JP3029653U - 替刃式切削工具 - Google Patents

替刃式切削工具

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JP3029653U
JP3029653U JP1996003453U JP345396U JP3029653U JP 3029653 U JP3029653 U JP 3029653U JP 1996003453 U JP1996003453 U JP 1996003453U JP 345396 U JP345396 U JP 345396U JP 3029653 U JP3029653 U JP 3029653U
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cutting edge
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義博 井上
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Kanefusa KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木材又は木質系材料加工用の工具で板状の替
刃が着脱可能に装着される切削工具において、再研磨時
の切刃刃先の位置決め部の調整が容易な切削工具を提供
する。 【解決手段】 替刃28はほぼ平行四辺形をなし切刃刃
先30とこれを挟む両側面の何れか一方のすみに側面に
対して傾斜する位置決め部31が形成されている。スト
レートビットの刃取付部22の替刃28取付面23の先
端側及び元側には両平行側面と一致する傾斜角度を有す
る案内突面25,26を形成し、元側の案内突面26に
は替刃28の位置決め部31を受ける同じ傾斜角度の受
部27が形成される。この受部27により刃先位置が決
定される。再研磨のときトラバース研磨のみ行うことが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は木材,木質系材料等の加工を行う切削工具に関し、特に工具本体に板 状の替刃(替刃チップ)を着脱可能に装着させる切削工具に係る。
【0002】
【従来の技術】
板状替刃を着脱可能に装着した切削工具は例えば、特開平6−285812号 が知られている。このものは図4に示すように刃物ホルダー71の替刃締着面7 2の替刃側面の案内面73,73の刃先側端にストッパ74,74を形成し、刃 物75には切刃76の突出方向においてストッパ74,74と係合することで刃 物の切刃突出方向における位置規制を行うL字形の切欠としたストッパ受面77 ,77を切刃部位に形成したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このものにおいて替刃を再研磨する時は、しのぎ面78を研磨すると刃物寸法 の縮小量に相当する量ストッパ受面77が浅くなるので、ストッパ受面77をも 再研磨することでストッパ受面77の深さを調整し、工具本体に装着した際に切 刃76の刃先位置がほぼ一定に保たれるようにしている。このストッパ受面77 の形状はほぼL字形切欠であるため、再研磨の際には研磨砥石の研磨作用面をこ のL字形と一致する形にトルーイングしてストッパ受面をL字形に成形しなけれ ばならずトルーイングの手間と研磨時間がかかり面倒であるという問題点を有し ていた。
【0004】 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであって、 その目的とするところは替刃再研磨の際に研磨砥石のトルーイングの必要をなく し再研磨が容易であって、替刃装着の基準をより単純な形状とした替刃式切削工 具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するために、円盤の外周に1個所以上の切刃を形成 する切削工具であって、ほぼ四角形をなし少なくとも一辺を切刃とする板状替刃 に切刃刃先と該切刃刃先を挟む両横側面とのすみ部を互いに平行せず且つ刃先側 において交わるように傾斜した直線状の位置決め部を形成し、この替刃を取り付 ける工具本体の取付面には前記直線状の位置決め部がそれぞれ当接する受部を形 成してなり、該受部を替刃の切刃刃先の位置決め基準となしたものである。
【0006】 また、ほぼ四角形をなし少なくとも一辺を切刃とする板状替刃に切刃刃先と該 切刃刃先を挟む両横側面のうちの何れか一方の側面とのすみ部を他方の側面と互 いに平行せず且つ刃先側において交わるように傾斜した直線状の位置決め部を形 成し、この替刃を取り付ける工具本体の取付面には前記他方の側面の案内面と前 記すみ部の直線状位置決め部に当接する受部を形成してなり、該受部を替刃の切 刃刃先の位置決め基準となしたものである。また直線状位置決め部が切刃のしの ぎ面と同じ角度で面取りされていることが望ましい。さらに受部はピンに替える ことができる。 このように位置決め部を形成することにより直線的な傾斜部をトラバース研磨 で形成することができ再研磨が極めて用意である。
【0007】
