JPH05198094A - 記録再生装置、再生装置、記録装置、再生媒体、及び伝送方式 - Google Patents

記録再生装置、再生装置、記録装置、再生媒体、及び伝送方式

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JPH05198094A
JPH05198094A JP4259537A JP25953792A JPH05198094A JP H05198094 A JPH05198094 A JP H05198094A JP 4259537 A JP4259537 A JP 4259537A JP 25953792 A JP25953792 A JP 25953792A JP H05198094 A JPH05198094 A JP H05198094A
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Hiromichi Shimada
宏道 島田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル記録再生機器による無制限な複製を
制限すると共に、著作物であってもコピーの世代数を制
限してデジタルコピーが可能とする。 【構成】 再生媒体から世代情報を識別する媒体識別手
段22と、得られた世代情報を出力信号に変換する手段
29,30と、入力信号から世代情報を識別する入力識
別手段10,11と、入力識別手段から得られた世代情
報により記録の可否を制御する手段16と、記録媒体に
記録する世代情報設定手段12を備えたことを特徴とす
る記録再生装置。 【効果】 デジタルコピーによる複製物の世代情報を、
記録、再生、伝送することにより、複製物の世代数を所
定の世代数に制限したり、無制限にデジタルコピー可能
にしたり制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル・オーディオ
・テープレコーダ(以下DATと記す)のように、デジ
タル信号を直接記録し再生したり、アナログ信号をデジ
タル信号に変換して記録する記録再生装置、再生装置、
記録装置や、デジタル信号を記録し再生するための再生
媒体や、記録再生装置間または再生装置と記録装置間で
伝送されるデジタル信号の伝送方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオ機器間をデジタル信号
で接続する伝送方式であるインタフェイス仕様の標準化
が進み、CDプレーヤや衛星放送用チューナ(以下BS
チューナと記す)等には、アナログ出力端子とは別に、
デジタル出力端子を備えたものが商品化されている。ま
た、デジタル信号を直接記録再生ができるDAT用テー
プのような再生媒体や、DATのような記録再生装置、
再生装置、記録装置が実用化されている。
【0003】以下、上述した記録再生装置、再生装置、
記録装置、再生媒体、および伝送方式の一例として、D
AT、CDプレーヤ、BSチューナ、DAT用テープ、
デジタル・オーディオ・インタフェースについて図面を
参照しながら説明する。
【0004】図3はDATを中心とするオーディオ機器
の接続図、図4はデジタル・オーディオ・インタフェー
スの信号フォーマットの一部、図5はDATの記録フォ
ーマットの一部である。
【0005】図3において、61はBSチューナであ
り、61A、61DはBSチューナ61のアナログ出力
端子、デジタル出力端子である。62はCDプレーヤで
あり、62A、62DはCDプレーヤのアナログ出力端
子、デジタル出力端子である。63はDATであり、6
3A、63DはDAT63のアナログ出力端子、デジタ
ル出力端子である。64は例えばFMチューナやアナロ
グ・レコードプレーヤなどのアナログオーディオ機器で
あり、64Aはアナログオーディオ機器64のアナログ
出力端子である。65、66はそれぞれDATであり、
65B、66BはDAT65、DAT66のアナログ入
力端子、65C、66CはDAT65、DAT66のデ
ジタル入力端子、65A、66AはDAT65、DAT
66のアナログ出力端子、65D、66DはDAT6
5、DAT66のデジタル出力端子である。各機器のデ
ジタル出力端子61D、62D、63Dおよび65Dか
ら、DAT65のデジタル入力端子65CおよびDAT
66のデジタル入力端子66Cには、図4に示すように
規定された伝送方式のフォーマットで信号の授受が行わ
れる。図4(a)に示すようにアナログ信号をサンプリン
グする時間に左チャネルと右チャネルの2サブフレーム
が構成されている。各サブフレームは図4(b)に示すよ
うに32ビットから成り、4ビットの同期アンブルと、
4ビットのオキジャリ信号後に、20ビットのオーディ
オデータを転送するように構成されている。残りの4ビ
ットの内1ビットであるチャネルステータス信号は、図
4(c)に示すように192ビットを一つのブロックとし
て意味を持つように構成されている。チャネルステータ
ス信号のビット0からビット5までの6ビットはコント
ロールビットであり、オーディオデータの用途、デジタ
ルコピーの可否を示す。すなわち、図4(d)に示すよ
うにデジタル入力端子65Cに入力された信号の、チャ
ネルステータス信号の第2番目のビットであるビット2
が“0”の場合、DAT65はデジタルコピーができな
い(例えば、「エレクトロニクスライフ」通巻655号
第18〜19ページ参照)。
【0006】また、コンパクトディスクのように著作権
が認められているものは、コンパクトディスクのように
再生媒体にデジタル信号による直接記録(以下デジタル
コピーという)の禁止を示す信号が記録されており、こ
のコンパクトディスクを再生するとチャネルステータス
信号のビット2が“0”となる信号がデジタル出力端子
から出力される。従って、このような音楽ソースが記録
されたコンパクトディスクを再生した場合、CDプレー
ヤ62のデジタル出力端子62Dからの信号は、チャネ
ルステータス信号のビット2が“0”であるため、DA
T65はその信号を記録テープ(以下テープという)に
録音できない。以下の説明において、チャネルステータ
スのビット2が“0”であるとき、このビット2をコピ
ー禁止ビットと記す。
【0007】また、DAT63、DAT65、DAT6
6のテープには、図5に示すような記録フォーマット
