JP2996934B2 - 刃物装置 - Google Patents

刃物装置

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JP2996934B2
JP2996934B2 JP9131994A JP13199497A JP2996934B2 JP 2996934 B2 JP2996934 B2 JP 2996934B2 JP 9131994 A JP9131994 A JP 9131994A JP 13199497 A JP13199497 A JP 13199497A JP 2996934 B2 JP2996934 B2 JP 2996934B2
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敏夫 筒井
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有限会社筒井精研
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刃物装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3には、上下に適宜離間して一対の刃
物装置31,31を対向配置し、該各刃物装置31にそ
れぞれ備えられた刃物33,33の各刃先部35,35
により板材等の被切断材40を切断するようにした従来
一般的な板材等の切断装置を示している。
【0003】この切断装置における上記刃物装置31
は、固定式あるいは可動式の基台37に固定配置される
刃物ホルダー32と、該刃物ホルダー32に設けた平坦
面状の刃物固定面36に対して取付ボルト34により着
脱自在に締着固定された略矩形板状の刃物33とを備え
てなる。そして、上記刃物33は、その一側辺に刃先部
35を備え、該刃先部35を上記刃物ホルダー32の先
端32aから前方へ所定寸法だけ延出させた状態で上記
刃物ホルダー32の刃物固定面36上に取り付けられ
る。
【0004】この切断装置における刃物装置31は、上
記刃物33の刃先部35を上記被切断材40に対してそ
の歯幅方向(即ち、上記刃物33の板幅方向)へ相対移
動させることで、該刃先部35により上記被切断材40
を切断するものであるが、この刃先部35は稼働時間の
累積とともに摩耗し、その切れ味が低下するため、その
再研磨が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記刃物3
3は、その刃先部35を再研磨すると研磨による切除分
だけ上記刃先部35の延出方向における長さが短くな
る。一方、良好な切断性能を確保するという観点から
は、この再研磨された刃物33を上記刃物ホルダー32
側に取り付ける場合、該刃物33の刃先部35の上記刃
物ホルダー32の先端32aからの延出量を研磨前と同
様の適正寸法に確実に設定することが必要である。
【0006】ところが、従来の刃物装置31において
は、上述のように、上記刃物ホルダー32の刃物固定面
36上に上記刃物33を取付ボルト34により締着固定
する構成であることから、上記刃物ホルダー32から上
記刃物33を取り外してこれを再研磨した後、再度上記
刃物ホルダー32の刃物固定面36上に取り付ける場合
には、上記取付ボルト34により上記刃物33を刃物ホ
ルダー32側へ仮止めした状態で、該刃物33を上記延
出方向に平行な方向へ進退させながら上記刃先部35の
延出量を微調整してこれを適正値に設定することにな
る。従って、この刃物33の再装着作業においては作業
者の勘に頼る部分が多く、作業者の技能の優劣によって
その精度にバラツキが生じ易く、良好な切断性能を安定
的に確保するという点において問題がある。また、微調
整が必要であることから、再装着作業そのものに多大の
作業時間を必要とし、それだけ運転経費が高くつくとい
う問題もあった。
【0007】そこで本発明は、刃物ホルダーに刃物を取
り付けてなる刃物装置において、上記刃物の再研磨後に
おける再装着を、簡易な作業で且つ高精度で行い得るよ
うにした刃物装置を提供することを目的としてなされた
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明ではかかる課題を
解決するための具体的手段として次のような構成を採用
している。即ち、平坦面状の刃物固定面11を備え且つ
基台5側に固定配置される刃物ホルダー2と、板状形態
を有し且つその側辺に刃先部21を設けた刃物3とを備
え、上記刃物ホルダー2の上記刃物固定面11上に上記
刃物3を、上記刃先部21を上記刃物固定面11の先端
2aから所定寸法だけ前方へ延出させた状態で着脱自在
に取り付けてなる刃物装置において、上記刃物ホルダー
