JP3086220U - カッター - Google Patents

カッター

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JP3086220U
JP3086220U JP2001007648U JP2001007648U JP3086220U JP 3086220 U JP3086220 U JP 3086220U JP 2001007648 U JP2001007648 U JP 2001007648U JP 2001007648 U JP2001007648 U JP 2001007648U JP 3086220 U JP3086220 U JP 3086220U
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Japan
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cutter
cutting
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cutter blades
blade
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JP2001007648U
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恭弘 大下
昭仁 乾
Original Assignee
株式会社大弘
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的厚手の被切断物を一度の切断動作で容
易にしかも見栄えよく切断することができるカッターを
提供することを課題とする 【解決手段】 ホルダー13の一側面に、前後2つのカ
ッター刃11,12をそれぞれスライド可能に収容する
傾斜溝13a,13aを設ける。また、両傾斜溝13
a,13aつまり両カッター刃11,12を跨ぐ細長い
固定部材14をホルダー13に固設する。そして、切断
時には、各カッター刃11,12の刃先部11a,12
aのホルダー13下辺部からの突出量j1,j2を調節
した上で、固定部材14に螺合する固定用ねじ16,1
6を締め付けて、各カッター刃11,12をそれぞれホ
ルダー13に固定する。その場合、矢印aで示す切断方
向に対して先頭側の刃先部11aの突出量j1より後続
側の刃先部12aの突出量j2を大きく設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、比較的厚手の被切断物を切断するカッターに関し、切断技術の分野 に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙、布、ゴム、あるいはプラスチックなどを切断するため、多様なカッ ターが用いられている。このようなカッターの一例を図4に示す。このカッター Aは、刃先部B1が設けられたカッター刃BがホルダーCの先端から突出自在に ホルダーCに装着されており、使用時には、カッター刃Bは所定の突出量に調節 された状態で固定用ねじDによってホルダーCに固定される。また、カッター刃 Bには複数の折り溝B2…B2が設けられた折り刃式のものが多く用いられてお り、カッター刃B先端の刃先部B1が摩耗すると折り溝B2部分で折られ、新た な刃先部B1が使用されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このようなカッターAを用いて、特に厚手のポリエステルや発泡ス チロールなどのプラスチックボード、厚紙、あるいは合板などを切断する場合、 強い力が必要であるため一度の切断動作による切断は難しく、何度も切断動作を 繰り返さなければならないので、作業性の点で問題がある。また、何度も切断動 作を繰り返すため切断部の見栄えが悪くなり、切断には熟練を要するという問題 がある。
【0004】 そこで、本考案は、以上のような問題に鑑み、比較的厚手の被切断物を一度の 切断動作で容易にしかも見栄えよく切断することができるカッターを提供するこ とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため、本考案は次のように構成したことを特徴とする。
【0006】 まず、請求項1に記載の考案は、複数のカッター刃とこれらのカッター刃を装 着するホルダーとを有するカッターに関するもので、各カッター刃は、ホルダー の一側辺から突出させた刃先部が切断方向の同一直線上で、かつ、切断方向に対 して先頭側の刃先部より後続側の刃先部の方を突出させた状態で、該ホルダーに 固定可能とされていることを特徴とする。
【0007】 この考案によれば、被切断物を切断するとき、各カッター刃の刃先部は切断方 向の同一直線上を移動するので、先頭側のカッター刃が切り残した部分を後続側 のカッター刃で順次切断し、一度の切断動作によってこの被切断物を切断するこ とができる。したがって、切断に際して強い力は必要とされず、厚手の被切断物 であっても、容易に切断することができる。
【0008】 また、各カッター刃の刃先部は同一直線上を移動することから、被切断物の切 断部は乱れることがなくなるので、見栄えがよくなり、切断に際して熟練を要し ない。
【0009】 また、請求項2に記載の考案は、上記請求項1に記載のカッターにおいて、ホ ルダーは平板状であると共に、その一側面に各カッター刃をそれぞれスライド可 能に収納する複数の傾斜溝が設けられており、かつ、各カッター刃をホルダーに 固定する固定部材が備えられていることを特徴とする。
【0010】 この考案によれば、平板状のホルダーの一側面に各カッター刃を固定するので 、これらのカッター刃の刃先部を切断方向の同一直線上に容易に配置することが できる。また、各カッター刃を傾斜溝内でそれぞれスライド可能にホルダーに固 定するので、カッター刃ごとにそれらの刃先部の突出量を容易に調節することが できる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態に係るカッターについて説明する。
【0012】 図1及び図2に示すように、このカッター1は、矢印aで示す切断方向に対し て前後2つのカッター刃11,12と、これらのカッター刃11,12を装着す る平板状のホルダー13とを有している。
【0013】 カッター刃11,12は折り刃式のもので、それぞれ被切断物を切断する部位 となる刃先部11a,12aと複数の折れ溝11b…11b,12b…12bと を有している。
【0014】 ホルダー13の一側面には、各カッター刃11,12をスライド可能に収容す る2つの傾斜溝13a,13aが設けられている。その場合、傾斜溝13a,1 3aの傾斜角度は、切断性が良好となるように、被切断物に応じて設定される。
