制限することなく現在の
中速ロータリドビーのヘルド枠数またはその移動の距離
と同じで、今までに用いられて来た消極ラチェットドビ
ーに置き換えることができ、これによって従来の欠点の
すべてを除去できる、毎分1200ビート程度の最新式
空気または水織機の最高速度まで作動することのでき
る、信頼性があり機構的に丈夫で経済的なロータリドビ
ーを提供することによって、前述の従来の欠点を克服す
ることにある。
【0011】この目的は、ばねを使用せず、好適にはカ
ムによって課せられる最適運動法則に従って、キーを駆
動シャフトの半径方向の溝に出入させるキー運動のため
の前積極制御装置により実質的に得られるのである。
【0012】さらに詳しくは、このキーは、だ円形の制
御リングによって駆動シャフトの間欠運動の休みの期間
中主クランクアーム大径端の対向する半径方向の溝およ
び駆動シャフトの対向する半径方向の溝内に挿入された
りここから抜き出されたりするのである。だ円形の制御
リングは操作レバーの駆動シャフトに同軸に固定されて
おり、この操作レバーの支点はドビーの主クランクアー
ムの対向する半径方向の溝の軸線に垂直な軸線上に横た
わる。この軸線はドビー駆動シャフトの中心を通るもの
で、前述のだ円形の制御リングの小さい方の軸線を包含
する。作動レバーは軸線に垂直にキーの本体内に設けた
溝に挿入される。これはだ円形の制御リングの厚さと前
記半径方向の溝に出入する際のキーの移動ストロークの
長さとの和に等しい幅を有する。駆動シャフトの間欠運
動の休みの期間中作動システム、好適にはカムによる作
動システム、によって所定のプログラムに従い一方の方
向または他方の方向に揺動してキーを前述の対向する半
径方向の溝に挿入したり抜き出したりあるいは挿入した
ままとしたり抜き出したままとする前述の操作レバー
は、好適には垂直V字形のばねによって前述の休みの期
間の終りに当ってその中央休止位置へ常に直ちに戻され
る。操作レバーのそれる量は、前記支点を通る前記ばね
の対称軸線を中心として対称に固定された肩部によって
制限される。これに対して前記アームの端部は前記操作
レバーの本体中に設けた空洞部内に挿入される。好適に
はカム型のものである操作レバー揺動用作動システム
は、V字形のばねの前記対称軸線を中心として対称的に
揺動し、前記操作レバー内の対応する空洞に沿って滑動
できる滑動片に下部を丁番結合されているセクタから成
る。このセクタはその上部にV字形のばねの対称軸線を
中心として対称に配設されたふたつの谷部を包含し、こ
れは上方の押しロッドの下端と協働する。周知の制御機
構、好適には織機と同期したカム型式の制御機構によっ
て揺動するようにしたシャフトから突出するアームに上
端を枢着した押しロッドは織機の1回転ごとに、ニード
ルセレクタによって揺動セクタの前記ふたつの谷部と協
働するふたつの位置のひとつへと動かされる。これら谷
部のふたつのピンの間には前記押しロッドが滑動的に通
る。前記ニードルセレクタはばねとエクストラクタコー
ムとの作用によってプログラム制御装置のポートと協働
する。エクストラクタコームもまた、織機と同期したカ
ム型式の制御機構によって揺動せしめられる。
【0013】この装置では、前記押しロッドと前記揺動
セクタのふたつの谷部の一方または他方との間の協力関
係がこの揺動セクタの時計方向または逆時計方向の回転
を生じさせ、これによって前記操作レバーの回転、従っ
てそのだ円形のリングの運動を生じさせ、このリングが
前記キーの溝の縁部と作用することによって主クランク
アーム大径端の半径方向の溝または駆動シャフトの半径
方向の溝内への前記キーの挿入、離脱または保持の所要
の常時積極的な運動を誘起させる。この運動が駆動シャ
フトの休止を生じさせるモジュレータと同期したカムに
よって常時しっかりと制御されるので、この運動は最も
好適な瞬間すなわち駆動シャフトが休止のために丁度止
まった時に有効かつ精密な運動法則に従って生じるよう
になるのである。
【0014】この作動は、前記駆動シャフトの運動の各
休止期間の終りにおける中央休止位置への前記操作レバ
ーの連続的かつ即時の戻り従ってこの結果生ずる駆動シ