2に上記刃物固定面11から隆起する突起状のストッパ
ー14を備えるとともに、上記刃物3は該刃物3を上記
刃物固定面11上に載置した状態において上記刃先部2
1の延出方向において上記ストッパー14と係合すると
ともに該刃先部21の研磨時には該刃先部21からの後
退量を維持するように該刃先部21と同等に研磨される
当接部22を備え、しかも上記ストッパー14と上記当
接部22との相対関係を、上記ストッパー14に上記当
接部22が当接して上記刃物3のそれ以上の延出が規制
された状態において上記刃先部21の延出量が目標とす
る所定の延出量となるように予め設定したことを特徴と
している。
【0009】
【発明の効果】本発明ではかかる構成とすることにより
次のような効果が得られる。即ち、本発明にかかる刃物
装置によれば、上記刃物3の刃先部21の再研磨時に、
該刃先部21の研磨代と同等だけ上記当接部22を研磨
することで、該当接部22と上記刃先部21との相対関
係が再研磨前と同一に維持される。このため、再研磨後
に上記刃物3を上記刃物ホルダー2の上記刃物固定面1
1上に載置し且つ該刃物3の上記当接部22を上記刃物
ホルダー2側の上記ストッパー14に当接させること
で、上記刃物3における上記刃先部21の上記刃物ホル
ダー2の先端2aからの延出量が自動的に適正値に設定
される。
【0010】従って、従来のような刃先部21の延出量
の微調整が不要であり且つ作業そのものに熟練を要しな
いことから、刃物3の再装着作業の簡易且つ迅速化が図
られ、延いては運転経費の低減が可能となる。また、上
記ストッパー14への当接部22の当接によって自動的
に上記刃先部21の延出量が適正値に設定されるので、
刃物3の高精度の装着が多数回の再研磨・再装着におい
ても安定的に得られるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる刃物装置を
添付図面に示す好適な実施形態に基づいて具体的に説明
する。図1には、図3に示した切断装置と同様の装置に
適用される本発明の実施形態にかかる刃物装置1を示し
ている。この刃物装置1は、次述の刃物ホルダー2と刃
物3とを備えて構成される。
【0012】上記刃物ホルダー2は、固定式あるいは可
動式の基台5に対して固定配置されるものであって、矩
形厚板状の外観形態を有しており、その一方の側面に平
坦面でなる刃物固定面11を設けている。そして、この
刃物固定面11は、、上記刃物ホルダー2の先端2a側
に開口するとともに、該先端2aを挟んで対向する両側
部には、平行に延びる左右一対の側部案内面12,13
が設けられている。さらに、上記刃物固定面11の上記
先端2a寄りで且つ上記側部案内面12に近接する位置
には、上記刃物固定面11から隆起するとともに上記側
部案内面12よりも内側に延出するようにしてストッパ
ー14が設けられている。さらに、上記刃物固定面11
には、上記各側部案内面12,13の面方向と略平行に
所定間隔でボルト孔15,15,15が設けられてい
る。
【0013】上記刃物3は、略長矩形の薄板材で構成さ
れ、その長軸上には所定長さの長穴23が形成されると
ともに、その短軸方向における幅寸法は上記刃物ホルダ
ー2の左右一対の側部案内面12,13の対向間隔より
も僅かに小寸とされている。従って、この刃物ホルダー
2の刃物固定面11上に上記刃物3を載置した場合、該
刃物3はその短軸方向の両端面3c,3dが上記各側部
案内面12,13と近接対向し、その長軸方向への相対
移動は許容されるが、その短軸方向への相対移動及び回
動変位は規制されることになる。
【0014】また、上記刃物3の長軸方向の両端面3
a,3bは、それぞれ刃先部21,21とされている。
さらに、上記刃物3の対角上に位置する一対の角部3
e,3fには、それぞれ対応する刃先部21,21の先
端から所定寸法だけ後退した位置において上記両端面3
c,3dからこれに直交する方向に延びる先端面をもつ
当接部22,22が形成されている。そして、この当接
部22の形成に際しては、図1に示すように、該当接部
22の先端面が上記刃物ホルダー2側の上記ストッパー
14に当接した状態において、上記刃先部21の上記刃
物ホルダー先端1aからの延出量が、所要の切断性能確
保の観点から定められた延出量に合致するように、該当
接部22の上記刃先部21の先端からの後退量を設定す
る。
【0015】以上の如く構成された刃物ホルダー2の上
記刃物固定面11上に上記刃物3を載置し且つその当接
部22の先端を上記ストッパー14に当接させた状態
で、該刃物3を上記ボルト孔15に螺合される取付ボル
ト4,4により締着固定することで刃物装置1が構成さ
れる。尚、この刃物装置1は、図3に示すように、近接
状態で一対配置されることで切断装置を構成し、例えば
