JP3086532U - 自動販売機用のダミー体およびその取付構造。 - Google Patents

自動販売機用のダミー体およびその取付構造。

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JP3086532U JP2001007986U JP2001007986U JP3086532U JP 3086532 U JP3086532 U JP 3086532U JP 2001007986 U JP2001007986 U JP 2001007986U JP 2001007986 U JP2001007986 U JP 2001007986U JP 3086532 U JP3086532 U JP 3086532U
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栄正 岡崎
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株式会社エヌアンドエス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品展示用ステージに形成されている三種類
の異なる形状の取付孔のいずれにも取付けできる自動販
売機用のダミー体およびその取付構造を提供すること。 【解決手段】 取付孔C,A,Bの形状がそれぞれ異な
る3種類の商品展示用ステージ10の前記取付孔C,
A,B内に、ダミー体の胴部6の下部8から下方に向け
て突設された小径の短円筒状フランジ9を挿入した後
に、ダミー体を回動させることにより前記ダミー体を前
記ステージ10に取付けるための取付構造であって、前
記短筒状フランジ9には、前記ダミー体が前記異なる形
状の取付孔C,A,Bのいずれにも取付け可能となるよ
うに係合部11a,12a、11b,12b、13bを
設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、ジュースやコーヒー、ビールなどの缶入りや壜入りの飲料、ある いは、煙草、乾電池等の商品を無人販売するための自動販売機用のダミー体およ びその取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、缶入りの各種飲料の自動販売機においては、その前面部に、販売対象 とする実物の商品の代わりに筒状のダミー体が展示されている。
【0003】 ダミー体は、鉄板等のステージに開口させた取付孔に着脱可能に取付けられる ものであり、このステージの下方には蛍光灯等の照射光源が配置されている。
【0004】 そして、自動販売機は、飲料のメーカ毎に商品に応じた形状の異なる種々の取 付孔を有する。
【0005】 (1)その一例として、ステージには図31に示すタイプの取付孔Aが形成され ている。一方、この取付孔Aに着脱可能に取付けられる飲料のメーカa社のダミ ー体には、ダミー体本体の胴の下部外周面に雄ねじ部分が3条突出成形されてい る。これら3個の雄ねじ部分のうち1個は雄ねじ部分の直上に突起を持っている 。
【0006】 取付孔Aは、図31に示すように、前記3個の雄ねじ部分に対応する位置に3 ヵ所の切欠き部分80,81,82を時計まわりにこの順で有する。切欠き部分 80は、一時の方向から三時の方向の間に位置し、切欠き部分81は、五時の方 向から七時の方向の間に位置しており、切欠き部分80の両端部と切欠き部分8 1の両端部はいずれも略直角に切り込まれている。また、切欠き部分82は、切 欠き部分81に近い方の端部が略直角に切り込まれている一方で、切欠き部分8 0に近い方の端部は鈍角に切り込まれてなる切削部分83が切欠き部分80の側 に連設されている。これは、前記突起を持った雄ねじ部分を切欠き部分82の側 から取付孔A内に挿入した後に、ダミー体を時計まわりに回動したときに、前記 突起が前記切削部分83によって徐々に内側に弾性変形されて、切欠き部分82 と切欠き部分80との間に設けた切り込み84内に前記突起が係合できるように するためである。
【0007】 (2)また、図30には、取付孔Aと異なる形状をした取付孔Bが示されている が、前記1個の突起に替えて一対の小突起が、飲料のメーカb社のダミー体の胴 の下部外周面において中心角で180°離れた位置に突出成形されているだけで あり、基本的には似たような取付け方ができるようになっている。そして、各小 突起の直下には大突起が設けられており、小突起を持った大突起を取付孔Bに設 けた切欠き部分82’の側から取付孔B内に挿入した後に、ダミー体を時計まわ りに回動したときに、前記小突起が取付孔Bに設けた切削部分83’によって徐 々に内側に弾性変形されて、前記切り込み84よりも小さな切り込み84’内に 小突起が係合する。