ャフトを中心とするだ円形のリングの完全な心決めと、
キーがたどらなければならない移動ストロークに正確に
等しい間隙をリングに与える前記キーの特別な寸法と、
前記だ円形のリングの特別なだ円の形状との組合せによ
って最適化される。
【0015】この点に関してさらに述べると、各休止期
間の始めにおける駆動シャフトに対するだ円形のリング
の中央復帰は、このだ円形のリングが前の作動とは反対
にキーの溝の壁に常時接触するようになり、これによっ
てキーが遊動時間なしに即動できるようになり高速度で
その位置を変えることができる一方、もしこのキーが同
じ位置にとどまることを要求される場合にはキーの溝の
前述の間隙がだ円形のリングをして不活性ストロークを
たどらせることを意味する。また、主クランクアームの
軸線に垂直な短軸を有する制御リングのだ円形状は、駆
動シャフトと一体のその回転中すなわち駆動シャフトの
軸線と同心の円形軌道を画く間、このリングが駆動シャ
フトの中心および操作レバーの支点を通る軸線により画
成されるリングのふたつの限界領域内で駆動シャフトに
垂直であるため操作レバーを摩擦力で引きずることがで
きない。この点に関してさらに述べると、リングのだ円
形状は、このリングの偏心の短軸が、キーの溝のふたつ
の壁の間のおおよそ等距離のところにリングがあるよう
に定められるので、前記限界領域においてリングとキー
との間にもはや接触が生じないことを意味する。これ
は、実質的に、だ円形の制御リングの短軸を、長軸の長
さから、前記主クランクアームの大径端の対向する半径
方向の溝または前記駆動シャフトの対向する半径方向の
溝に出入する際のキーのたどる移動のストロークを引い
たものに等しくすることによって達成される。
【0016】さらに、単一のニードルセレクタを操作す
るこのような機構は異なった型式のプログラム制御装置
を用いることを可能とする。たとえば、さん孔テープを
用いた機械的プログラム制御装置または電子的記憶装置
と組合せ得る電磁式プログラム制御装置を用いることが
できる。
【0017】すなわち本発明は、ドビーの主レバーに枢
着された小径端と、カムを介するモジュレーション機構
によって180度の回動ごとに休止をする間欠運動で駆
動される駆動シャフトに遊動的に装架された大径端とを
有する主クランクアームを包含し、前記カムがキーによ
って前記主クランクアームにまたは前記駆動シャフトに
と交互にしっかりと接続されており、前記キーは前記カ
ムの半径方向の溝内に収容されており、前記キーの一端
は前記駆動シャフトの休止期間中前記クランクアームの
前記大径端のふたつの対向する半径方向の溝の一方また
は前記駆動シャフトのふたつの対向する半径方向の溝の
一方にプログラム制御装置の指示に従って前記駆動シャ
フトと同軸の制御リングによって挿入されるか挿入され
たまま維持させるようにし、前記制御リングは前記キー
の横方向の溝の壁と協働する超高速ロータリドビー用制
御装置において、前記キーの横方向の溝が前記制御リン
グの厚さと前記キーを前記半径方向の溝に出入する際前
記キーがたどる移動の長さとの和に等しい幅を有し、前
記制御リングがだ円形の形状のものでその長軸が前記主
クランクアームの大径部の対向する半径方向の溝の軸線
に沿って位置せしめられ前記操作レバーに固定されただ
円形のものであり、前記操作レバーの支点は前記だ円形
の制御リングの短軸の延長線上にあり、前記操作レバー
はV字形のばねと協働し、このばねは前記支点に対面す
る空洞内に挿入され前記レバーの支点に対面して前記レ
バーの本体内に設けられたふたつのアームの端部を有
し、前記操作レバーの支点を通るこのばねの対称軸線を
中心として対称的に配設されたふたつの固定肩部の間に
予負荷を与えて装架され、前記操作レバーは前述の空洞
に対面して設けられ前記V字形のばねの前記対称軸線を
中心として対称的に揺動するセクタの下端に枢着した滑
動片と協働する第2の空洞を包含し、前記セクタはその
上部に前記V字形のばねの対称軸線を中心に対称的に配
設され上方の押しロッドの下端と協働するふたつの谷部
を包含し、前記押しロッドはその上端が前記モジュレー
ション機構と同期する好ましくはカム型式の第1の制御