で、オーディオ信号を符号化したPCMデータとPCM
データを再生するためのメインIDが、テープ中央部の
PCM領域に記憶されている。図5(a)に示すPCM領
域は128ブロックからなり、1ブロックは図5(b)に
示すように288ビットからなる。メインIDは図5
(c)に示すように、1ブロック飛びにフォーマットI
D、ID1からID6、ID7まで繰り返し記録さてい
れる。図5(d)に示すように、フォーマットIDの2ビ
ットが“00”のとき、すなわちDAT用テープがオー
ディオデータを記録している場合で、ID6の2ビット
が“00”のときデジタルコピーが可能になり、“1
0”のときデジタルコピーは禁止となる。すなわち、D
ATの使用者が録音したテープはID6が“00”とな
り、デジタルコピーが可能になるが、音楽ソースなどの
ソフトテープの場合、ID6に“10”を記録しておく
と、デジタルコピーはできない。
【0008】しかし、CDプレーヤ62のアナログ出力
端子62AからDAT65のアナログ入力端子65Bへ
の録音や、DAT63のアナログ出力端子63Aからか
らDAT65のアナログ入力端子65Bへの録音(以下
アナログコピーと記す)は可能となり、コンパクトディ
スクやDATのソフトテープは、デジタルコピーが禁止
されていてもアナログコピーは可能となる。ただし、こ
の場合、CDプレーヤ62のDA変換回路またはDAT
63のDA変換回路と、DAT65のAD変換回路を経
るため、デジタルコピーに比べ多少の音質劣化はあり得
る。さらに、一度アナログコピーされたテープは、図5
の(d)に示すID6が“00”となるため、以降は音質
劣化のないデジタルコピーが、例えばDAT65からD
AT66へと、無限に可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のDATなどの記録再生装置、DAT、CDなどの
再生装置、DATなどの記録装置、DAT用テープなど
の再生媒体、およびデジタル・オーディオ・インタフェ
ースなどの伝送方式を用いたシステムでは、個人で楽し
むための録音の自由が認められているにもかかわらず、
コンパクトディスクやDATの音楽ソフトテープなどの
再生媒体は、デジタル信号の中にデジタルコピー禁止の
信号があるため、デジタル信号を直接コピーすることが
出来ず、DAT使用者には、音質が多少劣化するアナロ
グ信号による録音を強いることになる。従って、デジタ
ル信号を記録するDATの長所を生かしきることが出来
ないという問題を有していた。
【0010】一方、一度アナログコピーしたDAT用の
テープは、メインIDのID6が“00”と記録される
ため、以降は無限にデジタルコピーが可能となり、コン
パクトディスクやDATの音楽ソフトテープは、アナロ
グコピー時、多少音質が劣化するものの、以降はデジタ
ルコピーにより音質劣化のない複製品を作ることができ
る。そのため、音楽などのソフトウェア産業に、非常に
大きな不利益をもたらす可能性があるという問題を有し
ていた。
【0011】すなわち、従来のDATなどの記録再生装
置、DAT、CDなどの再生装置、DATなどの記録装
置、DAT用テープなどの再生媒体、およびデジタル・
オーディオ・インタフェースなどの伝送方式を用いたシ
ステムは、チャネルステータス信号のビット2の1ビッ
トのみによりデジタルコピーの可否を判別していたた
め、コンパクトディスクやDATの音楽ソフトテープは
デジタル信号によるコピーが一度もできず、アナログ信
号によるコピーを経たものは以後デジタルコピーによ
り、内容に変わりがないものを無限に録音できるという
問題を有していた。
【0012】本発明は上記問題点に鑑み、コンパクトデ
ィスクやDATの音楽テープをマスタとし、このマスタ
をもとにして、DATによりコピーすることにより子テ
ープを作成し、またこの子テープをもとにして、孫テー
プを作成するといったコピーの世代数を制限してデジタ
ルコピーが可能であり、デジタルコピーされたDATテ
ープからは、所定の世代数を越えた場合に、以降のデジ
タルコピーが禁止されるようにするとともに、アナログ
コピーされたDATのテープでも、このテープをもとに
したデジタルコピーの可能な世代数を制限するDATな
どの記録再生装置、DAT、CDなどの再生装置、DA
Tなどの記録装置、DAT用テープなどの再生媒体、お
よびデジタル・オーディオ・インタフェースなどの伝送
方式を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の記録再生装置は、再生媒体から、コピーして
も世代が不変となる「特定の世代」の再生媒体である
か、コピーをすると世代を更新する再生媒体であるか、
ある世代に到達し、以降のコピーができない再生媒体で
あるかを識別する媒体識別手段と、媒体識別手段から得
られた世代情報を、出力信号に変換する手段と、入力信
号から、コピーしても世代が不変となる「特定の世代」
の入力信号であるか、コピーをすると世代を更新して記
録する入力信号であるか、ある世代に到達し、以降のコ
ピーができない入力信号であるかを識別する入力識別手
段と、入力識別手段から得られた世代情報により、コピ
ーしても世代が不変となる「特定世代」の入力信号と、
コピーをすると世代を更新して記録する入力信号をコピ
ー可能とし、所定の世代に到達した入力信号をコピー不
可とするようコピーの可否を制御する記録制御手段と、
記録制御手段がコピー可能と判断した、コピーをすると
世代を更新して記録する入力信号は、再生媒体と異なる
更新した世代情報を記録媒体に記録し、コピーしても世
代が不変となる「特定の世代」の入力信号は、再生媒体
と同じ世代情報を記録する世代情報設定手段を備えたも
のである。
【0014】また、本発明の再生装置は、再生媒体か
ら、コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の再
生媒体であるか、コピーをすると世代を更新する再生媒
体であるか、ある世代に到達し、以降のコピーができな
い再生媒体であるかを識別する媒体識別手段と、媒体識
別手段から得られた世代情報を、出力信号に変換する手
段を備えたものである。
【0015】また、本発明の記録装置は、入力信号か
ら、コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の入