【0008】 ところが、上記構成によれば、取付け方は似ているけれども、ダミー体取付構 造に微妙な差異があることから、メーカa社のダミー体を取付孔Bに取付けるこ とはできず、また逆に、メーカb社のダミー体を取付孔Aに取付けることはでき なかった。この欠点を解消するために図29に示すように、メーカa社のダミー 体でも、メーカb社のダミー体でも取付け可能な取付孔Cを設けることが考えら れる。
【0009】 図29において、取付孔Cには、一時の方向から三時の方向の間に、切欠き部 分85とこれより内側に位置する切欠き部分86とが段差mを介して隣接した状 態で設けられている。そして、例えば3個の雄ねじ部分を持っているメーカA社 のダミー体を取付けるには、3個の雄ねじ部分のうち突起を持っている1個の雄 ねじ部分を、前記切欠き部分85と切欠き部分86の側から取付孔C内に挿入す るとともに、残りの2個の雄ねじ部分をそれぞれ、五時の方向から六時の方向の 間に設けた切欠き部分87および九時の方向から十一時の方向の間に設けた切欠 き部分88に挿入する。この場合、突起を切欠き部分85ではなく切欠き部分8 6に位置させる。その後、ダミー体を時計まわりに回動したときに、前記突起が 切削部分83’’によって徐々に内側に弾性変形されて、切欠き部分85と切欠 き部分88との間に設けた切り込み89内に前記突起が係合する。
【0010】 また、メーカb社のダミー体を取付けるには、小突起を持った大突起をそれぞ れ切欠き部分86側および切欠き部分90側から取付孔C内に挿入した後に、ダ ミー体を時計まわりに回動したときに、各小突起が凸部分91および92によっ て内側に弾性変形されて、切欠き部分86と切欠き部分87との間に設けた前記 切り込み89よりも小さな切り込み93内と、切欠き部分90と切欠き部分88 との間に設けた前記切り込み89よりも小さな切り込み94内とに前記小突起が それぞれ係合する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、問題点は依然残っている。すなわち、メーカa社のダミー体を取付孔 Bに取付けることはできず、また逆に、メーカb社のダミー体を取付孔Aに取付 けることはできない。
【0012】 この考案は、上記の点を考慮してなされたものであって、その目的とするとこ ろは、商品展示用ステージに形成されている三種類の異なる形状の取付孔のいず れにも取付けできる自動販売機用のダミー体およびその取付構造を提供すること にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は、取付孔の形状がそれぞれ異なる3 種類の商品展示用ステージの前記取付孔内に、ダミー体の胴部の下部から下方に 向けて突設された小径の短筒状フランジを挿入した後に、ダミー体を回動させる ことにより前記ダミー体を前記ステージに取付けるための取付構造であって、前 記短筒状フランジには、前記ダミー体が前記異なる形状の取付孔のいずれにも取 付け可能となるように係合部を設けてあることを特徴とする自動販売機用のダミ ー体の取付構造を提供する。
【0014】 また、この考案は別の観点から、自動販売機に設けられた商品展示用ステージ の取付孔に取付けられ、胴部の下部から下方に向けて突設された小径の短円筒状 フランジを有し、第1,第2,第3の三つの異なる形状の取付孔に取付け可能に 構成されたダミー体であって、前記短円筒状フランジは、その外周面から径方向 外側に突出し、前記胴部の下部の下面とで前記ステージを挟むための一対の大突 起部を有するとともに、前記大突起部および前記下面間に設けられ、前記大突起 部よりも小さな突出長の小突起部を有し、更に、前記各小突起部は、前記第1, 第2,第3の三つの異なる形状の取付孔のうち前記第1の取付孔に設けられてい る二つの切り込みおよび前記第2の取付孔に設けられている二つの切り込み内に それぞれ係合するよう位置する一方、前記短円筒状フランジは、前記第1,第2 ,第3の三つの異なる形状の取付孔のうち前記第1の取付孔に設けられている一 つの切り込みおよび前記第3の取付孔に設けられている一つの切り込み内に係合 する一つの係合凸部を、前記外周面から径方向外側に突出した状態で有すること を特徴とする自動販売機用のダミー体を提供する。
