JP3085931B2 - シリアル信号送受信装置 - Google Patents

シリアル信号送受信装置

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JP3085931B2
JP3085931B2 JP10214679A JP21467998A JP3085931B2 JP 3085931 B2 JP3085931 B2 JP 3085931B2 JP 10214679 A JP10214679 A JP 10214679A JP 21467998 A JP21467998 A JP 21467998A JP 3085931 B2 JP3085931 B2 JP 3085931B2
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裕 永井
敏文 竹内
雅文 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル化したオー
ディオ信号を、その発生源から受信側へ、シリアル伝送
して再生するシリアル信号送受信装置に関するものであ
る。
【0002】例えばシステム・コンポを考える。中央に
コンパクトディスクCDならCDの再生装置、チュー
ナ、アンプなどから成る本体が置かれ、その両側にスピ
ーカが配置されている。そして本体から両側のスピーカ
に有線でオーディオ信号が送出され、スピーカから音声
が出力される。
【0003】ここで、この有線を無線に置き換えて本体
から両側のスピーカにオーディオ信号を空間伝送できれ
ば色々都合の良いことがある。本発明は、このような意
味で、本体側を発生源、スピーカ側を受信側として行う
ディジタル化したオーディオ信号のシリアル信号送受信
装置に関するものである。
【0004】
【従来の技術】ディジタル信号をシリアルな光信号とし
て空間伝送する方式は、特開昭63−152250号公
報等において知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】中央本体側で、CD再
生装置から再生したディジタルオーディオ信号をシリア
ルな光信号として送信装置から空間に出力し、スピーカ
側では、受信装置とディジタル/アナログ変換器(DA
変換器)とスピーカを用意してこれを受信し、ディジタ
ル/アナログ変換して音声として出力する場合を考え
る。ここで問題とするのは、スピーカから出力される音
声出力レベルの調整である。スピーカ側でDA変換後の
アナログ信号のレベル調整を手動でボリュームにより行
えば問題ないが、手動調整は使い勝手が良くないので遠
隔制御が望まれる。
【0006】この場合、本体の方に向けて遠隔制御信号
を出力するものとすると、本体側から伝送されるべきデ
ィジタル化されたオーディオ信号を、その送信前に、音
声出力レベルが所望の小さなレベルになるように遠隔制
御で、ディジタル演算により減衰させてから送出するこ
とになる。
【0007】このようにすれば、遠隔制御により音声出
力レベルの調整が出来るが、送信側で音声出力レベルを
下げるわけであるから、(量子化誤差)/(音声出力レ
ベル)が大きくなり、その結果、雑音が増え音質(オー
ディオ性能)が劣化するという問題があった。
【0008】本発明の目的は、かかる従来技術における
問題点を解決し、音質(オーディオ性能)の劣化を招く
ことなしに、遠隔制御により、例えば音声出力レベルの
調整の如き、ユーザーの所望する再生性能に沿った再生
を可能とするディジタル化されたオーディオ信号のシリ
アル信号送受信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、ディジタル化したオーディオ信号を、その発
生源である送信側から受信側へシリアル伝送し、受信側
で再生する際、ユーザーの所望する再生性能に沿った再
生を可能にするための再生性能指定用コードを再生性能
制御コードとして、送信側において、伝送すべきオーデ
ィオ信号データに多重して伝送し、受信側では受信した
該オーディオ信号データを前記再生性能制御コードに従
って再生することにより、ユーザーの所望する再生性能
に沿った再生を実現するシリアル信号送受信装置とし
て、
【0010】前記再生性能制御コードを設定する手段
と、設定された該再生性能制御コードを、伝送すべきオ