機構によって揺動するようにしたシャフトから突出する
アームに枢着されニードルセレクタのふたつのピンの間
に滑動的に挿入されており、前記ニードルセレクタはス
ラストばねと前記モジュレーション機構と同期する好適
にはカム型式の第2の制御機構によって揺動せしめられ
る戻りエクストラクタコームとによってプログラム制御
装置のポートと協働するようにしたことを特徴とする超
高速ロータリドビー用制御装置にある。
【0018】一般によこ糸が切れた時に必要とされるよ
うに、駆動シャフトの回転方向を逆転させる時は、駆動
シャフトがその休止のために停止する前に、従ってキー
が主クランクアームの大径端の対応する溝または駆動シ
ャフトの対応する溝に整合するに先立って、制御装置が
キーを動かすこととなる。これは、本発明の他の特徴に
より、滑動片を案内するために操作レバーに設けた第2
の空洞が、操作レバーに固定したふたつの対向する内部
棚部材により高負荷をもって予負荷されて装架されたW
字形のばねの対向端部によって形成されているからであ
る。
【0019】この手段により、逆転中前記揺動セクタに
より誘起せしめられる前記滑動片の運動は、このように
さらに負荷させたW字形のばねのふたつの端部の一方に
よって吸収され、駆動シャフトの回転が進むにつれ、キ
ーは最終的に対応溝と整合するに至り、ばねの前記端部
はその負荷を釈放してキーを溝に挿入するのである。
【0020】さらに、このばねの高い予負荷は、駆動シ
ャフトの正規作動中前記W字形のばねがしっかりした空
洞として作用することを意味する。
【0021】前記キーを主クランクアームの大径端の半
径方向の溝へ挿入する瞬間における超高速のために発生
する振動を減衰するため、またこのキーがその移動スト
ロークを終え逆転するに先立って、ドビーが偶発的に停
止する場合、キーを前記溝から抜いて前記駆動シャフト
の半径方向の溝内に挿入するのを自動的におこなうこと
を可能とするために、本発明の好適な実施例によれば主
クランクアームの前記大径端の対向する半径方向の溝に
は、ふたつの弾性半リングのふたつの対向する隣接端部
がある。これら半リングはその中心線を主クランクアー
ムの大径端に固定してあり、前記ふたつの半径方向の溝
の上方にあり主クランクアームの大径端に固定したふた
つの心決めピンに対して予負荷されている。
【0022】半径方向の溝のこのような配置は、心決め
ピンによる前記溝の正確な位置決めの高精度と半リング
を中心線に固定する結果として主クランクアームの平面
との必要な共面性とを確保するばかりでなく、半リング
固定点における溝の剛性を増大せしめてキーの駆動シャ
フトの溝内への挿入が強制的にかつ信頼性をもって完了
するのを保証する。
【0023】本発明の他の特徴によれば、高速で回転す
るキーの遠心力の作用を補償し、運動中のキーの振動を
減衰し、かつキーの移動の最終段階においてこのキーを
制動するために、キーには板ばねが設けられている。前
記カムと一体でキー中のスロットを通るピンで支持され
ているこの板ばねはキーに垂直方向に押圧されている。
このようにして、この板ばねとキーとの間およびキーと
前記カムとの間には二重の摩擦効果が生ずるのである。
【0024】最後に、本発明の変形例によれば、前記揺
動セクタは、前記V字形のばねの対称軸線を中心として
互いに枢着させたふたつの揺動ベルクランクレバーにふ
たつの各別の谷部を形成することによってふたつに分割
されている。その上部部分ではV字形のばねの対称軸線
を中心として互いに隣接するこれらふたつの谷部を包含
し、前記ベルクランクレバーはその底部において、前記
操作レバーの前記第2の空洞と協働する滑動ブロックを
有する接続リンクに枢着されている。
【0025】前述の実施例よりもコスト高ではあるが、
この実施例は遊び時間がさらに少なくなるという利点を
有する。これは、前記押しロッドが協働することを要す
るふたつの谷部が極端に近接しており、これによってロ
ータリドビーの運転速度がさらに増大するからである。
【0026】以下本発明を添付図面に例示したその非限
定的な実施例について詳述するが、本発明はこれらの特
定の実施例に限定されるものではなく、本発明の精神を