【0015】 また、この考案は更に別の観点から、自動販売機に設けられた商品展示用ステ ージの取付孔に取付けられ、胴部の下部から下方に向けて突設された小径で平面 視D型形状の短筒状フランジを有し、第1,第2,第3の三つの異なる形状の取 付孔に取付け可能に構成されたダミー体であって、前記短筒状フランジは、その 外周面から径方向外側に突出し、前記胴部の下部の下面とで前記ステージを挟む ための一対の大突起部を有するとともに、前記大突起部および前記下面間に設け られ、前記大突起部よりも小さな突出長の小突起部を有し、更に、前記各小突起 部は、前記第1,第2,第3の三つの異なる形状の取付孔のうち前記第1の取付 孔に設けられている二つの切り込みおよび前記第2の取付孔に設けられている二 つの切り込み内にそれぞれ係合するよう位置する一方、前記短筒状フランジは、 前記第1,第2,第3の三つの異なる形状の取付孔のうち前記第1の取付孔に設 けられている一つの切り込みおよび前記第3の取付孔に設けられている一つの切 り込み内に係合する一つの係合凸部を、前記外周面から径方向外側に突出した状 態で有することを特徴とする自動販売機用のダミー体を提供する。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】 図1〜図16は、第1,第2,第3の三つの異なる形状を有する前記取付孔C ,B,Aのいずれにも取付け可能に構成してあるこの考案の第1の実施形態を示 す。なお、図1〜図16において、図29〜図31に示した符号と同一のものは 、同一または相当物である。
【0018】 自動販売機用のダミー体は、例えば光透過性の合成樹脂よりなる商品表示ラベ ル(図示せず)と、これを保持する商品表示ラベル保持体1とからなる。
【0019】 商品表示ラベル保持体1は、上蓋部2およびこの上蓋部2の背面において半周 よりやや小さい範囲で下側に向けて連設される下向き背面部3を有する上部材4 と、下蓋部5およびこの下蓋部5の背面において半周よりやや小さい範囲で上側 に向けて連設される上向き背面部6を有する下部材7とから主として構成されて いる。なお、この実施形態においては、下向き背面部3は、上向き背面部6より も外側に位置する。
【0020】 そして、前記上向き背面部6によって、ダミー体を構成する商品表示ラベル保 持体1の胴部が構成されている。
【0021】 前記下蓋部5は、上蓋部2の天板部2aの外周縁の形状(D型形状)とほぼ同 じ形状の外周縁を有する枠体8と、この枠体8の下方に垂直に連設され、枠体8 よりも小径で取付け部を構成する短筒状フランジ9とからなる。99は、直径が Dの外周縁をカットしてなる枠体8のカット部分である。そして、前記枠体8に よって前記胴部(上向き背面部)6の下部が構成されている。
【0022】 そして、商品表示ラベル保持体1は、上部材4と下部材7が分離自在に結合さ れるよう構成されている。そのため、商品表示ラベル保持体1は、組立および分 解などを容易に行うことができ、上部材4と下部材7とを組み合わせた状態でこ れらを相互に移動させるだけで高さ調整を行うことができ、種々の大きさ(高さ )の商品表示ラベルに対処することができ、商品表示ラベルの交換を容易に行う ことができる。
【0023】 10は、複数のダミー体を展示するための展示部に設けられた商品展示用ステ ージで、複数のダミー体を支持するためのものである。
【0024】 以下この考案の特徴的構成について説明する。
【0025】 前記短円筒状フランジ9は、その外周面mから径方向外側に突出し、前記胴部 6の下部8の下面nとで前記ステージ10を挟むための一対の大突起部11a, 11bを有する。
【0026】 また、短円筒状フランジ9は、大突起部11aおよび前記下面n間に設けられ 、前記大突起部11aよりも小さな突出長の小突起部12aを有するとともに、 大突起部11bの側にも小突起部12aと同一構成の小突起部12bを有する。 すなわち、短円筒状フランジ9は、大突起部11bおよび前記下面n間に設けら れ、前記大突起部11bよりも小さな突出長の小突起部12bを有する。
【0027】 なお、小突起部12a,12bの円周方向に沿う長さも、大突起部11a,1 1bの円周方向に沿う長さより小さく設定されている。
【0028】 そして、前記小突起部12aおよび12bは、前記第1,第2,第3の三つの 異なる形状の取付孔C,B,Aのうち前記第1の取付孔C(図5参照)に設けら れている二つの小さな切り込み94および93内にそれぞれ係合するよう(図8 参照)、かつ、前記第2の取付孔B(図9参照)に設けられている二つの小さな 切り込み84’および84’内にそれぞれ係合するよう位置する(図12参照) 。