【考案の実施の形態】 【実施例】
その1を木材・木質系材料等加工用総形フライスカッタの部分側面図を示す図 1a、図1aのA−A矢視図を示す図1bにもとづき説明する。 フライス本体1には円周上の釣り合い位置に通常は等間隔で複数の刃部2が設 けられており、刃部2の前面の刃袋3の壁はチップ状の替刃4がとりつけられる 取付面6に形成されている。この取付面6には後述する替刃4の直線状位置決め 部を受ける受部7,7が対応するように両側面寄りで替刃の刃先側即ち外周線位 置にハ字状に突設されている。そして取付面6には替刃を固定するボルト8を螺 合させるタップ穴が複数個刻設されている。
【0008】 替刃4はほぼ四角形の板(チップ)であって、一辺は総形の切刃に形成されて おり、切刃刃先9から裏側に向かってしのぎ面10が形成されている。そして重 要なことは切刃刃先9の両端には互いに平行でない本実施例では板面上でハ字形 に直線状に傾斜する位置決め部11,11が形成されている。この傾斜する位置 決め部11,11は取付面6の受部7,7に当接されるものである。従って受部 7,7は傾斜する位置決め部11,11と一致する傾斜角に形成されているもの である。また替刃4には調整可能に固定のボルト用長穴12,12が側面と平行 に穿孔されている。
【0009】 総形切刃の替刃を取り付けた総形フライスカッタによる加工とともに切刃の摩 耗で再研磨するには、替刃4を取外し工具研削盤に取り付け、しのぎ面10を研 削することにより新しい切刃刃先9が形成される。位置決め部11にしのぎ面1 0が形成されていない場合は直線状位置決め部を切刃刃先の後退分トラバース研 磨することになる。再研磨された替刃をカッタの替刃取付面6に取り付けるに際 し、替刃位置決め部11,11を受部7,7に当接位置決めすることにより切刃 刃先は殆ど移動せず所定位置となる。また替刃に厚みが十分にある場合は直線状 の位置決め部11,11にもしのぎ面と同方向に同角度の面取りを形成しておく ことで刃裏のすくい面13を平面研磨するだけで切刃を再生することができる。 この場合両側面の位置決め部の裏面側がしのぎ面と同方向に同角度形成されて いるので刃先線の後退量分位置決め部もほぼ後退するので研削前後の切刃刃先位 置は殆ど変わらない。
【0010】
【実施例】
その2を木材・木質系材料加工用ストレートビットを示す正面図の図2a、側 面図の図2bにもとづき説明する。 ストレートシャンク21に続く刃取付部22は、替刃の取付面23が軸対象な 平行平面に形成されており、平行な2平面の間は軸方向に沿って切粉排出溝24 ,24が形成されている。取付面23のそれぞれの軸先端部に傾斜案内突面25 が形成され、それぞれのシャンク側には傾斜案内突面25と平行な傾斜案内突面 26が形成されている。そして重要なことはこの傾斜案内突面26の先即ち替刃 を取り付けたときの切刃側に中心軸線に対する傾斜角が案内突面より鋭角となる 受部27が突設されている。そして取付面23,23には替刃固定のボルトを螺 合するタップ穴が複数個刻設されている。
【0011】 替刃28はほぼ平行四辺形の板で長手方向両側面が傾斜案内突面25,26と 同じ傾斜角で、替刃28の傾斜面間の軸方向長さは傾斜案内突面25,26間に 滑合できる長さを有する。また傾斜した両側面の間の少なくとも一方の側面がし のぎ面29によりストレートの切刃刃先30に形成されており、替刃28が取付 面23に装着されたとき、切刃刃先は刃取付部側面より突出し中心軸線と平行と なるように形成されている。そして切刃刃先のシャンク側の端から傾斜する側面 にかけてすみ部に受部27に対応する角度で直線状の位置決め部31が形成され ている。替刃28は取付面23に装着されたとき位置決め部31を受部27に当 接されることにより、本体先端部傾斜案内突面25とで切刃刃先が位置決めされ る。また替刃28にはボルト33による取付穴32がタップ穴に対応して長孔が 傾斜側面方向に穿孔されている。
【0012】 使用により切刃が摩耗したときは、替刃を取外し工具研削盤でしのぎ面を研磨 して、切刃刃先の後退相当量位置決め部31を研磨する再研磨後替刃28を取付 面上傾斜案内突面25,26に沿って前進させ位置決め部31を受部27に当接 してボルト33により固定するものである。 なお切刃刃先30、しのぎ面29、傾斜面31を中心対称に反対面に形成する ときは反転使用が可能となる。 そして替刃に厚みがあるときは位置決め部にもしのぎ面と同方向に同じ角度の しのぎ面を形成しておくことにより刃裏面の研磨で刃先とともに位置決め部も研 磨され、位置決め部の調整のための研磨は不要となる。
【0013】
【実施例】 その3を木材・木質系材料加工用の異形エンドミルの正面図を示す図3a,平 面図を示す図3bにもとづき説明する。シャンク41に続く刃取付部42は中心 軸方向に長い偏平体の側面に中心側と平行とすると取付面43とその両側に中心 軸と平行な案内突面44a,44bが形成されている。そして外側の案内突面4 4aの刃取付部42の先端側に案内突面に対して傾斜する受部45が突設されて いる。また取付面43には替刃固定用のボルトのタップ穴が刻設されている。
