JP3752310B2 - アンカーボルトの位置決め具及び方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアンカーボルトの位置決め具及び方法、詳しくは、コンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行え且つ再利用可能なアンカーボルトの位置決め具、及びコンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行うことのできるアンカーボルトの位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート基礎に埋設されるアンカーボルトは、コンクリート基礎の打設時には、その位置が動かないように位置決めされた状態で仮固定され、その後コンクリートが打設される。従来、コンクリート基礎の打設時におけるアンカーボルトの位置決めは、先ず、図8に示されるように、捨てコンクリート60上にアングル材310,320を固定し、該アングル材310,320にセットプレート330を溶接固定し、該セットプレート330にアンカーボルト10,10・・を固定する。その後、上記アンカーボルト10,10・・の上部に型板20を平ナット240,240で挟み込んで固定し、上記コンクリート基礎90の打設後に上記型板20を取り外す。そして、鉄骨柱の下端が、上記アンカーボルト10,10・・の上記コンクリート基礎90上に突出された部分に固定される。
【0003】
上記セットプレート330は、上記アンカーボルト10,10・・の下端を上記捨てコンクリート60上の柱心を示す墨付けに対して位置決め固定させるもので、上記型板20は、該アンカーボルト10,10・・の上端の位置決めを行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
鉄骨柱は、上記コンクリート基礎90上面より突出された上記アンカーボルト10,10・・の上端に緊結されるが、建築物に加わる荷重を受ける構造体であり且つ建築物各部の基準ともなる柱の設置位置は正確でなくてはならない。上述したような従来のアンカーボルトの位置決め方法によると、上記型板20四隅の該アンカーボルト10,10・・の挿通される孔は、その位置決め精度を向上させるためにルーズホールとはされずに該アンカーボルト10,10・・の外径と等しくされていたため、上記基礎コンクリート60の打設後に、上記アンカーボルト10,10・・と上記型板20とが噛み合ってしまい、該型板20を取り外す作業が行い難いという問題があった。また、取り外し時に上記型板20を変形させてしまうことが多く、該型板20を再利用できないために費用が掛かるという問題があった。
【0005】
従って、本発明の目的は、コンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行え且つ再利用可能なアンカーボルトの位置決め具、及びコンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行うことのできるアンカーボルトの位置決め方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするアンカーボルトの位置決め具において、少なくとも一面側がテーパー状に形成され、上記アンカーボルトの上部に螺合されるテーパーナットと、上記アンカーボルトの外径よりも大きい内径を有し且つ上記テーパーナットのテーパー面が挿入されるボルト孔が穿孔された型板と、上記アンカーボルトの上部に螺合され、上記型板を上記テーパーナットと挟んで固定する平ナットとからなることを特徴とするアンカーボルトの位置決め具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするアンカーボルトの位置決め方法において、設置されるべき位置に仮設置された複数本の上記アンカーボルトの上部に、少なくとも一面側がテーパー状に形成されたテーパーナットをテーパー面が上面となるようにそれぞれ螺合させ、上記アンカーボルトの設置位置に対応して穿孔され且つ該アンカーボルト外径よりも大きい内径を有するボルト孔を複数個有する型板を、上記テーパーナットのテーパー面が上記ボルト孔内周に接するように配置し、上記型板を上記テーパーナットと挟んで固定するように上記アンカーボルトに平ナットをそれぞれ螺合することを特徴とするアンカーボルトの位置決め方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするアンカーボルトの位置決め方法において、設置されるべき位置に仮設置された複数本の上記アンカーボルトの上部に、平ナットをそれぞれ螺合させ、上記アンカーボルトの設置位置に対応して穿孔され且つ該アンカーボルト外径よりも大きい内径を有するボルト孔を複数個有する型板を、上記ボルト孔にアンカーボルトをそれぞれ挿通させて配置し、上記型板を上記平ナットと挟んで固定するように、少なくとも一面側がテーパー状に形成されたテーパーナットをテーパー面が上記ボルト孔内周に接するように上記アンカーボルトにそれぞれ螺合することを特徴とするアンカーボルトの位置決め方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、請求項1に記載の発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態を図面を参照して説明する。図1及び図2は本実施形態のアンカーボルトの位置決め具を示しており、図1は全体斜視図、図2(a) はテーパーナットの斜視図、図2(b) は断側面図である。
【0010】
本実施形態におけるアンカーボルトの位置決め具は、コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするもので、図1に示されるように、(1) 少なくとも一面側がテーパー状に形成され、上記アンカーボルト1,1・・の上部に螺合されるテーパーナット23,23・・と、(2) 上記アンカーボルト1,1・・の外径よりも大きい内径を有し且つ上記テーパーナット23,23・・のテーパー面が挿入されるボルト孔21,21・・が穿孔された型板2と、(3) 上記アンカーボルト1,1・・の上部に螺合され、上記型板2を上記テーパーナット23,23・・と挟んで固定する平ナット24,24・・とからなる。
【0011】
本実施形態のアンカーボルトの位置決め具を更に詳しく説明する。本実施形態のアンカーボルトの位置決め具は、上述したように、上記型板2と、上記テーパーナット23,23・・と、上記平ナット24,24・・とからなる。
【0012】
上記型板2は、図1に示されるように、正方形の金属板材で、その四隅には上記ボルト孔21,21・・が穿孔されており、その中央には開口窓22が開口されている。上記ボルト孔21,21・・は、上記アンカーボルト10,10・・の外径よりもやや大きい内径を有している。尚、図1には、上記開口窓22が正方形に形成されている場合が示されており、それ以外の図においては八角形に形成されている場合が示されている。
【0013】
上記テーパーナット23,23・・は、図2に示されるように、その一面側がテーパー状に形成されており、その中央には、上記アンカーボルト1,1・・のネジ部11,11・・に螺合される螺合孔が形成されている。上述のテーパー部先端の外径は、上記ボルト孔21,21・・の内径よりもやや小さく且つ上記アンカーボルト1,1・・の外径よりもやや大きく形成されている。上記テーパーナット23,23・・の周囲は、通常の六角ナットと同様に平面視において六角形となるように六つの垂直面が形成されている。
【0014】
上記平ナット24,24・・は、通常の六角ナットと同様に形成されており、その両面が平面状に形成されており、その中央には、上記アンカーボルト1,1・・のネジ部11,11・・に螺合される螺合孔が形成されている。上記テーパーナット23,23・・の周囲は、通常の六角ナットと同様に平面視において六角形となるように六つの垂直面が形成されている。
【0015】
次に、上述の位置決め具を用いてコンクリート基礎打設時に上記アンカーボルト1,1・・を位置決めする方法、即ち、請求項2に記載の発明のアンカーボルトの位置決め方法の一実施形態を説明する。
【0016】
本実施形態のアンカーボルトの位置決め方法は、コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするもので、図1に示されるように、▲1▼設置されるべき位置に仮設置された複数本の上記アンカーボルト1,1・・の上部に、少なくとも一面側がテーパー状に形成されたテーパーナット23,23・・をテーパー面が上面となるようにそれぞれ螺合させ、▲2▼上記アンカーボルト1,1・・の設置位置に対応して穿孔され且つ該アンカーボルト1,1・・外径よりも大きい内径を有するボルト孔21,21・・を複数個有する型板2を、上記テーパーナット23,23・・のテーパー面が上記ボルト孔21,21・・内周に接するように配置し、▲3▼上記型板2を上記テーパーナット23,23・・と挟んで固定するように上記アンカーボルト1,1・・に平ナット24,24・・をそれぞれ螺合する。
【0017】