逸脱しないで幾多の変化変形がなし得ることはもちろん
である。
【0027】
【実施例】図面において、符号1はロータリドビーの主
クランクアームを示す。この主クランクアームの小径端
1′は主レバー2に枢着されている。主レバー2は一連
のリンケージを介して織機のヘルド枠3を駆動する。主
クランクアームの大径端1″はカム4を介して駆動シャ
フト5に遊嵌してある。駆動シャフト5は図面に示して
いない既知型式のモジュレーション機構によって180
度ごとに休止を伴う回転をしている。カム4は主クラン
クアーム1または駆動シャフト5へキー6によってしっ
かりと接続されている。このキー6はカム4の適宜な半
径方向の溝7内に収容されており、その一方の端部は、
駆動シャフト5の前述の休止期間中、主クランクアーム
1の大径端1″のふたつの対向する半径方向の溝8また
は9の一方、または駆動シャフト5のふたつの対向する
半径方向の溝10または11の一方へ、プログラム制御
装置12の指示に従って制御リング13の作用により挿
入されるかまたは挿入されたまま維持される。制御リン
グ13は駆動シャフト5と同軸に配設され、キーの横方
向の溝16の壁14または15と協働する。
【0028】制御リング13はだ円形状(図2参照)の
もので、このだ円の短軸17は長軸18から、キーを半
径方向の溝8,9,10または11を出入させる間この
キー6がたどる移動ストローク19の長さを差し引いた
長さに等しい。この制御リング13は操作レバー20に
固定されている。操作レバー20の支点21はだ円形の
制御リング13の短軸17の延長線上にある。制御リン
グ13の長軸18は、主クランクアーム1の大径端1″
の前述の対向する半径方向の溝8および9を結び、主ク
ランクアーム1の対称軸線と合致する軸線22(図4)
に沿う。キー6の横方向の溝16は、制御リング13の
厚さとキーの移動ストローク19の長さとの和に等しい
幅を有する。キー6にはまた板ばね23が設けてあり、
この板ばねがキーを前記カム4の半径方向の溝7の滑動
面に対して垂直方向に押している。板ばね23はカム4
と一体のピン24によって支持され、キー6に設けられ
たスロット25(図2および図3参照)を通してある。
主クランクアーム1の大径端1″の前述した対向する半
径方向の溝8および9は、ふたつの対称構造の弾性半リ
ング26および27のふたつの対向する隣接端部2
6′,26″および27′,27″に形成されている。
これら半リング26および27は固定ピン28によって
主クランクアーム1の大径端1″に中心線で固定されて
おり、ふたつの半径方向の溝8および9の上方にあり主
クランクアーム1の大径端1″に同様に固定されている
ふたつの心決めピン29に対して予負荷を与えられてい
る。
【0029】操作レバー20もV字形のばね30と協働
している。このばね30の対称軸線31(図4参照)は
ばね支持軸32および操作レバー20の支点21を通
る。ばね30は、操作レバー20の本体に設けられ支点
21に向かい合う空洞33内へ挿入されたふたつのブラ
ンチ端部30′および30″を有する。このばね30
は、対称軸線31を中心に対称的に配設されたふたつの
固定肩部34および35の間で予負荷を与えて装架され
ている。操作レバー20はまた、前述の空洞33に対向
して、これに固定されたふたつの内部棚部分38および
39によって高負荷をもって予負荷を与えられて装架さ
れたW字形のばね37の対向する端部37′および3
7″によって画成された第2の空洞36を包含する。こ
の第2の空洞36は滑動片40と協働する。この滑動片
40にはセクタ41の下端部41′が枢着してある。セ
クタ41はV字形のばね30の対称軸線31に対して対
称の軸42を中心として揺動する。このセクタ41はそ
の上部部分にふたつの谷部43および44を包含する。
これらの谷部もV字形のばね30の対称軸線31を中心
に対称的に配置されており、上方の押しロッド45の下
端部と協働する。押しロッド45はその上端をシャフト
47から突出するアーム46に枢着してある。シャフト
47は、前述のモジュレーション機構と同期する好適に
はカム型式の駆動機構65(第1の制御機構をなす)
より、接続48を介して揺動せしめられる。押しロッド