【0029】 更に、前記短円筒状フランジ9は、前記第1,第2,第3の三つの異なる形状 の取付孔C,B,Aのうち前記第1の取付孔Cに設けられている一つの切り込み 89(図5参照)および前記第3の取付孔Aに設けられている一つの切り込み8 4(図13参照)内に係合する一つの係合凸部13(図8、図16参照)を、前 記外周面mから径方向外側に突出した状態で有する。
【0030】 そして、前記大突起部11a,11b、小突起部12a,12b、係合凸部1 3とでこの考案の係合部が構成されている。
【0031】 次に、図7、図8を参照しながら自動販売機に設けられた第1の種類の商品展 示用ステージの前記第1の取付孔Cに対するダミー体の取付け動作について説明 する。なお、第1の取付孔Cでは、切欠き部分88は、切欠き部分90に近い方 の端部が略直角に切り込まれている一方で、切欠き部分85に近い方の端部は鈍 角に切り込まれてなる切削部分100が切欠き部分85の側に連設されている。
【0032】 まず、短円筒状フランジ9を図7に示すようにセットする。すなわち、自動販 売機に設けられた第1の種類の商品展示用ステージ10の第1の取付孔C内に、 商品表示ラベルが保持された商品表示ラベル保持体1(ダミー体)の胴部6の下 部8から下方に向けて突設された小径の短円筒状フランジ9を挿入し、その後に 、ダミー体を回動させることによりダミー体を前記ステージ10に取付けるにあ たり、小突起12aを持った大突起11aを切欠き部分90側から取付孔C内に 挿入するとともに、小突起12bを持った大突起11bを切欠き部分85側から 取付孔C内に挿入し、その後、ダミー体を時計まわりに回動したときに、小突起 12aおよび12bが、それぞれ凸部分92および91によって内側に弾性変形 されて、図8に示すように、切り込み94および93内とにそれぞれ係合する。 同時に、切欠き部分88側から取付孔C内に挿入された係合凸部13(図7参照 )も、切削部分100によって内側に弾性変形されて、切り込み89内に係合す る(図8参照)。
【0033】 このように、第1の取付孔Cに対しては、短円筒状フランジ9に設けた小突起 12aおよび12bと、係合凸部13の三つとも取付けに関与する。
【0034】 次に、図11、図12を参照しながら上述した自動販売機とは別の自動販売機 に設けられた第2の種類の商品展示用ステージの前記第2の取付孔Bに対するダ ミー体の取付け動作について説明する。なお、第2の取付孔Bでは、二つの切欠 き部分82’は、いずれも時計まわりに位置する切り込み84’に近い方の端部 は鈍角に切り込まれてなる切削部分83’が連設されている。
【0035】 まず、短円筒状フランジ9を図11に示すようにセットする。すなわち、自動 販売機に設けられた第2の種類の商品展示用ステージ10の第2の取付孔B内に 、胴部6の下部8から下方に向けて突設された小径の短円筒状フランジ9を挿入 し、その後に、ダミー体を回動させることによりダミー体を前記ステージ10に 取付けるにあたり、小突起12aを持った大突起11aおよび小突起12bを持 った大突起11bをそれぞれ切欠き部分82’および82’側から取付孔B内に 挿入し、その後、ダミー体を時計まわりに回動したときに、小突起12aおよび 12bが、それぞれ切削部分83’および83’によって内側に弾性変形されて 、図12に示すように、切り込み84’および84’内にそれぞれ係合する。
【0036】 このように、第2の取付孔Bに対しては、短円筒状フランジ9に設けた小突起 12aおよび12bの二つが取付けに関与する。
【0037】 次に、図15、図16を参照しながら上述した二種類の自動販売機とは別の自 動販売機に設けられた第3の種類の商品展示用ステージの前記第3の取付孔Aに 対するダミー体の取付け動作について説明する。
【0038】 まず、短円筒状フランジ9を図15に示すようにセットする。すなわち、自動 販売機に設けられた第3の種類の商品展示用ステージ10の第3の取付孔A内に 、胴部6の下部8から下方に向けて突設された小径の短筒状フランジ9を挿入し 、その後に、ダミー体を回動させることによりダミー体を前記ステージ10に取 付けるにあたり、小突起12aを持った大突起11aおよび小突起12bを持っ た大突起11bをそれぞれ切欠き部分81および切り込み84側から取付孔A内 に挿入するとともに、係合凸部13を切欠き部分82側から取付孔A内に挿入し 、その後、ダミー体を時計まわりに回動したときに、係合凸部13が、切削部分 83によって内側に弾性変形されて、図16に示すように、切り込み84内に係 合する。