本実施形態のアンカーボルトの位置決め方法を、更に詳しく説明する。先ず、図3に示されるように、捨てコンクリート6上に固定されるセットプレート3に、上記アンカーボルト1,1・・を仮固定する。上記セットプレート3にはアンカーボルト固定用のナット32,32・・があらかじめ四個溶接固定されており、ナット33−定着板34−ナット35が順に螺合又は挿通された上記アンカーボルト1下端のネジ部11が上記ナット32,32・・にそれぞれ螺合されて、上記アンカーボルト1,1・・が上記セットプレート3に仮固定される。
【0018】
次に、上記セットプレート3に仮固定された上記アンカーボルト1,1・・上端のネジ部11に、上記型板2を固定する。先ず、各アンカーボルト1,1・・に上記テーパーナット23,23・・を、そのテーパー面が上を向くようにそれぞれ螺合させる。その上に、上記型板2の各ボルト孔21,21・・に各アンカーボルト1,1・・上端を挿入させる。上記ボルト孔21の内径は上記テーパーナット23のテーパー部先端の外径よりもやや大きいため、図2(b) に示されるように、該ボルト孔21の内周は、該テーパーナット23のテーパー面と当接する。この状態で、各ネジ部11,11・・に、上記型板2を挟むように上記平ナット24,24・・を螺合させると、各ボルト孔21,21・・の中心と各アンカーボルト1,1・・の中心とが正確に位置合わせされる。
【0019】
尚、このとき、上記テーパーナット23,23・・及び上記平ナット24,24・・は、各アンカーボルト1,1・・上端から等距離の位置に螺合されなくてはならず、このためには、図1に示されるように、上記平ナット24,24・・の上面と上記アンカーボルト1,1・・の上面とを面一とした状態で、該平ナット24,24・・及び上記テーパーナット23,23・・を締め付けることが好ましい。また、図3〜図6には、上記型板2と上記平ナット24,24・・との間にワッシャー25,25・・が取り付けられた場合が示されている。
【0020】
次に、上記セットプレート3に仮固定されていた上記アンカーボルト1,1・・を固定する。各アンカーボルト1,1・・下端の上記ネジ部11,11・・に螺合されていた上記ナット35を回転させて下方に降ろして、該ナット35と上記ナット32とにより該アンカーボルト1,1・・を固定する。次いで、上記ナット33も回転させて下方に降ろして、上記ナット35とにより上記定着板34を挟み込んで固定する。上記定着板34は、周囲に張り出された状態とされ、上記基礎コンクリート6の打設後に、上記アンカーボルト1,1・・加わる引き抜き力に有効に対抗できるようにするための部材である。
【0021】
次に、上述のように一体化された上記アンカーボルト1,1・・、上記型板2及び上記セットプレート3を、上記捨てコンクリート6上の所定の設置位置に固定する。上記セットプレート3の中央には、上記型板2の一辺の長さと等しい長さの対角線を有する方形開口部31が開口されており、該方形開口部31の頂点を、上記捨てコンクリート6上に記された柱心を示す直交する墨付け線5,5に合わせて、一体化された上記アンカーボルト1,1・・、上記型板2及び上記セットプレート3を載置する。
【0022】
次に、上記型板2の各辺中央から下げ振り4を降ろして、図4に示されるように、該型板2各辺中央が上記方形開口部31の各頂点の直上となるように、上記セットプレート3の下に適宜スペーサーを入れる等して調整して位置合わせを行う。このとき、上記型板2の中央部に上記開口窓22が開口されているので、上記下げ振り4の指す位置を確認し易く、また、図4に示されるように、上記型板2各辺中央に切欠26が形成されていると、上記下げ振り4を下げる際にその位置出しの必要がなく、簡便に作業を行うことができる。位置合わせが終了したら、ホールインアンカー36,36・・により、上記セットプレート3を上記捨てコンクリート6に固定する。
【0023】
その後、図5に示されるように、上記捨てコンクリート6上に鉄筋7,7・・を配し、図6に示されるように、上記アンカーボルト1,1・・の周囲にも鉄筋8,8・・を配し、コンクリート打設用の型枠を設置して、図7に示されるようにコンクリート基礎9を打設する。上記コンクリート基礎9の打設後は、上記平ナット24,24・・、上記型板2及び上記テーパーナット23,23・・を取り外し、上記基礎コンクリート9上面に突出された上記アンカーボルト1,1・・に鉄骨柱下端が結合される。
【0024】
上記型板2の取り外し時には、その上記ボルト孔21,21・・が上記テーパーナット23,23・・のテーパー面と当接されているため、上記アンカーボルト1,1・・と上記型板2とが噛み合ってしまい上記型板2が外し難くなってしまうことなく容易に取り外すことができる。また、容易に取り外すことができるため、上記型板2を変形させてしまうことが無く、再度利用することができる。
【0025】