45はニードルセレクタ51のふたつの案内ピン49お
よび50の間に滑動的に挿入されている。ニードルセレ
クタは、このセレクタとふたつの孔付バー54および5
5の一方との間に作用するスラストばね53の作用によ
ってプログラム制御装置12のポート52(図1)と協
働する。戻しエクストラクタコーム56の作用は接続5
(第2の制御機構をなす)によって駆動機構65の
57を中心として揺動するようにすることである。
【0030】ポート52を介してロータリドビーのニー
ドルセレクタ51と協働するプログラム制御装置12は
紙ロールまたはさん孔テープ型の機械式プログラム制御
装置か、電子メモリ型の電磁式プログラム制御装置とす
ることができる。
【0031】図10に示す本発明の変形例によれば、揺
動セクタはふたつのベルクランクレバー59および60
の形としてある。これらベルクランクレバーは、その上
部部分にV字形のばね30の対称軸線31を中心として
相互に隣接して配設されたふたつの谷部43および44
を包含している。ベルクランクレバー59および60は
前記軸線31を中心として回転軸61および62に枢着
してあり、接続リンク63によってその底部で一緒に接
続されている。接続リンク63はその中央領域に滑動ブ
ロック64を包含し、この滑動ブロック64は操作レバ
ー20の第2の空洞36と協働する。
【0032】このような装置の操作方法は次のとおりで
ある。
【0033】キー6が主クランクアーム1の大径端1″
の半径方向の溝8内に挿入され従ってカム4と共に不動
のままでありこのキー6は時計方向に回転する駆動シャ
フト5上で遊んでいる図4に示す状態からはじめて、今
プログラム制御装置12が、セレクタ51のニードルと
協働するポート52へ閉成指令を与えたとする。この場
合、ニードルセレクタ51は図4に示す位置にとどま
り、駆動機構65による次の指令が押しロッドを揺動セ
クタ41の谷部43との協働関係が成立するように動か
して、これを逆時計方向に回転せしめる。この結果操作
レバー20は時計方向に回転する。だ円形の制御リング
13はキー6の横方向の溝16の壁15に押し付けられ
て、これが溝8から駆動シャフト5の溝10へと半径方
向に動かされる(図5参照)。これはすべて、カム型式
の駆動機構65と同期するモジュレーション機構によっ
て課せられる駆動シャフト5の回転運動の休止期間中に
生ずる。このようにして、駆動シャフト5が再び回転を
始めると、押しロッド45は駆動機構65によってその
最初の位置へともち上げられ、操作レバー20の前述の
時計方向回転によって動かされていたブランチ30′
(図4参照)を有するV字形のばね30が操作レバー2
0をその最初の位置に戻す。だ円形の制御リング13は
駆動シャフト5を中心として心決めされている。同時
に、キー6によって今や駆動シャフト5に一体となって
いるカム4は回転を始めて、主クランクアーム1、主レ
バー2およびこれに接続されているヘルド枠3を動か
す。
【0034】駆動シャフト5およびカム4の90度にわ
たる回転の後、キー6は図6に示す位置に至る。図6で
は制御リング13のだ円の形状の効果を見ることができ
る。これはキー6の横方向の溝16の壁14および15
から等距離にあり、これによって、制御リング13が円
形であったとするとV字形のばね30の作用による駆動
シャフト5を中心とする心決め位置への戻りによって壁
14と接触するに至るために、キー6の壁14と制御リ
ング13との間に起り得る滑動接触をなくすことができ
る。
【0035】駆動シャフト5の180度の回転後、この
駆動シャフトの回転の次の休止期間に至る。図7に示す
ように、主クランクアーム1はその移動ストロークのふ
たつの死点のうちのひとつに位置し、制御リング13は
キー6の横方向の溝16の壁14に接触する。この点に
おいて、ふたつの状態が生じ得る。すなわち、プログラ
ム制御装置12がポート52への閉成指令を再確認する
か、あるいはポート52に開放指令を与えるかである。
【0036】第1の場合には、ニードルセレクタ51は
図示位置にとどまり、駆動機構65による次の指令が押
しロッド45を、揺動セクタ41の谷部43との協働関
