JP2819276B2 - 溝堀り工具 - Google Patents

溝堀り工具

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JP2819276B2
JP2819276B2 JP19366096A JP19366096A JP2819276B2 JP 2819276 B2 JP2819276 B2 JP 2819276B2 JP 19366096 A JP19366096 A JP 19366096A JP 19366096 A JP19366096 A JP 19366096A JP 2819276 B2 JP2819276 B2 JP 2819276B2
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Inventor
利行 早田
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株式会社大畠製作所
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡樹脂材の薄板
の如く比較的切削し易い材料に溝を掘るための工具に関
する。
【0002】
【従来の技術】発泡樹脂材の薄板は、料理品、菓子等の
折箱の箱枠として広く使用されており、該箱枠には底板
を嵌めるための溝が切削されている。該溝を切削する手
段としては、例えば実公平6−38641号公報に示さ
れる技術が知られており、該技術は、2枚の罫引き刃
と、その後部に設けた底切り刃を有し、該底切り刃は、
板状の取付部を90°〜120°の角度でL字形に折曲
げ、折曲げ部の先端に後退角をもつ底切り刃を設けたも
のであり、各罫引き刃と底切り刃は、板状のホルダにね
じ止めされている。
【0003】この従来技術においては、底切り刃が取付
け部からL字形に折曲げられているので、プレス工程又
は鍛造工程を必要とし、且つ溝底を正確に切取るために
は折曲げた角部に湾曲部分(R)を残してはならず、ま
た該角部における取付け部側の前端も底切り刃と同様に
尖鋭になっていなければ、正しい溝形状が得られず切削
抵抗も大きい。したがって、この底切り刃は、製造に手
数を要し、研ぎ直しも簡単ではないと解される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、底切り刃の
構成を簡単にして製造及び研ぎ直しを容易にすることを
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、板状のホルダの前部に2枚の罫引き刃を溝幅
と等しい間隔を開けて平行に取付け、該ホルダの後部に
底切り刃を取付けた溝掘り工具において、該底切り刃
は、溝幅と等しい厚さを有し、側面形状が二つの短辺と
一つの長辺からなる略三角形で、該短辺と長辺で形成さ
れる角部に刃部を形成していることを特徴とする。
【0006】この構成によれば、2枚の罫引き刃でワー
クに2本の筋が切られ、ワークの溝底となる部分は、前
記2本の筋の間を横切る底切り刃の刃部で切取り、これ
により溝が形成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1,2において1は溝掘り工
具、2はそのホルダで、該ホルダ2の前側に罫引き刃
3,3が取付けられ、後側に底切り刃4がブラケット5
を介して取付けられている。該ホルダ2は、前後に図外
のテーブル面に支持される肩部61,62を有し、更に前
側には割溝7が柱状の一体部8の前部及び上部まで設け
られて主板部9と副板部10が形成されている。
【0008】また、一体部8の後方には深さDの方形の
凹部111と四半円状の凹部112が設けられ、方形の凹
部111内にはホルダ2と一体の台形の台部12が突設
されている。
【0009】更に、ホルダ2の主板部9側には、段付き
の雌ねじ孔13、U形切欠部14、段付き長円穴15が
設けられ、雌ねじ孔13にねじ込まれる押しねじ16
で、スペーサ17を介在させた2枚の罫引き刃3,3が
固定される。
【0010】ブラケット5は、図3に示すようにねじ孔
18,19とストッパ突起20を備えており、図1に示
すように底切り刃4を通るねじ21がねじ穴18にねじ
込まれ、底切り刃4の一辺がストッパ突起20に係止さ
れることで、該ブラケット5に底切り刃4が固定され
る。
【0011】底切り刃4は、図4に示すように短辺
1,41が直角に交わり長辺42が凹状をなす略三角形
状であり、短辺41と長辺42で形成される角部に刃部4