本実施形態のアンカーボルトの位置決め具は上述のように構成されており、本実施形態のアンカーボルトの位置決め具又は本実施形態のアンカーボルトの位置決め方法によれば、上記型板2の上記ボルト孔21,21・・の中心と上記アンカーボルト1,1・・の中心とをそれぞれ正確に位置合わせすることができ、上記型板2により上記アンカーボルト1,1・・を正確に位置合わせすることができる。また、上記コンクリート基礎9の打設後に上記型板2を取り外す際には、上記テーパーナット23のテーパー面と上記ボルト孔21とが噛み合ってしまうことなく容易に分離し得るため、その作業が行い易く、該型板2を変形させることもなく再利用することができる。
【0026】
本発明のアンカーボルトの位置決め具は、上記実施形態に制限されることはない。例えば、上記実施形態における上記開口窓22は必ずしも設けられなくても良い。また、本発明のアンカーボルトの位置決め方法も上記実施形態に制限されることはなく、上記実施形態においては、上記テーパーナット23のテーパー面を上にして該テーパーナット23を螺合させた後に、上記型板2−上記平ナット24を取り付けたが、上記平ナット24−上記型板2を取り付けた後に、上記テーパーナット23のテーパー面を下にして該テーパーナット23を螺合させても良い。その他の点に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
【0027】
【発明の効果】
請求項1に記載のアンカーボルトの位置決め具によれば、コンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行え、コンクリート基礎打設後に型板を取り外す作業が行い易く、また、再利用することができるため費用を抑えることができる。
【0028】
請求項2又は3に記載のアンカーボルトの位置決め方法によれば、コンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行え、コンクリート基礎打設後に型板を取り外す作業が行い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態の斜視図である。
【図2】 (a) は本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態におけるテーパーナットの斜視図であり、(b) は本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態の断側面図である。
【図3】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態を用いた施工状況(第1段階)を示す斜視図である。
【図4】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態の平面図である。
【図5】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態を用いた施工状況(第2段階)を示す斜視図である。
【図6】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態を用いた施工状況(第3段階)を示す斜視図である。
【図7】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態を用いた施工状況(第4段階)を示す斜視図である。
【図8】従来のアンカーボルトの位置決め具を示す、(a) は側面図、(b) は平面図である。
【符号の説明】
1 アンカーボルト
2 型板
21 ボルト孔
23 テーパーナット
24 平ナット
3 セットプレート
【発明の属する技術分野】
本発明はアンカーボルトの位置決め具及び方法、詳しくは、コンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行え且つ再利用可能なアンカーボルトの位置決め具、及びコンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行うことのできるアンカーボルトの位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート基礎に埋設されるアンカーボルトは、コンクリート基礎の打設時には、その位置が動かないように位置決めされた状態で仮固定され、その後コンクリートが打設される。従来、コンクリート基礎の打設時におけるアンカーボルトの位置決めは、先ず、図8に示されるように、捨てコンクリート60上にアングル材310,320を固定し、該アングル材310,320にセットプレート330を溶接固定し、該セットプレート330にアンカーボルト10,10・・を固定する。その後、上記アンカーボルト10,10・・の上部に型板20を平ナット240,240で挟み込んで固定し、上記コンクリート基礎90の打設後に上記型板20を取り外す。そして、鉄骨柱の下端が、上記アンカーボルト10,10・・の上記コンクリート基礎90上に突出された部分に固定される。