ーディオ信号データに多重して伝送する手段と、を送信
側に備え、
【0011】伝送されてきた前記オーディオ信号を受信
して該オーディオ信号からそこに多重されている再生性
能制御コードを分離してデコードする手段と、そのデコ
ードされた再生性能制御コードの内容に従って当該オー
ディオ信号を再生する手段と、を受信側に備えることと
した。
【0012】
【作用】再生性能制御コードとしての制御信号データ
は、ディジタルオーディオ信号と多重され、シリアル伝
送される。受信側では、受信した信号から、再生性能制
御コード信号データを分離する。分離された再生性能制
御コード信号データは、例えばスピーカを駆動するため
の音声増幅回路のボリュームを、ユーザーの所望するレ
ベルにまで制御する。従って、音声出力レベルを下げる
場合も、音声出力レベルを下げたのと同じ比率で量子化
誤差も小さくなる。従って(量子化誤差/音声出力レベ
ル)は大きくならず、オーディオ性能の低下無く、音声
出力レベルを制御して、ユーザーの所望する再生性能に
沿った再生を実現することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の動作原理を図1により説明す
る。図1(a)は現行のCDフォーマットに従ったEF
M変調後のフレームフォーマット(1フレームは588
ビットから成る)を示すものであり、CDプレーヤで
は、このフォーマットに従ってディスク上にデータが記
録される。
【0014】シンクパターン(24ビット)は、フレー
ムの同期を図るためのパターンであり、サブコード(1
4ビット)は、タイムコードや、CDグラフィックのた
めのデータが記録されるものである。データ及びパリテ
ィ(14ビット)は、ディジタルオーディオデータと、
その誤りを訂正するためのパリティ符号である。マージ
ンビット(3ビット)は、EFM信号の変調則(信号の
長さは3T〜11Tであること。Tはビット転送周期で
ある)を満たすために加えられたものである。
【0015】図1(b)は、図1(a)に示されたサブ
コード(14ビット)の変調前のフォーマット(8ビッ
ト)を示したものである。因に、EFM変調方式は、デ
ータ・ビットを8ビットごとに区切り、これを14ビッ
トのチャネル・ビットに変換するもので、ディジタル・
オーディオ・ディスクで実用されているものであること
は、周知の通りである。
【0016】変調前のサブコード・フォーマットを構成
するPコードは、アクセスのための繰り返し信号であ
り、Qコードは、表示及びアクセスのためのタイムコー
ド、曲番などのコードである。又、R,S,T,U,
V,Wの各コードは、CDグラフィックのグラィックコ
ードのために使用されている。すなわち、これらサブコ
ードを構成する各コードは、オーディオ信号の伝送のた
めには不要のコードなので、本発明はこれを利用するも
のである。以上、先ず現行CDフォーマットについて説
明した。
【0017】図1(c)は、上述したサブコードを流用
して実現するデータフォーマットであり、EFM変調さ
れると図1(a)上においては、図1(b)に示された
コードと同じ位置に置かれることとなる。従って、本発
明によるデータフォーマット(すなわち、ディジタル・
オーディオ信号の伝送フォーマット)は、サブコードの
部分を流用してボリューム制御関係のデータを多重する
こと以外は、現行CDのデータフォーマットと同一のフ
ォーマットを用いることとなる。
【0018】図1(c)において、1ビットからなるコ
ードAは、チャネル選択信号であり、コードAが0であ
るということは、次に続くコードB及びコードCが、L
ch(左チャンネル)に対して有効であることを示し、コ
ードAが1であるということは、次に続くコードB及び
コードCが、Rch(右チャンネル)に対して有効である
ことを示す。
【0019】1ビットからなるコードBは、受信側にお
いて、スピーカを駆動するための音声増幅回路の電源の
ON/OFFを制御する信号であり、1でON,0でO
FFである。6ビットからなるコードCは、受信側にお
いてスピーカを駆動するための音声増幅回路のボリュー
ムコントロールを行う制御信号で、最小000000か
ら最大111111迄、64段階の制御を行う。
【0020】これら、A,B,Cの8ビットから成るコ
ードが、サブコードの代りに多重され、データ及びパリ
ティのビットには、オーディオ信号が当てられ、かくし
て本発明により伝送されるオーディオ信号のフォーマッ
トが構成されるのである。
【0021】以上述べた如きフォーマットに従った伝送
方式によれば、ディジタルオーディオ信号に、受信側の
ボリューム制御信号、電源制御信号、L/Rチャンネル
識別信号の各制御信号を多重して、光空間伝送に好適な
EFM変調をかけて伝送することができる。従って、受
信側でボリューム制御を行なうことが可能となり、量子
化誤差の音声出力レベルに対する割合が増大して、オー
ディオ性能が悪化することなく、音声出力レベルを調整
することが可能となる。以上が本発明の動作原理であ
る。
【0022】なお、ユーザーが、リモコンによって制御
する場合は、通常、CDディスクの再生装置と再生オー
ディオ信号の送信装置は隣接して一体化されて設置され
るため、この一体化された装置に向けてだけリモコンを
操作すれば良く、この一体化された装置に向かってリモ
コンを操作した後、更に、スピーカを持つ受信側に対し
て、音声増幅回路の電源操作、ボリュームの制御のため
リモコンを操作するといった、わずらわしい操作は不要
である。
【0023】次に、本発明の別の動作原理を図2により
説明する。図2(a)は、現行のCDフォーマットに従
った、Qコードのフォーマットである。すなわちQコー
ドは、図1に示されたように、1フレームに1ビットの
フォーマットとなっており、98フレーム分のQコード
即ち98ビットを集めて更に図2(a)に示すようなフ
ォーマットを構成する。
【0024】ここでS0,S1は、フォーマットの先頭
を示すシンクパターンであり、CONTROLは、4ビ
ットからなるオーディオモードの選択を行う制御コード
であり、ADRは、4ビットからなるDATA−Qのフ
ォーマットのモードを切り換えるコードであり、DAT
A−Qは、72ビットからなる表示などに用いられる曲
番、タイムコードなどである。CRCは、16ビットか
らなる、CONTROL,ADR,DATA−Qに対す
る誤り検出符号である。
【0025】通常のCD用信号処理LSIでは、誤り検
出の演算を行ない、CONTROL,ADR,DATA
−Qの80ビットのデータの正,誤を示す信号と、上記
80ビットのデータを共に出力している。
【0026】図2(b)は、図2(a)に示した従来の
フォーマットを流用して本発明において用いる伝送方式
を実現するデータフォーマットである。1フレームごと
に本フォーマットは、スピーカ,音声増幅回路を備え
た、Rch用,Lch用の2つの受信装置に対し、ディジタ
ルオーディオ信号を伝送するシステムに対応している。
【0027】図1(b)に示されるQの位置に1ビット
ずつとなっているのを98フレーム分で1ブロックを形
成し、図2(b)のフォーマットが本発明により構成さ
れる。
【0028】ここでS0,S1は、CDフォーマットと
同じシンクパターンである。Lch電源制御信号は1ビッ
トであり、Lch側受信装置の音声増幅回路の電源制御の
コードであり、0でON,1でOFFである。Rch電源
制御信号は、Rchに関する同様の電源制御信号である。
Lchボリューム制御信号(39ビット)は、Lch側受信
装置の音声増幅回路のボリュームコントロールを行う3
9ビットの制御信号で、239段階の制御迄可能である。
【0029】Rchボリューム制御信号は、Rchに関する
もので、Lchボリューム制御信号と同様のものである。
CRCコードは、L,R各電源制御信号及びL,R各ボ
リューム制御信号の合計80ビットのコードに対してか
けられた16ビットの誤り検出符号であり、CDフォー
マットによる生成多項式に従っている。
【0030】CRCコード、S0,S1コード以外の8
0ビットのフォーマットに対しては、L,R各ボリュー
ム制御信号、L,R各電源制御信号が記録されていれ
ば、上記フォーマットに限定されるものではない。
【0031】以上述べた如き、本発明の動作原理によれ
ば、ディジタルオーディオ信号に、受信側のボリューム
制御信号を多重して、光空間伝送に好適なEFM変調を
かけて伝送することができる。従って、量子化誤差の比
率の増大によるオーディオ性能の悪化無く、音声レベル
を変調することが可能となる。
【0032】又、現行のCD信号処理LSIは、EFM
復調機能,オーディオデータの訂正機能を持ち、通常Q