【0015】 また、ホルダー13下部には、上記傾斜溝13a,13aの底部と略面一とな る段差部13bが設けられている。
【0016】 次に、各カッター刃11,12をホルダー13に固定する固定機構について説 明する。
【0017】 段差部13bよりやや上方のホルダー13には、両傾斜溝13a,13aつま り両カッター刃11,12を跨いで、切断方向に細長い固定部材14が2つのビ ス15,15で固設されている。
【0018】 そして、固定部材14の各カッター刃11,12と交差する箇所には、この固 定部材14に螺合すると共に、これらのカッター刃11,12を押え付けてホル ダー13に固定する固定用ねじ16,16がそれぞれ取り付けられている。
【0019】 次に、本実施の形態の作用を説明すると、まず、両固定用ねじ16,16を緩 めて、各カッター刃11,12を傾斜溝13a,13a内でスライド可能にセッ トする。そして、各カッター刃11,12をスライドさせて、それらの刃先部1 1a,12aのホルダー13下側辺からの突出量j1,j2を調節した上で、固 定用ねじ16,16を締め付けて、各カッター刃11,12をホルダー13に固 定する。なお、切断方向に対して後続側のカッター刃12における突出量j2は 、被切断物の厚みに設定される一方、先頭側のカッター刃11における突出量j 1は、突出量j2の半分程度に設定される。
【0020】 その場合、各カッター刃11,12は、ホルダー13の一側面に設けられた傾 斜溝13a,13aにそれぞれ案内されて滑らかにスライドするので、両カッタ ー刃11,12の刃先部11a,12aを切断方向の同一直線上に容易に配置す ることができると共に、上記突出量j1,j2を容易に調整することができる。
【0021】 図3に示すように、例えば、切断用マットM上に載置された上記突出量j2と 同等の厚みを有するプラスチックボードなどの厚手の被切断物Wをこのカッター 1によって切断する場合、ホルダー13の下辺部を被切断物W上面に沿わせる。 その状態で、カッター1を矢印aで示す切断方向に移動させると、符号イで示す ように、被切断物Wは先頭側のカッター刃11によってまず厚みの半分だけ切断 される。そして、このとき切り残された厚みの半分が、符号ウで示すように、後 続側のカッター刃12によって切断される。
【0022】 このように、このカッター1によれば、各カッター刃11,12の刃先部11 a,12aは切断方向の同一直線上を移動することになり、先頭側のカッター刃 11による切断で切り残した被切断物Wの厚み分を、後続側のカッター刃12で 切断するので、切断に際して強い力は必要とされず、一度の切断動作で厚手の被 切断物Wを容易に切断することができる。
【0023】 そして、各カッター刃11,12の刃先部11a,12aは同一直線上を移動 することから、被切断物Wの切断部は乱れることがなくなるので、見栄えがよく なり、切断に際して熟練を要しない。
【0024】 さらに、固定部材14及び両固定用ねじ16,16が刃先部11a,12a先 端寄りの箇所に取り付けられているので、切断時の刃先部11a,12aの切断 方向と直交する方向のぶれが軽減される。したがって、切断がさらに容易になる と共に切断部の見栄えがさらによくなる。
【0025】 そして、切断作業が終了すると、両固定用ねじ16,16を緩め、両カッター 刃11,12をそれらの刃先部11a,12aがホルダー13の下辺部から内方 に退避するようにスライドさせた上で、固定用ねじ16,16を締め付けること により両カッター刃11,12をホルダー13に固定する。その場合、カッター 刃11,12とホルダー13ないし傾斜溝13a,13aとの寸法関係を、カッ ター刃11,12全体が傾斜溝13a,13a内に収容可能となるようにしてお けば、携行性に優れたカッター1が実現する。もちろん、切断作業終了後に、ホ ルダー13からカッター刃11,12を取り外すようにしても一向に構わない。
【0026】 なお、上記実施の形態では、カッター1は2つのカッター刃11,12を有し ていたが、さらにカッター刃を増設してもよい。その場合、カッター刃は、切断 方向に対して先頭側の刃先部より後続側の刃先部を順次突出させた状態で固定可 能とされる。
【0027】 また、上記実施の形態では、折り刃式のカッター刃11,12が用いられてい たが、これに限定されることはなく、上記請求項1に記載の範囲に含まれるもの であれば、それらを用いることができる。
【0028】 また、上記実施の形態では、比較的シンプルな形状のホルダー13が用いられ ていたが、切断作業時に手で握り易いあるいは力を入れ易い形状としてもよい。
【0029】 そして、上記実施の形態では、カッター刃11,12は、ホルダー13に設け られた傾斜溝13a,13a内に固定部材14及び固定用ねじ16,16を介し て固定されていたが、カッター刃11,12の固定機構についてもこれに限定さ れるものではない。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、比較的厚手の被切断物を一度の切断動 作で容易にしかも見栄えよく切断することができるカッターを提供することが可 能になる。本発明は、切断技術の分野に広く好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の形態に係るカッターの側面図
である。
【図2】 図1のア−ア線による拡大断面図である。
【図3】 カッターによる切断状態を説明するための模
式的な図である。
【図4】 従来のカッターの側面図である。
【符号の説明】
1 カッター 11,12 カッター刃 11a,12a 刃先部 13 ホルダー 13a 傾斜溝 16 固定用ねじ(固定部材)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のカッター刃とこれらのカッター刃
    を装着するホルダーとを有するカッターであって、各カ
    ッター刃は、ホルダーの一側辺から突出させた刃先部が
    切断方向の同一直線上で、かつ、切断方向に対して先頭
    側の刃先部より後続側の刃先部の方を突出させた状態
    で、該ホルダーに固定可能とされていることを特徴とす
    るカッター。
  2. 【請求項2】 ホルダーは平板状であると共に、その一
    側面に各カッター刃をそれぞれスライド可能に収納する
    複数の傾斜溝が設けられており、かつ、各カッター刃を
    ホルダーに固定する固定部材が備えられていることを特
    徴とする請求項1に記載のカッター。
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