【0039】 このように、第3の取付孔Aに対しては、短円筒状フランジ9に設けた係合凸 部13の一つが取付けに関与する。
【0040】 図17〜図28は、第1,第2,第3の三つの異なる形状を有する前記取付孔 C,B,Aのいずれにも取付け可能に構成してあるこの考案の第2の実施形態を 示す。なお、図17〜図28において、図1〜図16、図29〜図31に示した 符号と同一のものは、同一または相当物である。
【0041】 この第2の実施形態と上記第1の実施形態の異なる点は、上記第1の実施形態 で用いたダミー体よりも小型形状のダミー体を用いた点であり、かつ、上記第1 の実施形態の係合凸部13の突出長さよりも長く設定されている係合凸部13’ を有する点である。すなわち、この第2の実施形態の短筒状フランジ9’は、前 記第1,第2,第3の三つの異なる形状の取付孔C,B,Aのうち前記第1の取 付孔Cに設けられている一つの切り込み89(図17参照)および前記第3の取 付孔Aに設けられている一つの切り込み84(図25参照)内に係合する一つの 係合凸部13’(図20、図28参照)を、前記外周面mから径方向外側に突出 した状態で有する。
【0042】 そして、この第2の実施形態では、図18に示すように、ダミー体の下蓋部5 ’の枠体8の直径dが、上記第1の実施形態のダミー体の下蓋部5の枠体8の直 径D(図3参照)よりも小さく設定されている(d<D)。図18において、9 9’は、直径がdの外周縁をカットしてなる枠体8のカット部分である。また、 98は、図3に示した短円筒状フランジ9をカット部分99’に平行にカットし てなるカット部分である。なお、この第2の実施形態で用いるダミー体の短筒状 フランジ9’と上記第1の実施形態で用いたダミー体の短円筒状フランジ9の直 径Jは勿論同じである。
【0043】 次に、図19、図20を参照しながら自動販売機に設けられた第1の種類の商 品展示用ステージの前記第1の取付孔Cに対するダミー体の取付け動作について 説明する。
【0044】 まず、短筒状フランジ9’を図19に示すようにセットする。すなわち、自動 販売機に設けられた第1の種類の商品展示用ステージ10の第1の取付孔C内に 、胴部6’の下部8’から下方に向けて突設された小径の短筒状フランジ9’を 挿入し、その後に、ダミー体を回動させることによりダミー体を前記ステージ1 0に取付けるにあたり、小突起12aを持った大突起11aを切欠き部分90側 から取付孔C内に挿入するとともに、小突起12bを持った大突起11bを切欠 き部分85側から取付孔C内に挿入し、その後、ダミー体を時計まわりに回動し たときに、小突起12aおよび12bが、それぞれ凸部分92および91によっ て内側に弾性変形されて、図20に示すように、切り込み94および93内とに それぞれ係合する。同時に、切欠き部分88側から取付孔C内に挿入された係合 凸部13’(図19参照)も、切削部分100によって内側に弾性変形されて、 切り込み89内に係合する(図20参照)。
【0045】 このように、第1の取付孔Cに対しては、短筒状フランジ9’に設けた小突起 12aおよび12bと、係合凸部13の三つとも取付けに関与する。
【0046】 次に、図23、図24を参照しながら上述した自動販売機とは別の自動販売機 に設けられた第2の種類の商品展示用ステージの前記第2の取付孔Bに対するダ ミー体の取付け動作について説明する。なお、第2の取付孔Bでは、二つの切欠 き部分82’は、いずれも時計まわりに位置する切り込み84’に近い方の端部 は鈍角に切り込まれてなる切削部分83’が連設されている。
【0047】 まず、短筒状フランジ9’を図23に示すようにセットする。すなわち、自動 販売機に設けられた第2の種類の商品展示用ステージ10の第2の取付孔B内に 、胴部6’の下部8’から下方に向けて突設された小径の短筒状フランジ9’を 挿入し、その後に、ダミー体を回動させることによりダミー体を前記ステージ1 0に取付けるにあたり、小突起12aを持った大突起11aおよび小突起12b を持った大突起11bをそれぞれ切欠き部分82’および82’側から取付孔B 内に挿入し、その後、ダミー体を時計まわりに回動したときに、小突起12aお よび12bが、それぞれ切削部分83’および83’によって内側に弾性変形さ れて、図24に示すように、切り込み84’および84’内にそれぞれ係合する 。