コードを分離し、正誤符号と共に出力する機能を持つ。
従って、伝送されたEFM信号を復調しボリューム制御
コード及び電源制御コードをディジタルオーディオ信号
から分離するように本発明ではしているために、現行C
Dプレーヤ用の信号処理LSIを用いて処理することが
可能となる。
【0033】また、曲番,タイムコードも送りたい要求
に対しては、Qコードには、図2(a)で示す現行のC
Dフォーマットを用いて送り、ボリューム制御信号は、
図2(b)の信号を、図1(b)のサブコードを構成す
るP,R〜Wのコードのうちのひとつのコードを用いて
送るようにすればよい。
【0034】次に、本発明の実施に用いる送信装置の構
成例を図3により説明する。図3は、換言すれば、本発
明の一実施例における送信側としての光空間伝送送信装
置のブロック図を示したものである。
【0035】同図において、1はディジタルオーディオ
信号入力端子、2はデータバス、3はデータの一時記憶
に用いるRAM、4はRAMのアドレス制御を行うRA
M制御回路、5は誤り訂正符号の生成を行う誤り訂正回
路、6はEFM変調をかけるEFM変調回路、7はEF
M信号のデータ伝送レート1/T(bit/sec)に対して、
EFM信号の立ち上り、立ち下りに対応して、Tsec の
パルス幅を持ったパルスに変換するエッジ信号生成回
路、8は電気信号を光信号に変換する、光−電気変換回
路、9はサブコード処理手段、10はコード変換器、1
1〜15は電源、ボリューム制御用のスイッチである。
【0036】量子化、離散化されたディジタルオーディ
オ信号は、ディジタルオーディオ信号入力端子1から、
データバス2を介して、いったんRAM3に蓄えられた
後、読み出されて、データバス2を介し、誤り訂正回路
5で誤り訂正符号を生成し、ディジタルオーディオデー
タと共にRAM3に書き込む。
【0037】書き込まれたデータは、RAM制御回路4
によって、RAM3のアドレスが制御されることによ
り、データ分散(インタリーブ)が行なわれ、更に、誤
り訂正回路5に送られ、再度誤り訂正符号を生成して付
加した後、データバス2を介しEFM変調回路6に送ら
れる。
【0038】一方、受信側の音声増幅回路のボリューム
制御,電源制御は、先ずスイッチ11〜15によって操
作する。スイッチ11は受信側音声増幅回路の電源のO
N/OFF、スイッチ12は音声増幅回路のボリューム
UP、スイッチ13はボリュームDOWN、スイッチ1
4は、L,RボリュームバランスのL側寄せ、スイッチ
15はR側寄せであり、スイッチ11〜15の入力に従
って、コード変換器10は例えば、図1(c)に示され
るチャンネル選択信号A、電源制御信号B、ボリューム
制御信号Cを生成する。
【0039】コード変換器10からの信号はサブコード
処理手段9へ送られ、CDフォーマットにおいてサブコ
ードP〜Wが多重されるタイミングに従って、EFM変
調回路6に送られる。EFM変調回路6からは、ディジ
タルオーディオ信号と受信側制御コードが多重された信
号が、EFM変調されて、エッジ信号生成回路7へ送ら
れる。
【0040】エッジ信号生成回路7で更にエッジ信号に
変換された後、電気−光変換器8によって光に変換され
て、空間伝送される。
【0041】以上、本発明の一実施例における送信側と
しての光空間伝送装置によれば、受信側電源増幅回路の
ボリューム制御信号、電源制御信号をディジタルオーデ
ィオ信号に多重して、光空間伝送に好適なEFM変調を
かけて伝送することができる。従って、オーディオ性能
を落とさずに、受信側で音声出力レベルを調整すること
が可能な、ディジタル光空間伝送システムを構成するこ
とができる。
【0042】次に、本発明の一実施例における受信側と
して用いる受信装置の構成例を図4により説明する。図
4は、換言すれば、本発明の一実施例における受信側と
しての光空間伝送受信装置のブロック図を示したもので
ある。
【0043】図4において、20は光空間伝送送信装置
であり、図3に示した光空間伝送送信装置と同一のもの
である。21は、光空間伝送装置20に、ディジタルオ
ーディオ信号源を加えた、送信側システムである。10
1,201は光信号を電気信号に変換し、更にEFM信
号を再生する受光回路であり、102,202はEFM
信号から、ディジタルオーディオ信号の再生と、制御信