【0014】 替刃46のほぼ平行四辺形の板で、しのぎ面47によって形成される菱形の鋭 角のかど51及びこれにつづく切刃刃先48の彫刻用切刃と案内突面44a,4 4bに滑合可能な巾の平行面に形成されている。この二個所の切刃刃先48の形 状は必ずしも同じである必要はない。案内突面44aに案内されるように装着し たとき切刃刃先の一部が受部45に対応する位置決め部49に形成されているも のである。 そして位置決め部49にもしのぎ面と同じ方向に同じ角度のしのぎ面が形成さ れている。この位置決め部の当接によって刃先先端51の位置が決められる。ま た替刃46には案内突面44a,44bに平行な固定用のボルト挿通の長穴50 が穿孔されている。
【0015】 このエンドミルによる加工によって刃が摩耗すると、替刃が取外され他の実施 例と同様しのぎ面が再研磨され切刃刃先48が再生される。当接する位置決め部 49を受部45に当接することにより刃先先端51の位置は変わらない。 替刃の反対側の切刃が同じ形状であれば反転使用して両側の切刃が磨耗したと きに再研磨することは効率上当然のことである。
【0016】 おな、実施例の1,2,3とも替刃はねじにより直接固定していたが、裏座を 介して固定することもある。またこれらの実施例では回転工具のみを示したが平 削り工具の替刃にも応用可能である。さらにまたこれらの実施例の受部は同じ傾 斜の平面でなくて点で接触する例えばピンでもよい
【0017】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成されているので請求項1,3,4の考案の替刃は、 切刃刃先を再研磨するに際し切刃刃先を位置決めする位置決め部は直線的である のでその研磨はトラバース研磨で形成することができ、研磨砥石面をあえてトル ーイングする必要がなく、再研磨作業が簡単となる。また替刃の厚みが厚い場合 には位置決め部にも刃先のしのぎ面と同一方向に同一角度(平行断面での角度) のしのぎ面を形成しておけば刃裏面全面を研磨することにより切刃刃先の再研磨 ができるとともに切刃刃先後退量を補う位置決め部にも研磨が行われるので位置 決め部の調整は不要となる。
【0018】 請求項2の考案の替刃は、請求項1の効果に加えて位置決め部は1個所である ので位置決め部の調整のための研磨手間は半減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】総形フライスカッタ刃部を示し、aは部分側面
図、bはA−A矢視図である。
【図2】ストレートビットを示し、aは正面図、bは側
面図である。
【図3】彫刻加工用の異形エンドミルを示し、aは正面
図、bは平面図である。
【図4】従来の替刃形切削工具の正面図である。
【符号の説明】
1 フライス本体 4,28,46 替刃 6,23,43 取付面 7,27,45 受部 9,30,48 切刃刃先 10,29 しのぎ面 11,31,49 位置決め部 25,26 傾斜案内突面 44a,44b 案内突面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤の外周に1個所以上の切刃を形成す
    る切削工具であって、ほぼ四角形をなし少なくとも一辺
    を切刃とする板状替刃に切刃刃先と該切刃刃先を挟む両
    横側面とのすみ部を互いに平行せず且つ刃先側において
    交わるように傾斜した直線状の位置決め部を形成し、こ
    の替刃を取り付ける工具本体の取付面には前記直線状の
    位置決め部がそれぞれ当接する受部を形成してなり、該
    受部を替刃の切刃刃先の位置決め基準となしたことを特
    徴とする替刃式切削工具。
  2. 【請求項2】 ほぼ四角形をなし少なくとも一辺を切刃
    とする板状替刃に切刃刃先と該切刃刃先を挟む両横側面
    のうちの何れか一方の側面とのすみ部を他方の側面と互
    いに平行せず且つ刃先側において交わるように傾斜した
    直線状の位置決め部を形成し、この替刃を取り付ける工
    具本体の取付面には前記他方の側面の案内面と前記すみ
    部の直線状位置決め部に当接する受部を形成してなり、
    該受部を替刃の切刃刃先の位置決め基準となしたことを
    特徴とする替刃式切削工具。
  3. 【請求項3】 直線状位置決め部が切刃のしのぎ面と同
    じ角度に面取されているものである請求項1又は2に記
    載の替刃式切削工具。
  4. 【請求項4】 取付面の受部はピンである請求項2に記
    載の替刃式切削工具。
JP1996003453U 1996-04-01 1996-04-01 替刃式切削工具 Expired - Lifetime JP3029653U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019150927A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 有限会社辰野目立加工所 切削工具とその製造方法

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