【0048】 このように、第2の取付孔Bに対しては、短筒状フランジ9’に設けた小突起 12aおよび12bの二つが取付けに関与する。
【0049】 次に、図27、図28を参照しながら上述した二種類の自動販売機とは別の自 動販売機に設けられた第3の種類の商品展示用ステージの前記第3の取付孔Aに 対するダミー体の取付け動作について説明する。
【0050】 まず、短筒状フランジ9’を図27に示すようにセットする。すなわち、自動 販売機に設けられた第3の種類の商品展示用ステージ10の第3の取付孔A内に 、胴部6’の下部8’から下方に向けて突設された小径の短筒状フランジ9’を 挿入し、その後に、ダミー体を回動させることによりダミー体を前記ステージ1 0に取付けるにあたり、小突起12aを持った大突起11aおよび小突起12b を持った大突起11bをそれぞれ切欠き部分81および切り込み84側から取付 孔A内に挿入するとともに、係合凸部13’を切欠き部分82側から取付孔A内 に挿入し、その後、ダミー体を時計まわりに回動したときに、係合凸部13’が 、切削部分83によって内側に弾性変形されて、図28に示すように、切り込み 84内に係合する。
【0051】 このように、第3の取付孔Aに対しては、短筒状フランジ9’に設けた係合凸 部13’の一つが取付けに関与する。
【0052】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案では、商品展示用ステージに形成されている三種 類の異なる形状の取付孔のいずれにも取付けできる自動販売機用のダミー体およ びその取付構造を提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施形態におけるダミー体の
取付動作を示す構成説明図である。
【図2】上記実施形態で用いた商品表示ラベル保持体を
示す正面図である。
【図3】上記実施形態で用いた商品表示ラベル保持体を
示す底面図である。
【図4】上記実施形態における係合部の位置関係を示す
構成説明図である。
【図5】上記実施形態における第1の取付孔を示す図で
ある。
【図6】上記実施形態における係合部の位置関係を示す
構成説明図である。
【図7】上記実施形態において、ダミー体を第1の取付
孔へ挿入した状態を示す構成説明図である。
【図8】上記実施形態において、第1の取付孔へ挿入し
たダミー体を回動させることにより前記ダミー体をステ
ージに取付けた状態を示す構成説明図である。
【図9】上記実施形態における第2の取付孔を示す図で
ある。
【図10】上記実施形態における係合部の位置関係を示
す構成説明図である。
【図11】上記実施形態において、ダミー体を第2の取
付孔へ挿入した状態を示す構成説明図である。
【図12】上記実施形態において、第2の取付孔へ挿入
したダミー体を回動させることにより前記ダミー体をス
テージに取付けた状態を示す構成説明図である。
【図13】上記実施形態における第3の取付孔を示す図
である。
【図14】上記実施形態における係合部の位置関係を示
す構成説明図である。
【図15】上記実施形態において、ダミー体を第3の取
付孔へ挿入した状態を示す構成説明図である。
【図16】上記実施形態において、第3の取付孔へ挿入
したダミー体を回動させることにより前記ダミー体をス
テージに取付けた状態を示す構成説明図である。
【図17】この考案の第2の実施形態で用いた第1の取
付孔を示す図である。
【図18】上記第2の実施形態における係合部の位置関
係を示す構成説明図である。
【図19】上記第2の実施形態において、ダミー体を第
1の取付孔へ挿入した状態を示す構成説明図である。
【図20】上記第2の実施形態において、第1の取付孔
へ挿入したダミー体を回動させることにより前記ダミー
体をステージに取付けた状態を示す構成説明図である。
【図21】上記第2の実施形態における第2の取付孔を
示す図である。
【図22】上記第2の実施形態における係合部の位置関
係を示す構成説明図である。
【図23】上記第2の実施形態において、ダミー体を第
2の取付孔へ挿入した状態を示す構成説明図である。
【図24】上記第2の実施形態において、第2の取付孔
へ挿入したダミー体を回動させることにより前記ダミー
体をステージに取付けた状態を示す構成説明図である。
【図25】上記第2の実施形態における第3の取付孔を
示す図である。
【図26】上記第2の実施形態における係合部の位置関