【0003】
上記セットプレート330は、上記アンカーボルト10,10・・の下端を上記捨てコンクリート60上の柱心を示す墨付けに対して位置決め固定させるもので、上記型板20は、該アンカーボルト10,10・・の上端の位置決めを行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
鉄骨柱は、上記コンクリート基礎90上面より突出された上記アンカーボルト10,10・・の上端に緊結されるが、建築物に加わる荷重を受ける構造体であり且つ建築物各部の基準ともなる柱の設置位置は正確でなくてはならない。上述したような従来のアンカーボルトの位置決め方法によると、上記型板20四隅の該アンカーボルト10,10・・の挿通される孔は、その位置決め精度を向上させるためにルーズホールとはされずに該アンカーボルト10,10・・の外径と等しくされていたため、上記基礎コンクリート60の打設後に、上記アンカーボルト10,10・・と上記型板20とが噛み合ってしまい、該型板20を取り外す作業が行い難いという問題があった。また、取り外し時に上記型板20を変形させてしまうことが多く、該型板20を再利用できないために費用が掛かるという問題があった。
【0005】
従って、本発明の目的は、コンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行え且つ再利用可能なアンカーボルトの位置決め具、及びコンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行うことのできるアンカーボルトの位置決め方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするアンカーボルトの位置決め具において、少なくとも一面側がテーパー状に形成され、上記アンカーボルトの上部に螺合されるテーパーナットと、上記アンカーボルトの外径よりも大きい内径を有し且つ上記テーパーナットのテーパー面が挿入されるボルト孔が穿孔された型板と、上記アンカーボルトの上部に螺合され、上記型板を上記テーパーナットと挟んで固定する平ナットとからなることを特徴とするアンカーボルトの位置決め具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするアンカーボルトの位置決め方法において、設置されるべき位置に仮設置された複数本の上記アンカーボルトの上部に、少なくとも一面側がテーパー状に形成されたテーパーナットをテーパー面が上面となるようにそれぞれ螺合させ、上記アンカーボルトの設置位置に対応して穿孔され且つ該アンカーボルト外径よりも大きい内径を有するボルト孔を複数個有する型板を、上記テーパーナットのテーパー面が上記ボルト孔内周に接するように配置し、上記型板を上記テーパーナットと挟んで固定するように上記アンカーボルトに平ナットをそれぞれ螺合することを特徴とするアンカーボルトの位置決め方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0008】
請求項3に記載の発明は、コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするアンカーボルトの位置決め方法において、設置されるべき位置に仮設置された複数本の上記アンカーボルトの上部に、平ナットをそれぞれ螺合させ、上記アンカーボルトの設置位置に対応して穿孔され且つ該アンカーボルト外径よりも大きい内径を有するボルト孔を複数個有する型板を、上記ボルト孔にアンカーボルトをそれぞれ挿通させて配置し、上記型板を上記平ナットと挟んで固定するように、少なくとも一面側がテーパー状に形成されたテーパーナットをテーパー面が上記ボルト孔内周に接するように上記アンカーボルトにそれぞれ螺合することを特徴とするアンカーボルトの位置決め方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、請求項1に記載の発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態を図面を参照して説明する。図1及び図2は本実施形態のアンカーボルトの位置決め具を示しており、図1は全体斜視図、図2(a) はテーパーナットの斜視図、図2(b) は断側面図である。
【0010】
