JP3046534U - 自動販売機のダミー体 - Google Patents

自動販売機のダミー体

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JP3046534U
JP3046534U JP1997007973U JP797397U JP3046534U JP 3046534 U JP3046534 U JP 3046534U JP 1997007973 U JP1997007973 U JP 1997007973U JP 797397 U JP797397 U JP 797397U JP 3046534 U JP3046534 U JP 3046534U
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JP1997007973U
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Inventor
啓造 大屋
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株式会社エヌアンドエス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダミー体をコスト安で制作できると共に、
無理な力をかけることがなく、安定した状態で取り付け
られる作業性の良好な自動販売機のダミー体を提供す
る。 【解決手段】 自動販売機1の商品展示ステージSに形
成した投光孔Hに取付けられるダミー体本体3と、この
ダミー体本体3の胴部3a下端に形成した外径縮小部3
bに取り付けられて胴部3aとステージSの間に位置す
る不透明のリング部材5とを有するダミー体2におい
て、前記外径縮小部3bの下端に複数のフランジ片13
を一体成形し、外径縮小部3bのさらに下方にダミー体
設置用の短円筒部3cを一体的に突設し、リング部材5
の内周上端に前記フランジ片13に対応してこれに係合
する取付け片10を一体成形した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ジュースやコーヒー、ビールなどの缶入りやビン入りの飲料、ある いは、煙草、乾電池等を無人販売するための自動販売機のダミー体に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来から用いられている自動販売機1を示しており、1aは商品補充の ために開閉自在に設けられた前面扉である。この前面扉1aには複数個の円筒状 のダミー体(細缶タイプ,太缶タイプ,瓶タイプ)2を展示するための展示室1 b、商品選択用の押しボタン1c、商品取り出し口1d、金銭投入口1e、釣銭 口1f、金銭返却用の操作レバー1gが設けられている。
【0003】 また、前記展示室1bの内部にはダミー体2の取付け面となるステージ(例え ば鉄板)Sが設けられており、ステージSにはダミー体2の取付け位置に投光孔 Hが形成されている。そして、このステージSの裏側にはダミー体2をその下方 から照明するための照明光源Kが配置されている。
【0004】 図7,8は従来のダミー体2の例を示しており、このダミー体2は、ほぼ円筒 状の胴部3a、胴部3aの下端部に設けた外径縮小部3b、外径縮小部3bの更 に下側に形成した短円筒部3cがポリカーボネート等の耐熱、耐候性を有する無 色透明の合成樹脂材料のブロー成形・射出成形によって一体成形されてなるダミ ー体本体3と、このダミー体本体3の上部に取り付けられる上蓋4と、前記外径 縮小部3aに取り付けられたリング部材5と、胴部3aに取り付けられる商品表 示ラベル6と、このラベル6をダミー体本体3の裏面側で保持するラベル保持部 材7とからからなっている。そして、前記ラベル6の表面には印刷を施して実物 の約半円形分に相当する表示体を形成する。
【0005】 また、前記リング部材5は、その外径が胴部3aの外径より大きく成形される とともに、ポリカーボネート等の耐熱、耐候性を有する不透明な白色の合成樹脂 材料の射出成形によって形成されている。したがって、このリング部材5によっ て前記ラベル6のズレを防止すると共に、前記投光孔Hに対するダミー体2の接 続部から照明用の光がリークしないようにしている。
【0006】 さらに、リング部材5は、図7に拡大して示すように、ほぼ四角形の断面形状 のリング体であり、その内周の上端に内側に突出するフランジ状の小径部分5a を一体成形している。したがって、ダミー体本体3に対するリング部材5の取付 けは、リング部材5の上端の全周に形成された小径部分5aが前記外径縮小部3 bの下端に形成された係合片3dに係合するように、リング部材5を外径縮小部 3bに押しつけることによって行われる。
【0007】 また、ダミー体本体3の胴部3aの下部に一体成形された短円筒部3cは、胴 部3aよりも小径である。そして、この短円筒部3cの外周には雄ねじ部分8を 、ステージSの投光孔Hには、この雄ねじ部分8に対応する位置にそれぞれ切欠 き部分9を形成している。
【0008】 すなわち、上記構成のダミー体2をステージSに装着する場合には、リング部 材5を外径縮小部3bに嵌合させた後に、雄ねじ部分8が切欠き部分9に対応す るように、短円筒部3cを投光孔Hに挿入し、このダミー体2を上方から見て時 計回りに回動させればよい。