力信号であるか、コピーをすると世代を更新して記録す
る入力信号であるか、ある世代に到達し、以降のコピー
ができない入力信号であるかを識別する入力識別手段
と、入力識別手段から得られた世代情報により、コピー
しても世代が不変となる「特定世代」の入力信号と、コ
ピーをすると世代を更新して記録する入力信号をコピー
可能とし、所定の世代に到達した入力信号をコピー不可
とするようコピーの可否を制御する記録制御手段と、記
録制御手段がコピー可能と判断した、コピーをすると世
代を更新して記録する入力信号は、再生媒体と異なる更
新した世代情報を記録媒体に記録し、コピーしても世代
が不変となる「特定の世代」の入力信号は、再生媒体と
同じ世代情報を記録する世代情報設定手段備えたもので
ある。
【0016】また、本発明の再生媒体は、再生媒体に記
録された複数のビットの信号により、コピーしても世代
が不変となる「特定の世代」の世代であるか、コピーを
すると世代を更新する世代であるか、ある世代に到達
し、以降のコピーができない世代の信号であるかを示す
世代情報を含むものである。
【0017】また、本発明の伝送方式は、再生-記録機
器間で伝送されるデジタル信号の複数のビットの信号に
より、コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の
世代であるか、コピーをすると世代を更新する世代であ
るか、ある世代に到達し、以降のコピーができない世代
の信号であるかを示す世代情報を伝送するものである。
【0018】
【作用】本発明は上記した構成により、次のような作用
を有する。
【0019】請求項1の記録再生装置は、デジタルコピ
ーをするごとに、世代情報を更新して記録し、所定の世
代に達した場合デジタルコピーを禁止することにより、
デジタルコピーの世代数を制限することができる。ま
た、コンパクトディスクやDATの音楽ソフトテープを
デジタルコピーする場合、再生装置から出力される世代
情報は、記録装置がデジタルコピー可能と判別し、この
コンパクトディスクやDATの音楽ソフトテープをデジ
タルコピーした再生媒体を再生して出力された世代情報
を、記録装置がデジタルコピー禁止と判別するように制
御することにより、コンパクトディスクやDATの音楽
ソフトテープも、コピー世代数を制限してデジタルコピ
ーが可能になる。
【0020】請求項2の記録再生装置は、世代情報が得
られない入力信号を、コピーすると世代を更新して記録
する入力信号として処理するため、本記録再生装置で記
録した再生媒体のデジタルコピーの世代数を制限するこ
とができる。
【0021】請求項3の再生装置は、世代情報を出力す
ることにより、デジタルコピー時世代情報を更新して記
録したり、デジタルコピーのできない所定世代と判別し
てデジタルコピーを禁止する記録装置と組み合わせるこ
とによって、デジタルコピーの世代数を制限することが
できる。
【0022】請求項4の記録装置は、デジタルコピーを
するごとに、世代情報を更新して記録し、特定世代に達
した場合デジタルコピーを禁止することにより、世代情
報を出力する再生装置と組み合わせることによって、デ
ジタルコピーの世代数を制限することができる。
【0023】請求項5の記録装置は、世代情報が得られ
ない入力信号を、コピーすると世代を更新して記録する
入力信号として処理するため、本記録装置で記録した再
生媒体を、世代情報を出力する再生装置と組み合わせて
デジタルコピーをしようとした場合、デジタルコピーデ
ジタルコピーの世代数を制限することができる。
【0024】請求項6の再生媒体は、記録された複数の
ビットの信号により、コピーをすると世代を更新する世
代の信号であるか、所定世代に到達し以降のコピーがで
きない世代の信号であるかを示す世代情報を含むことに
より、この世代情報を出力する再生装置と、世代情報を
判別して、デジタルコピーをするごとに、世代情報を更
新して記録し、特定世代に達した場合デジタルコピーを
禁止する記録装置と組み合わせることによって、デジタ
ルコピーの世代数を制限することができる。
【0025】請求項7の伝送方式は、再生媒体に記録さ
れたコピーをすると世代を更新する世代の信号である
か、特定世代に到達し以降のコピーができない世代の信
号であるかを示す世代情報を、再生装置から記録装置に
伝送することにより、記録装置が世代情報を判別して、
デジタルコピーをするごとに世代情報を更新して記録
し、所定世代に達した場合デジタルコピーを禁止するこ
とによって、デジタルコピーの世代数を制限することが
できる。
【0026】
【実施例】以下本発明の記録再生装置、再生装置、記録
装置、再生媒体、および伝送方式の一実施例について、
DATを中心とするオーディオシステムを例に、図面を
参照しながら詳細に説明する。
【0027】図1は本発明の一実施例におけるDATの
ブロック図である。図1において、1はアナログ入力端
子、2はADコンバータ、3はデジタル入力端子、4は
本発明の一実施例の伝送方式に従って、デジタル入力端
子に入力されたデジタル信号を復調するデジタル入力デ
コーダ、5はADコンバータ2の出力信号かデジタル入
力デコーダ4の出力信号かを選択する選択スイッチ、6
はデジタル信号を時間的な並びを入れ替えるインタリー
ブ処理、誤り訂正符号の付加、後述するサブコードエン
コーダ13の出力信号の付加などを行う記録信号処理回
路、7は記録アンプ、8は記録ヘッド、9は本発明の一
実施例の再生媒体である磁気テープである。10はデジ
タル入力デコーダ4の出力信号のチャネルステータスの
ビット2が“0”か否かを判別するコピー禁止ビット判
別部である。11は、図4の(c)に示すカテゴリコー
ドが、例えば一般にDATからの信号であることを示す
信号であるか、DATからの信号であるがコピー禁止ビ
ットの有無にかかわらずデジタルコピーを可能にするた
めのカテゴリコード(以下DAT−Cと記す)である
か、DAT以外のカテゴリからの信号であることを示す
その他のコードであるかを判別するカテゴリコード判別
部である。12は、デジタルコピーの場合はコピー禁止
ビット判別部10の出力信号と、カテゴリコード判別部
11の出力信号から、図5(c)に示すメインID6
が、例えば表1に示すように得られ、アナログコピーの