係を示す構成説明図である。
【図27】上記第2の実施形態において、ダミー体を第
3の取付孔へ挿入した状態を示す構成説明図である。
【図28】上記第2の実施形態において、第3の取付孔
へ挿入したダミー体を回動させることにより前記ダミー
体をステージに取付けた状態を示す構成説明図である。
【図29】この考案が適用される第1の取付孔を示す図
である。
【図30】この考案が適用される第2の取付孔を示す図
である。
【図31】この考案が適用される第3の取付孔を示す図
である。
【符号の説明】
1…商品表示ラベル表示体、6…胴部、8…下部、9…
小径の短円筒状フランジ、10…商品展示用ステージ、
11a,12a、11b,12b、13…係合部、C,
B,A…三つの異なる形状の取付孔。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付孔の形状がそれぞれ異なる3種類の
    商品展示用ステージの前記取付孔内に、ダミー体の胴部
    の下部から下方に向けて突設された小径の短筒状フラン
    ジを挿入した後に、ダミー体を回動させることにより前
    記ダミー体を前記ステージに取付けるための取付構造で
    あって、前記短筒状フランジには、前記ダミー体が前記
    異なる形状の取付孔のいずれにも取付け可能となるよう
    に係合部を設けてあることを特徴とする自動販売機用の
    ダミー体の取付構造。
  2. 【請求項2】 自動販売機に設けられた商品展示用ステ
    ージの取付孔に取付けられ、胴部の下部から下方に向け
    て突設された小径の短円筒状フランジを有し、第1,第
    2,第3の三つの異なる形状の取付孔に取付け可能に構
    成されたダミー体であって、前記短円筒状フランジは、
    その外周面から径方向外側に突出し、前記胴部の下部の
    下面とで前記ステージを挟むための一対の大突起部を有
    するとともに、前記大突起部および前記下面間に設けら
    れ、前記大突起部よりも小さな突出長の小突起部を有
    し、更に、前記各小突起部は、前記第1,第2,第3の
    三つの異なる形状の取付孔のうち前記第1の取付孔に設
    けられている二つの切り込みおよび前記第2の取付孔に
    設けられている二つの切り込み内にそれぞれ係合するよ
    う位置する一方、前記短円筒状フランジは、前記第1,
    第2,第3の三つの異なる形状の取付孔のうち前記第1
    の取付孔に設けられている一つの切り込みおよび前記第
    3の取付孔に設けられている一つの切り込み内に係合す
    る一つの係合凸部を、前記外周面から径方向外側に突出
    した状態で有することを特徴とする自動販売機用のダミ
    ー体。
  3. 【請求項3】 自動販売機に設けられた商品展示用ステ
    ージの取付孔に取付けられ、胴部の下部から下方に向け
    て突設された小径で平面視D型形状の短筒状フランジを
    有し、第1,第2,第3の三つの異なる形状の取付孔に
    取付け可能に構成されたダミー体であって、前記短筒状
    フランジは、その外周面から径方向外側に突出し、前記
    胴部の下部の下面とで前記ステージを挟むための一対の
    大突起部を有するとともに、前記大突起部および前記下
    面間に設けられ、前記大突起部よりも小さな突出長の小
    突起部を有し、更に、前記各小突起部は、前記第1,第
    2,第3の三つの異なる形状の取付孔のうち前記第1の
    取付孔に設けられている二つの切り込みおよび前記第2
    の取付孔に設けられている二つの切り込み内にそれぞれ
    係合するよう位置する一方、前記短筒状フランジは、前
    記第1,第2,第3の三つの異なる形状の取付孔のうち
    前記第1の取付孔に設けられている一つの切り込みおよ
    び前記第3の取付孔に設けられている一つの切り込み内
    に係合する一つの係合凸部を、前記外周面から径方向外
    側に突出した状態で有することを特徴とする自動販売機
    用のダミー体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0569840U (ja) * 1992-02-27 1993-09-21 ナイルス部品株式会社 多方向傾動操作レバーの配線構造

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