本実施形態におけるアンカーボルトの位置決め具は、コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするもので、図1に示されるように、(1) 少なくとも一面側がテーパー状に形成され、上記アンカーボルト1,1・・の上部に螺合されるテーパーナット23,23・・と、(2) 上記アンカーボルト1,1・・の外径よりも大きい内径を有し且つ上記テーパーナット23,23・・のテーパー面が挿入されるボルト孔21,21・・が穿孔された型板2と、(3) 上記アンカーボルト1,1・・の上部に螺合され、上記型板2を上記テーパーナット23,23・・と挟んで固定する平ナット24,24・・とからなる。
【0011】
本実施形態のアンカーボルトの位置決め具を更に詳しく説明する。本実施形態のアンカーボルトの位置決め具は、上述したように、上記型板2と、上記テーパーナット23,23・・と、上記平ナット24,24・・とからなる。
【0012】
上記型板2は、図1に示されるように、正方形の金属板材で、その四隅には上記ボルト孔21,21・・が穿孔されており、その中央には開口窓22が開口されている。上記ボルト孔21,21・・は、上記アンカーボルト10,10・・の外径よりもやや大きい内径を有している。尚、図1には、上記開口窓22が正方形に形成されている場合が示されており、それ以外の図においては八角形に形成されている場合が示されている。
【0013】
上記テーパーナット23,23・・は、図2に示されるように、その一面側がテーパー状に形成されており、その中央には、上記アンカーボルト1,1・・のネジ部11,11・・に螺合される螺合孔が形成されている。上述のテーパー部先端の外径は、上記ボルト孔21,21・・の内径よりもやや小さく且つ上記アンカーボルト1,1・・の外径よりもやや大きく形成されている。上記テーパーナット23,23・・の周囲は、通常の六角ナットと同様に平面視において六角形となるように六つの垂直面が形成されている。
【0014】
上記平ナット24,24・・は、通常の六角ナットと同様に形成されており、その両面が平面状に形成されており、その中央には、上記アンカーボルト1,1・・のネジ部11,11・・に螺合される螺合孔が形成されている。上記テーパーナット23,23・・の周囲は、通常の六角ナットと同様に平面視において六角形となるように六つの垂直面が形成されている。
【0015】
次に、上述の位置決め具を用いてコンクリート基礎打設時に上記アンカーボルト1,1・・を位置決めする方法、即ち、請求項2に記載の発明のアンカーボルトの位置決め方法の一実施形態を説明する。
【0016】
本実施形態のアンカーボルトの位置決め方法は、コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするもので、図1に示されるように、▲1▼設置されるべき位置に仮設置された複数本の上記アンカーボルト1,1・・の上部に、少なくとも一面側がテーパー状に形成されたテーパーナット23,23・・をテーパー面が上面となるようにそれぞれ螺合させ、▲2▼上記アンカーボルト1,1・・の設置位置に対応して穿孔され且つ該アンカーボルト1,1・・外径よりも大きい内径を有するボルト孔21,21・・を複数個有する型板2を、上記テーパーナット23,23・・のテーパー面が上記ボルト孔21,21・・内周に接するように配置し、▲3▼上記型板2を上記テーパーナット23,23・・と挟んで固定するように上記アンカーボルト1,1・・に平ナット24,24・・をそれぞれ螺合する。
【0017】
本実施形態のアンカーボルトの位置決め方法を、更に詳しく説明する。先ず、図3に示されるように、捨てコンクリート6上に固定されるセットプレート3に、上記アンカーボルト1,1・・を仮固定する。上記セットプレート3にはアンカーボルト固定用のナット32,32・・があらかじめ四個溶接固定されており、ナット33−定着板34−ナット35が順に螺合又は挿通された上記アンカーボルト1下端のネジ部11が上記ナット32,32・・にそれぞれ螺合されて、上記アンカーボルト1,1・・が上記セットプレート3に仮固定される。
【0018】
次に、上記セットプレート3に仮固定された上記アンカーボルト1,1・・上端のネジ部11に、上記型板2を固定する。先ず、各アンカーボルト1,1・・に上記テーパーナット23,23・・を、そのテーパー面が上を向くようにそれぞれ螺合させる。その上に、上記型板2の各ボルト孔21,21・・に各アンカーボルト1,1・・上端を挿入させる。上記ボルト孔21の内径は上記テーパーナット23のテーパー部先端の外径よりもやや大きいため、図2(b) に示されるように、該ボルト孔21の内周は、該テーパーナット23のテーパー面と当接する。この状態で、各ネジ部11,11・・に、上記型板2を挟むように上記平ナット24,24・・を螺合させると、各ボルト孔21,21・・の中心と各アンカーボルト1,1・・の中心とが正確に位置合わせされる。