係に復帰せしめる。これは、セクタ41の新たな逆時計
方向の回転、この結果操作レバー20の時計方向の回転
を生じさせる。だ円形の制御リング13はキー6の横方
向の溝16の壁14に押し付けられて、これは駆動シャ
フト5の溝10から主クランクアーム1の大径端1″の
半径方向の溝9へと半径方向に動く(図8参照)。この
ようにして、駆動シャフト5が再び回転すると、カム4
はクランクアーム1と共に休息位置にとどまり、キー6
によって鎖錠される。
【0037】第2の場合、プログラム制御装置12がポ
ート52を開いているので、セレクタ51のニードルは
ポート52内に入り、セレクタ51は押しロッド45を
揺動セクタ41の谷部44内へ動かす(図9参照)。こ
の結果、駆動機構65の次の指令はセクタ41の時計方
向の回転、操作レバー20の逆時計方向の回転を生じさ
せ、これによってだ円形の制御リング13が、キー6の
横方向の溝16の壁14との接触状態(図7)からこの
溝の壁15との接触状態(図9)へと動かされる。これ
は溝16の寸法による。この動きはキー6には何等の作
用も及ぼさず、キー6は駆動シャフト5の溝10に挿入
されたままである。
【0038】最後に図2は、クランクアーム1の大径端
1″上にふたつの弾性半リング26および27によって
半径方向の溝8および9を形成してこれら半リングの中
央固定点28に向うにつれ剛性を増すようにしたこと
が、逆時計方向に回転する駆動シャフトと共に逆方向に
走行する間に半径方向の溝内にキーをまちがって部分的
に挿入することにより生ずる損傷を防止することを示し
ている。半リングの弾性的な変形(点線で示される半リ
ング27′が同じく点線で示されているキー6′によっ
て変形されている状態を示す図2を参照のこと)は、キ
ーの端部において、増大する半径方向の力Fを生じ、こ
れが駆動シャフト5の半径方向の溝へのキーの自動的な
かつ完全な挿入を誘起せしめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリドビー用制御装置の部分斜視
図である。
【図2】図1のロータリドビー用制御装置の詳細を示す
拡大平面図である。
【図3】図2に示す部分の断面図である。
【図4】図1に示すロータリドビー用制御装置を、主ク
ランクアームの大径端の半径方向溝にキーを挿入した状
態で示す正面断面図である。
【図5】図1に示すロータリドビー用制御装置の作動の
一段階を示す正面断面図である。
【図6】図1に示すロータリドビー用制御装置の作動の
他段階を示す正面断面図である。
【図7】図1に示すロータリドビー用制御装置の作動の
別の段階を示す正面断面図である。
【図8】図1に示すロータリドビー用制御装置の作動の
さらに他の段階を示す正面断面図である。
【図9】図1に示すロータリドビー用制御装置の作動を
さらに別の段階を示す正面断面図である。
【図10】本発明ロータリドビー用制御装置の変形例を
示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 ロータリドビーの主クランクアーム 1′ 小径端 1″ 大径端 2 主レバー 3 ヘルド枠 4 カム 5 駆動シャフト 6 キー 7 半径方向の溝 8 半径方向の溝 9 半径方向の溝 10 半径方向の溝 11 半径方向の溝 12 プログラム制御装置 13 制御リング 14 壁 15 壁 16 横方向の溝 17 短軸 18 長軸 19 移動ストローク 20 操作レバー 21 支点 22 軸線 23 板ばね 24 ピン 25 スロット 26 半リング 26′ 端部 26″ 端部 27 半リング 27′ 端部 27″ 端部 28 固定ピン 29 心決めピン 30 V字形のばね 30′ 端部 30″ 端部 31 対称軸線 32 ばね支持 33 空洞 34 固定肩部 35 固定肩部 36 第2の空洞 37 W字形のばね 37′ 端部 37″ 端部 38 内部棚部分 39 内部棚部分 40 滑動片 41 セクタ 41′ 下端部 42 43 谷部 44 谷部 45 押しロッド 46 アーム 47 シャフト 48 接続 49 案内ピン 50 案内ピン 51 ニードルセレクタ 52 ポート 53 スラストばね 54 孔付バー 55 孔付バー 56 戻しエクストラクタコーム 57 58 接続(第2の制御機構) 59 ベルクランクレバー 60 ベルクランクレバー 61 回転 62 回転 63 接続リンク 64 滑動ブロック 65 駆動機構(第1の制御機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03C 1/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドビーの主レバー(2)に枢着された小径
