JPH0331533Y2 - - Google Patents

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JPH0331533Y2
JPH0331533Y2 JP1985012920U JP1292085U JPH0331533Y2 JP H0331533 Y2 JPH0331533 Y2 JP H0331533Y2 JP 1985012920 U JP1985012920 U JP 1985012920U JP 1292085 U JP1292085 U JP 1292085U JP H0331533 Y2 JPH0331533 Y2 JP H0331533Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、電気ボツクスを埋設したコンクリ
ートパネルを製作するときに、前記電気ボツクス
を型枠ベツドに固定しておくのに使用されるボツ
クス固定装置の改良に関する。
〔考案の技術的背景〕
住宅などの建造物をつくる場合、コンクリート
パネルが多く使用されるようになつてきている。
この種のコンクリートパネルには、通常、複数の
電気ボツクス、およびこの電気ボツクスの間を結
ぶ電線管が埋設され、照明器具やスイツチを前記
電気ボツクス部分に取付けられるようになつてい
る。
ところで前記電気ボツクスをコンクリートパネ
ルに埋設するには、第5図に示すような作業が必
要である。11は電気ボツクスであり、その開口
側を型枠ベツド12に向けて配置される。この場
合、型枠ベツド12の所定位置には、ボツクス固
定装置が取付けられている。このボツクス固定装
置は、電気ボツクス11の開口に合致する適当な
厚みを有したゴム板13、このゴム板13を型枠
ベツド12に固定する為のボルト14A,14
B、ナツト15A,15B等から構成されてい
る。電気ボツクス11が固定装置によつて型枠ベ
ツド12に取付けられた状態は、同図bのように
なり、設計に応じて、電線管16A,16Bが、
電気ボツクス11に取付けられる。この状態でパ
ネルを形成するためのコンクリート17が型枠ベ
ツド12上に打設される。コンクリートが硬化
し、型枠が取去られると、第6図のように、電気
ボツクス11がコンクリートパネル18に埋設さ
れ、ボツクス開口は、パネル表面に露出し、この
箇所を利用してスイツチ、照明器具等が取付けら
れる。
〔背景技術の問題点〕
上記従来のボツクス固定手段は、第7図に示す
ように構成されており、その製作費用が大であ
り、その位置変更の自由度が小さいという問題が
ある。つまり、この固定装置を構成するには、コ
ンクリートパネルの使用箇所(壁,天井,床等)
に応じて電気ボツクスの位置が異なるので、その
設計位置に一致するように型枠ベツドに対する位
置ぎめをおこない取付けておかなければならな
い。このような場合、従来の固定装置は、型枠ベ
ツド12にボルト14Aをねじ込むためのねじ穴
12Aを形成し、このねじ穴12Aにボルト14
Aを取付けたのち、ゴム板13をナツト15Aに
よつて締付けている。
従つてこの固定装置の取付け位置を変更する場
合は、ボルト14Aを取り離し、ねじ穴12Aを
ベツドの表面が平らになるように埋めて、別の箇
所にねじ穴を切る必要がある。このためその位置
変更作業は、大変な労力を必要とする。また型枠
ベツド12は、金属板の高価なものである為、用
途に応じて何回も使用したいという要望がある。
しかしながら、多数の箇所に上記のようにねじ穴
の埋立て部分が形成された場合、ベツドの強度が
弱くなり、また既に埋立てた部分に接触するよう
にねじ穴を切るような結果になると、新しいねじ
穴を形成することができないか、またはねじ穴を
形成してもねじ山が非常に弱く役に立たない場合
がある。さらにまた、従来のものは、ボルト14
Aの締付け程度を決定するのに熟練を要し、締付
けすぎると、第7図に破線で示すようにゴム板1
3の外周がふくらみ、ボツクスを取付けるときに
このふくらみが障害となることがあつた。また、
ボルト14Aの締付けが弱すぎてもボツクスを取
付けたとき、ぐらつきが生じ、正確な状態でボツ
クスをコンクリートパネル内に埋設できないとい
う問題がある。
〔考案の目的〕
この考案は、上記の事情に鑑みてなされたもの
で、取付け位置の変更が廉価で容易に得られ、し
かも型枠ベツドを損傷することなく反復利用を可
能とし、かつ取付け状態も正確に得られるボツク
ス固定装置を提供することを目的とする。
〔考案の実施例〕 以下この考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図はこの考案の一実施例であり、21は、
コンクリートパネルをこの上で形成させるための
金属製の型枠ベツドである。この型枠ベツド21
の所定位置には、ボツクス固定手段が設けられ
る。このボツクス固定手段は、金属基板22と、
この基板22の一方の面に垂直に起立したボルト
23と、このボルト23が貫通しており、前記基
板22を覆うことのできる弾性部材からなる位置
決め部材24と、前記ボルト25が貫通し前記位
置決め部材24を押える押え板25と、前記押え
板25と前記基板22との間隔を規制限する金属
製スペーサ29と、座26、ナツト27より構成
されている。
ここでの考案では、前記基板22と、型枠ベツ
ド21の固定手段であるが、これには溶接部材2
8が利用されている。この溶接部材28は、例え
ば第2図に示すように、基板22の周縁の複数箇
所に形成された切り欠き部22aの部分に溶接さ
れ、基板22と、型枠ベツド21とを固定する。
また、前記位置決め部材の底面には、前記基板2
2の厚みと略同じ深さの窪み部分24aが形成さ
れている。従つて基板22を位置決め部材24が
覆つたときは、第1図に示すように、位置決め部
材24の底面の周縁は、型枠ベツド21の表面に
密着する。さらに前記スペーサ29は、筒状であ
り、ボルト23の外周に配設され、ナツト27が
必要以上に位置決め部材24を締付けないように
ナツト27の締付け程度を規定している。