【0009】 胴部3aの下端には予め不透明のリング部材5を取り付けているので、投光孔 Hと胴部3aとの間から光がリークすることを防止すると共に、ラベル6のズレ を防止している。したがって、このダミー体2をステージSに取り付けて、照明 光源Kから発散する光によってダミー体2の内部を照射することにより、胴部3 aの表面に取り付けられたラベル6のみを内部から明るく照らすことができ、展 示商品を魅力的に表示することができる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記構成では外径縮小部3bに対するリング部材5の取り付け時に リング部材5の小径部分5aおよび係合片3dを大きく弾性変形させる必要があ るので、無理な力がかかることがないように小径部分5aおよび係合片3dの突 出量d(図7に図示)を抑える必要があった。一方、小径部分5aおよび係合片 3dの突出量dが小さすぎるとリング部材5を嵌合した状態で保持するだけの力 がなく、不用意に外れてしまう可能性があった。そして、一般的に合成樹脂の成 形でそれほど精度良く加工することは難しかった。
【0011】 このため、リング部材5の取付け時に無理な力を加える必要が生じるなどして 作業に手間取ったり、一旦取り付けたリング部材5が容易に外れることがあり、 何れの場合にも作業性の低下を招いていた。
【0012】 本考案は、上記の点を考慮してなされたものであって、その目的とするところ は、ダミー体をコスト安で制作できると共に、無理な力をかけることがなく、安 定した状態で取り付けられる作業性の良好な自動販売機のダミー体を提供するこ とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案のダミー体は、自動販売機の商品展示ス テージに形成した投光孔に取付けられるダミー体本体と、このダミー体本体の胴 部下端に形成した外径縮小部に取り付けられて胴部とステージの間に位置する不 透明のリング部材とを有するダミー体において、前記外径縮小部の下端に複数の フランジ片を一体成形し、外径縮小部のさらに下方にダミー体設置用の短円筒部 を一体的に突設し、リング部材の内周上端に前記フランジ片に対応してこれに係 合する取付け片を一体成形している。
【0014】 したがって、リング部材を外径縮小部に取り付けるときには、外径縮小部の下 端に設けられたフランジ片が、リング部材の内周上端に設けられた取付け片と重 ならない位相でリング部材を挿入することで、どの部材にも無理な力を加えるこ となく、リング部材を挿入できる。その後、このリング部材を回動し、フランジ 片が取付け片と重なるようにすることにより、フランジ片と取付け片によってリ ング部材を抜け止めすることができる。つまり、リング部材の挿入時にはフラン ジ片と取付け片の何れも無理に弾性変形させることがなく、装着後は両者を確実 に係合させることができる。このゆえに、フランジ片と取付け片の突出量を十分 に設けることにより、より確実な保持を行うことができる。
【0015】 また、前記ダミー体本体の外径縮小部においてフランジ片の一端の上部に膨出 部を形成すると共に、リング部材において取付け片の一端の前記膨出部に対応す る位置に切り込みと、前記膨出部をこの切り込みに案内するために角部を切削し た案内部を設けてもよい。この場合には、リング部材を回動することにより膨出 部と切り込みを嵌合させることができ、フランジ片と取付け片による係合状態を 安定して保持させることができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
図1,2は本考案のダミー体(太缶タイプ)2の実施例を示す。これらの図に おいて、図6〜8と同一の符号が付された部材は同一または同等の部材であるの で、その詳細な説明を省略する。本例のリング部材5はポリカーボネート等の耐 熱、耐候性を有する半透明な白色の合成樹脂材料の射出成形によって形成されて おり、ダミー体本体3の胴部3aの外径より大きな外径を有している。
【0017】 図3は前記リング部材5の構成を開示している。すなわち、本例のリング部材 5は断面ほぼ四角形のリング体であって、その内周上端に互いに120°の位相 差を有する3条の取付け片10を一体成形している。取付け片10の形状はリン グ部材5の内周側に突出したフランジ状の小片であり、その一端側に角部を切削 した案内部11と、この案内部11の側近に形成された切り込み12を有してい る。
【0018】 なお、5bは回り止めを行うためのストッパーであり、後述するリング部材5 の嵌め込みおよび回動動作をより円滑に行うために設けられているが、省略して もよい。
【0019】 一方、ダミー体本体3の外径縮小部3bの下端には、前記取付け片10に対応 して、互いに120°の位相差を有する3状のフランジ片13を一体成形すると 共に、その一端側の上部に膨出部14を形成している。(図1,2参照)
【0020】 図4,5は前記リング部材5を外径縮小部3bに取付ける方法を説明するため の水平断面図(図1のA−A断面図)である。すなわち、図4に示すように前記 フランジ片13がストッパー5bと案内部11の間に入るようにリング部材5を 回転し、フランジ片13が、取付け片10と重ならない位相でリング部材5を下 方から挿入する。その後、矢印Bに示すようにリング部材5を回動する。
【0021】 このとき、やがて膨出部14が案内部11に当接して弾性変形し、ついに切り 込み12に嵌合する。図5は、膨出部14が切り込み12に嵌合し、フランジ片 13が取付け片10と重なるように保持した状態を示している。そして、膨出部 14が一旦切り込み12に嵌合した後は、その嵌合によって回動が抑制されるの で、より安定してリング部材5を保持できる。