    (1′)と、カム(4)を介するモジュレーション機
    構によって180度の回動ごとに休止をする間欠運動で
    駆動される駆動シャフト(5)に遊動的に装架された大
    径端(1″)とを有する主クランクアーム(1)を包含
    し、前記カムがキー(6)によって前記主クランクアー
    ムにまたは前記駆動シャフトにと交互にしっかりと接続
    されており、前記キーは前記カムの半径方向の溝(7)
    内に収容されており、前記キーの一端は前記駆動シャフ
    トの休止期間中前記クランクアームの前記大径端のふた
    つの対向する半径方向の溝(8,9)の一方または前記
    駆動シャフトのふたつの対向する半径方向(10,1
    1)の溝の一方にプログラム制御装置(12)の指示に
    従って前記駆動シャフトと同軸の制御リング(13)
    よって挿入されるか挿入されたまま維持されるように
    し、前記制御リングは前記キーの横方向の溝(16)
    (14,15)と協働する超高速ロータリドビー用制
    御装置において、前記キー(6)の横方向の溝(16)
    が前記制御リング(13)の厚さと前記キーを前記半径
    方向の溝(8,9,10,11)に出入する際前記キー
    がたどる移動(19)の長さとの和に等しい幅を有し、
    前記制御リング(13)がだ円形の形状のものでその長
    (18)が前記主クランクアーム(1)の大径
    (1″)の対向する半径方向の溝(8,9)の軸線に沿
    って位置せしめられ操作レバー(20)に固定され、
    記レバー操作(20)の支点(21)は前記だ円形の制
    御リング(13)の短軸(17)の延長線上にあり、前
    記操作レバー(20)はV字形のばね(30)と協働
    し、このばね(30)は前記支点(21)に対面して
    記レバー(20)の本体内に設けられた第1の空洞(3
    3)内に挿入されたふたつのアームの端部(30′,3
    0″)を有し、前記操作レバーの支点を通るこのばねの
    対称軸線(31)を中心として対称的に配設されたふた
    つの固定肩部(34,35)の間に予負荷を与えて装架
    され、前記操作レバー(20)前記第1の空洞に対面
    して設けられ前記V字形のばね(30)の前記対称軸線
    (31)を中心として対称的に揺動するセクタ(41)
    の下端(41′)に枢着した滑動片(40)と協働する
    第2の空洞(36)を包含し、前記セクタ(41)はそ
    の上部に前記V字形のばね(30)の対称軸線(31)
    を中心に対称的に配設され上方の押しロッド(45)
    下端と協働するふたつの谷部(43,44)を包含し、
    前記押しロッド(45)はその上端が前記モジュレーシ
    ョン機構と同期する第1の制御機構(65)によって揺
    動するようにしたシャフト(47)から突出するアーム
    (46)に枢着されニードルセレクタ(51)のふたつ
    のピン(49,50)の間に滑動的に挿入されており、
    前記ニードルセレクタ(51)はスラストばね(53)
    と前記モジュレーション機構と同期する第2の制御機構
    (58)によって揺動せしめられる戻りエクストラクタ
    コーム(56)とによってプログラム制御装置(12)
    のポート(52)と協働するようにしたことを特徴とす