場合はID6は“01”となるコピー制御信号発生部で
ある。
【0028】
【表1】
【0029】13はID6を含むサブコードを作成する
サブコードエンコーダである。14は録音スイッチ、再
生スイッチや、アナログ入力端子1に入力された信号を
録音するか、デジタル入力端子3に入力された信号をコ
ピーするかを切り換える入力切換スイッチを含む操作ス
イッチ、15は前記入力切換スイッチに応じて選択スイ
ッチ5を制御し、アナログコピーの場合はID6を“0
1”となるように制御する入力設定部である。16はコ
ピー禁止ビット判別部10がコピー禁止ビットを検出
し、カテゴリコード判別部11がDATのカテゴリコー
ドを検出したとき、録音を禁止するよう記録信号処理回
路6を制御する録音禁止設定部である。28は再生ヘッ
ドで、17は再生アンプであり、18はデジタル信号の
誤り訂正や時間的な並びを元に戻すディインタリーブ処
理などを行う再生信号処理回路、19はDAコンバー
タ、20はアナログ出力端子である。21はメインID
などの信号を得るサブコードデコーダ、22は、例えば
表2に示すように、サブコードデコーダ21の出力信号
であるID6から、チャネルステータス信号のビット2
及びカテゴリコード得るデジタルコピー制御信号判別部
である。
【0030】
【表2】
【0031】29はコピー制御信号判別部22がコピー
禁止ビットありと判別した場合、チャネルステータスの
ビット2を“0”となるように、その他の場合は“1”
となるように設定するコピー禁止ビット設定部である。
30はコピー制御信号発生部22がDATと出力した場
合は“11000000”を、DAT−Cと出力した場
合は対応する8ビットのカテゴリコードを設定するカテ
ゴリコード設定部である。23はコピー禁止ビット設定
部29とカテゴリコード設定部30の出力信号を含むチ
ャネルステータスエンコーダである。25は再生信号処
理回路18の出力信号やチャネルステータスエンコーダ
23の出力信号などから、図4(a)、(b)に示すデジタ
ル出力信号を得るデジタル出力エンコーダ、26はデジ
タル出力端子である。27はコピー制御信号発生部1
2、入力設定部15、録音禁止設定部16、コピー制御
信号判別部22、コピー禁止ビット設定部29、カテゴ
リコード設定部30などを含めてなるシステムコントロ
ーラであり、例えばマイクロコンピュータで構成されて
いる。
【0032】以上のように構成されたDATを中心に、
本発明の記録再生装置、再生装置、記録装置、再生媒
体、および伝送方式の一実施例について、以下図面及び
表を用いて、その動作について説明する。図2はシステ
ムコントローラ27の処理の一部を示すフローチャート
である。
【0033】まずコンパクトディスクをデジタルコピー
する場合、録音側DATのデジタル入力端子3には図4
(a)、(b)に示す信号を入力して、操作スイッチ14の
入力切換スイッチをデジタルコピーに設定し、録音スイ
ッチを押すと、システムコントローラ27は、図2の判
断ステップ36において、録音スイッチが押されている
ことを判別して判断ステップ37に至る。判断ステップ
37において、デジタルコピーを設定していることを判
別して処理ステップ38に至り、入力設定部15は、選
択スイッチ5にデジタル入力デコーダ4に出力信号を記
録信号処理回路6に入力するように設定して判断ステッ
プ39に至る。判断ステップ39において、コピー禁止
ビット判別部10はデジタル入力デコーダ10の出力信
号を入力し、チャネルステータス信号のビット2をチェ
ックする。コンパクトディスクやDATのソフトテープ
を再生したときのビット2は、デジタルコピー禁止を示
す信号、すなわち“0”であるため、コピー禁止ビット
ありと判別して判断ステップ40に至る。判別ステップ
40において、カテゴリ判別部11はデジタル入力デコ
ーダ4の出力信号を入力し、チャネルステータスのビッ
ト8からビット15をチェックし、コンパクトディスク
であることを判別するため、処理ステップ42に至る。
処理ステップ42において、コピー制御信号発生部12
は、表1からID6が“10”となる信号をサブコード
エンコーダ13に出力する。それから処理ステップ53
において、システムコントローラ27は録音モードを設
定する。ID6を含むサブコードエンコーダ13の出力
信号と選択スイッチ5の出力信号は、記録信号処理回路
6、記録アンプ7を経て記録ヘッド8により磁気テープ
9に記録される。従って、コンパクトディスクであって
もデジタルコピーが可能になる。
【0034】次にコンパクトディスクやDATのソフト
テープをデジタルコピーしたテープをDATで再生し、
再生したデジタル出力信号を、他のDATでデジタルコ
ピーしようとした場合について説明する。
【0035】再生側DATの操作スイッチ14内の再生
スイッチを押すと、システムコントローラ27は判別ス
テップ46において、再生スイッチが押されたことを認
識して、磁気テープ9に記録された信号を再生ヘッド2
8が再生し、再生アンプ17、再生信号処理回路18を
経てオーディオ信号のデジタル信号をDAコンバータ1
9とデジタル出力エンコーダ25に入力し、サブコード
信号はサブコードデコーダ21を経て、コピー制御信号
判別部22に入力される。判断ステップ47において、
コピー制御信号判別部22は、ID6が“10”である
ことを判別して処理ステップ48に至り、表2に従っ
て、コピー禁止ビット設定部29はチャネルステータス
信号のビット2を“0”となるようにチャネルステータ
スエンコーダ23に指令を出力する。次に判断ステップ
49に至り、ID6が“10”であるため処理ステップ
52に至り、カテゴリコード設定部30はチャネルステ
ータスエンコーダにDATであることを示す“1100
0000”となるコードを設定するように指令を出力す
る。チャネルステータスエンコーダ23は図4(c)に示
す信号を作成する。続いて処理ステップ54において、
デジタル出力エンコーダ25は、チャネルステータスエ
ンコーダ23と再生信号処理回路18の出力信号から、
図4(a)、(b)に示すデジタル信号を得て、デジタル出
力端子26から出力する。この信号を録音側DATのデ
ジタル入力端子3に接続してデジタルコピーしようとす
ると、録音側DATのシステムコントローラ27の判断
ステップ39において、コピー禁止ビット判別部10は
