JP3086069U - 角型ドレンの施工用固定装置 - Google Patents

角型ドレンの施工用固定装置

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JP3086069U
JP3086069U JP2001007479U JP2001007479U JP3086069U JP 3086069 U JP3086069 U JP 3086069U JP 2001007479 U JP2001007479 U JP 2001007479U JP 2001007479 U JP2001007479 U JP 2001007479U JP 3086069 U JP3086069 U JP 3086069U
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sleeve
drain
base
mold
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JP2001007479U
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光男 伊藤
勇三 佐取
Original Assignee
伊藤鉄工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角型ドレンの位置を正確に固定して施工を行
う。 【構成】 ドレン本体13の配置方向を規定するための
基準線Xを型枠に設け、基準線Xに合わせることにより
位置が決められる少なくとも2個の目印16a、16b
を基盤11に形成するとともに、その内1個は突状のも
のとし、突状の目印16aとの係合によってスリーブ1
2の位置が規定される相手部20をスリーブ12の下端
部に設け、ドレン本体13の下面に存在する凹凸21と
に係合可能な相手部22をスリーブ12の上端部に設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、型枠に取り付ける基盤と、型枠上にスリーブを用いて配置するドレ ン本体と、ドレン本体に係合する押さえ板とを具備し、基盤と押さえ板とをねじ 杆によって結合し、型枠に対するドレン本体の位置を一定の関係を保って固定す るための角型ドレンの施工用固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物の屋上やベランダ或いは外廊下の隅等に排水のために設置されるドレンに は様々な形態のものがあるが、角型ドレンと呼ばれる、長方形状の平面形状を持 つドレンの場合には、それが設置部に正確に設けられることに加えて、建物の直 線に対して曲がらないように注意を払う必要が生じる。このため、型枠に取り付 ける基盤には、縦、横十字線に合わせる位置を示す切り欠きを設け、ドレン本体 側に配置される押さえ板には、ドレン本体と押さえ板とを一定位置に係合させる 構造を設けていた。
【0003】 しかし、従来の方法では基盤側とスリーブ及び押さえ板側とをボルト、ナット で固定しているが、ボルト締めとは言うものの摩擦だけであるから作業中に誤っ てつまづいたようなときや、コンクリートの打設圧力が強いときには動いてしま うおそれがあった。またボルトの数を2本に増した場合には、相応に固定力も増 加する。ところが、実際には片効きの状態となってしまう場合も多く、不意に外 力が加えられると動き易いという問題があった。またボルト本数が増せば、その 分だけコストも嵩むことになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたものであり、その課題は、角型ドレンの 位置を正確に固定して施工可能とする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案は、ドレン本体の配置方向を規定するための 基準線を型枠に設け、基準線に合わせることにより位置が決められる少なくとも 2個の目印を基盤に形成するとともに、その内1個は突状のものとし、突状の目 印との係合によってスリーブの位置が規定される相手部をスリーブの下端部に設 け、ドレン本体の下面に存在する係合部と係合可能な相手部をスリーブの上端部 に設けるという手段を講じたものである。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案に係る、角型ドレンの施工用固定装置10は、型枠Mに取り付ける円形 の基盤11と、型枠Mとの間に円筒形のスリーブ12を用いて配置されるドレン 本体13と、ドレン本体13に係合する押さえ板14とを具備している。上記基 盤11と、スリーブ12と、ドレン本体13及び押さえ板14とは1本のねじ杆 15によって結合される。
【0007】 型枠Mに基盤11を取り付けるに当たり、予め型枠Mには取り付け位置を基準 線Xで正確に表示しておき(図1参照)、基盤11には基準線Xに合わせるべき 目印16a、16bを直径上の両端に2箇所設ける。2箇所の内一方の目印16 aは板金製基盤11の切り起こしで突状に形成されており、他の一方の目印16 bは切欠状に設けられている。しかし、両方共突状の目印16a、16aを形成 しても良い(図1左)。基盤11はスリーブ12を基盤上に載せられるような大 きさに形成され、釘等の止め具17で型枠Mに取り付けられる。また、基盤上面 には、スリーブ12に内接して円筒形のスリーブ12と円形の基盤11の中心を 一致させるための突起部18が少なくとも3個(図1では4個)設けられてい る。
【0008】 基盤11の目印16a、16bを通る直径上に上記ねじ杆15が立てられる。 例示の装置では、鋼板より成る円盤状基盤11の中心に、ナットを取り付け部1 9として1箇所固着し、それらにボルトから成るねじ杆15を夫々螺じ込んで取 り付ける方法を取っている。