号の分離を行う信号処理回路、103,203はディジ
タル/アナログ変換回路(DA変換回路)、104,2
04はオーディオ信号再生レベルを調整する減衰器、1
05,205は増幅回路、106,206はスピーカ
ー、107,207はデコード回路、108,208は
スイッチである。
【0044】101〜108は受信装置100を構成
し、201〜208は受信装置200を構成している。
本光空間伝送受信装置は、L,R2チャンネルの信号を
時分割多重して伝送する送信側システム21からの各チ
ャンネルを受信する2つの受信装置100,200から
なる。以下、本受信装置の動作を信号の流れに沿って説
明していく。
【0045】送信側システム21側では、光空間伝送送
信装置20より、L,R2chのオーディオ信号が時分割
多重された上、EFM変調、エッジ信号生成を行った
後、更に光変換され空間伝送される。
【0046】なお上記のEFM信号には、図3において
説明した通り、ボリューム制御信号、チャンネル選択信
号が多重されている。
【0047】空間を通して、受信装置100に伝送され
た信号は、受光回路101において光−電気変換及びE
FM信号の再生を行ない、再生されたEFM信号を信号
処理回路102で、制御信号の分離、誤り訂正を含めた
ディジタルオーディオ信号の再生が行われる。ディジタ
ルオーディオ信号は、DA変換回路103へ、分離され
た制御信号は、デコード回路107へ送られる。
【0048】デコード回路107では、スイッチ回路1
08により受信装置100が、LchかRchかに設定する
信号が入力されている。Lchに設定された場合、デコー
ド回路107は、Lch信号がDA変換回路103に入力
された時、DA変換回路103が動作する様に制御する
とともに、Lch選択信号が付加されているボリューム制
御信号をデコードし、減衰器104を制御する。Rchに
設定されていた場合も同様である。DA変換回路103
でアナログ信号に変換されたオーディオ信号は、減衰器
104で減衰量を制御された後、増幅回路105で増幅
され、スピーカ106より再生される。
【0049】一方受信装置200側では、スイッチ20
8が、スイッチ108とは逆に設定され、受信装置10
0側とは逆のchの信号について処理が行われる。再生、
制御を行うchが違う以外は、すべて処理は同一である。
従って、オーディオ性能を劣化させること無く、ユーザ
ーが容易にボリュームコントロールの行える、ディジタ
ルワイヤレスステレオスピーカシステムを構成すること
ができる。
【0050】次に、本発明の他の動作原理を図5,図6
により説明する。図5は、ディジタルオーディオインタ
フェースフォーマットであり、図6は、ディジタルオー
ディオインタフェースフォーマットに改良を加え、受信
装置側のボリュームコントロールを行うことを可能とし
た、本発明によるフォーマットである。
【0051】先ず、図5によりディジタルオーディオイ
ンタフェースの説明を行う。図5(a)はオーディオデ
ータ1ワード分のフォーマットであり、これが1ブロッ
クに192ワード集まり図5(b)に示すフォーマット
を構成している。
【0052】図5(a)における0〜3のビット位置は
同期プリアンブルを示しており、B,M,Wの3つの種
類からなっている。Bは、付加されたワードが図5
(b)に示される1ブロックの先頭であることを示し、
同時にオーディオデータをAチャンネルとAチャンネル
以外の信号として見た場合、Aチャンネルの信号である
ことを示す。Mは、付加されたワードのオーディオデー
タが、Aチャンネルの信号であり、ブロックの先頭でな
いことを示し、Wは、付加されたワードのオーディオデ
ータが、Aチャンネル以外の信号であることを示してい
る。
【0053】図5(a)のオキジャリは通常0とされて
いる。図5(a)のオーディオデータは8〜27の20
ビットであり、伝送するディジタルオーディオデータが
20ビット以下である場合は後ろ詰めとされ、LSB側
は0とされる。図5(a)のVビットは、送信側装置の
再生時のエラー状態を示すパリティフラグ、Uビット
は、ユーザーデータ(サブコード)を伝送するビットで
あり、Cビットは、コピーの禁止,許可,伝送するディ
ジタルオーディオ信号の再生装置の種類などを示すチャ
ンネルステータスであり、Pビットは、同期アンブルを
除く、1ワード中全ビットに対する偶数パリティであ