コピー禁止ビットありと判別し、判断ステップ40にお
いて、カテゴリコード判別部11はDATであることを
判別する。従って、処理ステップ41において、表1に
示すようにデジタルコピー禁止と判別し、録音禁止設定
部16は例えば記録信号処理回路6から記録アンプ7へ
出力する信号を遮断するなどして録音を禁止する。従っ
て、コンパクトディスクの信号を一度デジタルコピーし
たテープをもとにしてDATにより再びデジタルコピー
はできない。
【0036】以上はコンパクトディスクを例に説明した
が、コピー禁止ビットを含む信号であれば、他のカテゴ
リからのデジタルコピーであっても同様となる。
【0037】次にBSチューナのようにコピー禁止ビッ
トを含まない信号を録音し、このテープをデジタルコピ
ーする場合について、先に説明したコンパクトディスク
の信号をデジタルコピーする場合と異なる点についての
み説明する。
【0038】デジタル入力端子3にBSチューナのデジ
タル出力信号を入力すると、判断ステップ39におい
て、コピー禁止ビット判別部10はチャネルステータス
のビット2が“1”すなわちコピー禁止ビットなしと判
別し、処理ステップ43に至る。処理ステップ43にお
いて、コピー制御信号発生部12は、ID6が“00”
となる信号をサブコードエンコーダ13に出力する。こ
のようにしてBSチューナからデジタルコピーしたテー
プをDATで再生し、再生されたデジタル出力信号を、
他のDATでデジタルコピーする場合、再生信号のID
6が“00”であるため、判断ステップ47においてコ
ピー制御信号判別部22は、コピー禁止ビット設定部2
9にコピー禁止ビットをふさないように指令を出力し、
カテゴリコード設定部30にDATを示すカテゴリコー
ドを出力するように指令を出力する。処理ステップ51
において、コピー禁止ビット設定部29はチャネルステ
ータスエンコーダ23に、チャネルステータスのビット
2が“1”となるように指令を出力する。このように再
生されたデジタル出力端子26からの信号を、他のDA
Tのデジタル入力端子3に接続してデジタルコピーしよ
うとすると、コピー禁止ビットを含まないため、デジタ
ルコピーが可能となり、以降同様に多世代にわたるデジ
タルコピーが可能になる。
【0039】次にアナログ入力端子1から入力された信
号をアナログコピーし、このテープをデジタルコピーす
る場合について説明する。
【0040】録音側DATの操作スイッチ14の入力切
換スイッチをアナログコピーに設定して録音スイッチを
押すと、システムコントローラ27の判断ステップ36
において、録音スイッチ7が押されていることを判別し
て判別ステップ37に至る。判別ステップ37におい
て、アナログコピーを判別すると、処理ステップにおい
て、アナログ入力端子1に入力され、ADコンバータ2
によりデジタル信号に変換した信号が選択スイッチ5に
入力される。入力設定部15は、選択スイッチ5にAD
コンバータ2の出力を選択するように制御するととも
に、処理ステップ45において、コピー制御信号発生部
12にID6が“00”となるように制御信号を出力す
る。次に処理ステップ53において、ID6を含むサブ
コード信号と選択スイッチ5の出力信号が磁気テープ9
に記録されアナログコピーがなされる。こうして録音さ
れたテープを第1世代のテープとする。
【0041】第1世代のテープをもとにデジタルコピー
して第2世代のテープを作る場合、第1世代のテープを
再生すると、再生側DATのシステムコントローラ27
の処理ステップ46において、再生スイッチが押された
ことを認識して、磁気テープ9に記録された信号を再生
ヘッド28が再生し、再生アンプ17、再生信号処理回
路18を経てオーディオ信号のデジタル信号をDAコン
バータ19とデジタルへ出力エンコーダ25に入力し、
サブコード信号はサブコードデコーダ21を経て、コピ
ー制御信号判別部22に入力される。判断ステップ47
において、コピー制御信号判別部22は、ID6が“0
1”であることを判別し、処理ステップ48におい
て、、表2からコピー禁止ビット設定部29にコピー禁
止ビットを付加するように指令を出力し、判断ステップ
49において、コピー制御信号判別部22カテゴリコー
ド設定部30に、DAT−Cに対応したカテゴリコード
を出力するように指令を出力する。カテゴリコード設定
部30はチャネルステータスエンコーダ23に、コピー
禁止ビットの有無にかかわらずデジタルコピーが可能で
あることを示す8ビットのカテゴリコードを出力するよ
うに指令を出力する。そして、チャネルステータスエン
コーダ23は図4(c)に示す信号を得る。続いて処理
ステップ54において、デジタル出力エンコーダ25
は、チャネルステータスエンコーダ23と再生信号処理
回路18の出力回路から、図4(a),(b)に示すデ
ジタル信号を得て、デジタル出力端子26から出力す
る。この信号を含むデジタル出力端子26からの信号を
他のDATでデジタルコピーすると、録音側DATのシ
ステムコントローラ27の判断ステップ37において、
デジタルコピーを設定していることを判別して、処理ス
テップ38に至り入力設定部15は、選択スイッチ5に
デジタル入力デコーダ4の出力信号を記録信号処理回路
6に入力するように設定して判断ステップ39に至る。
判断ステップ39において、コピー禁止ビット判別部1
0はデジタル入力デコーダ4の出力信号を入力し、チャ
ネルステータス信号のビット2をチェックする。第1世
代のテープを再生したときのビット2は、“0”である
ため、コピー禁止ビットありと判別して、判断ステップ
40に至る。判別ステップ40において、カテゴリコー
ド判別部11はデジタル入力デコーダ4の出力信号を入
力し、チャネルステータスのビット8からビット15を
チェックし、DAT−Cであることを判別して処理ステ
ップ42に至り、コピー制御信号発生部12は表1から
ID6が“10”となるように設定する。こうしてデジ
タルコピーされたテープを第2世代のテープとする。
【0042】同様に第2世代のテープをもとにデジタル
コピーして第3世代のテープを作る場合、第2世代のテ
ープを再生すると、再生側DATのコピー制御信号判別
部22は、ID6が“10”であることを判別して処理
ステップ48に至り、コピー禁止ビット設定部29はチ
ャネルステータス信号のビット2が“0”となるようチ