上記の固定装置は、その位置決め部材24の外
周に合致する電気ボツクス30が第1図に示すよ
う取付けられる。そしてこの状態で、型枠ベツド
21の上にコンクリートが打設され、コンクリー
トパネルが成型される。
以上説明したボツクス固定装置によると、ま
ず、その型枠ベツド上の取付け位置を変更しよう
とした場合、溶接部分28を取り離しこの部分の
ベツド表面を磨くだけでよい。そして次の所望の
位置に、基板22を溶接すればよい。従つて従来
のように、ベツドのねじ穴を埋める必要もなく、
また新たにねじ穴を形成する必要もない。そし
て、この考案によると、固定装置の取付け位置変
更作業が容易であるとともに、溶接による固定で
あるからベツドに傷を付けることもなく、ベツド
の半永久利用が可能となる。さらにまた、スペー
サ29を有することによつて、ナツト27の締付
けの程度の熟練を要せず、位置決め部材24のふ
くらみも防止される。よつてボツクスを被せる場
合もボツクスの開口が正確に位置決め部材24の
外周に合致し、正確で安定した固定が得られる。
この考案は、上記の実施例に限定されるもので
はなく各種の実施例が可能である。上記の実施例
では、一本のボルトを有する基板を示して説明し
たが、複数本のボルトを有する基板であつてもよ
い。また基板と、ボルトの固定方法は各種の実施
例が可能である。第3図は、基板32と、ボルト
33A,33Bの固定手段の他の例を示してい
る。この実施例では、基板32の一部にふくらみ
部分32A,32Bが形成され、この部分にそれ
ぞれ穴が形成され、この穴に頭部を有するボルト
33A,33Bが挿入されて組立てられる。この
場合も、位置決め部材34は、その底面には前記
基板32を覆うように基板の形状に合致する窪み
が形成されている。なお、35は押え部材であ
り、36A,36Bはナツトである。
また、第1図で示したスペーサ29は、ナツト
の締付け程度を規制するのであるが、この手段も
各種の実施例が可能である。第4図は、ナツトの
締付け程度を規制する他の実施例である。すなわ
ち第4図aは、ボルト33Aに締付けられるナツ
トとして袋ナツト40を使用した例である。この
ナツト40を利用すれば、距離L以上は、締付け
ることができない。また、第4図bは、段付きボ
ルト41を使用した例であり、このボルト41の
径大部によつて、不要な締付けを防ぐことができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は、取付け位置
の変更が廉価で容易に得られ、しかも型枠ベツド
を損傷することなく反復利用を可能とし、かつ取
付け状態も正確に得られるボツクス固定装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図は第1図の一部の分解斜視図、第3図はこの
考案の他の実施例を示す断面図、第4図はこの考
案に係る締付け規制手段の他の例を示す断面図、
第5図は従来のボツクス固定装置の構成説明図、
第6図はコンクリートパネルの説明図、第7図は
従来の固定装置の断面図である。 30……電気ボツクス、21……型枠ベツド、
22,32……金属基板、23……ボルト、24
……位置決め部材、25……押え板、27……ナ
ツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上面側にコンクリートを打設し、コンクリート
    パネルを形成させるための金属性型枠ベツドの前
    記上面にボルトを起立させるための手段として、 前記金属性型枠ベツドの前記上面に溶接固定さ
    れる金属基板と、 この金属基板の一方の面に起立した前記ボルト
    と、 前記ボルトが貫通しており、前記金属基板を覆
    うことが出来、外周が前記コンクリートパネルに
    埋設されるボツクスの開口に合致する弾性部材か
    らなる位置決め部材と、 前記ボルトが貫通し、前記位置決め部材を押え
    る押え部材と、 前記ボルトにねじ合せられ、前記位置決め部材
    を締付けるナツトと、 前記ナツトの締付け程度を規制する規制手段と
    を具備したことを特徴とするボツクス固定装置。
JP1985012920U 1985-01-31 1985-01-31 Expired JPH0331533Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985012920U JPH0331533Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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JP1985012920U JPH0331533Y2 (ja) 1985-01-31 1985-01-31

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Publication Number Publication Date
JPS61128009U JPS61128009U (ja) 1986-08-11
JPH0331533Y2 true JPH0331533Y2 (ja) 1991-07-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474940U (ja) * 1971-02-09 1972-09-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS474940U (ja) * 1971-02-09 1972-09-13

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Publication number Publication date
JPS61128009U (ja) 1986-08-11

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