る。
【0054】図6で、図5に示されたディジタルオーデ
ィオインタフェースフォーマットのUビットを受信装置
側のボリューム制御にあてた、本発明によるフォーマッ
トを示す。図6は1ワードに一個ずつのUビットのデー
タを取り出し図5(a)のブロック先頭より並べたもの
である。従って、図6の上側に付けられた数字は、図5
(b)と同一のフレーム番号を示すこととなる。
【0055】本フォーマットの例では、2chのオーディ
オデータの場合を示している。フレーム番号0のUビッ
トは、ch1側の受信装置の増幅回路の電源のON/OF
F制御を行う制御信号、フレーム番号1〜8はch1の受
信装置のボリューム制御を行う制御信号である。ここで
のch1とは、図5のAチャンネルに対応するものであ
る。フレーム番号9のUビットは、ch2側の受信装置の
増幅回路の電源のON/OFF制御を行う制御信号、フ
レーム番号10〜17はch2側の受信装置のボリューム
制御を行うボリューム制御信号である。
【0056】ここでのch2は、図5のチャンネルB以外
のチャンネルに対応している。フレーム番号18〜19
1迄のUビットデータは、規定しない。又、各ボリュー
ム制御信号のビット数や、ボリューム制御信号、ON/
OFF制御信号をどこのフレーム番号のUビットにあて
るかは、本例に限定されるものではない。
【0057】以上述べた動作原理によれば、送信装置と
受信装置の間を無線空間ではなく、有線で結ぶ有線式の
ディジタルステレオスピーカシステムを構成する場合、
オーディオ性能の劣化無く、ユーザーが容易にボリュー
ムコントロールの行える伝送フォーマットを提供するこ
とができる。
【0058】次に、図7により、上述した有線による本
発明の一実施例としての送受信装置を説明する。図7
は、本発明による、有線式ディジタルオーディオデータ
伝送システムのブロック図を示したものである。
【0059】図7において、31はディジタルオーディ
オ信号入力端子であり、30はディジタルオーディオイ
ンタフェース送信装置であり、図6に示したフォーマッ
トに従って、ディジタルオーディオデータを伝送する。
【0060】32はボリュームデータ生成装置であり、
図6に示すボリューム制御信号を生成する。301,4
01は伝送データよりディジタルオーディオデータを再
生すると共に、制御信号の分離を行う信号処理回路、3
02,402はDA変換回路、303,403はオーデ
ィオ信号再生レベルを調整する減衰器、304,404
は増幅回路、305,405はスピーカ、306,40
6はデコーダ回路、307,407はスイッチである。
【0061】301〜307は受信装置300を構成
し、401〜407は受信装置400を構成している。
本システムは、L,R2チャンネルの信号を時分割多重
して伝送する送信側システムと、各チャンネルを受信す
る2つの受信装置300,400からなる。以下本シス
テムの動作を信号の流れに沿って説明していく。
【0062】ディジタルオーディオ信号入力端子31か
ら入力された、ディジタルオーディオ信号は、ディジタ
ルオーディオインタフェース送信装置30に送られる。
図6のフォーマットに従って、Uビットに、ボリューム
データ生成装置32によって生成されたボリューム制御
信号を入れて、受信装置300及び400に対してケー
ブルを介して伝送される。
【0063】受信装置300に伝送された信号は、受信
信号処理回路301により、ディジタルオーディオデー
タはDA変換回路302に送られ、分離された制御信号
は、デコード回路306へ送られる。デコード回路30
6では、スイッチ回路307により受信装置300が、
LchかRchに設定する信号が入力されている。
【0064】Lchに設定された場合、デコード回路30
6はLch信号がDA変換回路302に入力された時、D
A変換回路302が動作する様に制御するとともに、L
ch側のボリューム制御信号をデコードし、減衰器303
を制御する。Rchに設定されていた場合も同様である。
DA変換回路302でアナログ信号に変換されたオーデ
ィオ信号は、減衰器303で、減衰量を制御された後、
増幅回路304で増幅され、スピーカ305より再生さ
れる。
【0065】一方受信装置400側では、スイッチ40
7はスイッチ307と逆に設定され、受信装置300と
は逆のチャンネルの信号について処理が行われる。再