ャネルステータスエンコーダ23に指令を出力する。次
に判断ステップ49に至り、ID6が“10”であるた
め処理ステップ52に至り、カテゴリコード設定部30
はチャネルステータスエンコーダ23に、DATである
ことを示す“11000000”となるコードを設定す
るように指令を出力する。そしてチャネルステータスエ
ンコーダ23は図4(c)に示す信号を得る。続いて処
理ステップ54において、デジタル出力デコーダ25
は、チャネルステータスエンコーダ23と再生信号処理
回路18の出力信号から、図4(a),(b)に示すデ
ジタル信号を得て、デジタル出力端子26から出力す
る。このデジタル出力端子26からの信号を、録音側D
ATのデジタル入力端子3に入力してデジタルコピーし
ようとすると、システムコントローラ27の判断ステッ
プ39において、コピー禁止ビット判別部10はコピー
禁止ビットありと判別し、判断ステップ40において、
カテゴリコード判別部11はDATであることを判別す
る。処理ステップ41に至り、ここで、表1に示すよう
にデジタルコピー禁止と判別する。その結果、録音禁止
設定部16は、例えば記録信号処理回路6から記録アン
プ7へ出力する信号を遮断するなどして録音を禁止す
る。従って、デジタルコピーによる第3世代のテープは
できない。
【0043】以上のように、DAT間を接続する伝送方
式は、デジタル信号のチャネルステータス信号の複数の
ビットからなる信号により、コピーの世代情報を伝送す
ることができる。すなわち、コピー禁止ビットとカテゴ
リコードの組み合わせにより、例えば、コピー禁止ビッ
トを含まない“コピーしても世代が不変となる「特定の
世代」の世代”、コピー禁止ビットと著作物等の再生機
器を示すカテゴリコードの組み合わせによる“コピーを
すると世代を更新する世代”コピー禁止ビットと記録再
生機器を示すカテゴリコードの組み合わせによる“ある
世代に到達し、以降のコピーができない世代”を伝送す
ることができる。
【0044】また、記録装置または記録再生装置である
DATは、デジタル入力信号の世代情報から、入力識別
手段であるコピー禁止ビット判別部とカテゴリコード判
別部が、“コピーしても世代が不変となる「特定の世
代」の入力信号”か、“コピーをすると世代を更新して
記録する入力信号”か、“ある世代に到達し、以降のコ
ピーができない入力信号”であるかを識別し、入力識別
手段から得られた世代情報により、記録の可否を制御す
る手段である録音禁止設定部は、“コピーしても世代が
不変となる「特定の世代」の入力信号”と、“コピーを
すると世代を更新して記録する入力信号”を記録可能と
し、“ある世代に到達し、以降のコピーができない入力
信号”を記録不可とする。記録可能な信号は、世代情報
設定手段であるコピー制御信号発生部は、コピーしても
世代が不変となる「特定の世代」の入力信号を、再生媒
体と同じ世代情報を示すID6を記録し、コピーをする
と世代を更新して記録する入力信号は、再生媒体と異な
る、更新した世代情報を示すID6を記録する。
【0045】したがって、再生媒体であるテープには、
2ビットの世代情報がID6として記録されることにな
り、“コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の
世代”か、“コピーをすると世代を更新する世代”か、
“ある世代に到達し、以降のコピーができない世代”の
いずれかの世代情報を伝送することになる。
【0046】また、再生装置または記録再生装置である
DATの、媒体識別手段であるサブコードデコーダは、
再生されたコピー制御サブコード信号であるID6の値
から、“コピーしても世代が不変となる「特定の世代」
の再生媒体”か、“コピーをすると世代を更新する再生
媒体”か、“ある世代に到達し、以降のコピーができな
い再生媒体”であるかを識別し、媒体識別手段から得ら
れた世代情報を、出力信号に変換する手段であるコピー
禁止ビット設定部とカテゴリコード設定部は、ID6の
世代情報をチャネルステータス信号に変換して出力する
ことができる。
【0047】その結果、従来のように、1ビットの信号
で、コンパクトディスクやDATのソフトテープのデジ
タルコピーを禁止するのと異なり、コンパクトディスク
やDATのソフトテープであっても、コピーの世代数を
制限してデジタルコピーが可能となり、DAT使用者に
は、音質が多少劣化するアナログ信号による録音を強い
ることはない。
【0048】また、本実施例のように、世代情報を、従
来からのコピー制御信号であるチャネルステータス信号
のビット2であるコピー禁止ビットと、ビット8からビ
ット15までのカテゴリ・コードの組み合わせにより伝
送すれば、従来からあるコンパクトディスクなどのデジ
タル・オーディオ機器を変更する必要はない。
【0049】以上の説明では、2ビットのコピー制御信
号であるID6を世代情報として説明したが、DATの
サブコード信号領域には未定義部があり、図5(c)に示
すようにチャネルステータス信号も未使用部がある。従
って、コピー世代数などに応じてビット数を増した世代
情報を用いることも可能である。
【0050】また、アナログ信号のように、世代情報が
得られない入力信号については、コピーをすると世代を
更新して記録する入力信号と認識して、処理する記録世
代情報設定手段である入力設定部備えているため、一度
アナログ信号で記録した再生媒体は、以降のデジタルコ
ピーの世代数が制限され、コンパクトディスクやDAT
の音楽ソフトテープが、アナログコピー後のデジタルコ
ピーにより音質劣化の少ない複製品を無制限に作ること
ができなくなる。
【0051】なお、世代情報が得られない信号の例とし
て、CDプレーヤやDATのアナログ出力端子からの信
号をデジタル信号に変換してアナログコピーしたときの
場合におけるコピーの世代数の制限することについて説
明したが、外部機器としてのADコンバータを用いてア
ナログ信号をデジタル信号に変換し、そのデジタル信号
を直接DATのデジタル入力端子に入力してデジタルコ
ピーした場合において、一般にADコンバータの出力信
号にはコピー禁止ビットが付加されないため、CD等の
著作権を有するものからDATへの録音が可能となり、
以降のデジタルコピーは無制限に可能となるという、ア
ナログコピーと同様の問題が起こる。従って、外部機器