【0019】
尚、このとき、上記テーパーナット23,23・・及び上記平ナット24,24・・は、各アンカーボルト1,1・・上端から等距離の位置に螺合されなくてはならず、このためには、図1に示されるように、上記平ナット24,24・・の上面と上記アンカーボルト1,1・・の上面とを面一とした状態で、該平ナット24,24・・及び上記テーパーナット23,23・・を締め付けることが好ましい。また、図3〜図6には、上記型板2と上記平ナット24,24・・との間にワッシャー25,25・・が取り付けられた場合が示されている。
【0020】
次に、上記セットプレート3に仮固定されていた上記アンカーボルト1,1・・を固定する。各アンカーボルト1,1・・下端の上記ネジ部11,11・・に螺合されていた上記ナット35を回転させて下方に降ろして、該ナット35と上記ナット32とにより該アンカーボルト1,1・・を固定する。次いで、上記ナット33も回転させて下方に降ろして、上記ナット35とにより上記定着板34を挟み込んで固定する。上記定着板34は、周囲に張り出された状態とされ、上記基礎コンクリート6の打設後に、上記アンカーボルト1,1・・加わる引き抜き力に有効に対抗できるようにするための部材である。
【0021】
次に、上述のように一体化された上記アンカーボルト1,1・・、上記型板2及び上記セットプレート3を、上記捨てコンクリート6上の所定の設置位置に固定する。上記セットプレート3の中央には、上記型板2の一辺の長さと等しい長さの対角線を有する方形開口部31が開口されており、該方形開口部31の頂点を、上記捨てコンクリート6上に記された柱心を示す直交する墨付け線5,5に合わせて、一体化された上記アンカーボルト1,1・・、上記型板2及び上記セットプレート3を載置する。
【0022】
次に、上記型板2の各辺中央から下げ振り4を降ろして、図4に示されるように、該型板2各辺中央が上記方形開口部31の各頂点の直上となるように、上記セットプレート3の下に適宜スペーサーを入れる等して調整して位置合わせを行う。このとき、上記型板2の中央部に上記開口窓22が開口されているので、上記下げ振り4の指す位置を確認し易く、また、図4に示されるように、上記型板2各辺中央に切欠26が形成されていると、上記下げ振り4を下げる際にその位置出しの必要がなく、簡便に作業を行うことができる。位置合わせが終了したら、ホールインアンカー36,36・・により、上記セットプレート3を上記捨てコンクリート6に固定する。
【0023】
その後、図5に示されるように、上記捨てコンクリート6上に鉄筋7,7・・を配し、図6に示されるように、上記アンカーボルト1,1・・の周囲にも鉄筋8,8・・を配し、コンクリート打設用の型枠を設置して、図7に示されるようにコンクリート基礎9を打設する。上記コンクリート基礎9の打設後は、上記平ナット24,24・・、上記型板2及び上記テーパーナット23,23・・を取り外し、上記基礎コンクリート9上面に突出された上記アンカーボルト1,1・・に鉄骨柱下端が結合される。
【0024】
上記型板2の取り外し時には、その上記ボルト孔21,21・・が上記テーパーナット23,23・・のテーパー面と当接されているため、上記アンカーボルト1,1・・と上記型板2とが噛み合ってしまい上記型板2が外し難くなってしまうことなく容易に取り外すことができる。また、容易に取り外すことができるため、上記型板2を変形させてしまうことが無く、再度利用することができる。
【0025】
本実施形態のアンカーボルトの位置決め具は上述のように構成されており、本実施形態のアンカーボルトの位置決め具又は本実施形態のアンカーボルトの位置決め方法によれば、上記型板2の上記ボルト孔21,21・・の中心と上記アンカーボルト1,1・・の中心とをそれぞれ正確に位置合わせすることができ、上記型板2により上記アンカーボルト1,1・・を正確に位置合わせすることができる。また、上記コンクリート基礎9の打設後に上記型板2を取り外す際には、上記テーパーナット23のテーパー面と上記ボルト孔21とが噛み合ってしまうことなく容易に分離し得るため、その作業が行い易く、該型板2を変形させることもなく再利用することができる。
【0026】
本発明のアンカーボルトの位置決め具は、上記実施形態に制限されることはない。例えば、上記実施形態における上記開口窓22は必ずしも設けられなくても良い。また、本発明のアンカーボルトの位置決め方法も上記実施形態に制限されることはなく、上記実施形態においては、上記テーパーナット23のテーパー面を上にして該テーパーナット23を螺合させた後に、上記型板2−上記平ナット24を取り付けたが、上記平ナット24−上記型板2を取り付けた後に、上記テーパーナット23のテーパー面を下にして該テーパーナット23を螺合させても良い。その他の点に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