生、制御を行うチャンネルが違う以外は、すべて処理は
同一である。従って、オーディオ性能を劣化させること
無く、ユーザーが容易にボリュームコントロールの行え
る、有線式ディジタルステレオスピーカシステムを構成
することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、ディジタルオーディオ
信号に、例えば受信側音声増幅回路のボリューム制御信
号の如き、ユーザーの所望する再生性能に沿った再生を
実現するための再生性能指定用コードを再生性能制御コ
ードとして多重して、光空間伝送(これに限るものでは
なく、有線方式も可であるが)に好適なEFM変調をか
けて伝送することができる。
【0067】従って量子化誤差の比率の増大によるオー
ディオ性能の悪化を招くこと無く、例えば音声レベルを
ユーザーの所望するレベルにまで調整して再生すること
が可能となる。又、ユーザーがリモコンによって制御す
る場合は、スピーカを持つ受信側にいちいちリモコンを
向けて制御する手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は現行のCDフォーマットを示す説
明図、図1(b)はその中のサブコードのEMF変調前
のフォーマットを示す説明図、図1(c)は本発明に従
って上記サブコードの位置に乗せるデータフォーマット
を示す説明図である。
【図2】図2(a)は現行のCDフォーマットに従った
Qコードのフォーマット説明図、図2(b)はそのQコ
ードのフォーマットの位置に本発明に従って乗せるデー
タフォーマットを示す説明図、である。
【図3】本発明を実施する際に用いる送信装置の構成例
を示すブロック図である。
【図4】本発明を実施する際に用いる受信装置の構成例
を示すブロック図である。
【図5】図5(a),(b)はディジタルオーディオイ
ンタフェースのフォーマット説明図である。
【図6】本発明に従って上記ディジタルオーディオイン
タフェースフォーマットに乗せるデータフォーマットを
示す説明図である。
【図7】本発明を有線式で実施する際に用いる送受信装
置の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
3…RAM、4…RAM制御回路、5…誤り訂正回路、
6…EFM変調回路、7…エッジ信号生成回路、8…電
気−光変換器、9…サブコード処理手段、10…コード
変換器、11〜15…スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 孝雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−30140(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 14/00 - 14/04 G11B 20/12 H04B 10/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル化したオーディオ信号を、そ
    の発生源である送信側から受信側へシリアル伝送し、受
    信側で再生する際、ユーザーの所望する再生性能に沿っ
    た再生を可能にするための再生性能指定用コードを再生
    性能制御コードとして、送信側において、伝送すべきオ
    ーディオ信号データに多重して伝送し、受信側では受信
    した該オーディオ信号データを前記再生性能制御コード
    に従って再生することにより、ユーザーの所望する再生
    性能に沿った再生を実現するシリアル信号送受信装置で
    あって、 前記再生性能制御コードを設定する手段と、設定された
    該再生性能制御コードを、伝送すべきオーディオ信号デ
    ータに多重して伝送する手段と、を送信側に備え、 伝送されてきた前記オーディオ信号を受信して該オーデ
    ィオ信号からそこに多重されている再生性能制御コード
    を分離してデコードする手段と、そのデコードされた再
    生性能制御コードの内容に従って当該オーディオ信号を
    再生する手段と、を受信側に備えて成ることを特徴とす
    るシリアル信号送受信装置。
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