としてのADコンバータを用いてデジタルコピーした場
合は、すなわち、カテゴリコード判別部がADコンバー
タを示す信号を判別した場合、コピー制御サブコード信
号であるID6を、上述した実施例のアナログコピーと
同様に設定すれば、それ以降のデジタルコピーの世代数
を制限することができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明のDATなどの記録
再生装置、DAT、CDなどの再生装置、DATなどの
記録装置、DAT用テープなどの再生媒体、およびデジ
タル・オーディオ・インタフェースなどの伝送方式を用
いたシステムにおいては、複数のビットからなる世代情
報をデジタルコピーの可否条件とし、再生媒体に記録さ
れた世代情報を再生装置または記録再生装置が再生して
出力し、この世代情報を伝送方式が伝送し、記録装置ま
たは記録再生装置は、この世代情報を更新して記録する
か、特定世代に達した場合デジタルコピーを禁止するこ
とにより、次のような効果を有する。
【0053】コンパクトディスクやDATの音楽ソフト
テープなどの再生媒体であっても、デジタル信号を直接
コピーすることが可能であり、DAT使用者には、音質
が多少劣化するアナログ信号による録音を強いることは
ない。
【0054】また、一度アナログ信号で記録した再生媒
体は、以降のデジタルコピーの世代数が制限され、コン
パクトディスクやDATの音楽ソフトテープが、アナロ
グコピー後のデジタルコピーにより音質劣化の少ない複
製品を無制限に作ることができなくなる。そのため、音
楽などのソフトウェア産業に、非常に大きな不利益をも
たらす可能性が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるDATのブロック図
【図2】図1のシステムコントローラの処理を示すフロ
ーチャート
【図3】DATを中心とするオーディオ機器の接続図
【図4】デジタル・オーディオ・インタフェースの信号
フォーマットの要部を示すフォーマット図
【図5】DATの記録フォーマットの要部を示すフォー
マット図
【符号の説明】
3 デジタル入力端子 10 コピー禁止ビット判別部 11 カテゴリコード判別部 12 コピー制御信号発生部 13 サブコードエンコーダ 15 入力設定部 16 録音禁止設定部 21 サブコードデコーダ 22 コピー制御信号判別部 23 チャネルステータスエンコーダ 26 デジタル出力端子 27 システムコントローラ 29 コピー禁止ビット設定部 30 カテゴリコード設定部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の構成要素を含む記録再生装置: 1.入力信号から、次の3種類の世代情報を識別する入
    力識別手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の入
    力信号, b.コピーをすると世代を更新して記録する入力信号, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない入力信
    号, 2.入力識別手段から得られた世代情報により、次に示
    す条件により、入力信号の記録の可否を制御する手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の入
    力信号を記録可能とする, b.コピーをすると世代を更新して記録する入力信号を
    記録可能とする, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない入力信
    号を記録不可とする, 3.記録媒体に記録する世代情報を、次のように設定す
    る世代情報設定手段; a.入力信号がコピーしても世代が不変となる「特定の
    世代」の場合、入力信号と同じ世代情報を記録する, b.入力信号がコピーをすると世代を更新して記録でき
    る場合、入力信号と異なる、更新した世代情報を記録す
    る. 4.再生媒体から、次の3種類の世代情報を識別する媒
    体識別手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の再
    生媒体, b.コピーをすると世代を更新する再生媒体, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない再生媒
    体, 5.媒体識別手段から得られた世代情報を、出力信号に
    変換する手段,
  2. 【請求項2】以下の構成要素を含む記録再生装置: 1.入力信号から、次の3種類の世代情報を識別する入
    力識別手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の入
    力信号, b.コピーをすると世代を更新して記録する入力信号, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない入力信
    号, 2.入力識別手段から得られた世代情報により、次に示
    す条件により、入力信号の記録の可否を制御する手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の入
    力信号を記録可能とする, b.コピーをすると世代を更新して記録する入力信号を
    記録可能とする, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない入力信
    号を記録不可とする, 3.記録媒体に記録する世代情報を、次のように設定す
    る世代情報設定手段; a.入力信号がコピーしても世代が不変となる「特定の
    世代」の場合、入力信号と同じ世代情報を記録する, b.入力信号がコピーをすると世代を更新して記録でき
    る場合、入力信号と異なる、更新した世代情報を記録す
    る. 4.世代情報が得られない入力信号については、コピー
    をすると世代を更新して記録する入力信号と認識して、
    処理する記録世代情報設定手段. 5.再生媒体から、次の3種類の世代情報を識別する媒
    体識別手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の再