【0009】 スリーブ12は下の型枠Mと上のドレン本体13との間に介在して型枠の一部 を構成する部材であり、施工時その外面には周囲からコンクリートモルタルの流 動圧力が加わる。その流動圧力に耐えてねじ杆15による緊締力が固定装置10 として全体に効果的に作用するように、突状の目印16aとの係合が可能な相手 部20をスリーブ12の下端部に設けている。またスリーブ12はドレン本体1 3とも接するので、ドレン本体下面に存在する凹状又は凸状の係合部21と係合 可能な相手部22をスリーブ12の上端部に設けている。なおスリーブ12の高 さは任意であり、ドレン設置部に構築すべきコンクリートスラブSの厚さ等に応 じて決められる(図3参照)。
【0010】 ドレン本体13は長方形状の平面形状を有する角型ドレンであり、全体として 概ね角皿型を有しその中央の底部に排水口23を有する。排水口23は、施工完 了後、排水管Pの上端部が接続されるように下向きの凸筒部を有する(図4参照 )。またドレン本体13の内部には、施工時に押さえ板14が係合する凹凸構造 を有する。
【0011】 押さえ板14は、型枠Mにねじ杆15を用いてドレン本体13を固定するため の部材として、固定時ドレン本体13に対してずれ動かないように、ドレン本体 13の係合部24と係合可能な係合相手25を有している。例示の場合、ドレン 本体の目皿28をねじ止めする突部を係合部24に利用している。しかし係合部 24は、ドレン本体13の内角等他の部位でも良く、係合相手25もそれに応じ て形態を変えることができる。26はねじ杆15を通す小孔、27はねじ杆15 の先端部に螺合可能なナット等の締結具を示す。
【0012】 かくして1本のねじ杆15により止められるドレン本体13は、スリーブ12 を介して基盤11に位置決めされるから回転してしまうおそれがない。故に、別 途回転防止手段を準備する必要がない。
【0013】 施工には、型枠Mに引かれた基準線Xを基準として基盤11を取り付ける。そ の1箇所の取り付け部19にねじ杆15を立て、スリーブ12を突起部18の外 側に嵌め、かつ目印16a、16bにより方向を定めることにより基盤11に合 わせてセットし、排出口23がスリーブ12内に嵌まり、かつ係合部21がスリ ーブ12の相手部22と係合するのを確認しながら、スリーブ12の上にドレン 本体13を載せ、押さえ板14を係合部24に係合させて小孔26にねじ杆15 を通すようにセットする。次いで締結具27を用いて押さえ板14を緊締し、最 後に養生カバー(図示せず)を用いてドレン本体13の上面を覆い、コンクリー トモルタルを打設する。
【0014】 その後脱型前の状態が図3に断面図として示されている。図示のとおりドレン 本体13は突状の目印16aの位置決め、回り止め効果及び、係合部21と相手 部22との係合による位置決め、回り止め効果のもとで、1本のボルト状のねじ 杆15によって全体に回り止めが為されているためモルタルの打設時に流動圧力 が加わっても位置を変えることはない。脱型後の状態は図4に示されているが、 図2からも明らかなように建物の壁面のような直線Lに対してドレン本体13を 正確に合致させた施工が完成する。
【0015】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成され、かつ作用するものであるから、ドレン本体を少 なくとも2個の目印を有する基盤とスリーブとの係合及びスリーブとドレン本体 との係合ものとで、1本のねじ杆により止めるだけで、回転防止がなされ、かつ ドレン本体の位置を正確に保持することができ、2本のねじ杆を必要としないた めコスト低減も可能となり、角型ドレンの、角型であるが故に目立つ直線的形状 を建物の直線的形状に正確に合致させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る角型ドレンの施工用固定装置の1
実施例を示す分解斜視図。
【図2】ドレン本体を想像線であらわした本装置の横断
面図。
【図3】コンクリート打設状態の本装置を示す縦断面
図。
【図4】施工完了状態を示す断面説明図。
【符号の説明】
10 角型ドレンの施工用固定装置 11 基盤 12 スリーブ 13 ドレン本体 14 押さえ板 15 ねじ杆 16a 目印兼用回り止め 16b 目印 18 突起部 20、22 相手部 21 係合部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型枠に取り付ける基盤と、型枠上にスリ
    ーブを用いて配置するドレン本体と、ドレン本体に係合
    する押さえ板とを具備し、基盤と押さえ板とをねじ杆に
    よって結合し、型枠に対するドレン本体の位置を一定の
    関係を保って固定するための装置であって、ドレン本体
    の配置方向を規定するための基準線を型枠に設け、基準
    線に合わせることにより位置が決められる少なくとも2
    個の目印を基盤に形成するとともに、その内1個は突状
    のものとし、突状の目印との係合によってスリーブの位
    置が規定される相手部をスリーブの下端部に設け、ドレ
    ン本体の下面に存在する係合部と係合可能な相手部をス
    リーブの上端部に設けて成ることを特徴とする角型ドレ
    ンの施工用固定装置。
  2. 【請求項2】 スリーブは、ドレン本体の排水口周りを
    囲む筒形を有しそのスリーブに内接してスリーブの中心
    と基盤の中心と一致させるための突起部を基盤上に少な
    くとも3個設けた構成を有する請求項1記載の角型ドレ
    ンの施工用固定装置。
JP2001007479U 2001-11-15 2001-11-15 角型ドレンの施工用固定装置 Expired - Lifetime JP3086069U (ja)

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