【0022】 本考案のように回動によって、取付け片10とフランジ片13とを嵌合させた 場合には、両部材10,13を大きく弾性変形させる必要がないので、取付け片 10およびフランジ片13の突出量D(図1参照)を十分に取ることができ、両 部材10,13の係合時における安定性を確実に向上することができる。したが って、一旦ダミー体本体3に取り付けたリング部材5が容易に外れてしまうこと がない。
【0023】 また、リング部材5の取付け時には、不必要に大きな力を加える必要がないの で、作業性がよくなる。なお、リング部材5を回動させて膨出部14を切り込み 12に嵌合させるときの操作性を向上するためには、前記案内部11の突出量を 少なくすることにより、調節することができる。さらに、案内部11、切り込み 12を省略することにより、前記回動操作に抵抗が生じることを防止してもよい 。
【0024】 上述のようにしてダミー体本体3に取り付けられたリング部材5は、胴部3a に沿うように設けたラベル6のズレを防止すると共に、前記投光孔Hに対するダ ミー体2の接続部から照明用の光がリークしないようにしている。
【0025】 なお、上述の例では、リング部材5に形成した取付け片10と外径縮小部3b に形成したフランジ片13はそれぞれ3箇所ずつ設けて、その安定性を確保して いるが、本考案はこれに限られるものではない。また、本例では取付け片10お よびフランジ片13を互いに等間隔で設けて力が集中することを避けているが、 本考案は取付け片10およびフランジ片13の間隔を等間隔に限定するものでは ない。
【0026】 また、上述した実施例では、太缶タイプのダミー体2について説明したが、こ のダミー体2は、太缶タイプに限られるものではなく、細缶タイプや後述する瓶 タイプのダミー体2にも適用できることは言うまでもない。また、太缶タイプ, 細缶タイプ,瓶タイプに関係なく投光孔Hの大きさおよび形状を共通にできる。 この場合、自動販売機1の内容物の変更をその種類に関係なく行っても、ダミー 体2の取換えを容易に行うことができる。
【0027】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、リング部材を外径縮小部に取り付けるときには 、外径縮小部の下端に設けられたフランジ片が、リング部材の内周上端に設けら れた取付け片と重ならない位相でリング部材を挿入することで、どの部材にも無 理な力を加えることなく、リング部材を挿入できる。そして挿入後に、リング部 材を回動し、フランジ片が取付け片と重なるようにすることにより、フランジ片 と取付け片によってリング部材を抜け止めすることができる。
【0028】 つまり、リング部材の挿入時にはフランジ片と取付け片の何れも無理に弾性変 形させることがなく、装着後は両者を確実に係合させることができる。このゆえ に、フランジ片と取付け片の突出量を十分に設けることができ、より確実な保持 を行うことができる。
【0029】 また、前記ダミー体本体の外径縮小部においてフランジ片の一端の上部に膨出 部を形成すると共に、リング部材において取付け片の一端の前記膨出部に対応す る位置に切り込みと、前記膨出部をこの切り込みに案内するために角部を切削し た案内部を設けた場合には、リング部材を回動することにより膨出部と切り込み を嵌合させることができ、フランジ片と取付け片による係合状態を安定して保持 させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のダミー体の実施例を一部切断して示す
正面図である。
【図2】前記ダミー体の分解斜視図である。
【図3】前記ダミー体の一部であるリング部材の斜視図
である。
【図4】ダミー体本体に対してリング部材を取付ける動
作を説明する水平断面図である。
【図5】取付け後のリング部材およびダミー体本体の状
態を示す水平断面図である。
【図6】自動販売機の構成を示す斜視図である。
【図7】従来のダミー体を一部切断して示す背面図であ
る。
【図8】従来のダミー体の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…自動販売機、2…ダミー体、3…ダミー体本体、3
a…胴部、3b…外径縮小部、3c…短円筒部、5…リ
ング部材、10…取付け片、11…案内部、12…切り
込み、13…フランジ片、14…膨出部、H…投光孔、
S…商品表示ステージ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機の商品展示ステージに形成し
    た投光孔に取付けられるダミー体本体と、このダミー体
    本体の胴部下端に形成した外径縮小部に取り付けられて
    胴部とステージの間に位置する不透明のリング部材とを
    有するダミー体において、前記外径縮小部の下端に複数
    のフランジ片を一体成形し、外径縮小部のさらに下方に
    ダミー体設置用の短円筒部を一体的に突設し、リング部
    材の内周上端に前記フランジ片に対応してこれに係合す
    る取付け片を一体成形したことを特徴とする自動販売機
    のダミー体。
  2. 【請求項2】 前記ダミー体本体の外径縮小部において
    フランジ片の一端の上部に膨出部を形成すると共に、リ
    ング部材において取付け片の一端の前記膨出部に対応す
    る位置に切り込みと、前記膨出部をこの切り込みに案内
    するために角部を切削した案内部を設けた請求項1に記
    載の自動販売機のダミー体。
JP1997007973U 1997-08-23 1997-08-23 自動販売機のダミー体 Expired - Lifetime JP3046534U (ja)

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