3,43が形成され、該刃部43,43には刃先角α1が形
成され、厚さ方向の斜面を設けることにより後退角α2
がつけられている。そして中央に取付け孔22が設けら
れており、該取付け孔22と前記ねじ穴18を通るねじ
21によって底切り刃4はブラケット5に取付けられ
る。
【0012】一方、ブラケット5は、ホルダ2の段付き
の長孔15を通りブラケット5のねじ孔19にねじ込ま
れるねじ23によって、台部12の側面に引付けられて
圧接し固定される。底切り刃4は、罫引き刃3,3間の
スペーサ17と厚さが等しく、その延長線上に位置す
る。
【0013】なお、U形切欠部14は、底切り刃4をブ
ラケット5に着脱し、又は底切り刃4付きのブラケット
5をホルダ2に着脱する際に便利なように設けたもので
ある。ねじ16,21,23の頭部は、外周が円形で頂
面に6角の凹部を有するものであるが、頂面にドライバ
用の溝を有するものであってもよい。
【0014】以上の構成を有するから、図1で例えば箱
枠材25を矢印A方向に送ると、まず罫引き刃3,3で
図5に示すように、2本の筋目261が切られ、次に底
切り刃4で溝底262が切られて溝26が形成され、切
屑263は長辺42に沿って流れ、凹部112から排出さ
れる。
【0015】そして一方の刃部43の切れ味が落ちたと
きは、ねじ21を外して底切り刃4をブラケット5から
外し、他の刃部44を前向きに取付けて再使用したり、
研ぎ直しをすることができる。
【0016】次に、図6〜8において30は他の形態の
溝掘り工具、31はホルダで、その片面に支持壁32を
残して凹部33が設けられる。支持壁32の下方には、
凹部33内に突出する四角形の台部34が設けられ、支
持壁32と台部34を通る段付き長円穴35が開けられ
ている。また、支持壁32の上隅にはU形切欠部36が
開けられている。
【0017】板状のブラケット37には2枚の円形の罫
引き刃38がスペーサ39を挟んでねじ40で固定され
ており、罫引き刃38の後方には底切り刃41がねじ4
2で固定されている。
【0018】底切り刃41は、図8(A)に示されるよ
うに略三角形をなして、長辺と短辺が交わる二つの角部
に刃部43を有し、中央部に取付け穴44が設けられ、
刃部43は、平面視で頂角α3が120°の山形をなし
ている。図中45はブラケット37を固定するためのね
じである。
【0019】この溝掘り工具30においては、ねじ40
を緩めて円形の罫引き刃38を若干回動させ、切刃の作
用位置を変更できるので、研ぎ直しを殆どする必要がな
い。また、底切り刃41は、刃部43が対称形のため、
切屑がコイル状にねじれる度合いが少なく、凹部33か
らの排出が円滑に行われる。
【0020】なお、罫引き刃及び底切り刃の取付け手段
は、前記の構成に限定されるものではなく、単板状のホ
ルダの一側面に直接的にねじ止めするものであってもよ
い。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上のとおり底切り刃が板状
で略三角形をなすものであるから、構造が極めて簡単で
安価に製造できる利点を有する。また該底切り刃の刃部
を、短辺と長辺が交わる二つの角部に形成できるから、
研ぎ直しが容易でその手間も少なくてすむ利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の側面図
【図2】 同じく平面図
【図3】 前記実施の形態で使用するブラケットの2方
向の図
【図4】 同じく底切り刃の3方向の図
【図5】 切削作用を示す斜視図
【図6】 他の実施の形態の側面図
【図7】 同じく平面図
【図8】 同じく底切り刃の2方向の図
【符号の説明】
2,31 ホルダ 3,38 罫引き
刃 4,41 底切り刃 5,37 ブラケ
ット 7 割り溝 111,112 凹部 16,21,23,40,42,45 ねじ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状のホルダの前部に2枚の罫引き刃を
    溝幅と等しい間隔を開けて平行に取付け、該ホルダの後
    部に底切り刃を取付けた溝掘り工具において、該底切り
    刃は、溝幅と等しい厚さを有し、側面形状が二つの短辺
    と一つの長辺からなる略三角形で、該短辺と長辺で形成
    される角部に刃部を形成していることを特徴とする溝掘
    り工具。
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