    生媒体, b.コピーをすると世代を更新する再生媒体, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない再生媒
    体, 6.媒体識別手段から得られた世代情報を、出力信号に
    変換する手段,
  3. 【請求項3】以下の構成要素を含む再生装置: 1.再生媒体から、次の3種類の世代を識別する媒体識
    別手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の再
    生媒体, b.コピーをすると世代を更新する再生媒体, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない再生媒
    体, 2.媒体識別手段から得られた世代情報を、出力信号に
    変換する手段.
  4. 【請求項4】以下の構成要素を含む記録装置: 1.入力信号から、次の3種類の世代情報を識別する入
    力識別手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の入
    力信号, b.コピーをすると世代を更新して記録する入力信号, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない入力信
    号, 2.入力識別手段から得られた世代情報により、次に示
    す条件により、入力信号の記録の可否を制御する手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の入
    力信号を記録可能とする, b.コピーをすると世代を更新して記録する入力信号を
    記録可能とする, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない入力信
    号を記録不可とする, 3.記録媒体に記録する世代情報を、次のように設定す
    る世代情報設定手段; a.入力信号がコピーしても世代が不変となる「特定の
    世代」の場合、入力信号と同じ世代情報を記録する, b.入力信号がコピーをすると世代を更新して記録でき
    る場合、入力信号と異なる、更新した世代情報を記録す
    る.
  5. 【請求項5】以下の構成要素を含む記録装置: 1.入力信号から、次の3種類の世代を識別する入力識
    別手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の入
    力信号, b.コピーをすると世代を更新して記録する入力信号, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない入力信
    号, 2.入力識別手段から得られた世代情報により、記録の
    可否を制御する手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の入
    力信号を記録可能とする, b.コピーをすると世代を更新して記録する入力信号を
    記録可能とする, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない入力信
    号を記録不可とする, 3.記録媒体に記録する世代情報設定手段; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の入
    力信号は、再生媒体と同じ世代情報を記録する, b.コピーをすると世代を更新して記録する入力信号
    は、再生媒体と異なる、更新した世代情報を記録する. 4.世代情報が得られない入力信号については、コピー
    をすると世代を更新して記録する入力信号と認識して、
    処理する記録世代情報設定手段.
  6. 【請求項6】複数のビットからなる、次の3種類の世代
    情報のうち1つを含む再生媒体; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の世
    代, b.コピーをすると世代を更新する世代, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない世代.
  7. 【請求項7】複数のビットにより、次の3種類の世代情
    報を伝送する伝送方式; a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の世
    代, b.コピーをすると世代を更新する世代, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない世代.
  8. 【請求項8】デジタル・インタフェース信号のコピー禁
    止ビットとカテゴリコードの組み合わせにより、次の3
    種類の世代情報を伝送する伝送方式. a.コピーしても世代が不変となる「特定の世代」の世
    代, b.コピーをすると世代を更新する世代, c.ある世代に到達し、以降のコピーができない世代.
  9. 【請求項9】請求項8記載記載の伝送方式は、デジタル
    ・オーディオ機器間を接続する、1サンプリング期間に
    2つのサブフレームから構成され、1サブフレームは、
    4ビットの同期アンブルと4ビットのオキジャリ信号と
    20ビットのオーディオデータと、チャネルステータ
    ス、ユーザデータ、チャネルステータス、パリティビッ
    ト各1ビットの32ビットからなるデジタル・オーディ
    オ・インタフェース信号の、チャネルステータス192
    フレームで一つの単位として伝送される、ビット0から
    ビット191からなるチャネルステータス信号の、
    “0”であるビット2のコピー禁止ビットと、ビット8
    からビット15までのカテゴリ・コードの組み合わせに
    より、世代情報を伝送することを特徴とする請求項8記
    載の伝送方式。
JP4259537A 1992-09-29 1992-09-29 記録再生装置、再生装置、記録装置、再生媒体、及び伝送方式 Expired - Lifetime JPH06105535B2 (ja)

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