ベニヤ板、樹脂膜材、紙等の平面状形態をもつ被切断材
の切断に使用されるものであるが、該刃物装置1は、上
記刃物ホルダー2が固定される上記基台5が固定式とさ
れ上記刃物3に対して被切断材が相対移動することで切
断を行う構成のものに限らず、例えば上記基台5が可動
式とされ上記刃物3が固定された被切断材に対して相対
移動して切断を行う構成とか、あるいは上記刃物3と被
切断材の双方が移動する構成のものにも適用し得るもの
である。
【0016】ところで、かかる刃物装置1においては、
上記刃物3の刃先部21が長時間の使用により摩耗して
その切れ味が低下した場合には、該刃物3を上記刃物ホ
ルダー2側から取り外して再研磨しその切れ味の回復を
図るが、その場合に問題となるのは、再研磨された刃物
3の上記刃物ホルダー2側への再装着時における位置決
めであり、従来構造のものにおいては上記刃先部21の
延出量の微調整に熟練を要し且つその装着精度の安定化
が難しいという問題があったことは既述の通りである。
【0017】ところが、この実施形態における刃物装置
1においては、上記刃物3に設けた当接部22を上記刃
物ホルダー2に設けたストッパー14に当接させること
で上記刃物3の刃先部21の刃物ホルダー先端2aから
の延出量を規定するようにしているので、上記刃物3の
刃先部21の再研磨時に、該刃先部21の研磨代と同等
だけ上記当接部22を研磨し、再研磨後の刃物3を上記
刃物ホルダー2の上記刃物固定面11上に載置し且つ該
刃物3の上記当接部22を上記刃物ホルダー2側の上記
ストッパー14に当接させることで、上記刃物3におけ
る上記刃先部21の上記刃物ホルダー2の先端2aから
の延出量が自動的に適正値に設定されることになる。
【0018】従って、従来のような刃先部21の延出量
の微調整が不要であり且つ作業そのものに熟練を要しな
いことから、刃物3の再装着作業の簡易且つ迅速化が図
られ、延いては運転経費の低減が可能となる。また、上
記ストッパー14への当接部22の当接によって自動的
に上記刃先部21の延出量が適正値に設定されるので、
刃物3の高精度の装着が、多数回の再研磨・再装着にお
いても安定的に得られることになる。
【0019】尚、この実施形態においては、上記刃物3
の長軸方向両端面にそれぞれ刃先部21,21を設ける
とともに、該各刃先部21,21に近接してそれぞれ当
接部22,22を設けることで、該刃物3の反転使用を
可能とし、結果的に研磨周期の長大化を図っているが、
本発明はかかる構成に限定されるものではなく、例えば
この刃先部21及び当接部22を長軸方向のいずれか一
方側のみに設けたものにも適用できることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる刃物装置の正面図で
ある。
【図2】図1に示した刃物装置の分解斜視図である。
【図3】従来の刃物装置の斜視図である。
【符号の説明】
1は刃物装置、2は刃物ホルダー、3は刃物、4は取付
ボルト、5は基台、11は刃物固定面、12及び13は
側部案内面、14はストッパー、15はボルト孔、21
は刃先部、22は当接部、23は長穴である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦面状の刃物固定面(11)を備え且
    つ基台(5)側に固定配置される刃物ホルダー(2)
    と、板状形態を有し且つその側辺に刃先部(21)を設
    けた刃物(3)とを備え、上記刃物ホルダー(2)の上
    記刃物固定面(11)上に上記刃物(3)を、上記刃先
    部(21)を上記刃物固定面(11)の先端(2a)か
    ら所定寸法だけ前方へ延出させた状態で着脱自在に取り
    付けてなる刃物装置であって、 上記刃物ホルダー(2)は上記刃物固定面(11)から
    隆起する突起状のストッパー(14)を備えるととも
    に、 上記刃物(3)は該刃物(3)を上記刃物固定面(1
    1)上に載置した状態において上記刃先部(21)の延
    出方向において上記ストッパー(14)と係合するとと
    もに該刃先部(21)の研磨時には該刃先部(21)か
    らの後退量を維持するように該刃先部(21)と同等に
    研磨される当接部(22)を備え、 上記ストッパー(14)と上記当接部(22)との相対
    関係が、上記ストッパー(14)に上記当接部(22)
    が当接して上記刃物(3)のそれ以上の延出が規制され
    た状態において上記刃先部(21)の延出量が目標とす
    る所定の延出量となるように予め設定されていることを
    特徴とする刃物装置。
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