    る超高速ロータリドビー用制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の超高速ロータリドビー用制
    御装置において、前記滑動片(40)を案内するために
    前記操作レバー(20)内に存在する第2の空洞(3
    6)が、前記操作レバーに固定したふたつの対向する内
    部棚部分(38,39)により高負荷をもって予負荷さ
    れて装架したW字形のばね(37)の対向端部によって
    形成されていることを特徴とする超高速ロータリドビー
    用制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の超高速ロータリドビー用制
    御装置において、前記主クランクアーム(1)の大径端
    (1″)の対向する半径方向の溝(8,9)が、中心線
    を前記主クランクアームの大径端に固定され同じく前記
    主クランクアームの大径端に固定されふたつの半径方向
    の溝(8,9)の上に横たわるふたつの心決めピン(2
    9)に対して予負荷されたふたつの対称構造の弾性半リ
    ング(26,27)のふたつの対向する隣接端部(2
    6′,26″,27′,27″)に形成されていること
    を特徴とする超高速ロータリドビー用制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の超高速ロータリドビー用制
    御装置において、前記キー(6)が、前記カム(4)
    一体で前記キーのスロット(25)を通りこれを垂直方
    向に押圧するピン(24)によって支持されている板ば
    (23)をそなえていることを特徴とする超高速ロー
    タリドビー用制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の超高速ロータリドビー用制
    御装置において、前記揺動セクタ(41)が前記V字形
    のばね(30)の対称軸線(31)を中心に対向して配
    設され互いに枢着されたふたつのベルクランク揺動レバ
    (59,60)で形成され、これらレバーはその上部
    に前記V字形のばね(30)の対称軸線(31)を中心
    に相互に隣接して配設されたふたつの谷部(43,4
    4)を包含し、前記ベルクランクレバー(59,60)
    が、前記操作レバー(20)の第2の空洞(36)と協
    働する滑動ブロック(64)を包含する接続リンク(6
    3)に底部で枢着されていることを特徴とする超高速ロ
    ータリドビー用制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の超高速ロータリドビー用制
    御装置において、前記ニードルセレクタ(51)と協働
    するプログラム制御装置(12)が紙ロール型またはさ
    ん孔テープ型の機械的プログラム制御装置であることを
    特徴とする超高速ロータリドビー用制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の超高速ロータリドビー用制
    御装置において、前記ニードルセレクタ(51)と協働
    するプログラム制御装置(12)が電子メモリ型の電磁
    プログラム制御装置であることを特徴とする超高速ロー
    タリドビー用制御装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の超高速ロータリドビー用制
    御装置において、前記だ円形の制御リング(13)が、
    前記主クランクアーム(1)の大径端(1″)の対向す
    る半径方向の溝(8,9)または前記駆動シャフト
    (5)の対向する半径方向の溝(10,11)に出入す
    る際に前記キー(6)がたどる移動ストローク(19)
    の長さを前記だ円の長軸(18)から引いた長さを前記
    だ円の短軸(17)として形成されていることを特徴と
    する超高速ロータリドビー用制御装置。
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