【0027】
【発明の効果】
請求項1に記載のアンカーボルトの位置決め具によれば、コンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行え、コンクリート基礎打設後に型板を取り外す作業が行い易く、また、再利用することができるため費用を抑えることができる。
【0028】
請求項2又は3に記載のアンカーボルトの位置決め方法によれば、コンクリート基礎打設時にアンカーボルトの位置決めを正確に行え、コンクリート基礎打設後に型板を取り外す作業が行い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態の斜視図である。
【図2】 (a) は本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態におけるテーパーナットの斜視図であり、(b) は本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態の断側面図である。
【図3】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態を用いた施工状況(第1段階)を示す斜視図である。
【図4】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態の平面図である。
【図5】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態を用いた施工状況(第2段階)を示す斜視図である。
【図6】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態を用いた施工状況(第3段階)を示す斜視図である。
【図7】本発明のアンカーボルトの位置決め具の一実施形態を用いた施工状況(第4段階)を示す斜視図である。
【図8】従来のアンカーボルトの位置決め具を示す、(a) は側面図、(b) は平面図である。
【符号の説明】
1 アンカーボルト
2 型板
21 ボルト孔
23 テーパーナット
24 平ナット
3 セットプレート
Claims (3)
- コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするアンカーボルトの位置決め具において、
少なくとも一面側がテーパー状に形成され、上記アンカーボルトの上部に螺合されるテーパーナットと、
上記アンカーボルトの外径よりも大きい内径を有し且つ上記テーパーナットのテーパー面が挿入されるボルト孔が穿孔された型板と、
上記アンカーボルトの上部に螺合され、上記型板を上記テーパーナットと挟んで固定する平ナットと
からなることを特徴とするアンカーボルトの位置決め具。 - コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするアンカーボルトの位置決め方法において、
設置されるべき位置に仮設置された複数本の上記アンカーボルトの上部に、少なくとも一面側がテーパー状に形成されたテーパーナットをテーパー面が上面となるようにそれぞれ螺合させ、
上記アンカーボルトの設置位置に対応して穿孔され且つ該アンカーボルト外径よりも大きい内径を有するボルト孔を複数個有する型板を、上記テーパーナットのテーパー面が上記ボルト孔内周に接するように配置し、
上記型板を上記テーパーナットと挟んで固定するように上記アンカーボルトに平ナットをそれぞれ螺合する
ことを特徴とするアンカーボルトの位置決め方法。 - コンクリート基礎に埋設されて鉄骨柱下端が緊結されるアンカーボルトを、コンクリート基礎打設時に位置決めするアンカーボルトの位置決め方法において、
設置されるべき位置に仮設置された複数本の上記アンカーボルトの上部に、平ナットをそれぞれ螺合させ、
上記アンカーボルトの設置位置に対応して穿孔され且つ該アンカーボルト外径よりも大きい内径を有するボルト孔を複数個有する型板を、上記ボルト孔にアンカーボルトをそれぞれ挿通させて配置し、
上記型板を上記平ナットと挟んで固定するように、少なくとも一面側がテーパー状に形成されたテーパーナットをテーパー面が上記ボルト孔内周に接するように上記アンカーボルトにそれぞれ螺合する
ことを特徴とするアンカーボルトの位置決め方法。
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